JPH0662522B2 - アミンの脱アルキル方法 - Google Patents

アミンの脱アルキル方法

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JPH0662522B2
JPH0662522B2 JP61091967A JP9196786A JPH0662522B2 JP H0662522 B2 JPH0662522 B2 JP H0662522B2 JP 61091967 A JP61091967 A JP 61091967A JP 9196786 A JP9196786 A JP 9196786A JP H0662522 B2 JPH0662522 B2 JP H0662522B2
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ハロルド ミラー ウイリアム
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    • C07—ORGANIC CHEMISTRY
    • C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00—Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02—Phosphorus compounds
    • C07F9/28—Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38—Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)]
    • C07F9/3804—Phosphonic acids [RP(=O)(OH)2]; Thiophosphonic acids ; [RP(=X1)(X2H)2(X1, X2 are each independently O, S or Se)] not used, see subgroups
    • C07F9/3808—Acyclic saturated acids which can have further substituents on alkyl

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は置換されたアミンの脱アルキル方法に関するも
のであり、多種のアミンを含有する化学製品の製造に有
効である。
多くの有益なアミン基含有化合物の合成では、分子中の
他の官能基との反応や分子の他の部分の化学修飾を行な
う化学品との反応から、前記アミン基を保護することが
時として必要となる。このことは元のアミン基が容易に
再生されるアミン基の誘導体を調製することによりしば
しば行なわれうる。このような方法によるアミン基の保
護は過去には、カルバメート、アミド、イミン、エナミ
ン、N−ヘテロ原子誘導体の形成により行なわれて来
た。
本発明に特に関連のあるアミン基保護の別法は、アルキ
ル基の利用である。しかしながら保護のポイントは、そ
の基が容易に除去されうることである。窒素原子に対し
てα位にアリール基を有するアルアルキル基が還元的プ
ロセスによつて除去されうるが、アルキル基はN−C結
合の開裂を促進する他の官能基の含有を必要とするとい
うことが通説となつている。このことは、テイー・ダブ
リユー・グリーン(T.W.Greene)著「有機合成における
保護基(Protectice Groups in Organic Synthesis)」
[ウイリー アンド サンズ Wiley & Sons)社、19
81年版]で十分に論じられている。アミノ基の保護は
その第7章で論じられている。
アルキル基は概してほとんどの有機反応において極めて
不活性なので、アルキル基を利用する第1級アミンまた
は第2級アミンの保護は通常極めて効果的である。しか
しながらまた本質的に同一の理由で、除去することが全
く困難である。
置換または未置換アルキル基を第2級または第3級アミ
ンから除去し、各々相当する第1級または第2級アミン
を生成させる方法が今回発見された。
当然本発明の脱アルキル化方法は、アミンを保護してい
るアルキル基の除去ばかりでなく、その前駆物質がアル
キル置換アミン基を含んでいる前駆物質である、選択さ
れた第1級または第2級アミンの合成にも有効である。
本発明は、化学式 [式中、R1はアルカリ水溶液中でアミンの溶解性を高
める酸性基を含み、そして少なくとも1個の酸性−OH
基を含む基から選択され;R2は水素、メチル、ベンジ
ル、R1またはR3であるが但しR1、R2のいずれか
が−CH2COOHであれば他方は−CH2PO3H2
ではなく;そしてR3は化学式 (式中R4およびR5はそれぞれ別個に、水素、炭素数
1〜6のアルキル、アリールまたは置換されたアリール
であり;R6およびR7はR4、R5、ヒドロキシ、炭
素数1〜6のアルコキシ、アリールオキシ、ハロゲン、
−SH、炭素数1〜6のチオアルキル、−NHR8及び
(−NR8 2)(R8はそれぞれ炭素数1〜8のアルキ
ル基)であるかまたはR6が水素であればR7は化学
式:−NCH2COOH)2を有する基であり;そし
てR3とR2は窒素とともに複素環基を形成しうる)を
有する基から選択される] を有するアミンを、該アミン中に存在する酸性基を中和
するために必要とされる少なくとも化学量論量のアルカ
リ水溶液と250〜400℃の温度で反応させてR3基
が水素で置換された化合物を製造することからなる、第
1級または第2級アミン製造用脱アルキル化方法を提供
するものである。
本発明の反応は以下の通り図示される。
(式中、Mはアルカリ金属であり、Xはアミン中の遊離
酸性基の数に少なくとも対応する数であり、これによつ
てアルカリ溶液中での前記反応が保証される。) 通常、前記アミン中の各酸性基に対して1〜6モルのア
ルカリが使用される。好ましい反応ではこの比率が3:
2〜3:1である。
R3基は主としてβ位の炭素原子に少なくとも1個の水
素を含むアルキル基である。この基は所望により、上に
明記された種々の基で置換されていても良い。これら
は、本発明の脱アルキル化方法を妨害したり、競争反応
を起すような基であつてはならない。脱離された基(R
3)は通常、アルケンの形で遊離されてくる。エチル、
プロピル、イソプロピルのような最も単純なR3基の場
合、形成されるアルケンはガスであり、したがつて生成
物の単離に際して分離の問題は生じない。
前記の反応は水溶液中で起るので、反応物質中のR1ま
たはR2基の少なくとも1方が、前記アミンを水溶性に
するかまたはアルカリ性反応物質の存在下で水溶性誘導
体を与える酸性−OH基を保持することが不可欠であ
る。R1によつて表わされる好ましい基は、たとえば以
下のものを含む。
反応温度は250℃〜400℃であり、反応が水溶液中
で起こるので、該反応はこれらの温度で反応混合物水溶
液によつて発生する自らの圧力に耐えうるオートクレー
ブ中で行なわれることを前提とする。
最も一般的に使用されるアルカリは水酸化ナトリウムで
あるが、所望により容易に入手しうる水酸化カリウムも
使用される。他のアルカリ金属の水酸化物も使用され得
るが一般にコスト面ないし全般的な効果の点のいずれか
の理由で好ましくない。
本発明の方法はN−アルキル誘導体からアミノ酸を製造
する際に特に有効である。特に価値のあるアミノ酸(農
芸化学や薬学分野の化学品の中間体として役立つため)
には、グリシン、サルコシン、イミノ二酢酸(IDA)
が挙げられる。
下表は、本発明による数多くの反応により、同表に指定
されたアミノ酸を製造した結果を示すものである。いず
れの場合も反応温度は300℃でアルカリは水酸化ナト
リウムだつた。反応は以下の式によつて包括的に表わさ
れる。
アミンの他の有用な種類は、アミノメチルフオスフオン
酸(AMPA)とその誘導体のようなフオスフオン酸基
を含むものである。下表は、種々のN−アルキル誘導体
に本発明の方法を適用して下式のようにAMPAを製造
した例を示したものである。
1個を越えるアルキル基を除去すべき場合、塩基を化学
量論的に過剰量としたり、反応混合物の全希釈度を増加
させたりすることにより、さらによい結果が得られるこ
とが見い出されている。いかなる場合にも、2番目の除
去は、1番目に比較し著しく遅くなる。
以下は本発明の方法を詳述した実施例である。しかしな
がら本実施例は本発明の本質的な範囲にいかなる限定を
も加えるものではない。
実施例1 100mlのモネル合金製オートクレーブに、N−イソプ
ロピル−N−メチルグリシン5.0g(0.038モ
ル)、50%水酸化ナトリウム溶液6.0g(0.07
6モル)および溶液状とするための水9mlを導入した
後、容器を閉鎖し、上部空間にN2を数分間フラツシユ
注入した。次に反応器を密閉し、300℃で1時間加熱
した。この温度のため、内部圧は6.1×106N/M
2となつた。反応温度を300℃に6時間保持したとこ
ろ、プロペンが遊離した結果(プロペンであるという確
証は、上部空間のガスの質量分析によつて得られ
た。)、圧力が7.0×106N/M2に上昇した。加
熱期間終了後、反応容器を冷却し、余剰圧を解放し、反
応混合物を水で希釈した。分析用サンプルをHPLCに
よつて試験し、サルコシンの収量が2.38g(71
%)と決定された。反応混合物を濃塩酸6.3mlを添加
して中和し、イオン交換クロマトグラフイ(アンバーラ
イトCG−50樹脂)により精製し、理論量の51%の
サルコシンを得た。
実施例2 100mlのモネル合金製オートクレーブに、N−イソプ
ロピルイミノ二酢酸4.27g(24.4ミリモル)、
50%水酸化ナトリウム5.8g(73ミリモル)およ
び溶液状とするための水12mlを導入した。反応器を閉
鎖し、上部空間にN2をフラツシユ注入した後、反応器
を密閉し300℃に加熱した。容器が300℃に達した
時、内部圧が5.82×106N/M2となつた。30
0℃、3時間の加熱時間中、前記圧力が6.31×10
6N/M2に上昇した。反応器を冷却し、余剰圧を逃し
た後、反応混合物を塩酸73ミリモルで中和した。最級
生成物の溶液をHPLCで分析し、イミノ二酢酸2.0
7g(64%)と未反応基質0.66g(16%)を含
有することが判明した。
実施例3 100mlのモネル合金製オートクレーブに、N−(2−
ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸7.15g(40.3
ミリモル)50%水酸化ナトリウム溶液9.6g(12
1ミリモル)および溶液状とするための水12mlを加
え、反応器の上部空間にN2をフラツシユ注入した後、
反応器を密閉し、次いで300℃に加熱した。反応器が
この温度に達した時、内部圧が5.82×106N/M
2となつた。300℃、3時間の加熱期間中、前記圧力
が7.55×106N/M2に上昇した。反応器を冷却
し、余剰圧を解放した後、反応混合物を水10mlで希釈
した。前記反応混合物を濃塩酸10mlを添加し中和し
た。最級溶液のHPLCは、イミノ二酢酸が合計4.3
1g(80.4%)生成したことを示した。
実施例4 100mlのモネル合金製オートクレーブにN,N−ジエ
チルアミノメチルフオスフオン酸2.71g(16.2
ミリモル)、50%水酸化ナトリウム溶液6.45g
(81ミリモル)および溶液状とするための水10mlを
加え、反応器の上部空間にN2を数分間フラツシユ注入
した。次いで反応器を密閉し、1時間かけて325℃ま
で加熱した。この温度で内部圧が4.65×106N/
M2となつた。反応器を300℃で5時間保持したとこ
ろ、その間に容器内部の圧力は約7.69×106N/
M2まで増加した。前記容器を冷却し、余剰圧を解放し
た後、反応混合物を水10mlで希釈し、濃塩酸6.6ml
で中和し、蒸発乾固した。残渣を濃塩酸に溶解し、食塩
をろ別した。ろ液を蒸発処理して残つた油分をイオン交
換クロマトグラフイ(ダウエツクス50×8−400)
で精製した。唯一の主要なピークが単離された(1.4
3g)。NMRによりこれがアミノメチルフオスフオン
酸1.38g(76.6%)とN−エチルアミノメチル
フオスフオン酸0.05g(2.2%)からなることが
決定された。
実施例5 100mlのモネル合金製オートクレーブにN,N−ジイ
ソプロピルアミノメチルフオスフオン酸3.16g(1
6.2ミリモル)、50%水酸化ナトリウム溶液6.4
8g(81ミリモル)および溶液状とするための10ml
の水を加え、容器の上部空間にN2を数分間フラツシユ
注入した後、反応器を密閉した。容器を50分かけて3
25℃まで加熱し、この温度に更に25分保持した。3
25℃での加熱期間中、反応器の内部圧は6.58×1
06N/M2から6.80×106N/M2まで上昇し
た。系を冷却し、余剰圧を解放した後、反応混合物を水
で希釈した。溶液を濃塩酸6.7mlで中和し蒸発乾固し
た。残渣を濃塩酸に溶解し、食塩をろ別した。ろ液を蒸
発処理して残つた油分をイオン交換クロマトグラフイー
(ダウエツクス50×8−400)により精製し、唯一
の主要ピーク(2.4g)を得た。NMRによりこの物
質がN−イソプロピルアミノメチルフオスフオン酸2.
25g(90.6%)とアミノメチルフオスフオン酸
0.15g(8.4%)からなることが決定された。
本発明の方法によつて製造されたアミノ酸は、治療や植
物毒素への応用に関する幅広い化学領域における製品の
有効な中間体である。
たとえばイミノ二酢酸とアミノメチルフオスフオン酸は
それぞれ、極めて効果的な接触浸透性の除草剤(system
ic contact herbicide)中の有効成分であるN−フオス
フオノメチルグリシン製造の出発物質(もちろん両者は
異なつたプロセスにおいて用いられる)として使用され
る。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学式 〔式中、R1は−CH2COOHまたは−CH2PO3
    H2であり;R2は水素、メチル、R1またはR3であ
    るが、但しR1、R2の何れかが−CH2COOHであ
    れば他方は−CH2PO3H2ではなく;そしてR3は
    化学式 (式中、R4およびR5はそれぞれ別個に、水素または
    C1〜C6アルキルであり、R6およびR7はそれぞれ
    別個に、R4、R5またはヒドロキシ基から選ばれ、R
    6が水素であればR7は−N(CH2COOH)2であ
    り)を持つ基から選ばれ;またはR3とR2とは窒素と
    共に複素環基を形成し得る〕を有するアミンを、酸性基
    を中和するために必要とされる少なくとも化学量論量の
    アルカリ水溶液と250〜400℃の温度で反応させて
    R3が水素で置換された化合物を製造することを特徴と
    する、第1級または第2級アミン製造用脱アルキル化方
    法。
  2. 【請求項2】アルカリが水酸化ナトリウムである、特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】アミン中の酸性基に対するアルカリのモル
    比が1:1〜6:1である、特許請求の範囲第2項に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】前記温度が300℃〜400℃である、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】R3が炭素数2〜6のアルキル基である、
    特許請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】R1が−CH2COOHおよび−CH2P
    O3H2から選択される、特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
  7. 【請求項7】R1が−CH2PO3H2であり、R2が
    R3またはHである、特許請求の範囲第6項に記載の方
    法。
  8. 【請求項8】R1が−CH2COOHであり、R2がR
    3またはHである、特許請求の範囲第6項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】R3が炭素数2〜6のアルキル基であり、
    アミンを水酸化ナトリウム水溶液存在下300℃〜40
    0℃で加熱する、特許請求の範囲第6項に記載の方法。
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