JPH0662578B2 - 1−置換5−アミノピラゾールの製法 - Google Patents

1−置換5−アミノピラゾールの製法

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JPH0662578B2
JPH0662578B2 JP24087088A JP24087088A JPH0662578B2 JP H0662578 B2 JPH0662578 B2 JP H0662578B2 JP 24087088 A JP24087088 A JP 24087088A JP 24087088 A JP24087088 A JP 24087088A JP H0662578 B2 JPH0662578 B2 JP H0662578B2
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圭吾 西平
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、1−置換5−アミノピラゾールの製法に関す
る。
(従来の技術及びその問題点) 1−置換5−アミノピラゾールは、医薬、農薬等の合成
中間体として広く利用されている。
アミノピラゾール類の製法は、種々の方法が知られてい
るが、これらの方法を1−置換5−アミノピラゾールの
製造にそのまま適用すると、目的とする1−置換5−ア
ミノピラゾール以外に副生成物である1−置換3−アミ
ノピラゾールが多量に混在してしまう。
1−置換5−アミノピラゾールの製法としては、β−ジ
アルキルアミノアクリロニトリルとモノ置換ヒドラジン
とを反応させる方法が知られている(西独特許公開第21
41700号公報参照)。
しかしながら、この方法は、原料として用いるβ−ジア
ルキルアミノアクリロニトリルの供給が困難であり、収
率も充分なものとはいえない。
そこで、本発明者らは、容易に供給できる原料から、好
収率で目的物である1−置換5−アミノピラゾールを製
造できる1−置換5−アミノピラゾールの製法を見出す
べく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至っ
た。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段及び作用) 本発明は、 次式(I): ROCH=CHCN (I) (式中、Rは低級アルキル基を表す。) で示される3−アルコキシアクリロニトリルと 次式(II): RNHNH (II) (式中、Rは置換されていてもよい低級アルキル基又
はアリール基を表す。) で示されるモノ置換ヒドラジンとを反応させることを特
徴とする 次式(III): (式中、Rは前記と同義である。) で示される1−置換5−アミノピラゾールの製法に関す
るものである。
前記式(I)、(II)及び(III)において、R及び
で表される低級アルキル基は、炭素数1〜5のアル
キル基であり、例えばメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−
ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基等が挙げられ
る。また、Rで表される低級アルキル基は、不活性な
置換基で置換されていてもよく、かかる置換低級アルキ
ル基としては、例えばヒドロキシエチル基、クロロエチ
ル基、ニトロプロピル基等が挙げられる。
前記式(II)において、Rで表されるアリールは、不
活性な置換基で置換されていてもよいフェニル基であ
り、例えばフェニル基、トシル基、クロロフェニル基、
メトキシフェニル基、イソプロピルフェニル基、キシリ
ル基、ニトロフェニル基、シアノフェニル基等が挙げら
れる。
前記式(II)で示されるモノ置換ヒドラジンは、遊離の
もの、抱水ヒドラジン、鉱酸塩、例えば塩酸塩、硫酸
塩、硝酸塩、リン酸塩のいずれを用いてもよい。
モノ置換ヒドラジンの使用量は、3−アルコキシアクリ
ロニトリル1モルに対し、通常1モル以上、好ましくは
1〜5モルである。
本反応は、モノ置換ヒドラジンとして鉱酸塩以外を用い
る場合は、無溶媒でもよい。溶媒を用いる場合は、反応
に不活性な溶媒であれば、如何なるものを用いてもよ
い。かかる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、ブタノール、エチレングリコール
等のアルコール系溶媒;ジエチルエーテル、イソプロピ
ルエーテル、ジメトキシエタン、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン等のエーテル系溶媒;ベンゼン、トルエン、
キシレン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の炭
化水素系溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒;酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶
媒;並びにアセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジ
メチルホルムアミド及び水等が挙げられる。これらのう
ち、水、アルコール系溶媒、及びその混合溶媒が特に好
ましい。
モノ置換ヒドラジンとして鉱酸塩を用いる場合は、鉱酸
塩が不溶な溶媒は使用できない。従って、水性溶媒が好
ましい。
本発明において、反応は、塩基性領域(特にpH8以上)
で行うことが好ましい。反応を酸性領域で行うと副生成
物である1−置換3−アミノピラゾールが混在してしま
う。従って、モノ置換ヒドラジンとして鉱酸塩を用いる
場合は、鉱酸塩水溶液が酸性であるため、このまま用い
たのでは選択性が悪くなる。それゆえ、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリの水溶
液によって、鉱酸塩水溶液のpHを8以上に調整すること
が好ましい。
反応は、室温程度の温和な条件でも進行するが、加熱す
るか、反応により生成するアルコールを留分することに
より反応の進行を促進することができる。従って、反応
温度は、30〜100℃が好ましい。
反応終了後は、濃縮、抽出、蒸留、再結晶等の通常の分
離操作により、目的物を単離・生成することができる。
(発明の実施例) 以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳細に説明
するが、これらの実施例は本発明の範囲を何ら制限する
ものではない。
実施例1 冷却管、温度計を備えた300mlフラスコに3−メトキ
シアクリロニトリル33.2g、水136.5g及び3
5%抱水メチルヒドラジン63.1gを仕込み、撹拌
し、90℃まで徐々に昇温し、3時間還流した。その時
のpHは9であった。その液を冷却し、液体クロマトグラ
フィーにて分析したところ、1−メチル−5−アミノピ
ラゾール13.4%、1−メチル−3−アミノピラゾー
ル0.33%を含んでいた。
比較例1 実施例1の装置に3−メトキシアクリロニトリル33.
2g、水129.6g及びメチルヒドラジン硫酸塩70
gを仕込み、撹拌し、90℃まで徐々に昇温し、3時間
還流した。その時のpHは4であった。その液を冷却し、
液体クロマトグラフィーにて分析したところ、1−メチ
ル−5−アミノピラゾール10.5%、1−メチル−3
−アミノピラゾール4.5%を含んでいた。
実施例2 実施例1の装置に3−メトキシアクリロニトリル33.
2g、水218.8g及びフェニルヒドラジン51.8
gを仕込み、撹拌し、90〜100℃に昇温し、3時間
還流した。その時のpHは8.5であった。その液を冷却
し、液体クロマトグラフィーにて分析したところ、1−
フェニル−5−アミノピラゾール18.5%、1−フェ
ニル−3−アミノピラゾール0.55%を含んでいた。
実施例3 実施例1の装置に3−メトキシアクリロニトリル33.
2g、トルエン132g及び80%抱水2−ヒドロキシ
エチルヒドラジン44.1gを仕込み、撹拌し、90℃
まで徐々に昇温し、4時間還流した。その時のpHは9で
あった。その液を冷却し、液体クロマトグラフィーにて
分析したところ、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−
アミノピラゾール42.2gを含んでいた。また、1−
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノピラゾールは検
出されなかった。
実施例4 実施例1の装置に3−メトキシアクリロニトリル33.
2g、水132g及び80%抱水2−ヒドロキシエチル
ヒドラジン44.1gを仕込み、撹拌し、90℃まで徐
々に昇温し、3時間還流した。その時のpHは8.5であ
った。その液を冷却し、液体クロマトグラフィーにて分
析したところ、1−(2−ヒドロキシエチル)−5−ア
ミノピラゾール43.2gを含んでいた。また、1−
(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノピラゾールは検
出されなかった。
[発明の効果] 本発明によれば、容易に供給できる原料から、目的とす
る1−置換5−アミノピラゾールを選択的に製造するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次式(I): ROCH=CHCN (I) (式中、Rは低級アルキル基を表す。) で示される3−アルコキシアクリロニトリルと 次式(II): RNHNH (II) (式中、Rは置換されていてもよい低級アルキル基又
    はアリール基を表す。) で示されるモノ置換ヒドラジンとを反応させることを特
    徴とする 次式(III): (式中、Rは前記と同義である。) で示される1−置換5−アミノピラゾールの製法。
JP24087088A 1987-09-29 1988-09-28 1−置換5−アミノピラゾールの製法 Expired - Fee Related JPH0662578B2 (ja)

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