JPH0662643A - コンバインの脱穀制御装置 - Google Patents

コンバインの脱穀制御装置

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JPH0662643A
JPH0662643A JP21773692A JP21773692A JPH0662643A JP H0662643 A JPH0662643 A JP H0662643A JP 21773692 A JP21773692 A JP 21773692A JP 21773692 A JP21773692 A JP 21773692A JP H0662643 A JPH0662643 A JP H0662643A
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JP
Japan
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feed chain
grain culm
culm
threshing
speed
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Application number
JP21773692A
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English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刈取前処理部が機体横幅方向に位置変更自在
な場合において刈取穀稈の搬送装置から脱穀用のフィー
ドチェーンへの受渡しをミスなく行わせる。 【構成】 脱穀フィードチェーン15によって搬送され
る脱穀穀稈の搬送量を検出する検出手段S6,S8と、
扱胴24の回転数を変更する回転数変更手段Bと、フィ
ードチェーン15の搬送速度を変更する変速手段Fとが
設けられ、脱穀穀稈搬送量が大なるほどフィードチェー
ン搬送速度及び扱胴回転数が大となるように変速制御す
る制御手段Cが、刈取前処理部G1が機体横幅方向にお
いてフィードチェーン側の機体横側端部側位置に位置変
更され搬送装置8の穀稈搬送方向が機体前後方向に沿う
状態のときのみ変速制御を実行し、刈取前処理部G1が
機体中央側位置に位置変更され穀稈搬送方向が機体前後
方向に対して斜めに向く状態では変速制御を実行しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱穀フィードチェーン
によって搬送される脱穀穀稈の搬送量を検出する脱穀穀
稈搬送量検出手段と、前記フィードチェーンの搬送速度
を変更する変速手段と、前記脱穀穀稈搬送量検出手段の
情報に基づいて、脱穀穀稈搬送量が大なるほど前記フィ
ードチェーンの搬送速度が大となるように前記変速手段
の作動を制御する制御手段とが設けられたコンバインの
脱穀制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記コンバインの脱穀制御装置では、従
来、例えば圃場における穀稈の植立密度等が変動した場
合であっても、脱穀フィードチェーンによって搬送され
る脱穀穀稈の搬送量を正確に検出して脱穀制御をより適
正な条件の下で実行するために、フィードチェーンによ
って実際に扱室内に搬送される穀稈の層厚とその搬送速
度との情報(具体的には、層厚と搬送速度の積)に基づ
いて脱穀穀稈の搬送量を検出し、そして、例えば扱胴回
転数を一定にした条件下で、脱穀穀稈の搬送量が多くな
ればフィードチェーンの搬送速度を増速させて扱室内の
穀稈を速く排出させることにより、扱室内での揉み合い
作用が過大な場合に生じる脱ぷやササリ粒等の脱穀不良
を回避する一方、反対に脱穀穀稈の搬送量が少なくなれ
ばフィードチェーンの搬送速度を減速させて扱室内の穀
稈が不必要に速く排出されないようにすることにより、
前記揉み合い作用が過少な場合に生じる枝梗粒の単粒化
不足等の脱穀不良を回避させるようにしている。
【0003】ところで、コンバインによっては、中割作
業や回り刈り作業等の各種刈取作業を良好に行えるよう
にするために、圃場の植立穀稈を引起こし刈取る刈取前
処理部が、機体横幅方向に位置変更自在に構成されてい
るものがある。即ち、機体の左右両側に未刈穀稈が位置
する中割作業では、刈取前処理部を機体横幅方向の中央
側位置に移動させて左右両側の未刈穀稈の踏み付けを抑
制する一方、回り刈り作業では、刈取前処理部を機体横
幅方向の未刈側の機体横側端部側(こちらが前記フィー
ドチェーンが位置する側でもある)に位置させて未刈穀
稈と機体との間隔を広くすることによって、未刈穀稈の
踏み付けを回避し易くしながら能率良く刈取作業を行う
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来手段
によれば、図6に示すように、刈取前処理部G1が前記
機体横側端部側に位置したときには、刈取前処理部G1
からの刈取穀稈を前記フィードチェーン15へ搬送する
搬送装置8の穀稈搬送方向が機体前後方向に沿う状態に
なり、搬送装置8からフィードチェーン15への穀稈の
引渡し方向が直線状になるので、前述のようにフィード
チェーンの搬送速度が変速された場合においても、上記
穀稈引渡しが搬送ミスなく良好に行われるが、一方、刈
取前処理部が前記機体中央側に位置したときには、図5
に示すように、搬送装置の穀稈搬送方向が機体前後方向
に対して斜めに向いた状態になり、搬送装置からの穀稈
送出方向とフィードチェーンの穀稈受取方向がずれるの
で、フィードチェーンの搬送速度が変速された場合にお
いては、搬送装置からフィードチェーンへの搬送穀稈の
受け渡しが良好に行われないという不具合が生じる虞が
ある。特に、搬送装置等が車速に同調して変速されない
場合においては、フィードチェーンの搬送速度が車速の
変化に基づく刈取穀稈すなわち脱穀穀稈搬送量の変化に
応じて変速されるにもかかわらず、搬送装置等の搬送速
度が車速と関係なく所定速度に維持されるため、上記不
具合は顕著なものとなる。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、その目的は、脱穀用のフィードチェーンが穀
稈量に応じて変速制御され、且つ、刈取前処理部が機体
横幅方向に位置変更自在な場合において、刈取前処理部
から脱穀用のフィードチェーンへの刈取穀稈の受渡しを
ミスなく行えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のコンバインの脱
穀制御装置の第1の特徴構成は、穀稈を引起こし刈取る
刈取前処理部が、機体横幅方向において前記フィードチ
ェーンが位置する側の機体横側端部側位置と機体中央側
位置とに位置変更自在に設けられると共に、前記刈取前
処理部からの刈取穀稈を前記フィードチェーンへ搬送す
る搬送装置が、前記刈取前処理部の前記機体横側端部側
位置及び機体中央側位置夫々への位置変更に伴って、そ
の穀稈搬送方向を機体前後方向に沿わせる状態と機体前
後方向に対して斜めに向ける状態とに夫々変更するよう
に設けられ、前記制御手段は、前記搬送装置の穀稈搬送
方向が機体前後方向に沿う状態のときのみ、前記脱穀穀
稈搬送量検出手段の情報に基づく前記フィードチェーン
搬送速度の変速制御を実行するように構成されている点
にある。
【0007】又、第2の特徴構成は、第1の特徴構成に
加えて、前記扱胴の回転数を変更する回転数変更手段が
設けられ、前記制御手段は、前記搬送装置の穀稈搬送方
向が機体前後方向に沿う状態のときのみ、前記脱穀穀稈
搬送量検出手段の情報に基づいて、脱穀穀稈搬送量が大
なるほど前記扱胴の回転数が大となるように前記回転数
変更手段の作動を制御するように構成されている点にあ
る。
【0008】
【作用】本発明の第1の特徴構成によれば、刈取前処理
部がフィードチェーンが位置する側の機体横側端部側位
置に位置変更されて搬送装置の穀稈搬送方向が機体前後
方向に沿う状態となり、搬送装置からフィードチェーン
に向けて穀稈が直線状に搬送される状態のときには、脱
穀穀稈搬送量の増減に応じたフィードチェーン速度の変
速制御を実行する一方、刈取前処理部が機体中央側位置
に位置変更されて搬送装置の穀稈搬送方向が機体前後方
向に対して斜めに向いた状態となり、搬送装置からの穀
稈送出方向とフィードチェーンの穀稈受取方向がずれた
状態のときには、上記フィードチェーンの変速制御を実
行せず所定速度に維持する。
【0009】又、第2の特徴構成によれば、フィードチ
ェーン速度の変速制御のみならず、扱胴回転数の脱穀穀
稈搬送量の増減に応じた変更制御についても、刈取前処
理部が上記機体横側端部側位置に位置変更されたときに
はその変更制御を実行する一方、刈取前処理部が機体中
央側位置に位置変更されたときにはその変更制御を実行
せず所定回転数に維持する。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明の第1の特徴構成によれ
ば、フィードチェーン速度の脱穀穀稈搬送量に基づく変
速制御を極力実行して適正な脱穀処理を行いながらも、
刈取前処理部の機体横幅方向への位置変更に伴って穀稈
が直線的に搬送されないときには上記変速制御を中止し
てフィードチェーンへの刈取穀稈の搬送ミスを回避さ
せ、もって、良好な脱穀処理の実現と共に搬送穀稈の詰
まり等のトラブルのない信頼性に優れたコンバインの脱
穀制御装置を得ることができる。
【0011】又、第2の特徴構成によれば、上記フィー
ドチェーン速度の変速制御に加えて、扱胴回転数の脱穀
穀稈搬送量に基づく変更制御も併せて行うことによって
より適正な脱穀処理を行いながらも、刈取前処理部の機
体横幅方向への位置変更に伴ってフィードチェーンの変
速制御が中止されたときに同時に扱胴回転数の変更制御
も中止させることによってフィードチェーン速度と扱胴
回転数のバランスを維持し、もって、良好な脱穀処理の
実現と高信頼性の確保という第1の特徴構成の効果をよ
り一層高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図2及び図5に示すように、コンバイン
は、左右一対のクローラ走行装置1、脱穀装置2、及
び、運転席3を備えた機体Kの前部に、刈取部Gを上下
揺動可能に装着して構成されている。
【0014】前記刈取部Gは、植立穀稈を引起こし刈取
る刈取前処理部G1と、この刈取前処理部G1からの刈
取穀稈を前記脱穀用のフィードチェーン15へ搬送する
搬送装置としての縦搬送装置8とからなる。前記刈取前
処理部G1は、機体横幅方向に並置する分草具59、植
立穀稈の引き起こし装置4、引き起こされた植立穀稈の
株元を切断するバリカン型の刈刃5、刈り取られた刈取
穀稈を寄せ集めて後方へ搬送する補助搬送装置6などを
備えている。尚、図中、59Aは、分草具支持用フレー
ムである。そして、前記刈取前処理部G1を機体Kに連
結する筒状の刈取部支持フレーム42の根元部が、機体
Kの取付台47に枢支されて横軸芯P周りに上下揺動自
在に構成されると共に、刈取部支持フレーム42を昇降
操作する昇降用シリンダ48が設けられている。
【0015】前記縦搬送装置8は、図3にも示すよう
に、刈取穀稈の株元側を挟持搬送する挟持搬送装置8A
と、刈取穀稈の穂先側を係止搬送する係止搬送装置8B
と、穀稈案内板8Cとからなり、前記補助搬送装置6か
らの刈取穀稈を縦姿勢で機体後方に向けて搬送するとと
もに、搬送終端部にて横倒し姿勢に姿勢変更して前記フ
ィードチェーン15へ受け渡すように構成されている。
尚、図中、S0は縦搬送装置8の搬送始端部で刈取穀稈
の株元に接当して縦搬送装置8で搬送される穀稈の存否
を検出する株元センサである。説明を加えれば、刈取作
業中は刈取穀稈がこの株元センサS0に接当して株元セ
ンサS0がONする状態が継続することになり、刈取作
業が終了すると刈取穀稈の供給が途絶えるために穀稈が
株元センサS0に接当せず株元センサS0がOFF状態
となる。
【0016】又、前記縦搬送装置8の終端部の支持枠4
9が、前記刈取部支持フレーム42と同じ横軸芯P周り
で上下揺動自在に枢支されると共に、刈取部支持フレー
ム42と支持枠49との間に、扱深さ調節用の油圧シリ
ンダ43が介装されている。従って、縦搬送装置8は、
昇降用シリンダ48によって前記刈取前処理部G1と一
体的に昇降操作され、且つ、扱深さ調節のために単独で
昇降されるようになっている。即ち、扱深さ調節用の油
圧シリンダ43によって縦搬送装置8が横軸芯P周りに
上下揺動すると前記補助搬送装置6から供給される刈取
穀稈の支持位置が稈身方向に変更され、更にこの縦搬送
装置8から前記フィードチェーン15へ受け渡される刈
取穀稈の位置が稈身方向に変更され、前記脱穀装置2に
おける扱深さが変更調節されるのである。
【0017】図3に示すように、前記縦搬送装置8のフ
レームに兼用される逆U字状部材13に、縦搬送装置8
にて搬送される搬送穀稈の穂先位置を検出する一対の穂
先センサSa,Sbが、穀稈の稈身方向に間隔を隔てて
設けられ、そして、この一対の穂先センサSa,Sbの
設置箇所は、前記扱深さ調節箇所すなわち前記縦搬送装
置8の始端部よりも穀稈搬送方向下手側に設定されてい
る。前記一対の穂先センサSa,Sbの夫々は、穀稈と
の接触により搬送下手側に後退揺動するとともに搬送上
手側に復帰付勢されたセンサバー16と、そのセンサバ
ー16の後退揺動を検出するスイッチ利用の検出部17
とからなる。つまり、穀稈との接触によりセンサバー1
6が後退揺動して検出部17がON作動すれば穀稈有り
を検出し、検出部17がOFFであれば穀稈無しを検出
することになる。尚、詳述はしないが、上記一対の穂先
センサSa,Sbのうちの株元側のセンサSbのみが穀
稈有りを検出する状態を適正扱深さ状態として、その適
正扱深さ状態に維持するように、前記縦搬送装置8が前
記横軸芯P周りに上下揺動操作される。
【0018】前記刈取前処理部G1は、機体横幅方向に
おいて前記フィードチェーン15が位置する側(機体進
行方向に向かって左側)の機体横側端部側位置と機体中
央側位置とに位置変更自在に構成されている(図5及び
図6参照)。そして、この刈取前処理部G1の前記機体
横側端部側位置及び機体中央側位置夫々への位置変更に
伴って、前記縦搬送装置8が、その穀稈搬送方向を機体
前後方向に沿わせる状態と機体前後方向に対して斜めに
向ける状態とに夫々変更するように、縦搬送装置8が前
記支持枠49の長手方向に沿う軸芯周りで揺動自在に支
持枠49に連結される一方、前記刈取前処理部G1に前
記縦搬送装置8を係止する係止アーム60が付設される
と共に、縦搬送装置8には前記係止アーム60の係入用
長孔を備えた連結板61が付設されている(図2及び図
5参照)。
【0019】前記刈取前処理部G1を前記機体横側端部
側位置及び機体中央側位置夫々へ位置変更させる移動手
段Mについて説明すれば、図4に示すように、前記刈取
部支持フレーム42の先端部の刈取部取付枠42Aに、
前後一対の長尺状フレーム58A,58Bが機体左右方
向にスライド自在に支持され、それら長尺状フレーム5
8A,58Bに、3本の分草具支持フレーム59A,5
9B,59Cが取付けられている。尚、詳述はしない
が、前記分草具59、前記引き起こし装置4、前記刈刃
5、及び、前記補助搬送装置6の夫々は、上記長尺状フ
レーム58A,58Bや分草具支持フレーム59A,5
9B,59Cを支持部として利用しながら、所定姿勢で
取付けられている。
【0020】そして、刈取部位置調節用の電動モータ5
0にて正逆回転される螺旋溝付の回転軸51が、上記長
尺状フレーム58A,58Bに付設のブラケット52に
支持されると共に、上記回転軸51に嵌合するコマ部材
53が前記刈取部取付枠42Aに固着されている。そし
て、運転席3に設けられた刈取位置変更指示用の左スラ
イドスイッチSWa、又は右スライドスイッチSWb
(図1参照)の操作に基づいて前記電動モータ50が正
方向又は逆方向に回転すると、刈取前処理部G1の機体
左右位置が変更できるようになっている。又、前記刈取
部取付枠42Aには、刈取前処理部G1が機体横幅方向
において左側の左スライド位置PL (図6参照)及び右
側の右スライド位置PR (図5参照)の夫々に位置変更
されるときに、前記長尺状フレーム58Aに固着された
係止片が接当することによって夫々ON作動する刈取部
位置検出用の右リミットスイッチS1a及び左リミット
スイッチS1bの2個のリミットスイッチが取り付けら
れ、これによって、刈取前処理部G1の前記機体横側端
部側位置及び機体中央側位置の夫々の移動位置が設定さ
れるようになっている。
【0021】前記脱穀装置2は、図7に示すように、前
記フィードチェーン15によって機体前方から後方に向
かって挟持搬送される脱穀穀稈を扱き処理する扱胴24
が収納配置された扱室Aと、その扱室Aの下方に配置さ
れた受け網43と、その受け網43からの漏下処理物を
揺動選別する揺動選別板44と、その揺動選別板44に
対して選別風を送風する唐箕45と、前記扱室Aから送
出される藁屑に作用する回転式の拡散胴46と、脱穀装
置内部で発生した塵埃を機外に吸引排出する排塵用ファ
ン7と、前記揺動選別板44から穀粒を一番物として回
収する一番スクリュー28と、藁が混入した穀粒を二番
物として回収する二番スクリュー9と、その二番スクリ
ュー9で回収した二番物を前記揺動選別板44上に還元
するスロワー10とを備えている。尚、図中、11は前
記一番スクリュー28の上方に配置されたグレンシー
ブ、12はそのグレンシーブ11の上方に位置するチャ
フシーブである。
【0022】図7及び図8に示すように、前記フィード
チェーン15の上部には、搬送される穀稈を下方側に押
圧してフィードチェーン15とで挟持するレール機構2
6が設けられている。即ち、枢支軸Qにて搬送方向に連
結された複数の押圧部材26a,26bがコイルバネ2
6cにて各別に下方側に弾性付勢されている。そして、
前から一番目の押圧部材26aと二番目の押圧部材26
bとの枢支軸Qの上方への変位を検出するために、ポテ
ンショメータ利用の稈厚センサS8が設けられている。
この稈厚センサS8はフィードチェーン15とレール機
構26との間に挟持される穀稈の厚さを検出するもので
あり、この稈厚センサS8によって検出される穀稈の厚
さと、後述のフィードチェーンセンサS6(図9参照)
によって検出されるフィードチェーン15の搬送速度と
の情報に基づいて、具体的には両検出量の積にフィード
チェーン15によって搬送される脱穀穀稈の搬送量が比
例するので、この稈厚センサS8とフィードチェーンセ
ンサS6とによって、フィードチェーン15によって搬
送される脱穀穀稈の搬送量を検出する脱穀穀稈搬送量検
出手段が構成されることになる。
【0023】次に、コンバインの動力伝動系について説
明する。図9に示すように、エンジンEの駆動力はベル
ト伝動装置を介して走行用の無段変速装置19に伝えら
れ、この無段変速装置19の変速後の出力がミッション
ケース18に伝動される。そして、そのミッションケー
ス18内の副変速装置Dを介して前記左右一対のクロー
ラ走行装置1を駆動するように構成されている。尚、詳
述はしないが、前記副変速装置Dは、運転席3に設けら
れた副変速レバー(図示しない)によって直進用の正転
動力を高中低の3段に変速できるようになっている。
又、前記副変速装置Dからの変速出力を左右一対のクロ
ーラ走行装置1へ伝動する機構については詳述しない
が、その途中箇所には、機体を旋回させるために左右一
対のクローラ走行装置1への動力を入り切り操作するた
めの走行クラッチが左右一対設けられている。又、前記
エンジンEの駆動力は、ベルト伝動装置を介した後、機
体前進時のみ前記刈取部Gが駆動されるように、ワンウ
ェイクラッチ27を介して前記刈取部Gに伝動されて刈
取部Gの各部を駆動するように構成されている。これに
より、前記縦搬送装置8がエンジンEの出力にて駆動さ
れ、その穀稈搬送速度がエンジン出力に従って変更調節
されることになる。
【0024】又、前記エンジンEの駆動力は、図9に示
すように、前記脱穀装置2の各部を駆動するように、エ
ンジンEから脱穀装置2への動力伝達を入り切り操作す
る脱穀クラッチ14を介した後、前記扱胴24の回転軸
24a、唐箕45の回転軸45a、一番スクリュー28
の夫々にベルト伝動装置及びギア伝動装置を介して伝え
られる。尚、前記脱穀クラッチ14には、それが入り状
態にあるか切り状態にあるかを検出する脱穀スイッチS
3が付設されている。又、前記エンジンEの出力軸には
その回転数を検出するエンジン回転数検出センサS4が
付設されている。又、前記一番スクリュー28に伝えら
れた前記エンジンEの駆動力は、前記拡散胴46の回転
軸46a、二番スクリュー9、揺動選別板44の回転軸
44aにその順序でベルト伝動される。尚、S5は二番
スクリュー9の回転数を検出するスクリュー回転数検出
センサである。
【0025】前記扱胴24の回転軸24aは、前記エン
ジンEの駆動力が伝動経路の途中に配された割りプーリ
式の第1変速装置20(ベルト無段変速装置)を介して
ベルト伝動され、その駆動力によって回転駆動される。
その第1変速装置20は、前記エンジンEの駆動力が伝
動される入力軸20aに取り付けられた入力プーリ20
bとその入力プーリ20bにベルト伝動される出力プー
リ20cとを備え、その出力プーリ20cが前記扱胴2
4の回転軸24aに取り付けられている。前記入力プー
リ20bは、割りプーリ式に構成されてそのプーリの厚
さ方向への移動に基づいてプーリ径の変更が行われるよ
うになっており、そのプーリ径の変更に基づいて、前記
扱胴24の回転数を変更すべく第1変速装置20の変速
操作が行われるようになっている。即ち、前記割りプー
リ式の第1変速装置20は、前記扱胴24の回転数を変
更する回転数変更手段Bとして機能する。かかる第1変
速装置20の変速操作に基づいて回転数が変更される前
記扱胴24の回転軸24aには、その回転数を検出する
扱胴回転数センサS2が付設されている。
【0026】前記排塵用ファン7は、前記拡散胴46の
回転軸46aから割りプーリ式の第2変速装置21(ベ
ルト無段変速装置)を介してベルト伝動される駆動力に
よって回転駆動されるようになっている。その第2変速
装置21は、前記拡散胴46の回転軸46aからギア伝
動される入力軸21aに取り付けられた入力プーリ21
bとその入力プーリ21bにベルト伝動される出力プー
リ21cとを備え、その出力プーリ21cが前記排塵用
ファン7の回転軸7aに取り付けられている。前記入力
プーリ21bと出力プーリ21cとは共に割りプーリ式
に構成され、一方の径を小から大に変更すると他方の径
が連動して大から小に変更されるようになっている。前
記第2変速装置21を経て前記排塵用ファン7に伝えら
れた駆動力は、ギア式の減速機構22及びクラッチ23
を介して前記フィードチェーン15の駆動スプロケット
15aに伝達されるようになっており、第2変速装置2
1が操作されると、前記排塵用ファン7と前記フィード
チェーン15とが連動して変速されるようになる。即
ち、前記割りプーリ式の第2変速装置21が、フィード
チェーン15の搬送速度を変更する変速手段Fとして機
能する。かかる第2変速装置21の変速操作に基づいて
搬送速度が変更される前記フィードチェーン15の駆動
スプロケット15aには、その回転数をフィードチェー
ン15の搬送速度を求めるために検出するフィードチェ
ーンセンサS6が付設されている。
【0027】図1に示すように、マイクロコンピュータ
利用の制御装置100が設けられ、その制御装置100
に、前記株元センサS0、前記刈取部位置検出用右リミ
ットスイッチS1a及び左リミットスイッチS1b、前
記扱胴回転数センサS2、前記脱穀スイッチS3、前記
エンジン回転数検出センサS4、前記スクリュー回転数
検出センサS5、前記フィードチェーンセンサS6、前
記左スライドスイッチSWa及び右スライドスイッチS
Wb、前記稈厚センサS8、及び前記一対の穂先センサ
Sa,Sbからの各信号が入力されるとともに、制御装
置100からは、前記第1及び第2変速装置20,2
1、前記刈取部位置調節用電動モータ50、及び警報装
置25に対する各駆動信号が出力されている。尚、前記
警報装置25は、前記運転席3に設けたブザーや点滅ラ
ンプからなる。
【0028】そして、前記制御装置100を利用して、
図10(イ)(ロ)に示すように、前記脱穀穀稈搬送量
検出手段すなわち前記フィードチェーンセンサS6及び
稈厚センサS8の情報に基づいて、脱穀穀稈搬送量が大
なるほど前記扱胴24の回転数を大とするように第1変
速装置20の作動を制御し、且つ、脱穀穀稈搬送量が大
なるほど前記フィードチェーン15の搬送速度を大とす
るように第2変速装置21の作動を制御する制御手段C
が構成されるとともに、その制御手段Cは、前記縦搬送
装置8の穀稈搬送方向が前記機体前後方向に沿う状態の
ときのみ、前記脱穀穀稈搬送量検出手段S6,S8の情
報に基づく前記扱胴24の回転数の変更制御並びに前記
脱穀穀稈搬送量検出手段S6,S8の情報に基づく前記
フィードチェーン15の搬送速度の変速制御を実行する
ように構成されている。
【0029】尚、前記第1変速装置20及び第2変速装
置21は、共に前述のごとくベルト無段変速装置にて構
成されているので、その変速操作は各プーリ20b,2
0c及び21b,21cが夫々回転しているという条件
下で起動させる必要がある。そこで、前記制御装置10
0は、前記第1変速装置20については、前記脱穀スイ
ッチS3がON状態で、且つ、前記エンジン回転数検出
センサS4によって検出したエンジンEの回転数が一定
以上になっていることを条件として、又、前記第2変速
装置21については、前記スクリュー回転数検出センサ
S5によって検出した前記二番スクリュー9の回転数が
一定以上になっていることを条件として、夫々変速操作
を行うようにしている。
【0030】次に、図11に示すフローチャートに基づ
いて、前記制御装置100の制御動作について説明す
る。尚、この制御動作は、所定時間間隔毎に割り込み処
理によって実行される。制御が起動されると、先ず、前
記左スライドスイッチSWa又は右スライドスイッチS
Wbの操作状態を検出し、いずれかが操作されたときに
は、その指示情報に基づいて前記のように前記電動モー
タ50を駆動して刈取前処理部G1を機体横幅方向の左
側又は右側スライド位置に移動させる。次に、前記脱穀
スイッチS3と前記株元センサS0が共にON状態であ
ることによって刈取作業状態にあることが確認された
ら、更に、前記刈取前処理部G1が前記フィードチェー
ン15が位置する側の機体横側端部側位置に位置してい
るかどうかを、前記右リミットスイッチS1aがON状
態で且つ前記左リミットスイッチS1bがOFF状態で
あることによって確認する。そして、この条件が成立し
ているとき(左側スライド位置)には、前記扱胴回転数
及びフィードチェーン速度夫々を脱穀穀稈搬送量に応じ
た適正回転数及び適正速度に維持すべく、前記第1変速
装置20及び第2変速装置21の変速制御を行う(図1
0参照)。一方、上記条件が成立していないとき(右側
スライド位置)には、前記扱胴回転数及びフィードチェ
ーン速度夫々を各変化範囲の中間位置つまり中速状態に
維持する。
【0031】〔別実施例〕上記実施例では、回転数変更
手段B及び変速手段Fとして割りプーリ式の変速装置2
0,21を採用したものを例示したが、これ以外のもの
として、例えばギア式の変速装置を採用することもでき
る。そして、ギア式の変速装置を採用した場合には、前
記扱胴24の回転数や前記フィードチェーン15の速度
を、無段階ではなく多段階に変更してもよい。
【0032】又、上記実施例では、脱穀フィードチェー
ン15によって搬送される脱穀穀稈の搬送量を検出する
脱穀穀稈搬送量検出手段S6,S8を、フィードチェー
ンセンサS6による速度情報と稈厚センサS8による穀
稈の厚さの情報に基づいて求めるものを例示したが、こ
れに限るものではない。
【0033】又、上記実施例では、搬送装置8の穀稈搬
送方向が機体前後方向に沿う状態のときのみ、脱穀穀稈
搬送量が大なるほどフィードチェーン15の速度及び扱
胴24の回転数を共に大とするように変速制御するもの
を例示したが、扱胴回転数の変更制御について、上記搬
送装置8の穀稈搬送方向によって変速制御を禁止するよ
うに構成することは必ずしも必要はなく、例えば、扱胴
回転数の変更制御については、搬送装置8の穀稈搬送方
向にかかわらず脱穀穀稈搬送量に応じた変更制御を常に
行うようにしてもよい。又、別の構成として、扱胴回転
数についての変速制御を行わずに、一定の扱胴回転数の
下でフィードチェーン速度のみを上記のように変更制御
するものでもよい。
【0034】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御構成のブロック図
【図2】コンバイン前部の側面図
【図3】搬送装置の正面図
【図4】刈取前処理部の位置変更機構の平面図
【図5】コンバインの平面図
【図6】左スライド位置でのコンバインの平面図
【図7】脱穀装置の概略縦断側面図
【図8】脱穀穀稈搬送量検出手段の側面図
【図9】コンバインの動力伝達系統を示す説明図
【図10】脱穀穀稈搬送量と扱胴回転数及びフィードチ
ェーン速度の関係を示すグラフ
【図11】制御作動のフローチャート
【符号の説明】
15 脱穀フィードチェーン S6,S8 脱穀穀稈搬送量検出手段 F 変速手段 C 制御手段 G1 刈取前処理部 8 搬送装置 24 扱胴 B 回転数変更手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀フィードチェーン(15)によって
    搬送される脱穀穀稈の搬送量を検出する脱穀穀稈搬送量
    検出手段(S6,S8)と、前記フィードチェーン(1
    5)の搬送速度を変更する変速手段(F)と、前記脱穀
    穀稈搬送量検出手段(S6,S8)の情報に基づいて、
    脱穀穀稈搬送量が大なるほど前記フィードチェーン(1
    5)の搬送速度が大となるように前記変速手段(F)の
    作動を制御する制御手段(C)とが設けられたコンバイ
    ンの脱穀制御装置であって、 穀稈を引起こし刈取る刈取前処理部(G1)が、機体横
    幅方向において前記フィードチェーン(15)が位置す
    る側の機体横側端部側位置と機体中央側位置とに位置変
    更自在に設けられると共に、前記刈取前処理部(G1)
    からの刈取穀稈を前記フィードチェーン(15)へ搬送
    する搬送装置(8)が、前記刈取前処理部(G1)の前
    記機体横側端部側位置及び機体中央側位置夫々への位置
    変更に伴って、その穀稈搬送方向を機体前後方向に沿わ
    せる状態と機体前後方向に対して斜めに向ける状態とに
    夫々変更するように設けられ、 前記制御手段(C)は、前記搬送装置(8)の穀稈搬送
    方向が機体前後方向に沿う状態のときのみ、前記脱穀穀
    稈搬送量検出手段(S6,S8)の情報に基づく前記フ
    ィードチェーン搬送速度の変速制御を実行するように構
    成されているコンバインの脱穀制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンバインの脱穀制御装
    置であって、 前記扱胴(24)の回転数を変更する回転数変更手段
    (B)が設けられ、 前記制御手段(C)は、前記搬送装置(8)の穀稈搬送
    方向が機体前後方向に沿う状態のときのみ、前記脱穀穀
    稈搬送量検出手段(S6,S8)の情報に基づいて、脱
    穀穀稈搬送量が大なるほど前記扱胴(24)の回転数が
    大となるように前記回転数変更手段(B)の作動を制御
    するように構成されているコンバインの脱穀制御装置。
JP21773692A 1992-08-17 1992-08-17 コンバインの脱穀制御装置 Pending JPH0662643A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074968A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Yanmar Co Ltd コンバイン

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