JPH066264B2 - 砥石の冷却水供給方法 - Google Patents

砥石の冷却水供給方法

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JPH066264B2
JPH066264B2 JP24368387A JP24368387A JPH066264B2 JP H066264 B2 JPH066264 B2 JP H066264B2 JP 24368387 A JP24368387 A JP 24368387A JP 24368387 A JP24368387 A JP 24368387A JP H066264 B2 JPH066264 B2 JP H066264B2
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water supply
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稔 山坂
政泰 藤沢
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、砥石の冷却水供給方法に係り、特に、高速回
転する砥石へ、冷却水を効率よく供給するに好適な冷却
水供給方法に関するものである。
[従来の技術] 従来の、砥石の冷却水供給方法は、フランジで挟持した
砥石の側面もしくは端面へ、冷却水を噴射するものであ
った。そして、前記フランジは、たとえば、竹中規雄編
「研削砥石の使用法と選択」(昭和46年5月30日、
誠文堂新光社発行)第82頁に記載のように、フランジ
内側の砥石押え面から外側へ向けて、フランジ径が連続
的に変化するもの、あるいはフランジ径が一定のもので
あった。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術は、砥石の高速回転時に、冷却水を砥石へ
有効に供給する点については配慮がなされていなかっ
た。以下、このことを、図面を用いて説明する。
第7図は、従来の、砥石の冷却水供給方法を説明するた
めのものであり、高速回転する砥石における冷却水の流
れ状態を示す平面図である。
図において、18は砥石軸、12は砥石、1はこの砥石
12を挟持しているフランジ、4は、冷却水噴射孔5,
6を穿設した冷却水供給管である。
砥石軸18が、毎分数万回転という高速回転をするとき
には、第7図(a)に示すように、フランジ側面13か
ら砥石側面3に沿って、空気の流れ14が相対的に高速
に流れ、フランジ側面13から砥石側面3にかけて、同
図(b)にように空気フィルム層15が生じる。この状
態で、同図(C)のように、砥石側面3あるいは砥石端
面11へ、冷却水噴射孔5,6から冷却水22,10を
噴射すると、前記空気フィルム層15により冷却水2
2,10が遮られ、砥石側面3および端面11へ冷却水
が有効に供給されないという問題点があった。
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決して、高速
回転する砥石へ、冷却水を効率よく供給することができ
る、砥石の冷却水供給方法の提供を、その目的とするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 上記目的は、フランジの外周面に凹形状の溝を形成し、
この溝の谷部と対抗する冷却水噴射孔から、冷却水を前
記谷部めがけて噴出させることにより達成される。
すなわち、本発明に係る、砥石の冷却水供給方法の構成
は、砥石軸へ砥石を、フランジで挟持して取付け、前記
砥石軸を高速回転させ、前記砥石へ冷却水を供給しなが
ら、該砥石によって被加工物を切断もしくは研削するよ
うにした加工における前記冷却水の供給方法において、
フランジを、その外周の砥石押え面近傍に、凹形状の溝
を形成した溝付きフランジにし、前記溝の谷部へ冷却水
を噴射するようにしたものである。
[作用] 本発明に係る、砥石の冷却水供給方法の作用を、図面を
用いて説明する。
第8図は、本発明に係る、砥石の冷却水供給方法に作用
を説明するためのものであり、高速回転する砥石におけ
る冷却水の流れ状態を示す平面図である。
この第8図において、前記第7図と同一番号を付したも
のは同一部分である。
第8図(a)に示すように、外周の砥石押え面近傍に、
凹形状の溝に係るV溝16を形成したフランジ1Aを高
速回転させると、該V溝16内のフランジ1Aと近接し
ている空気は、その粘性のため、フランジ1Aの高速回
転の起因する遠心力により、溝斜面7に沿って外径側へ
進む。これにともない、負圧になったV溝16の谷部2
bへ向って溝内側の空気20が流れ込む。これが連続的
に行なわれ、溝内側の空気20は溝斜面7に沿って進
み、砥石側面3を経て外側へ逃げて行く空気の流れ14
を発生させる。このとき、空気の流れ14によって、同
図(b)に示すように、溝斜面7および砥石側面3に高
速の薄い空気フィルム層15が形成される。ここで、同
図(c)のように、谷部2bと対抗する冷却水噴射孔5
から、冷却水9を谷部2bへ向けて噴射すると、その冷
却水9は前記吸気の流れ14と混合した状態となって谷
部2bに当たるので、混合状態のまま、あるいは、空気
フィルム層15の遮蔽膜の下側へもぐりこんだ状態とな
って、溝斜面7に沿って砥石側面3へ流れる。また、フ
ランジ外側の空気19も同様に、フランジ外側面13の
表面に空気フィルム層15を形成するが、その空気19
の流れはフランジ外側面13に沿っており、砥石12面
と並行なため、冷却水噴射方向の妨げにはならずに逃げ
ていくことになる。
このようにして、冷却水9は、フランジ1Aの溝斜面
7,フランジ外側面13,砥石側面3の表面に発生する
空気フイルム層15に遮れらることなく、有効に砥石1
2へ供給されるものである。
[実施例] 以下、本発明を実施例によって説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係る、砥石の冷却水
供給方法の実施に使用される加工装置の一例を示す要部
平面図、第2図は、その正面図である。
図において、18は、加工装置本体6に、回転可能に取
付けられた砥石軸、12は砥石、たとえば外径58mm
φ,厚さ0.3mm,#800のメタルボンドダイヤモ
ンド砥石、1Aは、この砥石12を挟持して砥石軸18
へ取付けるためのフランジであって、それぞれの外周
に、砥石押え面1aで山部2aとなり、谷部2bを有す
る、頂角90°のV溝16を形成したものである。4
は、前記谷部2bのそれぞれと対抗する位置に、冷却水
噴射孔5を穿設した冷却水供給管であって、この冷却水
供給管4は、加工装置本体6に固定されている。23は
被加工物、たとえば厚さ4mmのセラミック材である。
このように構成した加工装置を使用して、本発明の第1
の実施例に係る、砥石の冷却水供給方法を説明する。
加工装置をONにすると、砥石軸18が30,000rpmで回
転し、冷却水供給管4の冷却水噴射孔5から、高速回転
するフランジ1Aの谷部2bへ冷却水9が噴射される。
この冷却水9は、フランジ1Aの谷部2bへ向かう空気
の流れと混合された状態で谷部2bへ当たる。そして、
フランジ1Aの高速回転によって発生する、溝斜面7上
の空気のフィルム層と冷却水9とが混合された状態、も
しくは冷却水9が前記フィルム層の下側へもぐり込んだ
状態となって、冷却水9が溝斜面7,砥石側面3に沿っ
て流れ、砥石12および被加工物23の加工点をきわめ
て効率よく冷却する。このような冷却状態で被加工物2
3の加工が進行し、その切断が終了したとき、加工装置
がOFFになる。
以上説明した実施例によれば、次の効果がある。
イ .フランジ1Aの高速回転で発生する空気フイルム
層に遮られることなく、冷却水9を砥石側面3,加工点
へ効率よく供給することができ、冷却効率が向上する。
ロ .冷却効率が向上するので、研削熱発生にともなう
被加工物23の変形量、すなわち内部歪が、従来の冷却
水供給方法を実施したものに比べて半減(0.2μmが
0.1μmに半減)する。
ハ .被加工物23の変形量が半減するので、その切断
精度が著しく向上する。
ニ .砥石12の寿命が向上する。
ホ .フランジ1Aの外周にV溝16を形成するだけで
よいので、容易に実施することができる。
以下、他の実施例を、図面を用いて説明する。
第3〜6図は、本発明の第2〜5の実施例に係る、砥石
の冷却水供給方法の実施に使用されるフランジの要部を
示す平面図である。
第3図に係るフランジ1Bは、その外周に、砥石押え面
で山部となる、頂角60°のV溝16Bを形成したもの
である。
このフランジ1Bを取付けた加工装置によって、前記被
加工物23を切断したところ、同等の冷却効率が得ら
れ、被加工物23の切断精度も同等であった。
第4図に係るフランジ1Cは、その外周に形成する凹形
状の溝を、なめらかな曲線、たとえば放物線の溝16C
にしたものである。
このフランジ1Cを取付けた加工装置によって、前記被
加工物23を切断したところ、同等の冷却効率が得られ
た。
第5図に係るフランジ1Dは、谷部に関して非対称の、
頂角60°のV溝16Dを形成したものであり、第6図
に係るフランジ1Eは、谷部に関して非対称の、放物線
の溝16Eを形成したものであり、いずれのフランジを
取付けた加工装置によって、前記被加工物23を切断し
た場合も、前記第1の実施例と同等の冷却効率が得られ
た。
なお、前記各実施例は、凹形状の溝を、フランジの外周
全面に形成するようにしたが、その溝を、全面に形成せ
ず、外周の砥石押え面近傍にのみ形成し、フランジ外側
面側では平滑のままであってもよく、このように溝を形
成しても、該溝の谷部へ噴射した冷却水は、溝斜面,砥
石側面に沿って流れ、同等の効果を奏するものである。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように本発明によれば、高速回転す
る砥石へ、冷却水を効率よく供給することができる、砥
石の冷却水供給方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1の実施例に係る、砥石の冷却水
供給方法の実施に使用される加工装置の一例を示す要部
平面図、第2図は、その正面図、第3〜6図は、本発明
の第2〜5の実施例に係る、砥石の冷却水供給方法の実
施に使用されるフランジの要部を示す平面図、第7図
は、従来の、砥石の冷却水供給方法を説明するためのも
のであり、高速回転する砥石における冷却水の流れ状態
を示す平面図、第8図は、本発明に係る、砥石の冷却水
供給方法の作用を説明するためのものであり、高速回転
する砥石における冷却水の流れ状態を示す平面図であ
る。 1A,1B,1C,1D,1E…フランジ、1a…砥石
押え面、2b…谷部、9…冷却水、12…砥石、16,
16B,16D…V溝、16C,16E…放物線の溝、
18…砥石軸、23…被加工物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石軸へ砥石を、フランジで挟持して取付
    け、前記砥石軸を高速回転させ、前記砥石へ冷却水を供
    給しながら、該砥石によって被加工物を切断もしくは研
    削するようにした加工における前記冷却水の供給方法に
    おいて、フランジを、その外周の砥石押え面近傍に、凹
    形状の溝を形成した溝付きフランジにし、前記溝の谷部
    へ冷却水を噴射するようにしたことを特徴とする、砥石
    の冷却水供給方法。
  2. 【請求項2】凹形状の溝を、砥石押え面で山部となるV
    溝にしたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の、砥石の冷却水供給方法。
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