JPH0662712A - ダニ類等害虫の殺虫処理装置 - Google Patents

ダニ類等害虫の殺虫処理装置

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JPH0662712A
JPH0662712A JP25530392A JP25530392A JPH0662712A JP H0662712 A JPH0662712 A JP H0662712A JP 25530392 A JP25530392 A JP 25530392A JP 25530392 A JP25530392 A JP 25530392A JP H0662712 A JPH0662712 A JP H0662712A
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JP
Japan
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sheet
insecticidal
airtight
mites
repellent
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Application number
JP25530392A
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English (en)
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Shinkichi Mizuno
新吉 水野
Yukio Yamada
幸男 山田
Yasuo Nakajima
康雄 中嶋
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HOKUTOMI SANGYO KK
Original Assignee
HOKUTOMI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷物等の被処理物の内部に深く潜入している
ダニ類等を完全に殺虫処理ができるダニ類等害虫の殺虫
処理装置の提供。 【構成】 気密性シートからなる袋状殺虫処理容器と、
その中に収納される畳等の敷物の裏面に接触配置される
害虫忌避剤シートと、同敷物の表面に接触配置される殺
虫シートとから構成される。害虫忌避剤シートは、シー
ト状担体面に忌避剤を塗布、含浸等により担持せしめて
なるものが、また殺虫シートは、シート状担体面に殺虫
剤を塗布、含浸等により担持せしめてなるものが好まし
い。殺虫処理容器を構成する気密性シートの表面は、畳
表模様、草花模様、幾何学模様、風景画、漫画、オモチ
ャ等の絵柄を印刷してなるものが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダニ類を始め、チャタ
テ虫、シバン虫、アリガタ蜂や蚤、虱等の種々の害虫が
潜入、付着する畳、マットレス等の敷物に殺虫処理を施
すための殺虫処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、布団、マットレス等の寝具類や
畳、絨毯等の敷物に住むダニ類がアレルギー疾患の原因
になることが問題になっている。また、蚤や虱は種々の
伝染病を媒介することで知られている。そこで、そうし
た不快な害虫に対する従来の駆除方法として、被処理物
の敷物を処理容器に収納し、加熱処理を行うことにより
害虫を高温に晒して殺す方法、又は殺虫剤を用いて直
接、散布、注入、もしくは発煙することの薬効による駆
除の方法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
ダニ類を始めとして、チャタテ虫、シバン虫、アリガタ
蜂や蚤、虱等の種々の不快な害虫は、その卵を含めて7
0℃以上の高温に直接晒すことによって死滅するが、マ
ットレスや畳等の敷物では、その内部の温度を70℃以
上の高温まで上昇させることが容易でないため、短時間
の熱処理では内部に潜む害虫が生きながらえることにな
り、殺虫処理が極めて困難である。
【0004】特にダニ類は、一般に駆除しがたいことで
知られており、そのために加熱乾燥機を使用して処理容
器内の温度を90℃以上に保ちながら、収納した被処理
物の中心温度を50℃以上に設定して、かつ、2時間以
上の熱処理が必要とされ、卵の駆除に至っては、未だに
決定的な駆除対策もないままに中心温度を70℃以上の
高温状態で4時間以上の熱処理を行っている。こうした
技術をもって熱処理を行ってもダニ類等の害虫を完全に
死滅させることができず、しかも、長時間の高温処理に
より被処理物に測り知れない損傷を生ずる場合も少なか
らず、かつ、作業効率が非常に悪いという問題があっ
た。
【0005】また、従来より、殺虫剤を直接、注入、散
布もしくは発煙して用いる方法があるが、一般に殺虫剤
は人体に有害であるため、日常の生活における周囲の薬
害汚染には極めて深刻な問題を惹起しており、これらの
薬剤散布等による方法は、被処理物を別所に移動し、そ
こで長時間をかけて殺虫処理を施す必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の問題点を解決する殺虫処理装置を提供するものであ
り、例えば本発明装置の中に畳等の敷物を収納して、そ
のまま、居室に敷設して21日間以上使用することによ
り、その間にダニ類等の害虫は処理容器内で死滅、殺虫
できるものである。すなわち、本発明は、気密性シート
からなる袋状殺虫処理容器と、その中に収納される畳等
の敷物の裏面に接触配置される害虫忌避剤シートと、同
敷物の表面に接触配置される殺虫シートとから構成され
ることを特徴とするダニ類等害虫の殺虫処理装置であ
る。上記において、害虫忌避剤シートは、シート状担体
面に忌避剤を塗布、含浸等により担持せしめてなるもの
であることが好ましく、また殺虫シートは、シート状担
体面に殺虫剤を塗布、含浸等により担持せしめてなるも
のであることが好ましい。上記忌避剤シートは、被処理
物内に潜む害虫を追い出して殺虫剤に接触させることが
重要であるから、忌避作用が有効に発揮できるように該
処理容器内に面接触状態で接触配置することが望まし
く、特に畳、マットレス等の裏面側に接触配置すること
が望ましい。したがって、殺虫シートは被処理物敷物の
反対側の表面に接触配置することが好ましい。
【0007】袋状殺虫処理容器は、周縁部に両面テープ
を貼設してなる気密性シートを押圧接着することにより
製作することも好ましい。袋状殺虫処理容器は、その気
密性シートの表面に、畳表模様、草花模様、幾何学模
様、風景画、漫画、オモチャ等の絵柄を印刷したものと
なし、居室で敷設して使用する際に、外観が美麗で違和
感がなく好感を与えるものとすることも好ましい。気密
性シートは、補強、吸湿性付与等の目的で、紙、布又は
不織布を内張りした複層構造のもの、例えばポリエステ
ル、ナイロン等の気密性合成樹脂シートにクラフト紙を
内張りした複層構造とすることも好ましい。
【0008】害虫忌避剤としては、ナフタリン、樟脳等
の化合物、リモネン油等の果樹抽出物、ヒノキチオー
ル、除虫菊等の植物抽出物が使用できるが、これら忌避
剤をシート状担体面に塗布、含浸等により担持せしめ
て、忌避剤シートとなすことが好ましい。また、担持シ
ートは、気密性のシートと通気性のシート(忌避剤ガス
が流出できる紙、不織布、多孔質フィルム等)との間に
忌避剤を挟装した複層シートであってもよい。
【0009】殺虫剤としては、各種の殺虫性薬剤、乾燥
剤、脱酸素剤、炭酸ガス等が使用できるが、シート状担
体面に殺虫剤を担持せしめてなるものとすることも好ま
しい。殺虫性薬剤は、摂食(経口毒性)、接触(経皮毒
性)、吸引(吸引毒性)等により殺虫効果を発揮する。
乾燥剤は、乾燥状態による枯死効果を発揮し、脱酸素剤
は、酸素欠乏による酸欠死効果、炭酸ガスは窒息による
窒息死効果を発揮する。
【0010】さらに、袋状殺虫処理容器は、畳等の収納
を容易とするため、大小2枚の気密性シートに畳等を挟
装し、気密性シート同士を周縁部でガムテープにより封
止したり、あるいは両面テープで接合することにより組
み立てることもできる。本発明の袋状殺虫処理容器の作
製においては、密閉性の保持可能な開閉部を形成するた
めに、両面テープ、ガムテープ等を用いることが好まし
い。例えば、大小2枚のポリエステル、ナイロン等の気
密性シートを1側端部、又は隣接する2側端部を残し
て、両面テープ又はガムテープを用いて接着することに
より、同処理容器を容易に作製することができる。さら
にまた、この処理容器には、被処理物の収納が容易で、
かつ密閉性の保持可能な開閉部を設けることが好まし
く、容器の1側端部に、又は隣接する2つの側端部に密
閉性保持の可能な開口部を設けてなるものとすることも
好ましい。
【0011】ここでさらに、本発明に係る各種要件につ
いて総括説明する。 [気密性シートの特性、構成等について] (1)畳の中にいるダニ類等の害虫は微小物であるた
め、害虫が殺虫処理容器外へ逃げ出せない密閉性のある
気密性シート素材であることが必要であり、 (2)殺虫処理容器内での殺虫効果及び追い出し効果を
高め、かつ、袋状殺虫処理容器に収納したままで被処理
物を所要期間敷設使用する際に、殺虫剤、忌避剤等が外
部居住環境に流出して人体に害を与えることのないよう
厳重な気密性(ガスバリヤー性)を有するものが好まし
い。そして、殺虫処理容器内に殺虫剤及び忌避剤からガ
ス体として出る有効成分を充満させて殺虫処理効果を高
めるためにも気密性シート素材であることが好ましい。 (3)畳は、吸湿性であって相当量の水分を含んでお
り、長期間にわたり気密性(ガスバリヤー性)がある殺
虫処理容器内に畳を保管すると、気温等の変化により結
露が発生する場合がある。この結露の発生により水分が
停滞すると、カビの発生等を招来するので、殺虫処理容
器の内側面の素材に吸湿効果がある素材を使用すること
が好ましい。よって、前記ナイロン、ポリエステル等の
気密性シートの内面に吸水性素材を粘着、接着する等に
より積層することが好ましい。吸水性素材としては、シ
リカゲル、アルミナゲル、塩化カルシウム、ゼオライ
ト、高吸水性樹脂等の吸湿剤を使用することができ、こ
れらを紙、布、不織布、通気性フィルム、通気性軟質ウ
レタン発砲体シート等で貼付又は挟装したものとするこ
とができる。
【0012】(4)気密性シートは、厚さ12〜22μ
mのポリエステル(PET)、ポリ塩化ビニリデン、ナ
イロン(NY)、ビニロン、ポリアクリロニトリル系熱
可塑性樹脂等のフィルムの単体である場合、又はそれら
の複合体である場合、さらにはそれらと紙、布、不織
布、通気性フィルム、軟質ウレタン発砲体シート等を接
着剤で貼り合わせたフィルム紙である場合がある。ポリ
エステル等と紙等を貼り合わせる場合、ポリエステル等
と紙等の間には殺虫剤、忌避剤等を挟装することが好ま
しい。また、紙、布等に、殺虫剤、忌避剤を貼付、塗布
又は含浸して担持したものとすることも好ましい。 (5)紙、布、不織布等はその厚みにより吸湿効果を発
揮することも期待される。 (6)気密性シートは、その表面には畳表模様、草花模
様、風景画、幾何学模様、漫画、オモチャ等の絵柄を印
刷したものとすることが好ましい。それにより、袋状殺
虫処理容器に収納された畳をそのまま敷設使用して殺虫
処理する期間において、居住者にとって違和感を生ずる
ことなく、あるいは優美な感覚下にあるいは健やかな雰
囲気の下で過ごすことができる。
【0013】[気密性シートの形状、サイズ等につい
て] 気密性シートの通常の形状、サイズは下記のごときもの
である。 (1)大小2枚のシートで構成する場合 サイズ(大):(1000〜1200mm)×(185
0〜2300mm) サイズ(小):(850〜950mm)×(1700〜
1950mm) (2)切り込みのある1枚のシート サイズ:(1050〜1360mm)×(3610〜4
200mm) (3)2カ所の開口部がある箱型の袋 サイズ:(960〜1100mm)×(1810〜21
00mm)×(55〜60mm) (4)1カ所の開口部がある箱型の袋 サイズ:(855〜1000mm)×(1810〜21
00mm)×(55〜60mm)(5)1カ所の開口部
があるシート状の袋 サイズ:(920〜1150mm)×(1810〜21
50mm)
【0014】[忌避剤について]忌避剤としては、ナフ
タリン、樟脳等の化合物、リモネン油等の果樹抽出物、
ヒノキチオール、除虫菊等の植物抽出物が使用できる
が、 (1)液状の忌避剤としては、ナフタリン、樟脳等の化
合物、リモネン油等の果樹抽出物、ヒノキチオール、除
虫菊等の植物抽出物又は吸入毒性のある殺虫剤等で、害
虫の追い出し効果のあるものを、ケロシン、アルコー
ル、精製水、界面活性剤等を用いて液状にしたものであ
る。これを直接、畳の裏面等に散布又は塗布し、含浸さ
せて使用することができる。 (2)粒状の忌避剤としては、ナフタリン、樟脳等の化
合物、リモネン油等の果樹抽出物、ヒノキチオール、除
虫菊等の植物抽出物又は吸入毒性のある殺虫剤等で、害
虫の追い出し効果のあるものを粒状に固形化したもので
ある。これを、紙、布、不織布等と気密性シートとの間
に挟装して使用することができる。 (3)シート状の忌避剤としては、ナフタリン、樟脳等
の化合物、リモネン油等の果樹抽出物、ヒノキチオー
ル、除虫菊等の植物抽出物又は吸入毒性のある殺虫剤等
で、害虫の追い出し効果のあるものをケロシン、アルコ
ール、精製水、界面活性剤等を用いて液状にするか、又
は粉体にしたものを、紙、布、不織布、フィルム、軟質
ウレタン等の連続発砲体シート等に貼付、塗布、含浸加
工してシート状にしたものである。これを畳の裏面に接
触配置して、袋状殺虫処理容器内に挿入することによっ
て、畳中のダニ類等害虫の追い出し効果が達成され、そ
の後の殺虫剤との接触により効果的に死滅させることが
できる。
【0015】該シート状の忌避剤の製造方式を以下に例
示する。 .片面が粘着加工された、紙、布、不織布、フィル
ム、軟質ウレタン等の発砲体シート等の粘着面に、ナフ
タリン等の忌避剤を付着させ、その表面に紙、布、不織
布、通気性フィルム、軟質ウレタン等の発砲体シート等
を貼付する。 .ナフタリン等を加熱により溶解し、溶解の状態で不
織布等に塗布して冷却することにより、ナフタリン等が
不織布等の繊維を絡んだ状態に凝結固着する。 .ナフタリン等の粉剤又は粒剤を不織布等の間に散布
し折り込んで固定する。 .さらに吸湿効果をも付与する場合は、片面が粘着加
工された、紙、布、不織布、フィルム、軟質ウレタン等
の発砲体シート等の粘着面に、ナフタリン等の忌避剤と
シリカゲル、アルミナゲル、塩化カルシウム、ゼオライ
ト、高吸水性樹脂等の吸湿剤を付着させ、その表面に
紙、布、不織布、通気性フィルム、通気性軟質ウレタン
等の発砲体シート等を貼付する。なお、忌避剤シートの
形状、サイズとしては、(800〜950mm)×(1
650〜1950mm)の長方形のシートが好ましい。
【0016】[殺虫シートについて]殺虫シートとは、
畳から追い出したダニ類等の害虫を死滅させるもので、
殺虫シートに用いる薬剤等は、ピレスロイド系、有機リ
ン系、カーバメイト系等の殺虫剤、乾燥剤、脱酸素剤、
炭酸ガス等である。殺虫剤は、摂食(経口毒性)、接触
(経皮毒性)、吸引(吸引毒性)等による殺虫効果、乾
燥剤は、乾燥状態による枯死効果、脱酸素剤は酸素欠乏
による酸欠死、炭酸ガスは窒息による窒息死である。
【0017】
【実施例】以下に添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。 実施例1:図1は、本発明実施例の処理容器内に畳を密
閉収納した収納・密閉物製品の一部欠切概説拡大断面
図、図2は、図1製品の製作途中工程(第2工程)の一
部欠切概説拡大断面図、図3は、図1製品の製作途中工
程(第6工程)の一部欠切拡大説明断面図である。そし
て、図4ないし図10は、同製品の製作工程説明断面図
である。完成した収納・密閉物製品は、図1に示すもの
で、畳3が大サイズの気密性シート1と小サイズの気密
性シート2で被包された状態のものであり、上方が畳
表、下方が畳裏である。畳表(上方)面には殺虫シート
6が面接触で積層されており、畳裏(下方)面には、忌
避剤シート5が同じく面接触で配置されている。大サイ
ズの気密性シート1の下方は屈折されて畳裏まで延びて
おり、その端部付近で両面テープ4を介して小サイズの
気密性シート2に気密状態で接着されている。なお、図
1では、小サイズの気密性シート2と忌避剤シート5の
間に可なりの空間があるが、これは図解説明の都合上、
気密性シート1,2を拡大図示したためであり、実際は
大サイズの気密性シート1及び小サイズの気密性シート
2共に薄いものであるから、両者間には殆ど空間はない
状態である。大サイズの気密性シート1、小サイズの気
密性シート2は共に複層シートであり、内面側にクラフ
ト紙KP、外側にポリエステルフィルムPET、それら
の中間にナイロンNYが挟装されたものである。
【0018】次に、図1に示す被包製品の製作工程を図
4ないし図10によって説明する。まず、図4に示す第
1工程において、大サイズの気密性シート1の上面に殺
虫シート6を載せる。次いで図5に示す第2工程におい
て、その上に畳3を裏返しにして(上方が畳裏として)
載置する。図6に示す第3工程において、畳3の上面に
忌避剤シート5を載せ、図7に示す第4工程において、
大サイズの気密性シート1の端部を畳下稜部で折り曲
げ、更に畳上稜部で内側へ折り曲げる。その後、図8に
示す第5工程において、小サイズの気密性シート2を忌
避剤シート5の上方に用意し、矢印方向から忌避剤シー
ト5方向へ降下させ、図9に示す第6工程において、大
サイズの気密性シート1の上方端部に圧接・接着する。
なお、接着は、小サイズの気密性シート2の端部下面に
貼着された両面テープ4を介して行う。最後に、図10
に示す第7工程において、以上の第1〜6工程により被
包された製品を、居室床面に敷設するために反転する。
なお、図9、図10においては、小サイズの気密性シー
ト2と忌避剤シート5の間には空間があるが、これも図
示説明上の理由からであり、実際は殆ど空間がないもの
である。以上のようにして、忌避剤シート5と殺虫シー
ト6と畳3が気密性シート1,2で密閉、収納された収
納・密閉物製品を完成した。なお、大サイズの気密性シ
ート1は、畳表模様をその外面から看取できる状態にプ
リント印刷したものを使用した。また、忌避剤シート5
は、樟脳を担持したものを使用し、殺虫シート6は、ピ
レスロイド系殺虫剤を担持したものを使用した。
【0019】図示のごとく、気密性シート1,2は複層
構造物であり、内面側から外面側へ、クラフト紙KP→
ナイロンフィルムNY→ポリエステルフィルムPETの
順で積層複合されているが、内面のクラフト紙KPは、
吸湿性を有するため収納される畳内の水分を除去する効
果があり、かつ、補強材ともなる。ナイロンフィルムN
Yは、水を通過せず高強度材料であるから、補強効果を
高めることができ、またポリエステルフィルムPET
は、強靭で気密性及び耐熱性に優れている。
【0020】その後、以上のようにして完成した畳3と
忌避剤及び殺虫剤を収納した同収納・密閉物製品を居室
床に敷設し、1.5〜2カ月間使用し、該処理容器内に
おいて、忌避剤の薬効が被処理物の畳3の裏面(藁床)
内部に十分に吸収、伝播せしめ、ダニ類を畳3中から追
い出すと共に、反対側表面において殺虫シートに接触せ
しめて殺虫した後、袋状処理容器と忌避剤シート及び殺
虫シートを取り除いた。その結果、畳3の内外面に付着
するダニ類等の害虫がすべて殺虫された。
【0021】実施例2:本例は、図11に気密性シート
の展開図を示し、図12に気密性シートのA−A断面図
を示すものである。本例においては、図11の大サイズ
の気密性シート1′のクラフト紙KP面上に、殺虫シー
ト(図示せず)、畳(図示せず、畳表面が下向き)及び
忌避剤シート(図示せず)を順に積層載置した後、両側
部の小サイズの気密性シート2′,2′を、内側へ破線
部分に沿って折り込み、同時に両面テープ4部分を圧接
して2′,2′の端部を接合し、次いで、大サイズの気
密性シート1′の端部を破線部分に沿って折り込んで両
側の両面テープ4部分を小サイズの気密性シート2′,
2′端縁部上面に圧接して密閉接合する。このようにし
て得られた畳の収納・密閉物を実施例1と同様にして反
転し、居室に敷設、2カ月使用した。その後、処理容器
(気密性シート)、忌避剤シート及び殺虫シートを取り
除いた。
【0022】実施例3〜6:これら実施例は、図13〜
図16に示す処理容器を使用したものである。図13
は、内層がクラフト紙KP、外層がポリエステルフィル
ムPETからなる複層シートで処理容器を構成し、か
つ、左側面及び前面を開口したものである。畳は該開口
部から容易に挿入して収納することができる。あるい
は、畳を立て掛け、その上端を処理容器の開口部を被せ
て押し下げることにより収納することができる。図14
は、図13図示の処理容器において、前面のみが開口
し、左側面は開口していないものである。図15は、内
層がクラフト紙KP、外層がポリエステルフィルムPE
Tである長尺の複層シートを中央部で折り畳み、左右側
縁部を接着して製作された袋状処理容器である。図16
は、図15に図示のものと同様であるが、ポリエステル
フィルムPETの単層シートで製作された処理容器であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明装置を使用すれ
ば、次のような効果を奏する。 .まず、殺虫処理容器内に収納された被処理物の敷物
の内部に深く潜入しているダニ類等の害虫に対して、面
接触の忌避剤の作用によりその反対面に追い出すことが
でき、同時に反対面の面接触で配置された殺虫シートに
ダニ類等を接触せしめて完全に殺虫処理ができる。 .また、気密性シートで製作された処理容器内で殺虫
処理を行うため、そのまま居室に敷設して使用しても、
居住環境における薬害汚染は極めて少なく、人体に対す
る安全性が高い。 .さらに、吸湿性素材で裏打ちした複層気密性シート
で製作された殺虫処理容器は、畳等の敷物に含む水分を
除去して防黴効果を発揮し、かつ、殺虫効果を一層向上
させる .そして、一般の家庭において、処理容器内に被処理
物の敷物と忌避剤及び殺虫剤を簡単に収納でき、かつ殺
虫処理が十分に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の処理容器内に、畳を密閉収納し
た収納・密閉物製品の一部欠切概説拡大断面図。
【図2】図1製品の製作途中工程(第2工程)の一部欠
切概説拡大断面図。
【図3】図1製品の製作途中工程(第6工程)の一部欠
切拡大説明断面図。
【図4】図1製品の製作工程(第1工程)説明断面図。
【図5】図1製品の製作工程(第2工程)説明断面図。
【図6】図1製品の製作工程(第3工程)説明断面図。
【図7】図1製品の製作工程(第4工程)説明断面図。
【図8】図1製品の製作工程(第5工程)説明断面図。
【図9】図1製品の製作工程(第6工程)説明断面図。
【図10】図1製品の製作工程(第7工程)説明断面
図。
【図11】他の実施例の処理容器製作用の気密性シート
の展開図。
【図12】図11の気密性シートのA−A部分断面図。
【図13】内層がクラフト紙KP、外層がポリエステル
フィルムPETからなる複層シートで構成された処理容
器で、左側面及び前面を開口したものの斜視図。
【図14】図13図示の処理容器において、前面のみが
開口したものの斜視図。
【図15】内層がクラフト紙KP、外層がポリエステル
フィルムPETである長尺の複層シートを中央部で折り
畳み、左右側縁部を接着して、製作された袋状処理容器
の斜視図。
【図16】図15に図示のものと同様であるが、ポリエ
ステルフィルムPETの単層シートで製作された処理容
器の斜視図。
【符号の説明】
1:大サイズの気密性シート 2:小サイズの気密性シート 3:畳 4:両面テープ 5:忌避剤シート 6:殺虫シート KP:クラフト紙 NY:ナイロンフィルム PET:ポリエステルフィルム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性シートからなる袋状殺虫処理容器
    と、その中に収納される畳等の敷物の裏面に接触配置さ
    れる害虫忌避剤シートと、同敷物の表面に接触配置され
    る殺虫シートとから構成されることを特徴とするダニ類
    等害虫の殺虫処理装置。
  2. 【請求項2】 害虫忌避剤シートが、シート状担体面に
    忌避剤を塗布、含浸等により担持せしめてなるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のダニ類等害虫の殺虫
    処理装置。
  3. 【請求項3】 殺虫シートが、シート状担体面に殺虫剤
    を塗布、含浸等により担持せしめてなるものであること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のダニ類等害虫の殺
    虫処理装置。
  4. 【請求項4】 気密性シートの周縁部に両面テープを貼
    設してなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載のダニ類等害虫の殺虫処理装置。
  5. 【請求項5】 気密性シートの表面が、畳表模様、草花
    模様、幾何学模様、風景画、漫画、オモチャ等の絵柄を
    印刷してなるものであることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載のダニ類等害虫の殺虫処理装置。
  6. 【請求項6】 気密性シートが、紙、布又は不織布を内
    張りした複層構造のものであることを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載のダニ類等害虫の殺虫処理
    装置。
  7. 【請求項7】 気密性シートが、ポリエステル、ナイロ
    ン等の気密性合成樹脂シートにクラフト紙を内張りした
    複層構造のものであることを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載のダニ類等害虫の殺虫処理装置。
  8. 【請求項8】 袋状殺虫処理容器が、その1側端部に、
    又は隣接する2つの側端部に密閉性保持の可能な開口部
    を設けてなるものであることを特徴とする請求項1ない
    し7のいずれかに記載のダニ類等害虫の殺虫処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1332599C (zh) * 2002-02-22 2007-08-22 渡边秀夫 引诱螨虫的确认用具

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