JPH0663308A - 超臨界流体抽出装置 - Google Patents
超臨界流体抽出装置Info
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- JPH0663308A JPH0663308A JP21699992A JP21699992A JPH0663308A JP H0663308 A JPH0663308 A JP H0663308A JP 21699992 A JP21699992 A JP 21699992A JP 21699992 A JP21699992 A JP 21699992A JP H0663308 A JPH0663308 A JP H0663308A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抽出成分分離回収の効率化、抽出溶媒の清浄
化および抽出装置運転の円滑化を図る。 【構成】 二酸化炭素貯槽2から供給される液状の二酸
化炭素貯槽を加熱および圧縮して上記二酸化炭素を超臨
界流体に変換する超臨界流体製造手段1aと、この超臨
界流体製造手段1aから供給される超臨界流体化した二
酸化炭素によって原料物質中の抽出成分を抽出する抽出
器5が備えられた抽出手段と、上記溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収する分離器6を有する分離手段とか
らなる超臨界流体抽出装置において、上記分離手段には
抽出成分を分離する第一分離器61と、第一分離器で分
離回収されなかった抽出成分および水を除去する第二分
離器62と、以上で分離回収し得なかった残留物質を除
去する第三分離器63と、微量水分を除去する第四分離
器64とからなる複数の分離器6が設けられている。
化および抽出装置運転の円滑化を図る。 【構成】 二酸化炭素貯槽2から供給される液状の二酸
化炭素貯槽を加熱および圧縮して上記二酸化炭素を超臨
界流体に変換する超臨界流体製造手段1aと、この超臨
界流体製造手段1aから供給される超臨界流体化した二
酸化炭素によって原料物質中の抽出成分を抽出する抽出
器5が備えられた抽出手段と、上記溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収する分離器6を有する分離手段とか
らなる超臨界流体抽出装置において、上記分離手段には
抽出成分を分離する第一分離器61と、第一分離器で分
離回収されなかった抽出成分および水を除去する第二分
離器62と、以上で分離回収し得なかった残留物質を除
去する第三分離器63と、微量水分を除去する第四分離
器64とからなる複数の分離器6が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超臨界流体を用いて有
用成分を抽出する抽出装置に関するものである。
用成分を抽出する抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液化炭酸ガスを利用した抽出装置
については、特公昭54−3940号公報によって公告
されたものが知られている。この抽出装置は動植物性物
質を効果的に抽出するためのものであり、液化炭酸ガス
を用いたことによってそれまでの有機溶媒による抽出と
比べて以下の点で優れている。すなわち、 抽出物に含まれる残存溶媒を除去する精製過程が不要
になる(食品関係では残存溶媒は問題になることが多
い)。
については、特公昭54−3940号公報によって公告
されたものが知られている。この抽出装置は動植物性物
質を効果的に抽出するためのものであり、液化炭酸ガス
を用いたことによってそれまでの有機溶媒による抽出と
比べて以下の点で優れている。すなわち、 抽出物に含まれる残存溶媒を除去する精製過程が不要
になる(食品関係では残存溶媒は問題になることが多
い)。
【0003】抽出精度が高い。
【0004】抽出時間が短縮される。
【0005】抽出物に毒性を付与することがない。
【0006】取り扱い上安全でかつ経済的である。
【0007】上記公報に開示あるものは、抽出溶媒は液
化炭酸ガスが用いられているが、被抽出物の拡散係数や
溶解度を考慮して、さらに効率的に抽出分離を行うた
め、超臨界炭酸ガスの利用が考えられ、そのようなもの
としては特開昭61−204002号公報によって開示
された抽出分離方法を例示することができる。この方法
は、被抽出物質から所定の成分を溶解抽出する抽出工程
と、この抽出工程で抽出された成分から特定の成分を分
離する分離工程と、溶媒を昇圧する昇圧工程と、昇圧し
た溶媒を単独あるいは被抽出物と一緒に溶媒の臨界点以
上の温度まで加熱して超臨界状態の溶媒とする加熱工程
とからなる抽出装置を用い、上記加熱工程で得られる超
臨界状態の溶媒によって上記抽出工程で抽出するように
構成されたものである。この抽出方法では、溶媒中の不
純物を除去するためにフィルターが用いられており、実
施例では分離器は一基のみが採用されている。溶媒中の
微量の残留臭気成分や水分の除去については述べられて
いない。
化炭酸ガスが用いられているが、被抽出物の拡散係数や
溶解度を考慮して、さらに効率的に抽出分離を行うた
め、超臨界炭酸ガスの利用が考えられ、そのようなもの
としては特開昭61−204002号公報によって開示
された抽出分離方法を例示することができる。この方法
は、被抽出物質から所定の成分を溶解抽出する抽出工程
と、この抽出工程で抽出された成分から特定の成分を分
離する分離工程と、溶媒を昇圧する昇圧工程と、昇圧し
た溶媒を単独あるいは被抽出物と一緒に溶媒の臨界点以
上の温度まで加熱して超臨界状態の溶媒とする加熱工程
とからなる抽出装置を用い、上記加熱工程で得られる超
臨界状態の溶媒によって上記抽出工程で抽出するように
構成されたものである。この抽出方法では、溶媒中の不
純物を除去するためにフィルターが用いられており、実
施例では分離器は一基のみが採用されている。溶媒中の
微量の残留臭気成分や水分の除去については述べられて
いない。
【0008】図2は、従来の超臨界流体(二酸化炭素)
を利用した一般的な抽出装置および方法を説明するため
の説明図である。この図に示すように、超臨界流体抽出
装置(以下、単に抽出装置1という)は、抽出溶媒であ
る液状の二酸化炭素を貯蔵する二酸化炭素貯槽2と、こ
の二酸化炭素貯槽2から導出された二酸化炭素(溶媒)
を冷媒との熱交換によってさらに冷却する第一熱交換器
31と、導出された溶媒を圧縮する圧縮ポンプ4と、温
水等からなる熱媒体との熱交換によって溶媒を所定の温
度に制御する第二熱交換器32と、原料物質Mが充填さ
れ底部から供給された溶媒によってこの原料物質Mから
抽出成分を抽出する抽出器5と、この抽出器5から導出
された溶媒を加熱蒸気等との熱交換で加熱する第三熱交
換器33と、溶媒中の抽出成分を分離回収する分離器6
と、抽出成分分離後の溶媒を冷媒との熱交換によって冷
却する凝縮器7とから構成され、それらが一本の配管に
よって直列に環状に接続されている。
を利用した一般的な抽出装置および方法を説明するため
の説明図である。この図に示すように、超臨界流体抽出
装置(以下、単に抽出装置1という)は、抽出溶媒であ
る液状の二酸化炭素を貯蔵する二酸化炭素貯槽2と、こ
の二酸化炭素貯槽2から導出された二酸化炭素(溶媒)
を冷媒との熱交換によってさらに冷却する第一熱交換器
31と、導出された溶媒を圧縮する圧縮ポンプ4と、温
水等からなる熱媒体との熱交換によって溶媒を所定の温
度に制御する第二熱交換器32と、原料物質Mが充填さ
れ底部から供給された溶媒によってこの原料物質Mから
抽出成分を抽出する抽出器5と、この抽出器5から導出
された溶媒を加熱蒸気等との熱交換で加熱する第三熱交
換器33と、溶媒中の抽出成分を分離回収する分離器6
と、抽出成分分離後の溶媒を冷媒との熱交換によって冷
却する凝縮器7とから構成され、それらが一本の配管に
よって直列に環状に接続されている。
【0009】なお、圧縮ポンプ4と第二熱交換器32と
の間には流量計41が設けられており、抽出器5と第三
熱交換器33との間には第一調圧弁5aが、分離器6と
凝縮器7との間には第二調圧弁6aとそれに続いて溶媒
中の不純物を除去するためのフィルタ6bが設けられて
いる。
の間には流量計41が設けられており、抽出器5と第三
熱交換器33との間には第一調圧弁5aが、分離器6と
凝縮器7との間には第二調圧弁6aとそれに続いて溶媒
中の不純物を除去するためのフィルタ6bが設けられて
いる。
【0010】このような抽出装置1において、圧縮ポン
プ4から導出された溶媒は超臨界状態になり、抽出器5
においてバスケット51内に充填された原料物質Mを貫
流し、その間に原料物質M内の抽出成分は超臨界状態の
溶媒によって効果的に抽出されるのである。
プ4から導出された溶媒は超臨界状態になり、抽出器5
においてバスケット51内に充填された原料物質Mを貫
流し、その間に原料物質M内の抽出成分は超臨界状態の
溶媒によって効果的に抽出されるのである。
【0011】溶媒からの抽出成分の分離回収は分離器6
において行われるが、分離条件としては、抽出器5の出
口側にある第三熱交換器33を調節して行われる分離温
度と、第一調圧弁5aおよび第二調圧弁6aの弁の開度
を調節して行われる分離圧力との二条件が存在し、これ
らの条件を設定することによって実際の抽出成分の分離
回収が行われる。
において行われるが、分離条件としては、抽出器5の出
口側にある第三熱交換器33を調節して行われる分離温
度と、第一調圧弁5aおよび第二調圧弁6aの弁の開度
を調節して行われる分離圧力との二条件が存在し、これ
らの条件を設定することによって実際の抽出成分の分離
回収が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の上記
図2に示すような抽出装置1においては、分離器6は系
内に一基のみしか設けられていないため、溶媒から抽出
成分を分離するための分離条件(分離温度および圧力)
は、一点のみしか設定することができない。
図2に示すような抽出装置1においては、分離器6は系
内に一基のみしか設けられていないため、溶媒から抽出
成分を分離するための分離条件(分離温度および圧力)
は、一点のみしか設定することができない。
【0013】しかしながら、通常原料物質Mの中には複
数種類の抽出成分が含まれており、これら複数種類の成
分の分離条件はそれぞれ異なっているのが一般的であ
る。それにも拘らず、従来は分離条件を一点のみしか設
定することができないため、分離条件が異なる他の有用
な成分については取り逃がしてしまうという不都合があ
った。
数種類の抽出成分が含まれており、これら複数種類の成
分の分離条件はそれぞれ異なっているのが一般的であ
る。それにも拘らず、従来は分離条件を一点のみしか設
定することができないため、分離条件が異なる他の有用
な成分については取り逃がしてしまうという不都合があ
った。
【0014】また、分離器6において分離することがで
きなかった成分は、分離器6の下流側に設けられたフィ
ルタ6bにおいて除去される場合もあるが、それも限度
があり、長時間溶媒を循環使用していると、溶媒に不純
物が混入し、純度が低下することにより、抽出器5内に
おける抽出効率の低下や抽出物の品質が低下するという
問題点も存在した。
きなかった成分は、分離器6の下流側に設けられたフィ
ルタ6bにおいて除去される場合もあるが、それも限度
があり、長時間溶媒を循環使用していると、溶媒に不純
物が混入し、純度が低下することにより、抽出器5内に
おける抽出効率の低下や抽出物の品質が低下するという
問題点も存在した。
【0015】さらに、分離器6が一基だけであると、溶
媒中の水分を充分に除去することができず、その結果圧
縮ポンプ4の前で二酸化炭素と水との水和物である固体
のハイドレイドが生成され、配管が閉塞する原因となる
という欠点もあった。
媒中の水分を充分に除去することができず、その結果圧
縮ポンプ4の前で二酸化炭素と水との水和物である固体
のハイドレイドが生成され、配管が閉塞する原因となる
という欠点もあった。
【0016】以上のように、従来の抽出装置において
は、循環使用している溶媒の劣化が激しく、その精製処
理が充分に行い得ないことに起因する不都合が種々起こ
っていたのである。
は、循環使用している溶媒の劣化が激しく、その精製処
理が充分に行い得ないことに起因する不都合が種々起こ
っていたのである。
【0017】このような抽出装置1をさらに改良したも
のとして特開平3−21302号公報によって開示され
たものが挙げられる。この公報によって開示された装置
は、分離器を並列で複数器設けて圧力および温度条件を
変え、溶解度の違いに応じて複数の抽出成分を分離する
ように構成されている。しかし、この装置の場合は、抽
出物の効率的な分離回収が目的であり、抽残成分が製品
となる場合の品質および溶媒としての二酸化炭素の劣化
については考慮されていないため、継続的に安定して抽
出装置を運転するについては不安が残る。
のとして特開平3−21302号公報によって開示され
たものが挙げられる。この公報によって開示された装置
は、分離器を並列で複数器設けて圧力および温度条件を
変え、溶解度の違いに応じて複数の抽出成分を分離する
ように構成されている。しかし、この装置の場合は、抽
出物の効率的な分離回収が目的であり、抽残成分が製品
となる場合の品質および溶媒としての二酸化炭素の劣化
については考慮されていないため、継続的に安定して抽
出装置を運転するについては不安が残る。
【0018】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、超臨界流体抽出において、
抽出成分の分離回収を効率的に行うことができ、また製
品品質を向上させることができ、さらに配管の詰りによ
るトラブルをなくして順調に抽出装置を運転することが
できる超臨界流体抽出装置を提供することを目的として
いる。
ためになされたものであり、超臨界流体抽出において、
抽出成分の分離回収を効率的に行うことができ、また製
品品質を向上させることができ、さらに配管の詰りによ
るトラブルをなくして順調に抽出装置を運転することが
できる超臨界流体抽出装置を提供することを目的として
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
超臨界流体抽出装置は、気体を凝縮、冷却および圧縮し
て超臨界流体化した溶媒を製造する超臨界流体製造手段
と、上記超臨界流体化した溶媒によって原料物質中の抽
出成分を抽出する抽出手段と、上記溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収する分離手段とからなる超臨界流体
抽出装置において、上記超臨界流体製造手段には超臨界
流体化した溶媒を製造するための凝縮器および圧縮ポン
プが備えられ、上記抽出手段には充填された原料物質中
の抽出成分が上記超臨界流体化した溶媒によって抽出さ
れる抽出器が設けられ、上記分離手段には気化した溶媒
とそれ以外とに分離する複数の分離器が直列に配設され
ていることを特徴とするものである。
超臨界流体抽出装置は、気体を凝縮、冷却および圧縮し
て超臨界流体化した溶媒を製造する超臨界流体製造手段
と、上記超臨界流体化した溶媒によって原料物質中の抽
出成分を抽出する抽出手段と、上記溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収する分離手段とからなる超臨界流体
抽出装置において、上記超臨界流体製造手段には超臨界
流体化した溶媒を製造するための凝縮器および圧縮ポン
プが備えられ、上記抽出手段には充填された原料物質中
の抽出成分が上記超臨界流体化した溶媒によって抽出さ
れる抽出器が設けられ、上記分離手段には気化した溶媒
とそれ以外とに分離する複数の分離器が直列に配設され
ていることを特徴とするものである。
【0020】本発明の請求項2記載の超臨界流体抽出装
置は、請求項1記載の超臨界流体抽出装置において、上
記複数の分離器は、上記抽出手段から導出された溶媒よ
り抽出成分を分離する第一分離器と、この第一分離器か
ら導出された溶媒より第一分離器で分離回収されなかっ
た抽出成分および水を除去する第二分離器と、この第二
分離器から導出された溶媒より上記第一および第二分離
器で分離回収し得なかった残留物質を除去する第三分離
器と、この第三分離器から導出された溶媒より残留水分
を除去する第四分離器とから構成されていることを特徴
とするものである。
置は、請求項1記載の超臨界流体抽出装置において、上
記複数の分離器は、上記抽出手段から導出された溶媒よ
り抽出成分を分離する第一分離器と、この第一分離器か
ら導出された溶媒より第一分離器で分離回収されなかっ
た抽出成分および水を除去する第二分離器と、この第二
分離器から導出された溶媒より上記第一および第二分離
器で分離回収し得なかった残留物質を除去する第三分離
器と、この第三分離器から導出された溶媒より残留水分
を除去する第四分離器とから構成されていることを特徴
とするものである。
【0021】
【作用】上記請求項1記載の超臨界流体抽出装置によれ
ば、抽出手段より導入された溶媒から抽出成分を分離す
る分離手段には複数の分離器が直列に設けられているた
め、複数の分離手段によってより確実に抽出成分を分離
回収することができるとともに、不純物としての水や分
離することができなかった有機成分をも溶媒から分離除
去することができ、その結果抽出成分の収率が上昇する
とともに、清浄な状態の溶媒が循環使用されることにな
り、配管の閉塞が防止されるなど操業状態が安定化し、
さらに抽出成分の品質が向上する。
ば、抽出手段より導入された溶媒から抽出成分を分離す
る分離手段には複数の分離器が直列に設けられているた
め、複数の分離手段によってより確実に抽出成分を分離
回収することができるとともに、不純物としての水や分
離することができなかった有機成分をも溶媒から分離除
去することができ、その結果抽出成分の収率が上昇する
とともに、清浄な状態の溶媒が循環使用されることにな
り、配管の閉塞が防止されるなど操業状態が安定化し、
さらに抽出成分の品質が向上する。
【0022】上記請求項2記載の超臨界流体抽出装置に
よれば、複数の分離器のうち、まず第一分離器において
溶媒中の主な抽出成分が分離回収され、つぎの第二分離
器において水などと共に第一分離器で分離されなかった
抽出成分が分離回収されるため、抽出成分および抽残成
分の収率が上昇する。
よれば、複数の分離器のうち、まず第一分離器において
溶媒中の主な抽出成分が分離回収され、つぎの第二分離
器において水などと共に第一分離器で分離されなかった
抽出成分が分離回収されるため、抽出成分および抽残成
分の収率が上昇する。
【0023】そして、第三分離器において溶媒中に残留
している微量の有機物が除去され、引き続き第四分離器
において水分が除去されるため、溶媒は不純物がほぼ完
全に除去された清浄なものになる。
している微量の有機物が除去され、引き続き第四分離器
において水分が除去されるため、溶媒は不純物がほぼ完
全に除去された清浄なものになる。
【0024】
【実施例】図1は本発明に係る超臨界流体抽出装置の構
成を示す説明図である。この図に示すように、本実施例
においては、抽出装置1は、溶媒貯蔵用の貯槽から供給
される液状の溶媒を過冷却および圧縮して上記溶媒を超
臨界流体に変換する超臨界流体製造手段1aと、この超
臨界流体製造手段1aから供給される超臨界流体化した
溶媒によって充填された原料物質中の抽出成分を抽出す
る抽出器が備えられた抽出手段1bと、上記溶媒中に抽
出された抽出成分を分離回収する分離器を有する分離手
段1cとから基本構成されている。
成を示す説明図である。この図に示すように、本実施例
においては、抽出装置1は、溶媒貯蔵用の貯槽から供給
される液状の溶媒を過冷却および圧縮して上記溶媒を超
臨界流体に変換する超臨界流体製造手段1aと、この超
臨界流体製造手段1aから供給される超臨界流体化した
溶媒によって充填された原料物質中の抽出成分を抽出す
る抽出器が備えられた抽出手段1bと、上記溶媒中に抽
出された抽出成分を分離回収する分離器を有する分離手
段1cとから基本構成されている。
【0025】そして、本実施例においては、原料物質か
ら抽出成分を抽出するための溶媒として二酸化炭素が用
いられている。
ら抽出成分を抽出するための溶媒として二酸化炭素が用
いられている。
【0026】超臨界流体製造手段1aには、分離手段1
cから循環供給されたほぼ常温の溶媒としての二酸化炭
素を、冷水等の冷媒と熱交換して液化する凝縮器7と、
この凝縮器7によって液化された二酸化炭素を一時貯蔵
する二酸化炭素貯槽2と、この二酸化炭素貯槽2から導
出された液状の二酸化炭素貯槽2を冷媒との熱交換によ
ってさらに低温に過冷却する第一熱交換器31と、この
第一熱交換器31の下流側に設けられた圧縮ポンプ4と
を備えている。また、圧縮ポンプ4の上流側には流量計
41が設けられており、圧縮ポンプ4により供給される
二酸化炭素の液量が測定可能にされている。
cから循環供給されたほぼ常温の溶媒としての二酸化炭
素を、冷水等の冷媒と熱交換して液化する凝縮器7と、
この凝縮器7によって液化された二酸化炭素を一時貯蔵
する二酸化炭素貯槽2と、この二酸化炭素貯槽2から導
出された液状の二酸化炭素貯槽2を冷媒との熱交換によ
ってさらに低温に過冷却する第一熱交換器31と、この
第一熱交換器31の下流側に設けられた圧縮ポンプ4と
を備えている。また、圧縮ポンプ4の上流側には流量計
41が設けられており、圧縮ポンプ4により供給される
二酸化炭素の液量が測定可能にされている。
【0027】この超臨界流体製造手段1aにおいては、
溶媒としての二酸化炭素は液状を呈している。そして、
二酸化炭素貯槽2から導出された二酸化炭素は、上記第
一熱交換器31による冷却後圧縮ポンプ4による圧縮に
よって、その圧力は臨界値以上に到達した状態になる。
溶媒としての二酸化炭素は液状を呈している。そして、
二酸化炭素貯槽2から導出された二酸化炭素は、上記第
一熱交換器31による冷却後圧縮ポンプ4による圧縮に
よって、その圧力は臨界値以上に到達した状態になる。
【0028】上記抽出手段1bには、上流側の圧縮ポン
プ4から圧送されてきた臨界値近傍の二酸化炭素を加熱
して臨界温度および臨界圧力を超えたいわゆる超臨界流
体にする第二熱交換器32と、この第二熱交換器32か
ら導出された超臨界流体の供給を受け、装填された原料
物質から抽出成分を抽出する抽出器5とが備えられてい
る。
プ4から圧送されてきた臨界値近傍の二酸化炭素を加熱
して臨界温度および臨界圧力を超えたいわゆる超臨界流
体にする第二熱交換器32と、この第二熱交換器32か
ら導出された超臨界流体の供給を受け、装填された原料
物質から抽出成分を抽出する抽出器5とが備えられてい
る。
【0029】抽出器5の内部には金属製の網体からなる
バスケット51が内装されるようになっており、原料物
質はこのバスケット51に入れられ、この原料物質の入
ったバスケット51が抽出器5内に装入されることによ
って、原料物質の抽出器5内への装填が行われる。そし
て、抽出器5の底部から導入された超臨界状態の二酸化
炭素は、バスケット51内の下部から順次上部に向かっ
て原料物質を浸漬してゆき、その間に原料物質内の抽出
成分は溶け出して二酸化炭素内に移行する。
バスケット51が内装されるようになっており、原料物
質はこのバスケット51に入れられ、この原料物質の入
ったバスケット51が抽出器5内に装入されることによ
って、原料物質の抽出器5内への装填が行われる。そし
て、抽出器5の底部から導入された超臨界状態の二酸化
炭素は、バスケット51内の下部から順次上部に向かっ
て原料物質を浸漬してゆき、その間に原料物質内の抽出
成分は溶け出して二酸化炭素内に移行する。
【0030】そして、本実施例においては、第二熱交換
器32と抽出器5との間を結ぶ配管内に、抽出成分を効
率よく抽出するエントレーナ(担体)としての役割を果
たす水が給水装置42から供給されるようになってい
る。また、抽出器5の出口側には第一調圧弁5aが設け
られている。
器32と抽出器5との間を結ぶ配管内に、抽出成分を効
率よく抽出するエントレーナ(担体)としての役割を果
たす水が給水装置42から供給されるようになってい
る。また、抽出器5の出口側には第一調圧弁5aが設け
られている。
【0031】上記分離手段1cは、抽出器5から導出さ
れ第一調圧弁5aにより減圧されて液化した一部の二酸
化炭素を加熱する第三熱交換器33と、それに続く第一
分離器61と、この第一分離器61から導出された二酸
化炭素の温度条件を変更するための第四熱交換器34
と、第一分離器で分離回収されなかった抽出成分および
水を分離する第二分離器62と、この第二分離器62か
ら導出された二酸化炭素より上記第一および第二分離器
61、62で分離回収し得なかった残留物質を除去する
第三分離器63と、この第三分離器63から導出された
二酸化炭素より水分を除去する第四分離器64とから構
成されている。この分離手段1cにおいては、溶媒とし
ての二酸化炭素はガス状となって各種の処理が施され
る。
れ第一調圧弁5aにより減圧されて液化した一部の二酸
化炭素を加熱する第三熱交換器33と、それに続く第一
分離器61と、この第一分離器61から導出された二酸
化炭素の温度条件を変更するための第四熱交換器34
と、第一分離器で分離回収されなかった抽出成分および
水を分離する第二分離器62と、この第二分離器62か
ら導出された二酸化炭素より上記第一および第二分離器
61、62で分離回収し得なかった残留物質を除去する
第三分離器63と、この第三分離器63から導出された
二酸化炭素より水分を除去する第四分離器64とから構
成されている。この分離手段1cにおいては、溶媒とし
ての二酸化炭素はガス状となって各種の処理が施され
る。
【0032】上記第三熱交換器33には加熱用の熱交換
熱源として加熱蒸気が供給され、この加熱蒸気と、原料
物質から抽出物質を抽出し上記抽出器5から導出された
低温の二酸化炭素とは熱交換され、二酸化炭素は所定温
度に加熱されて完全にガス化して第一分離器61に供給
される。
熱源として加熱蒸気が供給され、この加熱蒸気と、原料
物質から抽出物質を抽出し上記抽出器5から導出された
低温の二酸化炭素とは熱交換され、二酸化炭素は所定温
度に加熱されて完全にガス化して第一分離器61に供給
される。
【0033】上記第一分離器61は、分離手段1c内で
メインとなる分離器であり、ここでガス状になった二酸
化炭素と、液状の抽出成分とが分離される。そして、こ
の分離を良好に行うために、第一分離器61内の圧力は
40kg/cm2〜74kg/cm2、好ましくは50kg/cm2〜
70kg/cm2に、また温度は30℃〜80℃に制御され
る。そして、上記の範囲内で実験によって求められた各
抽出成分に対する最適な温度、圧力が実際の操業時に採
用される。
メインとなる分離器であり、ここでガス状になった二酸
化炭素と、液状の抽出成分とが分離される。そして、こ
の分離を良好に行うために、第一分離器61内の圧力は
40kg/cm2〜74kg/cm2、好ましくは50kg/cm2〜
70kg/cm2に、また温度は30℃〜80℃に制御され
る。そして、上記の範囲内で実験によって求められた各
抽出成分に対する最適な温度、圧力が実際の操業時に採
用される。
【0034】上記のような圧力および温度条件が採用さ
れるのは以下の理由による。すなわち、一般的に気体
(本実施例の場合はガス状の二酸化炭素)の抽出成分に
対する溶解度は、気体の圧力が低いほど小さいため、圧
力を低くすればするほど抽出成分から二酸化炭素がより
多く抜け出し好都合である。しかし、圧力が低くなれば
それに伴って二酸化炭素の飽和温度も低くなるため、よ
り低温にしなければ循環して使用される二酸化炭素を二
酸化炭素貯槽2において液状で貯溜することができなく
なる。あえてより低温にすれば、二酸化炭素と水との水
和物であるハイドレイドが配管内に多く生成して円滑な
操業を妨害する。これらの不都合を回避するために、上
記のような圧力および温度条件が採用されているのであ
る。
れるのは以下の理由による。すなわち、一般的に気体
(本実施例の場合はガス状の二酸化炭素)の抽出成分に
対する溶解度は、気体の圧力が低いほど小さいため、圧
力を低くすればするほど抽出成分から二酸化炭素がより
多く抜け出し好都合である。しかし、圧力が低くなれば
それに伴って二酸化炭素の飽和温度も低くなるため、よ
り低温にしなければ循環して使用される二酸化炭素を二
酸化炭素貯槽2において液状で貯溜することができなく
なる。あえてより低温にすれば、二酸化炭素と水との水
和物であるハイドレイドが配管内に多く生成して円滑な
操業を妨害する。これらの不都合を回避するために、上
記のような圧力および温度条件が採用されているのであ
る。
【0035】なお、圧力値については、以下の第二分離
器62、第三分離器63および第四分離器64において
も上記と同じであり、さらに循環使用される二酸化炭素
が貯溜される二酸化炭素貯槽2内のガス圧力も同様であ
る。
器62、第三分離器63および第四分離器64において
も上記と同じであり、さらに循環使用される二酸化炭素
が貯溜される二酸化炭素貯槽2内のガス圧力も同様であ
る。
【0036】上記第二分離器62は、第一分離器61で
分離することができなかった抽出成分および水を分離す
るための分離器であり、分離された水の中には抽出成分
も含まれているから、この水を別途精製することによっ
て抽出成分をさらに回収することができる。
分離することができなかった抽出成分および水を分離す
るための分離器であり、分離された水の中には抽出成分
も含まれているから、この水を別途精製することによっ
て抽出成分をさらに回収することができる。
【0037】この第二分離器62の温度条件は、20℃
〜45℃、好ましくは20℃〜35℃とされている。こ
の温度は、第一分離器61から導出された二酸化炭素を
冷水で熱交換を行って冷却する第四熱交換器34をコン
トロールすることによって実現する。そして、上記のよ
うな温度条件が設定された理由は、第一分離器よりも低
温とすることにより、第一分離器で分離し得なかった抽
出成分、特に親水性物質および水を分離回収するため、
並びに上記圧力条件において、二酸化炭素が液化しない
ようにその飽和温度よりも約5℃高めに第二分離器62
内の温度を設定したいがためである。
〜45℃、好ましくは20℃〜35℃とされている。こ
の温度は、第一分離器61から導出された二酸化炭素を
冷水で熱交換を行って冷却する第四熱交換器34をコン
トロールすることによって実現する。そして、上記のよ
うな温度条件が設定された理由は、第一分離器よりも低
温とすることにより、第一分離器で分離し得なかった抽
出成分、特に親水性物質および水を分離回収するため、
並びに上記圧力条件において、二酸化炭素が液化しない
ようにその飽和温度よりも約5℃高めに第二分離器62
内の温度を設定したいがためである。
【0038】この温度条件は、つぎの第三分離器63お
よび第四分離器64においても同様にしている。なお、
これら分離器63、64の操業条件に応じて二酸化炭素
の温度を設定するようにしてもよい。
よび第四分離器64においても同様にしている。なお、
これら分離器63、64の操業条件に応じて二酸化炭素
の温度を設定するようにしてもよい。
【0039】上記第三分離器63は、上記第一および第
二分離器61、62で分離回収し得なかった残留物質を
除去するためのものである。この残留物質の代表的なも
のとしては、ガス状の二酸化炭素に混じった抽出成分の
蒸気がある。そのほか不純物としての有機成分を挙げる
こともできる。この第三分離器63は、いわゆる活性炭
吸着塔であって、第三分離器63内に充填された粒状の
活性炭によって上記残留物質が吸着除去される。残留物
を吸着除去するための吸着剤としては、活性炭の他に活
性アルミナ、ゼオライトなどを用いることもできるが、
本実施例の抽出装置のように吸着対象物がほとんど有機
成分である場合は活性炭が最も適している。
二分離器61、62で分離回収し得なかった残留物質を
除去するためのものである。この残留物質の代表的なも
のとしては、ガス状の二酸化炭素に混じった抽出成分の
蒸気がある。そのほか不純物としての有機成分を挙げる
こともできる。この第三分離器63は、いわゆる活性炭
吸着塔であって、第三分離器63内に充填された粒状の
活性炭によって上記残留物質が吸着除去される。残留物
を吸着除去するための吸着剤としては、活性炭の他に活
性アルミナ、ゼオライトなどを用いることもできるが、
本実施例の抽出装置のように吸着対象物がほとんど有機
成分である場合は活性炭が最も適している。
【0040】上記第四分離器64は、第三分離器より導
出された二酸化炭素から水分を除去するためのものであ
る。この第四分離器64には活性アルミナが充填されて
いる。活性アルミナのほかに、水分除去のために活性
炭、シリカゲルあるいは合成ゼオライトなども充填剤と
して適用することができるが、活性アルミナが最も好適
である。
出された二酸化炭素から水分を除去するためのものであ
る。この第四分離器64には活性アルミナが充填されて
いる。活性アルミナのほかに、水分除去のために活性
炭、シリカゲルあるいは合成ゼオライトなども充填剤と
して適用することができるが、活性アルミナが最も好適
である。
【0041】第四分離器64によって水分が除かれ、乾
燥状態になったガス状の二酸化炭素は、超臨界流体製造
手段1aの凝縮器7に供給されて循環使用される。
燥状態になったガス状の二酸化炭素は、超臨界流体製造
手段1aの凝縮器7に供給されて循環使用される。
【0042】本実施例の超臨界流体抽出装置は以上のよ
うに構成されているので、まず超臨界流体製造手段1a
において、前工程の分離手段1cから供給されたガス状
の二酸化炭素は、凝縮器7で熱交換によって冷却され、
液化して一旦二酸化炭素貯槽2に貯溜される。そして、
二酸化炭素貯槽2内の液状二酸化炭素は圧縮ポンプ4の
稼働に応じて適宜その下部から抜き出され、第一熱交換
器31で冷媒との熱交換が行われてさらに冷却され、圧
縮ポンプ4で加圧されてつぎの抽出手段1bに導出され
る。
うに構成されているので、まず超臨界流体製造手段1a
において、前工程の分離手段1cから供給されたガス状
の二酸化炭素は、凝縮器7で熱交換によって冷却され、
液化して一旦二酸化炭素貯槽2に貯溜される。そして、
二酸化炭素貯槽2内の液状二酸化炭素は圧縮ポンプ4の
稼働に応じて適宜その下部から抜き出され、第一熱交換
器31で冷媒との熱交換が行われてさらに冷却され、圧
縮ポンプ4で加圧されてつぎの抽出手段1bに導出され
る。
【0043】抽出手段1bに供給された液状の二酸化炭
素は、まず第二熱交換器32によって熱媒との熱交換に
より加熱されて超臨界流体となり、別途給水装置42か
ら供給されるエントレーナとしての水と合流し、抽出器
5の底部に導入される。抽出器5のバスケット51内に
は予め抽出用の原料物質が充填されているため、超臨界
状態の二酸化炭素はバスケット51内の原料物質を下部
から上部に貫流するように浸漬するため、原料物質内の
抽出成分は抽出されて超臨界状態の二酸化炭素内に移行
する。この抽出成分を抽出された原料物質が製品となる
こともある。
素は、まず第二熱交換器32によって熱媒との熱交換に
より加熱されて超臨界流体となり、別途給水装置42か
ら供給されるエントレーナとしての水と合流し、抽出器
5の底部に導入される。抽出器5のバスケット51内に
は予め抽出用の原料物質が充填されているため、超臨界
状態の二酸化炭素はバスケット51内の原料物質を下部
から上部に貫流するように浸漬するため、原料物質内の
抽出成分は抽出されて超臨界状態の二酸化炭素内に移行
する。この抽出成分を抽出された原料物質が製品となる
こともある。
【0044】そして、抽出成分でほぼ飽和した二酸化炭
素は抽出器5の頂部から第一調圧弁5aを介して分離手
段1c内の第三熱交換器33に供給され、熱交換によっ
て加熱されて30℃〜80℃になる。この場合、第一調
圧弁5aが適切に制御されることによって、二酸化炭素
は圧力は50kg/cm2〜74kg/cm2のガス状になって第
一分離器61に供給される。この第一分離器61におい
て、ガス状の二酸化炭素から抽出成分は分離して第一分
離器61の底部に溜り、この貯溜した抽出成分は適宜抜
き出されて製品とされる場合もある。
素は抽出器5の頂部から第一調圧弁5aを介して分離手
段1c内の第三熱交換器33に供給され、熱交換によっ
て加熱されて30℃〜80℃になる。この場合、第一調
圧弁5aが適切に制御されることによって、二酸化炭素
は圧力は50kg/cm2〜74kg/cm2のガス状になって第
一分離器61に供給される。この第一分離器61におい
て、ガス状の二酸化炭素から抽出成分は分離して第一分
離器61の底部に溜り、この貯溜した抽出成分は適宜抜
き出されて製品とされる場合もある。
【0045】一方、第一分離器61の上部から導出され
たガス状の二酸化炭素は、第四熱交換器34に導出さ
れ、ここで冷水との熱交換によって20℃〜45℃にま
で冷却され、第二分離器62に供給される。この第二分
離器62においては、第一分離器で分離回収されなかっ
た抽出成分および水とが取り除かれ、さらに上記第一分
離器61で分離し得なかった抽出成分も分離回収され
る。
たガス状の二酸化炭素は、第四熱交換器34に導出さ
れ、ここで冷水との熱交換によって20℃〜45℃にま
で冷却され、第二分離器62に供給される。この第二分
離器62においては、第一分離器で分離回収されなかっ
た抽出成分および水とが取り除かれ、さらに上記第一分
離器61で分離し得なかった抽出成分も分離回収され
る。
【0046】そして、第二分離器62を導出された二酸
化炭素は、第三分離器63で残留物が吸着除去され、第
四分離器64で水分が取り除かれて乾燥状態となり、再
度超臨界流体製造手段1aの凝縮器7に供給されて循環
使用される。
化炭素は、第三分離器63で残留物が吸着除去され、第
四分離器64で水分が取り除かれて乾燥状態となり、再
度超臨界流体製造手段1aの凝縮器7に供給されて循環
使用される。
【0047】以上のように、本実施例の抽出装置1は、
その分離手段1cにおいて分離器6として、第一分離器
61、第二分離器62、第三分離器63および第四分離
器64の合計四基の分離器を直列的に配置し、循環使用
される溶媒としての二酸化炭素から順次抽出成分、水
等、残留物および残留水分を取り去るようにされている
ため、製品収率は上昇し、製品品質は向上するととも
に、溶媒としての二酸化炭素は常に清浄に保たれるた
め、配管閉塞のトラブルは減少し、円滑な抽出装置1の
操業が実現する。
その分離手段1cにおいて分離器6として、第一分離器
61、第二分離器62、第三分離器63および第四分離
器64の合計四基の分離器を直列的に配置し、循環使用
される溶媒としての二酸化炭素から順次抽出成分、水
等、残留物および残留水分を取り去るようにされている
ため、製品収率は上昇し、製品品質は向上するととも
に、溶媒としての二酸化炭素は常に清浄に保たれるた
め、配管閉塞のトラブルは減少し、円滑な抽出装置1の
操業が実現する。
【0048】なお、上記実施例においては、分離器6は
四基とされているが、本発明は四基に限定されるもので
はなく、二基でもよいしまた五基以上でもよい。
四基とされているが、本発明は四基に限定されるもので
はなく、二基でもよいしまた五基以上でもよい。
【0049】また、上記実施例においては、製品を取り
出すメインの分離器として第一分離器61を設けている
が、第一分離器61の上流側にさらにもう一基の分離器
を設け、第一分離器61との間に調圧弁を設け、この調
圧弁と第一調圧弁5aとを操作することによってこの分
離器内の圧力を74kg/cm2以上に制御するようにすれ
ば、抽出成分が複数種類存在するような場合にも適用す
ることができ好都合である。
出すメインの分離器として第一分離器61を設けている
が、第一分離器61の上流側にさらにもう一基の分離器
を設け、第一分離器61との間に調圧弁を設け、この調
圧弁と第一調圧弁5aとを操作することによってこの分
離器内の圧力を74kg/cm2以上に制御するようにすれ
ば、抽出成分が複数種類存在するような場合にも適用す
ることができ好都合である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超臨界流
体抽出装置は、貯槽から供給される液状の溶媒を加熱お
よび圧縮して上記溶媒を超臨界流体に変換する超臨界流
体製造手段と、この超臨界流体製造手段から供給される
超臨界流体化した溶媒によって原料物質中の抽出成分を
抽出する抽出器が備えられた抽出手段と、上記溶媒中に
抽出された抽出成分を分離回収する分離器を有する分離
手段とからなる超臨界流体抽出装置において、抽出手段
より導入された溶媒から抽出成分を分離する分離手段に
は複数の分離器が設けられているため、複数の分離手段
によってより確実に抽出成分を分離回収することができ
るとともに、不純物としての水や分離することができな
かった有機成分をも溶媒から分離除去することができ、
その結果抽出成分の収率が上昇するとともに、清浄な状
態の溶媒が循環使用されることになり、配管の閉塞が防
止されるなど操業状態が安定化し、さらに抽出成分の品
質が向上する。
体抽出装置は、貯槽から供給される液状の溶媒を加熱お
よび圧縮して上記溶媒を超臨界流体に変換する超臨界流
体製造手段と、この超臨界流体製造手段から供給される
超臨界流体化した溶媒によって原料物質中の抽出成分を
抽出する抽出器が備えられた抽出手段と、上記溶媒中に
抽出された抽出成分を分離回収する分離器を有する分離
手段とからなる超臨界流体抽出装置において、抽出手段
より導入された溶媒から抽出成分を分離する分離手段に
は複数の分離器が設けられているため、複数の分離手段
によってより確実に抽出成分を分離回収することができ
るとともに、不純物としての水や分離することができな
かった有機成分をも溶媒から分離除去することができ、
その結果抽出成分の収率が上昇するとともに、清浄な状
態の溶媒が循環使用されることになり、配管の閉塞が防
止されるなど操業状態が安定化し、さらに抽出成分の品
質が向上する。
【0051】上記複数の分離器として、抽出手段から導
出された溶媒より抽出成分を分離する第一分離器と、こ
の第一分離器から導出された溶媒より第一分離器で分離
回収されなかった抽出成分および水を除去する第二分離
器と、この第二分離器から導出された溶媒より上記第一
および第二分離器で分離回収し得なかった残留物質を除
去する第三分離器と、この第三分離器から導出された溶
媒より水分を除去する第四分離器とを設ければ、まず第
一分離器において溶媒中の主な抽出成分が分離回収さ
れ、つぎの第二分離器において水などと共に第一分離器
で分離されなかった抽出成分が分離回収されるため、抽
出成分の収率が上昇し、第三分離器において溶媒中に残
留している微量の有機物が除去され、引き続き第四分離
器において微量水分が除去されるため、溶媒は不純物が
ほぼ完全に除去された清浄なものになる。特に、第二分
離器では、第一分離器よりも低温とすることにより水が
分離され、それに伴い親水性物質がより効率的に分離さ
れる。
出された溶媒より抽出成分を分離する第一分離器と、こ
の第一分離器から導出された溶媒より第一分離器で分離
回収されなかった抽出成分および水を除去する第二分離
器と、この第二分離器から導出された溶媒より上記第一
および第二分離器で分離回収し得なかった残留物質を除
去する第三分離器と、この第三分離器から導出された溶
媒より水分を除去する第四分離器とを設ければ、まず第
一分離器において溶媒中の主な抽出成分が分離回収さ
れ、つぎの第二分離器において水などと共に第一分離器
で分離されなかった抽出成分が分離回収されるため、抽
出成分の収率が上昇し、第三分離器において溶媒中に残
留している微量の有機物が除去され、引き続き第四分離
器において微量水分が除去されるため、溶媒は不純物が
ほぼ完全に除去された清浄なものになる。特に、第二分
離器では、第一分離器よりも低温とすることにより水が
分離され、それに伴い親水性物質がより効率的に分離さ
れる。
【0052】本発明は、以上のように抽出装置の分離手
段に複数の分離器を設けて複数段で溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収するとともに、溶媒中の不純物を取
り去るものであるため、従来よりも製品としての抽出成
分の収率が上昇するとともに、循環使用される溶媒は常
に清浄化されているから、抽残成分を製品とする場合で
も製品品質は向上するとともに抽出装置を円滑に運転す
ることができるなど原料物質から有用な抽出成分を分離
回収するうえで極めて有用である。
段に複数の分離器を設けて複数段で溶媒中に抽出された
抽出成分を分離回収するとともに、溶媒中の不純物を取
り去るものであるため、従来よりも製品としての抽出成
分の収率が上昇するとともに、循環使用される溶媒は常
に清浄化されているから、抽残成分を製品とする場合で
も製品品質は向上するとともに抽出装置を円滑に運転す
ることができるなど原料物質から有用な抽出成分を分離
回収するうえで極めて有用である。
【図1】本発明の超臨界流体抽出装置の一例を示す説明
図である。
図である。
【図2】従来の超臨界流体抽出装置の一例を示す説明図
である。
である。
1 抽出装置 1a 超臨界流体製造手段 1b 抽出手段 1c 分離手段 2 二酸化炭素貯槽 31 第一熱交換器 32 第二熱交換器 33 第三熱交換器 34 第四熱交換器 4 圧縮ポンプ 5 抽出器 51 バスケット 6 分離器 61 第一分離器 62 第二分離器 63 第三分離器 64 第四分離器 7 凝縮器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀本 健 神奈川県平塚市黒部丘1の77 日本たばこ 産業株式会社平塚工場内 (72)発明者 加藤 修 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式 会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 山形 昌弘 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号 株式 会社神戸製鋼所神戸本社内
Claims (2)
- 【請求項1】 気体を凝縮、冷却および圧縮して超臨界
流体化した溶媒を製造する超臨界流体製造手段と、上記
超臨界流体化した溶媒によって原料物質中の抽出成分を
抽出する抽出手段と、上記溶媒中に抽出された抽出成分
を分離回収する分離手段とからなる超臨界流体抽出装置
において、上記超臨界流体製造手段には超臨界流体化し
た溶媒を製造するための凝縮器および圧縮ポンプが備え
られ、上記抽出手段には充填された原料物質中の抽出成
分が上記超臨界流体化した溶媒によって抽出される抽出
器が設けられ、上記分離手段には気化した溶媒とそれ以
外とに分離する複数の分離器が直列に配設されているこ
とを特徴とする超臨界流体抽出装置。 - 【請求項2】 上記複数の分離器は、上記抽出手段から
導出された溶媒より抽出成分を分離する第一分離器と、
この第一分離器から導出された溶媒より第一分離器で分
離回収されなかった抽出成分および水を除去する第二分
離器と、この第二分離器から導出された溶媒より上記第
一および第二分離器で分離回収し得なかった残留物質を
除去する第三分離器と、この第三分離器から導出された
溶媒より残留水分を除去する第四分離器とから構成され
ていることを特徴とする請求項1記載の超臨界流体抽出
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216999A JP3010099B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 超臨界流体抽出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216999A JP3010099B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 超臨界流体抽出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663308A true JPH0663308A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3010099B2 JP3010099B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=16697234
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4216999A Expired - Fee Related JP3010099B2 (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 超臨界流体抽出装置 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3010099B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130091550A (ko) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | 삼성전자주식회사 | 기판 처리용 유체 공급 시스템 및 방법 |
| CN108619754A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-10-09 | 江苏省宜兴中等专业学校 | 一种从火龙果中提取青花素的装置 |
| KR20190029436A (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-20 | 주식회사 엘지화학 | 용매 분리방법 및 분리장치 |
| WO2019054671A1 (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-21 | 주식회사 엘지화학 | 용매 분리방법 및 분리장치 |
| CN109957451A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 宜兴市瑞优娜玫瑰产业有限公司 | 一种二氧化碳萃取玫瑰精油装置 |
| CN112957765A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-15 | 中化学华陆新材料有限公司 | 一种超临界二氧化碳萃取节能工艺 |
| KR20210156664A (ko) * | 2020-06-18 | 2021-12-27 | 주식회사 엘지화학 | 폐용매 회수방법 |
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|---|---|---|---|---|
| JP4142357B2 (ja) | 2002-07-04 | 2008-09-03 | 株式会社神戸製鋼所 | 廃高圧流体の処理方法およびその装置 |
| KR101700175B1 (ko) * | 2016-09-20 | 2017-01-26 | 한국이미지시스템(주) | 초임계 유체를 이용한 추출 장치 및 추출 방법 |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP4216999A patent/JP3010099B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20130091550A (ko) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | 삼성전자주식회사 | 기판 처리용 유체 공급 시스템 및 방법 |
| KR20190029436A (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-20 | 주식회사 엘지화학 | 용매 분리방법 및 분리장치 |
| WO2019054671A1 (ko) * | 2017-09-12 | 2019-03-21 | 주식회사 엘지화학 | 용매 분리방법 및 분리장치 |
| US11083979B2 (en) | 2017-09-12 | 2021-08-10 | Lg Chem, Ltd. | Solvent separation method and solvent separation apparatus |
| CN109957451A (zh) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 宜兴市瑞优娜玫瑰产业有限公司 | 一种二氧化碳萃取玫瑰精油装置 |
| CN108619754A (zh) * | 2018-07-03 | 2018-10-09 | 江苏省宜兴中等专业学校 | 一种从火龙果中提取青花素的装置 |
| KR20210156664A (ko) * | 2020-06-18 | 2021-12-27 | 주식회사 엘지화학 | 폐용매 회수방법 |
| CN112957765A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-15 | 中化学华陆新材料有限公司 | 一种超临界二氧化碳萃取节能工艺 |
| CN112957765B (zh) * | 2021-02-05 | 2022-11-04 | 中化学华陆新材料有限公司 | 一种超临界二氧化碳萃取节能工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3010099B2 (ja) | 2000-02-14 |
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