JPH0663404U - 回転体の異常信号発信装置 - Google Patents

回転体の異常信号発信装置

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JPH0663404U JP583393U JP583393U JPH0663404U JP H0663404 U JPH0663404 U JP H0663404U JP 583393 U JP583393 U JP 583393U JP 583393 U JP583393 U JP 583393U JP H0663404 U JPH0663404 U JP H0663404U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アース線を設けることなく、トランジスタの
個数も少なくして、安価で且つ取り付け作業に際しても
簡単に装着することができるようにする。 【構成】 タイヤの回転により圧電素子26,整流回路
27で発電して二次電池28に充電する。二次電池28
の負端子は異常検出スイッチ13aを介してアースす
る。トランジスタ31〜33はそれぞれ発信器29を直
列に介して二次電池28の端子間に接続する。トランジ
スタ31〜33のベースは、バイアス抵抗34を介して
二次電池28の正端子に接続すると共に、異常検出スイ
ッチ13b〜13dおよび空気圧センサ14を介してア
ースする。タイヤが異常状態となっていずれの異常検出
スイッチ13a〜13d,空気圧センサ14がオフして
もトランジスタ31〜33の対応するものがオンして発
振器29が動作する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、タイヤなどの回転体に設けられその異常状態の発生を空中伝播信号 として発信するようにした回転体の異常信号発信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置としては、例えば、タイヤに設けられる異常状態を検知し たときにその異常検知信号を空中伝播信号として発信し、受信装置によりこれを 受信して報知手段などにより使用者に報知するようにしたものがある。この場合 、タイヤに設ける異常信号発信装置においては、例えば、タイヤのハブナットの 緩みを検出したり、あるいは空気圧が低下したのを検出して異常検出信号を出力 するものがある。
【0003】 例えば、タイヤのハブナットの緩みは、タイヤのホイールとこれを固定するハ ブナットとの間にスイッチを構成する接触片を介在させ、ハブナットの締め付け 状態が良好なときには接触片がホイールおよびハブを介してアースされる構成と なっており、ハブナットが緩んで接触片とホイールとの間の電気的接触状態が不 良となるとオフするように異常検出スイッチを構成している。また、タイヤに設 けた空気圧センサにより、タイヤの空気圧が所定値よりも低下するとオフするス イッチを設けて空気圧の異常検出スイッチとしている。
【0004】 そして、異常信号発信装置においては、これらの異常検出スイッチがオフする と、例えば、それぞれに対応して設けられたトランジスタがオンして異常検出信 号を空中伝播信号として発信するように構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来構成のものでは、各異常検出スイッチが異常 を検出したときにアースレベルから浮動のレベルに切換わることでトランジスタ をオンさせる都合上、異常信号発信装置を構成する回路自体のアースを取る必要 がある。したがって、別途に装置からアース線を引き出してタイヤのホイール等 のアースレベルに相当する部位に接続する必要があり、タイヤへの装着に際して 面倒な接続作業が必要になる煩わしさがある。
【0006】 また、このように各異常検出スイッチに対応してトランジスタのオンオフの制 御を行うため、何れの異常検出スイッチにもそれぞれ1個のトランジスタを対応 させて設ける必要があり、部品点数が多くなる不具合がある。
【0007】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置のアース線を 設けることなく、しかもトランジスタの個数も少なくして、安価で且つ取り付け 作業に際しても簡単に装着することができるようにした回転体の異常信号発信装 置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の回転体の異常信号発信装置は、回転体の異常状態を検出するとオン状 態からオフ状態に切り換わるように設けられた少なくとも2個の異常検出スイッ チと、これらの異常検出スイッチのうちの1つの異常検出スイッチを介して一方 の端子がアースされた直流電源と、制御端子を有しその制御端子が他の一つの異 常検出スイッチを介してアースされると共に前記直流電源の他方の端子にバイア ス手段を介して接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子のオンに より異常検出信号を空中伝播信号として発信するように構成された発信器とを具 備したところに特徴を有する。
【0009】
【作用】
本考案の回転体の異常信号発信装置によれば、回転体に異常が発生していない 状態においては、いずれの異常検出スイッチもオン状態となっているので、一方 の異常検出スイッチは直流電源の一方の端子をアースして所定電位に保持してお り、他方の異常検出スイッチはスイッチング素子の制御端子をアースしてバイア ス手段によるバイアスを無効化しているので、スイッチング素子はオフ状態に保 持されている。したがって、発信器は動作されず、異常検出信号の空中伝播信号 は発信されない状態となっている。
【0010】 次に、回転体が異常状態となって異常検出スイッチがオン状態からオフ状態に 切換わると、これにより、いずれの異常検出スイッチがオフした場合においても スイッチング素子がオンして発信器を動作させて異常検出信号の空中伝播信号を 発信するようになる。
【0011】 この場合、まず、直流電源をアースしている異常検出スイッチがオフ状態とな った場合には、直流電源の一方の端子が浮動電位になり、スイッチング素子は、 制御端子が他方の異常検出スイッチのオン状態によりアースされていても、制御 端子と直流電源の一方の端子に接続された端子との間にバイアス手段により相対 的な電位差が与えられるようになるので、オン状態となって発信器を動作させる ようになる。また、スイッチング素子の制御端子をアースしている異常検出スイ ッチがオフ状態となった場合には、スイッチング素子は、同様にしてバイアス手 段により制御端子にバイアスが与えられるようになるのでオン状態となって発信 器を動作させるようになるのである。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を自動車のタイヤの異常を検出する異常信号発信装置に適用した 場合の一実施例について図面を参照しながら説明する。 すなわち、図2は電気的な全体構成の概要を示すもので、自動車のボディ側に 設けられる受信装置1は、マイクロコンピュータ,ROM,RAMなどからなる もので、あらかじめプログラムが記憶されており、後述のように動作するように なっている。操作キーとしての電波キー2は、自動車のキーシリンダに挿入して 回動操作するためのキープレート2aとキーグリップ2bとからなるもので、こ のキーグリップ2bにはロックスイッチ3およびアンロックスイッチ4が設けら れると共に、内部にはそのロックスイッチ3あるいはアンロックスイッチ4の押 圧操作に応じてIDコードと共にドアロック信号あるいはドアアンロック信号を 電波信号を発信するキー信号発信回路が内蔵されている。
【0013】 そして、受信装置1にはアンテナ1aが設けられており、上述の電波キー2か らの電波信号を受信するようになっている。また、受信装置1の各入力端子には 、自動車の運転席部に設けられているイグニッションスイッチ5,各ドアに設け られるドアカーテシスイッチ6および車速を検知する車速センサ7が接続されて いる。受信装置1の各出力端子には、ドアロック機構8を駆動する駆動装置8a ,第1および第2の警報装置9および10が接続されている。この場合、第1の 警報装置9は車内に設けられたブザー等からなるもので、車内の乗員に聞こえる 程度に報知するものであり、第2の警報装置10は例えば自動車に備えられたホ ーンを利用して車外にも聞こえるように報知するもので、いずれも警報手段とし て機能するものである。
【0014】 一方、タイヤの異常状態を検出して異常検出信号を電波信号として出力する送 信器11は、送信回路12(図1参照),4個の異常検出スイッチ13aないし 13d,空気圧センサ14およびアンテナ15により構成される。送信回路12 の各端子は、4個の異常検出スイッチ13aないし13dおよび空気圧センサ1 4をそれぞれ介して電気的にアースするように接続されている。この場合、後述 するように、4個の異常検出スイッチ13aないし13dとタイヤの空気圧を検 出する空気圧センサ14は、正常時においてはオン状態となっており、異常状態 を検出するとオフ状態となるもので、送信回路12は、これに基いて異常検出信 号を電波信号としてアンテナ15から送信するようになっている。
【0015】 次に、図3ないし図5を参照して送信器11の構成について述べる。すなわち 、送信回路12は、偏平な円筒状をなすケース16に収容されており、その底面 部から四方に向けて取り付け部材と異常検出スイッチ13aないし13dとを兼 用した4本のブラケット17が設けられている。各ブラケット17は、導電性を 有する部材からなり、その先端部の背面側には絶縁層17a(図5に拡大して図 示)が設けられている。そして各ブラケット17の先端部には挿通孔17bが形 成されている。
【0016】 さて、自動車に取り付けられるタイヤ18は、そのホイール19に形成された 挿通孔19aに、自動車の車軸端部のハブ20に突設された4本のハブボルト2 1が挿通された状態でハブナット22により固定されるが、このとき、ホイール 19とハブナット22との間に送信器11の4本のブラケット17のそれぞれの 挿通孔17aがハブボルト21に挿通された状態でハブナット22が締め付け固 定される。
【0017】 これにより、送信器11はホイール19の中心部分の外部に装着され、且つ、 この状態で、各ブラケット17とハブナット22とが圧接状態となって電気的に 接触した状態になる。また、このときブラケット17とホイール19との間は圧 接状態であるが絶縁層17aが介在されるために電気的には絶縁状態となる。こ れにより、ブラケット17は、ハブナット22,ハブボルト21,ハブ20を介 して車体側つまりアースされることになり、このブラケット17とハブナット2 2とにより異常検出スイッチ13aないし13dが構成されるのである。つまり 、この異常検出スイッチ13aないし13dは、正常時においてはオン状態にあ り、ハブナット22が緩んだり脱落するなどの異常状態が発生すると、ブラケッ ト17とハブナット22とが離間して非接触状態になり、この結果ブラケット1 7がアースされなくなることになりオフするものである。
【0018】 空気圧センサ14は、ホイール19の外周部のタイヤ18内部側に位置して設 けられており、外部に突設されたバルブ23に接続ケーブル24の一端側が接続 された状態でキャップ25が装着されている。接続ケーブル24の他端側は、送 信回路12の接続端子に接続されており、送信回路12と空気圧センサ14とが 電気的に接触状態となるようにしてある。そして、この空気圧センサ14は、タ イヤ18の空気圧が所定値以上ある正常状態においては、接続ケーブル24をホ イール19を介してアースした状態に保持し、空気圧が所定値以下に低下した異 常状態になるとオフし、接続ケーブル24とホイール19との電気的な接触状態 が断たれるようになっている。
【0019】 次に、図1を参照して送信回路12の電気的構成について述べる。圧電素子2 6は、タイヤ18の回転に伴う振動で発電を行うもので、その両端子は4個のダ イオードをブリッジ接続した整流回路27の交流入力端子間に接続されている。 整流回路27の直流出力端子は直流電源としての二次電池28の両端子間に接続 されており、圧電素子26により発生された交流出力を直流出力に変換して二次 電池28に与えて充電するようになっている。
【0020】 発信器としての発振器29は、タイヤ18の異常状態を電波信号としてアンテ ナ15から出力するもので、正の電源入力端子は二次電池28の正極端子に接続 され、負の電源入力端子はスイッチング素子としての4つのトランジスタ30な いし33のコレクタ・エミッタ間を介して二次電池28の負極端子に接続されて いる。各トランジスタ30ないし33の制御端子としてのベースはバイアス手段 としてのバイアス抵抗34を介して二次電池28の正極端子に接続されている。 そして、発振器29は、トランジスタ30ないし33のいずれかがオンすると、 二次電池28から給電されて異常検出信号を出力するようになっている。
【0021】 さて、前述の4個のブラケット17すなわち異常検出スイッチ13aないし1 3dのうち、異常検出スイッチ13aは二次電池28の負極端子に接続され、他 の3個の異常検出スイッチ13bないし13dは、それぞれトランジスタ30な いし32のベースに接続されており、空気圧センサ14に接続された接続ケーブ ル24は、トランジスタ33のベースに接続されている。
【0022】 次に、本実施例の作用について図6に示すプログラムのフローチャートをも参 照しながら説明する。 まず、送信器11の動作原理について説明する。送信回路12は、4個の異常 検出スイッチ13aないし13dおよび空気圧センサ14を介した状態でアース されているので、タイヤ18のホイール19を固定するハブナット22が正常に 固定され、且つタイヤ18の空気圧が正常である場合には、それら各スイッチ1 3aないし13dおよび空気圧センサ14が全てオン状態にあるので、トランジ スタ30ないし33のエミッタ・ベース間が共にアースレベルつまり同電位とさ れている。したがって、トランジスタ30ないし33は全てオフ状態が保持され ており、発振器29は二次電池28から給電されず、異常検出信号が出力されな い状態となっている。
【0023】 この状態で、ハブナット22の一つが緩んだりあるいは脱落したりすると、ブ ラケット17との接触状態が断たれるため、異常検出スイッチ13aないし13 dのうちの対応するものがオフ状態となる。つまり、例えば、異常検出スイッチ 13aがオフした場合には、二次電池28の負極端子が浮動状態となり、トラン ジスタ30ないし33のベース・エミッタ間にバイアス抵抗34を介してバイア スを与えるようになる。これにより、トランジスタ30ないし33がオンして発 振器29が給電されるようになり、異常検出信号がアンテナ15を介して電波信 号として出力される。
【0024】 また、異常検出スイッチ13bないし13dあるいは空気圧センサ14がオフ した場合には、トランジスタ30ないし33の対応するもののベースがアースレ ベルから浮動状態とされるようになり、そのベース・エミッタ間にバイアス抵抗 34を介してバイアスが与えられるようになる。これにより、トランジスタ30 ないし33のうちの対応するものがオンすると、上述同様にして発振器29が給 電されるようになり、異常検出信号がアンテナ15を介して電波信号として出力 されるようになる。
【0025】 さて、受信装置1は、図示しない車載バッテリなどから給電されると、図6に 示すセキュリティプログラムをスタートする。まず、受信装置1は、ステップS 1にて、自動車が走行状態にあるか否かを判断する。この場合、受信装置1は、 車速センサ7からの車速信号を入力して走行中か否かを判断する。そして、自動 車が走行している場合には、受信装置1は、「YES」と判断してステップS2 に移行し、送信器11からタイヤの異常検出信号を受信しているか否かを判断し 、受信していない場合には「NO」と判断してステップS1に戻り、受信してい る場合には「YES」と判断してステップS3に移行する。
【0026】 この場合、ステップS2で受信装置1により「YES」と判断されるというこ とは、走行状態においてタイヤ18のハブナット22が緩んだり脱落している場 合あるいは空気圧が低下している場合であり、受信装置1は、ステップS3にて 第1の警報装置9を駆動してブザーにより車室内の運転者に報知して促し、ステ ップS1に戻るようになる。
【0027】 次に、自動車が走行していない状態では、受信装置1はステップS1で「NO 」と判断してステップS4に移行するようになる。受信装置1は、ステップS4 にて、電波キー2からドアロック信号を受信しているか否かを判断し、受信して いない場合には「NO」と判断してステップS5に移行する。ステップS5で、 受信装置1は、電波キー2からドアアンロック信号を受信しているか否かを判断 し、受信していない場合には「NO」と判断してステップS6に進む。続いて、 受信装置1は、ステップS6で、送信器11からタイヤの異常検出信号を受信し ているか否かを判断し、受信していない場合にはステップS1に戻って、上述の ステップS1,S4,S5およびS6を繰り返す。
【0028】 この状態で、例えば、運転者が自動車から降りてドアを閉めた後、電波キー2 のロックスイッチ3が押圧操作されると、受信装置1は、ステップS4において 「YES」と判断してステップS7に移行し、ドアが閉められた状態であればこ こで「YES」と判断してステップS8に進み、駆動装置8aにロック信号を与 えてドアロック機構8にロック動作を行なわせる。また、ステップS7で「NO 」と判断したときには、受信装置1はステップS1に戻るようになる。
【0029】 さて、受信装置1は、ステップS8を経ることにより、電波キー2からのロッ ク信号を受けてドアロック機構をロック動作させた場合には、ステップS9以降 に示す警戒モードに入るようになる。すなわち、受信装置1は、ステップS9に おいて、ドアが開かれたか否かをドアカーテシスイッチ6からの信号に基いて判 断し、閉じた状態であれば「NO」と判断してステップS10に進む。ステップ S10で、受信装置1は、タイヤ18のホイール19に取り付けた送信器11か ら異常検出信号が送信されているか否かを判断し、受信していなければ「NO」 と判断してステップS11に進む。受信装置1は、ステップS11にて電波キー 2からドアアンロック信号を受信したか否かを判断し、受信していなければ「N O」と判断してステップS9に戻り、以下、ステップS9ないしS11を繰り返 すようになる。
【0030】 さて、このようにステップS9ないしS11を繰り返す状態では、自動車は運 転者が不在である駐車中の状態が想定されており、受信装置1は、盗難等を防止 するための警戒モードの動作として、例えば、電波キー2からのアンロック信号 を受けることなくドアが開かれたときには、ステップS9で異常状態であると判 断してステップS12に進み、第2の警報装置10に報知信号を与えてホーンに より車外に報知するようになる。また、送信器11からのタイヤの異常検出信号 を受信した場合には、受信装置1は、ステップS10で「YES」と判断してス テップS12に進み、同様に第2の警報装置10に報知動作を行なわせるように なる。
【0031】 また、受信装置1は、ステップS9ないしS11を繰り返す状態で、電波キー 2からアンロック信号を受信すると、ステップS11にて「YES」と判断して ステップS13に移行するようになり、ここで、駆動装置8aにアンロック信号 を与えてドアロック機構8にロック動作を行なわせるようになり、この後、ステ ップS1に戻って上述のステップを繰り返すようになる。
【0032】 なお、上述の場合に、自動車のドアロックをする場合に、電波キー2のロック スイッチ3を操作してドアロック信号を送信したときには、ステップS9ないし S11の警戒モードに入るが、例えば、電波キー2のキープレート2aにより機 械的に施錠動作を行った場合には、受信装置1は、ステップS1,S4,S5お よびS6のステップを繰り返して実行する状態となる。そして、この場合には、 送信器11からタイヤの異常検出信号が出力された場合でも、車外への警報動作 は行われないようになっている。また、このような状態で電波キー2からアンロ ック信号を受けた場合には、受信装置1は、ステップS5で「YES」と判断し てステップS13に進み、ドアロック機構の解錠動作を行った後ステップS1に 戻るようになるのである。
【0033】 このような、本実施例によれば、送信器11の送信回路12において、上記構 成の異常検出スイッチ13aないし13dを設けることで、回路構成上ではアー スを別途に取れないため、すべて異常検出スイッチ13aないし13dおよび空 気圧センサ14を介してアースした状態で構成した場合でも、いずれかのスイッ チがオフしたときにこれを検出することができるようにすると共に、5つの検出 スイッチに対して4個のトランジスタ30ないし33で構成したので、検出スイ ッチの個数に対してトランジスタの個数を1個少なくすることができる。
【0034】 また、本実施例によれば、異常検出スイッチ13aないし13dを構成するブ ラケット17を、ホイール19と接する側の面に絶縁層17aを設けて構成した ので、ブラケット17はハブナット22との接触状態のみにより開閉するスイッ チとすることができ、ハブナット22に緩みが発生したときにブラケット17と の接触状態が不良となってハブナット22の緩み状態を早期に検出することがで きる。
【0035】 さらに、本実施例によれば、タイヤ18の異常状態を示す送信器11からの異 常検出信号を、電波キー2からのドアのロックおよびアンロック信号を受信する 受信装置1により兼用して受信するようにしたので、別途に受信装置を設けるこ となく安価に構成することができる。
【0036】 そして、本実施例によれば、受信装置1により受信したタイヤの異常検出信号 に基いて、そのときの自動車の状態に応じて第1の警報装置9あるいは第2の警 報装置10を駆動して車外あるいは車内に警報を出力するようにしたので、使用 者に対して適切な警報がなされ、安全性の向上を図ると共に盗難防止の効果を向 上させることができる。
【0037】 なお、上記実施例においては、第1および第2の警報装置9および10として ブザー,ホーンなどを用いる場合について説明したが、これに限らず、例えば、 外部に電波による警報信号を出力する警報装置としても良いし、夜間等ではヘッ ドライトなどを点滅動作させることにより警報動作を行う構成としても良いもの である。
【0038】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の回転体の異常信号発信装置によれば、少なくと も2個の異常検出スイッチを設け、直流電源の一方の端子を一つの異常検出スイ ッチを介してアースし、バイアス手段を介してバイアスされるスイッチング素子 の制御端子を他の一つの異常検出スイッチを介してアースしたので、いずれの異 常検出スイッチが回転体の異常状態を検出してオフした場合でも発信器を駆動す ることができ、装置のアース線を設けることなく、しかもトランジスタの個数も 少なくして、安価で且つ取り付け作業に際しても簡単に装着することができると いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す送信回路の電気的構成
図
【図2】全体構成の電気的なブロック図
【図3】送信器をタイヤに取り付けた状態で示す縦断側
面図
【図4】同正面図
【図5】送信器のブラケット先端部の取り付け状態を示
す縦断側面図
【図6】セキュリティプログラムのフローチャート
【符号の説明】
1は受信装置、2は電波キー、5はイグニッションスイ
ッチ、6はドアカーテシスイッチ、7は車速センサ、8
は駆動装置、9および10は第1および第2の警報装
置、11は送信器(回転体の異常信号発信装置)、12
は送信回路、13aないし13dは異常検出スイッチ、
14は空気圧センサ(異常検出スイッチ)、17はブラ
ケット、17aは絶縁層、18はタイヤ、19はホイー
ル、20はハブ、22はハブナット、27は圧電素子、
28は整流回路、29は二次電池(直流電源)、30は
発振器(発信器)、31ないし34はトランジスタ(ス
イッチング素子)、35はバイアス抵抗(バイアス手
段)である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の異常状態を検出するとオン状態
    からオフ状態に切り換わるように設けられた少なくとも
    2個の異常検出スイッチと、 これらの異常検出スイッチのうちの1つの異常検出スイ
    ッチを介して一方の端子がアースされた直流電源と、 制御端子を有しその制御端子が他の一つの異常検出スイ
    ッチを介してアースされると共に前記直流電源の他方の
    端子にバイアス手段を介して接続されたスイッチング素
    子と、 このスイッチング素子のオンにより異常検出信号を空中
    伝播信号として発信するように構成された発信器とを具
    備したことを特徴とする回転体の異常信号発信装置。
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JPH09257560A (ja) * 1996-03-25 1997-10-03 Nkk Corp 振動検出システム
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