JPH0663565B2 - 作業車の走行用伝動構造 - Google Patents

作業車の走行用伝動構造

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JPH0663565B2
JPH0663565B2 JP62264750A JP26475087A JPH0663565B2 JP H0663565 B2 JPH0663565 B2 JP H0663565B2 JP 62264750 A JP62264750 A JP 62264750A JP 26475087 A JP26475087 A JP 26475087A JP H0663565 B2 JPH0663565 B2 JP H0663565B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、4段切換え自在なシフトギア式ミッションを
設け、そして、シフトギアを切換え操作する油圧シリン
ダを設けて、変速バルブの切換え操作によって走行変速
をするように構成した作業車の走行用伝動構造に関す
る。
〔従来の技術〕
上記作業車として、従来、例えば特開昭62-52251号公報
に示されるものであった。すなわち、1つのシフトギア
の切換えによって2段変速される変速部の2つを並列状
態で設け、そして、2つのシフトギアを各別に切換え操
作する一対の油圧シリンダ、これら油圧シリンダを制御
する1つの変速バルブ、及び、変速用クラッチを操作す
る油圧ピストンを設けると共に、2つの変速部のいずれ
もの切換わりに連係して変速用クラッチが自動的に入り
切りするように油圧ピストンのコントロールバルブと油
圧シリンダとを連係させたクラッチ制御機構を設けて、
変速バルブの切換え操作をすることにより、各変速部が
所定段階の速度状態になるように油圧シリンダによって
切換え操作されると共に、シフトギアの切換えに必要な
変速用クラッチの切り操作、及び、変速完了後の変速用
クラッチの入り操作の夫々が油圧ピストンによって自動
的にされるようになっているのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来構造の場合、2つの変速部が並列していることか
ら、4種の変速段階夫々において現出させる必要のある
所定減速比のいずれもをいずれか一方の変速部のみの単
一箇所にて現出させねばならず、いずれの変速部をも大
減速比を現出するように比較的大型に作成する必要が生
じていた。
本発明の目的は、変速が操作簡単にできるものを変速部
の小型化を可能にしながら、かつ、シフトギアの切換え
がスムーズに行われるようにしながら提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による作業車の走行用伝動構造にあっては、シン
クロメッシュ式の2段切換え自在な変速部の2つを直列
に連動する状態で配置すると共に、前記変速部のいずれ
もより伝動上手側または伝動下手側に変速用クラッチを
配置し、一方の前記変速部のシフトギアと他方の前記変
速部のシフトギアとを各別に切換え操作する一対の油圧
シリンダ、前記変速用クラッチを操作する油圧ピスト
ン、前記油圧シリンダのいずれもを制御する1つの変速
バルブを設けると共に、前記シフトギアのいずももの切
り作動に連係して前記変速用クラッチが自動的に切りに
なり、かつ、前記シフトギアのいずれもの入り作動に連
係して前記変速用クラッチが自動的に入りになる状態に
前記油圧シリンダのいずれもと、前記油圧ピストンのコ
ントロールバルブとを連係させたクラッチ制御機構を設
け、前記変速部のうち前記変速用クラッチから遠い方の
前記変速部の切り作動に連係して前記変速用クラッチに
近い方の前記変速部が切りになり、かつ、遠い方の前記
変速部の入り作動に連係して近い方の前記変速部が自動
的に入りになる状態に一方の前記油圧シリンダと他方の
前記油圧シリンダとを連係させた連係機構を設けてある
ことを特徴構成とする。そして、その作用及び効果は次
のとおりである。
〔作用〕
変速バルブの切換えに伴い、各油圧シリンダがシフトギ
アを切換え操作して変速部を所定段階の速度状態に切換
え操作し、かつ、油圧ピストンがクラッチ制御機構によ
り自動的に操作されて変速用クラッチを入り切り操作す
る。
回動力が一方の2段変速部に導入して調速され、さらに
この変速部から他方の2段変速部に伝達し、調速して出
力されることにより、4段階速度の現出がされる。すな
わち、一方の変速部と他方の変速部の2箇所で調速され
るのである。したがって、各変速部の減速比を従来より
小に設定しても全体としての減速比が所望値になるよう
にできる。
変速用クラッチから遠い方の変速部の切換えに際し、変
速用クラッチに近い方の変速部が連係機構により一時的
に切り操作されて、遠い方の変速部と変速用クラッチの
間に位置するミッション構成部材の回動慣性が変速部に
伝達されることを抑制され、シフトギアと咬合わせ対象
ギアとが同期回動し易くなる。
〔発明の効果〕
変速が変速バルブの切換え操作をするだけで容易にでき
るのでありながら、両変速部の直列連結により両変速部
を減速比が比較的小さい小型なものに作成できるように
なり、ミッション全体のコンパクト化が可能になった。
しかも、変速用クラッチから遠い方の変速部の切換えを
連係機構の作用によってシフトギアのシンクロの容易化
を図りながら行われるようにでき、変速をスムーズに、
かつ、ギア鳴りが生じにくくて静かにできるようになっ
た。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
第1図及び第2図に示すように、エンジン(E)の回転出
力を主クラッチ(C1)及び入力筒軸(1)を介してミッショ
ンケース(2)の導入するとともにシンクロメッシュ式の
主変速装置(3)に伝達し、この主変速装置(3)の回転出力
をシンクロメッシュ式の前後進切換装置(4)、及び、変
速用クラッチ(C2)を介してシンクロメッシュ式の副変速
装置(5)に伝達するように構成し、そして、この副変速
装置(5)の出力軸(6)を後輪用差動機構(7)に直結すると
共にギア伝動機構(8)を介して前輪用伝動軸(9)に連動さ
せて、農用トラクターの走行用伝動構造を構成してあ
る。
主変速装置(3)は第1シフトギア(11)による2段切換え
可能な第1主変速部(3a)と第2シフトギア(12)による2
段切換え可能な第2主変速部(3b)とを第1主変速部(3a)
の回転出力が第2主変速部(3b)に伝達されるように直列
に連結して構成してあり、第1主変速部(3a)の現出する
速度段階と第2主変速部(3b)の現出する速度段階との組
合わせにより4段階の変速ができるようにしてある。そ
して、副変速装置(5)は第3シフトギア(13)による2段
切換え可能第1副変速部(5a)と第4シフトギア(14)によ
る2段切換え可能な第2副変速部(5b)とを第1副変速部
(5a)の回転出力が第2副変速部(5b)に伝達されるように
直列に連結して構成してあり、第1副変速部(5a)の現出
する速度段階と第2副変速部(5b)の現出する速度段階と
の組合わせにより4段階の変速ができるようにしてあ
る。つまり、全体としては、前進側及び後進側の夫々に
おいて主変速装置(3)による4段速度と副変速装置(5)に
よる4段速度との組合わせにより、16段階に速度切換え
ができるのである。そして、この速度のための操作構造
を次の如く構成してある。
すなわち、第4図に示すように第1シフトギア(11)を摺
動操作する摺動式の第1シフター(11a)に第1リンク式
連動機構(15)をして連動させた第1油圧シリンダ(16)、
第2シフトギア(12)を摺動操作する摺動式の第2シフタ
ー(12a)に第2リンク式連動機構(17)をして連動させた
第2油圧シリンダ(18)、第3シフトギア(13)を摺動操作
する摺動式の第3シフター(13a)に第3リンク式連動機
構(19)をして連動させた第3油圧シリンダ(20)、第4シ
フトギア(14)を摺動操作する摺動式の第4シフター(14
a)に第4リンク式連動機構(21)をして連動させた第4油
圧シリンダ(22)の夫々を、第6図に示す如くミッション
ケース(2)の上部に連設した同一の板状の油路形成部材
(23)の下面側に取付けてある。つまり、第1シフトギア
(11)は第1リンク式連動機構(15)を介して第1油圧シリ
ンダ(16)により、第2シフトギア(12)は第2リンク式連
動機構(17)を介して第2油圧シリンダ(18)により、第3
シフトギア(13)は第3リンク式連動機構(19)を介して第
3油圧シリンダ(20)により、第4シフトギア(14)は第4
リンク式連動機構(21)を介して第4油圧シリンダ(22)に
より夫々切換え操作されるようにしてある。そして、前
記油路形成部材(23)に第5図に示す如く穿設してある接
続油路(l2)ないし(l8)をして第1ないし第4油圧シリン
ダ(16),(18),(20),(22)に、第3図の如く接続した1つ
のロータリ式の変速バルブ(24)を油路形成部材(23)の上
面側に取付けると共に、変速バルブ(24)は1つの中立操
作位置(N)と16の伝動操作位置(I)ないし(XVI)を有し、
これらの操作位置(N),(I)ないし(XVI)に操作されること
により、その操作位置(N)または(I)または……(XVI)に
対応する伝動切り状態または速度現出の伝動状態に主変
速装置(3)及び副変速装置(5)がなるよう第1ないし第4
油圧シリンダ(16),(18),(20),(22)を制御するように構
成してある。
第3図及び第7図に示すように、第2油圧シリンダ(18)
及び第3油圧シリンダ(20)の夫々に対し、この油圧シリ
ンダ(18)または(20)にこれを中立状態に操作する一対の
油圧ピストン(25a),(25b)または(26a),(26b)を備えさせ
ると共に、この油圧ピストン(25a),(25b)または(26a)(2
6b)のコントロールバルブ(27)または(28)を油圧シリン
ダ(16)または(22)に連設し、そして、コントロールバル
ブ(27)または(28)の摺動スプール(27a)または(28a)の作
動ストロークを油圧シリンダ(16)または(22)のピストン
(16a)または(22a)の作動ストロークに比して小にするた
めの連動融通を備えさせた連動機構(29)または(30)をし
てコントロールバルブ(27)または(28)を油圧シリンダ(1
6)または(22)に連動させて、第1油圧シリンダ(16)と第
2油圧シリンダ(18)とを連係させた主変速側連係機構(3
1)または第3油圧シリンダ(20)と第4油圧シリンダ(22)
とを連係させた副変速側連係機構(32)を構成してある。
この連係機構(31)または(32)は、主変速装置(3)または
副変速装置(5)において変速用クラッチ(C2)から遠い方
の第1主変速部(3a)または第2副変速部(5b)の切換わり
に際し、変速用クラッチ(C2)に近い方の第2主変速部(3
b)または第1副変速部(5a)を一時的に中立位置に切換え
るよう作動するものである。すなわち、油圧シリンダ(1
6)または(22)が変速前の伝動位置から新たな伝動位置に
向かって切り作動するに伴い、連動機構(29)または(30)
の一方の伝動部(29a)または(29b)もしくは(30a)または
(30b)が受動部(29c)または(30c)から離れてコントロー
ルバルブ(27)または(28)が自己復元力のために一方の排
油位置(a)から給油位置(b)に切換わり、一対の油圧ピス
トン(25a),(25b)または(26a),(26b)がコントロールバル
ブ(27)または(28)からの油圧により接近側に駆動され、
これら油圧ピストン(25a),(25b)または(26a),(26b)とピ
ストン(18a)または(20a)との受圧面積差のために一方の
油圧ピストン(25a)あるいは(25b)もしくは(26a)あるい
は(26b)が変速バルブ(24)からの圧油に優先して油圧シ
リンダ(18)または(20)を中立状態に押戻し操作するので
ある。そして、油圧シリンダ(16)または(22)が新たな伝
動位置になるに伴い、連動機構(29)または(30)の他方の
伝動部(29b)または(29a)もしくは(30b)または(30a)が受
動部(29c)または(30c)に接当してコントロールバルブ(2
7)または(28)が給油位置(b)から他方の排油位置(a)に切
換え操作され、変速バルブ(24)からの圧油が油圧シリン
ダ(18)または(20)を中立位置に押し操作していた油圧ピ
ストン(25a)あるいは(25b)もしくは(26a)あるいは(26b)
を待機位置に押戻し操作すると共に油圧シリンダ(18)ま
たは(20)を元の伝動状態に戻し操作するのである。
前後進切換装置(4)の切換ギア(33)を摺動操作する摺動
式のシフター(33a)に揺動アーム(34)、この揺動アーム
(34)の回転支軸(35)を介して手動用の前後進レバー(36)
を連動させてある。
変速用クラッチ(C2)を第1図に示す如くクラッチボディ
に内装した油圧ピストン(37)により操作するように構成
すると共に、変速用クラッチ(C2)が所定の入り圧状態に
徐々になるように油圧ピストン(37)を漸次に昇圧操作す
るモジュレーションバルブ(38)、及び、変速用クラッチ
(C2)の入り切り操作のために油圧ピストン(37)を制御す
るコントロールバルブ(39)を前記油路形成部材(23)の上
面側に取付けてある。そして、前記コントロールバルブ
(39)のパイロット操作部に油路形成部材(23)を穿設して
あるパイロット油路(40)をして接続する共に第3油圧シ
リンダ(20)に連設したシーケンスバルブ(41)、このシー
ケンスバルブ(41)の摺動スプール(41a)を第3油圧シリ
ンダ(20)のピストン(20a)に連動させてある前記連動機
構(29)と同様の融通付き連動機構(42)、前記油圧ピスト
ン(25a),(25b)の操作油室に自動油路切換弁(43)により
前記コントロールバルブ(27)と切換え接続されるように
接続すると共に前記油路形成部材(23)の上面側に取付け
たシーケンスバルブ(44)、このシーケンスバルブ(44)の
摺動スプールを前後進レバー(36)に連動させたリンク式
連動機構(45)、前記コントロールバルブ(39)と油圧ポン
プ(P)の接続油路(46)に介装すると共に第2油圧シリン
ダ(18)に連設したシーケンスバルブ(47)、このシーケン
スバルブ(47)の摺動スプール(47a)を第2油圧シリンダ
(18)のピストン(18a)に連動させてある前記連動機構(2
9)と同様の融通付き連動機構(48)、並びに、前記主変速
側連係機構(31)及び前記副変速側連係機構(32)の夫々に
より、第1ないし第4油圧シリンダ(16),(18),(20),(2
2)及び前後進切換装置(4)の夫々と前記コントロールバ
ルブ(39)とを連係させたクラッチ制御機構(49)を構成し
てある。このクラッチ制御機構(49)は第1ないし第4シ
フトギア(11),(12),(13),(14)及び切換ギア(33)の切換
わりに連係して変速用クラッチ(C2)が自動的に入り切り
するように作動するものである。すなわち、第2主変速
部(3b)の切換え時には、第2油圧シリンダ(18)のピスト
ン(18a)が変速前の伝動位置から新たな伝動位置に向か
って切り作動するに伴い、連動機構(48)の一方の伝動部
(48a)または(48b)が受動部(48c)から離れてシーケンス
バルブ(47)が自己復元力のために一方の給油位置(b)か
ら排油位置(a)に切換わり、油圧ピストン(37)の操作室
から排油されて油圧ピストン(37)がクラッチ切り状態に
減圧されるのである。そして、ピストン(18a)が新たな
伝動位置に入り作動するに伴い、連動機構(48)の他方の
伝動部(48b)または(48a)が受動部(48c)に接当してシー
ケンスバルブ(47)が給油位置(b)に戻し操作され、油圧
ピストン(37)の操作室に給油されて油圧ピストン(37)が
クラッチ入り状態に加圧されるのである。そして、第1
主変速部(3a)の切換え時には、前記主変速側連係機構(3
1)のために第2油圧シリンダ(18)が前述した如く操作さ
れて第2主変速部(3b)の切換え時と同様にシーケンスバ
ルブ(47)が切換わることにより、第1油圧シリンダ(16)
のピストン(16a)が変速前の伝動位置から新たな伝動位
置に向かって切り作動するに伴い油圧ピストン(37)が減
圧され、ピストン(16a)が新たな伝動位置に入り作動す
るに伴い油圧ピストン(37)が加圧状態に戻るのである。
第1副変速部(5a)の切換え時には、第3油圧シリンダ(2
0)のピストン(20a)が変速前の伝動位置から新たな伝動
位置に向かって切り作動するに伴い、連動機構(42)の一
方の伝動部(42a)または(42b)が受動部(42c)から離れて
シーケンスバルブ(41)が自己復元力のために一方の給油
位置(b)から排油位置(a)に切換わり、コントロールバル
ブ(39)が自己復元力のためにクラッチ切り位置になるの
である。そして、ピストン(20a)が新たな伝動位置に入
り作動するに伴い、連動機構(42)の他方の伝動部(42b)
または(42a)が受動部(42c)に接当してシーケンスバルブ
(41)が他方の給油位置(b)に切換えられ、コントロール
バルブ(39)がパイロット圧油によりクラッチ入り位置に
戻されるのである。そして、第2副変速部(5b)の切換え
時には、前記副変速側連動機構(32)のために第3油圧シ
リンダ(20)が前述した如く操作されて第1副変速部(5a)
の切換え時と同様にシーケンスバルブ(41)が切換わるこ
とにより、第4油圧シリンダ(22)のピストン(22a)が変
速前の伝動位置から新たな伝動位置に向かって切り作動
するに伴いコントロールバルブ(39)がクラッチ切り位置
になり、ピストン(22a)が新たな伝動位置に入り作動す
るに伴いコントロールバルブ(39)がクラッチ入り位置に
戻るのである。そして、前後進切換装置(4)の切換え時
には、前後進レバー(36)が揺動されるに伴い、連動機構
(45)の一方の伝動部(45a)または(45b)が受動部(45c)か
ら離れてシーケンスバルブ(44)が自己復元力のために一
方の排油位置(a)から給油位置(b)に切換わり、油圧ピス
トン(25a)または(25b)がピストン(18a)を中立位置に押
し操作して連動機構(48)を介してシーケンスバルブ(47)
を一方の給油位置(b)から排油位置(a)に操作することに
より、油圧ピストン(37)が減圧されるのである。そし
て、前後進レバー(36)が前進位置または後進位置になる
に伴い、連動機構(45)の他方の伝動部(45b)または(45a)
が受動部(45c)に接してシーケンスバルブ(44)が他方の
排油位置(a)に切換えられ、ピストン(18a)が変速バルブ
(24)からの圧油により元の伝動位置に戻し操作されてシ
ーケンスバルブ(47)を元の給油位置(b)に戻し操作する
ことにより、油圧ピストン(37)が加圧状態に戻るのであ
る。
要するに、主変速装置(3)及び副変速装置(5)の切換えは
変速バルブ(24)の切換え操作するのである。すなわち、
油圧パワーでするのである。そして、第1主変速部(3a)
及び第2副変速部(5b)夫々の切換えに際してはこれと変
速用クラッチ(C2)との間に位置する第2主変速部(3b)ま
たは第1副変速部(5a)が中立位置に切換わり、第1主変
速部(3a)または第2副変速部(5b)と変速用クラッチ(C2)
の間に位置するミッション構成部材の動慣性が第1主変
速部(3a)または第2副変速部(5b)に伝わることが抑制さ
れるようにしてある。すなわち、第1主変速部(3a)及び
第2副変速部(5b)のシンクロの容易化を図ってある。
前後進切換装置(4)の切換えは前後進レバー(36)の揺動
操作による人為操作力でするのである。しかし、前後進
レバー(36)の操作をするだけで、切換ギア(33)の切換え
に要する伝動切り操作、及び、切換え完了後の伝動入り
操作の夫々が自動的にされるのである。
前記リンク式連動機構(15),(17),(19),(21)の夫々は、
シフター(11a)または(12a)または(13a)または(14a)に遊
端側を係合させた揺動アーム(51a)または(51b)または(5
1c)または(51d)、この揺動アームの回転支軸(52a)また
は(52b)または(52c)または(52d)のミッションケース外
に突出する端部に一端側を連結した押引きロッド(53a)
または(53b)または(53c)または(53d)、この押引きロッ
ドの他端側を連結してあると共にミッションケース(2)
に取付部材(54)を介してミッションケース横方向軸芯の
周りで回動するように取付けた回動軸(55a)または(55b)
もしくは回転筒軸(56a)または(56b)の夫々により構成し
てある。
前記油路形成部材(23)は、本体(23a)と、この本体(23a)
の油路形成溝を閉じるように本体(23a)に重合させてあ
る蓋板(23b)とにより構成してある。
前記リンク式連動機構(45)は、前後進レバー(36)に一端
側を連結した押引きロッド(57)、前記取付部材(54)にミ
ッションケース横方向軸芯の周りで回動するように取付
けた回転軸(58)、この回転軸(58)のミッションケース内
に位置する端部に一端側を連結した押引きロッド(59)等
により構成してある。
尚、第5図に示す(60)は前記取付部材(54)が形成する連
動機構収納空間を閉じる上蓋であり、(61)は前記取付部
材(54)が形成するバルブ収納空間を閉じる上蓋である。
〔別実施例〕
農用トラクターの他、運搬車、芝刈り機等の各種作業車
にも本発明は適用できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る作業車の走行用伝動構造の実施例を
示し、第1図はミッションの断面図、第2図は伝動系統
図、第3図は油圧回路図、第4図は連動機構の斜視図、
第5図は変速バルブ配設部の斜視図、第6図は油圧シリ
ンダ配設部の側面図、第7図は第6図のVII-VII線断面
矢視図である。 (3a),(3b),(5a),(5b)……変速部、 (11),(12),(13),(14)……シフトギア、 (16),(18),(20),(22)……油圧シリンダ、 (24)……変速バルブ、(31),(32)……連係機構、 (37)……油圧ピストン、(39)……コントロールバルブ、
(49)……クラッチ制御機構、(C2)……変速用クラッチ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シンクロメッシュ式の2段切換え自在な変
    速部(3a,5aまたは3b,5b)の2つを直列に連動する状態で
    配置すると共に、前記変速部(3a,5aまたは3b,5b)のいず
    れもより伝動上手側または伝動下手側に変速用クラッチ
    (C2)を配置し、一方の前記変速部(3a),(5a)のシフトギ
    ア(11),(13)と他方の前記変速部(3b),(5b)のシフトギア
    (12),(14)とを各別に切換え操作する一対の油圧シリン
    ダ(16,18または20,22)、前記変速用クラッチ(C2)を操作
    する油圧ピストン(37)、前記油圧シリンダ(16,18または
    20,22)のいずれもを制御する1つの変速バルブ(24)を設
    けると共に、前記シフトギア(11,12または13,14)のいず
    れもの切り作動に連係して前記変速用クラッチ(C2)が自
    動的に切りになり、かつ、前記シフトギア(11,12または
    13,14)のいずれもの入り作動に連係して前記変速用クラ
    ッチ(C2)が自動的に入りになる状態に前記油圧シリンダ
    (16,18または20,22)のいずれもと、前記油圧ピストン(3
    7)のコントロールバルブ(39)とを連係させたクラッチ制
    御機構(49)を設け、前記変速部(3a,3bまたは5a,5b)のう
    ち前記変速用クラッチ(C2)から遠い方の前記変速部(3a
    または5b)の切り作動に連係して前記変速用クラッチ
    (C2)に近い方の前記変速部(3bまたは5b)が切りになり、
    かつ、遠い方の前記変速部(3aまたは5b)の入り作動に連
    係して近い方の前記変速部(3bまたは5b)が自動的に入り
    になる状態に一方の前記油圧シリンダ(16または20)と他
    方の前記油圧シリンダ(18または22)とを連係させた連係
    機構(31または32)を設けてある作業車の走行用伝動構
    造。
  2. 【請求項2】前記連係機構(31),(32)が油圧式連係機構
    である特許請求の範囲第1項に記載の走行用伝動構造。
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