JPH0663567U - 過荷重表示部を設けた繊維スリング - Google Patents

過荷重表示部を設けた繊維スリング

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JPH0663567U
JPH0663567U JP923993U JP923993U JPH0663567U JP H0663567 U JPH0663567 U JP H0663567U JP 923993 U JP923993 U JP 923993U JP 923993 U JP923993 U JP 923993U JP H0663567 U JPH0663567 U JP H0663567U
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JP
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core
sheath
elongation
yarn
superposed
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稔 黒崎
宏明 石井
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Fujii Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯部の劣化状況または廃却判断を容易にす
る。 【構成】 円筒状の鞘部1 内に、連続するフィラメント
糸2 を綛状3 に構成した芯部4 を蛇行状、あるいはつづ
ら折り状にその長さを短縮した状態で収納し、重合する
鞘部1 両端を芯部4 に縫い付けることなく所定長接合5
したことを特徴とする過荷重表示部を設けた構成。 【効果】円筒状の鞘部の重合接合部分の接合糸51が切断
されることにより、設定値以上の吊り上げ荷重が負荷さ
れたことがわかり、内部芯部の損傷程度が発見でき、廃
却判断が可能となる。またこのことから、切断事故が発
生するといったことが未然に防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は搬送物をクレーンのフック等で吊り下げる場合に用いる繊維スリング に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】
従来より、重量物を吊り上げる際には、抗張力の大きい合成繊維糸を同心円状 に巻回した芯材を鞘材で被覆して輪状又は両アイタイプに構成した、いわゆるソ フトタイプスリングが多く用いられていた。これは、ベルトを加工したものに比 べ柔軟なため被吊り上げ物の形状に馴染み易く、吊り上げ状態が安定するためで あった。 しかし、鞘材で被覆しているため、課題も有していた。 つまり、外見で芯材の劣化状況が判断できないことであった。繊維スリングは、 吊り上げる対象によって使い分けるべく、必要長さ、必要強度を基準として数種 類準備されているものであるが、吊り上げ物の重量の判断がつかない場合もあり 、時として、落下事故の発生がみられるものであった。勿論安全率を高く設定し てあるので、例えば、2トン用で3トンを吊り上げようとも切断することはない が、芯材の素線の切断が考えられるものである。このような状況が度重なれば、 相当数の素線切れを起こしており、規格内の重量物を吊り上げても切断事故が発 生するのはこのような場合である。
【0003】
【課題を解決するための手段】
以上のような、被覆型のソフトタイプスリングが有する課題を解決するため、 本願では鞘部に過荷重表示部を設け、設定値以上の重量物を吊り上げればその経 歴が残り、芯部の点検、または廃却の判断を容易にするものである。 具体的な手段としては、芯部よりも鞘部1 の伸び量を小さく設定し、設定値以上 の吊り上げ荷重が負荷されたとき、円筒状の鞘部1 の重合接合5 部分の縫製糸が 切断され芯部が露出することにより目的を達成するものである。
【0004】
【実施例】
本願の実施例を述べると、芯部4 は高張力を得るためアラミド繊維を用いて、 連続するフィラメント糸2 で同心円状の綛状3 に構成する。 鞘部1 はナイロンとアラミドの混織2重織りとする。詳しくは、表側縦糸及び横 糸にナイロンを用い、裏打ち縦糸にアラミド、横糸にナイロンを用いる。芯部4 の鞘部1 への収納は、綛状3 の芯部4 に鞘部1 の所定幅の織物をかぶせ、包み込 んで重合した幅方向の両端部を所定強度に全長にわたって縫合するものである。 芯部4 に用いるアラミド繊維は高張力であるが、耐候性、耐摩耗性、伸度が低く 、鞘部1 に用いるナイロンは耐候性、耐摩耗性があり、伸度も高い。 よって、スリングの機能における分担として、芯部4 のアラミド繊維で荷重を支 え、鞘部1 のナイロン繊維で紫外線、酸性雨などより芯部4 の保護を行うもので ある。課題を解決する手段として述べた、過荷重負荷時の鞘部1 重合部位の縫製 糸切断を行うには、芯部4 より鞘部1 に先に荷重がかかるよう鞘部1 の伸びを小 さく設定する必要があり、そのため芯部4 を鞘部1 に収容するにあたっては、芯 部4 を蛇行またはつづら折り状として距離を稼ぎ、その長さを鞘部1 の所定荷重 負荷時における伸び量より長くなるよう設定するものである。一般的にアラミド 繊維の伸度は5%前後、ナイロン繊維の伸度は30%前後であるが、本実施例の 鞘部1 はナイロンとアラミドの混織で構成しているため、その伸度は15%前後 である。今仮に円周3メーターのエンドレススリングの構成を考えた場合、鞘部 1 は3メーターで、その最大伸び量は45センチであり、芯部4 は鞘部1 と同長 の3メーターだが、その伸び量は15センチである。よって両者の伸び量の差、 30センチ以上の長さを芯部4 に見込まなければ鞘部1 の接合糸51を先に切断で きない理屈である。実際の製作においては、接合糸51の伸び量、乾燥による鞘部 1 の収縮などの要素を考慮して、40センチ以上を見込むものであり、この40 センチ分は鞘部1 内に蛇行させることによって収納するものである。芯部4 を収 納し終わった鞘部1 は、当接する両端を重合し、その両側を芯部4 に縫い付ける ことなく縫製接合する。 以上のように、本実施例においては芯部4 をアラミド繊維で、鞘部1 をナイロン 、アラミドの混織で構成したが、これは高張力を得るための芯部4 と耐候性、耐 摩耗性があり、なおかつ伸度の小さい鞘部1 を得るための構成である。本願の目 的を達成するには、基本的には伸度の異なる芯部4 と鞘部1 を用い、鞘部1 の重 合部を解離可能に構成することで可能であり、例えば、芯部4 にポリエステル糸 を用い、鞘部1 にアラミドを用いることは、アラミド繊維に耐候性の処理が可能 ならば、ポリエステルの伸度がアラミドより高いことより、蛇行させる必要性が 少なくなるものである。また、同じ材料を両者に用いても、鞘部1 重合接合部分 の破断値を低く構成すれば目的は達せられるものである。また、鞘部1 を円筒状 に織製したものを用いることも同等の効果を有する。
【0005】
【考案の効果】
以上のように本願考案を用いたエンドレススリングで吊り上げ作業をすること により、吊り上げ物の重量が重くて、内部の芯材に損傷が加われば、鞘材の接合 部が解離して、使用者に注意を喚起するものである。よって、従来のように芯材 の損傷を知らずに再使用し、切断事故が発生するといったことが未然に防止でき るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案スリングの斜視図。
【図2】本案接合部の一部切欠したところの拡大正面
図。
【図3】本案接合部の切断端面図。
【図4】従来品の斜視図。
【符号の説明】
1 鞘部 2 フィラメント糸 3 綛状 4 芯部 5 接合 51 接合糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の鞘部1 内に、連続するフィラメ
    ント糸2 を綛状3 に構成した芯部4 を蛇行状、あるいは
    つづら折り状にその長さを短縮した状態で収納し、重合
    する鞘部1 両端を芯部4 に縫い付けることなく所定長接
    合5 したことを特徴とする過荷重表示部を設けた繊維ス
    リング。
JP1993009239U 1993-02-09 1993-02-09 過荷重表示部を設けた繊維スリング Expired - Fee Related JP2549275Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61203687U (ja) * 1985-06-08 1986-12-22
JPS63247293A (ja) * 1987-02-23 1988-10-13 ラツシラ・エト・テイカノヤ・オー・ユー 吊上げスリング及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61203687U (ja) * 1985-06-08 1986-12-22
JPS63247293A (ja) * 1987-02-23 1988-10-13 ラツシラ・エト・テイカノヤ・オー・ユー 吊上げスリング及びその製造方法

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JP2549275Y2 (ja) 1997-09-30

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