JPH0663589A - 汚水処理装置 - Google Patents
汚水処理装置Info
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- JPH0663589A JPH0663589A JP22616192A JP22616192A JPH0663589A JP H0663589 A JPH0663589 A JP H0663589A JP 22616192 A JP22616192 A JP 22616192A JP 22616192 A JP22616192 A JP 22616192A JP H0663589 A JPH0663589 A JP H0663589A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸状性細菌の増殖を抑制して糸状性バルキン
グの発生を防止し、かつBODおよび窒素を効率よく除
去して、固液分離槽7における汚泥の浮上を防止し、高
水質の処理水が得られる汚水処理装置を得る。 【構成】 原水1を導入して、脱窒槽12または曝気槽
13からの返送混合液2aと混合し、原水中のBODを
汚泥に吸収させるBOD吸収槽11と、BOD吸収槽1
1の混合液15、曝気槽13からの返送混合液2bおよ
び固液分離槽7からの返送汚泥5を混合して嫌気性下に
脱窒を行う脱窒槽12と、脱窒槽12の混合液19を導
入して曝気し、BODを好気性酸化分解する曝気槽13
と、曝気槽13の混合液21を固液分離して、汚泥を返
送する固液分離槽7とから構成される汚水処理装置。
グの発生を防止し、かつBODおよび窒素を効率よく除
去して、固液分離槽7における汚泥の浮上を防止し、高
水質の処理水が得られる汚水処理装置を得る。 【構成】 原水1を導入して、脱窒槽12または曝気槽
13からの返送混合液2aと混合し、原水中のBODを
汚泥に吸収させるBOD吸収槽11と、BOD吸収槽1
1の混合液15、曝気槽13からの返送混合液2bおよ
び固液分離槽7からの返送汚泥5を混合して嫌気性下に
脱窒を行う脱窒槽12と、脱窒槽12の混合液19を導
入して曝気し、BODを好気性酸化分解する曝気槽13
と、曝気槽13の混合液21を固液分離して、汚泥を返
送する固液分離槽7とから構成される汚水処理装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は汚水中のBODおよび窒
素を生物学的に除去するための汚水処理装置、特に糸状
性バルキングを防止できる汚水処理装置に関するもので
ある。
素を生物学的に除去するための汚水処理装置、特に糸状
性バルキングを防止できる汚水処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】活性汚泥法により、汚水中のBODを生
物学的に好気性酸化する際、原水の性状、処理条件等に
より、糸状性細菌が増殖して、糸状性バルキングが発生
すると、汚泥の分離性は悪化し、正常な処理を継続する
ことができなくなる。
物学的に好気性酸化する際、原水の性状、処理条件等に
より、糸状性細菌が増殖して、糸状性バルキングが発生
すると、汚泥の分離性は悪化し、正常な処理を継続する
ことができなくなる。
【0003】このような糸状性バルキングを防止する好
気性処理法として、第1曝気槽と第2曝気槽を設け、第
1曝気槽をフロック状細菌増殖部とし、第2曝気槽で酸
化処理を行う方法がある(例えば特公昭54−2202
5号、同61−20356号)。
気性処理法として、第1曝気槽と第2曝気槽を設け、第
1曝気槽をフロック状細菌増殖部とし、第2曝気槽で酸
化処理を行う方法がある(例えば特公昭54−2202
5号、同61−20356号)。
【0004】図2はこのような従来の汚水処理装置を示
すフロー図である。この装置では、原水1は返送混合液
2とともに第1曝気槽3に入り、ここでブロア4から送
られる空気によりフロック状細菌が増殖し、BODが酸
化分解される条件で曝気処理される。第1曝気槽3の混
合液は、返送汚泥5とともに第2曝気槽6に入り、ブロ
ア4から送られる空気により混合曝気され、BODが生
物学的に酸化分解されて除去される。第2曝気槽6の混
合液は固液分離槽7で固液分離され、分離液は処理水8
として次の工程に送られ、汚泥は汚泥返送ポンプ9によ
り第2曝気槽に返送される。第2曝気槽6の混合液は混
合液返送ポンプ10により第1曝気槽3に返送される。
すフロー図である。この装置では、原水1は返送混合液
2とともに第1曝気槽3に入り、ここでブロア4から送
られる空気によりフロック状細菌が増殖し、BODが酸
化分解される条件で曝気処理される。第1曝気槽3の混
合液は、返送汚泥5とともに第2曝気槽6に入り、ブロ
ア4から送られる空気により混合曝気され、BODが生
物学的に酸化分解されて除去される。第2曝気槽6の混
合液は固液分離槽7で固液分離され、分離液は処理水8
として次の工程に送られ、汚泥は汚泥返送ポンプ9によ
り第2曝気槽に返送される。第2曝気槽6の混合液は混
合液返送ポンプ10により第1曝気槽3に返送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の汚水
処理装置では、第1曝気槽においてフロック状細菌が増
殖する条件で曝気処理されることとなっているが、原水
の性状その他の条件によっては、フロック状細菌が増殖
する条件に維持するのは困難であり、処理条件によって
は糸状細菌が増殖して糸状性バルキングが発生する場合
がある。
処理装置では、第1曝気槽においてフロック状細菌が増
殖する条件で曝気処理されることとなっているが、原水
の性状その他の条件によっては、フロック状細菌が増殖
する条件に維持するのは困難であり、処理条件によって
は糸状細菌が増殖して糸状性バルキングが発生する場合
がある。
【0006】また原水が多量の窒素を含む場合、第2曝
気槽において硝酸化が進み、曝気液が固液分離槽で滞留
する間に脱窒反応が起こり、分離汚泥が浮上して処理水
質が悪化する。このような硝酸化を防ぐためには、第2
曝気槽におけるDOおよびMLSS濃度管理を厳重に行
う必要があるという問題点がある。
気槽において硝酸化が進み、曝気液が固液分離槽で滞留
する間に脱窒反応が起こり、分離汚泥が浮上して処理水
質が悪化する。このような硝酸化を防ぐためには、第2
曝気槽におけるDOおよびMLSS濃度管理を厳重に行
う必要があるという問題点がある。
【0007】本発明の目的は、従来の問題点を解決する
ため、糸状性バルキングの発生を防止し、かつBODお
よび窒素を効率よく除去して、固液分離槽における汚泥
の浮上を防止し、高水質の処理水を得ることができる汚
水処理装置を提供することである。
ため、糸状性バルキングの発生を防止し、かつBODお
よび窒素を効率よく除去して、固液分離槽における汚泥
の浮上を防止し、高水質の処理水を得ることができる汚
水処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、原水を導入し
て、脱窒槽または曝気槽からの返送混合液と混合し、原
水中のBODを汚泥に吸収させるBOD吸収槽と、この
BOD吸収槽の混合液、および固液分離槽からの返送汚
泥を混合して嫌気性下に脱窒を行う脱窒槽と、この脱窒
槽の混合液を導入して曝気し、BODを好気性酸化分解
する曝気槽と、この曝気槽の混合液を固液分離する固液
分離槽と、この固液分離槽で分離された汚泥を脱窒槽に
返送する汚泥返送装置と、前記脱窒槽または曝気槽の混
合液をBOD吸収槽に返送する第1の混合液返送装置
と、前記曝気槽の混合液を脱窒槽に返送する第2の混合
液返送装置とを備えていることを特徴とする汚水処理装
置である。
て、脱窒槽または曝気槽からの返送混合液と混合し、原
水中のBODを汚泥に吸収させるBOD吸収槽と、この
BOD吸収槽の混合液、および固液分離槽からの返送汚
泥を混合して嫌気性下に脱窒を行う脱窒槽と、この脱窒
槽の混合液を導入して曝気し、BODを好気性酸化分解
する曝気槽と、この曝気槽の混合液を固液分離する固液
分離槽と、この固液分離槽で分離された汚泥を脱窒槽に
返送する汚泥返送装置と、前記脱窒槽または曝気槽の混
合液をBOD吸収槽に返送する第1の混合液返送装置
と、前記曝気槽の混合液を脱窒槽に返送する第2の混合
液返送装置とを備えていることを特徴とする汚水処理装
置である。
【0009】本発明の汚水処理装置による処理対象とな
る汚水としては、BODおよび窒素を含む汚水があげら
れ、例えば生活汚水、食品加工排水、と場排水、石油化
学排水等がある。
る汚水としては、BODおよび窒素を含む汚水があげら
れ、例えば生活汚水、食品加工排水、と場排水、石油化
学排水等がある。
【0010】
【作用】本発明の汚水処理装置においては、まずBOD
吸収槽に原水および返送混合液を導入して混合し、原水
中のBODを酸化分解速度より速い速度で返送混合液中
の汚泥に吸収させる。これにより酸化分解速度に見合っ
た速度で増殖する糸状性細菌の増殖を抑制する。BOD
吸収槽ではBOD成分を汚泥に吸収させることができれ
ばよく、フロック状細菌を増殖させ、あるいはBODを
酸化分解する必要はない。従ってBOD吸収槽では、汚
泥がBODを吸収しやすいように曝気を行うのが好まし
いが、低度の曝気でよく、DOは0となってもよい。
吸収槽に原水および返送混合液を導入して混合し、原水
中のBODを酸化分解速度より速い速度で返送混合液中
の汚泥に吸収させる。これにより酸化分解速度に見合っ
た速度で増殖する糸状性細菌の増殖を抑制する。BOD
吸収槽ではBOD成分を汚泥に吸収させることができれ
ばよく、フロック状細菌を増殖させ、あるいはBODを
酸化分解する必要はない。従ってBOD吸収槽では、汚
泥がBODを吸収しやすいように曝気を行うのが好まし
いが、低度の曝気でよく、DOは0となってもよい。
【0011】脱窒槽では、BOD吸収槽の混合液、およ
び固液分離槽からの返送汚泥、さらに必要に応じ曝気槽
からの返送混合液を導入して混合し、嫌気性状態で攪拌
すると、脱窒細菌が増殖する。この脱窒細菌はBOD吸
収槽で吸収したBODを資化し、その過程で返送混合液
中に含まれる硝酸または亜硝酸性窒素を窒素ガスに還元
して脱窒する。糸状性細菌は嫌気状態では増殖しない。
一方BODを吸収した汚泥は、BODの吸収状態を維持
する。
び固液分離槽からの返送汚泥、さらに必要に応じ曝気槽
からの返送混合液を導入して混合し、嫌気性状態で攪拌
すると、脱窒細菌が増殖する。この脱窒細菌はBOD吸
収槽で吸収したBODを資化し、その過程で返送混合液
中に含まれる硝酸または亜硝酸性窒素を窒素ガスに還元
して脱窒する。糸状性細菌は嫌気状態では増殖しない。
一方BODを吸収した汚泥は、BODの吸収状態を維持
する。
【0012】曝気槽では、脱窒槽の混合液を導入して曝
気することにより、汚泥中のBOD分解細菌は吸収した
BODを資化して増殖し、BODは好気的に酸化分解さ
れる。この混合液中のBODはほとんどが汚泥中に吸収
されており、液中は非常に低濃度であるので、糸状性細
菌は増殖せず、バルキングは起こらない。曝気は液中の
窒素が硝酸または亜硝酸性窒素に転換される程度に行わ
れる。
気することにより、汚泥中のBOD分解細菌は吸収した
BODを資化して増殖し、BODは好気的に酸化分解さ
れる。この混合液中のBODはほとんどが汚泥中に吸収
されており、液中は非常に低濃度であるので、糸状性細
菌は増殖せず、バルキングは起こらない。曝気は液中の
窒素が硝酸または亜硝酸性窒素に転換される程度に行わ
れる。
【0013】固液分離槽では、曝気槽の混合液を導入し
て固液分離し、分離液を処理水として次工程に送り、分
離汚泥は一部を汚泥返送装置により脱窒槽に返送し、残
部を余剰汚泥として排出する。脱窒槽または曝気槽の混
合液は第1の混合液返送装置によりBOD吸収槽に返送
する。曝気槽の混合液は必要に応じ、すなわち窒素除去
率を高めるときには、第2の混合液返送装置により脱窒
槽に返送する。
て固液分離し、分離液を処理水として次工程に送り、分
離汚泥は一部を汚泥返送装置により脱窒槽に返送し、残
部を余剰汚泥として排出する。脱窒槽または曝気槽の混
合液は第1の混合液返送装置によりBOD吸収槽に返送
する。曝気槽の混合液は必要に応じ、すなわち窒素除去
率を高めるときには、第2の混合液返送装置により脱窒
槽に返送する。
【0014】本発明の汚水処理装置では、BOD吸収槽
においてBODの酸化分解速度より速くBODが汚泥に
吸収されるため、脱窒槽では嫌気状態に維持されるた
め、また曝気槽では液中にBODが存在しないため、各
槽において糸状性細菌は増殖せず、バルキングは発生し
ない。
においてBODの酸化分解速度より速くBODが汚泥に
吸収されるため、脱窒槽では嫌気状態に維持されるた
め、また曝気槽では液中にBODが存在しないため、各
槽において糸状性細菌は増殖せず、バルキングは発生し
ない。
【0015】また曝気槽では、硝酸化が進む程度に過剰
曝気を行うことができるため、汚泥は活性化し、直接ま
たは脱窒槽を経てBOD吸収槽に返送されたときのBO
D吸収速度は大きくなり、BOD除去効果および糸状性
細菌抑制効果が上昇する。そして硝化により生じた硝酸
または亜硝酸性窒素の一部は脱窒槽で除去されるため、
固液分離槽における汚泥の浮上は防止され、高水質の処
理水が得られる。
曝気を行うことができるため、汚泥は活性化し、直接ま
たは脱窒槽を経てBOD吸収槽に返送されたときのBO
D吸収速度は大きくなり、BOD除去効果および糸状性
細菌抑制効果が上昇する。そして硝化により生じた硝酸
または亜硝酸性窒素の一部は脱窒槽で除去されるため、
固液分離槽における汚泥の浮上は防止され、高水質の処
理水が得られる。
【0016】固液分離槽の分離汚泥は脱窒槽に返送する
ことにより、返送汚泥中の脱窒細菌を脱窒に有効に利用
することができる。また脱窒槽または曝気槽の混合液を
BOD吸収槽に返送することにより、比較的安定した汚
泥濃度で汚泥を返送し、MLSSに対するBOD負荷の
調整を容易にすることができる。
ことにより、返送汚泥中の脱窒細菌を脱窒に有効に利用
することができる。また脱窒槽または曝気槽の混合液を
BOD吸収槽に返送することにより、比較的安定した汚
泥濃度で汚泥を返送し、MLSSに対するBOD負荷の
調整を容易にすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は実施例の汚水処理装置を示すフロー図であ
る。図において、11はBOD吸収槽、12は脱窒槽、
13は曝気槽である。BOD吸収槽11はブロア4から
送られる空気を散気する散気装置14を備え、原水1お
よび脱窒槽12からの返送混合液2aを導入して混合
し、曝気して原水中のBODを汚泥に吸収させるように
なっている。
る。図1は実施例の汚水処理装置を示すフロー図であ
る。図において、11はBOD吸収槽、12は脱窒槽、
13は曝気槽である。BOD吸収槽11はブロア4から
送られる空気を散気する散気装置14を備え、原水1お
よび脱窒槽12からの返送混合液2aを導入して混合
し、曝気して原水中のBODを汚泥に吸収させるように
なっている。
【0018】脱窒槽12は攪拌機16を有し、嫌気状態
に維持され、BOD吸収槽11の混合液15、曝気槽1
3からの返送混合液2b、および固液分離槽7からの返
送汚泥5を導入して、嫌気性下に混合して脱窒を行うよ
うになっている。脱窒槽12には、第1の混合液返送装
置として、混合液返送ポンプ17が設けられ、返送混合
液2aをBOD吸収槽11に返送するようになってい
る。
に維持され、BOD吸収槽11の混合液15、曝気槽1
3からの返送混合液2b、および固液分離槽7からの返
送汚泥5を導入して、嫌気性下に混合して脱窒を行うよ
うになっている。脱窒槽12には、第1の混合液返送装
置として、混合液返送ポンプ17が設けられ、返送混合
液2aをBOD吸収槽11に返送するようになってい
る。
【0019】曝気槽13はブロア4から送られる空気を
散気する散気装置18を有し、脱窒槽12の混合液19
を導入して曝気し、BODを好気性酸化分解するように
なっている。曝気槽13には、第2の混合液返送装置と
して、混合液返送ポンプ20が設けられ、返送混合液2
bを脱窒槽12に返送するようになっている。
散気する散気装置18を有し、脱窒槽12の混合液19
を導入して曝気し、BODを好気性酸化分解するように
なっている。曝気槽13には、第2の混合液返送装置と
して、混合液返送ポンプ20が設けられ、返送混合液2
bを脱窒槽12に返送するようになっている。
【0020】固液分離槽7は、曝気槽13の混合液21
を導入し、これを静置して固液分離し、分離液を処理水
8として排出し、分離汚泥の一部を汚泥返送ポンプ9に
より返送汚泥5として脱窒槽12に返送し、残部を余剰
汚泥22として排出するようになっている。
を導入し、これを静置して固液分離し、分離液を処理水
8として排出し、分離汚泥の一部を汚泥返送ポンプ9に
より返送汚泥5として脱窒槽12に返送し、残部を余剰
汚泥22として排出するようになっている。
【0021】上記の汚水処理装置においては、まずBO
D吸収槽11に原水1および返送混合液2aを導入し、
ブロア4から空気を送って散気装置14から散気して曝
気混合し、原水中のBODを酸化分解速度より速い速度
で返送混合液中の汚泥に吸収させる。これにより酸化分
解速度に見合った速度で増殖する糸状性細菌の増殖を抑
制する。BOD吸収槽11ではBOD成分を汚泥に吸収
させることができればよく、フロック状細菌を増殖さ
せ、あるいはBODを酸化分解する必要はない。
D吸収槽11に原水1および返送混合液2aを導入し、
ブロア4から空気を送って散気装置14から散気して曝
気混合し、原水中のBODを酸化分解速度より速い速度
で返送混合液中の汚泥に吸収させる。これにより酸化分
解速度に見合った速度で増殖する糸状性細菌の増殖を抑
制する。BOD吸収槽11ではBOD成分を汚泥に吸収
させることができればよく、フロック状細菌を増殖さ
せ、あるいはBODを酸化分解する必要はない。
【0022】BOD吸収槽11では、汚泥がBODを吸
収しやすいように曝気を行うのが好ましいが、DOは0
となってもよく、DOとして0〜0.5ppmとなるよ
うな低度の曝気を行ってBODを汚泥に吸収させるのが
適当である。原水1と返送混合液の混合比は、0.5〜
1.5kg−BOD/kgSS・dとなるように混合す
ると、BODの吸収が効率よく行われる。BOD濃度/
汚泥濃度は0.05〜0.1kg−BOD/kg−ML
SSとするのが好ましい。BOD吸収槽の滞留時間は
0.5〜2時間が適当である。
収しやすいように曝気を行うのが好ましいが、DOは0
となってもよく、DOとして0〜0.5ppmとなるよ
うな低度の曝気を行ってBODを汚泥に吸収させるのが
適当である。原水1と返送混合液の混合比は、0.5〜
1.5kg−BOD/kgSS・dとなるように混合す
ると、BODの吸収が効率よく行われる。BOD濃度/
汚泥濃度は0.05〜0.1kg−BOD/kg−ML
SSとするのが好ましい。BOD吸収槽の滞留時間は
0.5〜2時間が適当である。
【0023】BOD吸収装置では、BODの酸化分解速
度より速くBODが汚泥に吸収されるため、糸状性細菌
は増殖せず、バルキングは発生しない。
度より速くBODが汚泥に吸収されるため、糸状性細菌
は増殖せず、バルキングは発生しない。
【0024】脱窒槽12では、BOD吸収槽11の混合
液15、曝気槽13からの返送混合液2b、および返送
汚泥5を導入して混合し、DOが0の嫌気性状態で攪拌
機16により攪拌すると、脱窒細菌が増殖する。この脱
窒細菌はBOD吸収槽11で吸収したBODを資化し、
その過程で返送混合液中に含まれる硝酸または亜硝酸性
窒素を窒素ガスに還元して脱窒する。脱窒槽12の滞留
時間は1〜4時間が適当である。脱窒槽12の容量は、
脱窒負荷と、流入原水量に対するタイムラグ約10分間
相当量の合計量に基づいて決めるのが好ましい。
液15、曝気槽13からの返送混合液2b、および返送
汚泥5を導入して混合し、DOが0の嫌気性状態で攪拌
機16により攪拌すると、脱窒細菌が増殖する。この脱
窒細菌はBOD吸収槽11で吸収したBODを資化し、
その過程で返送混合液中に含まれる硝酸または亜硝酸性
窒素を窒素ガスに還元して脱窒する。脱窒槽12の滞留
時間は1〜4時間が適当である。脱窒槽12の容量は、
脱窒負荷と、流入原水量に対するタイムラグ約10分間
相当量の合計量に基づいて決めるのが好ましい。
【0025】脱窒槽12では、嫌気状態に維持されるた
め、糸状性細菌は増殖せず、後の工程におけるバルキン
グの原因は取除かれる。一方BODを吸収した汚泥は、
BODの吸収状態を維持する。
め、糸状性細菌は増殖せず、後の工程におけるバルキン
グの原因は取除かれる。一方BODを吸収した汚泥は、
BODの吸収状態を維持する。
【0026】脱窒槽12の混合液は混合液返送ポンプ1
7により返送混合液2aとしてBOD吸収槽11に返送
する。返送混合液2aの返送量は原水流量の5〜30容
量%とするのが適当である。脱窒槽12の混合液をBO
D吸収槽11に返送することにより、比較的安定した汚
泥濃度で汚泥を返送し、MLSSに対するBOD負荷の
調整を容易にすることができる。
7により返送混合液2aとしてBOD吸収槽11に返送
する。返送混合液2aの返送量は原水流量の5〜30容
量%とするのが適当である。脱窒槽12の混合液をBO
D吸収槽11に返送することにより、比較的安定した汚
泥濃度で汚泥を返送し、MLSSに対するBOD負荷の
調整を容易にすることができる。
【0027】曝気槽13では、脱窒槽12の混合液19
を導入し、ブロア4からの空気を散気装置18から散気
して曝気することにより、汚泥中のBOD分解細菌は吸
収したBODを資化して増殖し、BODは好気的に酸化
分解される。この混合液中のBODはほとんどが汚泥中
に吸収されており、液中に存在しないので、糸状性細菌
は増殖せず、バルキングは起こらない。曝気は液中の窒
素が硝酸または亜硝酸性窒素に転換される程度に行われ
る。
を導入し、ブロア4からの空気を散気装置18から散気
して曝気することにより、汚泥中のBOD分解細菌は吸
収したBODを資化して増殖し、BODは好気的に酸化
分解される。この混合液中のBODはほとんどが汚泥中
に吸収されており、液中に存在しないので、糸状性細菌
は増殖せず、バルキングは起こらない。曝気は液中の窒
素が硝酸または亜硝酸性窒素に転換される程度に行われ
る。
【0028】曝気槽13におけるDOは0.5〜1mg
/l、MLSSは3000〜5000mg/l、BOD
負荷は0.1〜0.3kg/kg−MLSS、滞留時間
は8時間以上とするのが好ましい。曝気槽13の混合液
は混合液返送ポンプ20により返送混合液2bとして脱
窒槽12に返送する。返送混合液2bの返送量は原水流
量の50〜100容量%とするのが好ましい。
/l、MLSSは3000〜5000mg/l、BOD
負荷は0.1〜0.3kg/kg−MLSS、滞留時間
は8時間以上とするのが好ましい。曝気槽13の混合液
は混合液返送ポンプ20により返送混合液2bとして脱
窒槽12に返送する。返送混合液2bの返送量は原水流
量の50〜100容量%とするのが好ましい。
【0029】曝気槽13では、硝酸化が進む程度に過剰
曝気を行うことができるため、汚泥は活性化し、脱窒槽
12を経てBOD吸収槽11に返送されたときのBOD
吸収速度は大きくなり、BOD除去効果および糸状性細
菌抑制効果が上昇する。
曝気を行うことができるため、汚泥は活性化し、脱窒槽
12を経てBOD吸収槽11に返送されたときのBOD
吸収速度は大きくなり、BOD除去効果および糸状性細
菌抑制効果が上昇する。
【0030】固液分離槽7では、曝気槽13の混合液2
1を導入して固液分離し、分離液を処理水8として次工
程に送る。分離汚泥は一部を汚泥返送ポンプ9により、
返送汚泥5として嫌気槽12に返送し、残部を余剰汚泥
22として排出する。曝気槽13において硝化により生
じた硝酸または亜硝酸性窒素は、脱窒槽12で除去され
るため、固液分離槽7における発生ガスによる汚泥の浮
上は防止され、高水質の処理水が得られる。固液分離槽
7の滞留時間は3〜9時間とするのが好ましい。
1を導入して固液分離し、分離液を処理水8として次工
程に送る。分離汚泥は一部を汚泥返送ポンプ9により、
返送汚泥5として嫌気槽12に返送し、残部を余剰汚泥
22として排出する。曝気槽13において硝化により生
じた硝酸または亜硝酸性窒素は、脱窒槽12で除去され
るため、固液分離槽7における発生ガスによる汚泥の浮
上は防止され、高水質の処理水が得られる。固液分離槽
7の滞留時間は3〜9時間とするのが好ましい。
【0031】固液分離槽7から返送される返送汚泥の返
送量は原水流量の50〜100容量%とするのが好まし
い。固液分離槽7の分離汚泥を脱窒槽12に返送するこ
とにより、返送汚泥中の脱窒細菌を脱窒に有効に利用す
ることができる。
送量は原水流量の50〜100容量%とするのが好まし
い。固液分離槽7の分離汚泥を脱窒槽12に返送するこ
とにより、返送汚泥中の脱窒細菌を脱窒に有効に利用す
ることができる。
【0032】試験例1 図1の汚水処理装置において、BOD700mg/lの
食品加工排水について、BOD吸収槽11におけるDO
が0.2mg/l、滞留時間1時間、原水1に対する返
送混合液2aの割合が30容量%、BOD負荷が1.2
−kg/kgVSS・d、脱窒槽12におけるDOが0
mg/l、滞留時間1.5時間、原水1に対する返送混
合液2bの割合が100容量%、原水1に対する返送汚
泥の割合が100容量%、曝気槽13におけるDOが1
mg/l、滞留時間8時間、MLSSで処理を行った結
果、BOD除去率98%、窒素除去率72%で、処理水
BOD 14mg/l、N 5mg/l、SS 10m
g/lの処理水が得られ、固液分離槽7における汚泥の
浮上はなく、バルキングは発生しなかった。
食品加工排水について、BOD吸収槽11におけるDO
が0.2mg/l、滞留時間1時間、原水1に対する返
送混合液2aの割合が30容量%、BOD負荷が1.2
−kg/kgVSS・d、脱窒槽12におけるDOが0
mg/l、滞留時間1.5時間、原水1に対する返送混
合液2bの割合が100容量%、原水1に対する返送汚
泥の割合が100容量%、曝気槽13におけるDOが1
mg/l、滞留時間8時間、MLSSで処理を行った結
果、BOD除去率98%、窒素除去率72%で、処理水
BOD 14mg/l、N 5mg/l、SS 10m
g/lの処理水が得られ、固液分離槽7における汚泥の
浮上はなく、バルキングは発生しなかった。
【0033】試験例2 比較のために図2の汚水処理装置により、試験例1の脱
窒槽を省略した状態で処理を行った結果、BOD除去率
96%、窒素除去率15%、処理水BOD 30mg/
l、N 15mg/l、SS 30mg/lであり、固
液分離槽において汚泥が浮上した。また曝気槽3のBO
D負荷1.8kg/kgVSSで処理を行ったところ、
6日後にSVI 220となった。
窒槽を省略した状態で処理を行った結果、BOD除去率
96%、窒素除去率15%、処理水BOD 30mg/
l、N 15mg/l、SS 30mg/lであり、固
液分離槽において汚泥が浮上した。また曝気槽3のBO
D負荷1.8kg/kgVSSで処理を行ったところ、
6日後にSVI 220となった。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、BOD吸収槽と脱窒槽
と曝気槽を組合せて処理を行うようにしたため、糸状性
細菌の増殖を抑制して糸状性バルキングの発生を防止
し、かつBODおよび窒素を効率よく除去して、固液分
離槽における汚泥の浮上を防止し、高水質の処理水を得
ることができる。
と曝気槽を組合せて処理を行うようにしたため、糸状性
細菌の増殖を抑制して糸状性バルキングの発生を防止
し、かつBODおよび窒素を効率よく除去して、固液分
離槽における汚泥の浮上を防止し、高水質の処理水を得
ることができる。
【図1】実施例の汚水処理装置のフロー図である。
【図2】従来の汚水処理装置のフロー図である。
1 原水 2a、2b 返送混合液 4 ブロア 5 返送汚泥 7 固液分離槽 8 処理水 9 汚泥返送ポンプ 11 BOD吸収槽 12 脱窒槽 13 曝気槽 14、18 散気装置 15、19、21 混合液 16 攪拌機 17、20 混合液返送ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 原水を導入して、脱窒槽または曝気槽か
らの返送混合液と混合し、原水中のBODを汚泥に吸収
させるBOD吸収槽と、 このBOD吸収槽の混合液、および固液分離槽からの返
送汚泥を混合して嫌気性下に脱窒を行う脱窒槽と、 この脱窒槽の混合液を導入して曝気し、BODを好気性
酸化分解する曝気槽と、 この曝気槽の混合液を固液分離する固液分離槽と、 この固液分離槽で分離された汚泥を脱窒槽に返送する汚
泥返送装置と、 前記脱窒槽または曝気槽の混合液をBOD吸収槽に返送
する第1の混合液返送装置と、 前記曝気槽の混合液を脱窒槽に返送する第2の混合液返
送装置とを備えていることを特徴とする汚水処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22616192A JP3303347B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 汚水処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22616192A JP3303347B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 汚水処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0663589A true JPH0663589A (ja) | 1994-03-08 |
| JP3303347B2 JP3303347B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=16840824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22616192A Expired - Fee Related JP3303347B2 (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 汚水処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3303347B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007105580A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Kurita Water Ind Ltd | 有機性排水の生物処理方法および装置 |
| JP2011104585A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-06-02 | Metawater Co Ltd | 排水処理方法及び排水処理装置 |
| JP2011224544A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Kurita Water Ind Ltd | 有機性排水の生物処理方法および装置 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP22616192A patent/JP3303347B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007105580A (ja) * | 2005-10-12 | 2007-04-26 | Kurita Water Ind Ltd | 有機性排水の生物処理方法および装置 |
| JP2011104585A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-06-02 | Metawater Co Ltd | 排水処理方法及び排水処理装置 |
| JP2011224544A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-11-10 | Kurita Water Ind Ltd | 有機性排水の生物処理方法および装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3303347B2 (ja) | 2002-07-22 |
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