JPH0663601B2 - 回収ボイラにおける噴射黒液の液滴粒径制御装置 - Google Patents

回収ボイラにおける噴射黒液の液滴粒径制御装置

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JPH0663601B2
JPH0663601B2 JP16900185A JP16900185A JPH0663601B2 JP H0663601 B2 JPH0663601 B2 JP H0663601B2 JP 16900185 A JP16900185 A JP 16900185A JP 16900185 A JP16900185 A JP 16900185A JP H0663601 B2 JPH0663601 B2 JP H0663601B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パルプ生産工程における回収ボイラに液滴化
して噴射される黒液の液滴粒径制御装置の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、パルプ生産工程においては、チップ蒸解工程で
廃液として生じる黒液を燃焼し、蒸気を発生させると共
にチップ蒸解用薬剤原料を回収する回収ボイラが使用さ
れている。この回収ボイラにおいては、黒液噴射機構に
設けられた噴射ガンにより黒液が炉内へ散布され、この
黒液が浮遊乾燥して炉底部にチャーベッドを形成し、こ
のチャーベッドが燃焼することにより蒸気を発生させ、
かつその際の還元反応によって薬剤原料を回収するもの
となっている。したがって、この噴射黒液がボイラを安
定に操業するために、かつ良好な燃焼状態を得るために
重要な役割を果たしている。すなわち、噴射黒液の液滴
粒径が大きすぎる場合には、乾燥状態が悪く水分が完全
に蒸発しないままチャーベッド上に落ちるので、炉底部
で乾燥に要する熱が奪われると同時に燃焼に遅れを生
じ、炉内での還元反応に必要な高温還元雰囲気の形成が
阻害されるおそれがある上、燃焼不良を引き起こすおそ
れがあった。また、チャーベッドの堆積量が高くなりす
ぎて崩れ落ち、空気吹出し口を詰まらせてしまうおそれ
もあった。一方、噴射黒液の液滴粒径が小さすぎる場合
には、乾燥が早く行なわれ、チャーベッド上に黒液が着
床する前に燃焼してしまうので、炉底部付近の発生熱量
が不足し、やはり高温還元雰囲気の形成が阻害されるお
それがある上、飛散ダストが多くなり、ボイラチューブ
へのダスト付着量が増加して操業に支障をきたすおそれ
があった。
そこで、噴射黒液がチャーベッドに着床するまでの時間
と浮遊乾燥する時間とが一致するように、噴射黒液の液
滴粒径を制御する必要がある。ところが、噴射黒液の液
滴粒径を直接的に制御するのは困難であった。従来は、
噴射黒液の濃度から黒液の沸点温度を推定し、この沸点
温度よりも一定温度低い値に黒液温度の設定値を設け、
この設定温度となるように黒液の温度を調整することに
より噴射黒液の液滴粒径を制御していた。この場合、液
滴粒径が大きいとチャーベッドレベルが上昇し、逆に小
さいとチャーベッドレベルが減少することに着目し、こ
のチャーベッドレベルが一定となるように前記黒液温度
の設定値を補償していた。また、噴射ガンから噴射され
る黒液の噴射圧力が高いと液滴粒径が小さくなり、逆に
噴射圧力が低いと大きくなるので、この噴射ガンの噴射
圧力を検出して前記黒液温度の設定値を補償していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、回収ボイラに使用される噴射ガンはその種類
が固定されており、負荷の変化に応じて所望のガン口径
を有する噴射ガンに交換を要する場合がある。現在では
省エネルギーの観点から発生蒸気量を変化させるように
なってきており、負荷変化は随時発生している。このた
め、ガン交換は頻繁に行なわれる。また、実際のオペレ
ーションでは、炉内のベッドの形状、燃焼状態、飛散ダ
スト状態、噴射ガン噴霧状態等に応じてオペレータが噴
射ガンを交換する場合もある。このように、噴射ガンを
交換すると噴射圧力はガン口径等に応じて変化するた
め、液滴粒径を決める粘性表面張力が変化する上、浮遊
乾燥時間も変化する。したがって、従来の噴射圧力補償
手段では十分な補償を行なえず、最適な液滴粒径が得ら
れなった。また、噴射圧力の変化はチャーベッドレベル
を顕著に変化させるほどの変化ではないため、チャーベ
ッドレベル補償手段も十分にその機能を果たし得なかっ
た。その結果、噴射ガンの交換が行なわれると、噴射黒
液の液滴粒径が変化し、最適な燃焼状態を得られなかっ
た。
そこで本発明は、黒液噴射機構に関する情報の変更、例
えば噴射ガンの交換に対して適正な噴射黒液の液滴粒径
が得られ、常に最適な燃焼状態を保持でき、パルプ生産
工程の省力化および安定化をはかり得る回収ボイラにお
ける噴射黒液の液滴粒径制御装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記問題点を解決し目的を達成するために次の
ような手段を講じたことを特徴としている。すなわち、
回収ボイラ内に噴射される黒液の濃度に基いて前記黒液
の沸点を推定し、この推定された沸点に基いて前記黒液
の設定温度を算出すると共に、前記回収ボイラ内に黒液
を噴射する黒液噴射機構の噴射圧力を検出し、さらに前
記黒液噴射機構に関する情報を設定し、この設定された
黒液噴射機構に関する情報と検出された噴射圧力とに基
いて前記黒液の設定温度を補償し、この補償された設定
温度に前記黒液の温度を調節するようにしたことを特徴
としている。
〔作用〕
このような手段を講じたことにより、たとえ噴射ガンが
交換されても、最適な液滴粒径が得られる黒液温度設定
値の噴射ガンの交換に伴うずれが補償される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施するための基本的な原理について説
明する。回収ボイラに噴射される黒液の液滴粒径は主に
黒液の圧力,温度,濃度,黒液性状によって変化し、ま
た、黒液噴射機構にも依存する。一般的には、黒液温度
を調整したり、適当な噴射ガンを選択することにより適
正な液滴粒径を得ようとしている。この場合、黒液温度
を上げると、粘性および表面張力が小さくなり、噴射さ
れる液滴粒径が小さくなる。したがって、体積当りの表
面積が大きくなるので、乾燥時間が浮遊時間に比べて短
くなる。そして、黒液温度を上げ過ぎると浮遊中に燃焼
が行なわれる。一方、黒液温度を下げると、液滴粒径が
大きくなり、体積当りの表面積が小さくなるので、乾燥
時間が浮遊時間に比べて長くなる。このため、チャーベ
ッドに着床したあとも乾燥時間を要し、乾燥に必要な熱
を周囲から吸収するため、高温下での還元反応を阻害す
る。
また、黒液流量を一定とし、噴射ガンを口径の小さな噴
射ガンに交換した場合には黒液の噴射圧力は高くなり、
液滴粒径は小さくなる。逆に、口径の大きな噴射ガンに
交換した場合には噴射圧力が低くなる。この場合、圧力
補償手段により黒液温度を上げる方向に補償がなされる
が、ガン口径が変わっているため、圧力補償値を算出す
るための関数が同一の関数では適正な粒径が得られな
い。
従来は黒液の沸点を基準にして一定温度だけ低い値を黒
液温度の適正値として設定し、この適正値に黒液温度が
一致するように調整するものとなっていた。このとき、
沸点からの一定温度差はオペレータが経験的に燃焼状態
を見ながら調整する。また、必要に応じてチャーベッド
レベルあるいは黒液圧力の変化によって設定温度を補償
していた。しかるに、この従来の黒液温度制御手段は、
噴射ガンの口径が変わっても、圧力補償値を算出する関
数は同一である。このため、噴射ガンの口径が小さくな
り、黒液の噴射圧力が高くなって、黒液温度を下げる方
向に補償がなされても、適正な粒径が得られない。そこ
で、オペレータが炉内の燃焼状態やチャーベッドの形状
等を見て経験的に黒液温度設定値を調整しなければなら
ず、適正な設定値を得るのは困難であった。
本発明では予め黒液噴射機構に関する情報、例えば噴射
ガンの口径および形状等に応じて圧力補償値を算出する
関数を設定し、この関数に基いて自動的に黒液温度設定
値を補償することにより、適正な黒液温度設定値を求め
ている。
第1図は本発明の第1の実施例の構成を示す系統図であ
る。同図において10は回収ボイラであって、このボイラ
10内には噴射黒液11が噴射ガン12により液滴化して投入
されるものとなっている。上記噴射黒液11は、回収ボイ
ラ10内にて浮遊乾燥し、炉底部に着床してチャーベッド
13を形成する。そして、チャーベッド13上の高温雰囲気
によって還元反応が行なわれ、噴射黒液11中の芒硝(Na
SO)などは還元反応によって硫化ナトリウム(Na
S)となり、炭酸ナトリウム(NaCO)などと共にス
メルト14としてスパウトロ15から回収され、パルプ蒸解
用薬剤として再利用される。
一方、噴射黒液11中の有機成分は、回収ボイラ10の炉底
部に供給される燃焼用空気16aによってチャーベッド13
の表面上にて還元燃焼する。また、不完全燃焼分は回収
ボイラ10の中央部に供給される燃焼用空気16bによって
チャーベッド13の上部にて完全燃焼する。そして、燃焼
ガスは図中矢印Aで示す如く上昇し、ボイラ伝熱管17内
の作動流体と熱交換して蒸気を発生させたのち、図中矢
印Bで示す如く系外へ排ガスとして排出されるものとな
っている。
また、第1図において18はチップ蒸解釜であって、この
チップ蒸解釜18内に投入されるチップ材19をチップ蒸解
用薬剤20と水蒸気21とによって蒸解することによりパル
プ22を生成するものとなっている。このとき、上記チッ
プ蒸解釜18から排出される廃液23は、酸化塔24において
空気25と接触して酸化し、濃縮器26にて濃縮されたのち
ミキシングタンク27にて芒硝28と混合されて黒液29とな
る。そして、この黒液29は、加熱器30にて蒸気31により
加熱され、前記噴射黒液11として噴射黒液供給ライン32
を介して前記噴射ガン12から回収ボイラ10内へ散布され
るものとなっている。
一方、前記噴射黒液供給ライン32には、噴射黒液11の温
度を検出する温度検出器33と、光屈折式濃度計によって
黒液溶液の屈折率の関数となっている固形分濃度を推定
する固形分濃度推定器34と、噴射圧力を検出する圧力検
出器35とが設けられている。上記固形分濃度推定器34の
出力端は、沸点演算器36に接続している。この沸点演算
器36は、前記固形分濃度推定器34にて推定された固形分
濃度から前記黒液29の沸点を推定演算するものであっ
て、この沸点演算器36の出力端は第1の加算器37に接続
している。この第1の加算器37は、前記沸点演算器36に
て演算された沸点と温度差設定器38にて設定された一定
温度差とを加算して黒液温度の設定値を算出するもので
あって、この第1の加算器37の出力端は第2の加算器39
に接続している。
一方、圧力検出器35の出力端は、圧力補償値演算器40の
一方の入力端に接続しており、この圧力補償値演算器40
の他方の入力端には噴射ガン種類設定器41が接続してい
る。前記圧力補償値演算器40は、予め噴射ガンの種類に
応じて圧力補償値を算出する関数をそれぞれ設定し、こ
の関数を噴射ガン種類設定値41により設定された噴射ガ
ンの種類(口径,形状等)に応じて選択し、この選択さ
れた関数に基いて前記圧力検出器35にて検出された噴射
圧力値により圧力補償値を算出するものであって、その
出力端は前記第2の加算器38に接続している。
上記第2の加算器38においては、前記第1の加算器37か
ら与えられる黒液温度設定値と前記圧力補償値演算器40
から与えられる圧力補償値とを加算して黒液温度設定値
を補償するものであって、その出力端は温度調節器42の
一方の入力端に接続しており、上記温度調節器42の他方
の入力端には前記温度検出器33が接続しているる。上記
温度調節器42は、温度検出器33にて検出された噴射黒液
11の温度を前記第2の加算器39にて算出された負荷によ
る補償が施された黒液温度設定値となるように、蒸気制
御弁43の開度を調節するものであって、この蒸気制御弁
43の開度に応じて前記加算器30に供給される蒸気31の量
が調節され、加熱器30にて加熱される噴射黒液11の温度
が制御されるものとなっている。
このように構成された本実施例においては、回収ボイラ
10により発生される蒸気量の変化等に応じて噴射ガン12
を交換する際に、噴射ガン種類設定器41により噴射ガン
12の種類を設定する。そうすると、圧力補償値演算器40
において、この設定された噴射ガンに応じて圧力補償値
を算出する関数が選択され、この選択された関数と前記
圧力検出器35にて検出された噴射圧力値とに基いて圧力
補償値が演算される。
第2図は各種噴射ガン(この場合は3種類)の種類に応
じた噴射圧力と圧力補償値との関数関係を示す図であっ
て、関数f1は噴射圧力上昇に伴って第1の加算器37にて
算出される設定温度を少しづつ下げるような関数関係が
ある噴射ガンの場合であり、関数f2は噴射圧力上昇に伴
って上記設定温度を中程度にわたって下げるような関数
関係がある噴射ガンの場合であり、関数f3は噴射圧力上
昇に伴って上記設定温度を大きく下げるような関数関係
がある噴射ガンの場合である。そして、これら関数関係
は例えばテーブルなどに格納されており、噴射ガン種類
設定器41にて噴射ガン12の種類が設定されると、このガ
ンの種類に応じた関数関係が読出され、この関数関係に
基いて前記圧力検出器35にて検出された噴射圧力によっ
て圧力補償値が算出される。
今、噴射ガン12を関数f2の関係を有する噴射ガンからf3
の関係を有する噴射ガンへ交換したとする。ここで、圧
力検出器35にて検出された噴射圧力がP1からP2に変化す
ると、従来の圧力補償手段では圧力補償値としてαが演
算されたのに対し、本実施例の圧力補償値演算器40にお
いてはβが演算される。
一方、第1の加算器37では、沸点演算器36にて推定演算
された黒液29の沸点から温度差設定器38て設定された一
定温度だけ低い黒液温度設定値が算出され、第2の加算
器39に与えられる。そうすると、この第2の加算器39に
おいて、上記黒液温度設定値と前記圧力補償値演算器40
にて演算された圧力補償値とが加算され、噴射圧力によ
る補償が施された黒液温度設定値が算出される。そし
て、この補償された黒液温度設定値は温度調節器42に出
力され、この温度調節器42において、温度検出器33にて
検出された噴射黒液11の温度と補償された黒液温度設定
値とが比較され、その偏差に基いて蒸気制御弁43に弁開
度指令信号が出力される。その結果、加熱器30に供給さ
れる蒸気31の量が制御され、噴射黒液11の温度が噴射圧
力による補償が施された黒液温度設定値と等しくなり、
噴射黒液の液滴粒径が適正な大きさとなる。
このように本実施例によれば、噴射ガン12の種類と噴射
圧力との関係に基いて圧力補償値を算出し、この圧力補
償値によって黒液温度設定値を補償している。したがっ
て、噴射ガン12の交換による黒液温度設定値の変化を簡
単に補償することができ、常に最適な液滴粒径が得られ
る温度に噴射黒液11の温度を設定することができる。そ
の結果、回収ボイラ10は常時最適な燃焼状態で運転さ
れ、パルプ生産工程の省力化および安定化をはかり得
る。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第3図は本発明の第2の実施例における主要部の構成を
示す系統図である。本実施例は、前記第1の実施例にお
いて第1の加算器37にて算出された黒液温度設定値を回
収ボイラ10内に堆積されるチャーベッド13のレベルに応
じて補償するチャーベッドレベル補償手段を備えたもの
である。
第3図において44はチャーベッド13のレベルを検出する
チャーベッドレベル検出器であって、このレベル検出器
44の検出信号はチャーベッドレベル調節器45に出力さ
れ、このレベル調節器45において、チャーベッドレベル
設定器46にて設定されたチャーベッドレベルとなるよう
に調節され、チャーベッドレベル補償値として前記第1
の加算器37に出力される。そうすると、この第1の加算
器37において、前記沸点演算器36にて推定演算された沸
点温度と温度差設定器38にて設定された温度差と共に加
算された、チャーベッドレベルに応じて補償された黒液
温度設定値が算出される。
このように、沸点と一定温度差とから算出された黒液温
度設定値を、チャーベッドレベル調節器45から出力され
るチャーベッドレベル補償値によって補償することによ
り、より高精度に黒液温度の設定値を設けることができ
る。したがって、回収ボイラ10内に噴射される噴射黒液
11の液滴粒径をより適正な値とすることができる。その
結果、回収ボイラ10は第1の実施例よりも最適な燃焼状
態で運転され、パルプ生産工程の省力化および安定化が
向上する。
第4図は本発明の第3の実施例における主要部の構成を
示す系統図であって、第1図および第3図と同一部分に
は同一符号を付し、詳しい説明は省略する。本実施例で
は、先ず、沸点演算器36において固形分濃度から沸点を
推定演算する際に、チップ材19の種類に基いて得られる
黒液性状に対する固形分濃度と沸点との関数関係を予め
設定しておき、黒液性状設定器47にて設定された黒液性
状に基いて固形分濃度推定器34にて推定された固形分濃
度から沸点を推定する。また、温度差設定器38において
は、前記黒液性状設定器47にて設定された黒液性状に基
いて所定の温度差を設定し、第1の加算器37にて前記沸
点演算器36にて推定演算された沸点と温度差設定器38に
て設定された温度差とを加算することにより黒液温度設
定値を求めている。こうすることにより、たとえチップ
蒸解工程に投入されるチップ材19の種類等によって黒液
性状が変わっても、適正な液滴粒径が得られる黒液温度
設定値が精度よく算出される。
また、本実施例ではチャーベッドレベル検出器44の代わ
りにスキャニングパイロメータ48を設け、このスキャニ
ングパイロメータ48の検出信号から炉内温度算出器49お
よびチャーベッドレベル算出器50により炉内温度および
チャーベッドレベルを算出する。そして、上記チャーベ
ッドレベル算出器50の出力を前記チャーベッドレベル調
節器45に与え、前記第2の実施例と同様にして第1の加
算器37にて黒液温度設定値を補償する。一方、炉内温度
算出器9の出力は炉内温度補償値演算器51に与え、炉内
温度に基く炉内温度補償値を演算し、第3の加算器52に
おいて、上記炉内温度補償値と黒液温度設定値とを加算
することにより炉内温度に対する補償を行なう。こうす
ることにより、たとえ炉内温度が変化しても、適正な液
滴粒径が得られる。
さらに、本実施例では回収ボイラ10内に供給される燃焼
用空気16a,16bを空気流量検出器53,54によって検出し、
これら空気流量検出器53,54の出力に基いて負荷補償値
演算器55にて負荷補償値を演算し、第4の加算器56にお
いて上記負荷補償値と黒液温度設定値とを加算すること
により空気流量(負荷)に対する補償を行なう。こうす
ることにより、たとえ燃焼用空気流量(負荷)が変化し
ても適正な液滴粒径が得られる。
なお、本発明は前記各実施例に限定されるものではな
い。たとえば、前記各実施例では固形分濃度推定器34を
噴射黒液供給ライン32に設けた場合を示したが、ミキシ
ングタンク27の入口部に設けても同様な効果を奏する。
また、この固形分濃度推定器34にて使用される濃度計と
してはガンマ線式濃度計を使用してもよいし、密度計と
温度検出器等を用いて、濃度計により検出された固形分
濃度を補償することにより精度よく推定するようにして
もよい。また、前記第2,第3の実施例ではチャーベッド
レベル調節器45から出力されるチャーベッドレベル補償
値を加算器37に与えて黒液温度設定値を補償する場合を
示したが、この補償値を第2ないし第4の加算器39,52,
56のいずれか一つの加算器に与えて黒液温度設定値を補
償するようにしてもよい。このほか本発明の要旨を越え
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
〔発明の効果〕 以上詳述したように本発明は、回収ボイラ内に噴射され
る黒液の濃度に基いて前記黒液の沸点を推定し、この推
定された沸点に基いて前記黒液の設定温度を算出すると
共に、前記回収ボイラ内に黒液を噴射する黒液噴射機構
の噴射圧力を検出し、さらに前記黒液噴射機構に関する
情報を設定し、この設定された黒液噴射機構に関する情
報と検出された噴射圧力とに基いて前記黒液の設定温度
を補償し、この補償された設定温度に前記黒液の温度を
調節するようにしたものである。
したがって、本発明によれば、たとえ噴射ガンが交換さ
れても、最適な液滴粒径が得られる黒液温度設定値の噴
射ガンの交換に伴うずれが補償されるので、噴射ガンの
交換に対して適正な噴射黒液の液滴粒径が得られ、常に
最適な燃焼状態を保持でき、パルプ生産工程の省力化お
よび安定化をはかり得る回収ボイラにおける噴射黒液の
液滴粒径制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1の実施例を示す図で
あって、第1図は構成を示す系統図、第2図は各種噴射
ガンに対する噴射圧力と負荷補償値との関係を示す図、
第3図および第4図は本発明の第2,第3の実施例におけ
る主要部の構成を示す系統図である。 10……回収ボイラ、11……噴射黒液、12……噴射ガン、
13……チャーベッド、18……チップ蒸解釜、19……チッ
プ材、20……チップ蒸解用薬剤、29……黒液、30……加
熱器、31……蒸気、32……噴射黒液供給ライン、33……
温度検出器、34……固形分濃度推定器、35……圧力検出
器、36……沸点演算器、37……第1の加算器、38……温
度差設定器、39……第2の加算器、40……圧力補償値演
算器、41……噴射ガン種類設定器、42……温度調節器、
43……蒸気制御弁、44……チャーベッドレベル検出器、
45……チャーベッドレベル調節器、46……チャーベッド
レベル設定器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩越 陽平 熊本県八代市十条町1丁目1番地 十條製 紙株式会社八代工場内 (72)発明者 谷原 隆 大阪府大阪市此花区島屋4丁目1番35号 川崎重工業株式会社大阪工場内 (72)発明者 黒崎 泰充 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 井床 利之 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 中林 志郎 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 飯塚 和幸 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 桑田 龍一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 熊木 亜夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 近久 嚴雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップ蒸解工程でチップ材とチップ蒸解用
    薬剤とを投入し、廃液として得られる黒液を燃焼して蒸
    気を発生させると共に上記チップ蒸解用薬剤の原料を回
    収する回収ボイラにおいて、前記回収ボイラ内に噴射さ
    れる黒液の濃度に基いて前記黒液の沸点を推定する沸点
    推定手段と、この沸点推定手段により推定された沸点に
    基いて前記黒液の設定温度を算出する黒液温度設定手段
    と、前記回収ボイラ内に黒液を噴射する黒液噴射機構の
    噴射圧力を検出する噴射圧力検出手段と、前記黒液噴射
    機構に関する情報を設定するる黒液噴射機構設定手段
    と、この黒液噴射機構設定手段により設定された黒液噴
    射機に関する情報と前記噴射圧力検出手段により検出さ
    れた噴射圧力とに基いて前記黒液温度設定手段により算
    出された設定温度を補償する設定温度補償手段と、この
    設定温度補償手段により補償された設定温度に前記黒液
    の温度を調節する黒液温度調節手段とを具備したことを
    特徴とする回収ボイラにおける噴射黒液の液滴粒径制御
    装置。
  2. 【請求項2】前記設定温度補償手段は、前記回収ボイラ
    内に堆積するチャーベッドのレベルに応じて補償するチ
    ャーベッドレベル補償手段を備えたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の回収ボイラに
    おける噴射黒液の液滴粒径制御装置。
  3. 【請求項3】前記黒液噴射機構設定手段により設定され
    る黒液噴射機構に関する情報は、噴射ガンの口径または
    形状等であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)
    項記載の回収ボイラにおける噴射黒液の液滴粒径制御装
    置。
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