JPH0664076B2 - スペツクル速度計測装置 - Google Patents
スペツクル速度計測装置Info
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- JPH0664076B2 JPH0664076B2 JP28136484A JP28136484A JPH0664076B2 JP H0664076 B2 JPH0664076 B2 JP H0664076B2 JP 28136484 A JP28136484 A JP 28136484A JP 28136484 A JP28136484 A JP 28136484A JP H0664076 B2 JPH0664076 B2 JP H0664076B2
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- light
- speckle
- light receiving
- signal
- signal processing
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、移動する物体に、レーザ光等のコヒーレン
ト光を照射し、得られるランダム干渉パターン(スペッ
クルパターン)を利用して、物体の移動速度及び方向を
測定するスペックル速度計測装置に関する。
ト光を照射し、得られるランダム干渉パターン(スペッ
クルパターン)を利用して、物体の移動速度及び方向を
測定するスペックル速度計測装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、第6図に示すように、レーザ光源1より投光光
学系2を経て、コヒーレント光3を移動物体4に照射す
ると、この移動物体4で透過又は反射された光は、受光
点5で受けると、スペックルパターンの並進(トランス
レーション)運動とボイリング(スペックルが移動せ
ず、その場で光の強弱が生じ振動する)運動の2つの運
動を伴い、スペックルパターンが移動・変形することが
知られている(雑誌「レーザ研究」第8巻第2号、同第
8巻第3号)。同図において、受光点5での光変動の直
流を除去した規格化自己相関関数Γ(τ,v)は、 ただし、 V:粗物体の移動速度、 w:照射ビーム半径、Δx:スペックル平均値、 σ:スペックル並進倍率、 ρ:照射ビームの波面曲率、 R:移動物体から受光点までの距離、 となる。
学系2を経て、コヒーレント光3を移動物体4に照射す
ると、この移動物体4で透過又は反射された光は、受光
点5で受けると、スペックルパターンの並進(トランス
レーション)運動とボイリング(スペックルが移動せ
ず、その場で光の強弱が生じ振動する)運動の2つの運
動を伴い、スペックルパターンが移動・変形することが
知られている(雑誌「レーザ研究」第8巻第2号、同第
8巻第3号)。同図において、受光点5での光変動の直
流を除去した規格化自己相関関数Γ(τ,v)は、 ただし、 V:粗物体の移動速度、 w:照射ビーム半径、Δx:スペックル平均値、 σ:スペックル並進倍率、 ρ:照射ビームの波面曲率、 R:移動物体から受光点までの距離、 となる。
上記(1)式は、物体速度Vの増加に伴い、自己相関関数
が減衰してゆくことを示しており、例えば相関が1/e
となる時間をτc(自己相関長)とすると、(1)式よ
り, ただし、 a:受口開口の半径 となる。このτcにより速度Vが測定でき、この出願の
発明者等は、この原理を採用したスペックル速度計をす
でに出願している(特開昭59−54043号)。
が減衰してゆくことを示しており、例えば相関が1/e
となる時間をτc(自己相関長)とすると、(1)式よ
り, ただし、 a:受口開口の半径 となる。このτcにより速度Vが測定でき、この出願の
発明者等は、この原理を採用したスペックル速度計をす
でに出願している(特開昭59−54043号)。
また、光変動の単位時間当たりの零交叉数Noも上記
(1)式から計算され、 となる。この零交叉数Noを計数することによっても速
度Vが測定でき、この出願の発明者等はこの原理を採用
したスペックル速度計についても、やはりすでに出願し
ている(実開昭58−106376号、特願昭和59−
54041号)。
(1)式から計算され、 となる。この零交叉数Noを計数することによっても速
度Vが測定でき、この出願の発明者等はこの原理を採用
したスペックル速度計についても、やはりすでに出願し
ている(実開昭58−106376号、特願昭和59−
54041号)。
上記した、すでに出願のスペックル速度計は、いずれも
収束ビームや拡大ビームによる照明法を採用していた。
収束ビームや拡大ビームによる照明法を採用していた。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記従来のスペックル速度計は、収束ビームや拡大ビー
ムを照明に利用し、上記(3)式あるいは(4)式に基づいて
速度Vを測定するものであるから、照明領域に比べ、粗
物体の粗さ相関長さが比較的長い場合にはスペックルが
非ガウス的となり、また紙等は、にじみ現象によりスペ
ックルが小さくなり、正常なスペックルサイズを持たな
いスペックルが出来、そのため光変動の自己相関関数が
変化し、正しく測定が行われないという欠点があった。
また、測定物体が例えば銅から紙、さらに布というよう
に変化する場合には、その測定物体によりΔxが変化
し、そのため信号処理部でいちいち物体変更の補正をな
さねばならなかった。さらにまた、照明ビームが完全な
球面波でなく、波面収差を含んでいる場合、スペックル
の並進が波面曲率に強く関係しているため、並進が不安
定となり、やはり測定精度が落ちるという欠点があっ
た。
ムを照明に利用し、上記(3)式あるいは(4)式に基づいて
速度Vを測定するものであるから、照明領域に比べ、粗
物体の粗さ相関長さが比較的長い場合にはスペックルが
非ガウス的となり、また紙等は、にじみ現象によりスペ
ックルが小さくなり、正常なスペックルサイズを持たな
いスペックルが出来、そのため光変動の自己相関関数が
変化し、正しく測定が行われないという欠点があった。
また、測定物体が例えば銅から紙、さらに布というよう
に変化する場合には、その測定物体によりΔxが変化
し、そのため信号処理部でいちいち物体変更の補正をな
さねばならなかった。さらにまた、照明ビームが完全な
球面波でなく、波面収差を含んでいる場合、スペックル
の並進が波面曲率に強く関係しているため、並進が不安
定となり、やはり測定精度が落ちるという欠点があっ
た。
そこで、この欠点を解消するために、本願の発明者は収
束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持つビームのウエ
スト領域に移動物体を配置し、ボイリング状態にあるス
ィックルパターンを拡散領域で受光し、速度測定を行う
方法を創出し、すでに別に出願した。しかし、この方法
を適用して単に1光源1受光部のスペックル速度計を実
現しても、物体の移動方向が定かでない場合、その方向
を知ることができなかった。
束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持つビームのウエ
スト領域に移動物体を配置し、ボイリング状態にあるス
ィックルパターンを拡散領域で受光し、速度測定を行う
方法を創出し、すでに別に出願した。しかし、この方法
を適用して単に1光源1受光部のスペックル速度計を実
現しても、物体の移動方向が定かでない場合、その方向
を知ることができなかった。
この発明は、上記に鑑み、スペックルが非ガウス的とな
る場合、測定物体が変更される場合、また照明ビームが
波面収差を含む場合でも、物体の速度を高精度に測定で
き、しかも物体の移動方向をも測定し得るスペックル速
度計測装置を提供することを目的としている。
る場合、測定物体が変更される場合、また照明ビームが
波面収差を含む場合でも、物体の速度を高精度に測定で
き、しかも物体の移動方向をも測定し得るスペックル速
度計測装置を提供することを目的としている。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この発明は、上記問題点を解消するために、それぞれに
光源、光学系、受光部及び信号処理部を含む2系統の測
定系を備え、いずれも受光部ではボイリング状態で受光
するとともに、一方の測定系では円形のビームを、他方
の測定系では楕円形のビームを移動物体に照射するよう
にしている。すなわち、この発明のスペックル速度計測
装置は、コヒーレント光を発する第1の光源、この第1
の光源よりのコヒーレント光を収束領域、ウエスト領
域、拡散領域を持つ光ビームに変換する第1の光学系、
この先ビーム及び移動物体との位置関係で受光面に生じ
るスペックルがボイリング状態となるように配置される
光電変換素子を含む第1の受光部、光電変換されスペッ
クル信号を受け、物体速度に応じた信号を出力する第1
の信号処理部を備える第1の測定系と、コヒーレント光
を発する第2の光源、この第2の光源よりのコヒーレン
ト光を収束領域、ウエスト領域及び拡散領域をもち、か
つ断面が楕円状の光ビームに変換する第2の光学系と、
この第2の光学系よりの光ビーム及び移動物体との位置
関係で受光面に生じるスペックルがボイリング状態とな
るように配置される光電変換素子を含む第2の受光部、
光電変換されたスペックル信号を受け、そのスペックル
信号に応じた信号を出力する第2の信号処理部を備える
第2の測定系と、前記第1及び第2の測定系の出力に基
づいて物体の移動方向を算出する方向算出手段とから構
成されている。
光源、光学系、受光部及び信号処理部を含む2系統の測
定系を備え、いずれも受光部ではボイリング状態で受光
するとともに、一方の測定系では円形のビームを、他方
の測定系では楕円形のビームを移動物体に照射するよう
にしている。すなわち、この発明のスペックル速度計測
装置は、コヒーレント光を発する第1の光源、この第1
の光源よりのコヒーレント光を収束領域、ウエスト領
域、拡散領域を持つ光ビームに変換する第1の光学系、
この先ビーム及び移動物体との位置関係で受光面に生じ
るスペックルがボイリング状態となるように配置される
光電変換素子を含む第1の受光部、光電変換されスペッ
クル信号を受け、物体速度に応じた信号を出力する第1
の信号処理部を備える第1の測定系と、コヒーレント光
を発する第2の光源、この第2の光源よりのコヒーレン
ト光を収束領域、ウエスト領域及び拡散領域をもち、か
つ断面が楕円状の光ビームに変換する第2の光学系と、
この第2の光学系よりの光ビーム及び移動物体との位置
関係で受光面に生じるスペックルがボイリング状態とな
るように配置される光電変換素子を含む第2の受光部、
光電変換されたスペックル信号を受け、そのスペックル
信号に応じた信号を出力する第2の信号処理部を備える
第2の測定系と、前記第1及び第2の測定系の出力に基
づいて物体の移動方向を算出する方向算出手段とから構
成されている。
このスペックル速度計測装置では、ボイリング状態で受
光されるため、第(3)式、第(4)式の右項が無視できるの
で、自己相関長τc、零交叉数Noは、 となり、第1の信号処理部で自己相関長τc、あるいは
零交叉数Noを求めることにより、速度Vが算出され
る。また、τc、NoのいずれかにもΔx、ρ等が含ま
れなくなり、これらが変動しても測定結果に影響しな
い。さらに、第2の信号処理部では、物体の移動方向に
応じて異なる信号が出力されるので、速度方向算出手段
で、第1の信号処理部と第2の信号処理部の出力比を演
算することにより、その比から物体の移動方向が求めら
れる。
光されるため、第(3)式、第(4)式の右項が無視できるの
で、自己相関長τc、零交叉数Noは、 となり、第1の信号処理部で自己相関長τc、あるいは
零交叉数Noを求めることにより、速度Vが算出され
る。また、τc、NoのいずれかにもΔx、ρ等が含ま
れなくなり、これらが変動しても測定結果に影響しな
い。さらに、第2の信号処理部では、物体の移動方向に
応じて異なる信号が出力されるので、速度方向算出手段
で、第1の信号処理部と第2の信号処理部の出力比を演
算することにより、その比から物体の移動方向が求めら
れる。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
第1図は、この発明が実施されるスペックル速度計測装
置の概略図である。このスペックル速度計は、第1の測
定系10と、第2の測定系20と、移動方向算出手段3
0とから構成されている。また、第1の測定系10はレ
ーザ光源12及び光学系13を備える投光部11と、干
渉フィルタ16、受光素子17及び増幅器18を備える
受光部15と、信号処理部19とから構成され、第2の
測定系20はレーザ光源22及び光学系23を備える投
光部21と、干渉フィルタ26、受光素子27及び増幅
器28を備える受光部25と、信号処理部29から構成
されている。
置の概略図である。このスペックル速度計は、第1の測
定系10と、第2の測定系20と、移動方向算出手段3
0とから構成されている。また、第1の測定系10はレ
ーザ光源12及び光学系13を備える投光部11と、干
渉フィルタ16、受光素子17及び増幅器18を備える
受光部15と、信号処理部19とから構成され、第2の
測定系20はレーザ光源22及び光学系23を備える投
光部21と、干渉フィルタ26、受光素子27及び増幅
器28を備える受光部25と、信号処理部29から構成
されている。
レーザ光源12、22は、それぞれ波長の相違する(λ
1、λ2)コヒーレント光を発するものであり、光学系
13、23はいずれもレーザ光源12、22よりのコヒ
ーレント光を収束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持
つ光ビームに変換するために設けられている。もっとも
光学系12からは断面形状が円形の光ビームが発せられ
るのに対し、光学系23からは断面形状が楕円形の光ビ
ームが発せられる。
1、λ2)コヒーレント光を発するものであり、光学系
13、23はいずれもレーザ光源12、22よりのコヒ
ーレント光を収束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持
つ光ビームに変換するために設けられている。もっとも
光学系12からは断面形状が円形の光ビームが発せられ
るのに対し、光学系23からは断面形状が楕円形の光ビ
ームが発せられる。
光学形13とよび23より発せられた光ビームは、速度
Vで移動する被測定物体14に照射され、その反射光ビ
ームがそれぞれ受光部15、25で受光されるようにな
っている。干渉フィルタ16は光学系13よりの光(波
長λ1)のみを透過させるために、また干渉フィルタ2
6は光学系23よりの光(波長λ2)のみを透過させる
ために、それぞれ設けられている。
Vで移動する被測定物体14に照射され、その反射光ビ
ームがそれぞれ受光部15、25で受光されるようにな
っている。干渉フィルタ16は光学系13よりの光(波
長λ1)のみを透過させるために、また干渉フィルタ2
6は光学系23よりの光(波長λ2)のみを透過させる
ために、それぞれ設けられている。
また、光学系13と物体14及び受光素子17の位置関
係、さらに光学系23と物体14及び受光素子27の位
置関係は、いずれも受光素子17、27の受光面にスペ
ックルのボイリング状態が生じるように配置されてい
る。例えば、レーザビーム光のウエスト領域で物体に光
を照射し、且つ、受光面を物体からπw0 2/λ以上離せ
ば良い。ここで、λはレーザ光の波長であり、w0はビ
ームウエスト半径である。なお、楕円ビームの場合には
長軸方向のビームウエスト半径である。
係、さらに光学系23と物体14及び受光素子27の位
置関係は、いずれも受光素子17、27の受光面にスペ
ックルのボイリング状態が生じるように配置されてい
る。例えば、レーザビーム光のウエスト領域で物体に光
を照射し、且つ、受光面を物体からπw0 2/λ以上離せ
ば良い。ここで、λはレーザ光の波長であり、w0はビ
ームウエスト半径である。なお、楕円ビームの場合には
長軸方向のビームウエスト半径である。
或いはまた、波面曲率ρの収束状態のレーザビーム(ビ
ームウエストに至る手前)で物体を照射し、且つ、受光
面が物体からρの位置近傍になるようにしても良い。
ームウエストに至る手前)で物体を照射し、且つ、受光
面が物体からρの位置近傍になるようにしても良い。
受光面で生じたボイリング状態のスペックルは、受光素
子17、27で電気信号(スペックル信号)に変換さ
れ、増幅器18、28でそれぞれ増幅されて、信号処理
部19、29に入力されるようになっている。
子17、27で電気信号(スペックル信号)に変換さ
れ、増幅器18、28でそれぞれ増幅されて、信号処理
部19、29に入力されるようになっている。
信号処理部19は、受光部15からのスペックル信号を
受けて、零交叉数Noを求める機能回路、あるいは自己
相関長τcを演算する機能回路であり、信号処理部29
も信号処理部19も同種の回路である。
受けて、零交叉数Noを求める機能回路、あるいは自己
相関長τcを演算する機能回路であり、信号処理部29
も信号処理部19も同種の回路である。
信号処理部19が零交叉数Noを求める機能回路である
場合は、第2図に示すように、直流成分除去回路41、
シュミット回路42、単安定マルチバイブレータ43及
びカウンタ44とから構成される。
場合は、第2図に示すように、直流成分除去回路41、
シュミット回路42、単安定マルチバイブレータ43及
びカウンタ44とから構成される。
次に物体14を光ビームのウエスト領域に配置し、受光
素子17、27を拡散領域(Rをπw0 2/λ以上とす
る)に設け、また信号処理部19、29を零交叉数を検
出する回路とした場合の動作を説明する。
素子17、27を拡散領域(Rをπw0 2/λ以上とす
る)に設け、また信号処理部19、29を零交叉数を検
出する回路とした場合の動作を説明する。
レーザ光源12よりレーザ光が出射されると、光学系1
3により収束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持つ光
ビームに変換され、移動物体14に照射される。ウエス
ト領域に移動物体14が位置し、受光面でボイリング状
態となり、光の強さが時間的に変動する。この変動信号
が受光素子17で電気信号に変換され、増幅器18で増
幅されて信号処理部19に入力される。信号処理部19
では入力されたスペックル信号をさらに零交叉数検出の
ために直流分除去回路41で直流分をカットし、さらに
シュミットトリガ回路42で零交叉時にハイとローが反
射するパルス列を作成する。このパルス列がワンショッ
トマルチバイブレータ43で所定のパルス幅に整形さ
れ、カウンタ44で単位時間当たりの零交叉カウント数
No/2が計数される。この零交叉数Noは、一般的な
理論式としては(4)式の通りであるが、この実施例では
ボイリング状態で受光しているので(4)式の右項は無視
でき、 となる。従って、カウント44の計数値には、スペック
ルサイズΔx、開口面積a、物体と光電変換素子間の距
離R、ビームの波面曲率ρの影響があらわれず、たとえ
物体14の材質が変更され、Δxが変化しても、また波
面曲率ρに歪みがあっても、その影響が速度測定に影響
せず、何らの補正の必要もない。また、測定系10の光
ビームは断面形状が円形であるから、物体の移動方向が
いずれの方向でも、上記零交叉数Noは同じとなる。こ
のようにして出力端子31から速度に応じた信号を導出
できる。
3により収束領域、ウエスト領域及び拡散領域を持つ光
ビームに変換され、移動物体14に照射される。ウエス
ト領域に移動物体14が位置し、受光面でボイリング状
態となり、光の強さが時間的に変動する。この変動信号
が受光素子17で電気信号に変換され、増幅器18で増
幅されて信号処理部19に入力される。信号処理部19
では入力されたスペックル信号をさらに零交叉数検出の
ために直流分除去回路41で直流分をカットし、さらに
シュミットトリガ回路42で零交叉時にハイとローが反
射するパルス列を作成する。このパルス列がワンショッ
トマルチバイブレータ43で所定のパルス幅に整形さ
れ、カウンタ44で単位時間当たりの零交叉カウント数
No/2が計数される。この零交叉数Noは、一般的な
理論式としては(4)式の通りであるが、この実施例では
ボイリング状態で受光しているので(4)式の右項は無視
でき、 となる。従って、カウント44の計数値には、スペック
ルサイズΔx、開口面積a、物体と光電変換素子間の距
離R、ビームの波面曲率ρの影響があらわれず、たとえ
物体14の材質が変更され、Δxが変化しても、また波
面曲率ρに歪みがあっても、その影響が速度測定に影響
せず、何らの補正の必要もない。また、測定系10の光
ビームは断面形状が円形であるから、物体の移動方向が
いずれの方向でも、上記零交叉数Noは同じとなる。こ
のようにして出力端子31から速度に応じた信号を導出
できる。
一方、測定系20も測定系10と並設されており、測定
系10と同様に動作する。もっとも測定系20の光ビー
ムは断面形状が楕円形であるために、物体の移動方向に
より、零交叉数Noが異なるものとなる。
系10と同様に動作する。もっとも測定系20の光ビー
ムは断面形状が楕円形であるために、物体の移動方向に
より、零交叉数Noが異なるものとなる。
今、照射ビームの形状を第4図に示すものとすると、ス
ペックルが変動する速さは物体の移動方向によって異な
り、A>B>C>の順で速くなる。またスペックルの変
動が速いほと零交叉点が多い。そのため、移動方向がA
の時に零交叉数が最も多くなり、移動方向がCの時に最
も少なくなる。
ペックルが変動する速さは物体の移動方向によって異な
り、A>B>C>の順で速くなる。またスペックルの変
動が速いほと零交叉点が多い。そのため、移動方向がA
の時に零交叉数が最も多くなり、移動方向がCの時に最
も少なくなる。
測定形10では、光ビームの断面形状が円形であるた
め、物体移動がずれの方向であっても零交叉数は代わら
ない。従って信号処理部19よりの零交叉数と信号処理
部29の零交叉数の比を移動方向算出手段30で求める
ことにより、出力端子32にその比値、つまり方向を示
す信号が導出される。
め、物体移動がずれの方向であっても零交叉数は代わら
ない。従って信号処理部19よりの零交叉数と信号処理
部29の零交叉数の比を移動方向算出手段30で求める
ことにより、出力端子32にその比値、つまり方向を示
す信号が導出される。
また、信号処理部19、29が自己相関長τcを検出す
る機能回路の場合は、信号処理部19は第3図に示す直
流成分除去回路51、自己相関関数演算手段52及び自
己相関長演算手段53とから構成される。この種の信号
処理部を使用する場合でも、信号処理部19で算出され
る自己相関長τc1(=w/V)から物体の移動速度V
が求められ、信号処理部29で算出される自己相関長τ
c2と前記τc1の比率を移動方向算出手段30で算出
することにより物体の移動方向が求められる。
る機能回路の場合は、信号処理部19は第3図に示す直
流成分除去回路51、自己相関関数演算手段52及び自
己相関長演算手段53とから構成される。この種の信号
処理部を使用する場合でも、信号処理部19で算出され
る自己相関長τc1(=w/V)から物体の移動速度V
が求められ、信号処理部29で算出される自己相関長τ
c2と前記τc1の比率を移動方向算出手段30で算出
することにより物体の移動方向が求められる。
なお、上記実施例において、光学系23で楕円ビームを
作製するには、周知技術を用いればよく、例えば第5図
に示すように、2枚のシリンドリカルレンズ23a、2
3bを用い、あるいはプリズムを用いてもよい。
作製するには、周知技術を用いればよく、例えば第5図
に示すように、2枚のシリンドリカルレンズ23a、2
3bを用い、あるいはプリズムを用いてもよい。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、スペックルのボイリング状態で受光
される信号を処理して速度測定をなすものであるから、
スペックルサイズや波面曲率が測定結果に影響すること
がないので、精度の高い測定を行うことができる。
される信号を処理して速度測定をなすものであるから、
スペックルサイズや波面曲率が測定結果に影響すること
がないので、精度の高い測定を行うことができる。
また、2系列の測定系を用い、一方の測定系においては
断面形状が楕円状の光ビームを照射するものであるか
ら、物体の移動速度のみならず、その移動方向をも測定
することができる。
断面形状が楕円状の光ビームを照射するものであるか
ら、物体の移動速度のみならず、その移動方向をも測定
することができる。
第1図は、この発明の一実施例を示すスペックル速度計
測装置のブロック図、第2図は、同スペックル速度計測
装置の信号処理部の1例を示すブロック図、第3図は、
同スペックル速度計測装置の信号処理部の他の例を示す
ブロック図、第4図は、同ズペックル速度計測装置の光
学系の楕円ビームを説明するための図、第5図は、同楕
円ビームの発生機構の1例を示す図、第6図は、従来の
レーザスペックルによる速度測定を説明するための光学
配置を示す図である。 10:第1の測定系、12・22:レーザ光源、 13・23:光学系、14:移動物体、 15・25:受光部、17・27:受光素子、 19・29:信号処理部、 20:第2の測定系、30:移動方向算出手段。
測装置のブロック図、第2図は、同スペックル速度計測
装置の信号処理部の1例を示すブロック図、第3図は、
同スペックル速度計測装置の信号処理部の他の例を示す
ブロック図、第4図は、同ズペックル速度計測装置の光
学系の楕円ビームを説明するための図、第5図は、同楕
円ビームの発生機構の1例を示す図、第6図は、従来の
レーザスペックルによる速度測定を説明するための光学
配置を示す図である。 10:第1の測定系、12・22:レーザ光源、 13・23:光学系、14:移動物体、 15・25:受光部、17・27:受光素子、 19・29:信号処理部、 20:第2の測定系、30:移動方向算出手段。
Claims (1)
- 【請求項1】コヒーレント光を発する第1の光源、この
第1の光源よりのコヒーレント光を収束領域、ウエスト
領域、拡散領域を持つ光ビームに変換する第1の光学
系、この光ビーム及び移動物体との位置関係で受光面に
生じるスペックルがボイリング状態となるように配置さ
れる光電変換素子を含む第1の受光部、光電変換された
スペックル信号を受け、物体速度に応じた信号を出力す
る第1の信号処理部を備える第1の測定系と、 コヒーレント光を発する第2の光源、この第2の光源よ
りのコヒーレント光を収束領域、ウエスト領域及び拡散
領域を持ち、かつ断面が楕円状の光ビームに変換する第
2の光学系と、この第2の光学系よりの光ビーム及び移
動物体との位置関係で受光面に生じるスペックルがボイ
リング状態となるように配置される光電変換素子を含む
第2の受光部、光電変換されこスペックル信号を受け、
そのスペックル信号に応じた信号を出力する第2の信号
処理部を備える第2の測定系と、 前記第1及び第2の測定系の出力に基づいて物体の移動
方向を算出する方向算出手段とからなるスペックル速度
計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28136484A JPH0664076B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | スペツクル速度計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28136484A JPH0664076B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | スペツクル速度計測装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61155759A JPS61155759A (ja) | 1986-07-15 |
| JPH0664076B2 true JPH0664076B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=17638084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28136484A Expired - Lifetime JPH0664076B2 (ja) | 1984-12-27 | 1984-12-27 | スペツクル速度計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664076B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5999578B2 (ja) * | 2012-06-14 | 2016-09-28 | 株式会社リコー | 装置及び画像形成装置 |
-
1984
- 1984-12-27 JP JP28136484A patent/JPH0664076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61155759A (ja) | 1986-07-15 |
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