JPH0664113A - 化粧用複合シート - Google Patents
化粧用複合シートInfo
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- JPH0664113A JPH0664113A JP4345695A JP34569592A JPH0664113A JP H0664113 A JPH0664113 A JP H0664113A JP 4345695 A JP4345695 A JP 4345695A JP 34569592 A JP34569592 A JP 34569592A JP H0664113 A JPH0664113 A JP H0664113A
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- Japan
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- composite sheet
- polymer
- fiber
- paper
- based polymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】表面を紙にして印刷性を保持しながら伸度の向
上を図るとともに、表面の結露の問題や、傷が付きやす
いなどの問題を解決し、さらには火災時における猛毒ガ
スの発生を減少させるようにすることを目的とする。 【構成】紙と、ビニール系重合体を除く熱可塑性重合体
成分からなる部分熱圧着長繊維不織布とをポリオレフィ
ン系重合体を介して接合してなる化粧用複合シートであ
り、表面が紙であることにより印刷性を保持し、この紙
に不織布を接合することにより化粧用複合シートの伸度
の向上を図ることができる。
上を図るとともに、表面の結露の問題や、傷が付きやす
いなどの問題を解決し、さらには火災時における猛毒ガ
スの発生を減少させるようにすることを目的とする。 【構成】紙と、ビニール系重合体を除く熱可塑性重合体
成分からなる部分熱圧着長繊維不織布とをポリオレフィ
ン系重合体を介して接合してなる化粧用複合シートであ
り、表面が紙であることにより印刷性を保持し、この紙
に不織布を接合することにより化粧用複合シートの伸度
の向上を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建物の内装材として使用
される建材の表面や、家具材料の表面に装着されて使用
される化粧用複合シートに関するものである。
される建材の表面や、家具材料の表面に装着されて使用
される化粧用複合シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の内装材として使用される建
材の表面や、家具材料の表面に化粧用として主成分がセ
ルロース系繊維からなる抄紙が貼り付けられて使用され
ている。この抄紙は自然な木目模様の印刷が可能である
ことから化粧用として好適であるが、このような抄紙は
伸度がなく、抄紙が貼り付けられた建材や家具材料の裏
面よりV状やU状の切り込みを入れて、この切り込み部
で建材や家具材料を折り曲げたとき、抄紙が破れるとい
う問題があった。
材の表面や、家具材料の表面に化粧用として主成分がセ
ルロース系繊維からなる抄紙が貼り付けられて使用され
ている。この抄紙は自然な木目模様の印刷が可能である
ことから化粧用として好適であるが、このような抄紙は
伸度がなく、抄紙が貼り付けられた建材や家具材料の裏
面よりV状やU状の切り込みを入れて、この切り込み部
で建材や家具材料を折り曲げたとき、抄紙が破れるとい
う問題があった。
【0003】このような破れの問題から抄紙の代わりに
塩化ビニール系重合体を主成分とするシートが使用され
ている。塩化ビニール系重合体は施工性に優れ、難燃性
にも優れているが、反面重合体特有の光沢が残り、自然
な木目模様の印刷は不可能で、消費者のニーズに対応で
きず、また表面に結露しやすい、傷が付きやすいなどの
問題があり、さらには火災時に塩化ビニール系重合体か
ら塩素の猛毒ガスが発生するという問題があった。
塩化ビニール系重合体を主成分とするシートが使用され
ている。塩化ビニール系重合体は施工性に優れ、難燃性
にも優れているが、反面重合体特有の光沢が残り、自然
な木目模様の印刷は不可能で、消費者のニーズに対応で
きず、また表面に結露しやすい、傷が付きやすいなどの
問題があり、さらには火災時に塩化ビニール系重合体か
ら塩素の猛毒ガスが発生するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、表面を紙にして印刷性を保持しな
がら伸度の向上を図るとともに、表面の結露の問題や、
傷が付きやすいなどの問題を解決し、さらには火災時に
おける猛毒ガスの発生を減少させるようにすることを目
的とするものである。
題を解決するもので、表面を紙にして印刷性を保持しな
がら伸度の向上を図るとともに、表面の結露の問題や、
傷が付きやすいなどの問題を解決し、さらには火災時に
おける猛毒ガスの発生を減少させるようにすることを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、紙と、ビニール系重合体を除く熱可塑性重
合体成分からなる部分熱圧着長繊維不織布とをポリオレ
フィン系重合体を介して接合してなることを要旨とする
ものである。また本発明は、前記紙の表面にポリオレフ
ィン系重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重
合体、ポリアクリル酸エステル重合体の何れかをラミネ
ートしてなることを要旨とするものである。また本発明
は、部分熱圧着長繊維不織布の熱可塑性重合体成分が繊
維形成性ポリオレフィン系重合体からなることを要旨と
するものである。また本発明は、部分熱圧着長繊維不織
布を構成する繊維の鞘部が繊維形成性ポリオレフィン系
重合体成分からなるとともに、芯部が前記繊維形成性ポ
リオレフィン系重合体成分より30℃以上高い融点を有
する繊維形成性重合体成分からなることを要旨とするも
のである。さらに本発明は、部分熱圧着長繊維不織布が
コロナ放電処理されていることを要旨とするものであ
る。
に本発明は、紙と、ビニール系重合体を除く熱可塑性重
合体成分からなる部分熱圧着長繊維不織布とをポリオレ
フィン系重合体を介して接合してなることを要旨とする
ものである。また本発明は、前記紙の表面にポリオレフ
ィン系重合体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重
合体、ポリアクリル酸エステル重合体の何れかをラミネ
ートしてなることを要旨とするものである。また本発明
は、部分熱圧着長繊維不織布の熱可塑性重合体成分が繊
維形成性ポリオレフィン系重合体からなることを要旨と
するものである。また本発明は、部分熱圧着長繊維不織
布を構成する繊維の鞘部が繊維形成性ポリオレフィン系
重合体成分からなるとともに、芯部が前記繊維形成性ポ
リオレフィン系重合体成分より30℃以上高い融点を有
する繊維形成性重合体成分からなることを要旨とするも
のである。さらに本発明は、部分熱圧着長繊維不織布が
コロナ放電処理されていることを要旨とするものであ
る。
【0006】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
ると、本発明における紙としては主成分が例えばパル
プ、麻などの少なくとも一種からなるセルロース系繊維
により作られ、あるいはこのセルロース系繊維と合成重
合体、例えばナイロン6、ナイロン66などのポリアミド
系重合体繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレートの少なくとも一種からなるポリエス
テル系重合体繊維、もしくはポリエチレン、ポリプロピ
レンの少なくとも一種からなるポリオレフィン系重合体
繊維との混抄により作られた抄紙を用いることができ
る。また、本発明における前記紙は前記合成重合体から
なり単糸繊度が0.1デニール以下の極細繊維を用いス
マッシュ法またはメルトブローン法、フラッシュ紡糸法
により作成された不織布からなる合成紙であっても良
い。また、本発明における前記紙は例えばナイロン6、
ナイロン66などのポリアミド系重合体繊維、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの少な
くとも一種からなるポリエステル系重合体繊維、もしく
はポリエチレン、ポリプロピレンの少なくとも一種から
なるポリオレフィン系重合体繊維、およびこれらの混繊
からなる不織布や、上記合成重合体からなる芯鞘構造の
長繊維不織布に、上記合成重合体からなるフイルムを積
層した合成紙であっても良い。さらに、上記合成重合体
からなる短繊維を用い、抄紙法により作成された合成紙
であっても良い。
ると、本発明における紙としては主成分が例えばパル
プ、麻などの少なくとも一種からなるセルロース系繊維
により作られ、あるいはこのセルロース系繊維と合成重
合体、例えばナイロン6、ナイロン66などのポリアミド
系重合体繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレートの少なくとも一種からなるポリエス
テル系重合体繊維、もしくはポリエチレン、ポリプロピ
レンの少なくとも一種からなるポリオレフィン系重合体
繊維との混抄により作られた抄紙を用いることができ
る。また、本発明における前記紙は前記合成重合体から
なり単糸繊度が0.1デニール以下の極細繊維を用いス
マッシュ法またはメルトブローン法、フラッシュ紡糸法
により作成された不織布からなる合成紙であっても良
い。また、本発明における前記紙は例えばナイロン6、
ナイロン66などのポリアミド系重合体繊維、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートの少な
くとも一種からなるポリエステル系重合体繊維、もしく
はポリエチレン、ポリプロピレンの少なくとも一種から
なるポリオレフィン系重合体繊維、およびこれらの混繊
からなる不織布や、上記合成重合体からなる芯鞘構造の
長繊維不織布に、上記合成重合体からなるフイルムを積
層した合成紙であっても良い。さらに、上記合成重合体
からなる短繊維を用い、抄紙法により作成された合成紙
であっても良い。
【0007】次に本発明における前記部分熱圧着長繊維
不織布は単糸繊度が15デニール以下、好ましくは10
デニール以下の長繊維を用いてスパンボンド法により作
られ、この部分熱圧着長繊維不織布の材料となるビニー
ル系重合体を除く熱可塑性重合体成分はナイロン6、ナ
イロン66などのポリアミド系重合体、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレートの少なくとも
一種からなるポリエステル系重合体、もしくはポリエチ
レン、ポリプロピレンの少なくとも一種からなるポリオ
レフィン系重合体からなり、融点が100℃以上のもの
が好ましい。前記部分熱圧着長繊維不織布は単糸繊度が
15デニールを超えると紙側に向く不織布表面の凹凸が
大きくなり、印刷性が悪くなる。
不織布は単糸繊度が15デニール以下、好ましくは10
デニール以下の長繊維を用いてスパンボンド法により作
られ、この部分熱圧着長繊維不織布の材料となるビニー
ル系重合体を除く熱可塑性重合体成分はナイロン6、ナ
イロン66などのポリアミド系重合体、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレートの少なくとも
一種からなるポリエステル系重合体、もしくはポリエチ
レン、ポリプロピレンの少なくとも一種からなるポリオ
レフィン系重合体からなり、融点が100℃以上のもの
が好ましい。前記部分熱圧着長繊維不織布は単糸繊度が
15デニールを超えると紙側に向く不織布表面の凹凸が
大きくなり、印刷性が悪くなる。
【0008】また、前記紙と、部分熱圧着長繊維不織布
とを接合するポリオレフィン系重合体は厚みが30ミク
ロン以下のフイルム状で使用され、熱圧着される。フイ
ルムの厚みが30ミクロンを超えると、接着層が厚過ぎ
てシートが硬くなるという問題がある。
とを接合するポリオレフィン系重合体は厚みが30ミク
ロン以下のフイルム状で使用され、熱圧着される。フイ
ルムの厚みが30ミクロンを超えると、接着層が厚過ぎ
てシートが硬くなるという問題がある。
【0009】このように紙、部分熱圧着長繊維不織布、
およびこれらを接合するフイルムとしてポリオレフィン
系重合体を材料に用いることにより、相溶性が良く、接
着力が高まり、層間剥離強力が向上する。
およびこれらを接合するフイルムとしてポリオレフィン
系重合体を材料に用いることにより、相溶性が良く、接
着力が高まり、層間剥離強力が向上する。
【0010】また、紙の表面にポリオレフィン系重合
体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ
アクリル酸エステル重合体の何れかをラミネートするこ
とにより、紙の耐摩耗性を一層向上させることも可能で
ある。この場合、ラミネートされる重合体層の厚みは1
0ミクロン〜40ミクロンが好ましく、10ミクロン未
満では薄過ぎて耐摩耗性向上の効果が発揮されず、40
ミクロンを超えると厚過ぎてシートが硬くなる。
体、ポリアミド系重合体、ポリエステル系重合体、ポリ
アクリル酸エステル重合体の何れかをラミネートするこ
とにより、紙の耐摩耗性を一層向上させることも可能で
ある。この場合、ラミネートされる重合体層の厚みは1
0ミクロン〜40ミクロンが好ましく、10ミクロン未
満では薄過ぎて耐摩耗性向上の効果が発揮されず、40
ミクロンを超えると厚過ぎてシートが硬くなる。
【0011】また、部分熱圧着長繊維不織布に用いる繊
維を芯鞘構造として、繊維の鞘部が繊維形成性ポリオレ
フィン系重合体成分からなり、芯部が前記繊維形成性ポ
リオレフィン系重合体成分より30℃以上高い融点を有
する繊維形成性重合体成分からなるのは、部分熱圧着長
繊維不織布と紙とを熱圧着するときに前記芯部が溶融せ
ず、強力を担持させるためである。
維を芯鞘構造として、繊維の鞘部が繊維形成性ポリオレ
フィン系重合体成分からなり、芯部が前記繊維形成性ポ
リオレフィン系重合体成分より30℃以上高い融点を有
する繊維形成性重合体成分からなるのは、部分熱圧着長
繊維不織布と紙とを熱圧着するときに前記芯部が溶融せ
ず、強力を担持させるためである。
【0012】さらに、部分熱圧着長繊維不織布をコロナ
放電処理することにより、不織布を構成する繊維の表面
にざらつきが生じ、不織布と基材との接合を強固に行な
うことができる。
放電処理することにより、不織布を構成する繊維の表面
にざらつきが生じ、不織布と基材との接合を強固に行な
うことができる。
【0013】
【作用】このように、表面を紙にして印刷性を保持し、
この紙に不織布を接合することにより化粧用複合シート
の伸度の向上を図ることができる。即ち、一般に化粧用
シートとして用いられる紙では、張力が印加されると、
構造的に弱い部分に引張応力が集中しその部分で破断が
生じる。これに対し本発明の化粧用複合シートは、この
ような紙が伸度を有する長繊維不織布にポリオレフィン
系重合体を介して接合され、即ち紙の構成繊維がその繊
維オーダーで重合体を介して不織布の構成繊維に接合さ
れ、しかも前記長繊維不織布として部分熱圧着されるこ
とにより形態を保持するとともに伸度をも有する不織布
が用いられるものである。従って、この複合シートで
は、張力が印加されると、前記伸度を有する不織布が歪
みを吸収して面的に均一に伸び、紙はその構成繊維が前
記不織布の構成繊維にその繊維オーダーで接合している
ため、紙の構成繊維を破断あるいは紙の形態を崩したり
することなく面的にほぼ均一に伸び、結果として複合シ
ート全体として伸度が向上するのである。特に化粧用複
合シートが貼り付けられた建材や家具材料の裏面よりV
状やU状の切り込みを入れて、この切り込み部で建材や
家具材料を折り曲げたとき、伸度を有することにより化
粧用複合シートが破れるという問題がない。また従来の
ように表面の結露の問題や、表面に傷が付きやすいなど
の問題がなく、さらには従来のような塩化ビニール系重
合体を用いておらず、火災時における猛毒ガスの発生を
減少させることができる。
この紙に不織布を接合することにより化粧用複合シート
の伸度の向上を図ることができる。即ち、一般に化粧用
シートとして用いられる紙では、張力が印加されると、
構造的に弱い部分に引張応力が集中しその部分で破断が
生じる。これに対し本発明の化粧用複合シートは、この
ような紙が伸度を有する長繊維不織布にポリオレフィン
系重合体を介して接合され、即ち紙の構成繊維がその繊
維オーダーで重合体を介して不織布の構成繊維に接合さ
れ、しかも前記長繊維不織布として部分熱圧着されるこ
とにより形態を保持するとともに伸度をも有する不織布
が用いられるものである。従って、この複合シートで
は、張力が印加されると、前記伸度を有する不織布が歪
みを吸収して面的に均一に伸び、紙はその構成繊維が前
記不織布の構成繊維にその繊維オーダーで接合している
ため、紙の構成繊維を破断あるいは紙の形態を崩したり
することなく面的にほぼ均一に伸び、結果として複合シ
ート全体として伸度が向上するのである。特に化粧用複
合シートが貼り付けられた建材や家具材料の裏面よりV
状やU状の切り込みを入れて、この切り込み部で建材や
家具材料を折り曲げたとき、伸度を有することにより化
粧用複合シートが破れるという問題がない。また従来の
ように表面の結露の問題や、表面に傷が付きやすいなど
の問題がなく、さらには従来のような塩化ビニール系重
合体を用いておらず、火災時における猛毒ガスの発生を
減少させることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 実施例1 ポリエチレンテレフタレート重合体を材料に用い、スパ
ンボンド法により作成され、単糸繊度が3デニール、断
面丸形の長繊維からなる目付40g/m2 の部分熱圧着
長繊維不織布と、パルプを材料に用い、坪量30g/m
2 の原紙の表面に木目柄の印刷が施され且つ表面の耐摩
耗性を向上させるためジアリルフタレート重合体とメラ
ミン重合体の混合液に硬化剤、架橋剤、耐光剤を加えた
ものを前記印刷した表面上にコーティングしながら含浸
させてなる抄紙とを、厚み20ミクロンでフイルム状に
押し出された溶融ポリエチレン重合体を介して接合さ
せ、建材貼り付け用の化粧用複合シートを得た。この化
粧用複合シートを部分熱圧着長繊維不織布が木製の内装
用建材の表面に接し建材の側面を覆うようにアクリルメ
ラミン重合体を介してラッピング加工により貼り付けた
ところ、建材の角張り部における抄紙の破れやクラック
などの発生はなく、良好な仕上がりの化粧建材が得られ
た。さらにこの化粧用複合シートを合板に貼り合わせ、
合板の裏面よりV状の切り込みを入れた後、芯材の直角
部に貼り合わせたところ、直角部における抄紙の破れや
クラックなどの発生がなかった。
る。 実施例1 ポリエチレンテレフタレート重合体を材料に用い、スパ
ンボンド法により作成され、単糸繊度が3デニール、断
面丸形の長繊維からなる目付40g/m2 の部分熱圧着
長繊維不織布と、パルプを材料に用い、坪量30g/m
2 の原紙の表面に木目柄の印刷が施され且つ表面の耐摩
耗性を向上させるためジアリルフタレート重合体とメラ
ミン重合体の混合液に硬化剤、架橋剤、耐光剤を加えた
ものを前記印刷した表面上にコーティングしながら含浸
させてなる抄紙とを、厚み20ミクロンでフイルム状に
押し出された溶融ポリエチレン重合体を介して接合さ
せ、建材貼り付け用の化粧用複合シートを得た。この化
粧用複合シートを部分熱圧着長繊維不織布が木製の内装
用建材の表面に接し建材の側面を覆うようにアクリルメ
ラミン重合体を介してラッピング加工により貼り付けた
ところ、建材の角張り部における抄紙の破れやクラック
などの発生はなく、良好な仕上がりの化粧建材が得られ
た。さらにこの化粧用複合シートを合板に貼り合わせ、
合板の裏面よりV状の切り込みを入れた後、芯材の直角
部に貼り合わせたところ、直角部における抄紙の破れや
クラックなどの発生がなかった。
【0015】実施例2 実施例1における部分熱圧着長繊維不織布の代わりに、
ポリプロピレン重合体を材料として、スパンボンド法に
より作成され、単糸繊度が2デニール、断面丸形の長繊
維からなる目付30g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布
を用いた以外は実施例1と同様にして化粧用複合シート
を得た。この化粧用複合シートは実施例1における化粧
用複合シートと同様の効果が得られるほか、実施例1に
おける化粧用複合シートに比べて不織布とポリエチレン
フイルムとの接着性が向上した。
ポリプロピレン重合体を材料として、スパンボンド法に
より作成され、単糸繊度が2デニール、断面丸形の長繊
維からなる目付30g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布
を用いた以外は実施例1と同様にして化粧用複合シート
を得た。この化粧用複合シートは実施例1における化粧
用複合シートと同様の効果が得られるほか、実施例1に
おける化粧用複合シートに比べて不織布とポリエチレン
フイルムとの接着性が向上した。
【0016】実施例3 実施例1における部分熱圧着長繊維不織布の代わりに、
スパンボンド法により作成され、鞘部がポリエチレン重
合体、芯部がポリエチレンテレフタレート重合体からな
り、単糸繊度が3デニール、断面丸形の芯鞘構造の長繊
維からなる目付30g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布
を用いた以外は実施例1と同様にして化粧用複合シート
を得た。この化粧用複合シートは実施例1における化粧
用複合シートと同様の効果が得られるほか、実施例1に
おける化粧用複合シートに比べて不織布とポリエチレン
フイルムとの接着性が向上した。また、不織布を構成す
る繊維の鞘部がポリエチレン重合体からなり、ポリエチ
レンフイルムと同一成分であるため、相溶性が良く、接
着性が一層向上した。また、不織布を構成する繊維の芯
部がポリエチレンテレフタレート重合体からなるため、
寸法安定性に優れており、さらに耐熱性にも優れてい
る。
スパンボンド法により作成され、鞘部がポリエチレン重
合体、芯部がポリエチレンテレフタレート重合体からな
り、単糸繊度が3デニール、断面丸形の芯鞘構造の長繊
維からなる目付30g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布
を用いた以外は実施例1と同様にして化粧用複合シート
を得た。この化粧用複合シートは実施例1における化粧
用複合シートと同様の効果が得られるほか、実施例1に
おける化粧用複合シートに比べて不織布とポリエチレン
フイルムとの接着性が向上した。また、不織布を構成す
る繊維の鞘部がポリエチレン重合体からなり、ポリエチ
レンフイルムと同一成分であるため、相溶性が良く、接
着性が一層向上した。また、不織布を構成する繊維の芯
部がポリエチレンテレフタレート重合体からなるため、
寸法安定性に優れており、さらに耐熱性にも優れてい
る。
【0017】実施例4 前記実施例1〜実施例3における不織布の建材の表面や
家具材料の表面と接する面に37ダインのコロナ放電処
理を施した。そして、この化粧用複合シートをモノアク
リル系接着剤を介して建材に貼り付けたところ、T型剥
離強力4kg/25mm以上が得られた。なお、T型剥
離強力の測定は20℃、65%RHで25mmの試験片
を180度方向で剥離して行なった。
家具材料の表面と接する面に37ダインのコロナ放電処
理を施した。そして、この化粧用複合シートをモノアク
リル系接着剤を介して建材に貼り付けたところ、T型剥
離強力4kg/25mm以上が得られた。なお、T型剥
離強力の測定は20℃、65%RHで25mmの試験片
を180度方向で剥離して行なった。
【0018】実施例5 実施例3における芯鞘構造の長繊維不織布と同様の長繊
維不織布を上下の層に用い、この上下の長繊維不織布間
に厚み50ミクロンのポリエチレンフイルムを配し、こ
れらを100℃の加熱ローラで熱圧着させて合成紙を作
成し、この合成紙に、実施例1と同様ポリエチレンテレ
フタレート重合体を材料に用い、単糸繊度が3デニー
ル、断面丸形の長繊維からなる目付40g/m2 の部分
熱圧着長繊維不織布を厚み20ミクロンでフイルム状に
押し出された溶融ポリエチレン重合体を介して接合さ
せ、建材貼り付け用の化粧用複合シートを得た。この化
粧用複合シートも実施例1における化粧用複合シートと
同様の効果が得られた。
維不織布を上下の層に用い、この上下の長繊維不織布間
に厚み50ミクロンのポリエチレンフイルムを配し、こ
れらを100℃の加熱ローラで熱圧着させて合成紙を作
成し、この合成紙に、実施例1と同様ポリエチレンテレ
フタレート重合体を材料に用い、単糸繊度が3デニー
ル、断面丸形の長繊維からなる目付40g/m2 の部分
熱圧着長繊維不織布を厚み20ミクロンでフイルム状に
押し出された溶融ポリエチレン重合体を介して接合さ
せ、建材貼り付け用の化粧用複合シートを得た。この化
粧用複合シートも実施例1における化粧用複合シートと
同様の効果が得られた。
【0019】実施例6 融点が260℃の高融点ポリエチレンテレフタレート繊
維と融点が110℃の低融点ポリエチレンテレフタレー
ト繊維を50:50の重量比率で混抄した後、熱カレン
ダーで低融点ポリエチレンテレフタレート繊維を介して
繊維間を融着せしめて抄紙を作成した。この抄紙と、実
施例1と同様ポリエチレンテレフタレート重合体を材料
に用い、単糸繊度が3デニール、断面丸形の長繊維から
なる目付40g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布を厚み
20ミクロンでフイルム状に押し出された溶融ポリエチ
レン重合体を介して接合させ、建材貼り付け用の化粧用
複合シートを得た。この化粧用複合シートも実施例1に
おける化粧用複合シートと同様の効果が得られた。
維と融点が110℃の低融点ポリエチレンテレフタレー
ト繊維を50:50の重量比率で混抄した後、熱カレン
ダーで低融点ポリエチレンテレフタレート繊維を介して
繊維間を融着せしめて抄紙を作成した。この抄紙と、実
施例1と同様ポリエチレンテレフタレート重合体を材料
に用い、単糸繊度が3デニール、断面丸形の長繊維から
なる目付40g/m2 の部分熱圧着長繊維不織布を厚み
20ミクロンでフイルム状に押し出された溶融ポリエチ
レン重合体を介して接合させ、建材貼り付け用の化粧用
複合シートを得た。この化粧用複合シートも実施例1に
おける化粧用複合シートと同様の効果が得られた。
【0020】実施例7 平均デニールが0.05デニールのポリエチレン繊維を
用いてスマッシュ法で得られた目付100g/m2 の合
成紙と、実施例1と同様ポリエチレンテレフタレート重
合体を材料に用い、単糸繊度が3デニール、断面丸形の
長繊維からなる目付40g/m2 の部分熱圧着長繊維不
織布を厚み20ミクロンでフイルム状に押し出された溶
融ポリエチレン重合体を介して接合させ、建材貼り付け
用の化粧用複合シートを得た。この化粧用複合シートも
実施例1における化粧用複合シートと同様の効果が得ら
れた。
用いてスマッシュ法で得られた目付100g/m2 の合
成紙と、実施例1と同様ポリエチレンテレフタレート重
合体を材料に用い、単糸繊度が3デニール、断面丸形の
長繊維からなる目付40g/m2 の部分熱圧着長繊維不
織布を厚み20ミクロンでフイルム状に押し出された溶
融ポリエチレン重合体を介して接合させ、建材貼り付け
用の化粧用複合シートを得た。この化粧用複合シートも
実施例1における化粧用複合シートと同様の効果が得ら
れた。
【0021】実施例8 実施例1〜実施例7で得られた化粧用複合シートの紙の
表面にポリエチレン重合体を材料に用いて厚み20ミク
ロンでラミネートした。これにより得られた化粧用複合
シートは実施例1〜実施例7の化粧用複合シートに比べ
て耐摩耗性を一層向上させることができた。
表面にポリエチレン重合体を材料に用いて厚み20ミク
ロンでラミネートした。これにより得られた化粧用複合
シートは実施例1〜実施例7の化粧用複合シートに比べ
て耐摩耗性を一層向上させることができた。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、表面を紙
にして印刷性を保持し、この紙に不織布を接合すること
により化粧用複合シートの伸度の向上を図ることができ
る。特に化粧用複合シートが貼り付けられた建材や家具
材料の裏面よりV状やU状の切り込みを入れて、この切
り込み部で建材や家具材料を折り曲げたとき、伸度を有
することにより化粧用複合シートが破れるという問題が
ない。また従来のように表面の結露の問題や、表面に傷
が付きやすいなどの問題がなく、さらには従来のような
塩化ビニール系重合体を用いておらず、火災時における
猛毒ガスの発生を減少させることができる。
にして印刷性を保持し、この紙に不織布を接合すること
により化粧用複合シートの伸度の向上を図ることができ
る。特に化粧用複合シートが貼り付けられた建材や家具
材料の裏面よりV状やU状の切り込みを入れて、この切
り込み部で建材や家具材料を折り曲げたとき、伸度を有
することにより化粧用複合シートが破れるという問題が
ない。また従来のように表面の結露の問題や、表面に傷
が付きやすいなどの問題がなく、さらには従来のような
塩化ビニール系重合体を用いておらず、火災時における
猛毒ガスの発生を減少させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/30 A 8115−4F 27/32 8115−4F 27/34 7258−4F 27/36 7258−4F
Claims (5)
- 【請求項1】 紙と、ビニール系重合体を除く熱可塑性
重合体成分からなる部分熱圧着長繊維不織布とをポリオ
レフィン系重合体を介して接合してなることを特徴とす
る化粧用複合シート。 - 【請求項2】 紙の表面にポリオレフィン系重合体、ポ
リアミド系重合体、ポリエステル系重合体、ポリアクリ
ル酸エステル重合体の何れかをラミネートしてなること
を特徴とする請求項1記載の化粧用複合シート。 - 【請求項3】 熱可塑性重合体成分が繊維形成性ポリオ
レフィン系重合体からなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の化粧用複合シート。 - 【請求項4】 部分熱圧着長繊維不織布を構成する繊維
の鞘部が繊維形成性ポリオレフィン系重合体成分からな
るとともに、芯部が前記繊維形成性ポリオレフィン系重
合体成分より30℃以上高い融点を有する繊維形成性重
合体成分からなることを特徴とする請求項1または2記
載の化粧用複合シート。 - 【請求項5】 部分熱圧着長繊維不織布がコロナ放電処
理されてなる請求項1または2記載の化粧用複合シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4345695A JPH0664113A (ja) | 1992-06-19 | 1992-12-25 | 化粧用複合シート |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-159870 | 1992-06-19 | ||
| JP15987092 | 1992-06-19 | ||
| JP4345695A JPH0664113A (ja) | 1992-06-19 | 1992-12-25 | 化粧用複合シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664113A true JPH0664113A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=26486542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4345695A Pending JPH0664113A (ja) | 1992-06-19 | 1992-12-25 | 化粧用複合シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664113A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07246144A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Unitika Ltd | 耐アレルゲン性寝具カバー |
| JP2002514272A (ja) * | 1997-01-21 | 2002-05-14 | ザ デクスター コーポレイション | 非パルプ化天然繊維より湿式抄成された不織布及びそれを含む複合材 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4345695A patent/JPH0664113A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07246144A (ja) * | 1994-03-09 | 1995-09-26 | Unitika Ltd | 耐アレルゲン性寝具カバー |
| JP2002514272A (ja) * | 1997-01-21 | 2002-05-14 | ザ デクスター コーポレイション | 非パルプ化天然繊維より湿式抄成された不織布及びそれを含む複合材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040301 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040304 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040831 |