JPH066474B2 - エレベ−タの停電時運転装置 - Google Patents

エレベ−タの停電時運転装置

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JPH066474B2
JPH066474B2 JP61183015A JP18301586A JPH066474B2 JP H066474 B2 JPH066474 B2 JP H066474B2 JP 61183015 A JP61183015 A JP 61183015A JP 18301586 A JP18301586 A JP 18301586A JP H066474 B2 JPH066474 B2 JP H066474B2
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、急行ゾーンなど、長階床があるときの蓄電
池運転において、所要走行距離、かご内負荷から決まる
所要電力量が蓄電池の容量内であれば、走行時間最小と
なる方向にかごを動かすようにしたエレベータの停電時
運転装置に関する。
〔従来の技術〕
エレベータが走行中に停電などの非常状態になると、か
ごが階間に停止したとき、かごを特定階の戸開可能範囲
外でかつ正規着床不可能範囲外にいるときに、かごを特
定階に向かって走行させ、かごが特定階の戸開可能範囲
外でかつ正規着床不可能範囲内にいるときは、かごを特
定階から離れる方向へ走行させた後、反転して特定階に
向かって走行させるようにするエレベータの非常運転装
置は、たとえば、特開昭54−157948号公報によ
り知られている。
第1図は後述するこの発明の実施例の回路図であるが、
従来の技術の説明に際し、この第1図を援用することに
する。この第1図において、3相交流電源のR〜T相は
それぞれコンタクタ(図示せず)の常開接点5R〜5T
を介してコンバータ1の入力端に接続されている。
コンバータ1はトランジスタとダイオードの並列接続さ
れた素子1a〜1fで構成されており、このコンバータ
1の出力端間には、コンデンサ201が接続されている
とともに、インバータ2の入力端に接続されている。
インバータ2もトランジスタにダイオードを並列に接続
した素子2a〜2fにより構成されており、このインバ
ータ2の出力端はインダクタンス要素202を介して誘
電電動機(以下モータという)203に接続されてい
る。
モータ203には、綱車3が連結されている。綱車3に
は電磁ブレーキ204が作動するようになっている。綱
車3には巻上ロープ4が巻き掛けられており、巻上ロー
プ4の一端にはかご5が取り付けられている。巻上ロー
プ4の他端には釣合錘6が取り付けられている。
上記コンバータ1の入力電流は変流器205で検出する
ようになっており、この変流器205の出力は制御装置
11に送出するようにしている。
同様にして、インバータ2の出力電流は変流器206に
より検出し、その検出出力は制御装置11に送出するよ
うにしている。
この制御装置11はマイクロコンピュータにより構成さ
れ、インタフェース11a,ROM11b,RAM11
c,CPU11dをその基本構成要素としており、この
制御装置11には、パルス発生器10の出力と負荷検出
装置15の出力も入力されるようになっている。制御装
置11の出力により、コンバータ1の素子1a〜1fと
インバータ2の素子2a〜2fの導通角制御を行い、そ
れによって、モータ203のVVVF(可変電圧可変周
波数)制御を行なうようになっている。
パルス発生器10はガバナ7に取り付けられた符号板
(図示せず)を検出することにより、移動パルスを発生
するようになっている。また、負荷検出装置15はかご
5内の荷重を検出するものである。
かご5には、ガバナロープ9が取り付けられており、こ
のガバナロープ9はガバナ7と張り車8間に張設され、
かご5の走行とともに移動するようになっている。
さらに、3相交流電源のR相とT相間にトランス12の
1次巻線が接続されており、このトランス12の2次巻
線の両端はダイオードブリッジ13の入力端に接続され
ている。
ダイオードブリッジ13の両出力端間には、抵抗14と
バッテリ207の直列回路が接続されている。このバッ
テリ207の正,負両極は上記コンタクタの常閉接点5
bを介してインバータ2の入力端に接続されている。
次に、動作について説明する。3相交流電源が正常であ
れば、コンタクトの常開接点5R,5S,5Tは閉成し
ており、コンバータ1は3相交流電力を直流電力に変換
する。このとき、周知のPWM(パルス幅変調)によっ
て、入力電流波形はほぼ正弦波となるように制御され
る。
このコンバータ1の出力電圧はコンデンサ201で平滑
された後、インバータ2に加えられ、このインバータ2
で角度任意の周波数、任意の電圧の交流電力に変換され
る。このとき、インバータ2はコンバータ1と同様にP
WM制御が行われる。
このインバータ2の出力はインダクタンス要素202を
通してモータ203に加えられ、モータ203はVVV
F制御される。このとき、ブレーキ204は開いてお
り、モータ203は綱車3を駆動する。
これにより、巻上ロープ4が巻き上げられ、かご5が移
動する。かごの移動に応じて、ガバナロープ9が移動
し、張り車8を介してガバナ7が回転され、ガバナ7に
取り付けられた符号板により、パルス発生器10が移動
パルスを発生する。
この移動パルスは制御装置11に送られる。制御装置1
1はこの移動パルスにより、かご5の位置およびその位
置と呼びのある階との相対位置から適切な加速,減速指
令をCPU11dが演算する。
この演算結果に基づいて、制御装置11はコンバータ1
およびインバータ2へ制御指令を発生し、素子1a〜1
f,2a〜2fの導通角を制御する。
一方、かご5内の乗客による荷重は負荷検出装置15に
より検出され、かご5内の乗客の多少によって補正信号
を制御装置11に与える。
このような作動状態において、停電が発生すると、コン
タクタの常開接点5R〜5Tは開放し、代わりに、常閉
接点5bが閉成し、その結果、この常閉接点5bを介し
て、バッテリ207の電圧がインバータ2の直流側に印
加される。
一方、3相交流電源の正常時には、トランス12で変圧
した電圧をダイオードブリッジ13で整流し、抵抗14
を通してバッテリ207に加え、このバッテリ207を
充電している。
この充電されたバッテリ207の電圧が停電時に上述の
ようにインバータ2の直流側に加えられ、このバッテリ
207の電力をインバータ2で3相交流電力に変換し、
モータ203を駆動して、かご5を最寄の階まで走行さ
せ、乗客を救出することができる。
しかしながら、このような従来のエレベータの停電時運
転装置では、バッテリ207が高価であり、かつ容積も
大きいので、通常バッテリ207にとって最も楽な方向
(回生側)へかごを走行させることも考えられる。
すなわち、かご内負荷が釣合錘6より重いときには、下
降側へ、逆に軽いときには、上昇側へ動かし、バッテリ
の容量を最小にしている。
かご5の軽重は負荷検出装置15で検出することができ
るし、また、一旦走行前に電磁ブレーキ204を開いて
みて何れの方向へ動くかをパルス発生器10で検出して
みれば、判定できる。このパルス発生器10は2相パル
スを用いて回転方向が検出できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法では、かごが急行ゾーンの長さLをも
ち、かつ停電によってかごが急行ゾーンの端に停止した
場合には、かご5内の負荷によっては、不合理が生じ
る。第3図はこの状態を示す。
この第3図において、たとえば、かご5が釣合錘6より
も軽くて、急行ゾーンの下方端F1に近い点へ停止した
とき(かごと下方端F1階までの距離L1、急行ゾーン
の上方端F2までの距離L−L1)、かご5が釣合錘6
より軽いので、停電時バッテリ207はかごを上方端F
2へ動かす。このとき、回生運転であるので、バッテリ
207は回生エネルギを吸収できるだけの容量をもつ。
しかし、場合によっては、たとえ力行しても、かご5を
下方端F1に走行させるだけのエネルギをバッテリがも
つことがあるし、そのときは下方端F1へ走行させた方
が乗客の救出が短時間で済む。
この発明は、かかる従来の問題点を解決するためになさ
れたもので、バッテリの容量を小さくでき、停電時に嘆
時間でかご内乗客を救出できるエレベータの停電時運転
装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係るエレベータの停電時運転装置は、停電時
のかごの停止位置とかご内負荷からかごの走行方向を演
算する手段を設けたものである。
〔作 用〕
この発明においては、停電時にかごの停止位置を検出す
るとともにかご内負荷からかごを上昇あるいは下降させ
るかの何れの方向に走行できるかを演算し、その演算結
果に基づき、救出のための最寄階にかごを走行させる。
〔実施例〕
以下、この発明のエレベータの停電時運転装置の実施例
について図面に基づき説明する。第1図はその一実施例
の回路図であり、この回路構成自体についてはすでに
〔従来の技術〕の欄で説明したとおりであり、ここでの
再説明は避けるが、第2図のフローチャートに基づき、
この発明の動作について述べる。
この発明は、バッテり容量Aは、A={負荷により決ま
るモータトルク(力行または回生)}×{走行距離}で
決まり、かごの位置によっては力行運転させても、バッ
テリ容量内におさまることがあることに着目し、負荷,
走行距離によりかごの運転方向を決めるようにしてい
る。
ここで、第2図のフローチャートによる説明に移行す
る。まず、ステップ100で停電によりかご5が停止す
ると、かごの位置を検出し、ステップ101でかごの停
止した位置から第3図で述べたように、かごの停止位置
から下方端F1までの距離L1および急行ゾーン長さL
から距離L1の差、(L−L1)を制御装置11内のC
PU11dで演算する。
次に、ステップ102でかご内負荷を負荷検出装置15
で検出し、その検出値を制御装置11に送る。
次に、ステップ103で、制御装置11は、上記距離L
1,(L−L1)と、かご内負荷とにより、第3図で示
した下方端F1へかご5を走行させるに要する電力P
1、上方端F2へ走行させるに要する電力P2をそれぞ
れ計算する。
この計算の結果、ステップ104において、L1<(L
−L1)であれば、すなわち、かご5が下方端F1に近
ければ、ステップ105に進む。
このステップ105において、上記電力P1がバッテリ
207の電力PBATより小、すわなわち、P<PBAT
あれば、かご5を距離L1だけ走行するのに要する電力
がバッテリ207の容量内であり、かご5をステップ1
06において、下方端F1へ走行させ、この下方端F1
でかご5内の乗客を救出する。
また、ステップ104において、L1<(L−L1)で
なければ、すなわち、上記とは逆にかご5の停止位置が
下方端F2に近ければ、ステップ104からステップ1
07に移り、このステップ107において、電力P2が
バッテリ207の容量より小、すなわち、P2<PBAT
であるかぎり、ステップ108でかごを上方端F2へ走
行させる。
また、ステップ107において、P2<PBATでなけれ
ば、ステップ109でエラーと判断する。
ここで、下方端F1へかご5を走行させるに要する電力
P1または下方端F2へかご5を走行させるに要する電
力P2は停電時にバッテリ207の電力で運行するとき
の走行速度が比較的低い速度であることに着目すれば、
加速および減速時の電力は無視してよく、次の(1)式で
近似できる。
ここで、W:かご内負荷および付合錘の差(KG) V:停電時運転時の速度(m/min), η:昇降路効率 η:電動機、インバータを含む制御装置効率 である。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明したとおり、停電時におけるかごの
停止位置とかご内負荷からかごを上方と下方のいずれの
方向に走行できるかを演算して、最寄階にかごを走行さ
せてかご内乗客を救出するようにしたので、最短時間で
かごを最寄階に走行させることができ、バッテリを小容
量にでき、小型かつ安価に済ませることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明および従来のエレベータの停電時運転
装置の回路図、第2図はこの発明のエレベータの停電時
運転装置の動作の流れを示すフローチャート、第3図は
従来のエレベータの停電時運転装置における停電時のか
ごの走行方向を説明するための図である。 1…コンバータ、2…インバータ、3…綱車、5…か
ご、7…ガバナ、10…パルス発生器、11…制御装
置、15…負荷検出装置、203…モータ、207…バ
ッテリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電力を直流電力に変換するコンバー
    タ、上記交流電力を整流してバッテリを充電する充電手
    段、上記コンバータの出力電力または停電時に上記バッ
    テリの電力を交流電力に変換するインバータ、このイン
    バータの出力で駆動されエレベータのかごを走行させる
    モータ、停電時に上記かごの位置を検出してかごを最寄
    階に走行するための所要走行距離を演算する手段、上記
    かご内負荷を検出する負荷検出装置、上記停電時に上記
    所要走行距離と上記かご内負荷とから上記バッテリの消
    費電力を演算してこの消費電力がバッテリの容量内であ
    れば走行時間が最小となる方向にかごを走行させる手段
    を備えてなるエレベータの停電時運転装置。
JP61183015A 1986-08-04 1986-08-04 エレベ−タの停電時運転装置 Expired - Fee Related JPH066474B2 (ja)

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