JPH066475Y2 - コード状ヒーター - Google Patents
コード状ヒーターInfo
- Publication number
- JPH066475Y2 JPH066475Y2 JP1987199736U JP19973687U JPH066475Y2 JP H066475 Y2 JPH066475 Y2 JP H066475Y2 JP 1987199736 U JP1987199736 U JP 1987199736U JP 19973687 U JP19973687 U JP 19973687U JP H066475 Y2 JPH066475 Y2 JP H066475Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- cord
- wholly aromatic
- winding core
- shaped heater
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はコード状ヒーターに関するものである。コード
状ヒーターはホットカーペット、電子ジャーの保温、電
気冷蔵庫の除霜ヒーター等に用いられているが、その構
造は紐状の巻芯にらせん状に抵抗発熱線を巻き付け、そ
の上に絶縁樹脂を押出し被覆した構造で、必要に応じ、
抵抗発熱線は複数層に巻かれたり、温度感応電線をさら
に巻き付けセンサーとする事などが行なわれる。いずれ
にしても巻芯はテンションメンバーとしてコード状ヒー
ターの強度とヒーター製造時の加工性に関係する。
状ヒーターはホットカーペット、電子ジャーの保温、電
気冷蔵庫の除霜ヒーター等に用いられているが、その構
造は紐状の巻芯にらせん状に抵抗発熱線を巻き付け、そ
の上に絶縁樹脂を押出し被覆した構造で、必要に応じ、
抵抗発熱線は複数層に巻かれたり、温度感応電線をさら
に巻き付けセンサーとする事などが行なわれる。いずれ
にしても巻芯はテンションメンバーとしてコード状ヒー
ターの強度とヒーター製造時の加工性に関係する。
<従来の技術> 従来、巻芯としてポリエチレンテレフタレート繊維(通
称ポリエステル繊維と呼ばれる)やガラス繊維が使われ
ていたが、巻芯材料を細くする必要上、また加工時の支
障を少なくする必要上、実公昭60-9279号公報に記載さ
れている様に高モジユラスの耐熱繊維である芳香族ポリ
アミド繊維を巻芯材料として用いることが試みられてい
る。この繊維を使うことによってポリエステル繊維のモ
ジュラスの低さをカバーでき、結果的に巻芯の紐状体を
細くすることができ、特にホットカーペットでは、コー
ドの太さによる違和感を軽減できる利点がある。また同
時にガラス繊維を用いた場合の欠点である抵抗発熱線を
巻き付ける時に単繊維が折れることによる毛羽立ちをも
軽減できる利点もある。
称ポリエステル繊維と呼ばれる)やガラス繊維が使われ
ていたが、巻芯材料を細くする必要上、また加工時の支
障を少なくする必要上、実公昭60-9279号公報に記載さ
れている様に高モジユラスの耐熱繊維である芳香族ポリ
アミド繊維を巻芯材料として用いることが試みられてい
る。この繊維を使うことによってポリエステル繊維のモ
ジュラスの低さをカバーでき、結果的に巻芯の紐状体を
細くすることができ、特にホットカーペットでは、コー
ドの太さによる違和感を軽減できる利点がある。また同
時にガラス繊維を用いた場合の欠点である抵抗発熱線を
巻き付ける時に単繊維が折れることによる毛羽立ちをも
軽減できる利点もある。
<解決しようとする問題点> このように芳香族ポリアミド繊維(通称アラミド繊維と
呼ばれる)はガラス繊維よりも毛羽立ちは少ないもの
の、なお満足出来るレベルではない。さらにアラミド繊
維は高い吸湿性を有する繊維であり、具体的には20℃×
95%R.H.下で10%の吸湿量に達する。このことは、電気
材料として大きな問題点をかかえている。すなわち、温
度感応電線をセンサーとしてヒーターに導入する場合に
は、そのセンサーは温度の影響を受けるため、吸湿材料
の存在は不適当である。したがって低吸湿の繊維材料で
あるポリエステル繊維やガラス繊維を加工性が悪くても
使わねばならない。
呼ばれる)はガラス繊維よりも毛羽立ちは少ないもの
の、なお満足出来るレベルではない。さらにアラミド繊
維は高い吸湿性を有する繊維であり、具体的には20℃×
95%R.H.下で10%の吸湿量に達する。このことは、電気
材料として大きな問題点をかかえている。すなわち、温
度感応電線をセンサーとしてヒーターに導入する場合に
は、そのセンサーは温度の影響を受けるため、吸湿材料
の存在は不適当である。したがって低吸湿の繊維材料で
あるポリエステル繊維やガラス繊維を加工性が悪くても
使わねばならない。
毛羽の発生については、単繊維を太くすれば、毛羽を減
少させられるが、湿式溶液紡糸法で造られるアラミド繊
維の場合には毛羽の発生を減少させるまでの太いものを
造ることはかなり困難である。
少させられるが、湿式溶液紡糸法で造られるアラミド繊
維の場合には毛羽の発生を減少させるまでの太いものを
造ることはかなり困難である。
<問題点を解決するための手段> 本考案者は低吸湿性で加工性に優れた繊維材料について
鋭意研究した結果、全芳香族ポリエステル繊維の溶融紡
糸した後の未熱処理の紡糸原糸である非耐熱性の繊維を
巻芯として使用することによってこれらの問題を解決す
ることができた。
鋭意研究した結果、全芳香族ポリエステル繊維の溶融紡
糸した後の未熱処理の紡糸原糸である非耐熱性の繊維を
巻芯として使用することによってこれらの問題を解決す
ることができた。
全芳香族ポリエステル繊維はポリエチレンテレフタレー
ト繊維と同じく、エステル結合でポリマーができている
ので、吸湿性が低く20℃の95%R.H.下でも1%以下の吸
湿率である。この性質は原料ポリマーに起因するもの
で、アラミド繊維では得られない性能である。
ト繊維と同じく、エステル結合でポリマーができている
ので、吸湿性が低く20℃の95%R.H.下でも1%以下の吸
湿率である。この性質は原料ポリマーに起因するもの
で、アラミド繊維では得られない性能である。
ここで云う全芳香族ポリエステルとは、一種以上の芳香
族ヒドロキシ酸を場合によっては芳香族ジオールまたは
芳香族二酸を加えて、縮合により得られるポリマーであ
り、溶融加工可能なポリエステルであって、使用した原
料成分中の少なくとも1個の芳香環が重合体主鎖に寄与
しているという意味において全芳香族と称される。
族ヒドロキシ酸を場合によっては芳香族ジオールまたは
芳香族二酸を加えて、縮合により得られるポリマーであ
り、溶融加工可能なポリエステルであって、使用した原
料成分中の少なくとも1個の芳香環が重合体主鎖に寄与
しているという意味において全芳香族と称される。
これらの全芳香族ポリエステルのうち、ヒドロキシ安息
香酸、特にp−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸とのポリエステル、又更にこれらにp,
p′−ビスフエノールを第3成分として共重合させたポ
リエステルの他、p−ヒドロキシ安息香酸、p,p′−ビ
フエニール、テレフタール酸及び/又はイソフタル酸か
ら成るポリエステルが有用であるが、それらに限定され
るものではなく、本考案の目的を阻害しない限りにおい
て、他の成分のポリマーへの導入を妨げるものではな
い。
香酸、特にp−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−
2−ナフトエ酸とのポリエステル、又更にこれらにp,
p′−ビスフエノールを第3成分として共重合させたポ
リエステルの他、p−ヒドロキシ安息香酸、p,p′−ビ
フエニール、テレフタール酸及び/又はイソフタル酸か
ら成るポリエステルが有用であるが、それらに限定され
るものではなく、本考案の目的を阻害しない限りにおい
て、他の成分のポリマーへの導入を妨げるものではな
い。
全芳香族ポリエステルからなる溶融紡糸原糸は、融点を
持ち繊維強度も11g/d程度で、アラミド繊維の21g/dにく
らべ低い。そこで紡糸原糸を不活性ガスや空気中で300
℃近い温度で熱処理を行なうと強度が通常2倍以上にな
ることが全号香族ポリエステルの特徴でもある。熱処理
によって強度と伸度が大きくなるが、モジユラスは変化
がない。
持ち繊維強度も11g/d程度で、アラミド繊維の21g/dにく
らべ低い。そこで紡糸原糸を不活性ガスや空気中で300
℃近い温度で熱処理を行なうと強度が通常2倍以上にな
ることが全号香族ポリエステルの特徴でもある。熱処理
によって強度と伸度が大きくなるが、モジユラスは変化
がない。
本考案の巻芯の繊維としては、熱処理後の全芳香族ポリ
エステル繊維を使う必要はない。なぜなら融点240℃の
通常のポリエステル繊維でも熱的に問題なく、非耐熱性
の繊維で十分であり、したがって熱処理前の非耐熱性の
全芳香族ポリエステル繊維でも充分に満足できることと
なる。全芳香族ポリエスエルの紡糸原糸であっても繊維
のモジユラスが600g/d程度と高く、巻芯体を細くする要
求は満足され、強力に関しても通常のポリエステル繊維
並の7g/d以上あるため十分である。
エステル繊維を使う必要はない。なぜなら融点240℃の
通常のポリエステル繊維でも熱的に問題なく、非耐熱性
の繊維で十分であり、したがって熱処理前の非耐熱性の
全芳香族ポリエステル繊維でも充分に満足できることと
なる。全芳香族ポリエスエルの紡糸原糸であっても繊維
のモジユラスが600g/d程度と高く、巻芯体を細くする要
求は満足され、強力に関しても通常のポリエステル繊維
並の7g/d以上あるため十分である。
一般的に全芳香族ポリエステル繊維は以下の様な物性を
有する 特に単量体としてp−ヒドロキシ安息香酸と6,2−ヒド
ロキシナフトエ酸の共重合体を主成分としたものは以下
のような物性を有する。
有する 特に単量体としてp−ヒドロキシ安息香酸と6,2−ヒド
ロキシナフトエ酸の共重合体を主成分としたものは以下
のような物性を有する。
全芳香族ポリエステル紡糸原糸の熱処理は融点より20〜
30℃低い温度条件下で行なわれるが、融点に近接してい
るので熱処理時に単繊維が膠着し、ヤーンがテープ状に
なる問題点がある。したがってこのように膠着した繊維
を巻芯とするには、撚糸することによって単繊維同志の
膠着を剥して巻芯の断面を円形にする必要がある。一方
紡糸原糸そのものを巻芯に用いる場合には熱処理が行な
われていないので当然のことながら単繊維膠着がなく、
撚糸工程を行なわなくても巻芯として使うことができ、
合理化することができる。さらに膠着のないヤーンは毛
羽発生も少なく加工性が良い。
30℃低い温度条件下で行なわれるが、融点に近接してい
るので熱処理時に単繊維が膠着し、ヤーンがテープ状に
なる問題点がある。したがってこのように膠着した繊維
を巻芯とするには、撚糸することによって単繊維同志の
膠着を剥して巻芯の断面を円形にする必要がある。一方
紡糸原糸そのものを巻芯に用いる場合には熱処理が行な
われていないので当然のことながら単繊維膠着がなく、
撚糸工程を行なわなくても巻芯として使うことができ、
合理化することができる。さらに膠着のないヤーンは毛
羽発生も少なく加工性が良い。
本考案の巻芯に用いられる全芳香族ポリエステル繊維に
は、本考案の効果を損なわない範囲内において他の繊維
が混繊されていても良い。
は、本考案の効果を損なわない範囲内において他の繊維
が混繊されていても良い。
本考案のコード状ヒーターを構成する巻芯の構造、抵抗
発熱線、被覆体等に関しては、通常用いられているもの
が適用できる。たとえば巻芯としては3〜10デニールの
繊維を合わせてトータルデニール500〜2000デニールと
なるようにコードとしたものが用いられる。抵抗発熱体
としてはニッケルクロム線、銅線、銅ニッケル線等が一
般的であり、その太さとしては直糸0.05〜0.3mmが好ま
しい。また絶縁被覆体に用いられる樹脂としては、塩化
ビニル樹脂、シリコン樹脂、フツ素樹脂、ウレタン樹脂
等が挙げられる。
発熱線、被覆体等に関しては、通常用いられているもの
が適用できる。たとえば巻芯としては3〜10デニールの
繊維を合わせてトータルデニール500〜2000デニールと
なるようにコードとしたものが用いられる。抵抗発熱体
としてはニッケルクロム線、銅線、銅ニッケル線等が一
般的であり、その太さとしては直糸0.05〜0.3mmが好ま
しい。また絶縁被覆体に用いられる樹脂としては、塩化
ビニル樹脂、シリコン樹脂、フツ素樹脂、ウレタン樹脂
等が挙げられる。
次に本考案を具体的に実施例で示す。
実施例1 p−ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフト
エ酸との共重合体からなる溶融液晶ポリマーを用い溶融
紡糸して紡糸原糸1000d/200fの紡糸原糸を得た。強力は
11Kg(強度11g/d)、切断伸度は1.5%、ヤング・モジュ
ラスは600g/dであった。このヤーンを加撚せずに1000d
の一本使いで巻芯とする。抵抗発熱線としては0.1mm
のニッケル・クロム線を巻き付け、その後軟質塩ビ樹脂
の絶縁体で被覆し、コード状ヒーターを作った。このコ
ード状ヒーターを1mに切断し、1Kgの荷重下で抵抗値を
測定したが、無荷重下の抵抗値とほとんど変わらなかっ
た。また毛羽の発生も殆んど見られなかった。さらにこ
の太さのコードは、ホットカーペットに用いた場合に違
和感を与えるものではなかった。
エ酸との共重合体からなる溶融液晶ポリマーを用い溶融
紡糸して紡糸原糸1000d/200fの紡糸原糸を得た。強力は
11Kg(強度11g/d)、切断伸度は1.5%、ヤング・モジュ
ラスは600g/dであった。このヤーンを加撚せずに1000d
の一本使いで巻芯とする。抵抗発熱線としては0.1mm
のニッケル・クロム線を巻き付け、その後軟質塩ビ樹脂
の絶縁体で被覆し、コード状ヒーターを作った。このコ
ード状ヒーターを1mに切断し、1Kgの荷重下で抵抗値を
測定したが、無荷重下の抵抗値とほとんど変わらなかっ
た。また毛羽の発生も殆んど見られなかった。さらにこ
の太さのコードは、ホットカーペットに用いた場合に違
和感を与えるものではなかった。
第1図はコード状ヒーターの一部切欠き部の平面図であ
る。図中、1は紐状の巻芯、2は抵抗発熱線、3は絶縁
体である被覆樹脂層を示す。
る。図中、1は紐状の巻芯、2は抵抗発熱線、3は絶縁
体である被覆樹脂層を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】繊維の紐状の巻芯に抵抗発熱線を巻き付
け、さらに絶縁体で被覆したコード状ヒーターにおい
て、巻芯を構成する繊維が、全芳香族ポリエステル繊維
を溶融紡糸した後の未熱処理の紡糸原糸であることを特
徴とするコード状ヒーター。 - 【請求項2】全芳香族ポリエステル繊維が実質的にPー
ヒドロキシ安息香酸と6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸
から合成されたポリエステルからなる実用新案登録請求
の範囲第1項記載のコード状ヒーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987199736U JPH066475Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | コード状ヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987199736U JPH066475Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | コード状ヒーター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01103295U JPH01103295U (ja) | 1989-07-12 |
| JPH066475Y2 true JPH066475Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=31490177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987199736U Expired - Lifetime JPH066475Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | コード状ヒーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066475Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0197392A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-14 | Matsushita Electric Works Ltd | コード状ヒータ |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP1987199736U patent/JPH066475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01103295U (ja) | 1989-07-12 |
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