JPH0664802U - 卓上切断機 - Google Patents

卓上切断機

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JPH0664802U
JPH0664802U JP1307193U JP1307193U JPH0664802U JP H0664802 U JPH0664802 U JP H0664802U JP 1307193 U JP1307193 U JP 1307193U JP 1307193 U JP1307193 U JP 1307193U JP H0664802 U JPH0664802 U JP H0664802U
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motor
endless belt
rotation speed
shaft
cutting machine
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JP1307193U
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Inventor
晋二 高野
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、モータの動力伝達手段に無
端ベルトを用いた卓上切断機において、無端ベルトの長
寿命化を図るとともに、被切断材の切断面の品質および
作業性の効率を向上させることである。 【構成】 モータの動力伝達手段に無端ベルトを用いた
卓上切断機において、モータ軸に回転数検出手段となる
マグネットピックアップ20と負荷電流検出手段となる
抵抗器24を設け、各々の検出手段の信号を受けて、ト
ライアック23を制御する制御回路29を設け、さら
に、モータ電源しゃ断時にモータのブレーキ手段となる
モ−タ軸と無端ベルト間および切断刃物軸と無端ベルト
間でスリップを発生しない時間で停止する発電制動用コ
イル25をモータに設けることで、モータの起動時、切
断時および停止時にいたるまでのモータの回転数、トル
クを制御する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの動力伝達手段に弾性体の無端ベルトを用いた卓上切断機の 改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動機への回転制御は例えば、特開昭61−180593号に開示され ている。これは正逆を行うモータにおいて、回転数と負荷電流を検出し、モータ の回転数を一定にするとともにモータ負荷電流を調整する調整装置を設け、一定 にする回転数を調整できるようにしたものである。ここにおいては、実施例とし て、ドリル等の加工機に利用したものであるが、この制御は加工の負荷だけに限 定されるモータの回転制御であった。また、モータの動力伝達手段に無端ベルト とを用いることは周知である。しかしながら、無端ベルトの許容伝達トルクに対 応したモータのトルクおよび回転数を同時に制御するものはなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のモータの制御では、弾性のある無端ベルトを動力伝達手段として使用す る卓上切断機においては、無端ベルトの伝達トルクに通常制限があり、この限度 を超えるとモータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間において、スリ ップが発生する。特にモータ起動時や急停止時および過負荷時にてスリップが多 発し、無端ベルトの早期摩耗を招いていた。 また、卓上切断機においては、モータの電源しゃ断時、切断刃物の惰性回転を 防ぐためブレーキ装置を設けモータの急停止を行っている。この急停止の繰り返 しで著しく無端ベルトの早期摩耗を招いていた。さらに、卓上切断機において、 切断中の実負荷に応じて切断刃物軸の回転数が変動するため、切断面に回転数の 変動による切断量の差が生じ、一般的にいわれるソーマークが発生し、切断面の 仕上げを悪化させるものであった。このため、作業者は切断刃物軸の回転数が急 激に変化しないよう切断下降速さをゆっくり手加減して行なっており、作業性お よび作業効率を悪くしていた。 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、無端ベルトに関するスリ ップを防止することと、被切断材の切削面の仕上の品質の向上と、および切断時 の作業性、作業効率を改善させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案の卓上切断機は次のようにしたもので ある。卓上切断機の動力伝達手段に弾性体の無端ベルトを用い、かつ、モータ又 は回転駆動部どちらか一方に回転数を検出する回転数検出手段および前記モータ の負荷電流を検出する負荷電流検出手段を設け、前記回転数検出手段の信号と負 荷電流検出手段の信号を受けて、モータへ供給する電力を暫増させるソフトスタ ートを行い、回転数とトルクを規制制御するモータコントロール手段を設け、さ らに、モータの電源しゃ断時にモータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベル ト間でスリップを発生しない時間でモータの回転を停止させるブレーキ手段をモ ータに設けモータの回転数、トルクを関連的に制御するようにしたことにある。
【0005】
【作用】
上記のように構成され卓上切断機は、モータ起動時、モータコントロール手段 において、モータをソフトスタートさせモータの回転をゆるやかに立ち上げ、モ ータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間でスリップしないように動力 を伝達し、次に、モータの回転数をモータコントロール手段にあらかじめ設定し た回転数まで、回転数検出手段の信号をモータコントロール手段にフィードバッ クさせ、モータコントロール手段によりモータの回転数を制御する。この時、即 ち無負荷回転数としてあらかじめ設定されている回転数は、被切断材の実負荷回 転数と同程度に設定されている。このため、被切断材の切断に際し、切断刃物の 回転数の変動がなく、ソーマークが発生せず、切断面の仕上げ品質が向上する。 また、モータの負荷電流検出手段により負荷電流を検出しているので、被切断 材の切断中にモータ負荷が無端ベルトの許容伝達トルクをこえる負荷を検出した 時は、モータコントロール手段により、モータの入力電流を制限しモータのトル クを低減させる。これにより、被切断材の切断中における無端ベルトのスリップ を防止できる。 さらに、モータの回転中に電源をしゃ断した時は、モータのブレーキ手段にて モータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間でスリップを発生しない時 間でモータの回転を停止させる。これにより、無端ベルトにスリップは生じるこ とはなく、モータの惰性回転が停止できる。
【0006】
【実施例】
本考案による一実施例を図1〜図5により説明する。 図1は本考案となる卓上切断機の一実施例を示す左側面図、図2は図1の部分 断面正面図、図3は図2部分断面拡大図、図4はブロック回路図、図5はモータ の回転数−トルク、回転数−負荷電流特性図である。 図において、ベース1後方に被切断材16を支持するフェンス3を固着すると ともに、ベース1のほぼ中央にターンテーブル2を水平方向に回動自在に埋設す る。ターンテーブル2の後方に設けたホルダシャフト4を支点にホルダ6を左右 傾斜自在に軸支する。傾斜位置を固定するクランプレバー5をホルダ6に形成し た、図示しない長穴に貫通させ、ターンテーブル2後方に形成したネジ穴部に嵌 合している。ホルダ6上方にはシャフト7を支点として、ベース1上面に対して 上下揺動自在に切り込み用ハンドル14を備えた切断刃物部8が軸支されている 。なお、切断刃物部8は、切断刃物10、切断刃物10を回転駆動するモータハ ウジング15で構成されている。モータ部11の動力は、モータ軸12から弾性 体の無端ベルト13、切断刃物軸9とを介し切断刃物10に伝達されている。 モータ部11は、無端ベルト13の反対側のモータ軸12端にモータ軸12と ともに回転するマグネットリング17がモータ軸12に固着したマグネットホル ダ18に設けられている。このマグネットリング17には複数の磁極が着磁され ている。モータハウジング15のマグネットリング17側に、モータを制御する モータコントローラ手段となるコントローラボックス19が設けられ、コントロ ーラボックス19の中にマグネットリング17の磁極を検出し、回転数検出手段 となるマグネットピックアップ20が設けられている。モータ部11は一般に直 巻整流子モータとよばれるもので、界磁巻線21と直列に電機子22が接続され 、この界磁巻線21と電機子22に流れる電流を制御するトライアック23と負 荷電流検出手段となる抵抗器24が接続され、コントローラボックス19内に納 められている。 また、ブレーキ手段となる発電制動用コイル25はスイッチ26で電源がしゃ 断した時に、電機子22と界磁巻線21aと直列に閉回路となるように設けてあ る。発電制動用コイル25は、電機子22に対して制動を行う方向に界磁を発生 する界磁コイル27と制動を行う方向と反対方向に界磁を発生させる界磁コイル 28が直列に接続され形成される。マグネットピックアップ20、抵抗器24の 出力信号は、コントローラボックス19内の制御回路29に接続され、制御回路 29の出力信号はトライアック23のゲートに接続され、トライアック23を制 御する。制御回路29には、あらかじめ電源投入時トライアック23の導通角を 徐々に大きくする回路、又はデータと実切断負荷の回転数Nと無端ベルトの許容 伝達トルクのトルク値T、又はこのトルクTに相当する負荷電流値Iが設定され ている。トライアック23により電機子22に徐々に電流が流れ、モータ軸12 の回転が暫増しソフトスタートとなる。モータ軸12の動力は無端ベルト13、 切断刃物軸9を介して切断刃物10を回転させる。 モータ軸12が回転すると、マグネットリング17が回転しマグネットリング 17の回転をマグネットピックアップ20が検出し、制御回路29に信号を出力 する。制御回路29は、あらかじめ、設定した回転数Nと、マグネットピックア ップ20からの回転数を比較し、設定した実切断負荷の回転数と一致させ回転数 のオーバーシュートおよびリンギングを発生させないようにトライアック23を 制御し電機子22に流れる電流を制御してモータ軸12の回転を制御する。これ により、切断刃物10の回転が制御される。 本実施例のモータ部11の特性を図5に示す。図5において、波線部は制御を 行わないときのモータ特性で、実線部が制御をしたときのモータ特性であり、モ ータ軸12の回転数をNに規制し、トルクをTに規制する。次に、ハンドル14 を握り、切断刃物部8を下方に揺動させ被切断材を16を切断する。切断時のモ ータの負荷電流は抵抗器24に流れる電流により発生する電圧を検出し、制御回 路29に入力することにより負荷電流を検出する。また、実施例において、図5 の特性により負荷電流の増減は、モータ軸トルクと比例する。このことにより負 荷電流を検出することにより、間接的にモータ軸トルクの検出が可能となる。し たがって、制御回路29は切断時のモータ負荷電流を抵抗器24を介して、モー タ軸トルクに換算しあらかじめ設定した無端ベルト13の許容伝達トルクのトル ク値Tと比較して、無端ベルト13の許容伝達トルクを超えないようにトライア ック23を制御する。また、スイッチ26によりモータ電源をしゃ断すると、電 機子22と発電制動用コイル25は閉回路となり、電機子22の運動エネルギー が電圧を発生させ発電制動用コイル25内に電流が流れ、電機子22に対して制 動をかける界磁コイル27と制動をかける方向と反対の界磁コイル28によりゆ るやかに電機子22の回転に制動がかかり、モータ軸12と無端ベルト13間や 切断刃物軸9と無端ベルト13間でスリップを発生しない時間で電機子22の回 転が停止し、モータ軸12の回転が停止するとともに、無端ベルト13を介して 切断刃物軸9の回転が止まる。 本考案の一実施例特有の効果としては、切断刃物部8の延長部にハンドル14 が設けられているため、モータ起動時のソフトスタートによって、ハンドル14 に伝わるモータ起動時の反動がなく、低騒音となる効果がある。 また、無端ベルト13によりモータ軸12と切断刃物軸9までの距離が離れる ため、ホルダ6の左右傾斜した際に、傾斜角度が多く取れるメリットがある。 図1、図2において、無端ベルトは弾性体であるが、Vベルト、ポリVベルト 等または、鉄製ベルトなどの鋼性ベルトでも構わない。回転数の検出手段にマグ ネットリング17とマグネットピックアップ20により行っているが、ロータリ エンコーダなどの回転検出器を用いても構わない。また、回転数の検出手段は、 モータ軸12端部だけでなく切断刃物軸9、無端ベルト13などの回転を検出し ても構わない。制御回路29はマイクロコンピュータ、又は位相制御用ICなど によって構成されても構わない。モータ部11は直巻整流子モ−タにて行ってい るが、誘導電動機においても構わない。ブレーキ手段に発電制動用コイル25を 制動を行う方向に界磁を発生させる界磁コイル27と制動を行う方向と反対方向 に界磁を発生させる界磁コイル28により形成し、ゆるやかな停止を行っている が、単に発電制動用コイル25の抵抗値を上げ制動界磁を弱めたり、モータ軸 12および切断刃物軸9にベルトの張力を利用し、機械的にゆるやかな制動をか けても構わない。制御回路29にあらかじめ設定される回転数Nおよびトルク値 Tは、モータ特性上高効率点、又は切断効率の高い点に設定しても構わない。モ ータの電流を制御するトライアック23は、サイリスタ、FET、トランジスタ 、インバータ制御などを用いても構わない。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、モータの動力伝達手段に無端ベルトを用いた卓上切断機にお いて、回転数検出手段および負荷検出手段を設け、これら検出手段の信号を受け モータ回転数とトルクをモータコントロール手段により制御し、さらにモータ停 止時において、停止時のモータのトルクを規制するブレーキ手段を設けたので、 モータ起動時からモータ停止時までの全工程において、モータの回転数とトルク の制御が可能となり、モータ軸と無端ベルト間と、切断刃物軸と無端ベルト間に おいて、スリップを生じない適正なトルク、回転数の設定が行なえるため、無端 ベルトの長寿命化を図ることができる。 また、切断中の回転数が急激に変化しないように回転数のフィードバックコン トロールを行っているので、回転数の変動による切断量の差が生じないため、切 断面の仕上げ品質の向上、切断時の作業性の向上および作業効率の改善ができる 。
【提出日】平成6年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、モータの動力伝達手段に弾性体の無端ベルトを用いた卓上切断機の 改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電動機への回転制御は例えば、特開昭61−180593号公報に開示 されている。これは正逆を行うモータにおいて、回転数と負荷電流を検出し、モ ータの回転数を一定にするとともにモータ負荷電流を調整する調整装置を設け、 一定にする回転数を調整できるようにしたものである。ここにおいては、ドリル 等の加工機に利用したものであるが、この制御は加工の負荷だけに限定されるモ ータの回転制御であった。また、モータの動力伝達手段に無端ベルトを用いるこ とは周知である。しかしながら、無端ベルトの許容伝達トルクに対応したモータ のトルクおよび回転数を同時に制御するものはなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のモータの制御では、弾性のある無端ベルトを動力伝達手段として使用す る卓上切断機においては、無端ベルトの伝達トルクに通常制限があり、この限度 を超えるとモータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間において、スリ ップが発生する。特にモータ起動時や急停止時および過負荷時にてスリップが多 発し、無端ベルトの早期摩耗を招いていた。 また、卓上切断機においては、モータの電源しゃ断時、切断刃物の惰性回転を 防ぐためブレーキ装置を設けモータの急停止を行っている。この急停止を繰り 返し行うと、無端ベルトの著しい早期摩耗を招いていた。 さらに、卓上切断機において、切断中の実負荷に応じて切断刃物軸の回転数が 変動するため、切断面に回転数の変動による切断量の差が生じ、一般的にいわれ るソーマークが発生し、切断面の仕上げを悪化させるものであった。このため、 作業者は切断刃物軸の回転数が急激に変化しないよう切断刃物部の下降をゆっく り手加減して行なわなければならず、 作業性および作業効率を悪くしていた。 本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、無端ベルトスリップを 防止することと、被切断材の切削面の仕上げの品質の向上と、および切断時の作 業性、作業効率を改善させることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案の卓上切断機は次のようにしたもので ある。卓上切断機の動力伝達手段に弾性体の無端ベルトを用い、かつ、モータ又 は回転駆動部どちらか一方に回転数を検出する回転数検出手段および前記モータ の負荷電流を検出する負荷電流検出手段を設け、前記回転数検出手段の信号と負 荷電流検出手段の信号を受けて、モータへ供給する電力を暫増させるソフトスタ ートを行い、回転数とトルクを規制制御するモータコントロール手段を設け、さ らに、モータの電源しゃ断時にモータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベル ト間でスリップを発生しない時間でモータの回転を停止させるブレーキ手段をモ ータに設けモータの回転数、トルクを関連的に制御するようにしたことにある 。
【0005】
【作用】
上記のように構成することで、モータ起動時、モータコントロール手段におい て、モータをソフトスタートさせモータの回転をゆるやかに立ち上げ、モータ軸 と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間でスリップしないように動力を伝達 し、次に、モータの回転数をモータコントロール手段にあらかじめ設定した回転 数まで、回転数検出手段の信号をモータコントロール手段にフィードバックさせ 、モータコントロール手段によりモータの回転数を制御する。この時、即ち無負 荷回転数としてあらかじめ設定されている回転数は、被切断材の実負荷回転数と 同程度に設定されている。このため、被切断材の切断に際し、切断刃物の回転数 に変動はないため、ソーマークが発生せず、切断面の仕上げ品質を向上すること ができる。 また、モータの負荷電流検出手段により負荷電流を検出しているので、被切断 材の切断中にモータ負荷が無端ベルトの許容伝達トルクをこえる負荷を検出した 時は、モータコントロール手段により、モータの入力電流を制限しモータのトル クを低減させる。これにより、被切断材の切断中における無端ベルトのスリップ を防止できる。 さらに、モータの回転中に電源をしゃ断した時は、モータのブレーキ手段にて モータ軸と無端ベルト間や切断刃物軸と無端ベルト間でスリップを発生しない時 間でモータの回転を停止させる。これにより、無端ベルトにスリップは生じるこ とはなく、モータの惰性回転停止できる。
【0006】
【実施例】
本考案による一実施例を図1〜図5により説明する。 図1は本考案となる卓上切断機の一実施例を示す左側面図、図2は図1の部分 断面正面図、図3は図2部分断面拡大図、図4はブロック回路図、図5はモー タの回転数−トルク、回転数−負荷電流特性図である。 図において、ベース1の上面後方には被切断材16を支持するフェンス3を固 着するとともに、ベース1のほぼ中央に水平方向へ回動自在なターンテーブル2 を埋設する。 ターンテーブル2の後方にホルダシャフト4を支点にホルダ6を左 右傾斜自在に軸支し、クランプレバー5をホルダ6に形成した図示しない長穴か ら、ターンテーブル2後方に形成したネジ穴部へ嵌合させることで、ホルダ6の 傾斜位置を固定することができる。 ホルダ6上方にはシャフト7を支点として、 ベース1上面に対して上下揺動自在に切り込み用ハンドル14を備えた切断刃物 部8が軸支されている。切断刃物部8は、切断刃物10と、モータ11および動 力伝達手段を収納するモータハウジング15で構成されている。切断刃物10と モータ11間の動力伝達手段は切断刃物軸9、モータ軸12と、切断刃物軸9と モータ軸12間に張り渡した弾性体の無端ベルト13からなる。 モータ11は、無端ベルト13の反対側のモータ軸12の端部にモータ軸12 とともに回転するマグネットリング17がモータ軸12に固着したマグネットホ ルダ18に設けられている。このマグネットリング17には複数の磁極が着磁さ れている。モータハウジング15のマグネットリング17側に、モータ11を制 御するモータコントローラ手段となるコントローラボックス19が設けられ、コ ントローラボックス19の中にマグネットリング17の磁極を検出し、回転数検 出手段となるマグネットピックアップ20が設けられている。モータ11は一般 に直巻整流子モータとよばれるもので、界磁巻線21と直列に電機子22が接続 され、この界磁巻線21と電機子22に流れる電流を制御するトライアック23 と負荷電流検出手段となる抵抗器24が接続され、コントローラボックス19内 に納められている。 また、ブレーキ手段となる発電制動用コイル25はスイッチ26で電源しゃ 断した時に、電機子22と界磁巻線21aと直列に閉回路となるように設けてあ る。発電制動用コイル25は、電機子22に対して制動を行う方向に界磁を発生 する界磁コイル27と制動を行う方向と反対方向に界磁を発生させる界磁コイ ル28が直列に接続され形成される。マグネットピックアップ20、抵抗器24 の出力信号は、コントローラボックス19内の制御回路29に接続され、制御回 路29の出力信号はトライアック23のゲートに接続され、トライアック23を 制御する。制御回路29には、あらかじめ電源投入時トライアック23の導通角 を徐々に大きくする回路、又はデータと実切断負荷の回転数Nと無端ベルト13 の許容伝達トルクのトルク値T、又はこのトルクTに相当する負荷電流値Iが設 定されている。トライアック23により電機子22に徐々に電流が流れ、モータ 軸12の回転が暫増しソフトスタートとなる。モータ軸12の動力は無端ベルト 13、切断刃物軸9を介して切断刃物10を回転させる。 モータ軸12が回転すると、マグネットリング17が回転しマグネットリング 17の回転をマグネットピックアップ20が検出し、制御回路29に信号を出力 する。制御回路29は、あらかじめ設定した回転数Nと、マグネットピックアッ プ20からの回転数を比較し、設定した実切断負荷の回転数と一致させ回転数の オーバーシュートおよびリンギングを発生させないようにトライアック23を制 御し電機子22に流れる電流を制御してモータ11の回転を制御する。これによ り、切断刃物10の回転が制御される。 本実施例のモータ11の特性を図5に示す。図5において、破線部は制御を行 わないときのモータ特性で、実線部が制御をしたときのモータ特性であり、モー タ軸12の回転数を実切断負荷の回転数Nに規制し、トルクを許容伝達トルクの トルク値Tに規制する。 ハンドル14で切断刃物部8を下降させ切断刃物10で被切断材16を切断し た時のモータ11 の負荷電流は抵抗器24に流れる電流により発生する電圧を 検出し、制御回路29に入力することにより負荷電流を検出する。 また、実施例において、図5の特性により負荷電流の増減は、モータ軸12の トルク と比例する。このことにより負荷電流を検出することにより、間接的に ータ軸12のトルク の検出が可能となる。したがって、制御回路29は切断時の モータ負荷電流を抵抗器24を介して、モータ軸12のトルクに換算しあらかじ め設定した無端ベルト13の許容伝達トルクのトルク値Tと比較して、無端ベル ト13の許容伝達トルクを超えないようにトライアック23を制御する。 さらに、 スイッチ26によりモータ11の電源をしゃ断すると、電機子22と 発電制動用コイル25は閉回路となり、電機子22の運動エネルギー電圧を発 生させ発電制動用コイル25内に電流が流れ、電機子22に対して制動をかける 界磁コイル27と制動をかける方向と反対の界磁コイル28によりゆるやかに 電機子22の回転に制動がかかり、モータ軸12と無端ベルト13間や切断刃物 軸9と無端ベルト13間でスリップを発生しない時間で電機子22の回転が停止 し、モータ軸12の回転が停止するとともに、無端ベルト13を介して切断刃物 軸9の回転が止まる。 本実施例によれば、切断刃物部8の延長部にハンドル14が設けられているた め、モータ11起動時のソフトスタートによって、ハンドル14に伝わるモータ 11 起動時の反動がなく、低騒音となる効果がある。 また、無端ベルト13によりモータ軸12と切断刃物軸9までの距離が離れる ため、ホルダ6の左右傾斜した際に、傾斜角度が多く取れるメリットがある。 本実施例では、無端ベルト13は弾性体であるが、Vベルト、ポリVベルト等 、又は 鉄製ベルトなどの鋼性ベルトでも構わない。回転数の検出手段として本実 施例は マグネットリング17とマグネットピックアップ20により行っているが 、ロータリエンコーダなどの回転検出器を用いても構わない。また、回転数の検 出手段は、モータ軸12端部だけでなく切断刃物軸9、無端ベルト13などの 回転を検出しても構わない。制御回路29はマイクロコンピュータ、又は位相制 御用ICなどによって構成されても構わない。モータ11は直巻整流子モ−タに て行っているが、誘導電動機でも構わない。本実施例では、ブレーキ手段に発電 制動用コイル25を制動を行う方向に界磁を発生させる界磁コイル27と制動を 行う方向と反対方向に界磁を発生させる界磁コイル28により形成し、ゆるやか な停止を行っているが、単に発電制動用コイル25の抵抗値を上げ制動界磁を弱 めたり、モータ軸12および切断刃物軸9にベルトの張力を利用し、機械的にゆ るやかな制動をかけても構わない。制御回路29にあらかじめ設定される回転数 Nおよびトルク値Tは、モータ特性上、高効率点又は切断効率の高い点に設定し ても構わない。モータの電流を制御するトライアック23は、サイリスタ、 FET、トランジスタ、インバータ制御などを用いても構わない。
【0007】
【考案の効果】
本考案によれば、モータ起動時からモータ停止時までの全工程において、モー タの回転数とトルクの制御したので、モータ軸と無端ベルト間と、切断刃物軸と 無端ベルト間において、スリップを生じない適正なトルク、回転数の設定が行な え、 無端ベルトの長寿命化を図ることができる。 また、切断中の回転数が急激に変化しないように回転数のフィードバックコン トロールを行っているので、回転数の変動による切断量の差が生じないため、切 断面の仕上げ品質の向上、切断時の作業性の向上および作業効率の改善ができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案となる卓上切断機の一実施例を示す左側
面図である。
【図2】図1の部分断面正面図である。
【図3】図2の部分断面拡大図である。
【図4】ブロック回路図である。
【図5】モータの回転数−トルク、回転数−負荷電流の
特性図である。
【符号の説明】
8は切断刃物部、9は切断刃物軸、10は切断刃物、1
1はモータ部、12はモータ軸、13は無端ベルト、1
6は被切断材、19はコントローラボックス、20はマ
グネットピックアップ、23はトライアック、24は抵
抗器、25は発電制動用コイル、26はスイッチ、29
は制御回路である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 卓上切断機
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案となる卓上切断機の一実施例を示す左側
面図である。
【図2】図1の部分断面正面図である。
【図3】図2の部分断面拡大図である。
【図4】ブロック回路図である。
【図5】モータの回転数−トルク、回転数−負荷電流の
特性図である。
【符号の説明】 8は切断刃物部、9は切断刃物軸、10は切断刃物、
1はモータ、12はモータ軸、13は無端ベルト、16
は被切断材、19はコントローラボックス、20はマグ
ネットピックアップ、23はトライアック、24は抵抗
器、25は発電制動用コイル、26はスイッチ、29は
制御回路である。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被切断材を支持するベースと該ベースに
    水平回動自在に埋設したターンテーブルと該ターンテー
    ブル後方に設けた傾斜部材により左右傾斜自在に支持さ
    れたホルダと、該ホルダ上端に設けたシャフトを支点と
    して前記ベース上面に対して上下揺動自在な切断刃物軸
    に軸支された切断刃物と、モータハウジングで覆われた
    モータ部とを保持する切断刃物部を有しモータ軸から動
    力伝達手段を介して切断刃物軸を回転させる卓上切断機
    において、前記動力伝達手段に無端ベルトを用い、前記
    モータ又は回転駆動部どちらか一方の回転数を検出する
    回転数検出手段と前記モータの負荷電流検出手段を設
    け、前記回転数検出手段と前記負荷電流検出手段の信号
    を受けて、前記モータに供給する電力を暫増させるとと
    もに、無端ベルトの許容伝達トルクに対して適正な回転
    数とトルクとを関連して規制するようあらかじめ設定し
    たモータコントロール手段を設け、さらに、前記モータ
    に前記モータの電源をしゃ断した時にモータ軸と無端ベ
    ルト間や切断刃物軸と無端ベルト間でスリップを発生し
    ない時間でモータの回転を停止させるブレーキ手段を前
    記モータに設けたことを特徴とする卓上切断機。
  2. 【請求項2】 前記無端ベルトは前記モータの電磁振動
    を吸収する弾性体により形成され、モータ軸に平行に幅
    を有することを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
  3. 【請求項3】 前記モータコントロール手段は、被切断
    材を切断加工する際の負荷回転数と無負荷回転数が同程
    度に設定制御し、かつ、負荷の変動に対して、適正な遅
    延時間を設け、前記負荷回転数のオーバーシュートおよ
    びリンギングを規制し安定したフィードバック制御を行
    うことを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
  4. 【請求項4】 前記モータに直巻整流子モータを用い、
    該直巻整流子モータの発電制動回路において前記モータ
    の回転を制動させる界磁を発生させるコイルと、制動を
    あたえる界磁と逆方向に界磁をあたえるコイルにより形
    成される発電制動用コイルとしたブレーキ手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
JP1307193U 1993-02-27 1993-02-27 卓上切断機 Pending JPH0664802U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019030200A (ja) * 2017-08-04 2019-02-21 株式会社シブヤ 電動工具用変圧器

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