JPH0664837U - 合成樹脂バンパーの成形装置 - Google Patents
合成樹脂バンパーの成形装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 合成樹脂バンパーの成形装置は、バンパー1
の表面側を形成するための固定型4と、バンパー1の裏
面側を形成するための可動型5とを有する射出成形金型
3を備える。固定型4は、合わせ部の存在しない一体形
であり、バンパー1のランプ収納凹部2の底面および側
面の一部を形成する凸状部4aを有する。可動型5に
は、ランプ収納凹部2の側面の残部を形成するスライド
コア7がスライド可能に設けられる。 【効果】 型の合わせ部分に生じるバリは、ランプ収納
凹部2の側面に発生し、該ランプ収納凹部2にサイドマ
ーカランプを取り付ければ、上記バリが隠れてしまうた
め、バリの除去作業を必要とせず、作業者の負担軽減、
工数の削減による生産性の向上、および品質の安定化を
図ることができる。
の表面側を形成するための固定型4と、バンパー1の裏
面側を形成するための可動型5とを有する射出成形金型
3を備える。固定型4は、合わせ部の存在しない一体形
であり、バンパー1のランプ収納凹部2の底面および側
面の一部を形成する凸状部4aを有する。可動型5に
は、ランプ収納凹部2の側面の残部を形成するスライド
コア7がスライド可能に設けられる。 【効果】 型の合わせ部分に生じるバリは、ランプ収納
凹部2の側面に発生し、該ランプ収納凹部2にサイドマ
ーカランプを取り付ければ、上記バリが隠れてしまうた
め、バリの除去作業を必要とせず、作業者の負担軽減、
工数の削減による生産性の向上、および品質の安定化を
図ることができる。
Description
【0001】
本考案は、サイドマーカランプ等の部品を取り付けるための凹状のアンダーカ ット部を有する合成樹脂バンパーを、金型を使用して成形する、合成樹脂バンパ ーの成形装置に関するものである。
【0002】
近年、自動車のバンパーには、射出成形金型により成形される合成樹脂バンパ ーが多用されている。この合成樹脂バンパーに、例えば、夜間走行中に側方に対 して車長を示す標識用のサイドマーカランプを取り付ける場合、図13に示すよ うに、合成樹脂バンパー60の所定位置に、サイドマーカランプを収納するため のランプ収納凹部61が形成されることになる。上記ランプ収納凹部61のよう なアンダーカット部分を有する製品を成形する射出成形金型としては、成形品の 確実な脱型のために、例えば、実開昭62−203016号公報等に開示されて いるように、金型にスライド可能にスライドコアを取り付けたものが、通常、用 いられる。
【0003】 即ち、上記ランプ収納凹部61を有する合成樹脂バンパー60の場合、従来で は、図9に示すように、固定型51、第1可動型52、第2可動型53および第 3可動型54に4分割されると共に、ランプ収納凹部の表面側を形成するための スライドコア55が、上記固定型51にスライド可能に設けられた構成の射出成 形金型50が使用される。
【0004】 上記構成の射出成形金型50において、図10に示すように、型締めがなされ た状態でキャビティに原料が注入されることにより、合成樹脂バンパー60が形 成される。成形完了後、図11に示すように、油圧シリンダ56(図9参照)に 駆動されてスライドコア55が図中矢印Fの方向にスライドする。この後、図1 2に示すように、第1可動型52および第2可動型53(第3可動型54)を、 矢印Gで示される型開き方向に移動させて型開きを行う。
【0005】 そして、上記のようにして成形された合成樹脂バンパー60のランプ収納凹部 61には、図15に示すように、例えばタッピングねじ62・62およびスピー ドナット63・63等の締結手段によってサイドマーカランプ64が取り付けら れる。
【0006】
ところで、分割された型同士の合わせ部には、パーティングラインと呼称され るバリが発生するものであるが、上記射出成形金型50によって成形された合成 樹脂バンパー60には、図14に示すように、固定型51とスライドコア55と の合わせ部(図10にMで示される部分)にあたるランプ収納凹部61の周囲に 、上記パーティングラインPLが生じることになる。
【0007】 上記のように、合成樹脂バンパー60の表面側にパーティングラインPLが存 在すれば、製品の美観を損ねることとなるため、通常、このパーティングライン PLは、作業者による手作業で取り除かれ、美観を損ねない程度に仕上げられる ことになる。即ち、従来では、脱型後の仕上げ工程で、作業者による上記パーテ ィングラインPLの除去作業が必要となり、作業者の負担が大きいと共に、生産 性の低下を招来するという問題を有する。さらに、このパーティングラインPL の除去作業は、手作業で行われるため、仕上がり状態によって合成樹脂バンパー 60の品質にばらつきが生じるという問題を有する。
【0008】 本考案は、上記に鑑みなされたものであり、その目的は、作業者による上記パ ーティングラインPLの除去仕上げ作業を不要とし、作業者の負担軽減、並びに 生産性の向上を図ることができると共に、合成樹脂バンパーの品質の安定化を図 ることができる合成樹脂バンパーの成形装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】 本考案の合成樹脂バンパーの成形装置は、サイドマーカランプ等の部品を取り 付けるための凹状のアンダーカット部を有する合成樹脂バンパーを成形するもの であって、上記の課題を解決するために、以下の手段を講じたことを特徴として いる。
【0010】 即ち、上記合成樹脂バンパーの成形装置は、合成樹脂バンパーの表面側を形成 するための第1型と、合成樹脂バンパーの裏面側を形成するための第2型とを備 えており、上記第1型は、一体形であると共に、上記凹状のアンダーカット部の 底面および側面の一部を形成するための凸状部を有し、また、上記第2型には、 上記凹状のアンダーカット部の側面の残部を形成するためのスライドコアが、ス ライド可能に設けられている。
【0011】
上記の構成によれば、合成樹脂バンパーにおける凹状のアンダーカット部は、 合成樹脂バンパーの表面側を形成するための第1型の凸状部と、合成樹脂バンパ ーの裏面側を形成するための第2型にスライド可能に設けられたスライドコアと によって形成されるようになっており、上記凸状部によって凹状のアンダーカッ ト部の底面および側面の一部が、また、上記スライドコアによって側面の残部が 形成される。
【0012】 そして、合成樹脂バンパーの表面側を形成する上記の第1型は、合わせ部の存 在しない一体形であるため、従来のように凹状のアンダーカット部の周囲にパー ティングラインと呼称されるバリが発生しない。即ち、上記成形装置により成形 された合成樹脂バンパーにおいては、第1型の凸状部と第2型のスライドコアと の合わせ部にあたる、凹状のアンダーカット部の側面に、パーティングラインが 発生することになる。
【0013】 このように、上記の構成では、分割された型を用いた場合に必ず生じるパーテ ィングラインが、凹状のアンダーカット部の側面に発生するようになるので、該 凹状のアンダーカット部に、サイドマーカランプ等の部品を取り付ければ、上記 パーティングラインが部品によって隠れてしまう。このため、従来のような作業 者による上記パーティングラインの除去作業といった特別な仕上げを必要とせず 、作業者の負担軽減、並びに、工数の削減による生産性の大幅な向上を図ること ができる。さらに、従来手作業で行われていたパーティングラインの除去作業が 不要になるので、従来のように仕上がり状態によって品質にばらつきが生じるこ とはなく、合成樹脂バンパーの品質の安定化を図ることができる。
【0014】
本考案の一実施例について図1ないし図8に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0015】 本実施例に係る合成樹脂バンパーの成形装置は、図5に示すように、夜間走行 中に側方に対して車長を示す標識用のサイドマーカランプ(部品)を収納するた めのランプ収納凹部(凹状のアンダーカット部)2を有する合成樹脂バンパー1 を成形するものである。
【0016】 上記成形装置は、図1に示すように、合成樹脂バンパー1の表面側を形成する 固定型(第1型)4と、上記合成樹脂バンパー1の裏面側を形成する可動型(第 2型)5と、上記合成樹脂バンパー1の表面側両端部を形成する2つの可動型6 ・6とに4分割された射出成形金型3を備えている。尚、同図は、合成樹脂バン パー1のランプ収納凹部2付近の金型構造を示す拡大図であり、一方の可動型6 は図示されていない。
【0017】 上記固定型4は合わせ部の存在しない一体形であり、該固定型4には従来のよ うなスライドコアが設けられていない。また、上記固定型4は、上記ランプ収納 凹部2の底面および側面の一部を形成する凸状部4aを有している。
【0018】 尚、上記射出成形金型3で成形される合成樹脂バンパー1のランプ収納凹部2 は、図6および図7に示すように、底面2aにサイドマーカランプの背面部を貫 通させるための貫通孔2bおよびサイドマーカランプ10の一端部を取り付ける ための取付孔2cが形成されていると共に、その一部が深堀りになっており、深 堀り部分を形成する側面2d′には、サイドマーカランプ10の他端部を取り付 けるための取付孔2eが形成されている構成である。
【0019】 即ち、上記固定型4の凸状部4aは、サイドマーカランプ10を取り付けると きの座面となる底面2a、貫通孔2b、取付孔2c、上記深堀り部分を形成する 側面2d′における、点P′、点Qおよび点Rを結ぶライン(図6参照)よりも 図中上方側、および深堀り部分以外の側面2dを形成するようになっている。ま た、上記凸状部4aにおける点Qと点Rを結ぶライン(図1参照)は、矢印Aで 示される型開き方向に対して1〜2°の抜角θをもつように設定されている。
【0020】 上記可動型5には、該可動型5の型開き方向と所定の角度をもった矢印Bの方 向にスライド移動することができるスライドコア7が設けられている。即ち、上 記可動型5には、スライドコア7を案内する案内穴5aが矢印Bの方向に形成さ れていると共に、図示しない油圧シリンダ等のスライドコア駆動手段が固着され ており、このスライドコア駆動手段の出力軸8の端部に上記スライドコア7が固 着されている。また、上記案内穴5aとスライドコア7との間には、スライドプ レート9が介在されている。
【0021】 上記スライドコア7は、型締め状態においては、点P′、点Qおよび点Rを結 ぶライン(図1参照)で固定型4の凸状部4aに当接し、ランプ収納凹部2の深 堀り部分を形成する側面2d′における点P′、点Qおよび点Rを結ぶライン( 図6参照)よりも図中下方側と、取付孔2eとを形成するようになっている。
【0022】 尚、スライドコア7における点P′と点Pとを結ぶラインにあたる部分(図4 参照)は、矢印Bで示されるスライド方向に形成されているので、ランプ収納凹 部2における点P′と点Pとを結ぶラインにあたるエッジ部分(図6参照)は、 直線的に形成されることになる。
【0023】 また、上記成形装置は、原料を金型キャビティに射出する図示しない射出装置 、および、射出成形金型3を締め付ける図示しない型締装置を備えている。
【0024】 上記の構成において、成形装置の動作を以下に説明する。
【0025】 先ず、図1に示すように、型締装置によって射出成形金型3の型締めがなされ た状態で、射出装置によって金型キャビティに原料が射出されることにより、合 成樹脂バンパー1が成形されることになる。
【0026】 成形完了後、図2に示すように、可動型5および可動型6が、矢印Aで示され る型開き方向に移動して型開きが行われる。
【0027】 型開き後、図3に示すように、スライドコア駆動手段(図示せず)に駆動され てスライドコア7が図中矢印Bの方向にスライドする。尚、本実施例の合成樹脂 バンパー1は、可撓性を有するウレタン樹脂製のバンパーであり、この後、上記 合成樹脂バンパー1は、作業者によって可動型5から取り外されることになる。
【0028】 上記のようにして成形された合成樹脂バンパー1には、図6に示すように、固 定型4の凸状部4aとスライドコア7との合わせ部にあたる、点P′、点Qおよ び点Rを結ぶラインに、パーティングラインPLと呼称されるバリが生じること になる。このように、本実施例では、パーティングラインPLがランプ収納凹部 2の側面2dに発生し、図7に示すように、ランプ収納凹部2にサイドマーカラ ンプ10を取り付ければ、上記パーティングラインPLがサイドマーカランプ1 0で殆ど隠れてしまう。
【0029】 次に、上記合成樹脂バンパー1のランプ収納凹部2へのサイドマーカランプ1 0の取り付けについて説明する。
【0030】 上記サイドマーカランプ10の端部には、ランプ収納凹部2の深堀り部分を形 成する側面2d′に形成された取付孔2eと係合する、鉤型の係合部10aが形 成されている。また、サイドマーカランプ10の底面における上記係合部10a の付近には、タッピングねじ12によって板バネ11が取り付けられている。
【0031】 そして、上記サイドマーカランプ10をランプ収納凹部2へ取り付ける際には 、先ず、上記サイドマーカランプ10の係合部10aおよび板バネ11が、ラン プ収納凹部2の取付孔2eに挿入されることになる。この場合、上記係合部10 aは板バネ11によって付勢されて取付孔2eの側面に圧接され、取り付け状態 が保持される。即ち、上記ランプ収納凹部2の深堀り部分を形成する側面2d′ は、座面の役割をなす。上記のように、サイドマーカランプ10の一方の端部の 取り付け作業は、係合部10aおよび板バネ11を取付孔2eへ挿入するだけで あり、迅速に行える。
【0032】 また、サイドマーカランプ10の他方の端部のランプ収納凹部2への取り付け は、座面となるランプ収納凹部2の底面2aに形成された取付孔2cに、例えば タッピングねじ14およびスピードナット15等の締結手段を用いて、サイドマ ーカランプ10を取り付けることによりなされる。
【0033】 以上のように、本実施例の合成樹脂バンパーの成形装置は、合成樹脂バンパー 1の表面側を形成する固定型4が合わせ部の存在しない一体形であり、該固定型 4にはランプ収納凹部2の底面2aおよび側面2dの一部を形成するための凸状 部4aが形成されており、上記合成樹脂バンパー1の裏面側を形成する可動型5 には、上記ランプ収納凹部2の残部を形成するためのスライドコア7がスライド 可能に設けられている構成の射出成形金型3を備えている。
【0034】 これにより、上記射出成形金型3により成形された合成樹脂バンパー1には、 図6に示すように、ランプ収納凹部2の側面2dにパーティングラインPLが発 生するようになるので、図7に示すように、該ランプ収納凹部2にサイドマーカ ランプ10を取り付ければ、上記パーティングラインPLがサイドマーカランプ 10で殆ど隠れてしまい、従来のような作業者による特別な仕上げを必要とせず 、作業者の負担軽減、並びに、工数の削減による生産性の大幅な向上を図ること ができる。さらに、従来手作業で行われていたパーティングラインの除去仕上げ 作業が不要になるので、従来のように仕上がり状態によって品質にばらつきが生 じることはなく、合成樹脂バンパー1の品質の安定化を図ることができる。
【0035】 また、従来では、ランプ収納凹部の全部をスライドコアにより形成するように なっていたため、大型のスライドコアが用いられ、この結果、該スライドコアを 駆動するための油圧シリンダ等のスライドコア駆動手段の大型化をも招来してい た。
【0036】 これに対し、本実施例では、ランプ収納凹部2の大部分が固定型4の凸状部4 aにより形成され、スライドコア7により形成されるランプ収納凹部2の部分は 従来よりも少ない。このため、従来よりもスライドコアの小型化を図れ、この結 果、スライドコア駆動手段の小型化が可能となる。
【0037】 また、従来であれば、金型の型開きが行われる前に、スライドコアをスライド させる必要があったため、スライドコアのスライド部にバリが入り込んでしまい 、合成樹脂バンパーの脱型後に、金型に残ったバリを除去する作業が困難となる と共に、バリ噛み不良を生じ易いという問題が生じていた。
【0038】 これに対し、本実施例では、射出成形金型3の型開きが行われた後に、スライ ドコア7をスライドさせることができるので、スライドコア7をスライドさせる 前に、可動型5に残るバリを除去し、その後、スライドコア7をスライドさせる ようにすれば、スライドコア7のスライド部(案内穴5a)にバリが入り込むこ とはなく、型に残るバリを除去する作業を簡易化でき、バリ噛み不良を減少させ ることができる。
【0039】 また本実施例では、ランプ収納凹部の周囲という広い範囲にバリが発生してい た従来と比較すると、バリの発生が減少するので、この点からも、型に残るバリ を除去する作業の簡易化が図れるものである。
【0040】 尚、上記射出成形金型3は、可撓性を有するウレタン樹脂等からなる合成樹脂 バンパー1を成形するためのものであり、型開き後は、可撓性を利用して作業者 の手で合成樹脂バンパー1が可動型5から脱型されるようになっている。これに 対し、可撓性に乏しい合成樹脂バンパーを成形するための金型は、合成樹脂バン パーの脱型のための特別な考慮が必要となる。このような可撓性に乏しい合成樹 脂バンパーを成形するための金型を、本考案に適用した一例を、図8に基づいて 次に説明する。尚、図1に示した上記射出成形金型3と同様の構成を示す部材に は、図1と同一の部材番号を付記し、その説明を省略する。
【0041】 可撓性に乏しい合成樹脂バンパーを成形するための射出成形金型23は、合成 樹脂バンパー1の表面側を形成する固定型(第1型)4と、合成樹脂バンパー1 の裏面側の各サイド部を形成する2つの傾斜可動型(第2型)15・15と、合 成樹脂バンパー1の裏面側のフロント部を形成する可動型16と、上記合成樹脂 バンパー1の表面側両端部を形成する2つの可動型6・6とに6分割されている 。尚、同図は、合成樹脂バンパー1のランプ収納凹部2付近の金型構造を示す拡 大図であり、一方の傾斜可動型15および可動型6は図示されていない。
【0042】 前記図1に示す射出成形金型3と、この射出成形金型23との主な違いは、図 1に示す射出成形金型3では、合成樹脂バンパー1の裏面側を可動型5で形成し ていたのに対し、この射出成形金型23では、3分割構造の型15・15・16 によって合成樹脂バンパー1の裏面側を形成するようになっていることと、射出 成形金型23ではサイドエジェクタ17が用いられていること、および、射出成 形金型23ではスライドコア7′がより小型になっていることである。
【0043】 上記サイドエジェクタ17は、矢印Cの方向にスライド移動可能に傾斜可動型 15に設けられており、端部にはピン17aが連結されている。上記可動型16 には、上記サイドエジェクタ17の端部に連結されたピン17aと係合する案内 溝16aが形成されている。この案内溝16aは、その底面が垂直方向に形成さ れており、サイドエジェクタ17を垂直方向に案内するようになっている。また 、上記傾斜可動型15にはサイドエジェクタ17を可動型16方向に付勢するス プリング18が設けられており、これにより、上記ピン17aが案内溝16aの 底面に圧接されるようになっている。
【0044】 上記の構成において、射出成形金型23からの合成樹脂バンパー1の脱型は、 次のようにして行われる。先ず、可動型6・15・16を矢印Aで示される型開 き方向に、移動させて型開きを行う。型開き後、スライドコア駆動手段としての 油圧シリンダ19に駆動されてスライドコア7′が矢印Bの方向にスライド移動 する。この後、可動型16を固定して、可動型6を矢印Eで示される垂直上方向 へ移動させれば、傾斜可動型15が可動型16の傾斜面に沿って、矢印Dで示さ れる方向に移動することになる。また、これに伴って、サイドエジェクタ17に 連結されたピン17aが、可動型16の案内溝16aを摺動することになり、傾 斜可動型15が矢印Dの方向に移動するに従って、サイドエジェクタ17は、傾 斜可動型15に対して、相対的に矢印Cの方向にスライドし、合成樹脂バンパー 1の垂直上方向への移動を保持させる。
【0045】 このように、可動型6および合成樹脂バンパー1の垂直上方向への移動に対し て、傾斜可動型15は矢印Dで示される方向斜め上方向に移動するため、合成樹 脂バンパー1は傾斜可動型15から離型される。この後、合成樹脂バンパー1は 、図示しないロボットアーム等の搬送手段によって射出成形金型23から取り外 される。
【0046】 上記射出成形金型23によって成形される合成樹脂バンパー1には、固定型4 の凸状部4aとスライドコア7′との合わせ部にあたる、点P′、点Qおよび点 Rを結ぶラインと、傾斜可動型15とスライドコア7′との合わせ部(点Qおよ び点Sで示される部分)に、パーティングラインが生じる。即ち、前述のように 、パーティングラインがランプ収納凹部2の側面2dに発生するため、ランプ収 納凹部2にサイドマーカランプを取り付ければ、上記パーティングラインがサイ ドマーカランプで殆ど隠れてしまい、従来のような作業者による特別な仕上げを 必要としない。
【0047】 上記実施例は、あくまでも、本考案の技術内容を明らかにするものであって、 そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本考案の 精神と特許請求事項の範囲内で、いろいろと変更して実施することができるもの である。
【0048】
本考案の合成樹脂バンパーの成形装置は、以上のように、部品を取り付けるた めの凹状のアンダーカット部を有する合成樹脂バンパーを成形するものであって 、上記合成樹脂バンパーの表面側を形成するための第1型と、上記合成樹脂バン パーの裏面側を形成するための第2型とを備え、上記第1型は、一体形であると 共に、上記凹状のアンダーカット部の底面および側面の一部を形成するための凸 状部を有し、上記第2型には、上記凹状のアンダーカット部の側面の残部を形成 するためのスライドコアが、スライド可能に設けられている構成である。
【0049】 それゆえ、本考案の成形装置によって成形された合成樹脂バンパーにおいては 、従来のように凹状のアンダーカット部の周囲にパーティングラインが発生する ことなく、パーティングラインは、凹状のアンダーカット部の側面に発生するよ うになるので、該凹状のアンダーカット部に部品を取り付ければ、上記パーティ ングラインが部品によって隠れてしまう。したがって、従来のような作業者によ る上記パーティングラインの除去作業といった特別な仕上げを必要とせず、作業 者の負担軽減、並びに、工数の削減による生産性の大幅な向上を図ることができ ると共に、従来手作業で行われていたパーティングラインの除去作業が不要にな るので、従来のように仕上がり状態によって品質にばらつきが生じることはなく 、合成樹脂バンパーの品質の安定化を図ることができるという効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例を示すものであり、合成樹脂
バンパーのランプ収納凹部付近を形成する射出成形金型
の要部を示す概略の縦断面図である。
バンパーのランプ収納凹部付近を形成する射出成形金型
の要部を示す概略の縦断面図である。
【図2】上記射出成形金型において型開きしたときの状
態を示す概略の要部縦断面図である。
態を示す概略の要部縦断面図である。
【図3】上記射出成形金型においてスライドコアをスラ
イドさせたときの状態を示す概略の要部縦断面図であ
る。
イドさせたときの状態を示す概略の要部縦断面図であ
る。
【図4】上記図1における円Hの部分を示す拡大縦断面
図である。
図である。
【図5】上記射出成形金型によって成形される合成樹脂
バンパーを示す概略の斜視図である。
バンパーを示す概略の斜視図である。
【図6】上記合成樹脂バンパーのランプ収納凹部付近を
示す一部断面拡大斜視図である。
示す一部断面拡大斜視図である。
【図7】上記合成樹脂バンパーのランプ収納凹部にサイ
ドマーカランプが取り付けられた状態を示す概略の要部
横断面図である。
ドマーカランプが取り付けられた状態を示す概略の要部
横断面図である。
【図8】本考案のその他の実施例を示すものであり、合
成樹脂バンパーのランプ収納凹部付近を形成する射出成
形金型の要部を示す概略の縦断面図である。
成樹脂バンパーのランプ収納凹部付近を形成する射出成
形金型の要部を示す概略の縦断面図である。
【図9】従来例を示すものであり、ランプ収納凹部を有
する合成樹脂バンパーを成形する射出成形金型を示す概
略の縦断面図である。
する合成樹脂バンパーを成形する射出成形金型を示す概
略の縦断面図である。
【図10】上記ランプ収納凹部付近を形成する上記射出
成形金型の要部を示す概略の縦断面図である。
成形金型の要部を示す概略の縦断面図である。
【図11】上記射出成形金型においてスライドコアをス
ライドさせたときの状態を示す概略の要部縦断面図であ
る。
ライドさせたときの状態を示す概略の要部縦断面図であ
る。
【図12】上記射出成形金型において型開きしたときの
状態を示す概略の要部縦断面図である。
状態を示す概略の要部縦断面図である。
【図13】上記射出成形金型によって成形される合成樹
脂バンパーを示す概略の斜視図である。
脂バンパーを示す概略の斜視図である。
【図14】上記合成樹脂バンパーのランプ収納凹部付近
を示す一部断面拡大斜視図である。
を示す一部断面拡大斜視図である。
【図15】上記合成樹脂バンパーのランプ収納凹部にサ
イドマーカランプが取り付けられた状態を示す概略の要
部横断面図である。
イドマーカランプが取り付けられた状態を示す概略の要
部横断面図である。
1 合成樹脂バンパー 2 ランプ収納凹部(凹状のアンダーカット部) 2a 底面 2d 側面 3 射出成形金型 4 固定型(第1型) 4a 凸状部 5 可動型(第2型) 7 スライドコア 10 サイドマーカランプ(部品) PL パーティングライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 31:30 4F
Claims (1)
- 【請求項1】部品を取り付けるための凹状のアンダーカ
ット部を有する合成樹脂バンパーを成形するものであっ
て、 上記合成樹脂バンパーの表面側を形成するための第1型
と、 上記合成樹脂バンパーの裏面側を形成するための第2型
とを備え、 上記第1型は、一体形であると共に、上記凹状のアンダ
ーカット部の底面および側面の一部を形成するための凸
状部を有し、 上記第2型には、上記凹状のアンダーカット部の側面の
残部を形成するためのスライドコアが、スライド可能に
設けられていることを特徴とする合成樹脂バンパーの成
形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP630293U JPH0664837U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 合成樹脂バンパーの成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP630293U JPH0664837U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 合成樹脂バンパーの成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664837U true JPH0664837U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=11634587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP630293U Pending JPH0664837U (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 合成樹脂バンパーの成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664837U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012061864A (ja) * | 2011-12-14 | 2012-03-29 | Toyota Motor Corp | バンパー |
| US9039052B2 (en) | 2009-10-21 | 2015-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Mold structure and bumper |
| JP2016049711A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | スズキ株式会社 | バンパ製造装置および樹脂製品製造装置 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP630293U patent/JPH0664837U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9039052B2 (en) | 2009-10-21 | 2015-05-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Mold structure and bumper |
| JP2012061864A (ja) * | 2011-12-14 | 2012-03-29 | Toyota Motor Corp | バンパー |
| JP2016049711A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | スズキ株式会社 | バンパ製造装置および樹脂製品製造装置 |
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