JPH066490Y2 - 吸湿呼吸器 - Google Patents

吸湿呼吸器

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JPH066490Y2
JPH066490Y2 JP312591U JP312591U JPH066490Y2 JP H066490 Y2 JPH066490 Y2 JP H066490Y2 JP 312591 U JP312591 U JP 312591U JP 312591 U JP312591 U JP 312591U JP H066490 Y2 JPH066490 Y2 JP H066490Y2
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JP
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valve
intake
hygroscopic
hygroscopic agent
exhaust
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JP312591U
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Inventor
信敬 日向
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株式会社日向精工
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、変圧器等に付設され
る吸湿呼吸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電力変圧器等にあっては内部に絶縁と冷
却を目的として電気絶縁油が封入されている。この封入
された電気絶縁油は、変圧器の負荷変動や外気温度の変
化に伴って膨張収縮し、容積変化が繰り返されるので、
絶縁油の上部の残存空間の空気がこれに追随して膨張収
縮して外気と出入りして呼吸するようになっている。
【0003】大気中には、季節、天候による差異はある
ものの、常に若干の湿度が存在するので、上部残存空間
と外気を直接連通させず、吸湿剤を封入した吸湿呼吸器
を介して除湿して呼吸させるようにしていた。
【0004】吸湿呼吸器は、電気絶縁油が平衡していて
呼吸していないとき、換言すれば、無呼吸時に吸湿剤が
連続して大気と接触すると吸湿性能の低下を招くので、
図7(A)に示すように油壷Cに電気絶縁油Oを貯留
し、ここに、吸気用小管P1と排気用小管P2を逆に埋
浸し、呼吸圧水柱数センチメートルで初めて作動、機能
するようにした湿式の油封弁が用いられていた。ここに
おいてS>P1の径>P2の径という条件を満たしてお
く。そして機器の内圧が低くなると、図7(B)に示す
ように吸気用小管P1が露出し、外気か気泡となって吸
入されるが、排気用小管P2は油封されたままとなる。
反対に内圧が高くなると、図7(C)に示すように、排
気用小管P2から気泡となって中の空気が排出されるこ
とになる一方吸気用小管P1は油封されていることにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、電力用変圧器が
大型化するにつれて、変圧器に封入する電気絶縁油の量
も増大し、これに伴って呼吸量も大量になる傾向にあ
る。このため吸湿剤を大量にして吸湿性能の補完向上を
図っている。
【0006】しかし、呼吸に伴って、通過する呼吸大気
によって油壺内の電気絶縁油、すなわち隔離液の跳ね上
がりが発生し、限界を越えた吸排気によっては外部への
漏出や、吸湿剤への吸い込み汚損を生じるばかりでな
く、その量によっては油壺内に埋没させた小管の先端部
が露出し、油封弁としての機能を喪失する事態も生じて
いた。そこで、メインテナンスとして、吸湿剤の交換の
外に絶縁油の点検補充が欠かせず面倒で合った。
【0007】呼吸器内部に収納される吸湿剤としては、
加熱によって除湿再利用可能なシリカゲル粒が用いられ
てきた。しかし、除湿再利用に際して、加熱速度が早す
ぎると粒子が砕け細粒化し呼吸器内部の網目を通過して
しまい、また、加熱し過ぎると黒化する等、加熱作業も
難しいばかりでなく最近のように要員不足では、再利用
のメリットも薄れていた。かえって使用済みの吸湿剤の
交換が面倒であるばかりか、細粒化内部に溜ったものを
ゴミとして清掃するのにも手間がかかることになってい
た。一方、吸湿剤としてのシリカゲル粒はそのまま廃棄
しても、元来大地の主要成分であるので公害問題などを
惹起するおそれはないものであった。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、このような
従来技術の問題を解決すべくなされたもので、乾式の弁
により油壺内への隔離液の補充を不用とし、かつ、吸湿
剤の交換も容易になし得るようにしたもので、その要旨
とするのは、内部に吸排隔離板を設け、吸入流路と排気
流路に分け吸入流路に容器入り吸湿剤を収納するように
した本体容器に、電力用変圧器、油タンクなどの機器か
らの配管を接続するように構成した上蓋部をヒンジによ
り密封するように連結し、それぞれの流路に続けて呼吸
時のみ大気と連通し、吸入時には吸入流路のみを解放
し、排気時には排気流路のみを解放する乾式の弁を設け
たことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】 以下図面に示す実施例に則してこの考案の内容を説明す
る。この考案に係わる吸湿呼吸器は、大略円筒状をなす
本体1と、上蓋2とからなるものである。
【0010】本体1には、排気口11a及び吸気口11
bを備えた底板11を設け、容器1内壁に沿わせるとと
もに排気口11aに繋がる隔離板12を設けて、吸排気
の流路を分けるようにしてある。また隔離板12に続け
て本体1の内周に沿う係止縁12aを設けるようにして
ある。この係止縁12aは本体1内壁から突設するよう
にし、隔離板12とは別途設けるようにしてもよい。
【0011】係止縁12aには、容器3入り吸湿剤4を
掛止して収納するようにする。容器3は樹脂成形品ある
いは防湿処理をした紙容器などからなるもので、上端周
囲にはフランジ部3aを設け、フランジ部3a下面には
ガスケット3bを貼着し、上下面には、多数の孔からな
る通気孔3cを設け、保管中には、これら通気孔3cを
塞ぐ密封シール3dを貼着しておき、使用する時にはず
すようにしてある。更に、側面には窓穴3eを設け、こ
こに透明シール3fを貼着しておく。
【0012】吸湿剤4は、径数ミリメートルのシリカゲ
ル粒を用い、全部あるいは一部に吸湿したことを示すた
めの着色処理をしておく。具体的には、水色に着色して
おき、吸湿してゆくと、順次グリーン、ピンク、白と色
を変えるようにしてある。
【0013】本体1の胴部には覗窓13を設けるように
してある。この覗窓13は、本体1に開口13aを設
け、ガスケット13bを介して透明板13cを当接さ
せ、丸袋ナット13dにて締めつけるようにしてある。
この覗窓13から容器3内の吸湿剤4の色彩が確認でき
るように透明シール3fと対応するようにする。
【0014】本体1の側面上部と、上蓋2にはそれぞ
れ、ヒンジ受け14、21を設け、両者をピン5にて連
結し、開閉自在とするものであるが、本体1のヒンジ受
け14のピン穴14aを長円形として上蓋2が若干上下
移動可能としておく。
【0015】本体1と上蓋2を密封するための取り外し
自在な締結手段6としては、本体1から突設した取付部
6aにピン6bにて片ネジボルト6cを回転自在に繋
げ、蝶ナット6dをねじ込んでおき、上蓋2には、蝶ナ
ット受け6eを設けて蝶ナット6dの手締めにてなす。
【0016】密封するために本体1の上端周縁に対応す
る上蓋2にガスケット溝22を設け、ここにガスケット
23を入れておき、片ネジボルト6cを手締めすると密
封できるようになっている。
【0017】上蓋2中央には、変圧器などの機器からの
配管7の接続フランジ71を固定するためのフランジ座
24を設け、締め付けボルト8にて、接続フランジ71
とフランジ座24をガスケット24aを介して締め本体
1を取り付けるようにする。
【0018】上蓋2の裏面には容器3のフランジ部3a
を押圧する環状突縁25が設けられ、この突縁25には
排気流路に続く切欠部25aが設けられている。
【0019】本体1の底板11の排気口11a、吸気口
11bに続けて吸湿剤5を大気から遮断し、かつ水柱数
ミリメートルの微圧力で呼吸作動させるようにするため
の排気用弁室15、吸気用弁室16をそれぞれ独立して
設けるようにする。
【0020】吸気用弁室16はその開口にガスケット1
7aを介して吸気口兼弁座18を設け、この弁座18に
吸気用弁30をネジ込み方式で取り付ける。また、吸気
用弁室16には吸気用弁室16内の点検・排水のため取
り外し自在な栓19を設けるようにしている。図示の例
では栓19をネジからなるものとしてある。
【0021】図示の例では吸気口兼弁座18を介して吸
気用弁30をネジ込むようにしているが、弁座と吸気用
弁を一体に構成し、吸気用弁室16に直接ネジ込むよう
に構成することもできる。
【0022】排気用弁室15の開口には排気用弁40を
ネジ込み方式で取り付け、栓19を設けるようにしてあ
る。
【0023】本体1の下部には、弁室15、16の保護
及び雨水の防滴のために取り付け状態において下方に開
口91を設けるようにした保護覆蓋9を取付ネジ92で
止めるようにしてある。
【0024】吸気用弁30及び排気用弁40は同一構成
で取り付け方向を逆にしたのみであるので、簡略化した
図4、図5を基に説明する。フッソ系樹脂またはゴム、
あるいはケイ素系ゴムにて一体に成型する薄膜状弁から
なり、弁室15、16の開口である弁座に当接する本体
31と弁座の外縁に巻き付けるリング32を連結部材3
3で一体としてなるもので、常態では弁座に軽く圧接
し、無呼吸時に吸湿剤4が大気と接触して消耗すること
がないようにしてあり、変圧器内部の、電気絶縁油の膨
張収縮に追随して上部残存空気の圧力の上下が水柱1〜
2センチメートルとなったとき作動するようにしてあ
る。図4は閉じた状態、図5は解放状態を示すもので、
図1に示すように同じ向きに配置すると、一方が閉じた
ときは、他方は解放することになる。そこで、吸入する
ときは必ず吸湿剤4を通って吸湿された大気が内部に供
給されるが、排出する場合は、吸気用弁30が閉じられ
ており、かつ吸湿剤自体の抵抗があるので、内部からの
空気はほとんど吸湿剤4に接触せずに放出されることに
なり、吸湿剤4が不必要に湿気にさらされることがない
のである。
【0025】図6は別の弁50の実施例を示すもので、
弁座に当接される本体51とこの本体51の中心から取
付棒52を貫通させるようにしてなり、取付棒52を弁
座の内部に設けた受座15a、16aに挿入して止める
ようにしてなり、更に適宜開口(図示せず)を設けた蓋
板60にて覆うようにしてなるものである。蓋板60は
弁50を保護し機能を損なわないようにするためのもの
で、これにより更に弁50を薄膜状とすることができ
る。これらの弁30、40、50の基本的構造は、灯油
ポンプや防塵マスクなどで広く採用されているもので、
作動の確実性と長寿命は実証済であるといえる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したようにこの考案に係る吸湿
呼吸器は、吸気流路と排気流路を本体内で分割し、変圧
器内部が平衡するとき、すなわち無呼吸時には閉じてお
り、呼吸時には、一方の弁のみが解放する乾式の弁を採
用したので、従来の湿式の弁において生ずる異常呼吸時
に発生する弁機能の喪失といった事態の発生が回避で
き、メインテナンスが不要となり、しかも吸入するとき
のみ内部の吸湿剤を通過することになる。そこで、内部
の吸湿剤の消耗が低く抑えられので長くもつことにな
り、頻繁な吸湿剤の交換といった不都合が生じないので
ある。
【0027】更に、本体に覗窓を設け、内部の吸湿剤の
消耗具合を色彩により目視して確認できるので交換の時
期を簡単に知ることができ、しかも交換は容器入り吸湿
剤を上蓋をはずして本体を旋回させ、使用済みの容器入
り吸湿剤を取り出し、新しいものを入れればたりるので
作業が極めて簡単となるのである。
【0028】吸湿剤は使い捨てとすることを特徴に考案
したものであるが、容器に耐熱性を持たせた場合には、
吸湿性能を失した吸湿剤入り容器を所定量まとめて容器
ごと乾燥させて吸湿注能を回復させて再使用してもよ
い。
【0029】加えて、乾式の弁を採用したので取付方向
の制約から解放されてこの呼吸器を水平方向に取り付け
ることも可能となったのである。
【0030】実施例では、変圧器の吸湿呼吸器として説
明したが、それのみでなく、絶縁油の大型タンク用の吸
湿呼吸器としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る吸湿呼吸器の縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視部分破断平面図である。
【図3】図1のB−B線破断底面図である。
【図4】弁の閉じた状態を示す正面図、断面図、背面図
である。
【図5】弁の開いた状態を示す断面図である。
【図6】別の実施例の弁を示す断面図である。
【図7】従来の湿式の弁を示すもので、Aは平衡無呼吸
時、Bが吸入時、Cが排出時をそれぞれ示す。
【符号の説明】
1 本体 2 上蓋 3 容器 4 吸湿剤 6 締結手段 7 配管 8 締め付けボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に吸排隔離板を設け、吸入流路と排
    気流路に分け吸入流路に容器入り吸湿剤を収納するよう
    にした本体に、電力用変圧器、油タンクなどの機器から
    の配管を接続するように構成した上蓋をヒンジにより密
    封するように連結し、それぞれの流路に続けて呼吸時の
    み大気と連通し、吸入時には吸入流路のみを解放し、排
    気時には排気流路のみを解放する乾式の弁を設けたこと
    を特徴とする吸湿呼吸器。
JP312591U 1991-01-09 1991-01-09 吸湿呼吸器 Expired - Lifetime JPH066490Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP312591U JPH066490Y2 (ja) 1991-01-09 1991-01-09 吸湿呼吸器

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JP312591U JPH066490Y2 (ja) 1991-01-09 1991-01-09 吸湿呼吸器

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Publication Number Publication Date
JPH0518012U JPH0518012U (ja) 1993-03-05
JPH066490Y2 true JPH066490Y2 (ja) 1994-02-16

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