JPH0664918A - アルミナ水和物およびアルミナゾルの製造方法 - Google Patents
アルミナ水和物およびアルミナゾルの製造方法Info
- Publication number
- JPH0664918A JPH0664918A JP24585292A JP24585292A JPH0664918A JP H0664918 A JPH0664918 A JP H0664918A JP 24585292 A JP24585292 A JP 24585292A JP 24585292 A JP24585292 A JP 24585292A JP H0664918 A JPH0664918 A JP H0664918A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alumina
- producing
- sol
- solvent
- alumina hydrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Colloid Chemistry (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】効率的にかつ特性の良好な、アルミナ水和物お
よびアルミナゾルを製造する。 【構成】アルミニウムアルコキシドを水系溶媒中で加水
分解してアルミナ水和物の沈殿を得て、さらにその沈殿
を解膠してアルミナゾルを製造する方法において、溶媒
中のアルコールを除去しながら加水分解を行うアルミナ
ゾルの製造方法。
よびアルミナゾルを製造する。 【構成】アルミニウムアルコキシドを水系溶媒中で加水
分解してアルミナ水和物の沈殿を得て、さらにその沈殿
を解膠してアルミナゾルを製造する方法において、溶媒
中のアルコールを除去しながら加水分解を行うアルミナ
ゾルの製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミナ水和物および
アルミナゾルの製造方法に関する。
アルミナゾルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウムイソプロポキシドを
水で加水分解した後、得られたアルミナ水和物の沈殿に
酸を添加して解膠するアルミナゾルの製造方法は知られ
ている(B.E.Yoldas,Amer.Ceram.Soc.Bull.,54,289(197
5)など参照)。
水で加水分解した後、得られたアルミナ水和物の沈殿に
酸を添加して解膠するアルミナゾルの製造方法は知られ
ている(B.E.Yoldas,Amer.Ceram.Soc.Bull.,54,289(197
5)など参照)。
【0003】上記の方法は、透明性の高いゾルを生成す
る優れた方法であるが、アルミナゾル中のゾル粒子を制
御して特性の異なるアルミナゾルを製造するのは困難で
あった。特に、ゾル粒子の粒子径が比較的小さく、この
方法で得られるアルミナゾルから得られるゲルは細孔径
が小さいため、例えば記録媒体のインク吸着層の用途に
用いる場合にはインクを大量には吸収できないという問
題点があった。
る優れた方法であるが、アルミナゾル中のゾル粒子を制
御して特性の異なるアルミナゾルを製造するのは困難で
あった。特に、ゾル粒子の粒子径が比較的小さく、この
方法で得られるアルミナゾルから得られるゲルは細孔径
が小さいため、例えば記録媒体のインク吸着層の用途に
用いる場合にはインクを大量には吸収できないという問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アルミニウ
ムアルコキシドを加水分解してアルミナ水和物を得て、
さらにこれを解膠することによりアルミナゾルを製造す
る方法において、効率的にかつ特性の良好な、アルミナ
水和物およびアルミナゾルを製造する方法を提供するこ
とを目的とするものである。
ムアルコキシドを加水分解してアルミナ水和物を得て、
さらにこれを解膠することによりアルミナゾルを製造す
る方法において、効率的にかつ特性の良好な、アルミナ
水和物およびアルミナゾルを製造する方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルミニウム
アルコキシドを水系溶媒中で加水分解してアルミナ水和
物を製造する方法において、溶媒中のアルコールを除去
しながら加水分解を行うアルミナ水和物の製造方法を提
供するものである。
アルコキシドを水系溶媒中で加水分解してアルミナ水和
物を製造する方法において、溶媒中のアルコールを除去
しながら加水分解を行うアルミナ水和物の製造方法を提
供するものである。
【0006】本発明はまた、アルミニウムアルコキシド
を水系溶媒中で加水分解し、得られたアルミナ水和物の
沈殿を解膠してアルミナゾルを製造する方法において、
溶媒中のアルコールを除去しながら加水分解を行うアル
ミナゾルの製造方法を提供するものである。
を水系溶媒中で加水分解し、得られたアルミナ水和物の
沈殿を解膠してアルミナゾルを製造する方法において、
溶媒中のアルコールを除去しながら加水分解を行うアル
ミナゾルの製造方法を提供するものである。
【0007】本発明者らは、アルミニウムアルコキシド
の加水分解によるアルミナ水和物の生成反応を詳細に研
究したところ、アルミナ水和物粒子の粒子径は反応時間
により徐々に増大していくこと、この粒子の成長速度は
通常では小さく所望の粒子径を有するアルミナゾルを得
るためには、長時間が必要であることを見いだした。さ
らに、粒子の成長速度は、温度が増大するに従って大き
くなることを見いだした。
の加水分解によるアルミナ水和物の生成反応を詳細に研
究したところ、アルミナ水和物粒子の粒子径は反応時間
により徐々に増大していくこと、この粒子の成長速度は
通常では小さく所望の粒子径を有するアルミナゾルを得
るためには、長時間が必要であることを見いだした。さ
らに、粒子の成長速度は、温度が増大するに従って大き
くなることを見いだした。
【0008】アルミニウムアルコキシドを加水分解する
と、アルコキシドからアルコールが生成する。水系の溶
媒中で加水分解を行うと、溶媒に加水分解生成物である
アルコールが加わって、しだいに溶媒の沸点が低下す
る。この加水分解反応は、溶媒中での反応であるので、
反応温度は溶媒の沸点以上にすることができず、高い温
度を維持することが困難になる。このため、所望のゾル
粒子径を有するアルミナゾルを得るためには、長時間の
熟成が必要となる。
と、アルコキシドからアルコールが生成する。水系の溶
媒中で加水分解を行うと、溶媒に加水分解生成物である
アルコールが加わって、しだいに溶媒の沸点が低下す
る。この加水分解反応は、溶媒中での反応であるので、
反応温度は溶媒の沸点以上にすることができず、高い温
度を維持することが困難になる。このため、所望のゾル
粒子径を有するアルミナゾルを得るためには、長時間の
熟成が必要となる。
【0009】本発明においては、溶媒からアルコールを
除去しながら加水分解を行うことにより、加水分解が進
行しても、反応溶液の沸点が低下することなく、反応温
度を高く維持することが可能になり、生成するアルミナ
水和物粒子の成長が速い。このため、短時間で粒子径の
大きなアルミナ水和物粒子を得ることができる。
除去しながら加水分解を行うことにより、加水分解が進
行しても、反応溶液の沸点が低下することなく、反応温
度を高く維持することが可能になり、生成するアルミナ
水和物粒子の成長が速い。このため、短時間で粒子径の
大きなアルミナ水和物粒子を得ることができる。
【0010】本発明において水系溶媒は、水単独だけで
なく初めからアルコールを含む混合溶媒であってもよ
い。溶媒として水単独を用いた場合には、加水分解で生
成するアルコールのみを除去すればよい。この場合、加
水分解の最初から水の沸点に近い温度で加熱することが
でき、加水分解が進行しても、反応溶液の沸点が低下す
ることがない。
なく初めからアルコールを含む混合溶媒であってもよ
い。溶媒として水単独を用いた場合には、加水分解で生
成するアルコールのみを除去すればよい。この場合、加
水分解の最初から水の沸点に近い温度で加熱することが
でき、加水分解が進行しても、反応溶液の沸点が低下す
ることがない。
【0011】水とアルコールとの混合溶媒の場合には、
加水分解で生成するアルコール量を超える量のアルコー
ルを除去しながら加水分解すると、徐々に沸点が増大
し、最後にほぼ水だけの溶媒中にアルミナ水和物が分散
したスラリーが得られる。溶媒として、水とアルコール
との混合溶媒を用いる場合、アルコールとして加水分解
で生成するアルコールと同種のものが好ましく、イソプ
ロピルアルコール、プロピルアルコールなどを使用する
が好ましい。この場合のアルコール濃度としては、溶媒
全体の10〜50モル%程度が好ましい。
加水分解で生成するアルコール量を超える量のアルコー
ルを除去しながら加水分解すると、徐々に沸点が増大
し、最後にほぼ水だけの溶媒中にアルミナ水和物が分散
したスラリーが得られる。溶媒として、水とアルコール
との混合溶媒を用いる場合、アルコールとして加水分解
で生成するアルコールと同種のものが好ましく、イソプ
ロピルアルコール、プロピルアルコールなどを使用する
が好ましい。この場合のアルコール濃度としては、溶媒
全体の10〜50モル%程度が好ましい。
【0012】アルコールを除去する手段としては、特に
限定されないが、溶媒の温度を沸点近傍に保ち、蒸発し
たアルコールを凝縮器により冷却して留出する方法が好
ましい。凝縮器により除去する場合には、アルコールの
みを除去することは困難であるので、アルコールに同伴
して系外に除去される水を必要に応じて補充するのが好
ましい。
限定されないが、溶媒の温度を沸点近傍に保ち、蒸発し
たアルコールを凝縮器により冷却して留出する方法が好
ましい。凝縮器により除去する場合には、アルコールの
みを除去することは困難であるので、アルコールに同伴
して系外に除去される水を必要に応じて補充するのが好
ましい。
【0013】本発明においてアルミナゾルは、コロイド
粒子としてアルミナ水和物を含むゾルをいう。アルミナ
水和物としては、結晶性のベーマイト(組成式AlOO
H)および水酸化アルミニウム(組成式Al(OH)
3 )、あるいは、無定形のアルミナ水和物などが挙げら
れるが、アルミナ水和物がベーマイトからなるものであ
る場合は、このゾルを乾燥して得られるゲルが、吸収性
が良好でかつ透明性の良好なものになるので、記録媒体
のインク吸着層等に特に好適に使用することができる。
粒子としてアルミナ水和物を含むゾルをいう。アルミナ
水和物としては、結晶性のベーマイト(組成式AlOO
H)および水酸化アルミニウム(組成式Al(OH)
3 )、あるいは、無定形のアルミナ水和物などが挙げら
れるが、アルミナ水和物がベーマイトからなるものであ
る場合は、このゾルを乾燥して得られるゲルが、吸収性
が良好でかつ透明性の良好なものになるので、記録媒体
のインク吸着層等に特に好適に使用することができる。
【0014】本発明において、アルミニウムアルコキシ
ドとしては、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニ
ウム−s−ブトキシド等を用いることができる。このな
かでアルミニウムイソプロポキシドは、特に好ましく使
用できる。
ドとしては、アルミニウムイソプロポキシド、アルミニ
ウム−s−ブトキシド等を用いることができる。このな
かでアルミニウムイソプロポキシドは、特に好ましく使
用できる。
【0015】溶媒の水の使用量は、アルミニウムイソプ
ロポキシド1モルに対して、20〜70モルが好まし
い。水の使用量が、20モルに満たない場合は、加水分
解反応が十分に進まないおそれがあるので好ましくな
い。また水の使用量が、70モルを超える場合は、ゾル
粒子径の小さいアルミナゾルしか得られないおそれがあ
るので好ましくない。
ロポキシド1モルに対して、20〜70モルが好まし
い。水の使用量が、20モルに満たない場合は、加水分
解反応が十分に進まないおそれがあるので好ましくな
い。また水の使用量が、70モルを超える場合は、ゾル
粒子径の小さいアルミナゾルしか得られないおそれがあ
るので好ましくない。
【0016】本発明においては加水分解は、アルコール
を除去しない場合に比べて高温で行うことが可能であ
り、具体的には、90℃以上で行うことが好ましい。9
0℃未満の温度で加水分解を行う場合は、アルミナゾル
粒子の成長速度が遅くなるおそれがあるので好ましくな
い。加水分解の時間は、5時間以上が好ましい。加水分
解反応を均一に速やかに進行させるために、加水分解を
撹拌下で行うことが好ましい。加水分解が終了した後に
さらに加熱を続け、粒子の熟成を行うこともできる。
を除去しない場合に比べて高温で行うことが可能であ
り、具体的には、90℃以上で行うことが好ましい。9
0℃未満の温度で加水分解を行う場合は、アルミナゾル
粒子の成長速度が遅くなるおそれがあるので好ましくな
い。加水分解の時間は、5時間以上が好ましい。加水分
解反応を均一に速やかに進行させるために、加水分解を
撹拌下で行うことが好ましい。加水分解が終了した後に
さらに加熱を続け、粒子の熟成を行うこともできる。
【0017】このようにして得られた加水分解生成物
は、アルミナ水和物の沈殿となり、この沈殿を解膠する
ことによりアルミナゾルを得ることができる。解膠剤と
しては酸が好ましく、塩酸、硝酸等の無機酸あるいは酢
酸等の有機酸を用いることができる。これらのうち、酢
酸を用いるのが好ましい。酸の使用量としては、アルミ
ニウムイソプロポキシド1モルに対して、0.05〜
0.2モルであることが好ましい。酸の量が0.05モ
ル未満の場合は、解膠に長時間を要するおそれがあるの
で好ましくない。酸の量が0.2モルを超える場合は、
ゾル濃度が高い場合に容易にゲル化するおそれがあるの
で好ましくない。
は、アルミナ水和物の沈殿となり、この沈殿を解膠する
ことによりアルミナゾルを得ることができる。解膠剤と
しては酸が好ましく、塩酸、硝酸等の無機酸あるいは酢
酸等の有機酸を用いることができる。これらのうち、酢
酸を用いるのが好ましい。酸の使用量としては、アルミ
ニウムイソプロポキシド1モルに対して、0.05〜
0.2モルであることが好ましい。酸の量が0.05モ
ル未満の場合は、解膠に長時間を要するおそれがあるの
で好ましくない。酸の量が0.2モルを超える場合は、
ゾル濃度が高い場合に容易にゲル化するおそれがあるの
で好ましくない。
【0018】解膠温度は、80℃以上が好ましい。温度
が80℃に満たない場合は、解膠に長時間を要したり、
解膠が不十分になるおそれがあるので好ましくない。解
膠時間は、酸の使用量が多いほど短くなる傾向にあるが
通常10〜72時間程度が適当である。なお、解膠は均
質なゾルを得るために撹拌下で行うのが好ましい。
が80℃に満たない場合は、解膠に長時間を要したり、
解膠が不十分になるおそれがあるので好ましくない。解
膠時間は、酸の使用量が多いほど短くなる傾向にあるが
通常10〜72時間程度が適当である。なお、解膠は均
質なゾルを得るために撹拌下で行うのが好ましい。
【0019】
実施例 容量2000ccのガラス製反応器(セパラブル平底バ
ッフル付きフラスコ、撹拌羽根、温度計付き)に、イオ
ン交換水810gとイソプロパノール676gを仕込
み、マントルヒーターにより液温を75℃に加熱した。
撹拌しながらアルミニウムイソプロポキシド306gを
添加し、加水分解を行った。加水分解を行いながら、反
応器に接続した凝縮器を通して溶媒のイソプロピルアル
コールおよび加水分解生成イソプロピルアルコールを留
去し、同時にイオン交換水400gを徐々に添加した。
この結果、3.5時間後にイソプロピルアルコールのほ
ぼ全量を留去することができ、液温は95℃になった。
この後さらに、液温を95℃のまま6.5時間保持して
粒子の熟成を行った。
ッフル付きフラスコ、撹拌羽根、温度計付き)に、イオ
ン交換水810gとイソプロパノール676gを仕込
み、マントルヒーターにより液温を75℃に加熱した。
撹拌しながらアルミニウムイソプロポキシド306gを
添加し、加水分解を行った。加水分解を行いながら、反
応器に接続した凝縮器を通して溶媒のイソプロピルアル
コールおよび加水分解生成イソプロピルアルコールを留
去し、同時にイオン交換水400gを徐々に添加した。
この結果、3.5時間後にイソプロピルアルコールのほ
ぼ全量を留去することができ、液温は95℃になった。
この後さらに、液温を95℃のまま6.5時間保持して
粒子の熟成を行った。
【0020】すなわち、ここまでに要した時間は、10
時間である。次いで、酢酸9gを添加して15時間95
〜97℃に保持し、解膠を行った。さらにこの液を50
0gになるまで濃縮し、白色のゾルを得た。このゾルの
140℃乾燥物は、粉末X線回折によると、ベーマイト
結晶からなり結晶粒子の(010)面に垂直な方向の結
晶厚さは79Åであった。窒素吸脱着法で測定したとこ
ろ、乾燥物の細孔容積は0.65cc/gで、平均細孔
半径は70Åであった。
時間である。次いで、酢酸9gを添加して15時間95
〜97℃に保持し、解膠を行った。さらにこの液を50
0gになるまで濃縮し、白色のゾルを得た。このゾルの
140℃乾燥物は、粉末X線回折によると、ベーマイト
結晶からなり結晶粒子の(010)面に垂直な方向の結
晶厚さは79Åであった。窒素吸脱着法で測定したとこ
ろ、乾燥物の細孔容積は0.65cc/gで、平均細孔
半径は70Åであった。
【0021】比較例 実施例と同じ反応器を用いイオン交換水810gとイソ
プロピルアルコール675gを仕込み、マントルヒータ
ーにより液温を75℃に加熱した。撹拌しながらアルミ
ニウムイソプロポキシド306gを添加し、20時間加
水分解を行った。この間溶媒は沸騰状態にあり、反応器
に接続した凝縮器で凝縮した液体は還流した。液温は、
75〜78℃の範囲にあった。その後、凝縮器を通して
溶媒のイソプロピルアルコールおよび加水分解生成イソ
プロピルアルコールを留去しつつ、イオン交換水400
gを徐々に添加した。この結果、3.5時間後にイソプ
ロピルアルコールのほぼ全量を留去することができ、液
温は95℃になった。
プロピルアルコール675gを仕込み、マントルヒータ
ーにより液温を75℃に加熱した。撹拌しながらアルミ
ニウムイソプロポキシド306gを添加し、20時間加
水分解を行った。この間溶媒は沸騰状態にあり、反応器
に接続した凝縮器で凝縮した液体は還流した。液温は、
75〜78℃の範囲にあった。その後、凝縮器を通して
溶媒のイソプロピルアルコールおよび加水分解生成イソ
プロピルアルコールを留去しつつ、イオン交換水400
gを徐々に添加した。この結果、3.5時間後にイソプ
ロピルアルコールのほぼ全量を留去することができ、液
温は95℃になった。
【0022】すなわち、ここまでに要した時間は、2
3.5時間である。次いで、酢酸9gを添加して15時
間95〜97℃に保持し、解膠を行った。さらにこの液
を500gになるまで濃縮し、白色のゾルを得た。この
ゾルの140℃乾燥物は、粉末X線回折によると、ベー
マイト結晶からなり結晶粒子の(010)面に垂直な方
向の結晶厚さは78Åであった。窒素吸脱着法で測定し
たところ、乾燥物の細孔容積は0.64cc/gで、平
均細孔半径は65Åであった。
3.5時間である。次いで、酢酸9gを添加して15時
間95〜97℃に保持し、解膠を行った。さらにこの液
を500gになるまで濃縮し、白色のゾルを得た。この
ゾルの140℃乾燥物は、粉末X線回折によると、ベー
マイト結晶からなり結晶粒子の(010)面に垂直な方
向の結晶厚さは78Åであった。窒素吸脱着法で測定し
たところ、乾燥物の細孔容積は0.64cc/gで、平
均細孔半径は65Åであった。
【0023】
【発明の効果】本発明の製造方法により、ゾル粒子径の
大きなアルミナゾルが、短時間で得られる。このアルミ
ナゾルは、基材に塗布して乾燥したときに吸着性が良好
で、かつ透明性にも優れた多孔質層を形成することがで
きる。このため、記録媒体等に好適に用いることができ
る。
大きなアルミナゾルが、短時間で得られる。このアルミ
ナゾルは、基材に塗布して乾燥したときに吸着性が良好
で、かつ透明性にも優れた多孔質層を形成することがで
きる。このため、記録媒体等に好適に用いることができ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】アルミニウムアルコキシドを水系溶媒中で
加水分解してアルミナ水和物を製造する方法において、
溶媒中のアルコールを除去しながら加水分解を行うアル
ミナ水和物の製造方法。 - 【請求項2】アルミナ水和物が、ベーマイトである請求
項1のアルミナ水和物の製造方法。 - 【請求項3】アルミニウムアルコキシドが、アルミニウ
ムイソプロポキシドである請求項1または2のアルミナ
水和物の製造方法。 - 【請求項4】水系溶媒が、水とイソプロピルアルコール
の混合溶媒である請求項1〜3いずれか1のアルミナ水
和物の製造方法。 - 【請求項5】アルミニウムアルコキシドを水系溶媒中で
加水分解し、得られたアルミナ水和物の沈殿を解膠して
アルミナゾルを製造する方法において、溶媒中のアルコ
ールを除去しながら加水分解を行うアルミナゾルの製造
方法。 - 【請求項6】アルミナ水和物が、ベーマイトである請求
項5のアルミナゾルの製造方法。 - 【請求項7】アルミニウムアルコキシドが、アルミニウ
ムイソプロポキシドである請求項5または6のアルミナ
ゾルの製造方法。 - 【請求項8】水系溶媒が、水とイソプロピルアルコール
の混合溶媒である請求項5〜7いずれか1のアルミナゾ
ルの製造方法。 - 【請求項9】解膠時に、解膠剤として酢酸を用いる請求
項5〜8いずれか1のアルミナゾルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24585292A JPH0664918A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | アルミナ水和物およびアルミナゾルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24585292A JPH0664918A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | アルミナ水和物およびアルミナゾルの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664918A true JPH0664918A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17139804
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24585292A Withdrawn JPH0664918A (ja) | 1992-08-21 | 1992-08-21 | アルミナ水和物およびアルミナゾルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0664918A (ja) |
Cited By (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5574684A (en) * | 1995-01-09 | 1996-11-12 | Mitsubishi Electric Semiconductor Software Co., Ltd. | Flash memory having data refresh function and data refresh method of flash memory |
| JPH10231119A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-02 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 超低嵩密度、高比表面積、高多孔性を有するアルミナ又はアルミナ水和物、その製造方法並びに用途 |
| US6030599A (en) * | 1993-11-04 | 2000-02-29 | Rwe-Dea Aktiengesellschaft Fur Mineraloel Und Chemie | Process for producing water-dispersible alumina hydrates having a nanocrystalline structure and use thereof |
| JP2002123026A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-04-26 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
| US6565950B1 (en) | 1998-06-18 | 2003-05-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium, image forming method utilizing the same, method for producing the same, alumina dispersion and method for producing the same |
| KR100417695B1 (ko) * | 1999-12-21 | 2004-02-11 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 단분산 알루미나 미립자의 제조방법 |
| KR20040026885A (ko) * | 2002-09-26 | 2004-04-01 | 김형중 | 비노출형 스프링 제본방법 및 이에 의한 제본물 |
| EP1571003A2 (en) | 2004-03-05 | 2005-09-07 | Oji Paper Co., Ltd. | Ink jet recording sheet |
| JP2008007379A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | アルミナグリコール分散液及びその製造方法 |
| JP2008031010A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | アルミナ有機溶媒分散液の製造方法 |
| JP2009513464A (ja) * | 2003-07-17 | 2009-04-02 | サソル ジャーマニー ゲーエムベーハー | 高いα変換温度を有するベーマイトアルミナの調製方法 |
| EP2080633A1 (en) | 2005-01-28 | 2009-07-22 | Oji Paper Co., Ltd. | Ink-jet recording material. |
| EP2093073A1 (en) | 2008-02-25 | 2009-08-26 | FUJIFILM Corporation | Inkjet recording medium and method of manufacturing the same |
| JP2010168271A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-08-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アルミナの製造方法 |
| JP2010215439A (ja) * | 2009-03-15 | 2010-09-30 | Gifu Univ | スピネル前駆体ゾル、スピネル前駆体ゾルの製造方法、及びスピネルがコーティングされたチタン酸アルミニウム焼結体の製造方法 |
| JP2014511257A (ja) * | 2011-01-12 | 2014-05-15 | ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド | 炭化水素転化触媒を製造及び使用する方法 |
| JP2014169208A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 水酸化アルミニウム粉末 |
| WO2022229373A1 (en) * | 2021-04-30 | 2022-11-03 | Atotech Deutschland GmbH & Co. KG | Electroplating composition for depositing a chromium or chromium alloy layer on a substrate |
-
1992
- 1992-08-21 JP JP24585292A patent/JPH0664918A/ja not_active Withdrawn
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6030599A (en) * | 1993-11-04 | 2000-02-29 | Rwe-Dea Aktiengesellschaft Fur Mineraloel Und Chemie | Process for producing water-dispersible alumina hydrates having a nanocrystalline structure and use thereof |
| US5574684A (en) * | 1995-01-09 | 1996-11-12 | Mitsubishi Electric Semiconductor Software Co., Ltd. | Flash memory having data refresh function and data refresh method of flash memory |
| JPH10231119A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-09-02 | Mizusawa Ind Chem Ltd | 超低嵩密度、高比表面積、高多孔性を有するアルミナ又はアルミナ水和物、その製造方法並びに用途 |
| US6565950B1 (en) | 1998-06-18 | 2003-05-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording medium, image forming method utilizing the same, method for producing the same, alumina dispersion and method for producing the same |
| KR100417695B1 (ko) * | 1999-12-21 | 2004-02-11 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 단분산 알루미나 미립자의 제조방법 |
| JP2002123026A (ja) * | 2000-08-08 | 2002-04-26 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体の製造方法、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 |
| KR20040026885A (ko) * | 2002-09-26 | 2004-04-01 | 김형중 | 비노출형 스프링 제본방법 및 이에 의한 제본물 |
| JP2009513464A (ja) * | 2003-07-17 | 2009-04-02 | サソル ジャーマニー ゲーエムベーハー | 高いα変換温度を有するベーマイトアルミナの調製方法 |
| EP1571003A2 (en) | 2004-03-05 | 2005-09-07 | Oji Paper Co., Ltd. | Ink jet recording sheet |
| EP2080633A1 (en) | 2005-01-28 | 2009-07-22 | Oji Paper Co., Ltd. | Ink-jet recording material. |
| US8202586B2 (en) | 2005-01-28 | 2012-06-19 | Oji Paper Co., Ltd. | Ink-jet recording material |
| US8771811B2 (en) | 2005-01-28 | 2014-07-08 | Oji Holdings Corporation | Ink-jet recording material |
| JP2008007379A (ja) * | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | アルミナグリコール分散液及びその製造方法 |
| JP2008031010A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Kawaken Fine Chem Co Ltd | アルミナ有機溶媒分散液の製造方法 |
| EP2093073A1 (en) | 2008-02-25 | 2009-08-26 | FUJIFILM Corporation | Inkjet recording medium and method of manufacturing the same |
| JP2010168271A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-08-05 | Sumitomo Chemical Co Ltd | アルミナの製造方法 |
| JP2010215439A (ja) * | 2009-03-15 | 2010-09-30 | Gifu Univ | スピネル前駆体ゾル、スピネル前駆体ゾルの製造方法、及びスピネルがコーティングされたチタン酸アルミニウム焼結体の製造方法 |
| JP2014511257A (ja) * | 2011-01-12 | 2014-05-15 | ビーピー・コーポレーション・ノース・アメリカ・インコーポレーテッド | 炭化水素転化触媒を製造及び使用する方法 |
| JP2014169208A (ja) * | 2013-03-04 | 2014-09-18 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 水酸化アルミニウム粉末 |
| WO2022229373A1 (en) * | 2021-04-30 | 2022-11-03 | Atotech Deutschland GmbH & Co. KG | Electroplating composition for depositing a chromium or chromium alloy layer on a substrate |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1618069B1 (en) | Nanoporous ultrafine alpha-alumina powders and sol-gel process of preparing the same | |
| Buining et al. | Preparation of colloidal boehmite needles by hydrothermal treatment of aluminum alkoxide precursors | |
| JP2886725B2 (ja) | コロイドベーマイトの製造方法 | |
| US5064628A (en) | Novel ceric oxides and preparation thereof | |
| JP4814936B2 (ja) | 高表面積を有するベーマイトおよびγ−アルミナの製造方法 | |
| US5134107A (en) | Single phase metal-alumina made by sol-gel processing | |
| US4965057A (en) | Process for producing morphologically improved ceric oxide particulates | |
| US5403807A (en) | Single phase metal-alumina sol-gel process and material | |
| JP2001157815A (ja) | 多孔体及びその製造方法 | |
| JP3462891B2 (ja) | 透明性に優れ、かつ粘度安定性の良いアルミナゾルの製造方法 | |
| JP2003313027A (ja) | ベーマイトゾルの製造方法、ベーマイトゾル、記録媒体の製造方法、および記録媒体 | |
| JP2002080217A (ja) | シリカゲルの製造方法 | |
| WO2024078624A1 (zh) | 荧光复合颗粒及其制备方法 | |
| JP2000178020A (ja) | 高純度シリカ水性ゾル及びその製造方法 | |
| JPH04275917A (ja) | アルミナゾルの製造方法 | |
| JP6010843B2 (ja) | 微粒子α−アルミナの製造法 | |
| CN115043418B (zh) | 一种镁铝尖晶石介孔载体材料的制备方法 | |
| JP3923159B2 (ja) | アルミナゾル及びアルミナ水和物粉末の製造方法及び記録媒体 | |
| JP3610510B2 (ja) | アルミナ水和物分散液の製造方法 | |
| JP4314076B2 (ja) | シリカ及びその製造方法 | |
| JP2008273834A (ja) | シリカ | |
| JPH07330326A (ja) | ゼオライト膜及びその合成方法 | |
| KR920008518B1 (ko) | 비표면이 큰 산화 제2세륨의 제조 방법 | |
| CN116002733A (zh) | 一种晶粒尺寸可调的拟薄水铝石及其制备方法和应用 | |
| CN1171295A (zh) | 多孔复合氧化物制造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |