JPH06649Y2 - 分割形円筒ころ軸受組立体 - Google Patents

分割形円筒ころ軸受組立体

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JPH06649Y2
JPH06649Y2 JP6557487U JP6557487U JPH06649Y2 JP H06649 Y2 JPH06649 Y2 JP H06649Y2 JP 6557487 U JP6557487 U JP 6557487U JP 6557487 U JP6557487 U JP 6557487U JP H06649 Y2 JPH06649 Y2 JP H06649Y2
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cylindrical roller
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roller bearing
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は,分割形円筒ころ軸受組立体に関し,特にそ
の分解性の改良に関する。
〔従来の技術〕
分割形円筒ころ軸受組立体は,軸体やロールのネック部
に容易に取付けできるように,内輪,外輪,ハウジング
などの各部分が軸心に沿つて二分割されている。この軸
受を軸体である例えば製鉄所の連続鋳造設備のガイドロ
ール等に組付けるには,二分割された各部品の下半分を
ロールに組み付け後,上半分の各部品を組付けてボルト
で締め付け一体にする。
ところで,上記のガイドロールは,鋳造時の高荷重が負
荷されると下方に撓む。また,ロール取付け時に一対に
組付けた軸受の軸心が鋳造品の送り方向(この場合は水
平方向になる)に微少量ずれることもある。そうした場
合,軸受に無理な力を作用させないためには,軸受の調
心性が重要である。
従来のこの種の分割形円筒ころ軸受組立体にあっては,
例えば第10図に示すように,外輪1は半円状にして負
荷側のみに設けられており,自動調心機能を得るべくそ
の外周面1Aが球面状に形成されいる。一方,ハウジン
グは上ハウジング2と下ハウジング3とに二分割され,
その下ハウジング3に外輪1の球面状外周面1Aを滑動
自在に受ける球面溝4が形成されている。また,下ハウ
ジング3の端面3Aとの接合する上ハウジング2の端面
2Aには,外輪1の平面状の端面1Bに対向させて,凹
状の段差部からなる調心空間5が形成されている。この
調心空間5は、調心時における外輪端面1Bの逃げとな
る。
調心溝4の中心にはノックピン6が突設され,外輪1に
はそのノックピン6が嵌合する長穴7が設けられてい
る。上記外輪1の球面状外周面1Aと,これを支承する
下ハウジング3の溝4との球面構造により,ガイドロー
ラの送り方向の調心(以下、送り調心という)及びガイ
ドローラの撓み方向の調心(以下,撓み調心という)が
可能となる。
もっとも,上記の調心空間5を設けても,ガイドローラ
の回転につれて外輪1も回転すると,その外輪端面1B
が上ハウジング2にべた当たりに当接してしまうから調
心できなくなり,調心空間5は無意味になる。そこで,
ノックピン6と長穴7とによりガイドローラの回転に伴
う外輪1の回転を抑止し、撓み調心を可能にしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このようなノックピンを用いた従来の分割形円
筒ころ軸受組立体では,軸受交換に際して,外輪1を下
ハウジング3の球面溝4から滑らせて取り出そうとして
も,ノックピン6が邪魔になる。特に長時間の使用で汚
損油が強固に粘着したような状態では,取り外しは殆ど
不可能になるという問題点があった。
この考案は,このような従来の問題点を解決するもので
あり,自動調心機能を有してしかも分解時には簡単に外
輪を取り外すことが可能な分割形円筒ころ軸受組立体を
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するこの考案は,外周軌道を有する2個
の半円状の分割内輪部材を結合してなる内輪と,その内
輪と同心の内周軌道及び球面状外周面を有する半円状の
外輪と,その外輪の内周軌道に対向する半円軌道を内周
に有する上ハウジングと,その上ハウジングに着脱可能
に接合されると共に外輪の球面状外周面を滑動自在に支
承する球面溝を内周に有する下ハウジングと,上記内・
外輪および上ハウジングの軌道間に配設された円筒ころ
とを備えた分割形円筒ころ軸受組立体において,前記半
円状の外輪の端面に対向する前記上ハウジングの端面に
凹状の段差部からなる調心空間を形成し,その調心空間
に外輪端面が点接触,線接触などにより部分的に支持さ
れる調心支持部を配設したものである。
〔作用〕
調心空間に配設され外輪の端面を点接触,線接触などに
より部分的に支持する調心支持部が,調心時の外輪の揺
動支点の機能と共に,従来のノックピンの機能,すなわ
ち外輪の回転規制機能を果たす。よってノックピンは省
略され,分解時において外輪はハウジングから容易に分
離できる。
〔実施例〕
以下,この考案の実施例を図面に基づいて説明する。な
お従来と同一または相当部分には同一符号を付してあ
る。
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示すもので
あり,外輪1は従来と同じく半円状であって,球面状外
周面1Aとともに内周軌道1Cを有しているが,第10
図に示した従来のノックピンが嵌合する長穴は設けられ
てはいない。
上ハウジング2は,その内周面に,外輪1の内周軌道1
Cに対向する半円状の内周軌道2Cが設けられており,
更に端面2Aには従来と同じく形成された調心空間5を
有している。然しこの実施例では,その調心空間5の底
面5Aの中央部に,調心支持部となる鋼製のボール10
が打ち込まれている点が従来とは異なる。また,内周軌
道2Cは,従来は半円筒面状に形成されているが,この
実施例ではいわゆるクラウン状として,端から中央へ移
るに従い内径側に膨出させ,その頂部が後述の円筒ころ
18に当接するように形成されている。11はボルト孔
で,上ハウジング2の外面を切り欠いて形成された座面
12から端面2Aに貫通されており,下ハウジング3と
の締結ボルト13が挿通される。
下ハウジング3には,従来同様の球面溝4が形成されて
おり,これに外輪1の球面状外周面1Aが滑動自在に嵌
め込まれるが、球面溝4には前記従来におけるノックピ
ンは設けられていない。14は上ハウジング2を取り付
ける締結ボルト13のねじ穴,3Aは端面である。
内輪15は外周軌道16を有する2個の半円状の分割内
輪部材15Aと15Bとからなり,両者15A,15B
は締付けボルト17で円環状に合体されている。
上記内輪15の外周軌道16と,外輪1の内周軌道1C
および上ハウジング2の内周軌道2Cとの間に円筒ころ
18が配設されている。
このように構成された分割形円筒ころ軸受は,従来と同
じ予め二分割してある各部分を,例えばガイドロールR
のネック部Rnに中心部材である内輪15から順次取り
付けていくことが、組立てられる。
こうしてガイドローラRに一対の取付けた軸受が互いに
偏心している場合は,ガイドローラ軸が送り方向へ偏心
量に応じて傾く。この傾きに追従して外輪1の球面状外
周面1Aと下ハウジング3の調心溝4との間に滑動が起
こり,自動的に送り調心される。この送り調心における
調心角βの範囲は,外輪1と調心溝4との間に設けられ
たクリアランスCにより規制される(第3図参照)。
連続鋳造設備が運転されてガイドローラRが例えば第1
図で時計方向に回転し始めると,内輪15が一体的に回
転し,円筒ころ18が転動する。その転動で外輪1が時
計方向に回転して,その一方の端面1Bの中心部が,上
ハウジング2に設けてあるボール10に,ほぼ点接触で
当接する。この状態で,ガイドロールRに鋳造時の荷重
が加わると,ガイドローラRが下方に撓んで,ローラネ
ックRn部の軸線Roが例えば第2図のように傾斜す
る。するとこの撓みに追従して,軸受の外輪1の球面状
外周面1Aと下ハウジング3の調心溝4との間に滑動が
起こり,外輪1はボール10を支点として第2図に矢符
号Gで示す方向に応動する。これによりガイドローラR
は自動的に撓み調心される。なお,この撓み調心におけ
る調心角αの範囲は,外輪1と調心溝4との間に設けら
れたクリアランスCにより規制される。
このとき,上ハウジング2側にある円筒ころ18が,内
周軌道2C面のクラウン状の膨出頂部が支軸となって調
心方向に揺動する。これは,上ハウジング2の内周に,
単なる円筒内面形の内周軌道面を有する従来のものには
ない機能であり,これにより調心性が向上する。
連続鋳造設備の修理などで,分割形円筒ころ軸受組立体
をガイドローラRから取り外す際には,先ず締結ボルト
13を抜きとって上ハウジング2を取り外し,その後各
種構成部品を取り外していけばよい。外輪1と下ハウジ
ング3とは一体のままガイドローラRから取り外される
が,この両者は,従来の如くピン結合されてはおちず,
外輪1の一端を叩いて容易に抜き取ることができる(第
5図(a),(b)参照)。
かくして,この実施例よれば,極めて良好な調心性が得
られて,しかも分解時に外輪1を簡単に下ハウジング3
から取り出すことができる。また,コストの高い外輪の
長穴加工や,ハウジング3のノックピン加工が不必要と
なりコストダウンとなる。
なお,上記実施例では,調心支点となるボール10は上
ハウジング2側に設けたものを説明したが,これに限ら
ず外輪1の端面1B側に埋め込んでもよい(第6図)。
また調心支点として,ボール10ではなく,先端を半球
面形にしたピン20を,上ハウジング2の端面2Aにお
ける調心空間5の底面5Aに植え込んだものでもよく
(第7図),更に先端を針状に形成したピン21を上記
同様に植え込んだものでもよい(第8図)。いずれもそ
の作用効果ついては同様である。また,保持器を使用す
る場合は,保持器も分割形となる。
第9図には更に他の実施例を示す。
この実施例は,外輪1の端面1Bにその幅方向に傾斜さ
せた山形斜面を形成して,山の稜線部22を調心支持部
としたものである。この外輪1を下ハウジング3に組み
込んで、上・下のハウジング2・3を接合させると,外
輪1がガイドローラRの回転で回転したとき稜線部22
が調心空間5の底面5Aに線接触して調心時の支持部と
なる。
この場合は,焼き入れされた高硬度の外輪1への加工も
比較的容易となり,特に良好な撓み調心性が得られる利
点がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように,この考案よれば,上ハウジングの
端部に調心空間を設けて,そこに外輪の端面を支承する
調心支持部を配設したため,従来のノックピンを除去で
きて,軸受の分解性が大幅に改善され保守作業が容易に
なるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)はこの考案の一実施例の正面断面図,第1図
(b)は第1図(a)の部分拡大図,第2図は第1図のII−II
断面図,第3図は第1図のIII−III断面図,第4図は第
1図の要部分解斜視図,第5図(a),(b)は第1図に示さ
れる部材同士の分解態様を説明する正面断面図,第6
図,第7図,第8図はそれぞれこの考案の要部構造の他
の実施例を示す部分断面図,第9図はこの考案のさらに
他の実施例を説明する要部分解斜視図,第10図は従来
の分割形円筒ころ軸受組立体の要部分解斜視図である。 1は外輪,1Aは外輪の球面状外周面,1Bは半円状外
輪の端面,1Cは外輪の内周軌道,2は上ハウジング,
2Aはその端面,2Cは上ハウジングの半円状の内周軌
道,3は下ハウジング,3Aはその端面,4は球面溝,
5は調心空間,5Aはその底面,10,20,21,2
2は調心支持部,15は内輪,16は内輪の外周軌道,
18は円筒ころ。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周軌道を有する2個の半円状の分割内輪
    部材を結合してなる内輪と,その内輪と同心の内周軌道
    及び球面状外周面を有する半円状の外輪と,その外輪の
    内周軌道に対向する半円軌道を内周に有する上ハウジン
    グと,その上ハウジングに着脱可能に接合されると共に
    外輪の球面状外周面を滑動自在に支承する球面溝を内周
    に有する下ハウジングと,上記内・外輪および上ハウジ
    ングの軌道間に配設された円筒ころとを備えた分割形円
    筒ころ軸受組立体において,前記半円状の外輪の端面に
    対向する前記上ハウジングの端面に凹状の段差部からな
    る調心空間を形成し,その調心空間に外輪端面が点接
    触,線接触などにより部分的に支持される調心支持部を
    配設したことを特徴とする分割形円筒ころ軸受組立体。
  2. 【請求項2】調心支持部は,外輪端面または上ハウジン
    グ端面の何れか一方に鋼球を埋め込んでなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の分割形円筒ころ軸受組立板。
  3. 【請求項3】調心支持部は,上ハウジング端面に先端が
    球面上をなすピンを植設してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の分割形円筒ころ軸受組立体。
  4. 【請求項4】調心支持部は,上ハウジング端面に先端が
    針状をなすピンを植設してなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の分割形円筒ころ軸受組立体。
  5. 【請求項5】調心支持部は,外輪端面に形成した山形斜
    面の稜部からなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    分割形円筒ころ軸受組立体。
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