JPH0666202B2 - カレントトランス - Google Patents
カレントトランスInfo
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- JPH0666202B2 JPH0666202B2 JP1319993A JP31999389A JPH0666202B2 JP H0666202 B2 JPH0666202 B2 JP H0666202B2 JP 1319993 A JP1319993 A JP 1319993A JP 31999389 A JP31999389 A JP 31999389A JP H0666202 B2 JPH0666202 B2 JP H0666202B2
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Landscapes
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Transformers For Measuring Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種の音響機器,映像機器,産業機器などの電
源回路等で交流電流を電圧に変換するためのカレントト
ランスに関するものである。
源回路等で交流電流を電圧に変換するためのカレントト
ランスに関するものである。
従来の技術 従来この種のカレントトランスは第4図〜第6図に示す
ような構成であった。まず取り付け面に対して磁性材が
水平に挿入される横型構造のカレントトランスについて
第4図の斜視図,第5図の側面断面図を用いて説明す
る。ボビンは中央に磁性材5a,5bが挿入される鉄心
挿入孔16を有しその外周に筒状部14が設けられてい
る。その上部両端にそれぞれ上端鍔7,7aが設けら
れ、下部両端にそれぞれ下端鍔6,6aが設けられてい
る。更に片方の上端鍔7,下端鍔6には大電流が流れる
略U字状の太い導体4bの両脚が先端より上端鍔7の穴
19に挿入され、更に上端鍔7,下端鍔6を貫通しその
先端は下端鍔6より突出される。そのようにして一次コ
イル4を形成する。更に二次コイル3と、一次コイル4
とはプラスチックより一体成型された絶縁板13によっ
て分離される構造である。
ような構成であった。まず取り付け面に対して磁性材が
水平に挿入される横型構造のカレントトランスについて
第4図の斜視図,第5図の側面断面図を用いて説明す
る。ボビンは中央に磁性材5a,5bが挿入される鉄心
挿入孔16を有しその外周に筒状部14が設けられてい
る。その上部両端にそれぞれ上端鍔7,7aが設けら
れ、下部両端にそれぞれ下端鍔6,6aが設けられてい
る。更に片方の上端鍔7,下端鍔6には大電流が流れる
略U字状の太い導体4bの両脚が先端より上端鍔7の穴
19に挿入され、更に上端鍔7,下端鍔6を貫通しその
先端は下端鍔6より突出される。そのようにして一次コ
イル4を形成する。更に二次コイル3と、一次コイル4
とはプラスチックより一体成型された絶縁板13によっ
て分離される構造である。
そのようなボビンの筒状部14に二次コイル3を規定数
巻回し、そのリード引出し線22を下端鍔6aに植設し
た金属ピン端子9の根元15に巻付けて、その後半田付
によって金属ピン端子9と二次コイル3の引出しリード
線22は接続される。更に二次コイル3の上部外周に絶
縁テープ17が巻回される。次にE型磁性材5a,5b
をそれぞれ左右よりボビン挿入孔16に挿入して固定し
閉磁路を構成する。尚磁性材5a,5bの形状はEE型
であってもEI型であってもE型であっても差支えな
い。このようにして横型構造のカレントトランスを完成
する。
巻回し、そのリード引出し線22を下端鍔6aに植設し
た金属ピン端子9の根元15に巻付けて、その後半田付
によって金属ピン端子9と二次コイル3の引出しリード
線22は接続される。更に二次コイル3の上部外周に絶
縁テープ17が巻回される。次にE型磁性材5a,5b
をそれぞれ左右よりボビン挿入孔16に挿入して固定し
閉磁路を構成する。尚磁性材5a,5bの形状はEE型
であってもEI型であってもE型であっても差支えな
い。このようにして横型構造のカレントトランスを完成
する。
次に取り付け面に対し磁性材が縦方向に挿入される縦型
構造のカレントトランスについて第6図の斜視図と第7
図の断面図を用いて説明する。ボビン構造については前
記に説明した横型構造のカレントトランスと同構造であ
り、巻線工程半田付の方法についても同様であるため説
明は省略する。磁性材5a,5bの挿入方法について説
明すると、ボビンの磁性材挿入孔16にI型磁性材5a
を挿入し、更にボビン上端鍔7,7aの上部より略コの
字状の磁性材5bを前記I型磁性材5aに突合せて固定
し閉磁路を構成する。尚磁性材5a,5bの形状をUI
にしU部の片脚をボビンの磁性材挿入孔16に挿入しI
部をボビン上端鍔7の側面に取り付けても差支えないも
のとする。次に磁性材5bと略U字形状導体よりなる一
次コイル4,二次コイル3との間に絶縁板13aを挿入
して縦型構造のカレントトランスを完成する。
構造のカレントトランスについて第6図の斜視図と第7
図の断面図を用いて説明する。ボビン構造については前
記に説明した横型構造のカレントトランスと同構造であ
り、巻線工程半田付の方法についても同様であるため説
明は省略する。磁性材5a,5bの挿入方法について説
明すると、ボビンの磁性材挿入孔16にI型磁性材5a
を挿入し、更にボビン上端鍔7,7aの上部より略コの
字状の磁性材5bを前記I型磁性材5aに突合せて固定
し閉磁路を構成する。尚磁性材5a,5bの形状をUI
にしU部の片脚をボビンの磁性材挿入孔16に挿入しI
部をボビン上端鍔7の側面に取り付けても差支えないも
のとする。次に磁性材5bと略U字形状導体よりなる一
次コイル4,二次コイル3との間に絶縁板13aを挿入
して縦型構造のカレントトランスを完成する。
発明が解決しようとする課題 第4図に示すような横型構造のカレントトランスでは磁
性材5a,5bがトランス本体を取り付けるプリント基
板に対し水平に位置し、磁性材5a,5bより発生する
フラックスは水平方向になる。その結果、リーケージフ
ラックス18についてもプリント基板に対し水平に発生
することになる。従って、トランスの近くにL,C,
R,半導体等の部品が取り付けらていた場合、リーケー
ジフラックス18により回路が影響を受けノイズが発生
する原因のひとつとされている。対策として、それらの
部品をトランスより離したり、リーケージフラックスの
影響が少ない位置に配置したりする方法がとられてい
る。そのためプリント基板の面積が大きくなったりトラ
ンスを離す等、回路上の制約を受ける等の問題があっ
た。更にこのようなトランスは使用される電子機器によ
ってそれぞれ安全規格が定められており、例えば洗濯機
ではUL560、電子レンジではUL923が適用さ
れ、一次〜異極間,一次〜二次間,一次〜磁性材間等の
絶縁距離と、それぞれの絶縁厚み等が定められている。
このトランスの絶縁構造について第5図を用いて説明す
る。略U字状の導体よりなる一次コイル4の背部4aと
二次コイル3の絶縁距離はA+Bの空間寸法となり、又
一次コイル4の背部4aと磁性材5bとの絶縁距離はC
+Dの空間寸法となる。これらの寸法を規定値以上確保
するため、一次コイル4の背部4aの位置は上端鍔7の
側面外側X方向に大きくし、かつ上端鍔7の上部Z方向
に大きくすることで、絶縁距離を確保する構造であっ
た。そのため、ボビンの上端鍔7aに高さ寸法Eは大き
くなり、かつ、上端鍔7の側面外側X方向の寸法Fにつ
いても大きくする必要があった。その結果トランス形状
が大きくなり、ボビン,磁性材のコストアップにつなが
ると共に、プリント基板における取り付け面積が大きく
なる。更に一次コイル4の背部4aの高さ位置のバラツ
キによって絶縁距離は大きくバラツキ、品質を保証する
ため検査工程でシビアな目視による外観検査を要し検査
自動化できない大きな理由とされていた。その上、電気
性能的には一次コイル4と二次コイル3の間の距離は小
さい程、結合が密となり、微少電流に対しての応答性能
が良好となるが、上記にて説明したように安全規格をク
リヤーするため規定の絶縁距離を確保しなければなら
ず、結果として一次コイル4と二次コイル3の間の距離
は大きくなり結合は疎結合となり応答性能等の電気的性
能は悪くなるという欠点があった。
性材5a,5bがトランス本体を取り付けるプリント基
板に対し水平に位置し、磁性材5a,5bより発生する
フラックスは水平方向になる。その結果、リーケージフ
ラックス18についてもプリント基板に対し水平に発生
することになる。従って、トランスの近くにL,C,
R,半導体等の部品が取り付けらていた場合、リーケー
ジフラックス18により回路が影響を受けノイズが発生
する原因のひとつとされている。対策として、それらの
部品をトランスより離したり、リーケージフラックスの
影響が少ない位置に配置したりする方法がとられてい
る。そのためプリント基板の面積が大きくなったりトラ
ンスを離す等、回路上の制約を受ける等の問題があっ
た。更にこのようなトランスは使用される電子機器によ
ってそれぞれ安全規格が定められており、例えば洗濯機
ではUL560、電子レンジではUL923が適用さ
れ、一次〜異極間,一次〜二次間,一次〜磁性材間等の
絶縁距離と、それぞれの絶縁厚み等が定められている。
このトランスの絶縁構造について第5図を用いて説明す
る。略U字状の導体よりなる一次コイル4の背部4aと
二次コイル3の絶縁距離はA+Bの空間寸法となり、又
一次コイル4の背部4aと磁性材5bとの絶縁距離はC
+Dの空間寸法となる。これらの寸法を規定値以上確保
するため、一次コイル4の背部4aの位置は上端鍔7の
側面外側X方向に大きくし、かつ上端鍔7の上部Z方向
に大きくすることで、絶縁距離を確保する構造であっ
た。そのため、ボビンの上端鍔7aに高さ寸法Eは大き
くなり、かつ、上端鍔7の側面外側X方向の寸法Fにつ
いても大きくする必要があった。その結果トランス形状
が大きくなり、ボビン,磁性材のコストアップにつなが
ると共に、プリント基板における取り付け面積が大きく
なる。更に一次コイル4の背部4aの高さ位置のバラツ
キによって絶縁距離は大きくバラツキ、品質を保証する
ため検査工程でシビアな目視による外観検査を要し検査
自動化できない大きな理由とされていた。その上、電気
性能的には一次コイル4と二次コイル3の間の距離は小
さい程、結合が密となり、微少電流に対しての応答性能
が良好となるが、上記にて説明したように安全規格をク
リヤーするため規定の絶縁距離を確保しなければなら
ず、結果として一次コイル4と二次コイル3の間の距離
は大きくなり結合は疎結合となり応答性能等の電気的性
能は悪くなるという欠点があった。
次に第4図に示した横型構造のものと同形状で金属ピン
端子9及び一次コイル4を、ボビン鍔の側面に取り付け
て、トランス取り付け面に対し磁性材が垂直に挿入され
た縦型構造のカレントトランスについて第8図を用いて
説明する。
端子9及び一次コイル4を、ボビン鍔の側面に取り付け
て、トランス取り付け面に対し磁性材が垂直に挿入され
た縦型構造のカレントトランスについて第8図を用いて
説明する。
一次コイル4と、二次コイル3、又は一次コイル4と磁
性材5a,5bの間の絶縁構造については第4図に示す
ものと全く同様であるため説明は省略する。カレントト
ランスを取り付けるプリント基板に対し磁性材が垂直に
位置し磁性材5a,5bより発生するリーケージフラッ
クス18をプリント基板に交鎖するような構造とするた
め、二次コイル3の引出し線22を接続する金属ピン端
子9は上端鍔7の側面に磁性材5bの挿入方向と同方向
に植設され、更に二次コイル3のリード引出し線22が
通過するリード引出し溝10をコイル4の背部4aを挟
んで一対設ける。尚一次コイル4は、略U字形状で太線
径よりなる導体4bの両端の先端より、上端鍔7から、
下端鍔6に貫通した一対の穴19に挿入し、更に貫通さ
せて、下端鍔6より突出した一次コイル4の先端4b′
を形成する。次に、その先端4b′を直角に下端鍔6の
外側方向でかつ磁性材5b,5aの挿入方向に折曲し
て、プリント基板に取り付けられる一次コイル4の端子
を形成する。以上のようにプリント基板に対して磁性材
が垂直に位置する縦型構造のカレントトランスである
が、一次コイル4には大電流を流すため一般には1.2
〜1.5の線径が用いられている。ボビン下端鍔
7,6の穴19に貫通させ、突出した先端4b′を直角
に折曲する際、曲げ応力が大きいことにより、ボビンと
一次コイル4b′の折り曲げ支点部が応力を受けてボビ
ンが破壊したり、又一次コイル4b′自身の弾性により
直角に折曲しても、復元し寸法精度が出ない等の欠点が
あった。更に二次コイル3と一次コイル4の絶縁構造に
ついて第8図のピン端子側よりみた第9図を用いて説明
すると、上端鍔7に設けたリード引出し溝の中に通され
た二次コイル3にリード引出し線22と、一次コイル4
の背部4aの距離は、引出し溝10の壁10′を介して
a+b+c′の沿面距離の値となる。仮に電子機械工業
規格適用のSS−19の鉄心のサイズでは外径寸法チは
19.0mm、ロは5.0mm、ハは4.5mmとなる。成型
可能な適正肉厚ヘを0.7mmとし、ボビンと磁性材5
a,5bとのクリアランスの寸法ト、及びリは、それぞ
れ0.2mmとし、更に一次コイル4の線径ホを1.2mm
とした場合、上端鍔7に設けたリード引出し溝10の
寸法ヌはハ−(ホ+ヘ+ト+リ+寸法公差)となり、
4.5−(1.2+0.7+0.2+0.2+0.5)
=1.7mmとなる。従ってヌ=e+d+bの寸法とな
る。又、一次コイル4aと二次コイル3のリード引出し
線22の間の絶縁厚みの肉厚bはUL923の場合で
0.8mm必要であるため、残りは1.7−0.8=0.
9mmでe+dの寸法を確保しなければならない。従って
磁性材5bの外径寸法チの19mmではこのような規格適
合のカレントトランスは実用上不可能となり、この規格
をクリヤーするためには1ランク上のチの寸法を24mm
にしたSS−24タイプの磁性材を使う必要がある。結
果として鉄心外径寸法は5mm大きくなりカレントトラン
スは大型化し、磁性材,ボビン等が大きくなり、部品の
コストのアップだけにとどまらず、取り付け面積が大き
くなり、又高さ寸法も大きくなる等多くの欠点を有す
る。
性材5a,5bの間の絶縁構造については第4図に示す
ものと全く同様であるため説明は省略する。カレントト
ランスを取り付けるプリント基板に対し磁性材が垂直に
位置し磁性材5a,5bより発生するリーケージフラッ
クス18をプリント基板に交鎖するような構造とするた
め、二次コイル3の引出し線22を接続する金属ピン端
子9は上端鍔7の側面に磁性材5bの挿入方向と同方向
に植設され、更に二次コイル3のリード引出し線22が
通過するリード引出し溝10をコイル4の背部4aを挟
んで一対設ける。尚一次コイル4は、略U字形状で太線
径よりなる導体4bの両端の先端より、上端鍔7から、
下端鍔6に貫通した一対の穴19に挿入し、更に貫通さ
せて、下端鍔6より突出した一次コイル4の先端4b′
を形成する。次に、その先端4b′を直角に下端鍔6の
外側方向でかつ磁性材5b,5aの挿入方向に折曲し
て、プリント基板に取り付けられる一次コイル4の端子
を形成する。以上のようにプリント基板に対して磁性材
が垂直に位置する縦型構造のカレントトランスである
が、一次コイル4には大電流を流すため一般には1.2
〜1.5の線径が用いられている。ボビン下端鍔
7,6の穴19に貫通させ、突出した先端4b′を直角
に折曲する際、曲げ応力が大きいことにより、ボビンと
一次コイル4b′の折り曲げ支点部が応力を受けてボビ
ンが破壊したり、又一次コイル4b′自身の弾性により
直角に折曲しても、復元し寸法精度が出ない等の欠点が
あった。更に二次コイル3と一次コイル4の絶縁構造に
ついて第8図のピン端子側よりみた第9図を用いて説明
すると、上端鍔7に設けたリード引出し溝の中に通され
た二次コイル3にリード引出し線22と、一次コイル4
の背部4aの距離は、引出し溝10の壁10′を介して
a+b+c′の沿面距離の値となる。仮に電子機械工業
規格適用のSS−19の鉄心のサイズでは外径寸法チは
19.0mm、ロは5.0mm、ハは4.5mmとなる。成型
可能な適正肉厚ヘを0.7mmとし、ボビンと磁性材5
a,5bとのクリアランスの寸法ト、及びリは、それぞ
れ0.2mmとし、更に一次コイル4の線径ホを1.2mm
とした場合、上端鍔7に設けたリード引出し溝10の
寸法ヌはハ−(ホ+ヘ+ト+リ+寸法公差)となり、
4.5−(1.2+0.7+0.2+0.2+0.5)
=1.7mmとなる。従ってヌ=e+d+bの寸法とな
る。又、一次コイル4aと二次コイル3のリード引出し
線22の間の絶縁厚みの肉厚bはUL923の場合で
0.8mm必要であるため、残りは1.7−0.8=0.
9mmでe+dの寸法を確保しなければならない。従って
磁性材5bの外径寸法チの19mmではこのような規格適
合のカレントトランスは実用上不可能となり、この規格
をクリヤーするためには1ランク上のチの寸法を24mm
にしたSS−24タイプの磁性材を使う必要がある。結
果として鉄心外径寸法は5mm大きくなりカレントトラン
スは大型化し、磁性材,ボビン等が大きくなり、部品の
コストのアップだけにとどまらず、取り付け面積が大き
くなり、又高さ寸法も大きくなる等多くの欠点を有す
る。
以上のように第8図に示すような縦型構造のカレントト
ランスは机上では考えられるが多くの欠点を有するため
実用化されていないのが実態である。
ランスは机上では考えられるが多くの欠点を有するため
実用化されていないのが実態である。
次に第6図に示すような縦型構造のカレントトランスに
ついて説明する。磁性材5a,5bがトランスの取り付
け面であるプリント基板に対し垂直に位置し磁性材5
a,5bより発生するリーケージフラックス18はプリ
ント基板に対し垂直に発生する方向になる。前記した横
型構造のカレントトランスのリーケージフラックスに対
する影響を低減するための対策とした構造である。第7
図の断面図を用いて絶縁構造を説明する。前述したよう
に使用する機器によって絶縁距離が規格で定められてお
り、一次コイル4の背面部4aと磁性材5bとの絶縁距
離はA+Dとなり、又一次コイル4aと二次コイル3の
絶縁距離はA+B+Cの寸法となる。更にボビン下端鍔
6の下面より突出した一次コイル4と二次コイル3との
絶縁距離はG+Hの寸法となる。
ついて説明する。磁性材5a,5bがトランスの取り付
け面であるプリント基板に対し垂直に位置し磁性材5
a,5bより発生するリーケージフラックス18はプリ
ント基板に対し垂直に発生する方向になる。前記した横
型構造のカレントトランスのリーケージフラックスに対
する影響を低減するための対策とした構造である。第7
図の断面図を用いて絶縁構造を説明する。前述したよう
に使用する機器によって絶縁距離が規格で定められてお
り、一次コイル4の背面部4aと磁性材5bとの絶縁距
離はA+Dとなり、又一次コイル4aと二次コイル3の
絶縁距離はA+B+Cの寸法となる。更にボビン下端鍔
6の下面より突出した一次コイル4と二次コイル3との
絶縁距離はG+Hの寸法となる。
電気性能だけを満足するためには二次コイル3の巻線高
さIが必要であるが安全規格をクリヤーするため、以上
説明したような個所について、規定の寸法を必要としな
ければならない。その結果、ボビン上端鍔7のX方向の
寸法FとZ方向の寸法Eを大きくする必要がある。
さIが必要であるが安全規格をクリヤーするため、以上
説明したような個所について、規定の寸法を必要としな
ければならない。その結果、ボビン上端鍔7のX方向の
寸法FとZ方向の寸法Eを大きくする必要がある。
又ボビン下端鍔6の高さ寸法Eaについても安全規格を
クリヤーするため大きくする必要があり、結果としてカ
レントトランスの横方向、又は高さ方向の寸法は大きく
なり、ボビン,磁性材が大きくなることによりコストア
ップにつながると共にプリント基板における取り付け面
積が大きくなる。
クリヤーするため大きくする必要があり、結果としてカ
レントトランスの横方向、又は高さ方向の寸法は大きく
なり、ボビン,磁性材が大きくなることによりコストア
ップにつながると共にプリント基板における取り付け面
積が大きくなる。
更に一次コイル4はボビン成型品にアウトサートされて
おり穴19中に挿入する工程のため背部4aの高さ位置
がZ方向にバラツキやすく、その結果、前記絶縁距離A
+DまたはA+B+Cはバラツクことになり、品質を保
証するための検査工程でシビアな目視検査をする必要が
ある。そのため検査の自動化が困難でコスト的に高くつ
く等多くの欠点を有していた。
おり穴19中に挿入する工程のため背部4aの高さ位置
がZ方向にバラツキやすく、その結果、前記絶縁距離A
+DまたはA+B+Cはバラツクことになり、品質を保
証するための検査工程でシビアな目視検査をする必要が
ある。そのため検査の自動化が困難でコスト的に高くつ
く等多くの欠点を有していた。
以上のようにカレントトランス自体の外観形状は大きく
なりコスト的にアップするばかりでなくユーザープリン
ト基板における取り付け面積がアップし、又高さ寸法も
大きくなり更には検査の自動化が困難で品質,生産性,
コスト面で多くの欠点を有していた。
なりコスト的にアップするばかりでなくユーザープリン
ト基板における取り付け面積がアップし、又高さ寸法も
大きくなり更には検査の自動化が困難で品質,生産性,
コスト面で多くの欠点を有していた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決する本発明の技術的手段は、ボビンを二
次コイル用上ボビンと一次コイル用下ボビンとに分離
し、その下ボビンは中央に磁性材を貫通させる孔を設け
た平板状のプラスチック成型品で、下面の磁性材を挿入
する孔を介して相対向する下端鍔の片方に二次コイルの
リード線が接続される金属ピン端子を数本植設し、かつ
その反対側である上面には略U字状で先端両脚部中央が
下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルがはまり
込む凹部と、その下方に折曲した略U字状の先端が貫通
する2個の穴を設けた構造とし前記略U字状導体の一次
コイルを、下ボビンの凹部と穴に挿入嵌合して一次コイ
ル組立済みボビンを完成し、更に中央に磁性材を貫通さ
せると共に外周に二次コイルを巻回するプラスチック成
型品よりなる筒状部を有し、この筒状部の上下端に上端
鍔、及び下端鍔を設け、その下端鍔の下面に、前記下ボ
ビンの凹部の中央にはめ合せた略U字状の導体を押える
と共に下ボビンの凹部を両側よりはさみ込む略E字形状
の突起を設けた上ボビンを、前記下ボビンに嵌合し固着
した構成としたものである。
次コイル用上ボビンと一次コイル用下ボビンとに分離
し、その下ボビンは中央に磁性材を貫通させる孔を設け
た平板状のプラスチック成型品で、下面の磁性材を挿入
する孔を介して相対向する下端鍔の片方に二次コイルの
リード線が接続される金属ピン端子を数本植設し、かつ
その反対側である上面には略U字状で先端両脚部中央が
下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルがはまり
込む凹部と、その下方に折曲した略U字状の先端が貫通
する2個の穴を設けた構造とし前記略U字状導体の一次
コイルを、下ボビンの凹部と穴に挿入嵌合して一次コイ
ル組立済みボビンを完成し、更に中央に磁性材を貫通さ
せると共に外周に二次コイルを巻回するプラスチック成
型品よりなる筒状部を有し、この筒状部の上下端に上端
鍔、及び下端鍔を設け、その下端鍔の下面に、前記下ボ
ビンの凹部の中央にはめ合せた略U字状の導体を押える
と共に下ボビンの凹部を両側よりはさみ込む略E字形状
の突起を設けた上ボビンを、前記下ボビンに嵌合し固着
した構成としたものである。
作用 この技術的手段による作用は略U字状で先端両脚部中央
が下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルを凹部
と貫通する穴を有した下ボビンに挿入嵌合し、更に下ボ
ビンの下端鍔上面に設けた凹部にはめ合せ、かつ前記略
U字形状の導体よりなる一次コイルを押えるような突起
を有した上ボビンを互いに嵌合して固着した構造によ
り、トランスを取り付ける面であるプリント基板に対し
磁性材を垂直に位置する構造とし、リーケージフラック
スもプリント基板に対し交鎖する方向とする。また、略
U字形状の一次コイルを下ボビンと上ボビンでサンドイ
ッチ状にはさみ込み、かつ下ボビンの凹部に上ボビンの
突起がはまり込む構造により、一次コイルと二次コイル
の絶縁距離をプラスチック絶縁の沿面距離にて確保する
ことで規格をクリヤーする構造である。
が下方に直角に折曲した導体よりなる一次コイルを凹部
と貫通する穴を有した下ボビンに挿入嵌合し、更に下ボ
ビンの下端鍔上面に設けた凹部にはめ合せ、かつ前記略
U字形状の導体よりなる一次コイルを押えるような突起
を有した上ボビンを互いに嵌合して固着した構造によ
り、トランスを取り付ける面であるプリント基板に対し
磁性材を垂直に位置する構造とし、リーケージフラック
スもプリント基板に対し交鎖する方向とする。また、略
U字形状の一次コイルを下ボビンと上ボビンでサンドイ
ッチ状にはさみ込み、かつ下ボビンの凹部に上ボビンの
突起がはまり込む構造により、一次コイルと二次コイル
の絶縁距離をプラスチック絶縁の沿面距離にて確保する
ことで規格をクリヤーする構造である。
実施例 以下本発明の一実施例について説明する。
まずボビンの構造について第3図を用いて説明する。プ
ラスチック成型品よりなる板状の下ボビン1は中央に磁
性材を貫通する穴16を設け、上面に略U字形状で先端
両脚部中央を下方に直角に折曲した導体よりなる一次コ
イル4がはめ合せされる凹部8を設け、又一次コイル4
の先端両脚が挿入され貫通される穴19を設ける。更
に、鉄心挿入孔16には段差20が設けられ、下ボビン
1の下面には鉄心挿入孔16を介し一対よりなる下端鍔
6a,6bを設け、一方の下端鍔6aに数本の金属ピン
端子9が植設されている。又、下端鍔6a,6bの側面
には上ボビン2が固着される係合用段差21が設けられ
ている。そのような下ボビン1の穴19に一次コイル4
の両脚先端を挿入し、徐々に押し込みながら凹部8に収
納する。最後まで押し込むと下端鍔6bの下面より一次
コイル4の先端が規定寸法突出する。そのようにして一
次コイル4の組立工程を完了する。次に上ボビン2につ
いて説明すると中央に磁性材を挿入する孔16aを設
け、外周にプラスチック成型品よりなる筒状部14を設
け、更にその上下端にそれぞれ上端鍔7,下端鍔6を設
ける。又下端鍔6の側面には磁性材を介して一対に位置
する引出し溝10,10aを設け、更にその両端側面に
それぞれ下ボビン1の係合用段差21に当接する凸部1
2を設ける。又、下端鍔6の下面には下ボビン1の磁性
材挿入孔16に設けた段差20に入り込む突起11a,
下端鍔6aに設けられた段差20aにははまり込む構造
の突起11cが設けられ、更に下ボビン1の凹部8に収
納された一次コイル4を押える構造の突起11bが設け
られている。以上のような構造の上ボビン2を前記一次
コイル4を組立完了した下ボビン1に上部より嵌合し下
ボビン1の係合用段差21に上ボビン2の凸部12を押
し込んで固着化し上ボビン2と下ボビン1を一体化す
る。
ラスチック成型品よりなる板状の下ボビン1は中央に磁
性材を貫通する穴16を設け、上面に略U字形状で先端
両脚部中央を下方に直角に折曲した導体よりなる一次コ
イル4がはめ合せされる凹部8を設け、又一次コイル4
の先端両脚が挿入され貫通される穴19を設ける。更
に、鉄心挿入孔16には段差20が設けられ、下ボビン
1の下面には鉄心挿入孔16を介し一対よりなる下端鍔
6a,6bを設け、一方の下端鍔6aに数本の金属ピン
端子9が植設されている。又、下端鍔6a,6bの側面
には上ボビン2が固着される係合用段差21が設けられ
ている。そのような下ボビン1の穴19に一次コイル4
の両脚先端を挿入し、徐々に押し込みながら凹部8に収
納する。最後まで押し込むと下端鍔6bの下面より一次
コイル4の先端が規定寸法突出する。そのようにして一
次コイル4の組立工程を完了する。次に上ボビン2につ
いて説明すると中央に磁性材を挿入する孔16aを設
け、外周にプラスチック成型品よりなる筒状部14を設
け、更にその上下端にそれぞれ上端鍔7,下端鍔6を設
ける。又下端鍔6の側面には磁性材を介して一対に位置
する引出し溝10,10aを設け、更にその両端側面に
それぞれ下ボビン1の係合用段差21に当接する凸部1
2を設ける。又、下端鍔6の下面には下ボビン1の磁性
材挿入孔16に設けた段差20に入り込む突起11a,
下端鍔6aに設けられた段差20aにははまり込む構造
の突起11cが設けられ、更に下ボビン1の凹部8に収
納された一次コイル4を押える構造の突起11bが設け
られている。以上のような構造の上ボビン2を前記一次
コイル4を組立完了した下ボビン1に上部より嵌合し下
ボビン1の係合用段差21に上ボビン2の凸部12を押
し込んで固着化し上ボビン2と下ボビン1を一体化す
る。
次に二次コイルを巻回する工程について本発明のトラン
スの側面断面図第2図Aを用いて説明する。上ボビン2
の筒状部14に規定線径で規定数巻回し、リード引出し
溝10を通して下ボビン1の下端鍔6aに設けられた規
定の金属ピン端子9の根元15に巻付け接続される。
スの側面断面図第2図Aを用いて説明する。上ボビン2
の筒状部14に規定線径で規定数巻回し、リード引出し
溝10を通して下ボビン1の下端鍔6aに設けられた規
定の金属ピン端子9の根元15に巻付け接続される。
更に半田ディップ等により金属ピン端子9とリード引出
し線22は半田付によって接合される。その後第1図に
示すように磁性材5を磁性材挿入孔16aに挿入し閉磁
路を構成しカレントトランスを完成する。尚磁性材5は
E型,EI型,EE型について、適用するものとし、挿
入方法についても交互挿入,突合せ挿入どちらでも使用
するものとする。
し線22は半田付によって接合される。その後第1図に
示すように磁性材5を磁性材挿入孔16aに挿入し閉磁
路を構成しカレントトランスを完成する。尚磁性材5は
E型,EI型,EE型について、適用するものとし、挿
入方法についても交互挿入,突合せ挿入どちらでも使用
するものとする。
次に絶縁構造について本発明のカレントトランスの断面
図第2図AとBを用いて説明する。第2図Aは側面から
みた断面図を示す。一次コイル4と二次コイル3の絶縁
は上ボビン2のプラスチック成型品である下端鍔6によ
って完全に分離されている。又二次コイル3のリード引
出し線22と一次コイル4の絶縁距離は上ボビン2のプ
ラスチック成型品よりなるリード引出し溝の底部の肉厚
10′によって遮蔽されているため沿面距離Jの値とな
る。
図第2図AとBを用いて説明する。第2図Aは側面から
みた断面図を示す。一次コイル4と二次コイル3の絶縁
は上ボビン2のプラスチック成型品である下端鍔6によ
って完全に分離されている。又二次コイル3のリード引
出し線22と一次コイル4の絶縁距離は上ボビン2のプ
ラスチック成型品よりなるリード引出し溝の底部の肉厚
10′によって遮蔽されているため沿面距離Jの値とな
る。
又、一次コイル4と磁性材5の絶縁構造は下ボビン1に
設けた段差16に上ボビン2の突起11aがはまり込む
構造となり絶縁距離はK+M+Lの寸法となる。又、下
ボビン1の穴19を貫通して突出した一次コイル4aと
磁性材5の絶縁距離はO+Nの沿面距離寸法となる。
設けた段差16に上ボビン2の突起11aがはまり込む
構造となり絶縁距離はK+M+Lの寸法となる。又、下
ボビン1の穴19を貫通して突出した一次コイル4aと
磁性材5の絶縁距離はO+Nの沿面距離寸法となる。
次にカレントトランスの正面からみた絶縁構造を第2図
Bを用いて説明する。一次コイル4と二次コイル3は上
ボビン2のプラスチック成型品よりなる下端鍔6によっ
て完全に分離され、かつ遮蔽された構造であり、下端鍔
6の厚みを規定の絶縁厚みとすることで規格をクリヤー
することができる。又、一次コイル4と磁性材5の絶縁
構造は、下ボビン1に設けた凹部8の中間部に一次コイ
ル4がはまり込むと共に中間部に位置する一次コイル4
を上ボビン2の下端鍔6に設けた突起11bで押え、か
つ両端を突起11cと突起11aで挟み込む構造であ
る。又、磁性材5の中脚5aと一次コイル4との絶縁距
離はO+P+Rの寸法となる。磁性材5の背部5bと一
次コイル4の絶縁距離はQ+T+Sの寸法となる。
Bを用いて説明する。一次コイル4と二次コイル3は上
ボビン2のプラスチック成型品よりなる下端鍔6によっ
て完全に分離され、かつ遮蔽された構造であり、下端鍔
6の厚みを規定の絶縁厚みとすることで規格をクリヤー
することができる。又、一次コイル4と磁性材5の絶縁
構造は、下ボビン1に設けた凹部8の中間部に一次コイ
ル4がはまり込むと共に中間部に位置する一次コイル4
を上ボビン2の下端鍔6に設けた突起11bで押え、か
つ両端を突起11cと突起11aで挟み込む構造であ
る。又、磁性材5の中脚5aと一次コイル4との絶縁距
離はO+P+Rの寸法となる。磁性材5の背部5bと一
次コイル4の絶縁距離はQ+T+Sの寸法となる。
以上のように本発明は一次コイル4を下ボビン1と上ボ
ビン2でサンドイッチ状に挟み込み、下ボビン1の凹部
8と上ボビン1の突起11を互いにはめ合せ嵌合して一
次コイル4と二次コイル3、及び一次コイル4と磁性材
5の絶縁距離を沿面距離によって確保する構造である。
又、本発明のカレントトランス本体は第1図に示すよう
に縦型構造で、磁性材5はプリント基板面に対し垂直方
向に位置し、リーケージフラックス18もプリント基板
に対し垂直に発生する方向となる。従って第4図に示す
従来の横型構造のカレントトランスは、カレントトラン
スより発生するリーケージフラックスがカレントトラン
スの近くに取り付けられた電子部品に対して影響を及ぼ
し、ノイズ等が発生する問題があったが本発明は、縦型
構造にすることでリーケージフラックスの影響を低減す
ることができた。同じような構造でリーケージフラック
スに対する影響を低減した第6図に示す縦型構造のカレ
ントトランス従来例のものがあるが本発明のものと絶縁
構造について比較してみる。本発明のカレントトランス
の第2図の断面図と、従来例のカレントトランスの第7
図の断面図を用いて説明すると、磁性材5と一次コイル
4間の絶縁距離は従来例のカレントトランスではA+D
であり、本発明のカレントトランスではQ+S+Tとな
る。仮に安全規格を適合させるため前記一次コイルと二
次コイル間、一次コイルと磁性材間の絶縁距離を3.2
mmとし絶縁厚みを0.7mmとした場合従来例第7図では
3.2=A+D=A+0.7となりAの値は2.5mmと
なる。本発明の第2図BではT=0.7,Q=1.0と
した場合、3.2=Q+S+T=1.0+S+0.7と
なり、S=1.5mmとなる。つまり従来例の上端鍔7の
高さEの寸法は、空間距離Aを必要とするため2.5mm
高くしなければならない。その結果上端鍔7の高さEが
大きくなり、ボビン高さ,磁性材の高さについても空間
距離Aの寸法分だけ大きくなる。しかし本発明のカレン
トトランスでは、第2図Bのように下ボビン1の凹部
8,段差20に略U字形状の導体よりなる一次コイル4
をサンドイッチ状に挟んで上ボビン2の突起11a,1
1b,11cをはめ合せた構造とすることでプラスチッ
ク成型品による沿面距離によって寸法を確保し結果とし
て一次コイル4が取り付けられた上ボビン2の下端鍔6
の高さ寸法Uは従来例のものと比較して小さくすること
ができる。つまり、従来例と本発明のトランスの鉄心断
面積,鉄心窓寸法二次コイル3の巻線スペースVを同じ
寸法に設定して電気容量を全く同じにした場合について
比較すると、本発明のカレントトランスの一次,二次コ
イル部4,3を形成する高さはU+Vとなり、Uを小さ
くすることによりコイル部の高さU+Vを小さくするこ
とが可能となり、ひいては磁性材の窓寸法ルを小さくす
ることにつながりカレントトランスの高さも低くするこ
とができる。それに対して従来例の第7図のカレントト
ランスでは本発明の第2図BのUに対応する個所は下で
あり、ほぼ同寸法である。しかしながら、一次コイル4
aの上部に磁性材5bが近接している構造のため絶縁距
離はA+Dとなり、規定寸法確保するためには、前記に
て説明したようにAの寸法を大きく設定しなければなら
ない。そのため、ボビンの高さE,磁性材5bの高さは
大きくなり、カレントトランス自体の高さも大きくな
る。
ビン2でサンドイッチ状に挟み込み、下ボビン1の凹部
8と上ボビン1の突起11を互いにはめ合せ嵌合して一
次コイル4と二次コイル3、及び一次コイル4と磁性材
5の絶縁距離を沿面距離によって確保する構造である。
又、本発明のカレントトランス本体は第1図に示すよう
に縦型構造で、磁性材5はプリント基板面に対し垂直方
向に位置し、リーケージフラックス18もプリント基板
に対し垂直に発生する方向となる。従って第4図に示す
従来の横型構造のカレントトランスは、カレントトラン
スより発生するリーケージフラックスがカレントトラン
スの近くに取り付けられた電子部品に対して影響を及ぼ
し、ノイズ等が発生する問題があったが本発明は、縦型
構造にすることでリーケージフラックスの影響を低減す
ることができた。同じような構造でリーケージフラック
スに対する影響を低減した第6図に示す縦型構造のカレ
ントトランス従来例のものがあるが本発明のものと絶縁
構造について比較してみる。本発明のカレントトランス
の第2図の断面図と、従来例のカレントトランスの第7
図の断面図を用いて説明すると、磁性材5と一次コイル
4間の絶縁距離は従来例のカレントトランスではA+D
であり、本発明のカレントトランスではQ+S+Tとな
る。仮に安全規格を適合させるため前記一次コイルと二
次コイル間、一次コイルと磁性材間の絶縁距離を3.2
mmとし絶縁厚みを0.7mmとした場合従来例第7図では
3.2=A+D=A+0.7となりAの値は2.5mmと
なる。本発明の第2図BではT=0.7,Q=1.0と
した場合、3.2=Q+S+T=1.0+S+0.7と
なり、S=1.5mmとなる。つまり従来例の上端鍔7の
高さEの寸法は、空間距離Aを必要とするため2.5mm
高くしなければならない。その結果上端鍔7の高さEが
大きくなり、ボビン高さ,磁性材の高さについても空間
距離Aの寸法分だけ大きくなる。しかし本発明のカレン
トトランスでは、第2図Bのように下ボビン1の凹部
8,段差20に略U字形状の導体よりなる一次コイル4
をサンドイッチ状に挟んで上ボビン2の突起11a,1
1b,11cをはめ合せた構造とすることでプラスチッ
ク成型品による沿面距離によって寸法を確保し結果とし
て一次コイル4が取り付けられた上ボビン2の下端鍔6
の高さ寸法Uは従来例のものと比較して小さくすること
ができる。つまり、従来例と本発明のトランスの鉄心断
面積,鉄心窓寸法二次コイル3の巻線スペースVを同じ
寸法に設定して電気容量を全く同じにした場合について
比較すると、本発明のカレントトランスの一次,二次コ
イル部4,3を形成する高さはU+Vとなり、Uを小さ
くすることによりコイル部の高さU+Vを小さくするこ
とが可能となり、ひいては磁性材の窓寸法ルを小さくす
ることにつながりカレントトランスの高さも低くするこ
とができる。それに対して従来例の第7図のカレントト
ランスでは本発明の第2図BのUに対応する個所は下で
あり、ほぼ同寸法である。しかしながら、一次コイル4
aの上部に磁性材5bが近接している構造のため絶縁距
離はA+Dとなり、規定寸法確保するためには、前記に
て説明したようにAの寸法を大きく設定しなければなら
ない。そのため、ボビンの高さE,磁性材5bの高さは
大きくなり、カレントトランス自体の高さも大きくな
る。
次に一次コイル4と二次コイル3の絶縁構造について本
発明のトランスの断面図第2図B,従来例のトランスの
断面図第7図を用いて説明する。
発明のトランスの断面図第2図B,従来例のトランスの
断面図第7図を用いて説明する。
本発明の第2図Bに示すトランスは、一次コイル4と二
次コイル3は、上ボビン2のプラスチック成型品よりな
る下端鍔6によって完全に分離されている。必要とされ
るのは下端鍔6のプラスチックの厚みでありそのため一
次コイル4と二次コイル3の距離はQ+材厚となる。
次コイル3は、上ボビン2のプラスチック成型品よりな
る下端鍔6によって完全に分離されている。必要とされ
るのは下端鍔6のプラスチックの厚みでありそのため一
次コイル4と二次コイル3の距離はQ+材厚となる。
一方、従来例のカレントトランスについては一次コイル
4aと二次コイル3との絶縁構造は、絶縁板13を介し
て並列に配置されている。上部が開放されている構造に
より絶縁距離はA+B+Cの寸法となる。二次コイル3
の巻線状態のバラツキによる片寄り等を考えると品質保
証の問題よりCの寸法は計算に入れることができない。
従って保証する絶縁距離はA+Bの沿面距離となる。又
ボビン下端鍔6より突出した一次コイル4と、二次コイ
ル3の距離はG+Hとなる。前述したように二次コイル
3の巻線状態のばらツキによる片寄り等を考えると、H
を大きくとる必要があるためボビン下端鍔6の高さEa
を大きくしなければならない。上述したように上端鍔7
の高さEも大きくなっているため、カレントトランスの
高さは更に大きくなり、セット実装上、セット自体が大
きくなる問題がある。又実用上高くなり過ぎて使用でき
ないものは下端鍔6の高さEaを低くする必要があり、
その方法として一次コイル4と二次コイル3の沿面距離
Gの寸法を大きく設定している。その結果、上端鍔7に
設けた絶縁板13の寸法は大きくなり一次コイル4と二
次コイル3との距離が大きくなる。以上のように本発明
のものと比較すると一次コイル4と二次コイル3の距離
は本発明のものの方が小さくなり結合は密結合になり、
微小電流に対しての応答性能も大幅に良化することがで
きる。
4aと二次コイル3との絶縁構造は、絶縁板13を介し
て並列に配置されている。上部が開放されている構造に
より絶縁距離はA+B+Cの寸法となる。二次コイル3
の巻線状態のバラツキによる片寄り等を考えると品質保
証の問題よりCの寸法は計算に入れることができない。
従って保証する絶縁距離はA+Bの沿面距離となる。又
ボビン下端鍔6より突出した一次コイル4と、二次コイ
ル3の距離はG+Hとなる。前述したように二次コイル
3の巻線状態のばらツキによる片寄り等を考えると、H
を大きくとる必要があるためボビン下端鍔6の高さEa
を大きくしなければならない。上述したように上端鍔7
の高さEも大きくなっているため、カレントトランスの
高さは更に大きくなり、セット実装上、セット自体が大
きくなる問題がある。又実用上高くなり過ぎて使用でき
ないものは下端鍔6の高さEaを低くする必要があり、
その方法として一次コイル4と二次コイル3の沿面距離
Gの寸法を大きく設定している。その結果、上端鍔7に
設けた絶縁板13の寸法は大きくなり一次コイル4と二
次コイル3との距離が大きくなる。以上のように本発明
のものと比較すると一次コイル4と二次コイル3の距離
は本発明のものの方が小さくなり結合は密結合になり、
微小電流に対しての応答性能も大幅に良化することがで
きる。
発明の効果 以上説明したように本発明はカレントトランスは磁性材
が取り付けプリント基板に対して垂直に挿入されている
縦型構造であり、一次コイル,二次コイルを二つに分離
して形成し、それらをお互いに嵌合することで一体化し
た構造、すなわち、一次コイルを形成する板状の下ボビ
ンの上面に凹部,段差穴部等を設け、略U字状の先端部
を下方に折曲した導体よりなる一次コイルを穴に貫通さ
せながら前記下ボビンの凹部に収納し、その後、下ボビ
ンの前記凹部と段差にはめ合せるような構造の突起を下
端鍔に有した上ボビンを、一次コイルを形成した下ボビ
ンに挿入嵌合して固着して一体化した構造である。いわ
ゆる、略U字状の一次コイルをプラスチック成型品より
なる上ボビンと下ボビンでサンドイッチ状に挟み込んで
固着化する構造であるため、一次コイルと二次コイル、
一次コイルと磁性材との絶縁を下ボビンの凹部,段差に
上ボビンの突起を構造的にはめ合せてプラスチックの沿
面距離で確保する方法によりボビンの高さ,磁性材の高
さが小さくなり、部品コストが安くなるばかりでなくひ
いてはカレントトランス自体の高さを小さくすることが
可能となる。又一次コイルが上ボビンと下ボビンで挟ま
れて固着化されているため構造的に絶縁距離を保証する
ことが可能となり従来例のように絶縁距離を保証するた
め一次コイルの浮き、二次コイルの巻線片寄り等目視で
外観検査する必要がなく検査の自動化が容易となる。更
には一次コイルと二次コイルの絶縁をプラスチック成型
ボビンで行なう構造により、そのコイル間の距離を小さ
くすることが可能となり結合が密になり微少電流に対し
ての応答性能が大幅に良化する。
が取り付けプリント基板に対して垂直に挿入されている
縦型構造であり、一次コイル,二次コイルを二つに分離
して形成し、それらをお互いに嵌合することで一体化し
た構造、すなわち、一次コイルを形成する板状の下ボビ
ンの上面に凹部,段差穴部等を設け、略U字状の先端部
を下方に折曲した導体よりなる一次コイルを穴に貫通さ
せながら前記下ボビンの凹部に収納し、その後、下ボビ
ンの前記凹部と段差にはめ合せるような構造の突起を下
端鍔に有した上ボビンを、一次コイルを形成した下ボビ
ンに挿入嵌合して固着して一体化した構造である。いわ
ゆる、略U字状の一次コイルをプラスチック成型品より
なる上ボビンと下ボビンでサンドイッチ状に挟み込んで
固着化する構造であるため、一次コイルと二次コイル、
一次コイルと磁性材との絶縁を下ボビンの凹部,段差に
上ボビンの突起を構造的にはめ合せてプラスチックの沿
面距離で確保する方法によりボビンの高さ,磁性材の高
さが小さくなり、部品コストが安くなるばかりでなくひ
いてはカレントトランス自体の高さを小さくすることが
可能となる。又一次コイルが上ボビンと下ボビンで挟ま
れて固着化されているため構造的に絶縁距離を保証する
ことが可能となり従来例のように絶縁距離を保証するた
め一次コイルの浮き、二次コイルの巻線片寄り等目視で
外観検査する必要がなく検査の自動化が容易となる。更
には一次コイルと二次コイルの絶縁をプラスチック成型
ボビンで行なう構造により、そのコイル間の距離を小さ
くすることが可能となり結合が密になり微少電流に対し
ての応答性能が大幅に良化する。
又、本発明のカレントトランスは磁性材を取り付けプリ
ント基板に対し垂直に位置する縦型構造であり、カレン
トトランスの近くに実装された他の電子部品に対してリ
ーケージフラックスの影響が少なく、ノイズの発生が低
減できる。その結果カレントトランスから他の電子部品
の距離を離す必要がなくなり、高密度,高実装化が可能
となる。以上のように、本発明は、形状的に小型化で
き、品質面,コスト面,生産性面で大きな改善を図るこ
とができる。
ント基板に対し垂直に位置する縦型構造であり、カレン
トトランスの近くに実装された他の電子部品に対してリ
ーケージフラックスの影響が少なく、ノイズの発生が低
減できる。その結果カレントトランスから他の電子部品
の距離を離す必要がなくなり、高密度,高実装化が可能
となる。以上のように、本発明は、形状的に小型化で
き、品質面,コスト面,生産性面で大きな改善を図るこ
とができる。
第1図は本発明のカレントトランス(以下トランスと呼
ぶ)の一実施例で斜視図、第2図Aは本発明のトランス
の側面からみた断面図、第2図Bは本発明のトランスの
正面からみた断面図、第3図は本発明のトランスの構成
部品斜視図、第4図は従来の横型構造のカレントトラン
スの一実施例の斜視図、第5図は従来の横型構造のカレ
ントトランスの側面からみた断面図、第6図は従来の縦
型構造のカレントトランスの一実施例の斜視図、第7図
は従来の縦型構造のカレントトランスの側面からみた断
面図、第8図は従来の横型構造のカレントトランス第4
図のものをピン位置を変更して縦型構造としたトランス
の斜視図、第9図は第8図のカレントトランスの下側か
らみた拡大図である。 1……下ボビン、2……上ボビン、3……二次コイル、
4……一次コイル、5……磁性材、6……下端鍔、7…
…上端鍔、8……凹部、9……金属ピン端子、10……
リード引出し溝、11……突起、12……凸部、13…
…絶縁板、14……筒状部、15……根元、16……磁
性材挿入孔、17……絶縁テープ、18……リーケージ
フラックス、19……穴、20……段差、21……係合
用段差、22……リード引出し線。
ぶ)の一実施例で斜視図、第2図Aは本発明のトランス
の側面からみた断面図、第2図Bは本発明のトランスの
正面からみた断面図、第3図は本発明のトランスの構成
部品斜視図、第4図は従来の横型構造のカレントトラン
スの一実施例の斜視図、第5図は従来の横型構造のカレ
ントトランスの側面からみた断面図、第6図は従来の縦
型構造のカレントトランスの一実施例の斜視図、第7図
は従来の縦型構造のカレントトランスの側面からみた断
面図、第8図は従来の横型構造のカレントトランス第4
図のものをピン位置を変更して縦型構造としたトランス
の斜視図、第9図は第8図のカレントトランスの下側か
らみた拡大図である。 1……下ボビン、2……上ボビン、3……二次コイル、
4……一次コイル、5……磁性材、6……下端鍔、7…
…上端鍔、8……凹部、9……金属ピン端子、10……
リード引出し溝、11……突起、12……凸部、13…
…絶縁板、14……筒状部、15……根元、16……磁
性材挿入孔、17……絶縁テープ、18……リーケージ
フラックス、19……穴、20……段差、21……係合
用段差、22……リード引出し線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 一成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 谷垣 久則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 松雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】中央に磁性材を貫通させる孔を設けた平板
状のプラスチック成型品で、その下面の磁性材を貫通す
る孔に対して相対する一方の下端鍔に金属ピン端子を数
本植設し、かつその反対側上面には、略U字状で先端両
脚部中央が下方に直角に折曲した太い導体よりなる一次
コイルがはまり込む凹部とその下方に折曲した略U字状
の先端が貫通する穴を設けた下ボビンに、前記略U字状
導体をはめ合せ、更に中央に磁性材を貫通させると共に
外周に二次コイルを巻回するプラスチック成型品よりな
る筒状部を有し、この筒状部の上下端に上端鍔、及び下
端鍔を設け、その下端鍔下面に、前記下ボビンの凹部の
中央にはめ合した略U字状の導体を押えると共に下ボビ
ンの凹部を両側よりはさみ込む略E字形状の突起を設け
た上ボビンを、前記下ボビンに嵌合固着したカレントト
ランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1319993A JPH0666202B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | カレントトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1319993A JPH0666202B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | カレントトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03180009A JPH03180009A (ja) | 1991-08-06 |
| JPH0666202B2 true JPH0666202B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=18116551
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1319993A Expired - Fee Related JPH0666202B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | カレントトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666202B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0562018U (ja) * | 1992-01-23 | 1993-08-13 | 株式会社トーキン | コイルボビン |
| JP3476077B2 (ja) | 2000-08-21 | 2003-12-10 | 株式会社タムラ製作所 | カレントトランス用コイルボビンおよびその製造方法 |
| JP4831775B2 (ja) * | 2007-11-20 | 2011-12-07 | Necトーキン株式会社 | 巻線部品 |
| DE112012003217T5 (de) * | 2011-08-01 | 2014-07-03 | Autonetworks Technologies, Ltd | Drosselspule |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1319993A patent/JPH0666202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03180009A (ja) | 1991-08-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |