JPH0666438A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH0666438A
JPH0666438A JP24139492A JP24139492A JPH0666438A JP H0666438 A JPH0666438 A JP H0666438A JP 24139492 A JP24139492 A JP 24139492A JP 24139492 A JP24139492 A JP 24139492A JP H0666438 A JPH0666438 A JP H0666438A
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Kanefusa Oshima
兼芳 大嶋
Sumio Ohata
澄夫 大畑
Yoshiaki Furuya
芳明 古屋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の換気場所それぞれに対応した吸気部面
積を、換気場所それぞれの所要換気量に合わせて設定で
きる換気装置を得る。 【構成】 吸気口(3)が箱体(1)内に開口した送風装置
(2)と、それぞれ異なる換気場所に連通した複数の吸気
路(10)〜(12)を箱体(1)に設ける。また、これらの吸気
路(10)〜(12)のそれぞれに対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部を形成した換気調整板(13)
〜(15)を設ける。これにより、それぞれの換気場所の所
要換気量に応じ対応した吸気路(10)〜(12)の開口面積
を、換気調整板(13)〜(15)によってそれぞれの換気場所
に対して設定する。 【効果】 各換気場所に対する所要換気量に対して換気
風量の適正配分を容易化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の換気場所にそ
れぞれ吸気路を介して接続された換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭61−186040号公報
に示されているような従来の換気装置は、箱体に送風装
置が設けられて箱体の下面に開口した吸気孔から箱体が
設置された室内の空気が吸気される。そして、箱体の側
面に設けられた吸気路により他の室内の空気が吸気さ
れ、送風装置から屋外へ排気されるようになっている。
【0003】従来の送風装置は上記のように構成されて
1つの送風装置により2つの部屋が換気される。また、
排気側は吸気側に比べて長いダクトが設けられるのが一
般的であって、屋外の風の影響により静圧が印加され易
く静圧を考慮した風量によって送風装置が運転される。
そして、吸気側の2室は換気装置を運転すれば同時に換
気され、その風量の配分は送風装置とそれぞれの部屋の
間の吸気路を構成する部材の通気抵抗により案分され
る。また、換気装置を実際の建物に設置する場合には、
排気側及び吸気側の通気抵抗を計算して性能曲線図から
必要換気風量以上の換気ができることが確認される。そ
して、外風の影響により静圧が印加されても必要風量が
確保できるように能力に余裕のある換気装置が設置され
ることが多い。
【0004】また、他の従来の換気装置として例えば特
開昭64−14533号公報、特開平1−222138
号公報に示されているような換気装置がある。この換気
装置は箱体に送風装置が設けられて送風装置の排気側に
圧力検出器を配置し、排気の圧力を検出して動圧の増減
に応じて送風装置の出力が調節される。これにより換気
風量を所定の値に制御するように構成されている。
【0005】さらに、他の従来の換気装置として例えば
実公昭60−32511号公報に示されているような換
気装置がある。この換気装置は換気される室内の圧力を
検出して、この検出値が送風装置の吸気圧力よりも低下
した場合に送風装置の出力を増加し空気の逆流を防止す
るように構成されている。なお、最近の住宅構造は空気
調整の省エネルギー化、居室環境の快適化のために部屋
を高密度化する傾向がある。このため、自然換気は殆ど
採用されず強制換気が行われ、しかも、常時小風量の換
気を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の換
気装置では第1の課題として、複数の部屋、すなわち、
複数の換気場所に対する換気風量の配分が換気場所それ
ぞれの吸気路の構成によって決まるため、各換気場所に
対する適正配分について換気装置の設置現場において所
要の加工を行う等の煩雑な手数が掛かるという問題点が
あった。また、第2の課題として換気風量が換気装置の
排気路抵抗及び外風によって増減するため必要換気量に
対して換気不足、換気過多が生じるという問題点があっ
た。また、第3の課題として複数の換気場所が同時に換
気されるため、換気不要の換気場所が無駄に換気される
という問題点があった。
【0007】また、第4の課題として特開昭64−14
533号公報、特開平1−222138号公報に示され
ているような換気装置においては、排気側の圧力を検出
するために動圧と静圧を総合して検出することになり、
例えば外風が換気装置の排気側に当たって圧力が加わっ
た場合に圧力検出部の静圧が上昇する。このため、外風
の加圧により風量が低減するにも関わらず圧力検出器は
圧力の増加を検出し、送風装置の出力を低下させる制御
が行われる。したがって、換気風量が減少して所要の換
気作用を得る制御ができなくなる。
【0008】なお、このような不具合を解消するために
は、動圧のみを検出する必要があり、動圧を検出するた
めには通気路の風上に向かって圧力の検出孔を設けるこ
とになる。しかし、通気路の風上に向かう検出孔は、汚
濁空気中の塵埃、水分が詰まる恐れがあって検出機能が
損なわれるという問題点があった。また、動圧を検出す
る代替手段として、風速検出器等により通過風速を測定
して風量を算出する方法があるが、汚濁空気中の塵埃、
水分が風速検出器等に付着して正常な検出ができなくな
る恐れがある。
【0009】また、第5の課題として実公昭60−32
511号公報に示されているような換気装置において
は、換気場所内の圧力と送風装置の吸気圧力を比較して
いるため、複数の圧力検出器を設けるか又は換気場所内
に設置された圧力検出器から送風装置の吸気圧力を検出
するための検出管を配設する手数を要するという問題点
があった。
【0010】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、この発明の第1の目的は複数の
換気場所それぞれに対応した吸気部を、所要換気量に合
わせて容易に設定できる換気装置を得ることにある。ま
た、この発明の第2の目的は排気路抵抗及び外風の影響
に関わらず所要換気量により換気できる換気装置を得る
ことにある。また、この発明の第3の目的は複数の換気
場所の内、換気を要する換気場所のみをその換気場所の
所要換気量により換気できる換気装置を得ることにあ
る。また、この発明の第4の目的は通気路の適所の圧力
検出により適正に風量を検出できる換気装置を得ること
にある。また、この発明の第5の目的は換気装置側の圧
力検出器により風量を検出する換気装置を得ることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明に係る換気装置においては、箱体に設けられて吸
気口が箱体内に開口した送風装置と、箱体に設けられて
それぞれ異なる換気場所に連通した複数の吸気路と、こ
れらの吸気路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気
路に対応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面
積の開口部が形成された換気調整板とが設けられる。
【0012】また、この発明の請求項2記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応し
た換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形
成されると共に、装着構造がそれぞれの吸気路に共用可
能で吸気路の装着部に着脱可能に構成された換気調整板
とが設けられる。
【0013】また、この発明の請求項3記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が上記
箱体内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞ
れ異なる換気場所に連通した複数の吸気路と、箱体内の
圧力に応じた出力を発する圧力検出器と、換気場所の少
なくとも1つの換気信号発生手段の動作を介して付勢さ
れて圧力検出器の出力と基準圧力設定手段の基準値の差
が所定値を外れたときに動作し、送風装置の電動機の出
力を制御して箱体内の圧力と基準圧力設定手段の基準値
の差を減少させる制御装置とが設けられる。
【0014】また、この発明の請求項4記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応し
た換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形
成された換気調整板と、箱体内の圧力に応じた出力を発
する圧力検出器と、換気場所の少なくとも1つの換気信
号発生手段の動作を介して付勢されて圧力検出器の出力
と基準圧力設定手段の基準値の差が所定値を外れたとき
に動作し、送風装置の電動機の出力を制御して箱体内の
圧力と基準圧力設定手段の基準値の差を減少させる制御
装置とが設けられる。
【0015】また、この発明の請求項5記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、箱体内の圧力
に応じた出力を発する圧力検出器と、圧力検出器の出力
と基準圧力設定手段の基準値の差が所定値を外れたとき
に動作し、送風装置の電動機の出力を制御して箱体内の
圧力と基準圧力設定手段の基準値の差を減少させる制御
装置と、吸気路のそれぞれに設けられて閉位置で小さい
通気部を形成するダンパーとが設けられる。
【0016】また、この発明の請求項6記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応し
た換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形
成された換気調整板と、運転手段及び停止手段が設けら
れて運転手段作動時に圧力検知信号を基準電圧更新信号
とし、初期記憶の0基準信号との差分から補正信号を生
成して圧力検知信号及び基準圧力信号の一方を補正する
制御装置とが設けられる。
【0017】また、この発明の請求項7記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応し
た換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形
成された換気調整板と、吸気路に設けられたダンパーを
作動させるダンパー駆動手段及び送風装置の制御手段が
設けられ、換気場所の換気信号発生手段の換気信号によ
り送風装置を付勢すると共にダンパー駆動手段を開動作
させ、換気信号発生手段の停止信号により送風装置を消
勢すると共にダンパー駆動手段を閉動作させる制御装置
とが設けられる。
【0018】また、この発明の請求項8記載の発明に係
る換気装置においては、箱体に設けられて吸気口が箱体
内に開口した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異
なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
路のそれぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応し
た換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形
成された換気調整板と、送風装置の吸気口寄り空間と箱
体外空間との圧力差を検出する圧力検出器と、この圧力
検出器の出力を介して送風装置を制御する制御装置とが
設けられる。
【0019】
【作用】上記のように構成されたこの発明の請求項1記
載の発明に係る換気装置は、それぞれの換気場所の所要
換気量に応じて、対応した吸気路の開口面積が換気調整
板によりそれぞれの換気場所に対して設定される。
【0020】また、この発明の請求項2記載の発明に係
る換気装置は、装着構造がそれぞれの吸気路に共用可能
に構成され、かつ着脱可能に構成された換気調整板によ
り、それぞれの換気場所の所要換気量に応じて、対応し
た吸気路の開口面積がそれぞれの換気場所に対して設定
される。
【0021】また、この発明の請求項3記載の発明に係
る換気装置は、圧力検出器の出力により送風装置の吸気
口近くの圧力が基準圧力から所定値を越えて外れたとき
に送風装置の電動機が制御されて所要換気量が維持され
る。
【0022】また、この発明の請求項4記載の発明に係
る換気装置は、それぞれの換気場所の所要換気量に応じ
て、対応した吸気路の開口面積が換気調整板によりそれ
ぞれの換気場所に対して設定される。これと共に、圧力
検出器の出力により送風装置の吸気口近くの圧力が基準
圧力から所定値を越えて外れたときに送風装置の電動機
が制御されて所要換気量が維持される。
【0023】また、この発明の請求項5記載の発明に係
る換気装置は、それぞれの換気場所の所要換気量に応じ
て、対応した吸気路の開口面積が換気調整板によりそれ
ぞれの換気場所に対して設定される。これと共に、圧力
検出器の出力により送風装置の吸気口近くの圧力が基準
圧力から所定値を越えて外れたときに送風装置の電動機
が制御されて所要換気量が維持される。さらに、吸気路
のダンパーが閉位置にある換気場所も小風量の換気が行
われる。
【0024】また、この発明の請求項6記載の発明に係
る換気装置は、それぞれの換気場所の所要換気量に応じ
て、対応した吸気路の開口面積が換気調整板によりそれ
ぞれの換気場所に対して設定される。これと共に、運転
手段動作時の圧力検出値を基準更新信号として圧力信号
を補正して送風装置が制御される。
【0025】また、この発明の請求項7記載の発明に係
る換気装置は、それぞれの換気場所の所要換気量に応じ
て、対応した吸気路の開口面積が換気調整板によりそれ
ぞれの換気場所に対して設定される。これと共に、換気
場所の換気信号によってその換気場所の吸気路のダンパ
ー動作が制御される。
【0026】また、この発明の請求項8記載の発明に係
る換気装置は、それぞれの換気場所の所要換気量に応じ
て、対応した吸気路の開口面積が換気調整板によりそれ
ぞれの換気場所に対して設定される。これと共に、送風
装置の吸気口寄りと送風装置の箱体外の圧力差を検出す
る圧力検出器の出力を基準として送風装置が制御され
る。
【0027】
【実施例】
実施例1.図1〜図3はこの発明の一実施例を示す図
で、図1は換気装置の斜視図、図2は図1の要部縦断面
図、図3は図1の箱体の吸気路接続部を形成する接続具
及び換気調整板の拡大斜視図である。図において、(1)
は換気装置の箱体、(2)は箱体(1)に設けられて吸気口
(3)が箱体(1)内に開口した送風装置、(4)は送風装置(2)
の電動機、(5)は送風装置(2)の羽根、(6)は送風装置(2)
の排気口、(7)は排気口(6)に接続されたダクトからなる
排気路、(8)は箱体(1)に設けられた複数の吸気開口部
で、箱体(1)側面の三方に設けられている。
【0028】(9)は吸気開口部(8)に設けられた接続具、
(10)は接続具(9)を介して箱体(1)に接続されたダクトか
らなる第1吸気路で、図示が省略してあるが適宜な部屋
からなる第1換気場所に連通されている。(11)は接続具
(9)を介して箱体(1)に接続されたダクトからなる第2吸
気路で、図示が省略してあるが適宜な部屋からなる第2
換気場所に連通されている。(12)は接続具(9)を介して
箱体(1)に接続されたダクトからなる第3吸気路で、図
示が省略してあるが適宜な部屋からなる第3換気場所に
連通されている。
【0029】(13)は箱体(1)と接続具(9)の間に介装され
て吸気開口部(8)を覆うように装着され、第1換気場所
の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形成されて第
1吸気路(10)に配置された第1換気調整板、(14)は箱体
(1)と接続具(9)の間に介装されて吸気開口部(8)を覆う
ように装着され、第2換気場所の所要換気量に応じた開
口面積の開口部が形成されて第2吸気路(11)に配置され
た第2換気調整板、(15)は箱体(1)と接続具(9)の間に介
装されて吸気開口部(8)を覆うように装着され、第3換
気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形成さ
れて第3吸気路(10)に配置された第3換気調整板であ
る。
【0030】(16)は第1換気調整板(13)〜第3換気調整
板(15)縁部にそれぞれ形成されて接続具(9)のフランジ
部と対向した装着構造で、第1吸気路(10)〜第3吸気路
(12)それぞれに共用可能に構成されている。(17)は第1
吸気路(10)〜第3吸気路(12)それぞれの端部に接続され
て第1換気場所〜第3換気場所に配置されたグリル箱、
(18)は箱体(1)の底部に設けられたドレン排出管、(19)
は接続具(9)内にそれぞれ設けられたダンパーである。
【0031】上記のように構成された換気装置におい
て、換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が
それぞれ形成されて吸気路(10)〜(12)にそれぞれ配置さ
れた第1換気調整板(13)〜第3換気調整板(15)が設けら
れる。これによって、複数の換気場所に対する換気風量
の配分が換気場所それぞれの吸気路の構成によって決ま
るものの、第1換気調整板(13)〜第3換気調整板(15)に
より各換気場所に対する所要換気量に対して安定状態に
適正配分することができる。
【0032】また、第1換気調整板(13)〜第3換気調整
板(15)の装着構造(16)は第1吸気路(10)〜第3吸気路(1
2)それぞれに共用可能に構成されている。したがって、
換気装置の設置現場の状況に応じて換気装置に第1換気
調整板(13)〜第3換気調整板(15)を容易に装着すること
ができ、また予め装着しておくこともできる。このた
め、換気場所に対する吸気路等の接続工事が容易にで
き、換気装置の設置現場において各換気場所に対する所
要換気量に対して安定状態に適正配分するための調整作
業が減少して設置作業を迅速化することができる。
【0033】実施例2.図4〜図8はこの発明の他の実
施例を示す図で、図4は実施例1の図2相当拡大図、図
5は図4の縮小平面図、図6は図4の圧力検出器の出力
特性図、図7は図4の構成における換気風量と換気装置
内外の静圧差に関する特性図、図8は図4の機器の接続
を概念的に示すブロック線図である。図において、図1
〜図3と同符号は相当部分を示し、(20)は排気路(7)の
屋外側端部に設けられた屋外フード、(21)は箱体(1)、
グリル箱(17)を換気場所の天井に吊持した吊りボルト、
(22)はグリル箱(17)の換気場所側端部に装着された吸気
グリルである。
【0034】(23)は箱体(1)に設けられて箱体(1)内の吸
気開口部(8)寄りに開口した圧力検出通気路、(24)は圧
力検出通気路(23)の奥に設けられた圧力検出器で、箱体
(1)内の吸気開口部(8)寄り空間と箱体(1)外空間の圧力
差を検出し、印加された圧力差に対して図6に示すよう
な電気出力特性を備えている。(25)〜(27)はそれぞれ閉
位置で小さい通気部を形成するダンパーで、(25)は第1
吸気路(10)のグリル箱(17)に設けられた第1ダンパー、
(26)は第2吸気路(11)のグリル箱(17)に設けられた第2
ダンパー、(27)は第3吸気路(12)のグリル箱(17)に設け
られた第3ダンパーである。
【0035】(28)は第1換気場所に対応した第1換気信
号発生手段、(29)は第2換気場所に対応した第2換気信
号発生手段、(30)は第3換気場所に対応した第3換気信
号発生手段、(31)は第1ダンパー(25)に対応した第1ダ
ンパー駆動手段、(32)は第2ダンパー(26)に対応した第
2ダンパー駆動手段、(33)は第3ダンパー(27)に対応し
た第3ダンパー駆動手段、(34)は圧力検出器(24)を含む
圧力検出手段、(35)は基準圧力信号が任意に設定される
基準圧力設定手段、(36)は圧力検出手段(34)の出力と基
準圧力設定手段(35)の出力を比較する比較手段、(37)は
比較手段(36)に接続された駆動信号発生手段、(38)は比
較手段(36)と駆動信号発生手段(37)を有する制御装置、
(39)は送風装置(2)の電動機(4)に接続された電動機駆動
手段である。
【0036】上記のように構成された送風装置におい
て、箱体(1)内の吸気開口部(8)寄りと換気場所の圧力差
と換気風量の関係は、第1換気場所〜第3換気場所にそ
れぞれ対応した第1ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)の
開閉状況によって、同一静圧の場合であっても第1換気
場所〜第3換気場所それぞれの換気風量は変化する。す
なわち、図7において曲線Aは第1ダンパー(25)〜第3
ダンパー(27)を全て開放した場合の第1換気場所〜第3
換気場所の合計換気風量、曲線Bは第1ダンパー(25)の
みを開放した場合の第1換気場所の換気風量、曲線Cは
第2ダンパー(26)のみを開放した場合の第2換気場所の
換気風量、曲線Dは第3ダンパー(27)のみを開放した場
合の第3換気場所の換気風量、曲線Eは第1ダンパー(2
5)〜第3ダンパー(27)を全て閉成した場合の第1換気場
所〜第3換気場所の合計換気風量である。
【0037】例えば図7において、静圧差が3mmH2
Oのとき、曲線Aの条件では180m3/hrの換気を
行い、曲線Bの条件では90m3/hrの換気を行い、
曲線Cの条件では60m3/hrの換気を行い、曲線D
の条件では30m3/hrの換気を行い、曲線Eの条件
では5m3/hrの換気を行う。また、第1換気場所〜
第3換気場所から送風装置(2)までの吸気路(10)〜(12)
の通気抵抗が箱体(1)内の吸気開口部(8)部分の通気抵抗
に比べて充分低いため、第1換気場所〜第3換気場所の
吸気風量は第1吸気路(10)〜第3吸気路(12)それぞれの
箱体(1)内の吸気開口部(8)の開口面積で決定される。そ
して、同一静圧条件下では、第1ダンパー(25)〜第3ダ
ンパー(27)の開放のいかなる組合せにおいても、第1換
気場所〜第3換気場所の吸気風量は変化しない。
【0038】すなわち、第1換気場所は90m3/h
r、第2換気場所は60m3/hr、第3換気場所は3
0m3/hrの一定換気風量となる。また、第1ダンパ
ー(25)〜第3ダンパー(27)は閉位置で小さい通気部が形
成されるため、閉動作時も5m3/hrの換気風量とな
り、1換気場所当たり約1.7m3/hrの換気風量と
なる。この換気風量は第1ダンパー(25)〜第3ダンパー
(27)の閉成時の換気風量であって各換気場所は対応した
換気信号発生手段(28)〜(30)の動作に関わらず常時換気
される。
【0039】このように、箱体(1)内の吸気開口部(8)寄
り空間と換気場所の静圧差を一定に保つことにより、対
応した第1ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)を開放した
換気場所の換気風量は、他の換気場所のダンパーの開閉
に関わらず常に一定となる。また、送風装置(2)の排気
側には排気路(7)の抵抗及び外風圧力が作用するが、排
気側圧力による風量の増減は静圧差の変化となって現れ
る。したがって、静圧差を一定に保つことにより排気側
圧力の変動による換気風量の増減を解消することができ
る。
【0040】以上のような換気機能を得る図4〜図8の
実施例の動作を図8によって説明する。すなわち、換気
場所に対応した第1換気信号発生手段(28)〜第3換気信
号発生手段(30)が動作すると対応した第1ダンパー駆動
手段(31)〜第3ダンパー駆動手段(33)が付勢される。こ
れにより、付勢されたダンパー駆動手段に対応した第1
ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)が動作する。また、圧
力検出手段(34)により第1ダンパー(25)〜第3ダンパー
(27)の開閉、電動機(4)の出力、及び送風装置(2)の排気
側での圧力変化を検出し、その圧力信号が比較手段(36)
に入力される。そして、基準圧力設定手段(35)に設定さ
れた基準圧力信号と圧力検出手段(34)の圧力信号の両者
が比較手段(36)により判定される。この判定により、上
記両者の差が予め設定された所定範囲内におさまるよう
な比較信号を駆動信号発生手段(37)に入力する。
【0041】そして、比較信号に基づいて駆動信号発生
手段(37)から電動機(4)出力を調整する駆動信号が電動
機駆動手段(39)に入力され、駆動信号により電動機駆動
手段(39)によって電動機(4)に供給する電力が調整され
て電動機(4)の出力が調整される。なお、図8の点線の
信号は、第1ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)の開閉、
送風装置(2)の排気側での排気路(7)の抵抗、外風圧力等
の通風抵抗による圧力信号の流れ、及び電動機(4)出力
の変化による圧力信号の流れを表しており、これらの信
号は全て圧力検出手段(34)にフィードバックされること
を示している。
【0042】上記のように構成された換気装置におい
て、圧力検出器(24)の出力が基準圧力設定手段(35)の設
定圧力とほぼ一致するように電動機(4)の出力を制御す
る。これにより、送風装置(2)の排気路(7)側の抵抗及び
外風の影響を受けることなく所定圧力に相当する風量に
より過不足なく安定して換気場所を換気する作用を得る
ことができる。
【0043】また、第1ダンパー駆動手段(31)〜第3ダ
ンパー駆動手段(33)は送風装置(2)の制御部と電気的に
独立して構成され、圧力検出器(24)の出力の変化によっ
て連動して動作するようになっている。このため、第1
ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)が全て閉成されている
ときであっても送風装置(2)が付勢され、第1ダンパー
(25)〜第3ダンパー(27)の閉位置での小さい通気部によ
り第1換気場所〜第3換気場所を小風量で常時換気する
ことができる。すなわち、換気装置は第1ダンパー(25)
〜第3ダンパー(27)の開閉状態の如何に関わらず、常
時、圧力検出器(24)の出力が基準圧力設定手段(35)の設
定圧力とほぼ一致するように運転される。これにより換
気場所にこもる湿気、臭気等を排出することができる。
【0044】また、換気装置は第1ダンパー(25)〜第3
ダンパー(27)の開閉状態の如何に関わらず、常時、圧力
検出器(24)の出力が基準圧力設定手段(35)の設定圧力と
ほぼ一致するように運転される。このため、対応した第
1ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)が開放した換気場所
の換気風量は設定された値で常に一定となる。したがっ
て、換気不足による換気場所空気の汚濁進行、換気過多
による経費増加、騒音増加を防止することができる。さ
らに、特定の換気場所に対応した第1吸気路(10)〜第3
吸気路(12)が故障等によって閉塞状態となった場合も他
の換気場所の換気風量には影響がなく安定した換気作用
が得られる。
【0045】また、圧力検出器(24)は圧力検出通気路(2
3)の奥に設けられて箱体(1)内の吸気開口部(8)寄り空間
と箱体(1)外空間の圧力差を検出する。このため、単独
の圧力検出器(24)により構成することができ圧力検出用
の通気路を換気場所等へ延長配管する必要がなく製造
費、施工費を節減することができる。また、換気場所に
それぞれ対応した第1換気信号発生手段(28)〜第3換気
信号発生手段(30)の動作により対応した第1ダンパー(2
5)〜第3ダンパー(27)が駆動される構成であるので、必
要な換気場所のみを換気することが可能であり費用を節
減することができる。
【0046】また、圧力検出器(24)の出力が基準圧力設
定手段(35)の設定圧力とほぼ一致するように電動機(4)
出力が調整される。このため、第1ダンパー駆動手段(3
1)〜第3ダンパー駆動手段(33)は送風装置(2)の制御部
と電気的に独立して構成でき、相互間の配線工事を要せ
ず施工を簡略化できる。また、箱体(1)に設けられて箱
体(1)内の吸気開口部(8)寄りに開口した圧力検出通気路
(23)の奥に圧力検出器(24)が設けられる。このため、圧
力検出器(24)が換気気流に直接さらされることがなく換
気気流中の塵埃、水分等の付着が少なくなって、圧力検
出器(24)の検出機能を長期間にわたって正常に維持する
ことができる。
【0047】なお、図4〜図8の実施例における圧力検
出器(24)を、圧力検出通気路(23)を換気場所側に開口さ
せてこの圧力検出通気路内に配置された風速検出器によ
り代替し、風速検出器の出力信号を介して電動機(4)の
出力を制御するようにしても図4〜図8の実施例と同様
な作用が得られることは明白である。また、図4〜図8
の実施例における第1ダンパー(25)〜第3ダンパー(27)
はグリル箱(17)の他、第1吸気路(10)〜第3吸気路(12)
の長手の適宜な位置に設けることが可能であって、この
ような位置に配置した場合であっても図4〜図8の実施
例と同様な作用が得られることは明白である。また、図
4〜図8の実施例における第1ダンパー(25)〜第3ダン
パー(27)が次に述べる構造のもの、すなわち、開度が段
階的に変化するものであっても図4〜図8の実施例と同
様な作用が得られることは明白である。
【0048】実施例3.図9もこの発明の他の実施例を
示す図で、図9は換気装置の機器の接続を概念的に示す
ブロック線図である。なお、図9の他は図4〜図7と同
様に構成されている。図9において図4〜図8と同符号
は相当部分を示し、(40)は第1換気信号発生手段(28)〜
第3換気信号発生手段(30)に接続されて運転、停止信号
を発する運転・停止手段、(41)は圧力検出手段(34)及び
運転・停止手段(40)に接続された基準電圧記憶手段、(4
2)は基準電圧記憶手段(41)、基準圧力設定手段(35)及び
比較手段(36)に接続された演算補正手段である。(38)は
比較手段(36)、駆動信号発生手段(37)、運転・停止手段
(40)、基準電圧記憶手段(41)、及び演算補正手段(42)を
有する制御装置である。
【0049】上記のように構成された送風装置におい
て、運転・停止手段(40)から駆動信号発生手段(37)及び
基準電圧記憶手段(41)に運転及び停止信号を発する。基
準電圧記憶手段(41)は圧力検出手段(34)から圧力検出信
号が入力され、停止信号入力時の圧力検出信号を記憶し
て、演算補正手段(42)に基準電圧更新信号として出力す
る。
【0050】また、演算補正手段(42)では基準電圧記憶
手段(41)からの基準電圧更新信号と初期記憶している0
基準信号との差分を、補正信号として演算し基準圧力設
定手段(35)からの基準圧力信号に加算して、補正基準圧
力信号として比較手段(36)に入力する。すなわち、図6
において圧力差を5mmH2Oに保つための補正基準圧
力信号は次式により求められる。 補正基準圧力信号=(基準電圧更新信号−0基準電圧)
+初期基準圧力信号 =(0.6−0.4)+0.88=1.08
【0051】また、駆動信号発生手段(37)は運転・停止
手段(40)からの運転及び停止信号により、駆動信号の出
力を決定する。なお、運転・停止手段(40)は単独で設け
ることも可能であるが、第1換気場所〜第3換気場所の
第1換気信号発生手段(28)〜第3換気信号発生手段(30)
からの換気信号によって制御するように構成することも
できる。
【0052】上記のように構成された換気装置におい
て、運転・停止手段(40)から停止信号発信時に圧力検出
信号を検出記憶し、0基準電圧との差分を補正信号とし
て初期基準圧力信号に加算する。これにより、補正基準
圧力信号を生成して圧力検出器(24)の長期間使用時にお
ける特性のドリフト分に対する補正ができて、換気の安
定した圧力制御が可能になる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の請求項1
記載の発明は、箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口
した送風装置と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気
場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気路のそれ
ぞれに設けられて、それぞれの吸気路に対応した上記換
気場所の所要換気量に応じた開口面積の開口部が形成さ
れた換気調整板とを設けたものである。これにより、そ
れぞれの換気場所の所要換気量に応じ対応した吸気路の
開口面積が、換気調整板によってそれぞれの換気場所に
対して設定される。したがって、各換気場所に対する所
要換気量に対して換気風量を安定状態に適正配分可能と
する効果がある。
【0054】また、この発明の請求項2記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、これらの吸気路のそれぞれに設けら
れて、それぞれの吸気路に対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部が形成されると共に、装着
構造がそれぞれの吸気路に共用可能で吸気路の装着部に
着脱可能に構成された換気調整板とを設けたものであ
る。これにより、装着構造がそれぞれの吸気路に共用可
能で着脱可能に構成された換気調整板により、それぞれ
の換気場所の所要換気量に応じ対応した吸気路の開口面
積がそれぞれの換気場所に対して設定される。したがっ
て、換気装置の設置現場の状況に応じて換気装置に換気
調整板を容易に装着することができる。そして、各換気
場所に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に
適正配分可能とする効果がある。また、換気装置の設置
現場において各換気場所に対する所要換気量に対して安
定状態に適正配分するための調整作業が減少し設置作業
を迅速化する効果がある。
【0055】また、この発明の請求項3記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に開口した送風装
置と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通
した複数の吸気路と、箱体内の圧力に応じた出力を発す
る圧力検出器と、換気場所の少なくとも1つの換気信号
発生手段の動作を介して付勢されて圧力検出器の出力と
基準圧力設定手段の基準値の差が所定値を外れたときに
動作し、送風装置の電動機の出力を制御して箱体内の圧
力と基準圧力設定手段の基準値の差を減少させる制御装
置とを設けたものである。
【0056】これにより、圧力検出器の出力により送風
装置の吸気口近くの圧力が基準圧力から所定値を越えて
外れたときに送風装置の電動機が制御されて所要換気量
が維持される。したがって、送風装置の排気路側抵抗及
び外風の影響を受けることなく所定圧力に相当する風量
により過不足なく安定して換気場所を換気する作用を得
る効果がある。
【0057】また、この発明の請求項4記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、これらの吸気路のそれぞれに設けら
れて、それぞれの吸気路に対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部が形成された換気調整板
と、箱体内の圧力に応じた出力を発する圧力検出器と、
換気場所の少なくとも1つの換気信号発生手段の動作を
介して付勢されて圧力検出器の出力と基準圧力設定手段
の基準値の差が所定値を外れたときに動作し、送風装置
の電動機の出力を制御して箱体内の圧力と基準圧力設定
手段の基準値の差を減少させる制御装置とを設けたもの
である。
【0058】これにより、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じて対応した吸気路の開口面積が、換気調整板
によってそれぞれの換気場所に対して設定される。これ
と共に、圧力検出器の出力により送風装置の吸気口近く
の圧力が基準圧力から所定値を越えて外れたときに送風
装置の電動機が制御されて所要換気量が維持される。
【0059】したがって、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じ対応した吸気路の開口面積が換気調整板によ
ってそれぞれの換気場所に対して設定され、各換気場所
に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に適正
配分可能とする効果がある。また、圧力検出器の出力に
より送風装置の吸気口近くの圧力が基準圧力から所定値
を越えて外れたときに送風装置の電動機が制御されて所
要換気量が維持されるため、送風装置の排気路側抵抗及
び外風の影響を受けることなく所定圧力に相当する風量
により過不足なく安定して換気場所を換気する作用を得
る効果がある。
【0060】また、この発明の請求項5記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、箱体内の圧力に応じた出力を発する
圧力検出器と、圧力検出器の出力と基準圧力設定手段の
基準値の差が所定値を外れたときに動作し、送風装置の
電動機の出力を制御して箱体内の圧力と基準圧力設定手
段の基準値の差を減少させる制御装置と、吸気路のそれ
ぞれに設けられて閉位置で小さい通気部を形成するダン
パーとを設けたものである。
【0061】これにより、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じて対応した吸気路の開口面積が、換気調整板
によってそれぞれの換気場所に対して設定される。これ
と共に、圧力検出器の出力により送風装置の吸気口近く
の圧力が基準圧力から所定値を越えて外れたときに送風
装置の電動機が制御されて所要換気量が維持される。さ
らに、吸気路のダンパーが閉位置にある換気場所も小風
量の換気が行われる。
【0062】したがって、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じ対応した吸気路の開口面積が、換気調整板に
よってそれぞれの換気場所に対して設定され、各換気場
所に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に適
正配分可能とする効果がある。また、圧力検出器の出力
により送風装置の吸気口近くの圧力が基準圧力から所定
値を越えて外れたときに送風装置の電動機が制御されて
所要換気量が維持されるため、送風装置の排気路側抵抗
及び外風の影響を受けることなく所定圧力に相当する風
量により過不足なく安定して換気場所を換気する作用を
得る効果がある。さらに、ダンパーの閉位置での小さい
通気部により換気場所が小風量で常時換気され換気場所
にこもる湿気、臭気等を排出する効果がある。
【0063】また、この発明の請求項6記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、これらの吸気路のそれぞれに設けら
れて、それぞれの吸気路に対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部が形成された換気調整板
と、運転手段及び停止手段が設けられて運転手段作動時
に圧力検知信号を基準電圧更新信号とし、初期記憶の0
基準信号との差分から補正信号を生成して圧力検知信号
及び基準圧力信号の一方を補正する制御装置とを設けた
ものである。
【0064】これにより、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じて対応した吸気路の開口面積が、換気調整板
によってそれぞれの換気場所に対して設定される。これ
と共に、運転手段動作時の圧力検出値を基準更新信号と
して圧力信号を補正して送風装置が制御される。
【0065】したがって、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じ対応した吸気路の開口面積が、換気調整板に
よってそれぞれの換気場所に対して設定され、各換気場
所に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に適
正配分可能とする効果がある。また、運転手段動作時の
圧力検出値を基準更新信号として圧力信号を補正して送
風装置が制御されるため、補正基準圧力信号を生成して
圧力検出器の長期間使用時における特性のドリフト分に
対する補正ができて、安定した換気の圧力制御を可能に
する効果がある。
【0066】また、この発明の請求項7記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、これらの吸気路のそれぞれに設けら
れて、それぞれの吸気路に対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部が形成された換気調整板
と、吸気路に設けられたダンパーを作動させるダンパー
駆動手段及び送風装置の制御手段が設けられ、換気場所
の換気信号発生手段の換気信号により送風装置を付勢す
ると共にダンパー駆動手段を開動作させ、換気場所の換
気信号発生手段の停止信号により送風装置を消勢すると
共にダンパー駆動手段を閉動作させる制御装置とを設け
たものである。
【0067】これにより、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じて対応した吸気路の開口面積が、換気調整板
によってそれぞれの換気場所に対して設定される。これ
と共に、換気場所の換気信号によってその換気場所の吸
気路のダンパー動作が制御される。
【0068】したがって、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じ対応した吸気路の開口面積が、換気調整板に
よってそれぞれの換気場所に対して設定され、各換気場
所に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に適
正配分可能とする効果がある。また、換気場所にそれぞ
れ対応した換気信号発生手段の動作により対応したダン
パーが駆動されるので、必要な換気場所のみを換気する
ことが可能であり換気費用を節減する効果がある。
【0069】また、この発明の請求項8記載の発明は、
箱体に設けられて吸気口が箱体内に開口した送風装置
と、箱体に設けられてそれぞれ異なる換気場所に連通し
た複数の吸気路と、これらの吸気路のそれぞれに設けら
れて、それぞれの吸気路に対応した換気場所の所要換気
量に応じた開口面積の開口部が形成された換気調整板
と、送風装置の吸気口寄り空間と箱体外空間との圧力差
を検出する圧力検出器と、この圧力検出器の出力を介し
て送風装置を制御する制御装置とを設けたものである。
【0070】これにより、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じて対応した吸気路の開口面積が、換気調整板
によってそれぞれの換気場所に対して設定される。これ
と共に、送風装置の吸気口寄りと送風装置の箱体外の圧
力差を検出する圧力検出器の出力を基準として送風装置
が制御される。
【0071】したがって、それぞれの換気場所の所要換
気量に応じ対応した吸気路の開口面積が、換気調整板に
よってそれぞれの換気場所に対して設定され、各換気場
所に対する所要換気量に対して換気風量を安定状態に適
正配分可能とする効果がある。また、送風装置の吸気口
寄りと送風装置の箱体外の圧力差を検出する単独の圧力
検出器の出力により送風装置が制御されるため、圧力検
出通気路を換気場所等に延長する工事が不要であり、少
ない費用で所定圧力に相当する風量により過不足なく安
定した換気作用を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、換気装置の斜
視図。
【図2】図1の要部縦断面図。
【図3】図1の箱体の吸気路接続部を形成する接続具及
び換気調整板の拡大斜視図。
【図4】この発明の実施例2を示す図で、実施例1の図
2相当拡大図。
【図5】図4の概念的縮小平面図。
【図6】図4の圧力検出器の出力特性図。
【図7】図4の構成における換気風量と換気装置内外の
静圧差に関する特性図。
【図8】図4の機器の接続を概念的に示すブロック線
図。
【図9】この発明の実施例3を示す図で、換気装置の機
器の接続を概念的に示すブロック線図。
【符号の説明】
1 箱体 2 送風装置 3 吸気口 4 電動機 10〜12 吸気路 13〜15 換気調整板 16 装着構造 24 圧力検出器 25〜27 ダンパー 28〜30 換気信号発生手段 31〜33 ダンパー駆動手段 35 基準圧力設定手段 38 制御装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成された換気調整板とを備えた換気装置。
  2. 【請求項2】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成されると共に、装着構造がそれぞれの上記吸
    気路に共用可能で上記吸気路の装着部に着脱可能に構成
    された換気調整板とを備えた換気装置。
  3. 【請求項3】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、上記箱体内の
    圧力に応じた出力を発する圧力検出器と、上記換気場所
    の少なくとも1つの換気信号発生手段の動作を介して付
    勢されて上記圧力検出器の出力と基準圧力設定手段の基
    準値の差が所定値を外れたときに動作し、上記送風装置
    の電動機の出力を制御して上記箱体内の圧力と上記基準
    圧力設定手段の基準値の差を減少させる制御装置とを備
    えた換気装置。
  4. 【請求項4】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成された換気調整板と、上記箱体内の圧力に応
    じた出力を発する圧力検出器と、上記換気場所の少なく
    とも1つの換気信号発生手段の動作を介して付勢されて
    上記圧力検出器の出力と基準圧力設定手段の基準値の差
    が所定値を外れたときに動作し、上記送風装置の電動機
    の出力を制御して上記箱体内の圧力と上記基準圧力設定
    手段の基準値の差を減少させる制御装置とを備えた換気
    装置。
  5. 【請求項5】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、上記箱体内の
    圧力に応じた出力を発する圧力検出器と、この圧力検出
    器の出力と基準圧力設定手段の基準値の差が所定値を外
    れたときに動作し、上記送風装置の電動機の出力を制御
    して上記箱体内の圧力と上記基準圧力設定手段の基準値
    の差を減少させる制御装置と、上記吸気路のそれぞれに
    設けられて閉位置で小さい通気部を形成するダンパーと
    を備えた換気装置。
  6. 【請求項6】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成された換気調整板と、運転手段及び停止手段
    が設けられて運転手段作動時に圧力検知信号を基準電圧
    更新信号とし、初期記憶の0基準信号との差分から補正
    信号を生成して圧力検知信号及び基準圧力信号の一方を
    補正する制御装置とを備えた換気装置。
  7. 【請求項7】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成された換気調整板と、上記吸気路に設けられ
    たダンパーを作動させるダンパー駆動手段及び上記送風
    装置の制御手段が設けられ、上記換気場所の換気信号発
    生手段の換気信号により上記送風装置を付勢すると共に
    上記ダンパー駆動手段を開動作させ、上記換気信号発生
    手段の停止信号により上記送風装置を消勢すると共に上
    記ダンパー駆動手段を閉動作させる制御装置とを備えた
    換気装置。
  8. 【請求項8】 箱体に設けられて吸気口が上記箱体内に
    開口した送風装置と、上記箱体に設けられてそれぞれ異
    なる換気場所に連通した複数の吸気路と、これらの吸気
    路のそれぞれに設けられて、それぞれの上記吸気路に対
    応した上記換気場所の所要換気量に応じた開口面積の開
    口部が形成された換気調整板と、上記送風装置の吸気口
    寄り空間と上記箱体外空間との圧力差を検出する圧力検
    出器と、この圧力検出器の出力を介して上記送風装置を
    制御する制御装置とを備えた換気装置。
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