JPH0667303B2 - ミント香味付けしたチューイングガムの香味増強のためのココア粉末の利用 - Google Patents

ミント香味付けしたチューイングガムの香味増強のためのココア粉末の利用

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JPH0667303B2
JPH0667303B2 JP1509371A JP50937189A JPH0667303B2 JP H0667303 B2 JPH0667303 B2 JP H0667303B2 JP 1509371 A JP1509371 A JP 1509371A JP 50937189 A JP50937189 A JP 50937189A JP H0667303 B2 JPH0667303 B2 JP H0667303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】 本発明はチューイングガムおよびその製法に関する。更
に詳しくいえば、本発明はミントで香味付けしたチュー
イングガムの香味プロフィールの増強に関する。 チューイングガムに配合されるあらゆる香味料の中で
も、ミント香味料は最も一般的な香味料であった。最も
広範囲に使われているのはペパーミントおよびスペアミ
ント並びにこれらのブレンドであった。典型的には、ペ
パーミントおよびスペアミント香味料は精油としてチュ
ーイングガム中に添加される。ペパーミント油は多年性
草木メンタ ピペリタ(Montha Piperita)L.の気生部
分の蒸留によって得られる。メンタ アルベンシス(Me
ntha arvensis)L.変種(var)ピペレッセンス(piper
escens)から得られるハッカ(Cornmint)油もペパーミ
ント油とブレンドできる。スペアミント油はメンタ属の
数個の種および変種の蒸留によって得られる。主な種お
よび変種はメンタ スピカタ(Mentha spicata)L.、
メンタバーディシラタ(Mentha verticillata)、およ
びメンタ カルディアカ(Mentha cardica)である。 チューイングガム中のこれらミントの香味プロフィール
はその特徴において幾分複雑である。そのため、多数の
研究がこれらミントの香味効果を最適化するべく行われ
ている。例えば、米国特許第4,613,513号は、不快な香
味特性を除くために少量の温和な酸化剤でスペアミント
油およびペパーミント油などの精油を処理する方法を開
示している。同様に、米国特許第4,708,880号は過酸−
酸試薬で処理することによりペパーミントおよびスペア
ミントから不快な香味特性を除く方法を開示している。 ミントで香味付けしたチューイングガムの香味増強剤は
欧州特許出願第87810165号に記載されている。この文献
は大豆の誘導体を含む香味増強剤を開示しており、これ
はかなり咀嚼した後に知覚される苦みや不快な香味特性
を低減するものと報告されている。 欧州特許出願第87810601号はミント香味チューイングガ
ムの知覚される口臭改善効果の増強法を開示している。
ここに開示された組成物は特定のメントール含有率を有
するペパーミントおよび/またはスペアミント油;噴霧
乾燥したペパーミントおよび/またはスペアミント油:
および噴霧乾燥したメントールを含む。 発明の概要 本発明は、少量のココア粉末をチューイングガムに加え
ることにより、ミントで香味付けしたチューイングガム
の香味増強法を包含する。本発明は、また少量で添加さ
れたココア粉末を含むミントで香味付けしたチューイン
グガムをも包含する。本発明のチューイングガムはガム
ベース、香味料、ミント香味料、および少量のココア粉
末を含む。ココア粉末の量は該ガムベース重量の約0.08
〜0.5%である。 好ましい方法によれば、このココア粉末は、まず柔軟
剤、例えばグリセリンと配合されて、ココア粉末含有シ
ロップとされる。また、この好ましい態様において、該
ミント香味剤はチューイングガムの約0.4〜約2.0%の濃
度で含まれる天然スペアミント油のブレンドである。ま
た、このミント香味料は天然ペパーミント油のブレン
ド、または天然ペパーミント油および天然スペアミント
油両者のブレンドであってもよい。 本発明で使用されるココア粉末の比較的低い濃度におい
て、該粉末はチューイングガムにチョコレート香味を付
与してはならない。しかし、この低濃度において、ココ
ア粉末はチューイングガムのミント香味を増強するよう
に該ミントで香味付けしたチューイングガムの全体的香
味に寄与する。特に、該ミントの風味をより強化し、豊
満にし、豊にしかつより甘美なものとすることが開示さ
れている。 本明細書および添付請求の範囲で用いる用語“ミント香
味付けしたチューイングガム”とは支配的香味料として
ミントを含むチューイングガムを意味するものとする。 特記しない限り、本明細書および添付請求の範囲におけ
る“%”は全チューイングガム処方基準の“重量%”を
表す。 好ましい態様の詳細な開示 本発明のミント香味付けチューイングガムは、ガムベー
ス、甘味料、ミント香味料および少量のココア粉末を含
む。 本発明で使用するココア粉末は様々な型のいずれであっ
てもよい。好ましくは、このココア粉末はダッチ法(Du
tch process)で作られたものであり、この方法では該
カカオ豆は粉砕しかつ圧搾する前に温アルカリ溶液に浸
漬される。 このココア粉末の脂肪および水分は、該ココアを通して
添加される脂肪および水分がガムの組織に影響しない限
り、本発明にとって臨界的ではない。 最も好ましい態様で用いるのに適したココア粉末はシカ
ゴIIIのブロマーチョコレート社(Blommer Chocolate C
o.)から“スーダンダッチプロセスココア(Sudan Dutc
h Procoss Cocoa)”として入手できるものである。こ
の特定のココア粉末は脂肪含有率10〜12%をもつ。もう
一つのココア粉末供給元はギル&ダファスプロダクツ社
(Gil& Duffus Products,Inc.)である。 以下で実施例3〜6に関連して議論するように、製造業
者からココア粉末を入手し、これをチューイングガムに
配合する前に焙焼もしくは熱処理することが好ましいこ
とがわかった。特に、ココア粉末を焙焼もしくは熱処理
した場合にはより強い、豊満なココア風味が発現される
ことがわかった。結局、同一の香味増強効果を得るには
軽度に熱処理されたココア粉末が必要とされる。従っ
て、該ココア粉末を約220゜F〜約260゜Fにて約2〜約
60分間熱処理した後、チューイングガムに配合すること
が好ましく、最も好ましくはココア粉末を240゜Fにて
約10分間熱処理する。 ココア粉末のミント香味付けチューイングガムへの添加
量は約0.08〜約0.5%とすべきである。この範囲は本発
明にとって重要である。特に、ココア粉末の量をチュー
イングガムに感知し得るチョコレート香味を付与する濃
度以下に保つことが重要であり、また香味増強効果が検
知可能なレベル以上とすることも同様に重要である。好
ましくは、このココア粉末の濃度は約0.2〜約0.4%、最
も好ましくは約0.3%である。 このココア粉末はミントで香味付けしたチューイングガ
ムの処方中の任意の時点で該チューイングガムに添加で
きる。このココア粉末はガムベースの処方中に添加でき
る。これはチューイングガム成分のガムベース以外のも
のと共に添加することが好ましい。 好ましくは、このココア粉末は、まずチューイングガム
処方に添加すべき柔軟剤などの液体の一部に添加され
る。このココア粉末を該液体と十分にブレンドしてココ
ア粉末−含有シロップを得ることが好ましい。次いで、
このシロップをチューイングガムの処方中に、液状成分
として添加できる。この方法は計量の点で有利であるの
で好ましい。この方法は、また他のチューイングガム成
分全体に亘り均一にココア粉末を分散するのに好まし
い。 このココア粉末を予めブレンドする該液体は、グリセリ
ン、油、プロピレングリコール並びにこれらの組合せな
どの柔軟剤を含む。勿論、グリセリンが最も好ましい。
好ましくは、該予備−ブレンドは2部のココア粉末と3
部の柔軟剤とを含む。 チューイングガムベースは一般にエラストマーと樹脂と
の組合せを、可塑剤および無機充填剤と共に共有する。 このガムベースは天然ガムおよび/または合成エラスト
マーおよび樹脂を含むことができる。天然ガムはエラス
トマーおよび樹脂両者を含む。適当な天然ガムはジェル
トン、ソルバ、ニスペロツヌ(nispero tunu)、ニガー
グッタ(niger gutta)、マサランデュバベラタ(massa
randuba belata)、およびチキブル(chiquibul)を包
含するが、これらに限定されない。 天然ガムを用いない場合、そのガムベースを“合成”と
呼び、天然ガムが合成エラストマーおよび樹脂で置換さ
れている。合成エラストマーはポリイソプレン、ポリイ
ソブチレン、イソブチレン−イソプレンコポリマー、ス
チレンブタジェンゴムなどを含むことができる。勿論、
ポリイソプレン、イソブチレンおよびイソブチレン−イ
ソプレンコポリマーが好ましい。また該コポリマーが最
も好ましい。“ブチルラバー”としてエキソン社(Exxo
n Corp.)から得られるコポリマーが最も好ましい態様
で用いるのに適している。 ガムベースで用いるエラストマーの量は、典型的には、
特定の選ばれたエラストマーおよび最終のガムベースに
要求される特性に依存して約10〜約20%で変えることが
できる。例えば、粘性、軟化点、弾性を変えることがで
きる。 ガムベースで用いられる樹脂はポリ酢酸ビニル、ポリエ
チレン、エステルガム(グリセリンの樹脂エステル)お
よびポリテルペンを含む。勿論、ポリテルペン、ポリエ
チレンおよびポリ酢酸ビニルが好ましく、ポリ酢酸ビニ
ルとポリテルペンとの組合せが最も好ましい。“ゲルバ
(Gelva)”としてモンサント(MONSANTO)社から得ら
れるポリ酢酸ビニルが、最も好ましい態様で使用るポリ
酢酸ビニルとして適している。“ピコライト(Piccolyt
e)”としてハーキュレス(HERCULES)社から得られる
ポリテルペンが最も好ましい態様で使用するのに適して
いる。 上記エラストマー同様に、ガムベースで使用する樹脂の
量は選ばれた特定の樹脂および最終ガムベースに望まれ
る物性に応じて変えることができる。 好ましくは、このガムベースは、また脂肪、油、ワック
スおよびその混合物からなる群から選ばれる可塑剤をも
含む。脂肪および油は牛脂、水添および部分水添植物
油、およびココアバターを含むことができる。一般に用
いられるワックスはパラフィン、ミクロクリスタリンお
よび天然ワックス、例えば蜜ろうおよびカルナウバろう
を含む。 最も好ましい態様ではパラフィンろうと部分水添植物油
とグリセリンモノステアレートとの混合物を用いる。 使用する可塑剤の量は約10〜約40%で変えることができ
る。最も好ましい態様において、この可塑剤は約13%の
パラフィンろうと、約2%の綿実油と、約5%のグリセ
リンモノステアレートとを含む。 好ましくは、ガムベースは充填剤成分をも含む。この充
填剤成分は、好ましくは炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、タルク、リン酸2カルシウムなどからなる群から
選ばれる。この充填剤はガムベースの約5〜約60%を構
成することができる。好ましくは、該充填剤は該ガムベ
ースの約5〜約50%で含まれる。 更に、ガムベースは酸化防止剤、色素および乳化剤など
の任意成分を含んでいてもよい。これらガムベースの成
分は公知の方法で混合できる。特に、エラストマー、樹
脂、可塑剤および充填剤。これら成分は、典型的には加
熱して軟化され、次いで均一な塊とするのに十分な時間
混合される。この塊はスラブまたはペレットに成形し、
チューイングガム製造のために使用する前に冷却され
る。あるいは、またこの溶融塊を直接チューイングガム
製造工程で使用することもできる。 典型的に、ガムベースはチューイングガムの重量の約5
〜約95%を構成する。より好ましくはこの不溶性ガムベ
ースはガム重量の10〜50%、最も好ましくは約20〜約35
%で含まれる。 一般に、チューイングガム組成物は、典型的に、水不溶
性咀嚼性ガムベース部分に添加される水溶性本体部分を
含む。香味剤は典型的には水不溶性である。該水溶性部
分は咀嚼中の時間経過と共に該香味剤の一部と共に散逸
し、一方該ガムベース部分は咀嚼中ずっと口中に残され
る。 チューイングガムの水溶性部分は、更に柔軟剤、甘味
料、香味料およびこれらの混合物をも含む。柔軟剤は、
ガムの咀嚼性および口内感を最適化するためにチューイ
ングガムに添加される。柔軟剤は当分野において、可塑
剤とも呼ばれ、一般にチューイングガム重量の約0.5〜
約15.0%を構成する。本発明で意図する柔軟剤はグリセ
リン、レシチンおよびその組合せを含む。更に、水性甘
味料溶液、例えばソルビトール、水添デンペン水解物、
コーンシロップおよびその組合せを含む溶液がガム中の
柔軟剤およびバインダとして使用できる。好ましくはチ
ューイングガムは約1%のグリセリンを含む。 糖甘味料は、一般にこのチューイングガム業界で公知の
成分を包含する糖を含み、例えばスクロース、デキスト
ロース、マルトース、デキストリン、乾燥転化糖、フル
クトース、レブロース、ガラクトース、コーンシロップ
固形分、などの単独もしくは任意の組合せを包含する
が、これに限定されない。好ましい態様において、該水
溶性甘味料部分は最終チューイングガムの約50%の糖
と、約10%のデキストロース1水和物と、約17%のコー
ンシロップとの混合物である。 別の態様において、本発明をシュガーレスガムに利用す
まことができる。一般に、シュガーレス甘味料は甘味特
性を持つ成分を含むが、一般に知られている糖は含ま
ず、かつ高強度(high−potency)甘味料および/また
は糖アルコールを包含するが、これに限定されない。適
当な高強度甘味料はアスパルテーム・アリテーム(alit
ame)、アセスルファム(acesulfame)の塩、サッカリ
ンおよびその塩、シクラミン酸およびその塩、グリシル
リチン(glycyrrhizin)、スクラロース(sucralos
e)、タウマチンおよびモネリン並びにこれらの組合せ
を包含するが、これらに限定されない。適当な糖アルコ
ールは、ソルビトール、マニトール、キシリトール、水
添デンプン水解物、マルチトールなど、並びにこれらの
混合物を含む。好ましくは、シュガーレスガムは糖アル
コールと高強度甘味料との組合せを含み、最も好ましく
はアスパルテームとソルビトールとの組合せを含む。 本発明によれば、チューイングガムはミント風味をガム
に付与するためにミント香味料を含む。典型的には、チ
ューイングガムの全体としてのミント香味料含有率はガ
ム重量基準で、約0.1〜約10.0%、好ましくは約0.4〜約
3.0%である。 このミント香味料は、好ましくは天然ペパーミント油お
よび/またはスペアミント油のブレンドを含む。また、
本発明で用いる香味料は、合成成分、例えば合成メント
ール、合成カルボンなどを含むブレンドであってもよ
い。最も好ましい態様において、ミント香味料はチュー
イングガムの重量の約0.6%で添加される天然スペアミ
ントのブレンドである。 他の非−ミント系香味料およびアジュバントも本発明の
チューイングガムに添加できる。例えば、アニス、ユー
カリ樹脂、クローブおよびシナモン油。また、香味化学
試薬、例えばカラメル香味特性を与えるフラノースを加
えてもよい。当業者は任意の官能的に許容されるブレン
ドとして天然並びに人工香味料を組合せ得ることを認識
するのであろう。すべてのこのようなミント香味付けガ
ムを与える香味料並びに香味料ブレンドが本発明の範囲
にはいる。 色素、乳化剤および薬剤などの任意成分をチューイング
ガムに添加できる。 一般に、チューイングガムは様々なチューイングガム成
分を、当分野で公知の市販品として入手できるミキサに
順次加えることにより作られる。これら成分を十分に混
合した後、得られるガム塊をミキサから取出し、例えば
シートに圧延し、かつスティックに細断し、もしくはシ
ャンクに押出し、あるいはペレットに成形するなどによ
り所定の形状に成形される。 一般に、これら成分は、まずガムベースを溶融し、これ
を稼動中のミキサに加えることにより混合される。この
ベースはミキサ自体において溶融してもよい。色素およ
び乳化剤もこの時点で加えることができる。グリセリン
などの柔軟剤はシロップ並びに増量剤の一部と共にこの
時点で加えることもできる。次いで、増量剤の更なる部
分をミキサに加える。典型的には、香味料は該増量剤の
最後の部分と共に加えられる。 全混合手順は典型的には5〜15分要するが、しばしばよ
り長い混合時間が必要とされる。当業者は、上記手順の
多数の変更を実施し得ることを認識するであろう。 実施例 実施例1および2 実施例1および比較例2は、少量のココア粉末を含むス
ペアミント香味付けしたチューイングガムとココア粉末
を含まないチューイングガムとの間で風味の比較を行う
ために実施した。これら2つの例は以下のような処方を
有していた。 ココア粉末を実施例1に加え、上記好ましい手順に従っ
てチューイングガムを調製した。特に、ココア粉末はグ
リセリンと2:3の比で混合し、次いで濃厚なシロップが
得られるまで混合した。このココア粉末/グリセリンシ
ロップは、次いで成分の残りに添加した。実施例1で
は、該ココア粉末/グリセリンシロップを該処方の0.75
%まで添加して、ココア粉末濃度0.3%とした。また、
グリセリン0.9%の半分がこれにより加えられた。 これら実施例で用いたココア粉末は“スーダンダッチプ
ロセスココア(Sudan Dutch Process Cocoa)”として
市販ブロマーチョコレート社(BLOMMERCHOCOLATE CO.)
から得たダッチ(Dutch)ココアであった。グリセリン
は“スター(Star)”としてプロクタ&ギャンブル社
(PROCTOR & GAMBLE)から市販されているものを用い
た。 これらの実施例で用いたデキストロース1水和物はA.E.
ステーリー社(STALEY CO.)から入手したものであっ
た。この処方で用いたコーンシロップはデキストロース
当量(Dextrose Equivalent)39を有し、かつ同様にA.
E.ステーリー社から入手した。スペアミント香味料は香
料工業では公知の天然スペアミント油のブレンドであっ
た。 これらのおよび以下の実施例で用いた合成ベースは以下
の処方のものであった。 wt% ポリ酢酸ビニル 27 合成ゴム 12 パラフィンロウ 13 綿実油 2 グリセリンモノステアレート 5 テルペン樹脂 27 炭酸カルシウム充填剤 11 レシチン 3 計 100% 3名の熟練したチューイングガムパネリストを用いて、
少量のココア粉末による香味改善効果を評価した。パネ
リストのいずれも、ココア粉末を含むチューイングガム
がより強力な、より滋味に富んだ、豊じゅんなよりシロ
ップ状のスペアミント香味、蜜様の香味をもち、かつよ
りカルボン特性をもつと記載した。 実施例3〜6 実施例3〜6はチューイングガム処方に添加する前に、
ココア粉末を加熱処理した効果を測定するために行っ
た。実施例1で用いたのと同じ型のダッチココア粉末を
約260゜Fでホットプレート上で熱処理した。このココ
ア粉末は加熱時間が長ければ長い程、その色は暗色とな
った。各一部を以下のような時間に加熱処理から取出し
た。実施例3で使用したココア粉末は約2分間熱処理し
た。実施例4で用いたものは約4分、実施例5で用いた
ものは約6分および実施例6のものと約8分熱処理し
た。 これら部分の各々は上記のようにグリセリンと2:3の割
合で混合し、得られたシロップを、実施例1に記載の同
一のチューイングガム処方物に、同一の濃度、即ち0.3
%のココア粉末となるように添加した。 上記同様の熟練したチューイングガムパネリストにより
実施例3〜6のチューイングガムを評価した。その結果
は、各実施例のチューイングガムが豊じゅんな、滋味に
富んだかつ増強されたスペアミント香味を有することを
示した。また、これらの結果は実施例5および6のもの
が最もミント香味が増強されたことをも示した。従っ
て、ココア粉末は、これを長時間熱処理する程スペアミ
ント香味を増強するのに寄与するものと結論付けられ
る。ココア香味は、ココア粉末を熱処理または焼結すれ
ばする程より強力に発現される。このことは、同一のミ
ント香味増強を達成するのに使用すべきココア粉末の量
を減じることを可能ならしめる点で有利である。 実施例7および8 実施例7および比較例8を、ペパーミントで香味付けし
たチューイングガムに及ぼすココア粉末の香味増強効果
を測定するために実施した。以下の処方でペパーミント
チューイングガムのバッチを作製した。 同一の熟練パネリストによる風味評価はココア粉末を添
加した実施例7のガムがより強力な、より増強されたペ
パーミント香味を有することを示した。増強されたこの
香味は、その特性において滋味に富みかつ豊じゅんであ
ると記載された。 実施例9〜12 実施例9〜12は、ミント香味付けしたチューイングガム
中の、ココア粉末の有効濃度を定めるために行われた。
特に、夫々ココア粉末0.08、0.16、0.40および0.52%と
なるようにココア粉末/グリセリンシロップを通してコ
コア粉末を添加した他は、実施例7に示したものと同じ
処方で、ペパーミント香味付けしたガムのバッチを作っ
た。 実施例9〜12のチューイングガムを、6名の熟練したチ
ューイングガムパネリストによって評価した。パネリス
トには、比較例8で作ったチューイングガムと比較し
て、該実施例のチューイングガムが増強された香味をも
つか否かを評価するよう依頼した。結果を以下の表に示
す。 Y:パネリストは該当実施例のガムのペパーミント香味が
実施例8のチューイングガムと比較して増強されたと報
告した。 N:パネリストは該当実施例のガムのペパーミント香味が
増強されていないと報告した。 U:パネリストはいずれが好ましいか表明しなかった。 C:パネリストは僅かなチョコレート香味の存在を報告し
た。 これら結果は、ココア粉末が0.08%程度でガムのミント
香味を増強することを示す。また、約0.52%で、熟練チ
ューイングガムパネリストの幾人かはチョコレート風味
の存在に気付いた。従って、ココア粉末の最大量はチュ
ーイングガムの重量の約0.5%とすべきである。 概して、比較的簡単かつ安価な、ミントで香味付けした
チューイングガムの香味増強法を上に記載してきた。こ
こには特定の態様並びに実施例を記載したが、これらは
説明並びに例示の目的で与えられたものであり、またこ
れによって本発明が限定されるものではないことを注意
すべきである。確実に、当業者がなし得る範囲内にある
変更は、以下の請求の範囲(あらゆる均等物を含めて)
によって規定される本発明の範囲内にあるものと考えら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ネスポール ジル エム アメリカ合衆国 イリノイ州 60525 ラ グランジュ サウス ラ グランジュ ロード 813 (72)発明者 フック ジェフリー エス アメリカ合衆国 イリノイ州 60465 パ ロス ヒルズ サウス エイティファース ト コート 10612

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガムベースと、甘味料と、ミント香味料
    と、約0.08〜約0.5%のココア粉末とを含むミントで香
    味付けしたチューイングガム。
  2. 【請求項2】該ココア粉末が約0.2〜約0.4%の範囲内の
    量で存在する請求の範囲第1項記載のチューイングガ
    ム。
  3. 【請求項3】該ココア粉末が約0.3%で存在する請求の
    範囲第1項記載のチューイングガム。
  4. 【請求項4】該ミント香味料が天然ペパーミント油、天
    然スペアミント油およびこれらの組合せからなる群から
    選ばれる請求の範囲第1項記載のチューイングガム。
  5. 【請求項5】該甘味料がアスパルテーム、アリテーム、
    アセスルファムの塩、サッカリンおよびその塩、シクラ
    ミン酸およびその塩、グリシルリチン、スクラロース、
    タウマチンおよびモネリン並びにこれらの組合せからな
    る群から選ばれる高強度甘味料である請求の範囲第1項
    記載のチューイングガム。
  6. 【請求項6】更に、ソルビトール、マニトール、マルチ
    トール、キシリトール、水添デンプン水解物、およびこ
    れらの混合物からなる群から選ばれる糖アルコールをも
    含む請求の範囲第5項記載のチューイングガム。
  7. 【請求項7】更に、ソルビトール、マニトール、マルチ
    トール、キシリトール、水添デンプン水解物、およびこ
    れらの混合物からなる群から選ばれる糖アルコールをも
    含む請求の範囲第1項記載のチューイングガム。
  8. 【請求項8】一定量のチューイングガムベースを得、 少なくとも甘味料を含有する水溶性部分を添加し、 ミント香味料を添加し、 チューイングガムの重量基準で約0.08〜0.5%の範囲の
    量のココア粉末を添加し、および 該ガムベース、水溶性部分、ミント香味料およびココア
    粉末を、均一塊が得られるまで混合する 各工程を含むチューイングガムの製造方法。
  9. 【請求項9】該ココア粉末が約0.2〜0.4%の範囲の量で
    存在する請求の範囲第8項記載の方法。
  10. 【請求項10】該ココア粉末が約0.3%で存在する請求
    の範囲第8項記載の方法。
  11. 【請求項11】該ミント香味料が天然ペパーミント油、
    天然スペアミント油およびこれらの組合せからなる群か
    ら選ばれる請求の範囲第8項記載の方法。
  12. 【請求項12】該ココア粉末がココア粉末含有シロップ
    を形成するための液と混合され、該シロップが次いで該
    チューイングガム処方に添加される請求の範囲第8項記
    載の方法。
  13. 【請求項13】該液がグリセリン、油、プロピレングリ
    コール、並びにこれらの混合物からなる群から選ばれる
    請求の範囲第12項記載の方法。
  14. 【請求項14】該ココア粉末が、まず熱処理され、その
    後該チューイングガム処方物に添加される請求の範囲第
    8項記載の方法。
  15. 【請求項15】該ココア粉末が約220゜F〜約260゜Fの
    温度にて約2〜約60分間熱処理した後、該チューイング
    ガム処方物に添加される請求の範囲第14項記載の方法。
  16. 【請求項16】該ココア粉末が約240゜F〜約250゜Fの
    温度にて約5〜約15分間熱処理した後、該チューイング
    ガム処方物に添加される請求の範囲第13項記載の方法。
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