JPH0667608A - 回折格子を用いた表示体 - Google Patents
回折格子を用いた表示体Info
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- JPH0667608A JPH0667608A JP22007492A JP22007492A JPH0667608A JP H0667608 A JPH0667608 A JP H0667608A JP 22007492 A JP22007492 A JP 22007492A JP 22007492 A JP22007492 A JP 22007492A JP H0667608 A JPH0667608 A JP H0667608A
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- Japan
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- diffraction grating
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- diffraction
- group
- gratings
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示するパターンを回折格子の輪郭により区
画して表現し、視点に移動に伴って滑らかな動きがあ
り、様々な動きが可能で作製が容易な表示体。 【構成】 滑らかな曲線群からなる回折格子A、B、又
は、滑らかな曲線を直線近似した折れ線を構成する部分
直線回折格子群からなる回折格子の外側輪郭又は内側輪
郭により文字、画像等の表示パターン「DNP」を区画
して表示するので、表示体に対する視点が変えると、回
折により輝いて見える位置が矢印のように滑らかに多様
に移動し、かつ、白色光で照明すると、この輝いて見え
る領域に虹色の色が付いた領域となり、表示パターンが
容易に認識できるだけでなく、視覚的に面白く、表示効
果、意匠効果が極めて優れたものとなる。曲線の形状に
より、輝いて見える領域の動きを様々に変化させること
が可能である。
画して表現し、視点に移動に伴って滑らかな動きがあ
り、様々な動きが可能で作製が容易な表示体。 【構成】 滑らかな曲線群からなる回折格子A、B、又
は、滑らかな曲線を直線近似した折れ線を構成する部分
直線回折格子群からなる回折格子の外側輪郭又は内側輪
郭により文字、画像等の表示パターン「DNP」を区画
して表示するので、表示体に対する視点が変えると、回
折により輝いて見える位置が矢印のように滑らかに多様
に移動し、かつ、白色光で照明すると、この輝いて見え
る領域に虹色の色が付いた領域となり、表示パターンが
容易に認識できるだけでなく、視覚的に面白く、表示効
果、意匠効果が極めて優れたものとなる。曲線の形状に
より、輝いて見える領域の動きを様々に変化させること
が可能である。
Description
【0001】
【産業上に利用分野】本発明は、カード、ラベル、シー
ル等に設けられる表示体に関し、特に、回折格子の輪郭
により文字、画像等の表示パターンを区画して構成し、
視点の移動に伴って動きのある表示が可能な回折格子を
用いた表示体に関する。
ル等に設けられる表示体に関し、特に、回折格子の輪郭
により文字、画像等の表示パターンを区画して構成し、
視点の移動に伴って動きのある表示が可能な回折格子を
用いた表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回折格子の輪郭によって文字、画
像等の表示パターンを構成することは、例えば透明回折
格子ラベルとして、本出願人が国際公開番号WO91/
03380及び特願平4−90923号において提案し
ている。しかし、これらは、単純な回折格子の輪郭によ
って文字、画像等を表示しているので、観察者の視点の
移動に伴って表示に動きがでるものではない。
像等の表示パターンを構成することは、例えば透明回折
格子ラベルとして、本出願人が国際公開番号WO91/
03380及び特願平4−90923号において提案し
ている。しかし、これらは、単純な回折格子の輪郭によ
って文字、画像等を表示しているので、観察者の視点の
移動に伴って表示に動きがでるものではない。
【0003】これに対して、微小なドット各々を回折格
子で作製し、このドットを2次元的に配置して表示体を
構成するものが知られており、各ドットの回折格子の向
き、格子ピッチを種々のものにして、見る向きによりパ
ターンが変化するようにしたものが、特開平2−723
20号において提案されている。しかし、これは、回折
格子の輪郭により表示パターンを区画して表示するもの
ではなく、また、視点に移動に伴う表示パターンの変化
は滑らかなものではない。しかも、1つの画面を網点の
ように極めて多数のドットを規則的に配置して構成する
ため、作製が容易でないと言う問題点もある。
子で作製し、このドットを2次元的に配置して表示体を
構成するものが知られており、各ドットの回折格子の向
き、格子ピッチを種々のものにして、見る向きによりパ
ターンが変化するようにしたものが、特開平2−723
20号において提案されている。しかし、これは、回折
格子の輪郭により表示パターンを区画して表示するもの
ではなく、また、視点に移動に伴う表示パターンの変化
は滑らかなものではない。しかも、1つの画面を網点の
ように極めて多数のドットを規則的に配置して構成する
ため、作製が容易でないと言う問題点もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示する
パターンを回折格子の輪郭により区画して表現し、視点
の移動に伴って滑らかな動きがあり、しかも、様々な動
きが可能で作製が容易な回折格子を用いた表示体を提供
することである。
況に鑑みてなされたものであり、その目的は、表示する
パターンを回折格子の輪郭により区画して表現し、視点
の移動に伴って滑らかな動きがあり、しかも、様々な動
きが可能で作製が容易な回折格子を用いた表示体を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の回折格子を用いた表示体は、回折格子の外側輪郭又
は内側輪郭により文字、画像等の表示パターンを区画し
て表示する表示体において、該回折格子を滑らかな曲線
群からなる回折格子にて構成したことを特徴とするもの
である。
明の回折格子を用いた表示体は、回折格子の外側輪郭又
は内側輪郭により文字、画像等の表示パターンを区画し
て表示する表示体において、該回折格子を滑らかな曲線
群からなる回折格子にて構成したことを特徴とするもの
である。
【0006】この場合、異なる曲線群からなる回折格子
を複数含み、各回折格子が別の表示パターンを区画して
表示するようにすることもできる。
を複数含み、各回折格子が別の表示パターンを区画して
表示するようにすることもできる。
【0007】さらに、もう1つの本発明の回折格子を用
いた表示体は、回折格子の外側輪郭又は内側輪郭により
文字、画像等の表示パターンを区画して表示する表示体
において、該回折格子を小領域に分割、並列した部分直
線回折格子群から構成し、その部分直線回折格子は、隣
接するもの同士で、その格子の傾きが徐々に滑らかに変
化し、また、その格子ピッチが滑らかに変化するかほぼ
同じで、部分直線回折格子の格子又はそれに平行な直線
を隣接するものの間で連結するとき、滑らかな曲線を直
線近似した折れ線になるものからなることを特徴とする
ものである。
いた表示体は、回折格子の外側輪郭又は内側輪郭により
文字、画像等の表示パターンを区画して表示する表示体
において、該回折格子を小領域に分割、並列した部分直
線回折格子群から構成し、その部分直線回折格子は、隣
接するもの同士で、その格子の傾きが徐々に滑らかに変
化し、また、その格子ピッチが滑らかに変化するかほぼ
同じで、部分直線回折格子の格子又はそれに平行な直線
を隣接するものの間で連結するとき、滑らかな曲線を直
線近似した折れ線になるものからなることを特徴とする
ものである。
【0008】この場合も、異なる滑らかな曲線を直線近
似した折れ線を構成する部分直線回折格子群からなる回
折格子を複数含み、各回折格子が別の表示パターンを区
画して表示するようにすることもできる。
似した折れ線を構成する部分直線回折格子群からなる回
折格子を複数含み、各回折格子が別の表示パターンを区
画して表示するようにすることもできる。
【0009】
【作用】本発明においては、滑らかな曲線群からなる回
折格子、又は、滑らかな曲線を直線近似した折れ線を構
成する部分直線回折格子群からなる回折格子の外側輪郭
又は内側輪郭により文字、画像等の表示パターンを区画
して表示するので、表示体に対する視点が変えると、回
折により輝いて見える位置が滑らかに多様に移動し、か
つ、白色光で照明すると、この輝いて見える領域に虹色
の色が付いた領域となり、表示パターンが容易に認識で
きるだけでなく、視覚的に面白く、表示効果、意匠効果
が極めて優れたものとなる。曲線の形状により、輝いて
見える領域の動きを様々に変化させることが可能であ
る。
折格子、又は、滑らかな曲線を直線近似した折れ線を構
成する部分直線回折格子群からなる回折格子の外側輪郭
又は内側輪郭により文字、画像等の表示パターンを区画
して表示するので、表示体に対する視点が変えると、回
折により輝いて見える位置が滑らかに多様に移動し、か
つ、白色光で照明すると、この輝いて見える領域に虹色
の色が付いた領域となり、表示パターンが容易に認識で
きるだけでなく、視覚的に面白く、表示効果、意匠効果
が極めて優れたものとなる。曲線の形状により、輝いて
見える領域の動きを様々に変化させることが可能であ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照にして、本発明の回折格子
を用いた表示体の原理と実施例について説明する。図1
(a)に平面図を示すように、所定ピッチdの上に凸の
曲線群からなる反射型の回折格子Aについて検討する
と、光源が図面手前側上方に位置する場合、視点を左か
ら右へ移動させると、格子面上で輝いて見える領域は、
視点の移動方向と同じ左から右へ移動する。その移動を
格子面の下の矢印で示す。反対に視点を移動すると輝い
て見える領域の移動は矢印と反対の方向になる。光源が
白色光源の場合、輝いて見える領域は、上下方向に虹色
の色が付いた帯状領域になる。そして、回折格子を構成
する曲線の曲率半径が大きくなる程、輝いた領域の移動
速度は速くなる。図1(b)に示すように、回折格子A
の上下を逆転した下に凸の曲線群からなる回折格子Bに
ついては、図(a)の場合とは逆に、視点の移動方向と
逆の右から左へ移動する。
を用いた表示体の原理と実施例について説明する。図1
(a)に平面図を示すように、所定ピッチdの上に凸の
曲線群からなる反射型の回折格子Aについて検討する
と、光源が図面手前側上方に位置する場合、視点を左か
ら右へ移動させると、格子面上で輝いて見える領域は、
視点の移動方向と同じ左から右へ移動する。その移動を
格子面の下の矢印で示す。反対に視点を移動すると輝い
て見える領域の移動は矢印と反対の方向になる。光源が
白色光源の場合、輝いて見える領域は、上下方向に虹色
の色が付いた帯状領域になる。そして、回折格子を構成
する曲線の曲率半径が大きくなる程、輝いた領域の移動
速度は速くなる。図1(b)に示すように、回折格子A
の上下を逆転した下に凸の曲線群からなる回折格子Bに
ついては、図(a)の場合とは逆に、視点の移動方向と
逆の右から左へ移動する。
【0011】このように上に凸の曲線群からなる回折格
子と下に凸の曲線群からなる回折格子を組み合わせて、
例えば、図2(a)、(b)に示すように、波線群から
なる回折格子C、Dを構成して、上記と同様に光源を配
置し、視点を移動させると、図示矢印のように、格子面
上で輝いて見える領域が移動する。したがって、このよ
うな回折格子C、Dを視点を移動させながら観察する
と、輝いて見える領域もそれに伴って同じ方向又は反対
方向に移動し、かつ、その領域が虹色に輝くので、表示
効果、意匠効果は顕著なものとなる。
子と下に凸の曲線群からなる回折格子を組み合わせて、
例えば、図2(a)、(b)に示すように、波線群から
なる回折格子C、Dを構成して、上記と同様に光源を配
置し、視点を移動させると、図示矢印のように、格子面
上で輝いて見える領域が移動する。したがって、このよ
うな回折格子C、Dを視点を移動させながら観察する
と、輝いて見える領域もそれに伴って同じ方向又は反対
方向に移動し、かつ、その領域が虹色に輝くので、表示
効果、意匠効果は顕著なものとなる。
【0012】さらに、上記のように、曲線群からなる回
折格子において、格子ピッチdも場所に応じて変化する
ようにすると、その輝いて見える領域の面積、移動方向
もさらに多様になり、表示効果、意匠効果が一層顕著な
ものとなる。
折格子において、格子ピッチdも場所に応じて変化する
ようにすると、その輝いて見える領域の面積、移動方向
もさらに多様になり、表示効果、意匠効果が一層顕著な
ものとなる。
【0013】さて、このように滑らかな曲線群からなる
回折格子の輪郭によって文字、画像等の表示パターンを
区画して表現することにする。その1例を図3に示す。
この例は、文字「DNP」を背景の中に表示する例であ
るが、各文字部については、比較的曲率半径が小さく、
上に凸の曲線群からなる回折格子A(図1(a))を文
字「D」、「N」、「P」の形に切り出して用いる。そ
して、背景については、比較的曲率半径が大きく、下に
凸の曲線群からなる回折格子B(図1(b))を文字部
「DNP」を除いて用いる。そして、これら両者を図示
のよに組み合わして表示パターン体を構成すると、光源
が図面手前側上方に位置する場合、視点を左から右へ移
動させると、文字部「DNP」は、視点移動方向に比較
的遅く輝いて見える領域が移動し、文字「DNP」が認
識される。これに対して、背景は、視点移動方向と反対
の方向に輝いて見える領域が比較的速く移動し、この両
者の移動が組み合わさって、表示効果、意匠効果が優れ
たものとなる。
回折格子の輪郭によって文字、画像等の表示パターンを
区画して表現することにする。その1例を図3に示す。
この例は、文字「DNP」を背景の中に表示する例であ
るが、各文字部については、比較的曲率半径が小さく、
上に凸の曲線群からなる回折格子A(図1(a))を文
字「D」、「N」、「P」の形に切り出して用いる。そ
して、背景については、比較的曲率半径が大きく、下に
凸の曲線群からなる回折格子B(図1(b))を文字部
「DNP」を除いて用いる。そして、これら両者を図示
のよに組み合わして表示パターン体を構成すると、光源
が図面手前側上方に位置する場合、視点を左から右へ移
動させると、文字部「DNP」は、視点移動方向に比較
的遅く輝いて見える領域が移動し、文字「DNP」が認
識される。これに対して、背景は、視点移動方向と反対
の方向に輝いて見える領域が比較的速く移動し、この両
者の移動が組み合わさって、表示効果、意匠効果が優れ
たものとなる。
【0014】なお、図3において、文字部、背景の何れ
か一方の回折格子を省き、他方の回折格子のみで文字
「DNP」を表現することもできる。さらに、回折格子
A、Bとして、図2のような波線群からなるものを用い
ることもできるし、格子ピッチが場所に応じて変化する
ものを用いることもできる。
か一方の回折格子を省き、他方の回折格子のみで文字
「DNP」を表現することもできる。さらに、回折格子
A、Bとして、図2のような波線群からなるものを用い
ることもできるし、格子ピッチが場所に応じて変化する
ものを用いることもできる。
【0015】ところで、以上のような曲線群からなる回
折格子は、電子ビーム描画装置、イオンビーム描画装
置、又は、レーザー描画装置により、基板に塗布したレ
ジストに所望の曲線群を所定のピッチで描画することに
より製作することができる。その場合は、例えば、基板
を支持するx−y−θステージをコンピュータ制御によ
り移動制御して、所望のピッチと傾きで順次回折格子を
描画する。描画されたレジストを現像後、そのレリーフ
を複製する等して金型を作り、それを樹脂フィルムにエ
ンボスすることにより、表示体を多数複製できる。そし
て、反射型又は半透過型にするには、金属又は屈折率の
異なる薄膜をレリーフ面に蒸着等して反射層又は半透過
層を構成する。
折格子は、電子ビーム描画装置、イオンビーム描画装
置、又は、レーザー描画装置により、基板に塗布したレ
ジストに所望の曲線群を所定のピッチで描画することに
より製作することができる。その場合は、例えば、基板
を支持するx−y−θステージをコンピュータ制御によ
り移動制御して、所望のピッチと傾きで順次回折格子を
描画する。描画されたレジストを現像後、そのレリーフ
を複製する等して金型を作り、それを樹脂フィルムにエ
ンボスすることにより、表示体を多数複製できる。そし
て、反射型又は半透過型にするには、金属又は屈折率の
異なる薄膜をレリーフ面に蒸着等して反射層又は半透過
層を構成する。
【0016】しかしながら、このような描画装置を用い
るにしても、面積のある回折格子の曲線群を全て描画に
より製作するには時間と費用がかかる。これに比較し
て、回折格子を直線群で構成できれば、例えば二光束干
渉により簡単に製作できるため、極めて望ましい。
るにしても、面積のある回折格子の曲線群を全て描画に
より製作するには時間と費用がかかる。これに比較し
て、回折格子を直線群で構成できれば、例えば二光束干
渉により簡単に製作できるため、極めて望ましい。
【0017】そこで、以上のような曲線群からなる回折
格子を直線群からなる部分回折格子で近似的に構成する
ことを考える。図4は、図1(a)の回折格子Aを部分
回折格子A1〜A7により構成する例を示す図であり、
回折格子Aの同じ傾きと同じ格子ピッチを有する部分を
1つのまとまりとして分割し、その部分をその傾きと格
子ピッチを有する直線回折格子A1〜A7で置き換えて
構成してある。したがって、部分回折格子A1〜A7は
それぞれ直線回折格子からなり、その格子の傾き、ピッ
チは、何れも隣接するものとの間で順次滑らかに変化し
ており、その元になる回折格子Aの領域においては、急
激に大きく変化することはない。このように、連続する
部分直線回折格子群からなり、各部分直線回折格子の格
子の傾き、ピッチが隣接する部分直線回折格子との間で
順次滑らかに変化し(ピッチは変化させなくともよ
い。)、急激に大きく変化することがない回折格子集合
体A′においても、図1(a)の回折格子Aと同様、視
点の移動に伴って輝いて見える領域が滑らかに移動す
る。分割面積が小さくなる程、その移動は滑らかとな
る。図1(b)、図2(a)、(b)の回折格子におい
ても同様に構成できる。なお、分割部分の形は、元とな
る曲線群の形と分布により決まるが、図1、図2の回折
格子は何れも、図4のように、縦の並列するストライプ
領域に分割される。なお、この場合に、分割されるスト
ライプの幅については、必ずしも等間隔である必要はな
い。
格子を直線群からなる部分回折格子で近似的に構成する
ことを考える。図4は、図1(a)の回折格子Aを部分
回折格子A1〜A7により構成する例を示す図であり、
回折格子Aの同じ傾きと同じ格子ピッチを有する部分を
1つのまとまりとして分割し、その部分をその傾きと格
子ピッチを有する直線回折格子A1〜A7で置き換えて
構成してある。したがって、部分回折格子A1〜A7は
それぞれ直線回折格子からなり、その格子の傾き、ピッ
チは、何れも隣接するものとの間で順次滑らかに変化し
ており、その元になる回折格子Aの領域においては、急
激に大きく変化することはない。このように、連続する
部分直線回折格子群からなり、各部分直線回折格子の格
子の傾き、ピッチが隣接する部分直線回折格子との間で
順次滑らかに変化し(ピッチは変化させなくともよ
い。)、急激に大きく変化することがない回折格子集合
体A′においても、図1(a)の回折格子Aと同様、視
点の移動に伴って輝いて見える領域が滑らかに移動す
る。分割面積が小さくなる程、その移動は滑らかとな
る。図1(b)、図2(a)、(b)の回折格子におい
ても同様に構成できる。なお、分割部分の形は、元とな
る曲線群の形と分布により決まるが、図1、図2の回折
格子は何れも、図4のように、縦の並列するストライプ
領域に分割される。なお、この場合に、分割されるスト
ライプの幅については、必ずしも等間隔である必要はな
い。
【0018】図5は、図3の表示体をこのような部分直
線回折格子からなる回折格子集合体により文字領域「D
NP」及びその背景を表した例であり、各領域に設ける
回折格子の方向を円弧で示してある。回折格子集合体
A′、B′共、図示のように縦の並列するストライプ領
域に分割されており、各領域の格子の傾きは、回折格子
集合体A′において、左から30°、25°、・・・、
10°、5°、0°、−5°、−10°、・・・・、−
25°、−30°の5°刻みで順次変化している。ま
た、回折格子集合体B′においては、−39°、−36
°、・・・、−6°、−3°、0°、3°、6°、・・
・・、36°、39°の3°刻みで順次変化している。
格子ピッチについては、回折格子集合体A′の各分割領
域において、何れも同じピッチのものを、また、回折格
子集合体B′の各分割領域においても、何れも同じピッ
チのものを用いている。この場合も、視点の移動に伴っ
て輝いて見える領域は、図3の場合と同様、滑らかに移
動する。
線回折格子からなる回折格子集合体により文字領域「D
NP」及びその背景を表した例であり、各領域に設ける
回折格子の方向を円弧で示してある。回折格子集合体
A′、B′共、図示のように縦の並列するストライプ領
域に分割されており、各領域の格子の傾きは、回折格子
集合体A′において、左から30°、25°、・・・、
10°、5°、0°、−5°、−10°、・・・・、−
25°、−30°の5°刻みで順次変化している。ま
た、回折格子集合体B′においては、−39°、−36
°、・・・、−6°、−3°、0°、3°、6°、・・
・・、36°、39°の3°刻みで順次変化している。
格子ピッチについては、回折格子集合体A′の各分割領
域において、何れも同じピッチのものを、また、回折格
子集合体B′の各分割領域においても、何れも同じピッ
チのものを用いている。この場合も、視点の移動に伴っ
て輝いて見える領域は、図3の場合と同様、滑らかに移
動する。
【0019】さて、このような表示パターン体を製作す
るには、1つのまとまりのある文字又は画像領域(図示
の場合は、文字「D」等又は背景)を表す第1のマスク
を用意し、それで感光板をマスクし、ストライプ領域を
限定する第2のマスクをその上に重ね、第2のマスクを
ステップ・アンド・リピート式に感光板及び第1のマス
クに対し順に移動させ、各移動位置で、その位置の格子
ピッチと向きに応じた干渉縞が生じるように、2つの光
束を干渉させて露光する等して、光学的に容易に作製す
ることができる。なお、各分割領域の外形をした1組の
マスクのみを用い、各分割領域毎にそのマスクを交換し
てその領域の干渉縞を露光するようにしてもよい。もち
ろん、上記したように、電子ビーム描画装置、イオンビ
ーム描画装置、又は、レーザー描画装置により描画して
製作することもできる。その場合は、例えば、基板を支
持するx−y−θステージをコンピュータ制御により移
動制御して、各分割領域毎に異なるピッチ、方向の直線
回折格子を描画して行くことにより形成される。
るには、1つのまとまりのある文字又は画像領域(図示
の場合は、文字「D」等又は背景)を表す第1のマスク
を用意し、それで感光板をマスクし、ストライプ領域を
限定する第2のマスクをその上に重ね、第2のマスクを
ステップ・アンド・リピート式に感光板及び第1のマス
クに対し順に移動させ、各移動位置で、その位置の格子
ピッチと向きに応じた干渉縞が生じるように、2つの光
束を干渉させて露光する等して、光学的に容易に作製す
ることができる。なお、各分割領域の外形をした1組の
マスクのみを用い、各分割領域毎にそのマスクを交換し
てその領域の干渉縞を露光するようにしてもよい。もち
ろん、上記したように、電子ビーム描画装置、イオンビ
ーム描画装置、又は、レーザー描画装置により描画して
製作することもできる。その場合は、例えば、基板を支
持するx−y−θステージをコンピュータ制御により移
動制御して、各分割領域毎に異なるピッチ、方向の直線
回折格子を描画して行くことにより形成される。
【0020】以上、本発明の回折格子を用いた表示体を
いくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明は
これら実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、輝く部分が1点から沸き出したり、その点へ吸
い込まれるパターン、回転するパターン等を構成するこ
ともできる。また、以上の説明においては、反射型の回
折格子を前提にしていたが、透過型、半透過型等の回折
格子により表示体を構成することもできる。
いくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明は
これら実施例に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、輝く部分が1点から沸き出したり、その点へ吸
い込まれるパターン、回転するパターン等を構成するこ
ともできる。また、以上の説明においては、反射型の回
折格子を前提にしていたが、透過型、半透過型等の回折
格子により表示体を構成することもできる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなよに、本発明の
回折格子を用いた表示体によると、滑らかな曲線群から
なる回折格子、又は、滑らかな曲線を直線近似した折れ
線を構成する部分直線回折格子群からなる回折格子の外
側輪郭又は内側輪郭により文字、画像等の表示パターン
を区画して表示するので、表示体に対する視点が変える
と、回折により輝いて見える位置が滑らかに多様に移動
し、かつ、白色光で照明すると、この輝いて見える領域
に虹色の色が付いた領域となり、表示パターンが容易に
認識できるだけでなく、視覚的に面白く、表示効果、意
匠効果が極めて優れたものとなる。曲線の形状により、
輝いて見える領域の動きを様々に変化させることが可能
である。
回折格子を用いた表示体によると、滑らかな曲線群から
なる回折格子、又は、滑らかな曲線を直線近似した折れ
線を構成する部分直線回折格子群からなる回折格子の外
側輪郭又は内側輪郭により文字、画像等の表示パターン
を区画して表示するので、表示体に対する視点が変える
と、回折により輝いて見える位置が滑らかに多様に移動
し、かつ、白色光で照明すると、この輝いて見える領域
に虹色の色が付いた領域となり、表示パターンが容易に
認識できるだけでなく、視覚的に面白く、表示効果、意
匠効果が極めて優れたものとなる。曲線の形状により、
輝いて見える領域の動きを様々に変化させることが可能
である。
【図1】本発明の基礎となる曲線群からなる回折格子の
視点移動に伴う輝いて見える領域の動きを説明するため
の図である。
視点移動に伴う輝いて見える領域の動きを説明するため
の図である。
【図2】波線群からなる回折格子の場合の動きを説明す
るための図である。
るための図である。
【図3】1つの実施例の表示体の平面図である。
【図4】曲線群からなる回折格子を直線群からなる部分
回折格子で近似的に構成する原理を説明するための図で
ある。
回折格子で近似的に構成する原理を説明するための図で
ある。
【図5】図3の表示体を部分直線回折格子からなる回折
格子集合体により表した例を示すための図である。
格子集合体により表した例を示すための図である。
A…上に凸の曲線群からなる回折格子 B…下に凸の曲線群からなる回折格子 C、D…波線群からなる回折格子 A′、B′…直線回折格子集合体
Claims (4)
- 【請求項1】 回折格子の外側輪郭又は内側輪郭により
文字、画像等の表示パターンを区画して表示する表示体
において、該回折格子を滑らかな曲線群からなる回折格
子にて構成したことを特徴とする回折格子を用いた表示
体。 - 【請求項2】 異なる曲線群からなる回折格子を複数含
み、各回折格子が別の表示パターンを区画して表示する
ことを特徴とする請求項1記載の回折格子を用いた表示
体。 - 【請求項3】 回折格子の外側輪郭又は内側輪郭により
文字、画像等の表示パターンを区画して表示する表示体
において、該回折格子を小領域に分割、並列した部分直
線回折格子群から構成し、その部分直線回折格子は、隣
接するもの同士で、その格子の傾きが徐々に滑らかに変
化し、また、その格子ピッチが滑らかに変化するかほぼ
同じで、部分直線回折格子の格子又はそれに平行な直線
を隣接するものの間で連結するとき、滑らかな曲線を直
線近似した折れ線になるものからなることを特徴とする
回折格子を用いた表示体。 - 【請求項4】 異なる滑らかな曲線を直線近似した折れ
線を構成する部分直線回折格子群からなる回折格子を複
数含み、各回折格子が別の表示パターンを区画して表示
することを特徴とする請求項3記載の回折格子を用いた
表示体。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22007492A JPH0667608A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 回折格子を用いた表示体 |
| US08/872,498 US5991078A (en) | 1992-08-19 | 1997-06-10 | Display medium employing diffraction grating and method of producing diffraction grating assembly |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22007492A JPH0667608A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 回折格子を用いた表示体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667608A true JPH0667608A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16745537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22007492A Pending JPH0667608A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 回折格子を用いた表示体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0667608A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08171357A (ja) * | 1994-09-23 | 1996-07-02 | Signs & Glassworks Inc | 虹色を表示する装置及びその製造方法 |
| JP2007506989A (ja) * | 2003-06-25 | 2007-03-22 | オーファオデー キネグラム アーゲー | 光学的セキュリティ素子および隠された情報を可視化するためのシステム |
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| WO2009040960A1 (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-02 | Toppan Printing Co., Ltd. | 表示体及びラベル付き物品 |
| JP2009086648A (ja) * | 2008-08-11 | 2009-04-23 | Toppan Printing Co Ltd | 表示体及びラベル付き物品 |
| JP2010249982A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Toppan Printing Co Ltd | 表示体及び情報印刷物 |
| WO2015079652A1 (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 凸版印刷株式会社 | 表示体、および表示体の製造方法 |
| JP2019020594A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 凸版印刷株式会社 | 表示体、転写箔、粘着ラベル及びラベル付き物品 |
| JP2021081705A (ja) * | 2019-11-18 | 2021-05-27 | 独立行政法人 国立印刷局 | 光輝性動画模様 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP22007492A patent/JPH0667608A/ja active Pending
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| US8147945B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-04-03 | Toppan Printing Co., Ltd. | Display and labeled article |
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