JPH066762U - 自動復帰機能付トルクリミッタ - Google Patents
自動復帰機能付トルクリミッタInfo
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- JPH066762U JPH066762U JP4552192U JP4552192U JPH066762U JP H066762 U JPH066762 U JP H066762U JP 4552192 U JP4552192 U JP 4552192U JP 4552192 U JP4552192 U JP 4552192U JP H066762 U JPH066762 U JP H066762U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- torque limiter
- outer ring
- retainer
- polygonal
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Links
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Landscapes
- One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、長い時間間隔で自動復帰するトル
クリミッタにおいて、多角形のカム面を形成する板ばね
を高精度で安い製造コストで形成できるようにする。 【構成】 外輪2の内側に形成した多角面6に、それぞ
れ互いに分割した板ばね8を組込み、その各板ばね8の
内面に、内輪1の円筒面5との間でくさび形空間をなす
カム面9を形成する。内外輪1、2の間に設けた保持器
14に、係合用のローラ16を組込み、保持器14と内
輪1の間に圧入した転動体22により、保持器14の円
環部17を外輪1に設けた円環部19に点又は線接触さ
せる。この構造では、各板ばね8が変形してローラ16
が係合位置を通過すると、保持器14が外輪1の円環部
19を中心に転がり運動をし、ローラを低速で次の係合
位置まで移動させる。
クリミッタにおいて、多角形のカム面を形成する板ばね
を高精度で安い製造コストで形成できるようにする。 【構成】 外輪2の内側に形成した多角面6に、それぞ
れ互いに分割した板ばね8を組込み、その各板ばね8の
内面に、内輪1の円筒面5との間でくさび形空間をなす
カム面9を形成する。内外輪1、2の間に設けた保持器
14に、係合用のローラ16を組込み、保持器14と内
輪1の間に圧入した転動体22により、保持器14の円
環部17を外輪1に設けた円環部19に点又は線接触さ
せる。この構造では、各板ばね8が変形してローラ16
が係合位置を通過すると、保持器14が外輪1の円環部
19を中心に転がり運動をし、ローラを低速で次の係合
位置まで移動させる。
Description
【0001】
この考案は、自動復帰する機能を備えたトルクリミッタに関し、特に長い時間 間隔をおいて自動復帰を繰り返すトルクリミッタに関するものである。
【0002】
長い時間間隔をおいて自動復帰できるようにしたトルクリミッタとして、本出 願人が先に特願平4−111281号により提案したものがある。
【0003】 この提案のトルクリミッタは、図8及び図9に示すように、内輪1の外径面に 円筒面5を、外輪2に、角リング状の板ばね8から成る多角形のカム面9をそれ ぞれ形成し、内外輪1、2の間に設けた保持器14のポケットに、円筒面5とカ ム面9の最小すきま部に係合するローラ16を組込んでいる。また、内輪1と保 持器14間に圧入した転動体22により、保持器を径方向に変形させ、保持器1 4の円環部17と外輪1に一体に設けた円環部19とを点又は線接触させている 。
【0004】 この構造では、板ばね8が変形してローラ16が係合位置を通過すると、保持 器14が、内輪1からの回転荷重によって外輪2の円環部19に内接転がり運動 をし、クリープ現象によりローラ16を内輪1に対して極めて低い速度で次の係 合位置まで移動させる。
【0005】
ところで、上記の構造においては、カム面9を形成する板ばね8が、ほぼ正八 角形をした一体のリング形状で形成され、その多角形をなす各辺の両端部を、同 じ多角形に形成した外輪2の多角面6に密着させて組込まれており、ローラ16 の係合時、各辺の中央部がぬすみ7に向かって変形する両端支持の撓みばりを形 成するようにしている。
【0006】 しかしながら、このような一体の多角形状をした板ばね8を高い精度で形成す ることは、製造技術上難しく、製造コストを増大させると共に、大量生産を図る 上で大きな障害になる問題がある。
【0007】 また、リング状の板ばね8を外輪2の内側に密着させて組込むためには、板ば ね8の各辺を同時に縮径させて組込む必要があり、組立て作業に手間がかかる問 題もある。
【0008】 そこで、この考案は、板ばねの形状に工夫を加えて、ばねの製造の簡略化と組 込みの容易性を実現できるトルクリミッタを提供することを目的としている。
【0009】
上記の課題を解決するため、この考案は、カム面を形成する板ばねを、多角形 をなす方向に少なくとも1ケ所以上分割した構造としたのである。
【0010】 なお、上記の板ばねは、多角形を形成する各辺ごとに分割することもできる。
【0011】 この場合、分割された各ばね片を、内外の軌道輪の間で予圧状態で組込むように するのがよい。
【0012】
上記のように板ばねを分割すると、一体の角リング形状のものに比べて製作が 容易なため、高い精度のばねを簡単に形成することができる。また、分割された 板ばねは、多角形をなす各辺を外輪の内径面に順に嵌め込むことで組付けられる ため、組込み作業が容易に行なえる。
【0013】 一方、板ばねを多角形をなす各辺ごとに分割した場合、組込んだ軌道輪から各 ばね片が軸方向に抜出しやすくなるが、その分割した各ばね片を予圧を加えた状 態で組込むと、ばね自身の弾性力によって動きが固定されるため、抜け出しが防 止される。
【0014】
図1乃至図3は実施例のトルクリミッタを示す。図1及び図2に示すように、 内輪1と外輪2は、一端が軸受3と係合部材18により、他端が軸受4と軸受箱 11を介して回転自在に支持され、その両軸受3、4の案内により同軸上に保持 されている。
【0015】 内輪1の中央部の外径面は、円筒面5で形成され、その円筒面5に対向する外 輪2の内径面は、ほぼ正八角形の多角面6で形成されている。この多角面6の各 辺の中央部には、所定長さのぬすみ7が形成され、その多角面6の各辺の内側に 、それぞれ分割された8個の板ばね8が嵌め込まれている。
【0016】 この8個の板ばね8は、図4及び図5に示すように独立した短冊状のバネ材で 形成され、外輪2の内側に組込んだ状態で、各板ばね8の内面が内輪1の円筒面 5の間でくさび形空間をなすカム面9を形成している。
【0017】 上記板ばね8は、図4に示すように外輪2の多角面6に対してわずかに締まり 嵌めの状態で組込まれ、その両端が、多角面6の各辺の両端部に密着し、中央部 がぬすみ7に向かって変形する撓みばりを形成している。また、各板ばね8の中 央部には、内輪1の円筒面5に向かって突出する突起10が形成されており、そ のカム面9の突起10と円筒面5との間に形成される最小すきま部の寸法aは、 後述するローラ13の外径寸法dよりも小さく設定されている。
【0018】 また、上記各板ばね8の後端部は、図1に示すように、外輪2の端部に圧入さ れる軸受箱11にまで挿入され、その軸受箱11に、挿入された板ばね8の内面 と接触するフランジ12が設けられている。この軸受箱11のフランジ12は、 図4に示すように、その外径面が板ばね8の内面の突起10に接触する大きさで 形成されており、その接触により、突起10と外輪2の接触部13との3点の間 で板ばね8を厚み方向に弾性変形させるようになっている。これにより、各板ば ね8は、外輪2と軸受箱11の間に挿入された時点で予圧をかけられた状態で組 込まれることになり、その予圧によって動きが固定され、外輪2からの抜け出し が防止される。
【0019】 また上記板ばね8と内輪1の間には、環状の保持器14が設けられ、その保持 器14の周面に、カム面9と対応して等間隔で多数のポケット15が設けられ、 その各ポケット15に、係合子としてのローラ16が組込まれている。
【0020】 このローラ16は、外径寸法dが、カム面9と円筒面5間の最小すきま部以外 の間隙に対して小さく形成され、図4に示すように、最小すきま部の近傍でのみ カム面9と円筒面5に係合するようになっている。
【0021】 また、ローラ16の外径寸法dは、板ばね8がぬすみ7側に撓んだ時に、板ば ね8と円筒面5間にできる間隔よりも小さく設定され、その間隔をローラが通過 できるようになっている。この変形の際、板ばね8は、両端支持の撓みばりとし て作用するため、板ばね8の板厚とその撓み量によって伝達できるトルクが設定 でき、そのトルク以上の負荷を受けると、ローラ16の通過を許し、負荷を開放 する。
【0022】 一方、上記保持器14の先端部は、軸受3側に突出しており、その突出部分1 4aの内径面に、内外輪と同軸の円環部17が形成されている。また、外輪2の 端部には、断面L字形の係合部材18が一体に圧入され、その係合部材18の内 面に、上記保持器14の円環部17の内側に入り込む円環部19が形成されてい る。
【0023】 上記円環部17と円環部19は、わずかなすき間δを介して嵌合しており、そ の嵌合すき間δは、円環部17の内径寸法と円環部19の外径寸法の呼び径寸法 Dに対して数百分の1以下の値で設定されている。
【0024】 また、円環部17の内径面と内輪1の外径面には、それぞれ対応して円周溝2 0、21が形成され、その両溝20、21の間に、鋼球等から成る3個の転動体 22が圧入されている。この各転動体22は、保持器23により円周方向に等間 隔(120度間隔)で配置され、円周溝20、21上の転がりによって円環部1 7を内輪1に対して回転案内する。また、この転動体22の圧入により、図3に 示すように円環部17が各転動体22を頂点として変形し、その変形部分24で 円環部19に点接触又は線接触するようになっている。
【0025】 この実施例のトルクリミッタは上記のような構造で成り、組立てに際しては、 外輪2に予め軸受箱11を圧入した後、外輪2の多角面6の内側にそれぞれ8個 の板ばね8を挿入する。この挿入により各板ばね8は、図4に示すように外輪2 と軸受箱11の間で予圧状態で組込まれ、板ばね8の外輪2からの抜出しが防止 される。このため、それ以後の組立てが容易になると共に、組立てた後製品の搬 送時の振動などで各板ばね8が外輪2に対してばらばらになることが防止される 。上記の板ばね8の組込みが済むと、その内側に内輪1や保持器14、ローラ1 6等を組込み、最後に係合部材18を外輪2に圧入して組立てを終了する。
【0026】 このようにトルクリミッタを組立てた状態で、内輪1を原動機側に、外輪2を 従動側にそれぞれ連結し、図2に示すように、内輪1の円筒面5と各板ばね8の カム面9にローラ16が当接した状態で外輪2を固定し、内輪1を矢印の方向に 回転すると、ローラ16が円筒面5とカム面9に噛み込んでクラッチが成立し、 外輪2が内輪1と一体で回転する。
【0027】 この状態から、外輪2に負荷するトルクが大きくなると、クラッチを構成して いる各板ばね8のカム面9がぬすみ7側に撓み、過負荷が継続すると、ローラ1 6が最小すきま部を通過し、クラッチとして作用していたカム面9の反対側に放 出されて、クラッチ機能を失なう。これにより、設定以上のトルクに対しては、 トルクの伝達が解除され、過負荷を防止する安全装置として機能する。
【0028】 放出されたローラ16は、保持器14によって周方向の動きが規制され、また 、保持器14は外輪2と円環部17、19同士で接触し、回転方向に対して自由 でないため、ローラ16と保持器14は、内輪1の回転につられて共回りしない 。
【0029】 上記の状態から、原動側が回転を続け、内輪1と外輪2が相対回転すると、保 持器14は、円環部17、19同士の接触によって、外輪2の円環部19外径を 中心にして内接転がり運動をし、クリープを生じる。すなわち、保持器の円環部 17が、外輪2の円環部19を1回転する間に、円周方向に嵌合すきまδに円周 率πを乗じた量(πδ)だけ相対移動する。
【0030】 このクリープの回転方向は、内接ころがりのために内輪1の回転方向と同じで あり、クリープの回転数、すなわち保持器14の回転数Ncは、内輪1の回転数 をN、転動体22のピッチ円径をDP とすると、次の式で表わされる。 NC =(δ/D)×{(DP −DW )/(2×DP )}×N ここで、嵌合すき間δの値が、上述したように呼び径Dの数百分の1以下の値 で設定してあるので、保持器14は、内輪1の回転数に対して著しく低い回転数 で回転することになる。
【0031】 このように上記のトルクリミッタでは、設定トルク以上になるとクラッチ機能 がなくなってトルクの伝達を遮断し、相当時間経過した後に自動的にクラッチの 再連結を行ない、これを繰り返す。したがって、従動側が異常状態で停止した後 、十分な時間的余裕を得ることができ、従動側の異常状態が比較的短時間で回復 するような使用例、例えば、小型船舶のプロペラ推進機や、冷凍機コンプレッサ の液圧縮回避等の安全装置として有効な機能を発揮する。
【0032】 なお、上記の実施例では、従来の八角形をした板ばねを、各辺ごとに8等分に 分割した例を示したが、これに限らず、板ばねを4等分或いは2等分に分割して も上記と同様の効果が得られる。
【0033】 また、図6及び図7に示すように、板ばね8’を、多角形をなす方向に1ケ所 だけ切離し、帯状に連続した形状に形成するようにしてもよい。この場合も、板 ばねを一体の角リング形状に形成したものに比べて、精度の高いばねの製造を簡 単に行なうことができ、外輪への組立ても、板ばね8’の各辺を対応する外輪の 多角面に順に嵌め込んでいけばよいため、作業性が向上する。
【0034】 さらに、上記の実施例では、内輪1に駆動側に外輪2を従動側にしたが、逆に 外輪2を駆動側にして内側1を回転させるようにしても、上述と同じ作用を得る ことができる。
【0035】
以上のように、この考案は、多角形のカム面を形成する板ばねを分割したので 、板ばねを高い精度で簡単に製作することが可能となり、製造工程とコストの低 減を図ることができる。また、分割した板ばねは軌道輪への組込みが容易に行な えるので、トルクリミッタの組立ての作業性を大きく向上できる利点がある。
【図1】実施例のトルクリミッタを示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図1のIII −III 線に沿った断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿った断面図
【図5】同上の板ばねの斜視図
【図6】他の実施例の板ばねを示す斜視図
【図7】同上の板ばねの組込んだ状態を示す断面図
【図8】従来例を示す縦断正面図
【図9】同上の縦断側面図
1 内輪 2 外輪 5 円筒面 8、8’ 板ばね 9 カム面 11 軸受箱 14 保持器 16 ローラ 17、19 円環部 22 転動体
Claims (3)
- 【請求項1】 内外に嵌合する軌道輪の対向する面に、
円筒面と多角形の板ばねからカム面を形成し、その両軌
道輪の間に設けた保持器のポケットに、上記円筒面とカ
ム面の最小すき間部に係合する係合子を組込み、上記保
持器に、その保持器の回転を駆動側の軌道輪に対して減
速させる減速手段を連結した自動復帰機能付トルクリミ
ッタにおいて、上記板ばねを、多角形をなす方向に少な
くとも1ケ所以上分割したことを特徴とする自動復帰機
能付トルクリミッタ。 - 【請求項2】 上記板ばねを、多角形を形成する各辺ご
とに分割したことを特徴とする請求項1に記載の自動復
帰機能付トルクリミッタ。 - 【請求項3】 上記各辺ごとに分割した各ばね片を、両
軌道輪の間で予圧状態で組込むことを特徴とする請求項
2記載の自動復帰機能付トルクリミッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4552192U JPH066762U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動復帰機能付トルクリミッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4552192U JPH066762U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動復帰機能付トルクリミッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066762U true JPH066762U (ja) | 1994-01-28 |
Family
ID=12721721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4552192U Pending JPH066762U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 自動復帰機能付トルクリミッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066762U (ja) |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP4552192U patent/JPH066762U/ja active Pending
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