JPH0667940U - 油圧緩衝器のロッドガイド構造 - Google Patents
油圧緩衝器のロッドガイド構造Info
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- JPH0667940U JPH0667940U JP007849U JP784993U JPH0667940U JP H0667940 U JPH0667940 U JP H0667940U JP 007849 U JP007849 U JP 007849U JP 784993 U JP784993 U JP 784993U JP H0667940 U JPH0667940 U JP H0667940U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧緩衝器のオイルシールの耐久性及び減衰
性能を向上させる。 【構成】 ロッドガイド3の上部の連通溝9は外周に向
かって下降するテーパ部9aを形成し、ロッドガイド3
の上部の連通溝9と胴部外周面の連通溝10とは周方向
の位置を約45°異ならせて周囲4箇所にそれぞれ形成
されている。
性能を向上させる。 【構成】 ロッドガイド3の上部の連通溝9は外周に向
かって下降するテーパ部9aを形成し、ロッドガイド3
の上部の連通溝9と胴部外周面の連通溝10とは周方向
の位置を約45°異ならせて周囲4箇所にそれぞれ形成
されている。
Description
【0001】
本考案はアウタチューブ内にオイルシール及びロッドガイドを介してピストン ロッドを挿通した油圧緩衝器におけるロッドガイド構造に関する。
【0002】
従来、油圧緩衝器のオイルシール構造としては、実開平4−105648号公 報に開示されているものがある。これを、図5を参照して説明すると、アウタチ ューブ101内には上方からオイルシール102及びロッドガイド103を介し てピストンロッド104を挿通し、オイルシール102はロッドガイド103の 補強環支持部105とエンドプレート106との間に挟持し、またロッドガイド 103の下端部ではダンパシリンダ107上端部を保持している。
【0003】 そして、図6にも示すようにロッドガイド103の補強環支持部105の上面 及びロッドガイド103の胴部外周面に戻し流路をなす連通溝108,109を それぞれ周方向で同じ位置に形成し、これらの連通溝108,109の間には環 状凹部110を形成して、ロッドガイド103とオイルシール102との間に流 入した作動油をこれらの連通溝108,環状凹部110,連通溝109を介して リザーバ室111に戻すようにしている。
【0004】 またオイルシール102は平板状の金属補強環112にシール部材113を固 着し、このシール部材113には補強環112の内周部側にピストンロッド10 4外周面に摺接するリップ部114,115を、下面側にロッドガイド103の 段部103aに当接するチェックリップ部116を、外周部にロッドガイド10 3の連通路108と連通路109との間の環状凹部110に臨みアウタチューブ 101内周面に締め代を持たせて当接させる外周リップ部117を形成している 。
【0005】
しかしながら、上述したロッドガイド構造にあっては、戻し流路をなす上部の 連通溝を通った熱い作動油が、環状凹部に臨んでいるオイルシールの外周リップ に接触しながら環状凹部に流入するので、オイルシールの外周リップ部に対して 局部的に作動油圧がかかり、外周リップ部の耐久性が低下する。
【0006】 また、上部の連通溝と胴部外周面の連通溝が周方向の同じ位置に形成されてい るので、図6に示すように上部の連通溝から環状凹部に流入した作動油は次第に そのまま胴部外周面に流れるようになり、環状凹部に広がらなくなるため、オイ ルシールの外周リップ部に対して局部的に作動油の熱影響が生じて、外周リップ 部の耐久性が低下する。また、戻し通路をなす上部の連通溝を作動油が放射状に 流れ、外筒に突き当たり、リザーバ室へ落ちていく際に非常に不安定な流れによ ってエアレーションを招き、ダンパーの減衰性能を著しく低下させてしまう。
【0007】
上記の課題を解決するため、本願の第1考案は上部の連通溝には外周に向かっ て下降するテーパ部を形成し、また本願の第2考案は上部の連通溝と胴部外周面 の連通溝とは周方向の異なる位置に形成した。
【0008】
ロッドガイドの上部の連通溝には外周に向かって下降するテーパ部を形成する ことにより、作動油がオイルシールの外周リップ部に接触することが少なくなっ て、外周リップ部に対して局部的に作動油流圧がかかることを抑制できる。 また、ロッドガイドの上部の連通溝と胴部外周面の連通溝とを周方向の異なる 位置に形成することにより、上部の連通溝から流出した作動油はロッドガイドの 環状凹部を伝った後胴部外周面の連通溝に流入するので、外周リップ部に対して 局部的な熱影響が生じることを抑制できる。 また、ロッドガイドの上部の連通溝に外周に向かって下降するテーパ部を形成 し、かつ上部の連通溝と胴部外周面の連通溝とを周方向の異なる位置に形成する ことにより、作動油はスムーズな流れになり、また長時間かけてリザーバ室へ戻 ることとなり、エアレーションを抑制でき、ダンパー減衰性能の低下を防止でき る。
【0009】
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本考案 に係るロッドガイド構造を適用した油圧緩衝器の要部断面図、図2は同緩衝器の ロッドガイドの斜視図、図3及び図4は同緩衝器の戻り作動油の流れの説明に供 する要部断面図及び斜視図である。
【0010】 油圧緩衝器のアウタチューブ1内にはダンパシリンダ2をその上端部をロッド ガイド3で保持して立設し、このダンパシリンダ2内には上方からアウタチュー ブ1内周面に嵌装したオイルシール4及び前記ロッドガイド3を介してピストン ロッド5を挿通し、オイルシール4はロッドガイド3とエンドプレート6との間 に挟んで保持している。
【0011】 ロッドガイド3の内周面にはピストンロッド5外周面に摺接するブッシュ7を 嵌着し、上部にはオイルシール4下面を保持する保持部8を形成し、この保持部 8の上部に連通溝9を、ロッドガイド3の胴部外周面に連通溝10をそれぞれ形 成し、これらの連通溝9と連通溝10との間に環状凹部11を設けて、これらに よってロッドガイド3とオイルシール4との間に流入した作動油をリザーバ室1 2に戻す戻し流路としている。
【0012】 ここで、ロッドガイド3の上部の連通溝9は図2にも示すように外周(環状凹 部11側)に向かって下降するテーパ部9aを形成している。また、ロッドガイ ド3の上部の連通溝9と胴部外周面の連通溝10とは同図に示すように周方向の 位置を異ならせて(約45°の位相差を設定して)周囲4箇所にそれぞれ形成し ている。
【0013】 オイルシール4は平板状の金属補強環14にシール部材15を固着してなり、 シール部材15には金属補強環14の内周部側にピストンロッド5外周面に摺接 する2つのリップ部16,17を形成し、また金属補強環14の下面側にロッド ガイド3の段部3aに当接するチェックリップ部20を形成し、更に金属補強環 14の外部周にはロッドガイド3の環状凹部11内に臨み、アウタチューブ1内 周面に締め代を持たせて当接させる外周リップ部21を形成している。
【0014】 以上のように構成したので、ピストンロッド5の上動によってオイルシール4 とロッドガイド3との間に流入した熱を持つ作動油は、図3に示すようにロッド ガイド3の段部3aからオイルシール4のチェックリップ部20を押し開いて上 部の連通溝9に流入し、この連通溝9を通って環状凹部11内に流入し、更にこ の環状凹部11を伝って位相差のある胴部外周面の連通溝10からリザーバ室1 2に流入する。
【0015】 このとき、ロッドガイド3の上部の連通溝9には外周に向かって下降するテー パ部9aを形成しているので、作動油はこのテーパ部9aを伝って環状凹部10 に流れるため、図3に示すようにオイルシール4の外周リップ部21に作動油が 当たることが少なくなり、オイルシール4の外周リップ部21に対して局部的に 作動油流圧がかかることが少なくなる。
【0016】 また、ロッドガイド3の上部の連通溝9と胴部外周面の連通溝10とは位相差 があるため、上記のように連通溝9を通って環状凹部11内に流入した作動油は 、環状凹部11を伝った後胴部外周面の連通溝10に流れ込むことになり、オイ ルシール4の外周リップ部21に対して局部的に作動油の熱が影響することが少 なくなる。 また、ロッドガイド3の上部の連通溝9に外周に向かって下降するテーパ部9 aを形成し、かつ上部の連通溝9と胴部外周面の連通溝10とを周方向の異なる 位置に形成することにより、作動油はスムーズな流れになり、また長時間かけて リザーバ室へ戻ることとなり、エアレーションを抑制でき、ダンパー減衰性能の 低下を防止できる。
【0017】
以上に説明したように本考案によれば、ロッドガイドの上部の連通溝には外周 に向かって下降するテーパ部を形成したので、外周リップ部に対して局部的に作 動油流圧がかかることを抑制でき、オイルシールの耐久性の低下を防止できる。 また、ロッドガイドの上部の連通溝と胴部外周面の連通溝とを周方向の異なる 位置に形成したので、外周リップ部に対して局部的な熱影響が生じることを抑制 でき、オイルシールの耐久性の低下を防止できる。 更に、ロッドガイドの上部の連通溝に外周に向かって下降するテーパ部を形成 し、かつ上部の連通溝と胴部外周面の連通溝とを周方向の異なる位置に形成する ことにより、作動油はスムーズな流れになり、また長時間かけてリザーバ室へ戻 ることとなり、エアレーションを抑制でき、ダンパー減衰性能の低下を防止でき る。
【図1】本考案に係るロッドガイド構造を適用した油圧
緩衝器の要部断面図
緩衝器の要部断面図
【図2】同緩衝器のロッドガイドの斜視図
【図3】同緩衝器の戻り作動油の流れの説明に供する要
部断面図
部断面図
【図4】同緩衝器の戻り作動油の流れの説明に供する斜
視図
視図
【図5】従来のロッドガイド構造を適用した油圧緩衝器
の要部断面図
の要部断面図
【図6】同ロッドガイドの斜視図
1…アウタチューブ、2…ダンパシリンダ、3…ロッド
ガイド、4…オイルシール、5…ピストンロッド、9…
上部の連通溝、9a…テーパ部、10…胴部外周面の連
通溝、11…戻し流路の一部をなす環状凹部、14…金
属補強環、15…シール部材、21…外周リップ部。
ガイド、4…オイルシール、5…ピストンロッド、9…
上部の連通溝、9a…テーパ部、10…胴部外周面の連
通溝、11…戻し流路の一部をなす環状凹部、14…金
属補強環、15…シール部材、21…外周リップ部。
Claims (2)
- 【請求項1】 アウタチューブ内にオイルシール及びロ
ッドガイドを介してピストンロッドを挿通した油圧緩衝
器において、前記ロッドガイドの上部及び胴部外周面に
戻し流路をなす連通溝をそれぞれ形成し、かつ前記上部
の連通溝には外周に向かって下降するテーパ部を形成し
たことを特徴とする油圧緩衝器のロッドガイド構造。 - 【請求項2】 アウタチューブ内にオイルシール及びロ
ッドガイドを介してピストンロッドを挿通した油圧緩衝
器において、前記ロッドガイドの上部及び胴部外周面に
戻し流路をなす連通溝をそれぞれ形成し、かつ前記上部
の連通溝と胴部外周面の連通溝とは周方向の異なる位置
に形成したことを特徴とする油圧緩衝器のロッドガイド
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007849U JP2583344Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 油圧緩衝器のロッドガイド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993007849U JP2583344Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 油圧緩衝器のロッドガイド構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0667940U true JPH0667940U (ja) | 1994-09-22 |
| JP2583344Y2 JP2583344Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=18528136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993007849U Expired - Fee Related JP2583344Y2 (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | 油圧緩衝器のロッドガイド構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2583344Y2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349628A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-04 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
| KR100489342B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-05-12 | 주식회사 만도 | 쇽 업소버의 씰링 구조 |
| WO2024201696A1 (ja) * | 2023-03-28 | 2024-10-03 | 日立Astemo株式会社 | 緩衝装置、懸架装置 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP1993007849U patent/JP2583344Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002349628A (ja) * | 2001-05-31 | 2002-12-04 | Kayaba Ind Co Ltd | 油圧緩衝器 |
| KR100489342B1 (ko) * | 2001-11-16 | 2005-05-12 | 주식회사 만도 | 쇽 업소버의 씰링 구조 |
| WO2024201696A1 (ja) * | 2023-03-28 | 2024-10-03 | 日立Astemo株式会社 | 緩衝装置、懸架装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2583344Y2 (ja) | 1998-10-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980728 |
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