JPH10103512A - 油圧緩衝器のピストン構造 - Google Patents
油圧緩衝器のピストン構造Info
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- JPH10103512A JPH10103512A JP27695096A JP27695096A JPH10103512A JP H10103512 A JPH10103512 A JP H10103512A JP 27695096 A JP27695096 A JP 27695096A JP 27695096 A JP27695096 A JP 27695096A JP H10103512 A JPH10103512 A JP H10103512A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピストンにピストンリング取付溝の加工を廃
止できるとともに、ピストンへのピストンリングの装着
を容易化できるようにすること。 【解決手段】 シリンダ12内を摺動するピストン11
の軸方向に流路が貫通して形成され、ピストンの外周に
ピストンリング13が装着された油圧緩衝器10のピス
トン構造において、ピストンは、第1ピストンボディ1
5及び第2ピストンボディ16が軸方向に接合して構成
され、これらの第1ピストンボディの接合面23及び第
2ピストンボディの接合面24を臨む外周にそれぞれ凹
部29、30が形成され、ピストンリングの内周に凸部
33が形成され、ピストンリングの凸部を、互いに接合
する第1及び第2ピストンボディの凹部が軸方向に挟持
することにて、ピストンリングがピストンの外周に装着
されるものである。
止できるとともに、ピストンへのピストンリングの装着
を容易化できるようにすること。 【解決手段】 シリンダ12内を摺動するピストン11
の軸方向に流路が貫通して形成され、ピストンの外周に
ピストンリング13が装着された油圧緩衝器10のピス
トン構造において、ピストンは、第1ピストンボディ1
5及び第2ピストンボディ16が軸方向に接合して構成
され、これらの第1ピストンボディの接合面23及び第
2ピストンボディの接合面24を臨む外周にそれぞれ凹
部29、30が形成され、ピストンリングの内周に凸部
33が形成され、ピストンリングの凸部を、互いに接合
する第1及び第2ピストンボディの凹部が軸方向に挟持
することにて、ピストンリングがピストンの外周に装着
されるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧緩衝器のピス
トン構造に係り、特に、ピストンへのピストンリングの
取付構造を改良した油圧緩衝器のピストン構造に関す
る。
トン構造に係り、特に、ピストンへのピストンリングの
取付構造を改良した油圧緩衝器のピストン構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】油圧緩衝器において、シリンダ内を摺動
するピストンには、密封性、耐摩耗性及び摺動性を向上
させるために、ピストンの外周にピストンリングを装着
している。
するピストンには、密封性、耐摩耗性及び摺動性を向上
させるために、ピストンの外周にピストンリングを装着
している。
【0003】実開昭59-32742号公報記載のピストン構造
では、ピストンの外周に帯状のピストンリングを巻き付
けたものが開示されている(第1従来技術)。
では、ピストンの外周に帯状のピストンリングを巻き付
けたものが開示されている(第1従来技術)。
【0004】また、実開昭60-118037 号公報記載のピス
トン構造では、環形状のピストンリングをピストンの外
周に嵌装し、その後、ピストンを保持すべく、ピストン
に押え部材を螺装したものが開示されている(第2従来
技術)。
トン構造では、環形状のピストンリングをピストンの外
周に嵌装し、その後、ピストンを保持すべく、ピストン
に押え部材を螺装したものが開示されている(第2従来
技術)。
【0005】更に、実公平5-1709号公報記載のピストン
構造では、ピストン外周にピストンリング取付溝を加工
し、環形状のピストンリングを加熱し、ピストン外周に
押し付けて装着するものが開示されている(第3従来技
術)。
構造では、ピストン外周にピストンリング取付溝を加工
し、環形状のピストンリングを加熱し、ピストン外周に
押し付けて装着するものが開示されている(第3従来技
術)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記第1従
来技術では、ピストンリングの両合せ端面間の隙間が、
ピストンの外周にピストンの軸方向に延びて形成される
ことから、ピストンにより区画されるシリンダ内の圧力
室間で、上記隙間を介し作動油が漏洩してしまい、油圧
緩衝器の減衰力が不安定なものとなってしまう。
来技術では、ピストンリングの両合せ端面間の隙間が、
ピストンの外周にピストンの軸方向に延びて形成される
ことから、ピストンにより区画されるシリンダ内の圧力
室間で、上記隙間を介し作動油が漏洩してしまい、油圧
緩衝器の減衰力が不安定なものとなってしまう。
【0007】また、第2従来技術では、ピストンリング
が環形状であるため、ピストンリングに第1従来技術の
ような隙間が形成されないものの、ピストンにピストン
リングを保持するための押え部材が取り付けられるた
め、部品点数が増大してしまう。
が環形状であるため、ピストンリングに第1従来技術の
ような隙間が形成されないものの、ピストンにピストン
リングを保持するための押え部材が取り付けられるた
め、部品点数が増大してしまう。
【0008】更に、第3従来技術では、ピストンの成形
後に、このピストンの外周にピストンリング取付用のピ
ストンリング取付溝を追加工しなければならない。ま
た、環形状のピストンリングを加熱した後、このピスト
ンリングをピストンの外周に装着させるので、ピストン
リング装着用にテーパ治具等が必要となり、ピストンリ
ングの装着も煩雑となっている。
後に、このピストンの外周にピストンリング取付用のピ
ストンリング取付溝を追加工しなければならない。ま
た、環形状のピストンリングを加熱した後、このピスト
ンリングをピストンの外周に装着させるので、ピストン
リング装着用にテーパ治具等が必要となり、ピストンリ
ングの装着も煩雑となっている。
【0009】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ピストンにピストンリング取付溝の
加工を廃止できるとともに、ピストンへのピストンリン
グの装着を容易化できる油圧緩衝器のピストン構造を提
供することにある。
されたものであり、ピストンにピストンリング取付溝の
加工を廃止できるとともに、ピストンへのピストンリン
グの装着を容易化できる油圧緩衝器のピストン構造を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、シリンダ内を摺動するピストンの軸方向に流路が貫
通して形成され、上記ピストンの外周にピストンリング
が装着された油圧緩衝器のピストン構造において、上記
ピストンは、第1ピストンボディ及び第2ピストンボデ
ィが軸方向に接合されて構成され、これらの第1及び第
2ピストンボディの接合面を臨む外周にそれぞれ凹部が
形成され、また、上記ピストンリングの内周には凸部が
形成され、上記ピストンリングの上記凸部と、互いに接
合する上記第1及び第2ピストンボディの上記凹部と軸
方向に接持することにて、上記ピストンリングが上記ピ
ストンの外周に装着されるようにしたものである。
は、シリンダ内を摺動するピストンの軸方向に流路が貫
通して形成され、上記ピストンの外周にピストンリング
が装着された油圧緩衝器のピストン構造において、上記
ピストンは、第1ピストンボディ及び第2ピストンボデ
ィが軸方向に接合されて構成され、これらの第1及び第
2ピストンボディの接合面を臨む外周にそれぞれ凹部が
形成され、また、上記ピストンリングの内周には凸部が
形成され、上記ピストンリングの上記凸部と、互いに接
合する上記第1及び第2ピストンボディの上記凹部と軸
方向に接持することにて、上記ピストンリングが上記ピ
ストンの外周に装着されるようにしたものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記ピストンリングには、第1及び第
2ピストンボディの接合面間へ延び、これらの接合面に
て挟持されるシート部が一体に形成され、このシート部
には、上記ピストンの流路に対応する位置に開口が設け
られたものである。
の発明において、上記ピストンリングには、第1及び第
2ピストンボディの接合面間へ延び、これらの接合面に
て挟持されるシート部が一体に形成され、このシート部
には、上記ピストンの流路に対応する位置に開口が設け
られたものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、上記第1及び第2ピストンボデ
ィの凹部とピストンリングの凸部とのいずれか一方に位
置決め突起が、他方に上記位置決め突起に係合可能な位
置決め窪み部がそれぞれ形成されたものである。
に記載の発明において、上記第1及び第2ピストンボデ
ィの凹部とピストンリングの凸部とのいずれか一方に位
置決め突起が、他方に上記位置決め突起に係合可能な位
置決め窪み部がそれぞれ形成されたものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか一に記載の発明において、上記第1ピストンボ
ディと第2ピストンボディとは接合面に関し対象な形状
に形成されたものである。
いずれか一に記載の発明において、上記第1ピストンボ
ディと第2ピストンボディとは接合面に関し対象な形状
に形成されたものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか一に記載の発明において、上記第1及び第2ピ
ストンボディの接合面は、互いに当接する軸力受部と、
ピストンリングのシート部を収容するシート収容部と、
を備えて構成されたものである。
いずれか一に記載の発明において、上記第1及び第2ピ
ストンボディの接合面は、互いに当接する軸力受部と、
ピストンリングのシート部を収容するシート収容部と、
を備えて構成されたものである。
【0015】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。第1及び第2ピストンボディの凹部がピストンリン
グの凸部を軸方向に挟持することにてピストンリングが
ピストンに装着されることから、ピストンの外周にピス
トンリング取付用のピストンリング取付溝を追加工する
必要がなく廃止でき、また、ピストンリングをピストン
に容易に装着できる。
る。第1及び第2ピストンボディの凹部がピストンリン
グの凸部を軸方向に挟持することにてピストンリングが
ピストンに装着されることから、ピストンの外周にピス
トンリング取付用のピストンリング取付溝を追加工する
必要がなく廃止でき、また、ピストンリングをピストン
に容易に装着できる。
【0016】また、第1及び第2ピストンボディの接合
面を臨む外周にピストンリングが装着されるので、ピス
トンが第1及び第2ピストンボディの接合により構成さ
れても、これらの接合面から作動油が漏洩することを防
止でき、安定した減衰力を発生できる。
面を臨む外周にピストンリングが装着されるので、ピス
トンが第1及び第2ピストンボディの接合により構成さ
れても、これらの接合面から作動油が漏洩することを防
止でき、安定した減衰力を発生できる。
【0017】更に、第1及び第2ピストンボディの端面
には、減衰力を発生するバルブに当接して減衰力に影響
を与えるラウンド面が形成され、このラウンド面の形状
が異なる第1及び第2ピストンボディを数種類用意すれ
ば、これらのうちから、第1及び第2ピストンボディを
選択してピストンを構成することにより、油圧緩衝器に
て発生させる減衰力を容易に変更することができる。
には、減衰力を発生するバルブに当接して減衰力に影響
を与えるラウンド面が形成され、このラウンド面の形状
が異なる第1及び第2ピストンボディを数種類用意すれ
ば、これらのうちから、第1及び第2ピストンボディを
選択してピストンを構成することにより、油圧緩衝器に
て発生させる減衰力を容易に変更することができる。
【0018】また、ピストンが第1及び第2ピストンボ
ディから構成されたので、ピストンボディの一方に傷等
の損傷が生じた場合でも、この一方のピストンボディの
みを交換すれば足りるので、コストを低減できる。
ディから構成されたので、ピストンボディの一方に傷等
の損傷が生じた場合でも、この一方のピストンボディの
みを交換すれば足りるので、コストを低減できる。
【0019】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。ピストンリングにはシート部が一体に成形され、ピ
ストンの第1及び第1ピストンボディにおける接合面に
て上記シート部が挟持されたことから、ピストンが第1
及び第2ピストンボディにて構成された場合であって
も、ピストンの流路間で作動油が漏洩することを防止で
きる。
る。ピストンリングにはシート部が一体に成形され、ピ
ストンの第1及び第1ピストンボディにおける接合面に
て上記シート部が挟持されたことから、ピストンが第1
及び第2ピストンボディにて構成された場合であって
も、ピストンの流路間で作動油が漏洩することを防止で
きる。
【0020】請求項3に記載の発明には、次の作用があ
る。第1及び第2ピストンボディの凹部とピストンリン
グの凸部との一方に位置決め突起が形成され、他方に位
置決め窪み部が形成されたので、これらの位置決め突起
と位置決め窪み部とを係合させることにより、ピストン
リングを第1及び第2ピストンボディの所定位置に容易
に位置合せでき、ピストン及びピストンリングの組立を
容易化できる。
る。第1及び第2ピストンボディの凹部とピストンリン
グの凸部との一方に位置決め突起が形成され、他方に位
置決め窪み部が形成されたので、これらの位置決め突起
と位置決め窪み部とを係合させることにより、ピストン
リングを第1及び第2ピストンボディの所定位置に容易
に位置合せでき、ピストン及びピストンリングの組立を
容易化できる。
【0021】請求項4に記載の発明には、次の作用があ
る。第1ピストンボディと第2ピストンボディとが接合
面に関し対象な形状に構成されたので、第1及び第2ピ
ストンボディを同一の型(例えば金型)で成形でき、コ
ストを低減できる。
る。第1ピストンボディと第2ピストンボディとが接合
面に関し対象な形状に構成されたので、第1及び第2ピ
ストンボディを同一の型(例えば金型)で成形でき、コ
ストを低減できる。
【0022】請求項5に記載の発明には、次の作用があ
る。第1及び第2ピストンボディの接合面には、互いに
当接する軸力受部が形成されたので、第1及び第2ピス
トンボディを接合面にて当接保持して組付固定するため
に付与される軸力を、上記両ピストンボディの軸力受部
にて支持できる。この結果、第1及び第2ピストンボデ
ィを、軸力受部が当接した状態で長期間適正に保持でき
る。
る。第1及び第2ピストンボディの接合面には、互いに
当接する軸力受部が形成されたので、第1及び第2ピス
トンボディを接合面にて当接保持して組付固定するため
に付与される軸力を、上記両ピストンボディの軸力受部
にて支持できる。この結果、第1及び第2ピストンボデ
ィを、軸力受部が当接した状態で長期間適正に保持でき
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (1) 第1の実施の形態 図1は、本発明に係る油圧緩衝器のピストン構造の第1
の実施の形態が適用されたピストン及びピストンリング
等を示す断面図である。図2は、図1のII-II線に沿う
断面図である。図3は、図1のIII 矢視図である。図4
は、図1のピストンリングを軸線に沿って2分割した状
態で示す斜視図である。図5は、図1のピストンを示す
斜視図である。
に基づいて説明する。 (1) 第1の実施の形態 図1は、本発明に係る油圧緩衝器のピストン構造の第1
の実施の形態が適用されたピストン及びピストンリング
等を示す断面図である。図2は、図1のII-II線に沿う
断面図である。図3は、図1のIII 矢視図である。図4
は、図1のピストンリングを軸線に沿って2分割した状
態で示す斜視図である。図5は、図1のピストンを示す
斜視図である。
【0024】図1に示すように、油圧緩衝器10のピス
トン11は、シリンダ12内に配設され、外周面にピス
トンリング13が装着され、このピストンリング13に
よりシリンダ12内を摺動自在に構成される。また、ピ
ストン11により作動油が充填されるシリンダ12内
は、上記ピストン11及びピストンリング13によっ
て、2つの圧力室14A、14Bに液密に区画される。
ピストンリング13は、このように密封性、摺動性及び
耐摩耗性を向上させるために、ピストン11の外周に装
着される。
トン11は、シリンダ12内に配設され、外周面にピス
トンリング13が装着され、このピストンリング13に
よりシリンダ12内を摺動自在に構成される。また、ピ
ストン11により作動油が充填されるシリンダ12内
は、上記ピストン11及びピストンリング13によっ
て、2つの圧力室14A、14Bに液密に区画される。
ピストンリング13は、このように密封性、摺動性及び
耐摩耗性を向上させるために、ピストン11の外周に装
着される。
【0025】上記ピストン11は、第1ピストンボディ
15と第2ピストンボディ16とが軸方向に接合して構
成される。これらの第1ピストンボディ15、第2ピス
トンボディ16の中央位置に、軸方向に延びるロッド貫
通孔17、18がそれぞれ同軸状態で形成される。これ
らのロッド貫通孔17及び18にピストンロッド26が
挿通される。
15と第2ピストンボディ16とが軸方向に接合して構
成される。これらの第1ピストンボディ15、第2ピス
トンボディ16の中央位置に、軸方向に延びるロッド貫
通孔17、18がそれぞれ同軸状態で形成される。これ
らのロッド貫通孔17及び18にピストンロッド26が
挿通される。
【0026】更に、第1ピストンボディ15には、ロッ
ド貫通孔17の周囲に圧側流路19及び伸側流路20が
交互に軸方向に貫通して形成される。また、第2ピスト
ンボディ16には、ロッド貫通孔18の周囲に圧側流路
21及び伸側流路22が交互に軸方向に貫通して形成さ
れる。第1ピストンボディ15の圧側流路19と第2ピ
ストンボディ16の圧側流路21とは同軸状態に設けら
れ、また、第1ピストンボディ15の伸側流路20と第
2ピストンボディ16の伸側流路22は同軸状態に設け
られて、第1ピストンボディ15及び第2ピストンボデ
ィ16が接合されたときに、それぞれ 1本の貫通した流
路を構成する。
ド貫通孔17の周囲に圧側流路19及び伸側流路20が
交互に軸方向に貫通して形成される。また、第2ピスト
ンボディ16には、ロッド貫通孔18の周囲に圧側流路
21及び伸側流路22が交互に軸方向に貫通して形成さ
れる。第1ピストンボディ15の圧側流路19と第2ピ
ストンボディ16の圧側流路21とは同軸状態に設けら
れ、また、第1ピストンボディ15の伸側流路20と第
2ピストンボディ16の伸側流路22は同軸状態に設け
られて、第1ピストンボディ15及び第2ピストンボデ
ィ16が接合されたときに、それぞれ 1本の貫通した流
路を構成する。
【0027】第1ピストンボディ15、第2ピストンボ
ディ16には、それぞれの接合面23、24に対向する
端面に、図3に示すようなラウンド面25が形成され
る。このラウンド面25の形状は、後述の如く圧側減衰
バルブ27、伸側減衰バルブ28に当接するため、これ
らの圧側減衰バルブ27、伸側減衰バルブ28にて発生
する減衰力の大小等に影響を及ぼす。
ディ16には、それぞれの接合面23、24に対向する
端面に、図3に示すようなラウンド面25が形成され
る。このラウンド面25の形状は、後述の如く圧側減衰
バルブ27、伸側減衰バルブ28に当接するため、これ
らの圧側減衰バルブ27、伸側減衰バルブ28にて発生
する減衰力の大小等に影響を及ぼす。
【0028】第1ピストンボディ15のラウンド面25
に、図1に示す圧側減衰バルブ27が当接状態で配設さ
れ、この圧側減衰バルブ27が、一本化された圧側流路
19及び21を閉塞可能とする。これらの圧側流路19
及び21を流れる作動油により圧側減衰バルブ27が撓
み変形して、ピストンロッド26がシリンダ12内へ侵
入する油圧緩衝器10の圧縮行程で減衰力(圧側減衰
力)を発生する。
に、図1に示す圧側減衰バルブ27が当接状態で配設さ
れ、この圧側減衰バルブ27が、一本化された圧側流路
19及び21を閉塞可能とする。これらの圧側流路19
及び21を流れる作動油により圧側減衰バルブ27が撓
み変形して、ピストンロッド26がシリンダ12内へ侵
入する油圧緩衝器10の圧縮行程で減衰力(圧側減衰
力)を発生する。
【0029】第2ピストンボディ16のラウンド面25
に伸側減衰バルブ28が当接状態で配設され、この伸側
減衰バルブ28が、一本化された伸側流路20及び22
を閉塞可能とする。これらの伸側流路20及び22を流
れる作動油により伸側減衰バルブ28が撓み変形して、
ピストンロッド26がシリンダ12から退出する油圧緩
衝器10の伸長行程で、減衰力(伸側減衰力)を発生す
る。
に伸側減衰バルブ28が当接状態で配設され、この伸側
減衰バルブ28が、一本化された伸側流路20及び22
を閉塞可能とする。これらの伸側流路20及び22を流
れる作動油により伸側減衰バルブ28が撓み変形して、
ピストンロッド26がシリンダ12から退出する油圧緩
衝器10の伸長行程で、減衰力(伸側減衰力)を発生す
る。
【0030】第1ピストンボディ15、第2ピストンボ
ディ16の外周には、それぞれ接合面23、24を臨む
位置に、図1及び図5に示すように凹部29、30が形
成される。これらの凹部29、30は、それぞれ第1ピ
ストンボディ15、第2ピストンボディ16の全周に亘
って形成され、周方向所定箇所に位置決め突起31が突
出して設けられる。
ディ16の外周には、それぞれ接合面23、24を臨む
位置に、図1及び図5に示すように凹部29、30が形
成される。これらの凹部29、30は、それぞれ第1ピ
ストンボディ15、第2ピストンボディ16の全周に亘
って形成され、周方向所定箇所に位置決め突起31が突
出して設けられる。
【0031】ここで、上述のようにして構成された第1
ピストンボディ15、第2ピストンボディ16は、それ
ぞれの接合面23、24に関し対象な形状であり、同一
の金型にて成形される。第1ピストンボディ15、第2
ピストンボディ16の一方は、他方を180 °変位させた
状態で、ピストンロッド26に挿通され配置されたもの
である。
ピストンボディ15、第2ピストンボディ16は、それ
ぞれの接合面23、24に関し対象な形状であり、同一
の金型にて成形される。第1ピストンボディ15、第2
ピストンボディ16の一方は、他方を180 °変位させた
状態で、ピストンロッド26に挿通され配置されたもの
である。
【0032】ところで、前記ピストンリング13は、図
1、図2及び図4に示すように、略円筒形状のリング本
体32の全内周に亘って凸部33が膨出され、この凸部
33から半径方向内向きにシート部34が一体に延在し
て構成されたものである。このピストンリング13は、
例えば合成樹脂にて構成される。上記凸部33が、互い
に当接する第1ピストンボディ15及び第2ピストンボ
ディ16の凹部29及び30によりピストンリング13
の軸方向に挟持されることによって、このピストンリン
グ13がピストン11の外周に装着される。
1、図2及び図4に示すように、略円筒形状のリング本
体32の全内周に亘って凸部33が膨出され、この凸部
33から半径方向内向きにシート部34が一体に延在し
て構成されたものである。このピストンリング13は、
例えば合成樹脂にて構成される。上記凸部33が、互い
に当接する第1ピストンボディ15及び第2ピストンボ
ディ16の凹部29及び30によりピストンリング13
の軸方向に挟持されることによって、このピストンリン
グ13がピストン11の外周に装着される。
【0033】また、ピストンリング13のシート部34
には、第1ピストンボディ15の圧側流路19及び伸側
流路20、並びに第2ピストンボディ16の圧側流路2
1及び伸側流路22に対応する位置に開口35が開設さ
れる。第1ピストンボディ15と第2ピストンボディ1
6とが接合された状態で、ピストンリング13のシート
部34は、第1ピストンボディ15の接合面23と第2
ピストンボディ16の接合面24とにより挟持されるの
で、このシート部34により、第1ピストンボディ15
の圧側流路19と第2ピストンボディ16の圧側流路2
1との間で作動油の漏洩が防止され、また、第1ピスト
ンボディ15の伸側流路20と第2ピストンボディ16
の伸側流路22との間で、同様に作動油の漏洩が防止さ
れる。
には、第1ピストンボディ15の圧側流路19及び伸側
流路20、並びに第2ピストンボディ16の圧側流路2
1及び伸側流路22に対応する位置に開口35が開設さ
れる。第1ピストンボディ15と第2ピストンボディ1
6とが接合された状態で、ピストンリング13のシート
部34は、第1ピストンボディ15の接合面23と第2
ピストンボディ16の接合面24とにより挟持されるの
で、このシート部34により、第1ピストンボディ15
の圧側流路19と第2ピストンボディ16の圧側流路2
1との間で作動油の漏洩が防止され、また、第1ピスト
ンボディ15の伸側流路20と第2ピストンボディ16
の伸側流路22との間で、同様に作動油の漏洩が防止さ
れる。
【0034】更に、ピストンリング13の凸部33に
は、ピストンリング13の周方向所定位置に位置決め窪
み部36が形成される。この位置決め窪み部36は、第
1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16の位
置決め突起31に係合可能に設けられ、係合状態で、ピ
ストンリング13が第1ピストンボディ15及び第2ピ
ストンボディ16の所定位置、つまり、ピストンリング
13の開口35が第1ピストンボディ15の圧側流路1
9及び伸側流路20、並びに第2ピストンボディ16の
圧側流路21及び伸側流路22に対応する位置に位置合
せされる。
は、ピストンリング13の周方向所定位置に位置決め窪
み部36が形成される。この位置決め窪み部36は、第
1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16の位
置決め突起31に係合可能に設けられ、係合状態で、ピ
ストンリング13が第1ピストンボディ15及び第2ピ
ストンボディ16の所定位置、つまり、ピストンリング
13の開口35が第1ピストンボディ15の圧側流路1
9及び伸側流路20、並びに第2ピストンボディ16の
圧側流路21及び伸側流路22に対応する位置に位置合
せされる。
【0035】尚、ピストンリング13のリング本体32
は、接合された第1ピストンボディ15及び第2ピスト
ンボディ16の全外周を覆う軸長に構成されるととも
に、スカート部37を備える。このピストンリング13
のスカート部37が、ピストン11とシリンダ12との
間で密封性を一層向上させることに寄与する。
は、接合された第1ピストンボディ15及び第2ピスト
ンボディ16の全外周を覆う軸長に構成されるととも
に、スカート部37を備える。このピストンリング13
のスカート部37が、ピストン11とシリンダ12との
間で密封性を一層向上させることに寄与する。
【0036】上述のようなシリンダ12及びピストンリ
ング13等をピストンロッド26に組付けるには、先ず
ピストンロッド26にバルブストッパ38、圧側減衰バ
ルブ27及び第1ピストンボディ15を順次挿入し、次
にピストンリング13を挿入し、その後第2ピストンボ
ディ16、伸側減衰バルブ28、バルブストッパ39を
順次挿入した後、ピストンロッド26の先端にナット4
0を螺合して固定する。このとき、第1ピストンボディ
15及び第2ピストンボディ16間には、これらの第1
ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16の接合
状態を保持する軸力が付与される。
ング13等をピストンロッド26に組付けるには、先ず
ピストンロッド26にバルブストッパ38、圧側減衰バ
ルブ27及び第1ピストンボディ15を順次挿入し、次
にピストンリング13を挿入し、その後第2ピストンボ
ディ16、伸側減衰バルブ28、バルブストッパ39を
順次挿入した後、ピストンロッド26の先端にナット4
0を螺合して固定する。このとき、第1ピストンボディ
15及び第2ピストンボディ16間には、これらの第1
ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16の接合
状態を保持する軸力が付与される。
【0037】上記実施の形態によれば、次の〜の効
果を奏する。 第1ピストンボディ15の凹部29及び第2ピストン
ボディ16の凹部30がピストンリング13の凸部33
を軸方向に挟持することにて、ピストンリング13がピ
ストン11に装着されることから、ピストン11の外周
にピストンリング13取付用のピストンリング取付溝を
追加工する必要がなく廃止でき、また、ピストンリング
13をピストン11に容易に装着できる。
果を奏する。 第1ピストンボディ15の凹部29及び第2ピストン
ボディ16の凹部30がピストンリング13の凸部33
を軸方向に挟持することにて、ピストンリング13がピ
ストン11に装着されることから、ピストン11の外周
にピストンリング13取付用のピストンリング取付溝を
追加工する必要がなく廃止でき、また、ピストンリング
13をピストン11に容易に装着できる。
【0038】また、第1ピストンボディ15の接合面
22及び第2ピストンボディ16の接合面24を臨む外
周にピストンリング13が装着されたので、ピストン1
1が第1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ1
6を接合することにて構成されても、これらの接合面2
3、24から作動油が漏洩することを防止でき、油圧緩
衝器10にて安定した減衰力を発生できる。
22及び第2ピストンボディ16の接合面24を臨む外
周にピストンリング13が装着されたので、ピストン1
1が第1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ1
6を接合することにて構成されても、これらの接合面2
3、24から作動油が漏洩することを防止でき、油圧緩
衝器10にて安定した減衰力を発生できる。
【0039】更に、第1ピストンボディ15及び第2
ピストンボディ16の端面には、減衰力を発生する圧側
減衰バルブ27、伸側減衰バルブ28に当接して減衰力
に影響を与えるラウンド面25が形成され、このラウン
ド面25の形状が異なる第1ピストンボディ15及び第
2ピストンボディ16を数種類用意すれば、これらのう
ちから、第1ピストンボディ15及び第2ピストンボデ
ィ16を選択してピストン11を構成することにより、
油圧緩衝器10にて発生させる減衰力を容易に変更でき
る。
ピストンボディ16の端面には、減衰力を発生する圧側
減衰バルブ27、伸側減衰バルブ28に当接して減衰力
に影響を与えるラウンド面25が形成され、このラウン
ド面25の形状が異なる第1ピストンボディ15及び第
2ピストンボディ16を数種類用意すれば、これらのう
ちから、第1ピストンボディ15及び第2ピストンボデ
ィ16を選択してピストン11を構成することにより、
油圧緩衝器10にて発生させる減衰力を容易に変更でき
る。
【0040】また、ピストンが第1ピストンボディ1
5及び第2ピストンボディ16から構成されたので、第
1ピストンボディ15又は第2ピストンボディ16の一
方に傷等の損傷が生じた場合でも、この一方のピストン
ボディ15又は16のみを交換すれば足りるので、コス
トを低減できる。
5及び第2ピストンボディ16から構成されたので、第
1ピストンボディ15又は第2ピストンボディ16の一
方に傷等の損傷が生じた場合でも、この一方のピストン
ボディ15又は16のみを交換すれば足りるので、コス
トを低減できる。
【0041】ピストンリング13にはシート部34が
一体に成形され、第1ピストンボディ15の接合面23
及び第2ピストンボディ16の接合面24にてシート部
34が挟持されたことから、ピストン11が第1ピスト
ンボディ15及び第2ピストンボディ16にて構成され
た場合であっても、ピストン11の流路間(第1ピスト
ンボディ15の圧側流路19と第2ピストンボディ16
の圧側流路21間、第1ピストンボディ15の伸側流路
20と第2ピストンボディ16の伸側流路22間)で、
作動油が漏洩することを防止できる。
一体に成形され、第1ピストンボディ15の接合面23
及び第2ピストンボディ16の接合面24にてシート部
34が挟持されたことから、ピストン11が第1ピスト
ンボディ15及び第2ピストンボディ16にて構成され
た場合であっても、ピストン11の流路間(第1ピスト
ンボディ15の圧側流路19と第2ピストンボディ16
の圧側流路21間、第1ピストンボディ15の伸側流路
20と第2ピストンボディ16の伸側流路22間)で、
作動油が漏洩することを防止できる。
【0042】第1ピストンボディ15の凹部29及び
第2ピストンボディ16の凹部30に位置決め突起31
が形成され、ピストンリング13の凸部33に位置決め
窪み部36が形成されたので、これらの位置決め突起3
1と位置決め窪み部36とを係合させることにより、ピ
ストンリング13の開口35を第1ピストンボディ15
の圧側流路19と第2ピストンボディ16の圧側流路2
1、第1ピストンボディ15の伸側流路20と第2ピス
トンボディ16の伸側流路22に対応させることができ
る。このため、ピストンリング13を第1ピストンボデ
ィ15及び第2ピストンボディ16の所定位置に容易に
位置合せでき、ピストン11及びピストンリング13の
組立を容易化できる。
第2ピストンボディ16の凹部30に位置決め突起31
が形成され、ピストンリング13の凸部33に位置決め
窪み部36が形成されたので、これらの位置決め突起3
1と位置決め窪み部36とを係合させることにより、ピ
ストンリング13の開口35を第1ピストンボディ15
の圧側流路19と第2ピストンボディ16の圧側流路2
1、第1ピストンボディ15の伸側流路20と第2ピス
トンボディ16の伸側流路22に対応させることができ
る。このため、ピストンリング13を第1ピストンボデ
ィ15及び第2ピストンボディ16の所定位置に容易に
位置合せでき、ピストン11及びピストンリング13の
組立を容易化できる。
【0043】第1ピストンボディ15と第2ピストン
ボディ16とがそれぞれの接合面23、24に関し対象
な形状に構成されたので、第1ピストンボディ15及び
第2ピストンボディ16を同一の金型で成形でき、コス
トを低減できる。
ボディ16とがそれぞれの接合面23、24に関し対象
な形状に構成されたので、第1ピストンボディ15及び
第2ピストンボディ16を同一の金型で成形でき、コス
トを低減できる。
【0044】(2) 第2の実施の形態 図6は、本発明に係る油圧緩衝器のピストン構造の第2
の実施の形態が適用されたピストン及びピストンリング
を示す断面図である。図7は、図6のVII-VII線に沿う
断面図である。この第2の実施の形態において、前記第
1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すこと
により説明を省略する。
の実施の形態が適用されたピストン及びピストンリング
を示す断面図である。図7は、図6のVII-VII線に沿う
断面図である。この第2の実施の形態において、前記第
1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付すこと
により説明を省略する。
【0045】この実施の形態のピストン41は、第1ピ
ストンボディ42及び第2ピストンボディ43を接合し
て構成される。第1ピストンボディ42の接合面には、
ロッド貫通孔17側に軸力受部44が、圧側流路19及
び伸側流路20側にシート部46が連続して形成され
る。同様に、第2ピストンボディ43の接合面には、ロ
ッド挿通孔18側に軸力受部45が、圧側流路21及び
伸側流路22側にシート収容部47が連続して形成され
る。
ストンボディ42及び第2ピストンボディ43を接合し
て構成される。第1ピストンボディ42の接合面には、
ロッド貫通孔17側に軸力受部44が、圧側流路19及
び伸側流路20側にシート部46が連続して形成され
る。同様に、第2ピストンボディ43の接合面には、ロ
ッド挿通孔18側に軸力受部45が、圧側流路21及び
伸側流路22側にシート収容部47が連続して形成され
る。
【0046】軸力受部44と45は、それぞれ第1ピス
トンボディ42、第2ピストンボディ43の軸方向に直
交した平坦面に形成され、第1ピストンボディ42と第
2ピストンボディ43との接合状態下で当接して、この
第1ピストンボディ42と第2ピストンボディ43との
接合状態を保持するための軸力を支持する。また、シー
ト収容部46と47は、第1ピストンボディ42と第2
ピストンボディ43との接合状態下で隙間を有し、第1
ピストンボディ42の圧側流路19と第2ピストンボデ
ィ43の圧側流路21間、第1ピストンボディ42の伸
側流路20と第2ピストンボディ43の伸側流路22間
でそれぞれ作動油の漏洩を防止し得る適度な力でピスト
ンリング13のシート部34を挟持すべく、このシート
部34を収容する。
トンボディ42、第2ピストンボディ43の軸方向に直
交した平坦面に形成され、第1ピストンボディ42と第
2ピストンボディ43との接合状態下で当接して、この
第1ピストンボディ42と第2ピストンボディ43との
接合状態を保持するための軸力を支持する。また、シー
ト収容部46と47は、第1ピストンボディ42と第2
ピストンボディ43との接合状態下で隙間を有し、第1
ピストンボディ42の圧側流路19と第2ピストンボデ
ィ43の圧側流路21間、第1ピストンボディ42の伸
側流路20と第2ピストンボディ43の伸側流路22間
でそれぞれ作動油の漏洩を防止し得る適度な力でピスト
ンリング13のシート部34を挟持すべく、このシート
部34を収容する。
【0047】上記第1ピストンボディ42の軸力受部4
4とシート収容部46、第2ピストンボディ43の軸力
受部45とシート収容部47とは、ピストン41の軸方
向に沿って異なった位置に段差をもって形成される。更
に、これら軸力受部44及びシート収容部46を備える
第1ピストンボディ42と、軸力受部45及びシート収
容部47を備える第2ピストンボディ43とは、互いに
接合面に関し対象な形状に形成されて、同一の金型にて
成形される。
4とシート収容部46、第2ピストンボディ43の軸力
受部45とシート収容部47とは、ピストン41の軸方
向に沿って異なった位置に段差をもって形成される。更
に、これら軸力受部44及びシート収容部46を備える
第1ピストンボディ42と、軸力受部45及びシート収
容部47を備える第2ピストンボディ43とは、互いに
接合面に関し対象な形状に形成されて、同一の金型にて
成形される。
【0048】上述のような第1ピストンボディ42の凹
部29と第2ピストンボディ43の凹部30とにより、
ピストンリング13の凸部33を挟持して、ピストン4
1の外周にピストンリング13を装着する本実施の形態
においても、前記実施の形態の〜の効果を奏する。
更に、本実施の形態では、次のの効果を奏する。
部29と第2ピストンボディ43の凹部30とにより、
ピストンリング13の凸部33を挟持して、ピストン4
1の外周にピストンリング13を装着する本実施の形態
においても、前記実施の形態の〜の効果を奏する。
更に、本実施の形態では、次のの効果を奏する。
【0049】前記実施の形態の如く、第1ピストンボ
ディ15の接合面23及び第2ピストンボディ16の接
合面24からピストンリング13のシート部34に、第
1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16を組
付固定するための軸力が全て作用する場合、ピストンリ
ング13が樹脂製であると、長期間の軸力の作用によっ
てピストンリング13のシート部34が塑性変形して薄
くなってしまい、上記第1ピストンボディ15及び第2
ピストンボディ16に適正な軸力の作用を確保できなく
なる場合が万一発生する。
ディ15の接合面23及び第2ピストンボディ16の接
合面24からピストンリング13のシート部34に、第
1ピストンボディ15及び第2ピストンボディ16を組
付固定するための軸力が全て作用する場合、ピストンリ
ング13が樹脂製であると、長期間の軸力の作用によっ
てピストンリング13のシート部34が塑性変形して薄
くなってしまい、上記第1ピストンボディ15及び第2
ピストンボディ16に適正な軸力の作用を確保できなく
なる場合が万一発生する。
【0050】これに対し、本実施の形態では、第1ピス
トンボディ42、第2ピストンボディ43の接合面に、
互いに当接する軸力受部44、45が形成されたので、
第1ピストンボディ42及び第2ピストンボディ43を
接合面にて当接保持して組付固定するために付与される
軸力を、上記第1ピストンボディ42の軸力受部44及
び第2ピストンボディ43の軸力受部45にて支持でき
る。この結果、第1ピストンボディ42及び第2ピスト
ンボディ43を、それらの軸力受部44及び45が当接
した状態で長期間適正に保持できる。
トンボディ42、第2ピストンボディ43の接合面に、
互いに当接する軸力受部44、45が形成されたので、
第1ピストンボディ42及び第2ピストンボディ43を
接合面にて当接保持して組付固定するために付与される
軸力を、上記第1ピストンボディ42の軸力受部44及
び第2ピストンボディ43の軸力受部45にて支持でき
る。この結果、第1ピストンボディ42及び第2ピスト
ンボディ43を、それらの軸力受部44及び45が当接
した状態で長期間適正に保持できる。
【0051】尚、第2の実施の形態において、第1ピス
トンボディ42の軸力受部44とシート収容部46とが
段差をもって形成されず、第2ピストンボディ43の軸
力受部45とシート収容部47とが段差をもって形成さ
れず、それぞれピストン41の軸方向に対し同一レベル
に形成されても良い。また、第1ピストンボディ15、
42の凹部29、第2ピストンボディ16、43の凹部
30に位置決め窪み部36を形成し、ピストンリング1
3の凸部33に位置決め突起31を形成しても良い。
トンボディ42の軸力受部44とシート収容部46とが
段差をもって形成されず、第2ピストンボディ43の軸
力受部45とシート収容部47とが段差をもって形成さ
れず、それぞれピストン41の軸方向に対し同一レベル
に形成されても良い。また、第1ピストンボディ15、
42の凹部29、第2ピストンボディ16、43の凹部
30に位置決め窪み部36を形成し、ピストンリング1
3の凸部33に位置決め突起31を形成しても良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る油圧緩衝器
のピストン構造によれば、ピストンにピストンリング取
付溝の加工を廃止できるとともに、ピストンへのピスト
ンリングの装着を容易化できる。
のピストン構造によれば、ピストンにピストンリング取
付溝の加工を廃止できるとともに、ピストンへのピスト
ンリングの装着を容易化できる。
【図1】図1は、本発明に係る油圧緩衝器のピストン構
造の第1の実施の形態が適用されたピストン及びピスト
ンリング等を示す断面図である。
造の第1の実施の形態が適用されたピストン及びピスト
ンリング等を示す断面図である。
【図2】図2は、図1のII-II 線に沿う断面図である。
【図3】図3は、図1のIII 矢視図である。
【図4】図4は、図1のピストンリングを軸線に沿って
2分割した状態で示す斜視図である。
2分割した状態で示す斜視図である。
【図5】図5は、図1のピストンを示す斜視図である。
【図6】図6は、本発明に係る油圧緩衝器のピストン構
造の第2の実施の形態が適用されたピストン及びピスト
ンリングを示す断面図である。
造の第2の実施の形態が適用されたピストン及びピスト
ンリングを示す断面図である。
【図7】図7は、図6のVII-VII 線に沿う断面図であ
る。
る。
10 油圧緩衝器 11 ピストン 12 シリンダ 13 ピストンリング 15 第1ピストンボディ 16 第2ピストンボディ 23 第1ピストンボディの接合面 24 第2ピストンボディの接合面 25 ラウンド面 29 第1ピストンボディの凹部 30 第2ピストンボディの凹部 31 位置決め突起 33 ピストンリングの凸部 34 ピストンリングのシート部 35 シート部の開口 36 位置決め窪み部 41 ピストン 42 第1ピストンボディ 43 第2ピストンボディ 44 第1ピストンボディの軸力受部 45 第2ピストンボディの軸力受部 46 第1ピストンボディのシート収容部 47 第2ピストンボディのシート収容部
Claims (5)
- 【請求項1】 シリンダ内を摺動するピストンの軸方向
に流路が貫通して形成され、上記ピストンの外周にピス
トンリングが装着された油圧緩衝器のピストン構造にお
いて、 上記ピストンは、第1ピストンボディ及び第2ピストン
ボディが軸方向に接合されて構成され、これらの第1及
び第2ピストンボディの接合面を臨む外周にそれぞれ凹
部が形成され、また、上記ピストンリングの内周には凸
部が形成され、 上記ピストンリングの上記凸部と、互いに接合する上記
第1及び第2ピストンボディの上記凹部と軸方向に接持
することにて、上記ピストンリングが上記ピストンの外
周に装着されることを特徴とする油圧緩衝器のピストン
構造。 - 【請求項2】 上記ピストンリングには、第1及び第2
ピストンボディの接合面間へ延び、これらの接合面にて
挟持されるシート部が一体に形成され、このシート部に
は、上記ピストンの流路に対応する位置に開口が設けら
れた請求項1に記載の油圧緩衝器のピストン構造。 - 【請求項3】 上記第1及び第2ピストンボディの凹部
とピストンリングの凸部とのいずれか一方に位置決め突
起が、他方に上記位置決め突起に係合可能な位置決め窪
み部がそれぞれ形成された請求項1又は2に記載の油圧
緩衝器のピストン構造。 - 【請求項4】 上記第1ピストンボディと第2ピストン
ボディとは接合面に関し対象な形状に形成された請求項
1〜3のいずれか一に記載の油圧緩衝器のピストン構
造。 - 【請求項5】 上記第1及び第2ピストンボディの接合
面は、互いに当接する軸力受部と、ピストンリングのシ
ート部を収容するシート収容部と、を備えて構成された
請求項1〜3のいずれか一に記載の油圧緩衝器のピスト
ン構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27695096A JPH10103512A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 油圧緩衝器のピストン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27695096A JPH10103512A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 油圧緩衝器のピストン構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10103512A true JPH10103512A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17576681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27695096A Pending JPH10103512A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 油圧緩衝器のピストン構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10103512A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275216A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Hitachi Ltd | 油圧緩衝器のピストン構造 |
| GB2427456A (en) * | 2005-06-21 | 2006-12-27 | Tenneco Automotive Operating | A four-piece piston assembly for a shock absorber |
| JP2007090198A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 塗装機用密封構造及び塗装機 |
| JP2011080563A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Showa Corp | 油圧緩衝器用ピストン |
| WO2013136910A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | カヤバ工業株式会社 | 緩衝器の減衰バルブ |
| KR101450308B1 (ko) * | 2013-02-21 | 2014-10-22 | 주식회사 만도 | 쇽업소버 |
| KR101450307B1 (ko) * | 2013-02-21 | 2014-10-22 | 주식회사 만도 | 쇽업소버 |
| US8997953B2 (en) * | 2007-08-30 | 2015-04-07 | Tenneco Automotive Operating Company Inc. | Shock absorber having a full displacement valve assembly |
| US9347512B2 (en) | 2012-03-14 | 2016-05-24 | Kyb Corporation | Damping valve for shock absorber |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP27695096A patent/JPH10103512A/ja active Pending
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