JPH0668001B2 - 新規な共重合体 - Google Patents
新規な共重合体Info
- Publication number
- JPH0668001B2 JPH0668001B2 JP15342987A JP15342987A JPH0668001B2 JP H0668001 B2 JPH0668001 B2 JP H0668001B2 JP 15342987 A JP15342987 A JP 15342987A JP 15342987 A JP15342987 A JP 15342987A JP H0668001 B2 JPH0668001 B2 JP H0668001B2
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- JP
- Japan
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- polymer
- phenoxazine
- copolymer
- group
- oligomer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な重合体に関し、特に新規な導電性高分子
に変換するに適する共重合体に関する。
に変換するに適する共重合体に関する。
導電性高分子を形成するのに用いられる重合体として、
ポリアセチレン、ポリパラフエニレン、ポリチオフエ
ン、ポリピロール等が知られている。これらの重合体は
ある種の化合物をドーブすることにより導電性高分子と
して使用可能となるが、空気中で変質しやすく、電気的
特性が変化するという欠点がある。また、これらの導電
性高分子は融解性、溶解性に乏しいために加工性が極め
て悪い等の問題点があり、実用上の大きな障害となつて
いる。たとえば、導電性高分子の応用分野として、導電
性高分子の可逆的酸化還元特性を利用した二次電池用電
極への応用が提案されているが、ほとんどの場合二次電
池の電解液中で物理的もしくは化学的に不安定であり、
したがつて二次電池に要求される基本的性能である充放
電の安定した繰り返し特性(サイクラビリテイー)が期
待できない。また、導電性高分子のポリマー骨格は剛直
なπ電子共役系よりなるため不溶不融であつて実用化の
大きな障害となつている。これらの問題点を解決する方
法として米国特許第4,505,844号において、3,10−フ
エノキサジンジイル構造を繰り返し単位として有する重
合体に電子受容体をドープして得られる電気活性ポリマ
ーが提案されている。
ポリアセチレン、ポリパラフエニレン、ポリチオフエ
ン、ポリピロール等が知られている。これらの重合体は
ある種の化合物をドーブすることにより導電性高分子と
して使用可能となるが、空気中で変質しやすく、電気的
特性が変化するという欠点がある。また、これらの導電
性高分子は融解性、溶解性に乏しいために加工性が極め
て悪い等の問題点があり、実用上の大きな障害となつて
いる。たとえば、導電性高分子の応用分野として、導電
性高分子の可逆的酸化還元特性を利用した二次電池用電
極への応用が提案されているが、ほとんどの場合二次電
池の電解液中で物理的もしくは化学的に不安定であり、
したがつて二次電池に要求される基本的性能である充放
電の安定した繰り返し特性(サイクラビリテイー)が期
待できない。また、導電性高分子のポリマー骨格は剛直
なπ電子共役系よりなるため不溶不融であつて実用化の
大きな障害となつている。これらの問題点を解決する方
法として米国特許第4,505,844号において、3,10−フ
エノキサジンジイル構造を繰り返し単位として有する重
合体に電子受容体をドープして得られる電気活性ポリマ
ーが提案されている。
しかし、上記のフエノキサジン系重合体は低重合度のオ
リゴマーであり、本来高分子化合物として具備すべき機
械的強度と成形性がなく、たとえば、該重合体を二次電
池の電極材料として用いた場合は繰り返し充放電を行う
につれて可溶成分が溶出し、サイクラビリテイーが期待
できないという問題点がある。また上記フエノキサジン
系重合体に良好な電気化学的特性と同時に機械的強度と
成形性を持たせるためには、より重合度の高いポリマー
(高重合体)を得ることが必要となるが、ポリアロマテ
イツク化合物やポリヘテロアロマテイツクの合成法とし
て一般に用いられているグリニヤールカツプリング、酸
化カツプリング、フリーデルクラフツ反応および電解酸
化重合などによつても高分子量ポリマーを得ることは困
難であり、また、反応条件をより過酷にしても異種結合
や架橋反応を誘発して高分子量化が望めないばかりか高
分子化合物の利点の一つである加工性を失つて不溶不融
となり、さらには電気的に不活性なポリマーとなつてし
まうという問題点がある。
リゴマーであり、本来高分子化合物として具備すべき機
械的強度と成形性がなく、たとえば、該重合体を二次電
池の電極材料として用いた場合は繰り返し充放電を行う
につれて可溶成分が溶出し、サイクラビリテイーが期待
できないという問題点がある。また上記フエノキサジン
系重合体に良好な電気化学的特性と同時に機械的強度と
成形性を持たせるためには、より重合度の高いポリマー
(高重合体)を得ることが必要となるが、ポリアロマテ
イツク化合物やポリヘテロアロマテイツクの合成法とし
て一般に用いられているグリニヤールカツプリング、酸
化カツプリング、フリーデルクラフツ反応および電解酸
化重合などによつても高分子量ポリマーを得ることは困
難であり、また、反応条件をより過酷にしても異種結合
や架橋反応を誘発して高分子量化が望めないばかりか高
分子化合物の利点の一つである加工性を失つて不溶不融
となり、さらには電気的に不活性なポリマーとなつてし
まうという問題点がある。
本発明の目的は従来技術の問題点を解決することにあ
る。
る。
すなわち、本発明は一般式I (式中、RはH、炭素数1〜20の炭化水素残基、フリ
ル基、ピリジル基またはメトキシフエニル基、nは1〜
50、好ましくは2〜30の整数、xは2〜1000、
好ましくは2〜500の整数を示す。) で表わされる共重合体に関するものであり、該共重合体
に電子受容体をドープすると後記するようにすぐれた性
質をもつ電気活性ポリマーが得られる。
ル基、ピリジル基またはメトキシフエニル基、nは1〜
50、好ましくは2〜30の整数、xは2〜1000、
好ましくは2〜500の整数を示す。) で表わされる共重合体に関するものであり、該共重合体
に電子受容体をドープすると後記するようにすぐれた性
質をもつ電気活性ポリマーが得られる。
本発明の一般式(I)で表わされる共重合体は、一般式(I
I)で表わされる3,10−フエノキサジンジイル構造を繰
り返し単位として有する化合物と、一般式(III)で表わ
されるアルデヒドまたはその重合体とを重縮合させるこ
とによつて得ることができる。
I)で表わされる3,10−フエノキサジンジイル構造を繰
り返し単位として有する化合物と、一般式(III)で表わ
されるアルデヒドまたはその重合体とを重縮合させるこ
とによつて得ることができる。
一般式(II)で表わされる化合物としては、フエノキサジ
ンまたは3,10−フエノキサジンジイル構造を繰り返し
単位として有する重合体が用いられる。
ンまたは3,10−フエノキサジンジイル構造を繰り返し
単位として有する重合体が用いられる。
一般式(II)で表わされる3,10−フエノキサジンジイル
構造を繰り返し単位として有する重合体はたとえば、ア
セトン、ピリジン、ベンゼン、水またはそれらの混合溶
媒中で過マンガン酸塩、重クロム酸塩等の酸化剤を用い
て合成することができる。また、これらの酸化剤と共に
硫酸水素テトラアルキルアンモニウム塩、クラウンエー
テル等の相間移動触媒を使用してもよい。
構造を繰り返し単位として有する重合体はたとえば、ア
セトン、ピリジン、ベンゼン、水またはそれらの混合溶
媒中で過マンガン酸塩、重クロム酸塩等の酸化剤を用い
て合成することができる。また、これらの酸化剤と共に
硫酸水素テトラアルキルアンモニウム塩、クラウンエー
テル等の相間移動触媒を使用してもよい。
一般式(III)で表わされるアルデヒドとしては、式中R
が水素または炭素数1〜20、好ましくは1〜8の炭化
水素残基、またはフリル基、ピリジル基あるいはメトキ
シフエニル基の化合物が用いられ、炭化水素残基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ヘキシン基ま
たはアリル基を、またフエニル基、トリル基、エチルフ
エニル基などの各種アリール基、アラルキル基およびそ
の誘導体などを用いることができる。これらのアルデヒ
ドのうち代表的なものとしては、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、アクリルアルデヒド、シンナ
ムアルデヒド、アニスアルデヒド、ニコチンアルデヒ
ド、フルフラールなどを挙げることができる。
が水素または炭素数1〜20、好ましくは1〜8の炭化
水素残基、またはフリル基、ピリジル基あるいはメトキ
シフエニル基の化合物が用いられ、炭化水素残基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、i−ブチル基、n−ヘキシン基ま
たはアリル基を、またフエニル基、トリル基、エチルフ
エニル基などの各種アリール基、アラルキル基およびそ
の誘導体などを用いることができる。これらのアルデヒ
ドのうち代表的なものとしては、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド、アクリルアルデヒド、シンナ
ムアルデヒド、アニスアルデヒド、ニコチンアルデヒ
ド、フルフラールなどを挙げることができる。
また、アルデヒドの重合体とは、一般式(III)デ表され
るアルデヒドを濃厚溶液にして自己縮合させたり、酸触
媒の存在下で縮合させて得られる重合体を表し、該重合
体は本発明の共重合体を合成する際の反応条件下で容易
に加水分解してアルデヒド単量体を生成するものを表
す。代表的なものとしては、ホルムアルデヒドの重合体
であるパラホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの三量
体であるパラアルデヒドなどが挙げられる。
るアルデヒドを濃厚溶液にして自己縮合させたり、酸触
媒の存在下で縮合させて得られる重合体を表し、該重合
体は本発明の共重合体を合成する際の反応条件下で容易
に加水分解してアルデヒド単量体を生成するものを表
す。代表的なものとしては、ホルムアルデヒドの重合体
であるパラホルムアルデヒド、アセトアルデヒドの三量
体であるパラアルデヒドなどが挙げられる。
一般式(II)で表わされる化合物と一般式(III)で表わさ
れるアルデヒドまたはその重合体との重縮合は両者が可
溶な有機溶媒中で0℃〜200℃度の温度で酸またはア
ルカリ触媒を用いて行うことができる。酸触媒の例とし
ては硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等の有機酸を挙げることができる。また、好ま
しい有機溶剤の例としてはエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、クロロホルム、
ジクロロメタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素類、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、アセトニトリ
ル、プロピレンカーボネート、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドンなどが挙げられる。反応時間は1
分ないし100時間、好ましくは5分ないし24時間の
範囲で適宜選ぶことができる。
れるアルデヒドまたはその重合体との重縮合は両者が可
溶な有機溶媒中で0℃〜200℃度の温度で酸またはア
ルカリ触媒を用いて行うことができる。酸触媒の例とし
ては硫酸、塩酸、リン酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸等の有機酸を挙げることができる。また、好ま
しい有機溶剤の例としてはエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジオキサン等のエーテル類、クロロホルム、
ジクロロメタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水
素類、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、アセトニトリ
ル、プロピレンカーボネート、ジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドンなどが挙げられる。反応時間は1
分ないし100時間、好ましくは5分ないし24時間の
範囲で適宜選ぶことができる。
以上の反応により、実質的に線状で重合度の高い本発明
の共重合体が得られる。本発明の共重合体はN−メチル
ピロリドン、ニトロベンゼン、硫酸等の溶媒に可溶であ
るがアルコール、炭化水素、有機電解液型電池に用いら
れるアセトニトリルやプロピレンカーボネート等に不溶
であり、また加熱により溶融させることが可能な熱可塑
性樹脂であつて加工性に優れており任意の形状の各種の
成形体とすることができる。
の共重合体が得られる。本発明の共重合体はN−メチル
ピロリドン、ニトロベンゼン、硫酸等の溶媒に可溶であ
るがアルコール、炭化水素、有機電解液型電池に用いら
れるアセトニトリルやプロピレンカーボネート等に不溶
であり、また加熱により溶融させることが可能な熱可塑
性樹脂であつて加工性に優れており任意の形状の各種の
成形体とすることができる。
本発明の共重合体は電子受容体をドーパントとしてドー
プすることにより高い電気活性を示し、酸化還元反応を
繰り返し性良く行うことがきるので、例えば二次電池の
電極材料として用いた場合には可逆的な充放電が可能で
あり、特に充放電の繰り返し数(サイクル数)を著しく
多くしてもフエノキサジン系重合体の場合に見られるよ
うに溶出現象を起こしてサイクラビリテイーが低下する
こともなく、極めて安定した特性を得ることができる。
プすることにより高い電気活性を示し、酸化還元反応を
繰り返し性良く行うことがきるので、例えば二次電池の
電極材料として用いた場合には可逆的な充放電が可能で
あり、特に充放電の繰り返し数(サイクル数)を著しく
多くしてもフエノキサジン系重合体の場合に見られるよ
うに溶出現象を起こしてサイクラビリテイーが低下する
こともなく、極めて安定した特性を得ることができる。
電子受容性ドーパントとしては、ヨウ素、臭素、ヨウ化
水素のようなハロゲン化合物、五フツ化ヒ素、五塩化リ
ン、五フツ化リン、五フツ化アンチモン、四フツ化ケイ
素、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、フツ化アル
ミニウム、塩化第二鉄のような金属ハロゲン化物、硫
酸、硝酸、クロロスルホン酸のようなプロトン酸、三酸
化イオウ、ジフルオロスルホニルパーオキシドのような
酸化剤、テトラシアノキノジメタンのような有機物など
を挙げることができる。また、電気化学的にドープでき
るドーパントとしては、PF6 -、SbF6 -、AsF6 -のようなV
a属の元素のハロゲン化物アニオン、BF4 -のようなIII
a属の元素のハロゲン化物アニオン、I-(I8 -)、Br-、C
1-のようなハロゲンアニオン、C1O4 -のような過塩素酸
アニオンなどの陰イオンが挙げられる。
水素のようなハロゲン化合物、五フツ化ヒ素、五塩化リ
ン、五フツ化リン、五フツ化アンチモン、四フツ化ケイ
素、塩化アルミニウム、臭化アルミニウム、フツ化アル
ミニウム、塩化第二鉄のような金属ハロゲン化物、硫
酸、硝酸、クロロスルホン酸のようなプロトン酸、三酸
化イオウ、ジフルオロスルホニルパーオキシドのような
酸化剤、テトラシアノキノジメタンのような有機物など
を挙げることができる。また、電気化学的にドープでき
るドーパントとしては、PF6 -、SbF6 -、AsF6 -のようなV
a属の元素のハロゲン化物アニオン、BF4 -のようなIII
a属の元素のハロゲン化物アニオン、I-(I8 -)、Br-、C
1-のようなハロゲンアニオン、C1O4 -のような過塩素酸
アニオンなどの陰イオンが挙げられる。
さらに、本発明の共重合体は陰イオンをドープした際に
高分子中の窒素原子が正電荷を帯び安定な状態となる性
質を有するので、酸化還元の繰り返しに対して安定でか
つ加工性が良いという特性を利用して電池等の各種機能
性電極を構成するのに用いられる。すなわち、本発明の
共重合体を溶媒に溶解したものを用いて成形するか、加
熱溶融して成形するか、もしくは該共重合体を主成分と
して加圧成形したり、結着剤を用いて任意の形に成形し
たものを電極とすることができる。結着剤としてはポリ
四フツ化エチレン、ポリフツ化ビニリデン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレンなどを挙げることができるが、必ず
しもこれらに限定されるものではない。
高分子中の窒素原子が正電荷を帯び安定な状態となる性
質を有するので、酸化還元の繰り返しに対して安定でか
つ加工性が良いという特性を利用して電池等の各種機能
性電極を構成するのに用いられる。すなわち、本発明の
共重合体を溶媒に溶解したものを用いて成形するか、加
熱溶融して成形するか、もしくは該共重合体を主成分と
して加圧成形したり、結着剤を用いて任意の形に成形し
たものを電極とすることができる。結着剤としてはポリ
四フツ化エチレン、ポリフツ化ビニリデン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレンなどを挙げることができるが、必ず
しもこれらに限定されるものではない。
本発明の共重合体は線状であるため加工性が優れてお
り、容易に各種成形体を製造することができる。また、
この共重合体を電子受容体でドープすることにより、高
い導電性を発現することができ、そかもドーピングが可
逆的であつてかつ極めて高いサイクラビリテイーを有し
ており、導電性高分子として優れている。
り、容易に各種成形体を製造することができる。また、
この共重合体を電子受容体でドープすることにより、高
い導電性を発現することができ、そかもドーピングが可
逆的であつてかつ極めて高いサイクラビリテイーを有し
ており、導電性高分子として優れている。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
明はこれらに限定されるものではない。
実施例1. (フエノキサジンオリゴマーの合成) 攪拌器、滴下ロートおよび還流コンデンサーを備えた3
00m三ツ口フラスコにアセトン150mおよびフ
エノキサジン5.1gを入れて攪拌しフエノキサジンを溶
解させた後、氷冷した。ついで、過マンガン酸カリウム
の飽和アセトン溶液を滴下した。過マンガン酸カリウム
として10.5gを添加した後反応を終了し、沈澱をろ過
し、アセトンで洗浄した。風乾した後、熱トルエンに入
れて攪拌し、不溶の二酸化マンガンをろ過により分離し
た。ろ液からトルエンを減圧除去することにより灰色の
粗フエノキサジンオリゴマー粉末を得た。粗フエノキサ
ジンオリゴマー粉末を再びトルエンに溶解し、メタノー
ルで再沈することにより精製を行い、3.3gの精製フエ
ノキサジンオリゴマーを得た。収率は65%であつた。
00m三ツ口フラスコにアセトン150mおよびフ
エノキサジン5.1gを入れて攪拌しフエノキサジンを溶
解させた後、氷冷した。ついで、過マンガン酸カリウム
の飽和アセトン溶液を滴下した。過マンガン酸カリウム
として10.5gを添加した後反応を終了し、沈澱をろ過
し、アセトンで洗浄した。風乾した後、熱トルエンに入
れて攪拌し、不溶の二酸化マンガンをろ過により分離し
た。ろ液からトルエンを減圧除去することにより灰色の
粗フエノキサジンオリゴマー粉末を得た。粗フエノキサ
ジンオリゴマー粉末を再びトルエンに溶解し、メタノー
ルで再沈することにより精製を行い、3.3gの精製フエ
ノキサジンオリゴマーを得た。収率は65%であつた。
(フエノキサジンオリゴマーとホルムアルデヒドとの重
縮合) 50m三口フラスコに上記フエノキサジンオリゴマー
0.30gを入れ、1,4−ジオキサン5mに溶解させ
た。これに濃硫酸数滴加え、37%ホルムアルデヒド水
溶液40mg滴下した後、80℃で1時間過熱攪拌し
て反応させた。反応後、反応沈澱物をろ過し、メタノー
ルで洗浄した後乾燥して緑色の重合物0.31gを得た。
得られた重合体はN−メチルピロリドンおよびニトロベ
ンゼンに可溶であり、アセトニトリル、プロピレンカー
ボネート、炭化水素類には不溶であつた。
縮合) 50m三口フラスコに上記フエノキサジンオリゴマー
0.30gを入れ、1,4−ジオキサン5mに溶解させ
た。これに濃硫酸数滴加え、37%ホルムアルデヒド水
溶液40mg滴下した後、80℃で1時間過熱攪拌し
て反応させた。反応後、反応沈澱物をろ過し、メタノー
ルで洗浄した後乾燥して緑色の重合物0.31gを得た。
得られた重合体はN−メチルピロリドンおよびニトロベ
ンゼンに可溶であり、アセトニトリル、プロピレンカー
ボネート、炭化水素類には不溶であつた。
赤外吸収スペクトルを測定した結果を第1図に示す。8
00cm-1および870cm-1の1,2,4−三置換ベンゼンに
由来する吸収、750cm-1の1,2−二置換ベンゼンに由
来する吸収が認められ、しかもその他の吸収位置はフエ
ノキサジンオリゴマーの赤外吸収スペクトルと一致する
ことから、アルデヒドとの重縮合がフエノキサジンオリ
ゴマー末端の3−位で起こつていることがわかつた。
00cm-1および870cm-1の1,2,4−三置換ベンゼンに
由来する吸収、750cm-1の1,2−二置換ベンゼンに由
来する吸収が認められ、しかもその他の吸収位置はフエ
ノキサジンオリゴマーの赤外吸収スペクトルと一致する
ことから、アルデヒドとの重縮合がフエノキサジンオリ
ゴマー末端の3−位で起こつていることがわかつた。
参考例1. 実施例1で得た共重合体を白金網上に圧着し、測定用電
極を作製した。電解液として0.07mo1/1のn−C4H9NC1
O4のアセトニトリル溶液、対極として白金板、参照電極
としてAg/AgNO3電極を用いて乾燥窒素雰囲気中で上述
の電極のサイクリツクボルタメトリーを測定した。掃引
速度は50mV/secを用いた。得られた結果を第2図
に示す。数十回の酸化還元サイクルでも変化がなく、可
逆的で極めて安定な酸化還元挙動を示した。酸化還元電
位は0.46VVS。Ag/AgNO3であつた。
極を作製した。電解液として0.07mo1/1のn−C4H9NC1
O4のアセトニトリル溶液、対極として白金板、参照電極
としてAg/AgNO3電極を用いて乾燥窒素雰囲気中で上述
の電極のサイクリツクボルタメトリーを測定した。掃引
速度は50mV/secを用いた。得られた結果を第2図
に示す。数十回の酸化還元サイクルでも変化がなく、可
逆的で極めて安定な酸化還元挙動を示した。酸化還元電
位は0.46VVS。Ag/AgNO3であつた。
実施例2. 実施例1においてフエノキサジンオリゴマーのかわり
に、上記フエノキサジンを使用したことを除いては実施
例1と同様に反応を行つた。フエノキサジン0.70g、
37%ホルムアルデヒド水溶液、0.70g、1,4−ジオ
キサン15mを使用し、温室で30分間反応させた。
精製後0.75gの重縮合反応物を得た。
に、上記フエノキサジンを使用したことを除いては実施
例1と同様に反応を行つた。フエノキサジン0.70g、
37%ホルムアルデヒド水溶液、0.70g、1,4−ジオ
キサン15mを使用し、温室で30分間反応させた。
精製後0.75gの重縮合反応物を得た。
参考例2. 参考例1においてフエノキサジンオリゴマーとホルムア
ルデヒドとの重縮合反応物のかわりに実施例2で得た共
重合体を使用したことを除いては、参考例1と同様にサ
イクリツクボルタメトリーの測定を行つた。得られた結
果を第3図に示す、可逆的で極めて安定な酸化還元挙動
を示した。酸化還元電位は0.36V VS Ag/Ag
NO3であつた。
ルデヒドとの重縮合反応物のかわりに実施例2で得た共
重合体を使用したことを除いては、参考例1と同様にサ
イクリツクボルタメトリーの測定を行つた。得られた結
果を第3図に示す、可逆的で極めて安定な酸化還元挙動
を示した。酸化還元電位は0.36V VS Ag/Ag
NO3であつた。
第1図は実施例1で得た共重合体の赤外吸収スペクトル
図であり、第2図および第3図はそれぞれ参考例1およ
び2における電極のサイクリツクボルタメトリーの測定
結果を示す。
図であり、第2図および第3図はそれぞれ参考例1およ
び2における電極のサイクリツクボルタメトリーの測定
結果を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式 (式中、RはH、炭素数1〜20の炭化水素残基、フリ
ル基、ピリジル基またはメトキシフエニル基を示し、n
は1〜50の整数、xは2〜1000の整数を示す。) で表わされる共重合体。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15342987A JPH0668001B2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | 新規な共重合体 |
| CA000568805A CA1305707C (en) | 1987-06-10 | 1988-06-07 | Copolymers and electroactive polymers derived from same |
| DE3851574T DE3851574T2 (de) | 1987-06-10 | 1988-06-08 | Copolymere und daraus abgeleitete elektroaktive Polymere. |
| US07/204,083 US4952667A (en) | 1987-06-10 | 1988-06-08 | Novel copolymers and electroactive polymers derived from same |
| EP88305237A EP0295084B1 (en) | 1987-06-10 | 1988-06-08 | Novel copolymers and electroactive polymers derived from same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15342987A JPH0668001B2 (ja) | 1987-06-22 | 1987-06-22 | 新規な共重合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63317507A JPS63317507A (ja) | 1988-12-26 |
| JPH0668001B2 true JPH0668001B2 (ja) | 1994-08-31 |
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ID=15562322
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15342987A Expired - Fee Related JPH0668001B2 (ja) | 1987-06-10 | 1987-06-22 | 新規な共重合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668001B2 (ja) |
-
1987
- 1987-06-22 JP JP15342987A patent/JPH0668001B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63317507A (ja) | 1988-12-26 |
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