JPH0668201U - 化学発光体 - Google Patents
化学発光体Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 釣り・防災用・標識灯・装身具等に使われる
化学発光体を、多色発光させることができ、糸による連
結を容易にし、時間を分けて発光させることができ、長
期間の使用・無駄のない使用を可能とし、更に浮力を与
えて海面・水面上に浮かべたり水中浮きとして使用で
き、更に帯状の化学発光体のガス圧による膨れがなく発
光面積が小さくなる等が達成できるようにした。 【構成】 容器1の内部を隔壁2で区画した複数の室3
を形成し、この室に化学発光液を収容させる。この容器
1の長手方向に貫通孔10を設けることで、複数個連結
できるようにしている。又区画された複数室3の一部を
中空にすることで浮力を発生させることができるように
している。
化学発光体を、多色発光させることができ、糸による連
結を容易にし、時間を分けて発光させることができ、長
期間の使用・無駄のない使用を可能とし、更に浮力を与
えて海面・水面上に浮かべたり水中浮きとして使用で
き、更に帯状の化学発光体のガス圧による膨れがなく発
光面積が小さくなる等が達成できるようにした。 【構成】 容器1の内部を隔壁2で区画した複数の室3
を形成し、この室に化学発光液を収容させる。この容器
1の長手方向に貫通孔10を設けることで、複数個連結
できるようにしている。又区画された複数室3の一部を
中空にすることで浮力を発生させることができるように
している。
Description
【0001】
本考案は、釣り・防災用・標識灯・装身具等に用いられる化学発光体に関する ものである。
【0002】
従来、釣りや装身具用としての化学発光体のほとんどのものは、図14に示す ように棒状発光体であり、透明な筒状容器1内部に、混合して化学発光を呈する 2種の液体4,5のうちの一方の液体5をアンプル6に充填し、他方の液体4は そのままの液体の形態で収容し、アンプル6は他の液体4の中に浮遊する状態に 容器1内部に封入される。
【0003】 発光させる時は、筒状容器1を曲げ、又はアンプル6のある個所を外部から加 圧することでアンプル6を破割して二液4,5を混合させ、化学発光を起こさせ るものである。
【0004】 発光の二液とは蛍光液と酸化液であり、蛍光液は、フタル酸ジブチル,蛍光物 質,反応物質からなっている。酸化液は、フタル酸ジメチル,H2O2 ,サリチ ル酸ナトリウム等からなっている。尚、二液はこの成分に限るものではない。
【0005】 この化学発光体は、釣りの集魚に使われる場合は、図15に示すように、釣り 糸12に取付部材14でもって取付けられて使用される。
【0006】
従来の化学発光体は、筒状容器1に一色の発光色の二液を収容するだけである ため、一つの化学発光体では多色(青,赤,黄,緑)を発色させることは出来な かった。
【0007】 又、従来の化学発光体は、一度使うと一定時間発光するのみで、時間に分けて 発光させることが出来なかった。
【0008】 更に、従来の化学発光体を釣り用に使用する場合、図15に示すように、釣り 糸12に取付部材14で化学発光体を取付けていた。そのため、釣り糸12と化 学発光体の重心が偏心しているため、化学発光体が回転して糸もつれを生起する という問題点があった。
【0009】 従来の化学発光体でその発光面積を広げようとする場合は、筒の径を大きくす るか、又は帯状とする方法が採られている。
【0010】 前者は使用液が多くなり且つ重くなるという問題点がある。又、後者は液使用 量が少なくて済むが、化学反応の進行に伴い炭酸ガスが発生し、その為そのガス 圧によって帯状容器が円形に膨らんでしまい液面が低下し、発光面積が縮小し、 商品価値を失うという問題点があった。(図16参照)
【0011】 又、装飾品・釣り用・標識灯で使用する時、化学発光体を複数個繋いで直線的 ・曲線的、或いは交差状・平面的・立体的に化学発光体を多数配列して使用する 場合、特殊な連結部材を必要としていた。そのため、コスト高となるばかりか、 連結が不安定で且つ連結作業に手間どるという問題点があった。
【0012】 化学発光体を釣り等で海面・水面で浮かして使う時は、浮力が不足して浮かな いという問題点があった。
【0013】 本考案の課題は、従来のこれらの問題点を解消し、多色の発光を同時に出せ、 又発光の時期を分けて使え、又ガス圧で円形になりにくい帯状の化学発光体を可 能とし、更に多数の化学発光体を曲線的・直線的・平面的・立体的に容易に連結 でき、釣り用として糸もつれが少なくできるという優れた化学発光体を提供する ことにある。
【0014】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、 1) 可撓性を有し全部又は一部が透明な筒状容器の内部を容器長手方向に伸び た隔壁により複数の室に区画するとともに、混合により化学発光現象を生起する 二種の液を一方の液は液のまま又他方の液は破割性アンプルに封入する形態で前 記の区画された室の少なくとも2室内にそれぞれ収容したことを特徴とする化学 発光体 2) 隔壁が筒状容器の断面中心部から放射状に設けられ、しかも同断面中心部 に貫通孔を設けた請求項1記載の化学発光体 3) 可撓性を有し全部又は一部が透明な偏平状の縦長の容器の内部を縦方向に 伸びた隔壁により断面長さ方向に複数の室に区画し、混合により化学発光現象を 生起する二種の液を一方は液のまま又他方の液は破割性アンプルに封入する形態 で前記の区画された少なくとも2室内にそれぞれ収容したことを特徴とする化学 発光体 4) 容器の長手方向に沿って伸びた貫通孔を容器に設けた請求項1又は3記載 の化学発光体 5) 区画された室に収容される二液の混合時の発光色が少なくとも二色存在す る請求項1〜4いずれか記載の化学発光体 6) 容器内部の区画された室のうち、一つ以上の室内部を空のままにした請求 項1〜5いずれか記載の化学発光体 にある。
【0015】
この考案では、筒状又は偏平状の容器の内部を隔壁によって複数の室に区画し 、この室に二液を収容しているので、発光色を異にする二液を別室で収容でき、 多色の発光を可能としている。これによって、商品価値を大巾に高めることがで きる。
【0016】 又、複数の室の二液のアンプル破割による発光開始作業を室毎時間をおいて行 えるので、時間に分けての発光ができる。これによって、長時間発光・複数回使 用可能としている。
【0017】 容器内の複数ある室の一部の室を中空にすることで浮力室として使用でき、釣 りの浮力調整に使える。又この化学発光体自体で海面・水面に浮かして使用でき る。
【0018】 偏平状の容器内部をその断面の長さ方向に隔壁で区画すれば、この隔壁がガス 圧による容器外周壁の膨張を防ぐ補強部材として作用し、偏平状容器の外周壁の 膨張をなくし、膨張による発光面積の減少を抑えることができ、液の使用量を少 なくして広い発光面積を有する実用的な帯状化学発光体とすることができる。
【0019】 又容器の長手方向(縦方向)に設けた貫通孔によって、化学発光体同志を糸・ 釣り糸・ワイヤ等で互いに直線的・曲線的・平面的・立体的に連結でき、多数の 化学発光体の組み合わせを容易且つ自在に可能とできる。
【0020】 特に、貫通孔を化学発光体の断面中心部に設け、隔壁を放射状に設ければ、こ の中心にある貫通孔に糸を通すことで化学発光体の重心と糸とが偏心なく取付け られ、糸のもつれをなくすことができる。
【0021】
以下、実施例を図面に基づいて説明する。
【0022】 実施例1(図1,2参照) 図1,2に示す実施例は、透明な円筒状容器1の内部を3個の隔壁2によって 3つの室3に区画し、各室に異なった発光色(赤,青,黄)の二液4R,4B, 4Y,5R,5B,5Yを収容させた棒状化学発光体の例である。図中6は発光 液の一方液を封入するガラス製アンプル、7,8は容器1の閉鎖端部である。本 実施例の作用は前記作用の項の記載の通りである。
【0023】 実施例2(図3,4参照) 図3,4で示す実施例2は、実施例1において、その内部の中心部を拡巾し、 その中心に貫通孔10を設け、これに糸11を通したものである。貫通孔10に 糸11を通して多数の化学発光体を図13に示すように、直線的・曲線的・平面 的・立体的に連結できるようにしたものである。勿論、釣り糸に通して集魚用と しても使用できる。
【0024】 実施例3(図5,6参照) 図5,6で示す実施例3は、透明の偏平状で縦長の容器1の内部を断面の長さ 方向に隔壁2で三つの室3に分けている。この三室に、赤,緑,青の三色の二液 4R,5R,4G,5G,4B,5Bを収容している。
【0025】 本実施例の様に偏平状容器とすることで、発光面積を円筒状容器に比べ同じ液 量で広い発光面積を得ることができる。又室3に発生する炭酸ガスによる圧力( 1気圧程度)で容器1の外周壁は膨れようとするが、二つの隔壁2が存在するた め、その外周壁が円形になるようには変形せず、僅か膨れる程度で済み、発光面 積が減少することはない。
【0026】 実施例4(図7,8参照) 図7,8で示す実施例は、楕円状の偏平容器1に隔壁2で四つの室3を設け、 中央の二室に緑と黄色の発光液を収容し、外側の二室は中空のままとして浮力室 にした例である。
【0027】 他の実施態様について説明する。 図9は円筒状容器1に4個の二液を収容した室3と、中心部に広い中空の室3 を設けた例である。図10,11は円筒状容器1の内部に4個の室3を設け、赤 と青の二液を対向する室に収容し、残り三室3は中空のままにし浮力室として使 い、中央に貫通孔10を設け、これに釣り糸12を通し止材13で固定している 。
【0028】 図12の例は、円筒状容器1内部に隔壁2で室3を三つ形成し、二室に緑色を 、一室に赤色の発光液を収容し、又貫通孔を中心より偏心した位置に設けた例で ある。
【0029】 図13は、貫通孔10のある化学発光体を糸11でもって連結させた例で、a は一本の発光体を糸11で弦状に湾曲させた例で、bは多数連列してネックレス 風にした例、cはロ字状に連結した例、dは多数を連設して平面板状に形成させ た例、eはY状に連鎖させた例である。
【0030】
以上の様に本考案によれば、a:発光色を異にした発光液を封入して多色に発 光できる。b:時間を分けて発光させることができ、長期間の使用、無駄のない 使用が可能である。
【0031】 c:中空室を設けたものは浮力を発生させ海面・水面に浮かべたり、水中浮き としても使用できる。d:貫通孔を設けたものは糸・ワイヤ・釣り糸を通すこと ができ、その使用が容易となるばかりか、多数の化学発光体の連結が自在に行え るようになる。特に貫通孔が容器断面中心部に設けられた釣り糸をもつらせるこ とがない。
【0032】 e:発光面積を広くできる偏平状容器の化学発光体に適用したものは、ガス圧 で変形が少なく発光面積が減少することのないものにできる。
【図1】実施例1の正面図である。
【図2】図1の断面I−I線における断面図である。
【図3】実施例2の正面図である。
【図4】図3のI−I線における断面図である。
【図5】実施例3の正面図である。
【図6】図5のI−I線における断面図である。
【図7】実施例4の正面図である。
【図8】図7のI−I線における断面図である。
【図9】本考案の他の断面形状例を示す断面図である。
【図10】中空室と中心貫通孔がある実施例の正面図で
ある。
ある。
【図11】図10のI−I線における断面図である。
【図12】貫通孔が中心にない他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図13】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図14】従来の化学発光体を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
【図15】従来の化学発光体を釣糸に取付けた状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図16】帯状化学発光体のガス圧による膨張を示す説
明図である。
明図である。
1 容器 2 隔壁 3 室 4 液体 4R 液 4G 液 4Y 液 4B 液 5R 液 5G 液 5Y 液 5B 液 5 液体 6 アンプル 7 閉鎖端部 8 閉鎖端部 10 貫通孔 11 糸 12 釣り糸 13 止材 14 取付部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の正面図である。
【図2】図1の断面I−I線における断面図である。
【図3】実施例2の正面図である。
【図4】図3のI−I線における断面図である。
【図5】実施例3の正面図である。
【図6】図5のI−I線における断面図である。
【図7】実施例4の正面図である。
【図8】図7のI−I線における断面図である。
【図9】本考案の他の断面形状例を示す断面図である。
【図10】中空室と中心貫通孔がある実施例の正面図で
ある。
ある。
【図11】図10のI−I線における断面図である。
【図12】貫通孔が中心にない他の例を示す断面図であ
る。
る。
【図13】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図14】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図15】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図16】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図17】貫通孔のある本考案化学発光体を連結させた
形態例を示す説明図である。
形態例を示す説明図である。
【図18】従来の化学発光体を示す一部切欠正面図であ
る。
る。
【図19】従来の化学発光体を釣糸に取付けた状態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図20】帯状化学発光体のガス圧による膨張を示す説
明図である。
明図である。
【符号の説明】 1 容器 2 隔壁 3 室 4 液体 4R 液 4G 液 4Y 液 4B 液 5R 液 5G 液 5Y 液 5B 液 5 液体 6 アンプル 7 閉鎖端部 8 閉鎖端部 10 貫通孔 11 糸 12 釣り糸 13 止材 14 取付部材
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
Claims (6)
- 【請求項1】 可撓性を有し全部又は一部が透明な筒状
容器の内部を容器長手方向に伸びた隔壁により複数の室
に区画するとともに、混合により化学発光現象を生起す
る二種の液を一方の液は液のまま又他方の液は破割性ア
ンプルに封入する形態で前記の区画された室の少なくと
も2室内にそれぞれ収容したことを特徴とする化学発光
体。 - 【請求項2】 隔壁が筒状容器の断面中心部から放射状
に設けられ、しかも同断面中心部に貫通孔を設けた請求
項1記載の化学発光体。 - 【請求項3】 可撓性を有し全部又は一部が透明な偏平
状の縦長の容器の内部を縦方向に伸びた隔壁により断面
長さ方向に複数の室に区画し、混合により化学発光現象
を生起する二種の液を一方は液のまま又他方の液は破割
性アンプルに封入する形態で前記の区画された少なくと
も2室内にそれぞれ収容したことを特徴とする化学発光
体。 - 【請求項4】 容器の長手方向に沿って伸びた貫通孔を
容器に設けた請求項1又は3記載の化学発光体。 - 【請求項5】 区画された室に収容される二液の混合時
の発光色が少なくとも二色存在する請求項1〜4いずれ
か記載の化学発光体。 - 【請求項6】 容器内部の区画された室のうち、一つ以
上の室内部を空のままにした請求項1〜5いずれか記載
の化学発光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6510391U JPH0668201U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 化学発光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6510391U JPH0668201U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 化学発光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0668201U true JPH0668201U (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=13277237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6510391U Pending JPH0668201U (ja) | 1991-07-22 | 1991-07-22 | 化学発光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668201U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003229001A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-15 | Lumica Corp | 化学発光具 |
| JP2005342228A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Lumica Corp | 変色式抽選具 |
| JP2022013615A (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-18 | 株式会社ルミカ | 被設置体設置具および物質発生装置 |
| US12359117B2 (en) | 2021-09-01 | 2025-07-15 | Nyoka Design Corp. | Reusable photoluminescent apparatus, methods, and systems |
Citations (3)
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-
1991
- 1991-07-22 JP JP6510391U patent/JPH0668201U/ja active Pending
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