JPH0668692A - ピーク電圧保持回路 - Google Patents

ピーク電圧保持回路

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JPH0668692A
JPH0668692A JP4240059A JP24005992A JPH0668692A JP H0668692 A JPH0668692 A JP H0668692A JP 4240059 A JP4240059 A JP 4240059A JP 24005992 A JP24005992 A JP 24005992A JP H0668692 A JPH0668692 A JP H0668692A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リ−クを持ったピ−ク電圧保持回路を実現す
るために設計性の悪い抵抗素子を用いることなく、従っ
て設計の容易な精度の良いリ−ク特性を持ち、しかもモ
ノリシック集積回路化に適したピ−ク電圧保持回路を提
供すること。 【構成】 電圧を保持する電圧保持コンデンサ11と、ピ
−ク電圧保持回路にリ−ク特性を与えるリ−クコンデン
サ121〜124と、前記電圧保持コンデンサと前記リ−クコ
ンデンサとの間に接続されて電荷の移動を制御する第1
のスイッチ17と、前記リ−クコンデンサの両端に接続さ
れて電荷の放電を制御する第2のスイッチ18と、前記第
1と第2のスイッチの開閉を制御する制御手段と、前記
電圧保持コンデンサが保持している電圧の出力手段とで
構成され、前記電圧保持コンデンサ11が蓄えている電荷
の変化量を可変する手段を設けたピ−ク電圧保持回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピ−ク電圧保持回路に
関し、特に、コンデンサを利用したピ−ク電圧保持回路
であって、ホ−ルド特性にリ−クを持ったピ−ク電圧保
持回路に関する。
【0002】
【従来の技術】コンデンサと増幅器を用いたピ−ク電圧
保持回路は、整流機能を有する増幅器を介してアナログ
入力電圧をコンデンサに印加し、コンデンサが保持して
いる電圧よりもアナログ入力電圧の方が低い場合、増幅
器の整流作用により回路が導通せず、コンデンサは以前
の電圧を保持し続ける。逆に、コンデンサが保持してい
る電圧よりもアナログ入力電圧の方が高い場合には、増
幅器の整流作用により回路が導通し、コンデンサをアナ
ログ入力電圧まで充電することによって、これまでに印
加されたアナログ入力電圧の最大値をコンデンサに保持
するものである。
【0003】このようなコンデンサと増幅器を用いたピ
−ク電圧保持回路の従来例を図5に示す。図5におい
て、11はコンデンサ、13、14は増幅器、10はアナログ入
力電圧入力端子、20はホ−ルド電圧出力端子、15、16は
ダイオ−ドである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のピ−ク
電圧保持回路のホ−ルド特性にリ−クを持たせる場合、
従来、電圧保持コンデンサと並列に抵抗を接続し、電圧
保持コンデンサに蓄えた電荷を徐々に放電させることが
行なわれている。
【0005】このようなリ−ク回路を図6(従来のリ−
ク回路図)に示す。図6において、21は抵抗であって、
電圧保持コンデンサ11に蓄えられた電荷のリ−ク経路を
構成する。16は電荷の逆流を阻止するためのダイオ−ド
であって、図5に示すダイオ−ド16と同じものである。
抵抗21の抵抗値は、抵抗21と電圧保持コンデンサ11とで
構成されるリ−ク時定数が必要とされるリ−ク特性を満
たすように決めるが、通常106Ω以上の高抵抗となる。
【0006】ところで、リ−クを持ったピ−ク電圧保持
回路をモノリシック集積回路で構成する場合、抵抗値の
大きい高抵抗素子を構成するためには特別な工程を必要
とし、面積も大きくなるという問題点を有する。また、
このような高抵抗は、製造上その抵抗値を一定に保つこ
とがむずかしく、従って製品毎にリ−ク特性にバラツキ
が生じやすく、このようなリ−ク回路の設計は、非常に
困難であるという欠点があった。
【0007】本発明は、上記問題点、欠点を解消するピ
−ク電圧保持回路を提供することを目的とする。即ち、
本発明の目的は、リ−クを持ったピ−ク電圧保持回路を
実現するために設計性の悪い抵抗素子を用いることな
く、従って設計の容易な精度の良いリ−ク特性を持ち、
しかもモノリシック集積回路化に適したピ−ク電圧保持
回路を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるピ−ク電圧
保持回路は、電圧を保持する電圧保持コンデンサとピ−
ク電圧保持回路にリ−ク特性を与えるための回路をコン
デンサとスイッチとで構成し、しかも、リ−ク特性を可
変する手段を有することを特徴とし、これによって前記
目的とするピ−ク電圧保持回路を提供するものである。
【0009】即ち、本発明は、「アナログ入力電圧の入
力手段と、入力されたアナログ電圧の最大値を保持する
電圧保持コンデンサと、前記電圧保持コンデンサの両端
に接続するリ−ク回路と、前記リ−ク回路の動作を制御
するための制御回路と、前記電圧保持コンデンサが保持
している電圧を外部へ出力するための出力手段とを有し
て構成されたピ−ク電圧保持回路において、前記電圧保
持コンデンサに蓄えられている電荷を徐々に減少せし
め、前記電圧保持コンデンサが保持している電圧を徐々
に低下させるようにしたことを特徴とするピ−ク電圧保
持回路。」を要旨とするものである。
【0010】以下、本発明を詳細に説明すると、本発明
によるピ−ク電圧保持回路は、詳細には、(1) アナログ
入力電圧の入力手段、(2) 電圧を保持する電圧保持コン
デンサ、(3) ピ−ク電圧保持回路にリ−ク特性を与える
リ−クコンデンサ、(4) 前記電圧保持コンデンサと前記
リ−クコンデンサとの間に接続されて前記リ−クコンデ
ンサへの電荷の移動を制御する第1のスイッチ、(5) 前
記リ−クコンデンサの両端に接続されて前記リ−クコン
デンサに蓄えられていた電荷の放電を制御する第2のス
イッチ、(6) 前記第1と第2のスイッチの開閉を制御す
る制御手段、(7) 前記電圧保持コンデンサが保持してい
る電圧の出力手段、とで構成される。
【0011】そして、(A) 前記第1と第2のスイッチの
開閉を制御する制御手段は、制御信号に従って常に第1
のスイッチもしくは第2のスイッチのどちらか一方のみ
を選択的に閉状態とするように動作することを特徴と
し、(B) 前記電圧保持コンデンサに蓄えられている電荷
の一部を前記リ−クコンデンサに移動し、その後リ−ク
コンデンサに蓄えられた電荷を放電する動作をくりかえ
すことによって前記電圧保持コンデンサに蓄えられてい
た電荷を減少せしめ、ピ−ク電圧保持回路が保持してい
る電圧を徐々に減少させるようにしたことを特徴とし、
(C) しかも前記リ−ク手段が持つリ−ク特性を可変する
ことができることを特徴とする。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1〜図4に基づい
て詳細に説明する。
【0013】(実施例1)図1は、本発明によるピ−ク
電圧保持回路の一例(実施例1)を示す回路図である。
図1中、11は電圧保持コンデンサ、13及び14は増幅器、
15及び16はダイオ−ド(整流器)、10はアナログ入力電
圧VXの入力端子、20はホ−ルド電圧出力端子である。
【0014】また、図1において、増幅器13、増幅器14
は、それぞれ利得1の非反転増幅回路を構成し、増幅器
14の出力は増幅器13の反転入力端子にも接続されてい
る。更に、図1中、121〜124はリ−ク特性を決めるため
のリ−クコンデンサ、111〜114はリ−クコンデンサ121
〜124を選択的に接続するスイッチである。また、17は
第1のスイッチ、18は第2のスイッチであり、この第1
のスイッチ17及び第2のスイッチ18で制御回路30によっ
てその開閉が制御される。
【0015】以下、図1に従って動作を説明する。ま
ず、入力端子10にアナログ入力電圧VXが印加される
と、増幅器13の出力電圧V2はVXに等しくなる。この時
増幅器13の出力電圧V2の値が電圧保持コンデンサ11が
保持している電圧V1よりも高い時には、整流器16が導
通して電圧保持コンデンサ11はさらに充電されることに
なる。ところが、整流器16を通しての充電であるため、
電圧保持コンデンサ11の電圧V1は、増幅器13の出力電
圧V2より整流器の閾値電圧VTだけ小さな値、即ちV2
−VTまでしか充電されない。
【0016】ところで、増幅器13の出力電圧V2はアナ
ログ入力電圧VXに等しく、かつ増幅器14の出力電圧VP
は電圧保持コンデンサ11が保持している電圧V1に等し
くなることから、増幅器14の出力電圧VPはVX−VT
なる。一方、増幅器14の出力は増幅器13の反転入力端子
に帰還されているため、増幅器13の反転入力端子の印加
電圧は増幅器14の出力電圧VP、即ち、VX−VTとな
る。
【0017】増幅器13の非反転入力端子の印加電圧はア
ナログ入力電圧VXであるから、増幅器13の反転入力端
子と非反転入力端子への印加電圧は不平衡状態となり、
印加電圧の差はVTとなる。従って、増幅器13は反転入
力端子と非反転入力端子への印加電圧の差によって出力
電圧が変化することになる。増幅器13の出力電圧の変化
は増幅器14を通して増幅器13の反転入力端子に帰還さ
れ、増幅器13の反転入力端子に印加される電圧がアナロ
グ入力電圧VXに等しくなった時点で平行状態となって
増幅器13の出力電圧の変化は止まる。
【0018】最終的に増幅器13の出力電圧V2の値はVX
+VTとなり、電圧保持コンデンサ11の保持電圧V1はV
Xとなってアナログ入力電圧に等しくなる。従って、ア
ナログ入力電圧VXの最大値をVXPとすると電圧保持コ
ンデンサ11の保持電圧V1はVXPまで上昇することにな
る。この時の増幅器13の出力電圧V2は、先に述べた帰
還作用によってVXP+VTとなっている。
【0019】次に、アナログ入力電圧VXが最大値VXP
より低くなると、増幅器13の出力電圧V2がVXPより低
くなって整流器16は逆バイアス状態となって非導通とな
る。従って、入力電圧の変化は電圧保持コンデンサ11に
は伝わらず、電圧保持コンデンサ11はアナログ入力電圧
Xの最大値VXPを保持し続ける。
【0020】ところで、整流器15はアナログ入力電圧V
Xが負となった時に増幅器13の出力が負側に振れないよ
うにクランプするためのものである。上述したアナログ
入力電圧VXのピ−ク電圧のホ−ルド動作と並行してリ
−ク動作が同時に行なわれる。
【0021】図3は、本発明によるピ−ク電圧保持回路
のリ−ク動作を制御するための各制御信号を示したタイ
ミング図であり、それぞれ(1)制御信号、(2)第1のスイ
ッチの開閉信号、(3)第2のスイッチの開閉信号、(4)ホ
−ルド出力電圧VPの波形を示す。
【0022】以下、この図3(スイッチの開閉タイミン
グを示すタイミング図)及び前記した図1(実施例1を
示すピ−ク電圧保持回路図)に基づいてリ−ク動作につ
いて説明する。電圧保持コンデンサ11が保持している電
圧の初期値をV10とする。まず、t0の期間第2のスイ
ッチ18が閉じられて、リ−クコンデンサ12X(121〜12
4)に蓄えられている電荷をすべて放電する。次に、t1
の期間第2のスイッチが開き、同時に第1のスイッチが
閉じられる。すると電圧保持コンデンサ11が蓄えていた
電荷Q11の一部がリ−クコンデンサ12Xに移動すること
になる。
【0023】ここで、12Xは、リ−クコンデンサ121〜12
4のうちスイッチが閉じて接続状態にあるひとつの若し
くは複数のコンデンサを示す。このとき電圧保持コンデ
ンサ11が保持している電圧の変化量Vd1は、電圧保持コ
ンデンサ11の容量をC11、リ−クコンデンサ12Xの容量
をC12Xとすると次の(1)式で表わされる。
【0024】
【数1】
【0025】従って、電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧の値は下がることになり、この時の電圧の値V
11は次の(2)式で表わされる。
【0026】
【数2】
【0027】さらにt2の期間第1のスイッチ17が開
き、同時に第2のスイッチ18が閉じられる。するとt1
の期間でリ−クコンデンサ12Xに蓄えられていた電荷Q
21がすべて放電され、リ−クコンデンサ12Xに蓄えられ
ている電荷の量は零となる。次にt3の期間第2のスイ
ッチ18が開き、同時に第1のスイッチ17が閉じられる。
【0028】すると、再び電圧保持コンデンサ11が蓄え
ていた電荷Q12の一部がリ−クコンデンサ12Xに移動す
ることになる。このとき電圧保持コンデンサ11が保持し
ている電圧の変化量Vd2は、前回の動作時と同様に次の
(3)式で表わされる。
【0029】
【数3】
【0030】従って、電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧の値はさらに下がることになり、このときの電
圧の値V12は次の(4)式で表わされる。
【0031】
【数4】
【0032】以上説明してきたように、第2のスイッチ
18と第1のスイッチ17のそれぞれ1回の開閉動作によっ
て、電圧保持コンデンサ11の容量C11とリ−クコンデン
サ12Xの容量C12Xとで決まる一定の割合で電圧保持コン
デンサ11が保持している電圧が減少して行くことにな
る。
【0033】ところで、リ−クコンデンサ12Xの容量C
12Xは、コンデンサ121から124のうち選択スイッチ111か
ら114がオンしているコンデンサの容量の総和であるこ
とから、これらのコンデンサのそれぞれの容量を同じ
値、もしくは異なる値に設定して第2の制御信号32によ
って選択スイッチ111から114の開閉を制御することによ
り、任意のリ−ク特性を実現することができる。特にコ
ンデンサ121:122:123:124のそれぞれの容量の比を
1:2:4:8に設定すれば、リ−ク特性として相対的に1
から15倍の特性が得られることになる。
【0034】以上の説明では、リ−クコンデンサ121〜1
24として4コを使用した例を示したが、当然その個数及
び容量値は任意の値をとり得ることは言うまでもない。
また、本発明によるピ−ク電圧保持回路のホ−ルド出力
電圧Vpは、これまでに説明してきたように、第2のス
イッチ18と第1のスイッチ17のそれぞれ1回の開閉動作
毎に階段状に変化するが、リ−クコンデンサ12Xの容量
12Xの値を電圧保持コンデンサ11の容量値C11の値よ
り小さくすることによって、電圧保持コンデンサ11とリ
−クコンデンサ12Xの容量比で決まる電圧の変化Vdを無
視できる程度に小さくし、さらに第2のスイッチ18と第
1のスイッチ17の開閉周期tcを小さくすることによっ
て、みかけ上のリ−ク時定数は同じでも1回の変化量が
小さい比較的なめらかなリ−ク特性を得ることができ
る。
【0035】ところで、第1のスイッチと第2のスイッ
チの開閉は、図3に示すタイミングで行なわれるが、同
図に示すように、第1のスイッチの閉期間t1、t3……
と第2のスイッチの閉期間t0、t2……とは重ならない
ようにする必要がある。このような制御信号を発生する
制御回路の一例を図2に示す。
【0036】図2(スイッチの開閉を制御する制御回路
の例を示す回路図)において、CDは帰還信号を遅らせ
るためのコンデンサである。なお図2中、31は第1の制
御信号である。
【0037】(実施例2)図4は、本発明によるピ−ク
電圧保持回路の別の実施例(実施例2)を示す回路図で
あって、同図中の11は電圧保持コンデンサ、13及び14は
増幅器、12はリ−クコンデンサ、50は電流ミラ−回路、
30はスイッチ17及び18の開閉を制御するための制御回路
である。なお、図4において、15及び16はダイオ−ド
(整流器)、10はアナログ入力電圧VXの入力端子、20
はホ−ルド電圧出力端子、31は第1の制御信号、32は第
2の制御信号、112、113はスイッチである。図4のピ−
ク電圧保持回路のピ−ク電圧保持動作は、前記実施例1
における図1に示したピ−ク電圧保持回路と同様に行な
われる。
【0038】以下、上記図4(実施例2を示すピ−ク電
圧保持回路図)及び前記した図3(スイッチの開閉タイ
ミングを示すタイミング図)に基づいてリ−ク動作を説
明する。まず、電圧保持コンデンサ11が保持している電
圧の初期値をV10とし、t0の期間第2のスイッチ18が
閉じられてリ−クコンデンサ12に蓄えられている電荷を
すべて放電させる。
【0039】次に、t1の期間第2のスイッチ18が開
き、同時に第1のスイッチ17が閉じられる。すると、リ
−クコンデンサ12は、電流ミラ−回路50を構成するトラ
ンジスタM1Xを通して充電させる。ここでM1Xは、トラ
ンジスタM11〜M13のうちスイッチが閉じられて接続状
態にあるひとつの若しくは複数のトランジスタを示す。
【0040】トランジスタM1XとトランジスタM2はゲ
−トが共通であることからトランジスタM1Xに流れた充
電電流i1に見合う電流i2がトランジスタM2に流れ
る。トランジスタM2に流れた電流i2はトランジスタM
3にも流れ、従ってトランジスタM3とゲ−トが共通であ
るトランジスタM4には、トランジスタM2とM3に流れ
た電流i2に見合う電流i3が流れることになる。
【0041】ところで、トランジスタM1Xの総ゲ−ト長
さ(L)をL1、ゲ−ト幅(W)をW1Xとし、トランジ
スタM2のLとWとをそれぞれL2、W2とすると、次の
(5)式の関係が成り立つ 。
【0042】
【数5】
【0043】ここで、L1=L2、k11X=W2とする
と、i1とi2との関係は、次の(6)式で表わされる。
【0044】
【数6】
【0045】同様にトランジスタM3のLとWをそれぞ
れL3、W3とし、また、トランジスタM4のLとWをそ
れぞれL4、W4とし、そして、L3=L4=L1、k23
=W4とすると、i2とi3との関係は、次の(7)式で表わ
される。
【0046】
【数7】
【0047】上記(6)式及び(7)式よりi1とi3との関係
は、次の(8)式で表わされる。
【0048】
【数8】
【0049】以上のようにトランジスタM1Xに流れた充
電電流i1とトランジスタM4に流れた電流i3は、電流
ミラ−を構成するトランジスタのゲ−ト幅(W)の比で
決められることになる。トランジスタM1Xに流れた充電
電流i1によってリ−クコンデンサ12に蓄えられた電荷
12は、リ−クコンデンサ12の容量をC12、トランジス
タM1Xの閾電圧をVT1とすると、次の(9)式で表わされ
る。
【0050】
【数9】
【0051】従って、トランジスタM4に流れる電流i3
として電圧保持コンデンサ11から流出した電荷QLは、
上記(8)式、(9)式より次の(10)式で表わされる。
【0052】
【数10】
【0053】このとき電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧の変化量VD1は、電圧保持コンデンサ11の容量
をC11とすると上記(10)式より次の(11)式で表わされ
る。
【0054】
【数11】
【0055】従って、電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧の値は、Vd1だけ下がることになり、この時の
電圧の値V11は次の(12)式で表わされる。
【0056】
【数12】
【0057】さらに図3のt2の期間第1のスイッチ17
が開き、同時に第2のスイッチ18が閉じられる。する
と、t1の期間でリ−クコンデンサ12に蓄えられた電荷
12がすべて放電され、リ−クコンデンサ12に蓄えられ
ている電荷の量は零となる。
【0058】次にt3の期間第2のスイッチ18が開き、
同時に第1のスイッチ17が閉じられる。すると、再びリ
−クコンデンサC11は、電流ミラ−回路50を構成するト
ランジスタM1Xを通して充電され、トランジスタM1X
流れる電流i1に見合う電流i3がトランジスタM4を流
れ、電圧保持コンデンサ11が保持していた電荷の一部が
流出することになる。このとき電圧保持コンデンサが保
持している電圧の変化量Vd2は、前回の動作時と同様に
次の(13)式で表わされる。
【0059】
【数13】
【0060】従って、電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧はさらに下がることになり、このときの電圧の
値V12は、次の(14)式で表わされる。
【0061】
【数14】
【0062】以上説明してきたように、この実施例2で
は、第1のスイッチ17と第2のスイッチ18のそれぞれ1
回の開閉動作によって、電圧保持コンデンサ11の容量C
11とリ−クコンデンサ12の容量C12、電流ミラ−回路50
を構成するトランジスタ対のゲ−ト幅(W)の比k1
2とで決まる割合で電圧保持コンデンサ11が保持して
いる電圧の値が減少していくことになる。ところで、ト
ランジスタM1Xのゲ−ト幅W1Xは、複数のトランジスタ
11からM13のうちトランジスタM11のゲ−ト幅と選択
スイッチ112、113がオンしているトランジスタのゲ−ト
幅の和であることから、これらのトランジスタのそれぞ
れのゲ−ト幅を同じ値、もしくは異なる値に設定して、
第2の制御信号32によって選択スイッチ112から113の開
閉を制御することにより、任意のリ−ク特性を実現する
ことができる。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、電圧を
保持する電圧保持コンデンサとピ−ク電圧保持回路にリ
−ク特性を与えるための回路をコンデンサとスイッチと
で構成し、しかも、リ−ク特性を可変する手段を有す
る。
【0064】従って、本発明では、従来のピ−ク電圧保
持回路のように高抵抗素子を用いたリ−ク経路を構成す
る必要がなく、モノリシック集積回路化する場合に設計
精度の高いリ−ク特性を得ることができる効果が生ず
る。また、電圧保持コンデンサの容量とリ−ク用コンデ
ンサの容量比や電流ミラ−回路を構成するトランジスタ
対のゲ−ト幅の比を外部から可変することにより、使用
時に最適なリ−ク特性を設定することができるなど顕著
な効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピ−ク電圧保持回路の一構成例
(実施例1)を示す回路図。
【図2】スイッチの開閉を制御する制御回路の例を示す
回路図。
【図3】スイッチの開閉タイミングを示すタイミング
図。
【図4】本発明によるピ−ク電圧保持回路の別の構成例
(実施例2)を示す回路図。
【図5】従来のピ−ク電圧保持回路の構成例を示す回路
図。
【図6】従来のリ−ク回路の例を示す回路図。
【符号の説明】
10 アナログ入力電圧入力端子 11 電圧保持コンデンサ 12 リ−クコンデンサ 12X(121〜124) リ−クコンデンサ 13、14 増幅器 15、16 ダイオ−ド(整流器) 17 第1のスイッチ 18 第2のスイッチ 20 ホ−ルド電圧出力端子 21 抵抗 30 制御回路 31 第1の制御信号 32 第2の制御信号 50 電流ミラ−回路 111〜114 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力電圧の入力手段と、入力さ
    れたアナログ電圧の最大値を保持する電圧保持コンデン
    サと、前記電圧保持コンデンサの両端に接続するリ−ク
    回路と、前記リ−ク回路の動作を制御するための制御回
    路と、前記電圧保持コンデンサが保持している電圧を外
    部へ出力するための出力手段とを有して構成されたピ−
    ク電圧保持回路において、前記電圧保持コンデンサに蓄
    えられている電荷を徐々に減少せしめ、前記電圧保持コ
    ンデンサが保持している電圧を徐々に低下させるように
    したことを特徴とするピ−ク電圧保持回路。
  2. 【請求項2】 前記リ−ク回路がコンデンサとスイッチ
    とを有して構成され、前記電圧保持コンデンサに蓄えら
    れている電荷の減少量を可変するための手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のピ−ク電圧保持回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012174291A (ja) * 2011-02-17 2012-09-10 Toyota Central R&D Labs Inc ホールド回路

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