JPH0668711A - 耐熱絶縁シートの製造方法 - Google Patents
耐熱絶縁シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH0668711A JPH0668711A JP21687292A JP21687292A JPH0668711A JP H0668711 A JPH0668711 A JP H0668711A JP 21687292 A JP21687292 A JP 21687292A JP 21687292 A JP21687292 A JP 21687292A JP H0668711 A JPH0668711 A JP H0668711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- heat
- polyamide
- deterioration
- raw material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】熱劣化防止性に優れ、低コストで電気絶縁性が
向上した耐熱絶縁用のメタ芳香族ポリアミドシートの製
造方法を提供する。 【構成】メタ系芳香族ポリアミドの繊維及びフィブリッ
ドを原料とし、原料スラリー中に酸化劣化防止剤を添加
して抄造することからなる耐熱絶縁シートの製造方法に
おいて、原料スラリー中に添加する酸化劣化防止剤の粒
径を1〜10μmとする。
向上した耐熱絶縁用のメタ芳香族ポリアミドシートの製
造方法を提供する。 【構成】メタ系芳香族ポリアミドの繊維及びフィブリッ
ドを原料とし、原料スラリー中に酸化劣化防止剤を添加
して抄造することからなる耐熱絶縁シートの製造方法に
おいて、原料スラリー中に添加する酸化劣化防止剤の粒
径を1〜10μmとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱絶縁シートの製造方
法に関する。更に詳しく述べるならば、本発明は劣化防
止性が大幅に改善された、もしくは劣化防止性が改善さ
れた上に製造コストの低廉な耐熱絶縁用ポリアミドシー
トの製造方法に関する。
法に関する。更に詳しく述べるならば、本発明は劣化防
止性が大幅に改善された、もしくは劣化防止性が改善さ
れた上に製造コストの低廉な耐熱絶縁用ポリアミドシー
トの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器あるいは高電圧ケーブルの絶縁材
料としてメタ系芳香族ポリアミドの繊維及びフィブリッ
トを原料としたポリアミドシートが広く知られており、
例えば米国デュポン社の「ノーメックス」等が市販され
ている。このポリアミドシートは優れた耐熱性、電気絶
縁性を有する。しかしながら、このポリアミドシートは
耐熱絶縁シートとして用いられる場合、高温環境下で金
属と接触することによってそのシートの品質が劣化する
傾向がある。
料としてメタ系芳香族ポリアミドの繊維及びフィブリッ
トを原料としたポリアミドシートが広く知られており、
例えば米国デュポン社の「ノーメックス」等が市販され
ている。このポリアミドシートは優れた耐熱性、電気絶
縁性を有する。しかしながら、このポリアミドシートは
耐熱絶縁シートとして用いられる場合、高温環境下で金
属と接触することによってそのシートの品質が劣化する
傾向がある。
【0003】この劣化を防止するために従来、マンガ
ン、ビスマス、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム等の
酸化物、水酸化物、硝酸塩、炭酸塩等の酸化劣化防止剤
をシート中に添加あるいはシート上に塗布することが一
般に行なわれている。
ン、ビスマス、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム等の
酸化物、水酸化物、硝酸塩、炭酸塩等の酸化劣化防止剤
をシート中に添加あるいはシート上に塗布することが一
般に行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た酸化劣化防止剤は一般的に高価であり、意図する劣化
防止効果を発現させるための量を添加あるいは塗布する
ことによって、製造コストの増加を余儀なくされてい
る。
た酸化劣化防止剤は一般的に高価であり、意図する劣化
防止効果を発現させるための量を添加あるいは塗布する
ことによって、製造コストの増加を余儀なくされてい
る。
【0005】そこで本発明の目的は、酸化劣化防止剤の
添加量が従来と同重量でありながら、劣化防止性が従来
の耐熱絶縁用ポリアミドシートに比べ大幅に改善され
た、もしくは劣化防止性が改善された上に製造コストの
低廉な耐熱絶縁用ポリアミドシートの製造方法を提供す
ることにある。
添加量が従来と同重量でありながら、劣化防止性が従来
の耐熱絶縁用ポリアミドシートに比べ大幅に改善され
た、もしくは劣化防止性が改善された上に製造コストの
低廉な耐熱絶縁用ポリアミドシートの製造方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる現状に鑑み、本発
明者らは耐熱絶縁用ポリアミドシートの劣化防止性の向
上について鋭意研究を重ねた。その結果、ポリアミドシ
ートの劣化防止性を向上させるためにシート中に添加す
る酸化劣化防止剤の粒径を従来使用されているものより
も小さくし、シートの劣化を誘発する塩素イオンと酸化
劣化防止剤との接触面積を増加させればよいとの結論を
得るに至り、粒径1〜10μmの酸化劣化防止剤を原料
スラリー中に添加して抄造することによって、従来のポ
リアミドシートの劣化防止性を大幅に上回る製品を製造
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
明者らは耐熱絶縁用ポリアミドシートの劣化防止性の向
上について鋭意研究を重ねた。その結果、ポリアミドシ
ートの劣化防止性を向上させるためにシート中に添加す
る酸化劣化防止剤の粒径を従来使用されているものより
も小さくし、シートの劣化を誘発する塩素イオンと酸化
劣化防止剤との接触面積を増加させればよいとの結論を
得るに至り、粒径1〜10μmの酸化劣化防止剤を原料
スラリー中に添加して抄造することによって、従来のポ
リアミドシートの劣化防止性を大幅に上回る製品を製造
できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、メタ系芳香族ポリアミ
ドの繊維及びフィブリッドを原料とし、原料スラリー中
に酸化劣化防止剤を添加して抄造することからなる耐熱
絶縁シートの製造方法において、原料スラリー中に添加
する酸化劣化防止剤の粒径を1〜10μmとすることを
特徴とするものである。
ドの繊維及びフィブリッドを原料とし、原料スラリー中
に酸化劣化防止剤を添加して抄造することからなる耐熱
絶縁シートの製造方法において、原料スラリー中に添加
する酸化劣化防止剤の粒径を1〜10μmとすることを
特徴とするものである。
【0008】耐熱絶縁シートの高温環境下における劣化
の原因は、原料である芳香族ポリアミドの製造過程にお
いて芳香族ポリアミド中に混入する塩素イオンであると
されている。純粋な芳香族ポリアミドは、例えば300
℃までの高温環境下に曝されても一般的に安定である
が、微量の塩素イオンが混入している場合、水蒸気を含
む空気及び金属との接触条件下において高温環境下に曝
されると、芳香族ポリアミドは酸化劣化する。上記の状
態は耐熱絶縁シートの使用環境としてもしばしば見られ
る半閉鎖系の電気系において、容易に想定しうる環境で
ある。耐熱絶縁シートの原料である芳香族ポリアミドの
製造過程において混入する塩素イオンを根絶することは
技術的に非常に困難であるので、耐熱絶縁シートの劣化
反応を防止する酸化劣化防止剤を耐熱絶縁シートの製造
過程において添加することは、その品質保持のために不
可欠であると考えられている。
の原因は、原料である芳香族ポリアミドの製造過程にお
いて芳香族ポリアミド中に混入する塩素イオンであると
されている。純粋な芳香族ポリアミドは、例えば300
℃までの高温環境下に曝されても一般的に安定である
が、微量の塩素イオンが混入している場合、水蒸気を含
む空気及び金属との接触条件下において高温環境下に曝
されると、芳香族ポリアミドは酸化劣化する。上記の状
態は耐熱絶縁シートの使用環境としてもしばしば見られ
る半閉鎖系の電気系において、容易に想定しうる環境で
ある。耐熱絶縁シートの原料である芳香族ポリアミドの
製造過程において混入する塩素イオンを根絶することは
技術的に非常に困難であるので、耐熱絶縁シートの劣化
反応を防止する酸化劣化防止剤を耐熱絶縁シートの製造
過程において添加することは、その品質保持のために不
可欠であると考えられている。
【0009】本発明者らは、酸化劣化防止剤の劣化防止
効果は、上記環境下において発生し劣化の直接の原因と
なっている塩素イオンと酸化劣化防止剤とが、酸化劣化
防止剤表面において反応することによって発現すること
に着目し、用いる酸化劣化防止剤の粒径を小さくするこ
とによって酸化劣化防止剤の重量当りの表面積、すなわ
ち塩素イオンと反応可能な酸化劣化防止剤面積を増加さ
せることができることを見出した。その結果、酸化劣化
防止剤の添加量が従来品と同重量でありながら劣化防止
性が従来の耐熱絶縁用ポリアミドシートに比べ大幅に改
善でき、あるいは、酸化劣化防止剤の添加量を従来品よ
りも少量にして製造コストを低廉にした場合でも劣化防
止性が従来品よりも改善できるのである。
効果は、上記環境下において発生し劣化の直接の原因と
なっている塩素イオンと酸化劣化防止剤とが、酸化劣化
防止剤表面において反応することによって発現すること
に着目し、用いる酸化劣化防止剤の粒径を小さくするこ
とによって酸化劣化防止剤の重量当りの表面積、すなわ
ち塩素イオンと反応可能な酸化劣化防止剤面積を増加さ
せることができることを見出した。その結果、酸化劣化
防止剤の添加量が従来品と同重量でありながら劣化防止
性が従来の耐熱絶縁用ポリアミドシートに比べ大幅に改
善でき、あるいは、酸化劣化防止剤の添加量を従来品よ
りも少量にして製造コストを低廉にした場合でも劣化防
止性が従来品よりも改善できるのである。
【0010】本発明において使用する酸化劣化防止剤と
しては、マンガン、ビスマス、亜鉛、アルミニウム、マ
グネシウム、ニッケル等の酸化物、水酸化物、硝酸塩、
炭酸塩等の従来から耐熱絶縁用ポリアミドシートの酸化
劣化防止剤として使用されていたものが同様に使用でき
る。しかしながら原料スラリー中に従来から添加されて
いたこれら酸化劣化防止剤の粒径は11〜20μm程度
であったが、本発明においてはこれよりも粒径を小さく
して、粒径1〜10μmの酸化劣化防止剤を原料スラリ
ー中に添加する。粒径を1μmよりも小さくすると、シ
ート抄造時に酸化劣化防止剤の歩留りが低下し、シート
中に酸化劣化防止剤を所定量含有させるために必要な酸
化劣化防止剤の使用量が多くなるので好ましくない。一
方、粒径が10μmより大きいと、酸化劣化防止剤重量
当りの表面積が十分でなく、所望の劣化防止効果が発現
され難い。
しては、マンガン、ビスマス、亜鉛、アルミニウム、マ
グネシウム、ニッケル等の酸化物、水酸化物、硝酸塩、
炭酸塩等の従来から耐熱絶縁用ポリアミドシートの酸化
劣化防止剤として使用されていたものが同様に使用でき
る。しかしながら原料スラリー中に従来から添加されて
いたこれら酸化劣化防止剤の粒径は11〜20μm程度
であったが、本発明においてはこれよりも粒径を小さく
して、粒径1〜10μmの酸化劣化防止剤を原料スラリ
ー中に添加する。粒径を1μmよりも小さくすると、シ
ート抄造時に酸化劣化防止剤の歩留りが低下し、シート
中に酸化劣化防止剤を所定量含有させるために必要な酸
化劣化防止剤の使用量が多くなるので好ましくない。一
方、粒径が10μmより大きいと、酸化劣化防止剤重量
当りの表面積が十分でなく、所望の劣化防止効果が発現
され難い。
【0011】芳香族ポリアミドの繊維及びフィブリット
に対する酸化劣化防止剤の添加率は、一般的には全ポリ
アミド原料重量に対して1〜10%程度である。しかし
ながら特に本発明においては、従来の耐熱絶縁用ポリア
ミドシートに比べて酸化劣化防止剤の添加率を低くして
も、熱劣化防止性は従来の水準と同定度、もしくはそれ
以上の水準を維持することが可能である。
に対する酸化劣化防止剤の添加率は、一般的には全ポリ
アミド原料重量に対して1〜10%程度である。しかし
ながら特に本発明においては、従来の耐熱絶縁用ポリア
ミドシートに比べて酸化劣化防止剤の添加率を低くして
も、熱劣化防止性は従来の水準と同定度、もしくはそれ
以上の水準を維持することが可能である。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、もちろん本発明はこれによって何等制限される
ものではない。なお、以下の実施例において%とあるの
はすべて重量%を示す。また実施例において加熱減量、
絶縁破壊強度及び引張り強さは以下の方法で評価した。
するが、もちろん本発明はこれによって何等制限される
ものではない。なお、以下の実施例において%とあるの
はすべて重量%を示す。また実施例において加熱減量、
絶縁破壊強度及び引張り強さは以下の方法で評価した。
【0013】1) 加熱減量:熱劣化促進処理前後のシー
トの全重量の減少分を処理前のシートの重量を基準にし
て百分率で表示した。即ち、
トの全重量の減少分を処理前のシートの重量を基準にし
て百分率で表示した。即ち、
【0014】2) 絶縁破壊電圧:JIS−C−2111
に従って測定した。 3) 引張り強さ:JIS−P−8113に従って測定し
た。
に従って測定した。 3) 引張り強さ:JIS−P−8113に従って測定し
た。
【0015】実施例1 耐熱絶縁用ポリアミドシート製造に用いる原料スラリー
を以下の要領で作成した。まずポリ(メタフェニレンイ
ソフタルアミド)フィブリッド(ユニチカ社製)を用
い、ディスインテグレーターを使用して離解を行って、
濃度1.0%のフィブリッドスラリーを作成した。次
に、ポリ(メタフェニレンイソフタルアミド)短繊維
(ユニチカ社製)を用い、撹拌機を使用して濃度1.0
%の繊維スラリーを作成した。
を以下の要領で作成した。まずポリ(メタフェニレンイ
ソフタルアミド)フィブリッド(ユニチカ社製)を用
い、ディスインテグレーターを使用して離解を行って、
濃度1.0%のフィブリッドスラリーを作成した。次
に、ポリ(メタフェニレンイソフタルアミド)短繊維
(ユニチカ社製)を用い、撹拌機を使用して濃度1.0
%の繊維スラリーを作成した。
【0016】上記の繊維スラリーとフィブリッドスラリ
ーとを繊維40%、フィブリッド60%の配合率で混合
及び撹拌して得られた原料スラリーに、三酸化ビスマス
(Bi2 O3 :純度99.7%、平均粒径4.2μm、
住友金属鉱山社製)を全ポリアミド原料重量に対して
1.0%添加した。このスラリーを用いて、縦25cm
×横25cmの角型シートマシンにて坪量40.0g/
m2 、密度0.33g/cm3 のポリアミドシートの手
抄きを行った。その後、温度280℃、線圧400kg
/cmの条件で熱カレンダー処理を行い、得られたシー
トの絶縁破壊電圧及び引張り強さを測定した。
ーとを繊維40%、フィブリッド60%の配合率で混合
及び撹拌して得られた原料スラリーに、三酸化ビスマス
(Bi2 O3 :純度99.7%、平均粒径4.2μm、
住友金属鉱山社製)を全ポリアミド原料重量に対して
1.0%添加した。このスラリーを用いて、縦25cm
×横25cmの角型シートマシンにて坪量40.0g/
m2 、密度0.33g/cm3 のポリアミドシートの手
抄きを行った。その後、温度280℃、線圧400kg
/cmの条件で熱カレンダー処理を行い、得られたシー
トの絶縁破壊電圧及び引張り強さを測定した。
【0017】また、得られたシートの熱劣化促進処理試
験を以下の要領で行った。 試験1: シートを280℃の恒温槽中に吊し、4週間
後に取り出してシートの加熱減量、絶縁破壊電圧および
引張り強さを測定した。 試験2: シートを5cm×10cmの大きさに切り取
った。厚さ1.5mm×8mm径の平角銅線を15cm
の長さに切り取り、この平角銅線を軸にして切り取った
シートを巻き付けた。ついでこのシートを巻いた銅線を
軸にして、5cm×8cmの大きさに切り取ったアルミ
ニウム箔(厚さ0.02mm)を巻き付けた。上記の要
領で作成したサンプルを280℃の恒温槽中に入れ、4
週間後に取り出して銅線とアルミニウム箔に電圧をか
け、絶縁破壊電圧を測定した。
験を以下の要領で行った。 試験1: シートを280℃の恒温槽中に吊し、4週間
後に取り出してシートの加熱減量、絶縁破壊電圧および
引張り強さを測定した。 試験2: シートを5cm×10cmの大きさに切り取
った。厚さ1.5mm×8mm径の平角銅線を15cm
の長さに切り取り、この平角銅線を軸にして切り取った
シートを巻き付けた。ついでこのシートを巻いた銅線を
軸にして、5cm×8cmの大きさに切り取ったアルミ
ニウム箔(厚さ0.02mm)を巻き付けた。上記の要
領で作成したサンプルを280℃の恒温槽中に入れ、4
週間後に取り出して銅線とアルミニウム箔に電圧をか
け、絶縁破壊電圧を測定した。
【0018】実施例2 実施例1において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0019】実施例3 実施例1において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0020】比較例1 実施例1において使用した三酸化ビスマスを、粒径の大
きい三酸化ビスマス(Bi2 O3 :純度98.9%。平
均粒径11.9μm、稀産金属社製)にして全ポリアミ
ド原料重量に対して1.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
きい三酸化ビスマス(Bi2 O3 :純度98.9%。平
均粒径11.9μm、稀産金属社製)にして全ポリアミ
ド原料重量に対して1.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0021】比較例2 比較例1において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0022】比較例3 比較例1において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0023】比較例4 実施例1において使用した三酸化ビスマスを、粒径の大
きい三酸化ビスマス(Bi2 O3 :純度99.0%、平
均粒径22.9μm、稀産金属社製)にして全ポリアミ
ド原料重量に対して1.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
きい三酸化ビスマス(Bi2 O3 :純度99.0%、平
均粒径22.9μm、稀産金属社製)にして全ポリアミ
ド原料重量に対して1.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0024】比較例5 比較例4において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して3.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0025】比較例6 比較例4において使用した三酸化ビスマスを全ポリアミ
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
ド原料重量に対して8.0%添加したこと以外は、実施
例1と同様にしてポリアミドシートを作成し、熱カレン
ダー処理を行った。得られたシートについて、実施例1
に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0026】比較例7 実施例1の如き方法で原料スラリーを作成した後、比較
対照用に三酸化ビスマスを添加せずに、実施例1の如き
方法でポリアミドシートの手抄きを行った。得られたシ
ートについて、熱カレンダー処理を実施した後、実施例
1に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
対照用に三酸化ビスマスを添加せずに、実施例1の如き
方法でポリアミドシートの手抄きを行った。得られたシ
ートについて、熱カレンダー処理を実施した後、実施例
1に説明した要領で熱劣化促進処理試験を行った。
【0027】以上の実施例及び比較例におけるシート物
性の測定結果を表1に示す。
性の測定結果を表1に示す。
【0028】
【0029】表1から明らかなように、実施例1で得ら
れた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシートは、比較例1
及び4と比較して熱劣化防止性が優れている。同様に、
実施例2で得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシー
トは比較例2及び比較例5に比較して、また実施例3で
得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシートは比較例
3及び比較例6に比較して、いずれも熱劣化防止性が優
れている。
れた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシートは、比較例1
及び4と比較して熱劣化防止性が優れている。同様に、
実施例2で得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシー
トは比較例2及び比較例5に比較して、また実施例3で
得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシートは比較例
3及び比較例6に比較して、いずれも熱劣化防止性が優
れている。
【0030】さらに、実施例1で得られた本発明の耐熱
絶縁用ポリアミドシートは比較例2に比較して、また実
施例2で得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシート
は比較例3に比較して、いずれも酸化劣化防止剤添加率
が少ないにも拘らず劣化防止性が同等もしくは優れてい
る。
絶縁用ポリアミドシートは比較例2に比較して、また実
施例2で得られた本発明の耐熱絶縁用ポリアミドシート
は比較例3に比較して、いずれも酸化劣化防止剤添加率
が少ないにも拘らず劣化防止性が同等もしくは優れてい
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の方法によれば、従
来から耐熱絶縁用ポリアミドシートの製造に際して内添
使用されていた酸化劣化防止剤の粒径を、従来よりも小
さくして1〜10μmとすることによって、熱劣化防止
性に優れた耐熱絶縁性ポリアミドシートを得ることがで
きる。
来から耐熱絶縁用ポリアミドシートの製造に際して内添
使用されていた酸化劣化防止剤の粒径を、従来よりも小
さくして1〜10μmとすることによって、熱劣化防止
性に優れた耐熱絶縁性ポリアミドシートを得ることがで
きる。
【0032】また、本発明の方法によって得られる耐熱
絶縁用ポリアミドシートは、このポリアミドシートに比
べて3倍以下の範囲で酸化劣化防止剤の添加率が高い従
来のポリアミドシートよりも、熱劣化防止性の向上が図
れる。従って、従来のポリアミドシートに比較して製造
コストが低廉で、しかも電気絶縁性が向上した耐熱絶縁
用ポリアミドシートを製造することができる。
絶縁用ポリアミドシートは、このポリアミドシートに比
べて3倍以下の範囲で酸化劣化防止剤の添加率が高い従
来のポリアミドシートよりも、熱劣化防止性の向上が図
れる。従って、従来のポリアミドシートに比較して製造
コストが低廉で、しかも電気絶縁性が向上した耐熱絶縁
用ポリアミドシートを製造することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 メタ系芳香族ポリアミドの繊維及びフィ
ブリッドを原料とし、原料スラリー中に酸化劣化防止剤
を添加して抄造することからなる耐熱絶縁シートの製造
方法において、原料スラリー中に添加する酸化劣化防止
剤の粒径を1〜10μmとすることを特徴とする耐熱絶
縁シートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21687292A JPH0668711A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 耐熱絶縁シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21687292A JPH0668711A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 耐熱絶縁シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0668711A true JPH0668711A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16695243
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21687292A Pending JPH0668711A (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | 耐熱絶縁シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0668711A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8717427B2 (en) | 2011-07-28 | 2014-05-06 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscope |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP21687292A patent/JPH0668711A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8717427B2 (en) | 2011-07-28 | 2014-05-06 | Olympus Medical Systems Corp. | Endoscope |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4935302A (en) | Electrical conductor provided with a surrounding insulation | |
| KR102161429B1 (ko) | 전기절연지 | |
| RU2202659C2 (ru) | Полностью ароматические синтетические волокна, спряденные из жидкокристаллического полимерного раствора, способ получения таких волокон и применение таких волокон | |
| CA1047668A (en) | Plasticized polymeric compositions based on vinyl chloride polymers | |
| US11094434B2 (en) | Insulated wire, coil and method for manufacturing the coil | |
| KR20210047882A (ko) | 도체와 절연 피막의 적층체, 코일, 회전 전기, 절연 도료, 및 절연 필름 | |
| JP2017027904A (ja) | 絶縁電線 | |
| JPH0668711A (ja) | 耐熱絶縁シートの製造方法 | |
| US4117579A (en) | Method of impregnating a capacitor | |
| JPS63244522A (ja) | 鉱物絶縁電気ケーブルおよびその製法 | |
| CN107354808A (zh) | 一种抗击穿性能优异的芳纶/聚酰亚胺纤维复合绝缘纸及其制备方法 | |
| JPH0668734A (ja) | 耐熱絶縁シートの製造方法 | |
| JP6740642B2 (ja) | 絶縁電線の製造方法 | |
| CN120554734A (zh) | 一种交联聚乙烯绝缘阻燃电力电缆 | |
| JPH0721850A (ja) | 直流電力ケーブル絶縁体用充填剤 | |
| EP0084048A4 (en) | FLAME RETARDANT COMPOSITIONS, PROCESS FOR PREPARING THE SAME AND THEIR CABLE AND WIRE PRODUCTS. | |
| US20240029923A1 (en) | Insulated wire and method for manufacturing insulated wire | |
| JPH0757579A (ja) | 耐熱絶縁シートの製造方法 | |
| JPH06108400A (ja) | 電気絶縁シート | |
| JP2662783B2 (ja) | 難燃性フッ素樹脂組成物 | |
| JPS602440B2 (ja) | シートの製造方法 | |
| JPH05120917A (ja) | 直流ケーブル絶縁体用充填剤 | |
| RU2823602C1 (ru) | Способ изготовления силовых кабелей с пропитанной бумажной изоляцией | |
| JPH0154479B2 (ja) | ||
| US4325848A (en) | Cellulose-based electric insulation material containing boric anhydride and process for producing same |