JPH066963B2 - 2枚のパネルを接面状に止着するための留め具 - Google Patents

2枚のパネルを接面状に止着するための留め具

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JPH066963B2
JPH066963B2 JP60154148A JP15414885A JPH066963B2 JP H066963 B2 JPH066963 B2 JP H066963B2 JP 60154148 A JP60154148 A JP 60154148A JP 15414885 A JP15414885 A JP 15414885A JP H066963 B2 JPH066963 B2 JP H066963B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば自動車の内装内張用のトリムボードを
ボディに止着する如く一方のパネルに対し他方のパネル
を接面状に留め付ける場合に有効に使用されるプラスチ
ックで成形される2枚のパネルを接面状に止着するため
の留め具に関する。
[従来の技術] 2枚のパネルを止着する留め具として特公昭56−314
44号公報に記載の留め具が提案されている。
本発明留め具はこの既提案に係る留め具の改良に係るも
ので、その目的とするところは雌部材の装着性と雄部材
との結合時における結合力の安定に改良を加えたことに
ある。
既提案の留め具は前記公報に記載される如く雄部材の主
従2つのフランジからなる頭部を一方のパネルに開設す
る孔部に差入れ装着し、雌部材の胴部を他方のパネルに
開設する取付孔に取付フランジが突き当るまで押入れて
装着しそれぞれのパネルに取付けたのち、一方のパネル
を他方のパネルに接面する如く臨ませ、雄部材から突き
出す軸部を上記雌部材の胴部に突き入れ結合しパネル相
互を留め付けるものとなっている。この構造において雌
部材はパネルの取付孔に装着する際、胴部周面に設ける
係止突起を孔の縁に掛止めることによって取付くことが
できるようになっているが、挿入時には一旦係止突起を
素材の弾性を利用して縮径変形させるか、胴部を内方に
撓ませるかして取付孔に通し掛止める必要があり、これ
がため従来の留め具にあっては、特に雌部材の装着時に
は或る程度強い力で挿入してやる必要があった。
また、この様に取付孔に係止する係止突起が胴部周面に
直接設けられていることから挿入時には多少の差はある
ものの常に胴部を撓ませ縮径させることになり、これが
ため胴部に嵌入し結合する雄部材との関係で結合力に差
を生じ均一な結合が得難く、またパネルに対する取付け
力にも差を生ずる問題があった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、上記既提案に係る止め具に鑑み、雌部材のパ
ネルの取付穴に対する挿入性を改善し装着性を良好なら
しめ、特に小さな挿入力によりパネルに対する装着を可
能にすると共に、装着後はこの小さな挿入力に比較して
強い係止保持力を発揮し、且つ安定した装着状態が得ら
れるようにした2枚のパネルを接面状に止着するための
止め具を提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上述従来の雄,雌2つの部材からなるパネルの
止め具の問題点を改善すべく開発されたもので、その主
たる特徴は一方のパネルに取付く雄部材と、他方のパネ
ルに取付く雌部材を有し、雄部材はパネルの取付穴に装
着する頭部と、この頭部の下面から垂設される係合軸部
を備え、他方雌部材はパネルの取付穴に対する挿入量を
規制する取付フランジの下方に延設される内部を中空に
した係合胴部と、取付穴に対する係止手段を備えてな
り、両部材の嵌め合せ係合によってパネル同志を接面状
に止着するようにした留め具において、 雌部材は前記係合胴部の外周面に長さの途中を肉厚にし
て該肉厚部分を縦に貫く中空部を形成して周方向に渡る
橋形をなす取付膨出部を設け、該取付膨出部の前記取付
フランジの下面に対向する上縁部から舌状をなす係合片
を起立状に延設してなることを特徴とした2枚のパネル
を接面状に止着するための留め具を提供することにあ
る。
[作用] 本発明の留め具は、一方のパネルに形成する取付穴に雄
部材の頭部を掛止めてその係合軸部がパネル面から起立
する如く装着し、他方のパネルに形成する取付穴に雌部
材の係合胴部を挿入し、その外周面の取付膨出部に設け
た係合片を一旦撓ませて穴を通過させたところでパネル
の裏側に係止させ装着し、次にこの雌部材の係合胴部に
雄部材の係合軸部を挿入し結合させることによって2枚
のパネルを接面状に止着することができるものとなって
いる。
そして本発明においては、特に上記雌部材をパネルに係
止せしめる係合片が係合胴部の外周面に設ける取付膨出
部の上縁部から延設され、上記取付穴に対する挿入の際
係合片単独の撓みと、この取付膨出部の撓みによって係
合片の外方への突き出しが吸収される結果、係合胴部に
全く変化を与えることなく円滑に行われ、また装着後は
係合胴部の係合軸部との結合の如何にかゝわらず独立し
た状態でパネルに係止し係合胴部に直接影響を与えない
ものとする。
次に本発明を実施例につきその特徴とするところを詳述
することにする。
[実施例] 図面第1図はパネルA,Bを接面状に止着した使用状態
を示した中央縦断正面図で、第2図は結合前における正
面図である。
本発明留め具を構成する雄部材1と雌部材2は個別にプ
ラスチック材料によって、ここではポリプロピレンを素
材にして形成し、一方の雄部材1は頭部3と係合軸部4
を、他方の雌部材2は取付フランジ5と係合胴部6及び
係合片7をそれぞれ一体に備える。
雄部材の頭部3は大きなフランジ3aと小さなフランジ
3bを頚部3cで繋いだ形に形成し、この頭部の下面中
央部から先端部に球状の係合部8を備えた係合軸部4を
垂設している。
この雄部材はトリムボード等のパネルAに予じめ穿って
おく大小二つの穴からなる鍵穴状の取付穴aに頭部3を
突き通すことによって止付けられるもので、ここには図
示しないが鍵穴状取付穴aに装着するに当って先ず大径
な穴に頭部の小さなフランジ3bを通し、大きなフラン
ジ3aをパネルの面に突き当てたところで、この頭部を
小径な穴に移し、小さなフランジ3bをパネルの他方の
面に接面させ、大小両フランジでパネルAを挟むことに
よりその止付けを行う。この止付けは前述した既提案の
留め具において実施されたものと同一の方法に係るもの
である。
さて、一方雌部材2の係合胴部6は一端を開口させた袋
状に形成してこの開口部外周面から取付フランジ5を張
出す如く延設している。
この係合胴部6は前記雄部材の係合軸部4を包み込める
大きさの中空部を有し、その底部に軸部4の先端部に設
ける係合部8と係合する球腔状の係合受部9を備え、ま
た胴部外周面には背向状に取付膨出部10,10を備え、こ
の膨出部の上縁部から前記係合片7を各延設している。
取付膨出部10は係合胴部の外周面の長さ方向の略中間に
膨径させた形で設けてあり、肉厚部分を縦に貫いて中空
部11を設け、係合胴部の周方向に渡る橋形に形成してあ
る。
係合片7はこの橋形をなす取付膨出部10の上縁部から上
方に向けて起立する如く延設され舌状に突き出す先端を
取付フランジ5の直下に臨ませると共に、この先端の外
側を膨出させて係合部7aを設けている。
尚、ここに示した雌部材2は係合胴部6の外側に取付膨
出部10を設けることによって実質的な外径が太く形成さ
れるが、この外径を後述するパネルBの取付穴bの直径
に適合させて挿入時にはガタ付きなく収まるようにして
ある。
上述構成に係る本発明留め具は先ず一方の雄部材1をそ
の頭部3を利用して前述した方法によってパネルAに穿
つ鍵穴状の取付穴aに装着し、他方の雌部材2を他方の
パネルBに形成する円形の取付穴bに押入れ、取付膨出
部を通過させるのに併せてこの上縁部から延設する係合
片7を内方に撓ませて穴を通し、その係合部7aをパネ
ルの反対側の縁に係合させることによって装着し、次に
パネル同志を接面状に添わせて雄部材の係合軸部4を係
合胴部に突き入れ、係合部8を係合受部9に嵌付けるこ
とによって結合させ、このパネル同志を止着することが
できる。そして、必要があってパネルAを剥す場合に
は、このパネルAを引き剥す如くこじ開けると、頭部3
の引張りによって係合軸部4が先端の係合部8を係合受
部9から引き抜き、結合を解除する結果、雌部材2をパ
ネルBに残したまゝ離れパネルAを剥すことができる。
勿論、上記引き剥したのちパネルAを再び他方のパネル
に添わせ、雌部材の係合胴部に結合軸部を押入れゝば再
度止着できることは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明は上述説明の如く構成されるもので、雄,雌両部
材をパネルに装着したところで、係合軸部を係合胴部に
突き入れることで結合を果し、パネル相互を止着できる
一方、一方のパネルを引き剥す如くして雄部材を引張り
上記係合軸部を係合胴部から引抜くと、係合受部から係
合部が外れ雌部材を他方のパネルに残したまゝこの一方
のパルスを引き剥すことができる。
そして、本発明においては特に雌部材を前記説明の如く
係合胴部外周面に設ける取付膨出部10を介して舌状の係
合片7を上向きに延設していることからパネルの取付穴
bに装着する際係合胴部に影響を与えることなく係合片
7が単独で、しかも取付膨出部10の撓み作用の補助を
受けて内方に撓み取付穴の縁に係合することができるも
のとなっており、従って従来の係合胴部と共に縮径変形
して装着される構造のものに比較して容易に挿入装着す
ることができる。
そして、この様に係合片が単独で撓んで係合されると同
時に起立した構造に係ることからパネルの取付穴の縁に
対する係合力が強く、且つ常に一定した係合力が得られ
ることから安定した装着が期待できる利点がある。
また、上述の様に本発明における係合片は係合胴部と独
立して撓んで穴の縁に係合することから、係合胴部に嵌
入し、結合する係合胴部の結合状態に全く影響を与え
ず、従って係合胴部と係合軸部の結合は常に一定の結合
力を以て結合し安定すると共に、パネルに装着された状
態においても取付穴の穴径等に影響されることなく所要
の抜去力で係合受部と係合部の結合を解除してパネルを
剥すことができるものとなっている。
なお、前記実施例では雄部材1と雌部材2をそれぞれパ
ネルA,Bに装着しておき、パネルの接面作業に伴わせ
て両部材を結合させる方法につき説明したが、雄部材と
雌部材を予じめ結合させておき、雄部材の頭部を利用し
て一方のパネルの取付穴aに装着したのち、この取付穴
aに対応させて開設する他方のパネルの取付穴bに向け
て結合させた雌部材2を押入れ装着すると、同時にパネ
ル同志を止着することができる。
この両部材を予じめ結合させておく方法は製品管理の上
で有利であることは勿論のこと、一方のパネルAの押付
けで多くの雌部材を他方のパネルに装着することがで
き、また狭い作業空間での装着の場合に狭い中に手を入
れることなくパネルの押付けと同時に装着できるもので
作業面で大変有利である。また、この方法による装着の
場合、本発明留め具は係合軸部4を受け入れた係合胴部
6が取付穴bを通過する際、係合片のみが撓んでこれに
影響されることなく係合される構成としたことから雌部
材を単独で装着する場合と変らず極めて円滑に装着する
ことができる。
ところで、実施例で説明した如く取付膨出部10を橋形に
して係合胴部6の外周面との間に中空部11を形成する
と、この取付膨出部に撓み性が付与される結果、装着時
の係合片7の挿入が更に容易になると共に、係合片の撓
みによって生ずる歪みがこの取付膨出部で吸収されるこ
とから係合胴部6の係合軸部に対する結合力は更に安定
することになる。
また、この様に係合胴部が係合片の係合と無関係に係合
軸部を受け入れ結合することができ、パネルの取付穴に
影響されないことから製造上は専ら係合軸部との寸法を
考慮すればよく、従って製造性に優れる利点がある。
尚、本発明の実施に当り、前記実施例では取付膨出部を
2つ設け、それぞれに係合片を設けて一対としたが、こ
の数を3個,4個と増加することを妨げるものではな
い。
ただこの場合、取付膨出部の間に肉厚部分を設けて取付
膨出部の外周面と揃えると共に、この肉厚部分から取付
フランジ5の下面に向けて突部12を設けるようにする
と、パネルの取付穴bに装着されたとき横ずれしない安
定した装着が得られるので都合がよい。
また、取付膨出部10を橋形にする中空部11は係合片7の
後退空間でもあるので、係合片先端の係合部7aが取付
穴を通過するとき充分退入できる空間に形成する必要が
ある。なお、この中空部は製造時係合片7を形成する成
形型を抜取るための空間ともなり、寸法精度の高い製品
を得る上で有効に利用される。
ところで、前述した様に本発明留め具の雄、雌部材は個
別にプラスチック素材によって成形されるが、その素材
をポリエチレン樹脂とした場合には実際の使用において
気温変化に影響されることが極めて小さく、安定性に優
れることから外気温に哂される例えば自動車の部品類を
止着する留め具とするような場合において好都合であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は2枚のパネルを止着した状態を示す中央縦断正
面図、第2図は結合前の分離した状態における一部断面
とした正面図、第3図は雌部材の側面図、第4図は底面
図、第5図は第2図V−V線に沿った切断面図である。 1…雄部材、2…雌部材、3…頭部、4…係合軸部、5
…取付フランジ、6…係合胴部、7…係合片、8…係合
部、9…係合受部、10…取付膨出部、A,B…パネル、
a,b…取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方のパネルに取付く雄部材と、他方のパ
    ネルに取付く雌部材を有し、雄部材はパネルの取付穴に
    装着する頭部と、この頭部の下面から垂設される係合軸
    部を備え、他方雌部材はパネルの取付穴に対する挿入量
    を規制する取付フランジの下方に延設される内部を中空
    にした係合胴部と、取付穴に対する係止手段を備えてな
    り、両部材の嵌め合せ結合によってパネル同志を接面状
    に止着するようにした留め具において、 雌部材は前記係合胴部の外周面に長さの途中を肉厚にし
    て該肉厚部分を縦に貫く中空部を形成して周方向に渡る
    橋形をなす取付膨出部を設け、該取付膨出部の前記取付
    フランジの下面に対向する上縁部から舌状をなす係合片
    を起立状に延設してなることを特徴とした2枚のパネル
    を接面状に止着するための留め具。
JP60154148A 1985-07-15 1985-07-15 2枚のパネルを接面状に止着するための留め具 Expired - Lifetime JPH066963B2 (ja)

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JPS6217411A JPS6217411A (ja) 1987-01-26
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