JPH0669718U - 変位検出装置 - Google Patents

変位検出装置

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JPH0669718U
JPH0669718U JP1180793U JP1180793U JPH0669718U JP H0669718 U JPH0669718 U JP H0669718U JP 1180793 U JP1180793 U JP 1180793U JP 1180793 U JP1180793 U JP 1180793U JP H0669718 U JPH0669718 U JP H0669718U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位検出装置を容易、且つ迅速に測定スタン
ド等に取り付けることができ、取り付け時に変位検出装
置に生じる力によっては測定精度を悪化させることのな
い変位検出装置を提供する。 【構成】 変位検出装置50の本体10の外周部に段部
54及び被覆部56を有する固定部材52を装着して、
測定スタンドの取付孔に固定部材52を挿入して支持さ
せた後、そのねじ部58にナットを締め付けて変位検出
装置50をスピンドル12の軸方向の締めつけ力で測定
スタンドに取り付けている。従って、本体10の変形が
防止され、スピンドル12の摺動性を良好に維持でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は変位検出装置に係り、詳しくは、測定子の軸方向の移動変位量を検出 するエンコーダを内蔵した変位検出装置に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、本体に対して一端に測定子を有するスピンドルをその軸方向へ移動可能 に設け、測定子を被測定物に当接させたときにスピンドルの移動変位量から被測 定物の形状等を測定する変位検出装置が知られている。この変位検出装置はスピ ンドルに光学格子を有するスケールを取り付けるとともに、本体に前記スケール の光学格子の移動量を光学的に検出する検出器を設け、この検出器からの信号を 所定処理してスピンドルの軸方向の変位量を検出するようにしている。
【0003】 図10は従来の変位検出装置の要部断面図である。図10の変位検出装置11 は筒状の本体10を中心として構成され、本体10の内部には軸方向に移動自在 なスピンドル12が配設されている。スピンドル12の一端には被測定物と当接 する測定子14が形成されている。また、スピンドル12の他端にはガラス製の スケール16が固定され、その表面には一定ピッチの光学格子がスピンドル12 の軸方向に沿って形成されている。
【0004】 本体10はステム18と、このステム18よりも外径の小さな内筒部20とか らなり、ステム18の内部にはスピンドル12を軸方向に移動可能に保持するリ ニアボールベアリング22が配設されている。従って、スピンドル12はこのリ ニアボールベアリング22によって本体10内を円滑に摺動することになる。ま た、ステム18の先端にはキャップ24が螺合されているとともに、このキャッ プ24に蛇腹状の防塵ゴムカバー26が取り付けられ、スピンドル12とキャッ プ24との間からのゴミの侵入が防止されている。
【0005】 内筒部20の周壁の一部には、スピンドル12に直角に突設されたガイドピン 28を軸方向に案内する長孔30が穿設されている。更に、内筒部20の外周に は円筒状のスペーサ32が装着され、また、その端部20Aにはスリーブ34の 一端が螺合されている。内筒部20の内側にはスピンドル12を図中左方へ付勢 するスプリング36が内蔵されている。長孔30の左側には、弾性部材38が取 り付けられ、ガイドピン28と長孔30とが当接した際に生じる衝撃をこの弾性 部材38によって緩和する。
【0006】 また、端部20Aから一体に設けられた固定部20Bには発光器40Aと受光 器40Bとからなる検出器40が前記スケール16と一定間隔、隔て取り付けら れ、この検出器40によってスケール16の光学格子の移動量を光学的に検出す る。即ち、スケール16と検出器40とによってスピンドル12の移動量を電気 信号として検出する光学式エンコーダが構成されていることになる。発光器40 Aと受光器40Bとに接続されたケーブル42は、スリーブ34の他端に螺合さ れた袋ナット44の孔から引き出され、図示しない演算表示装置と接続されてい る。
【0007】 測定に際しては、変位検出装置11をそのステム18の外周部を測定スタンド 等の支持部材の孔に挿入した後、ステム18の外周面をスピンドル12の軸方向 と直交する方向、つまりラジアル方向にねじ等で押圧してステム18をクランプ し、この状態で測定子14を被測定物に当接させることにより寸法測定、形状測 定等を行う。ちなみに、ステム18の外周部をスタンドに固定するのは、測定子 14に近い位置を固定するのが測定の際の誤差を少なくできるからである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の変位検出装置11はステム18をクランプするときにラジアル 方向に力が生じるので、スピンドル12とステム18の内周面とのクリアランス が変化してスピンドル12の摺動性が悪化し、この結果、測定精度が低下する場 合がある。このため、変形が起こらないようにクランプ力を微調整しなければな らず、取り付けに手間がかかるという問題がある。特に、一旦ステム18をラジ アル方向に塑性変形させてしまうと致命的である。
【0009】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は変位検出装置を 容易、且つ迅速に測定スタンド等に取り付けることができ、取り付け時に変位検 出装置に生じる力によっては測定精度を悪化させることのない変位検出装置を提 供するところにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、筒状の本体と、この本体の内部にボールベアリングを介して軸方向 に移動可能に配設され一端に被測定物と当接する測定子を有するスピンドルとを 含んで構成され、前記本体のボールベアリングの位置する外周部が支持部材に取 り付けられて使用される変位検出装置において、前記ボールベアリングとは別位 置で前記本体に装着され、且つ前記本体のボールベアリングが位置する外周部を 覆う筒状の被覆部及び、この被覆部より径大な段部を有する固定部材と、この固 定部材の被覆部外周に前記支持部材が位置した状態で前記段部を前記支持部材に 対してスピンドル軸方向の締めつけ力で固定する取り付け部とが設けられている ことを特徴としている。
【0011】
【作用】
本考案では、変位検出装置の本体のボールベアリングが位置する外周部を覆う 筒状の被覆部と、この被覆部に測定スタンドに支持される段部とからなる固定部 材を本体に装着するとともに、測定スタンドに対してスピンドル軸方向の締めつ け力で固定される取り付け部を固定部材に設けている。従って、変位検出装置を 測定スタンドに取り付けるには被覆部外周に支持部材が位置した状態で段部を測 定スタンド等の支持部材に支持させ、且つ固定部材の取り付け部を支持部材に対 してスピンドル軸方向の締めつけ力で固定すればよい。このため、変位検出装置 の支持部材への取り付けの際に、本体のラジアル方向に力が生じないので、ボー ルベアリングが内蔵されている本体の変形を防止することができ、これによりス ピンドルの摺動性を良好に維持することが可能となる。
【0012】
【実施例】
次に、本考案に係る変位検出装置の好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0013】 図1は本考案の第1実施例に係る変位検出装置の断面図、図2は図1の変位検 出装置に装着される固定部材の正面図、図3は図1の変位検出装置を使用する際 の作用を示す正面図、図4は図1の変位検出装置の使用状態を示す正面図である 。ここで、前述した従来の変位検出装置と同様な部材については同一の符号を付 し、その重複する説明を省略する。
【0014】 図1に示すように、第1実施例に係る変位検出装置50は、前述した図10の 従来の変位検出装置11におけるスペーサ32の代わりに、固定部材52が使用 されている点で異なる。この固定部材52は筒状に形成され、段部54と、段部 54よりも外径が小さく且つ内径がステム18の外径よりも僅かに大きな被覆部 56とから構成されている。
【0015】 段部54は内筒部20の外周に装着され、且つその左端がステム18の段差1 8Aに当接しているとともに、右端が内筒部20の端部20Aに螺合したスリー ブ34と当接している。従って、段部54はステム18の段差18Aとスリーブ 34とによって挟圧され、これにより、被覆部56を含む固定部材52が本体1 0の外周部にリニアボールベアリング22とは別位置で装着されている。また、 被覆部56はステム18のリニアボールベアリング22が位置する外周部まで僅 かな隙間をあけて延長されている。これにより、ボールベアリング22が内蔵さ れている本体10の部分はステム18と固定部材52とによって二重構造となっ ている。
【0016】 また、図2に示すように、被覆部56の先端にはねじ部58が形成されている 。このねじ部58には図3に示すように変位検出装置50を測定スタンド(図示 せず)の支持部材62に取り付ける際に使用する取り付け部である。つまり、変 位検出装置50を測定スタンドに取り付けるには、先ず支持部材62上に穿設さ れている取付孔64に固定部材52の被覆部56を上方から挿入し、段部54を 取付孔64に係止させて変位検出装置50全体を支持部材62に支持させる。そ して、下方からナット60を所定のトルクでねじ部58に締めつける。
【0017】 すると、変位検出装置50は図4に示すように、支持部材62をナット60と 段部54とによって挟圧した状態で支持部材62に取り付けられる。即ち、本実 施例の変位検出装置50は従来の変位検出装置と異なり、ステム18をねじ等に よってスピンドル12と直交する方向、つまりラジアル方向にクランプすること なく、スピンドル12の軸方向の締めつけ力で固定部材52を介して支持部材6 2に取り付けられることにる。このため、従来の変位検出装置11と比較して、 変位検出装置50の固定時にステム18に生じる力を大幅に低減することができ 、クランプ時のねじの締めすぎ等によるステム18の塑性変形を防止することが できる。
【0018】 これにより、リニアボールベアリング22とステム18の内周面とのクリアラ ンスが一定に保たれ、したがってリニアボールベアリング22の性能を損なうこ とがないので、スピンドル12の摺動が円滑に行われ、測定子14の被測定物に 対する接触圧を一定に保つことが可能となる。
【0019】 このように、第1実施例によれば、変位検出装置50を測定スタンド等に取り 付けて使用する場合に、ステム18の変形を防止できるので、スピンドル13と リニアボールベアリング22との間の摺動性を良好に維持でき、変位検出装置5 0の精度の悪化が防止される。また、変位検出装置50を確実に測定スタンド等 の支持部材に取り付けることができる。
【0020】 また、変位検出装置50を取り付ける際に締めつけ力の加減を微調整する必要 がなく、取り付け作業を容易、且つ迅速に行うことが可能となる。更に、従来の 変位検出装置に比較して、わずかな部品変更だけで対応することができるので、 コストが上昇することもない。
【0021】 次いで、本発明に係る変位検出装置の第2実施例について説明する。図5は本 考案の第2実施例に係る変位検出装置の断面図、図6は図5の変位検出装置に装 着される固定部材の正面図である。ここで、前述した第1実施例の変位検出装置 と同一の部材については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0022】 図5に示すように第2実施例に係る変位検出装置66はその固定部材68が前 記第1実施例の固定部材52と異なる。即ち、固定部材68の段部72にはラジ アル方向にねじ孔74が穿設されており、このねじ孔74にねじ76が螺合され ている。ねじ76の先端は内筒部20の外周を所定の圧力で押圧し、固定部材6 8と内筒部20との空転を防止する機能がある。
【0023】 このため、変位検出装置66を前述した支持部材62に取り付けるためにねじ 部58にナット60を締めつけたとき、この締めつけトルクによる固定部材68 の内筒部20に対する空転が防止される。従って、取り付け作業時に固定部材6 8が空転を起こさないように注意を払う必要がなくなり、取り付け作業が容易と なる。特に、図7に示すように複数の変位検出装置66を支持部材71の複数の 取付孔69に取り付ける場合に作業のしづらい中央の取付孔69Aへの取り付け 作業が容易となる。
【0024】 一方、ねじ76は本体10に対してラジアル方向に押圧力を加えているが、リ ニアボールベアリング22の位置する部分を押圧していないので、スピンドル1 3とリニアボールベアリング22との摺動性を悪化させることはない。また、図 6に示すように固定部材68の段部72には平目のローレット加工が滑り止めと して施されており、治具への取り付け、取り外しに際してこのローレット加工さ れた部分を把持しながら作業を行う。尚、ローレット加工の形状は、平目に限ら ず、あや目等のどのような形状でもよい。或いは、六角、2面幅等の加工を施し てもよい。
【0025】 このように第2実施例によれば、段部72のラジアル方向に空転止めのねじ7 6を取り付けるようにしている。このため、変位検出装置66を支持部材62等 の治具に取り付ける場合に固定部材68の内筒部20に対する空転を防止でき、 ねじ部58へのナット60の締めつけ作業、支持部材62への取り付け作業を短 時間で容易に行うことができる。また、変位検出装置66を工場で組み立てる場 合にも同様な理由により組立を容易に行うことができる。
【0026】 また、段部72の外周に滑り止めのローレット加工を施しているので、取り付 け作業時の滑りが防止され、作業を簡単且つ確実に行うことができる。更に、ロ ーレット加工によって作業を行う場合に把持すべき位置を作業者が容易に認識で きるので、把持位置を示すのにも役立つ。これにより、力をかけて良い位置が明 確となり、変位検出装置66の破損を未然に防止することができる。
【0027】 尚、固定部材68の形状は図6の形状に限定されず、図8に示すように段部7 4の寸法を短くした固定部材78を用いることも可能である。この固定部材78 の被覆部76にはラジアル方向にねじ孔80が設けられ、このねじ孔80に空転 止めのねじが螺合される。つまり、図6の固定部材68では段部72にねじ孔7 4を形成しているのに対し、図8の固定部材78では被覆部76側にねじ孔80 を設けている。この固定部材78は図9に示す状態で変位検出装置82に取り付 けられる。
【0028】 以上、本考案について好適な実施例を挙げて説明したが、本考案はこの実施例 に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良 並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
【0029】 例えば第1実施例では、スケール16の移動変位量を検出するエンコーダとし て、光学式のものを使用しているが、これに限らず、静電容量型のエンコーダを 用いることも可能である。また、第1実施例では変位検出装置50をナット60 と段部54とによって支持部材62を挟圧するようにして取り付けているが、こ れに限らず、段部54と支持部材62とをボルト等で直接、スピンドル12の軸 方向に連結して取り付けてもよい。要は、変位検出装置50を固定部材52を介 してスピンドル12の軸方向の締めつけ力で取り付けることができれば、その取 り付け方法は問わない。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、変位検出装置を確実に測定スタンドに 取り付けることができるとともに、スピンドルの摺動性を良好に維持でき、これ により測定精度の悪化を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る変位検出装置の要部
断面図である。
【図2】図1の変位検出装置に装着される固定部材の正
面図である。
【図3】図1の変位検出装置を使用する際の作用を示す
正面図である。
【図4】図1の変位検出装置の使用状態を示す正面図で
ある。
【図5】本考案の第2実施例に係る変位検出装置の断面
図である。
【図6】図5の変位検出装置に装着される固定部材の正
面図である。
【図7】図5の変位検出装置が支持される支持部材の平
面図である。
【図8】他の固定部材の正面図である。
【図9】図8の固定部材が取り付けられた変位検出装置
の正面図である。
【図10】従来の変位検出装置の要部断面図である。
【符号の説明】
10 本体 12 スピンドル 14 測定子 16 スケール 18 ステム 20 内筒部 22 リニアボールベアリング 40 検出器 50 66 82 変位検出装置 52 68 78 固定部材 54 段部 56 被覆部 58 ねじ部(取り付け部) 60 ナット 62 71 支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の本体と、この本体の内部にボール
    ベアリングを介して軸方向に移動可能に配設され一端に
    被測定物と当接する測定子を有するスピンドルとを含ん
    で構成され、前記本体のボールベアリングの位置する外
    周部が支持部材に取り付けられて使用される変位検出装
    置において、 前記ボールベアリングとは別位置で前記本体に装着さ
    れ、且つ前記本体のボールベアリングが位置する外周部
    を覆う筒状の被覆部及び、この被覆部より径大な段部を
    有する固定部材と、この固定部材の被覆部外周に前記支
    持部材が位置した状態で前記段部を前記支持部材に対し
    てスピンドル軸方向の締めつけ力で固定する取り付け部
    とが設けられていることを特徴とする変位検出装置。
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