JPH066982B2 - 車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents

車両用無段変速機の制御装置

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JPH066982B2
JPH066982B2 JP59104220A JP10422084A JPH066982B2 JP H066982 B2 JPH066982 B2 JP H066982B2 JP 59104220 A JP59104220 A JP 59104220A JP 10422084 A JP10422084 A JP 10422084A JP H066982 B2 JPH066982 B2 JP H066982B2
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shift
variable transmission
continuously variable
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寛 伊藤
茂樹 平松
忠司 田村
充 高田
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Toyota Motor Corp
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    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16H—GEARING
    • F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
    • F16H61/662—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members
    • F16H61/66254—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings with endless flexible members controlling of shifting being influenced by a signal derived from the engine and the main coupling
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は車両用無段変速機の制御装置に関するものであ
る。
先行技術 エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪に伝達する無
段変速機と、第1のソレノイドを有し、その第1のソレ
ノイドの作動に応答して無段変速機の変速比変化方向を
切り換えるシフト方向切換弁と、第2のソレノイドを有
し、その第2のソレノイドの作動に応答して無段変速機
の変速比変化速度を少なくとも急変速状態と緩変速状態
の二状態に調節するシフト速度制御弁とを備え、それら
シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁の作動の組合
せにより前記無段変速機の変速比を調節する形式の車両
が提案されている。このような車両によれば、運転状態
(運転パラメータ)に対応して変速比を連続的に変化さ
せられるため、好適な燃費率が得られる。また、変速比
或いはエンジン回転速度とその目標値との偏差に応じ
て、変速比変化速度が変化させられるため、好適な制御
応答性(安定性)が得られる特徴がある。たとえば、本
出願人が先に出願した特願昭58−203130号に記
載されたものがそれである。
発明が解決すべき課題 ところで、このような車両においてはシフト方向切換弁
或いはシフト速度制御弁のソレノイドが使用中において
断線したり、或いは短絡したりする場合や、制御回路の
電源の故障により出力が停止する場合があり、このよう
な場合には無段変速機の変速比の自動制御がうまくいか
なくなる場合があった。
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その目的とするところは、走行中にソレノイドや電源の
故障が発生しても、より安全な走行の継続が期待できる
車両用無段変速機の制御装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本発明の要旨とするところ
は、エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪に伝達す
る無段変速機と、第1のソレノイドを有し、その第1の
ソレノイドの作動に応答してその無段変速機の変速比変
化方向を切り換えるシフト方向切換弁と、第2のソレノ
イドを有し、その第2のソレノイドの作動に応答して前
記無段変速機の変速比変化速度を少なくとも急変速状態
と緩変速状態の二状態に調節するシフト速度制御弁とを
備え、それらシフト方向切換弁およびシフト速度制御弁
の作動の組合せにより前記無段変速機の変速比を調節す
る形式の車両用無段変速機の制御装置において、(a)前
記シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁を、前記第
1のソレノイドおよび第2のソレノイドが共に非通電状
態の時には前記無段変速機が緩変速状態となるように構
成し、且つ、(b)前記第1のソレノイドおよび第2のソ
レノイドの断線または短絡を検出するソレノイド異常検
出装置と、(c)そのソレノイド異常検出装置により前記
第1のソレノイドおよび前記第2のソレノイドのうち少
なくとも一方の断線または短絡が検出された場合には、
他方のソレノイドを非通電状態にして前記無段変速機が
緩変速状態となるように制御するフェイルセーフ制御手
段とを設けたことにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、上記第1のソレノイドおよび第2の
ソレノイドが共に非通電状態の時に無段変速機が緩変速
状態になるように構成されているため、ソレノイド異常
検出装置により第1のソレノイドおよび第2のソレノイ
ドのうち少なくとも一方の断線または短絡が検出された
場合には、フェイルセーフ制御手段により、他方のソレ
ノイドが非通電状態にされることにより無段変速機の変
速比は緩やかに変化させられる。また、上記のように構
成されているため、ソレノイド異常検出装置や制御回路
の電源の故障により出力が停止した場合、すなわち第1
のソレノイドおよび第2のソレノイドが共に非通電状態
になった場合にも、無段変速機の変速比は緩やかに変化
させられる。したがって、走行中にソレノイドの故障や
上記出力の停止が発生してもより安全な走行の継続が期
待できるのである。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例である制御装置を自動車用ベ
ルト式無段変速機とともに示す説明図である。図におい
て、10はエンジンであって、フルードカップリング,
トルクコンバータ,磁粉式電磁クラッチ,遠心クラッチ
等のクラッチ12を介してベルト式無段変速機14に連
結されている。このベルト式無段式変速機14はエンジ
ン10の回転を無段階に変速して図示しない駆動輪に伝
達するものであって、クラッチ12に連結された入力側
回転軸16と、その入力側回転軸16に取り付けられた
有効径が可変の入力側可変プーリ18と、前記駆動輪に
図示しない回転方向変換装置或いは差動歯車装置等を介
して回転力を伝達する出力側回転軸20と、その出力側
回転軸20に取り付けられた有効径が可変の出力側可変
プーリ22と、入力側可変プーリ18および出力側可変
プーリ22に巻き掛けられた伝動ベルト24と、入力側
可変プーリ18および出力側可変プーリ22のV溝幅を
変更して有効径を変化させる油圧シリンダ26および2
8とを備えた構成とされており、油圧シリンダ26およ
び28への作動油の給排に伴って可変プーリ18および
22の有効径が変わることにより、変速比が変更させら
れるようになっている。そして、それら油圧シリンダ2
6および28への作動油の給排が油圧装置30によって
行われるようになっている。
油圧装置30は、例えば、出力側の油圧シリンダ28に
接続されたライン油路36にタンク32から作動油を圧
送するポンプ34と、ライン油路36からドレイン管路
44への作動油の戻り量を調節することによりライン油
路36のライン油圧を調圧するライン油圧制御弁38
と、入力側の油圧シリンダ26にライン油路36からの
作動油圧を供給し、その圧力を高めて入力側可変プーリ
18の有効径を大きくするか、あるいは入力側油圧シリ
ンダ26内の作動油をドレイン管路44へ排出し、その
圧力を低下させて可変プーリ18の有効径を小さくする
ことによりシフト方向(変速比変化方向)を切り換える
シフト方向切換弁40と、入力側の油圧シリンダ26に
供給される作動油の流量、または入力側の油圧シリンダ
26内から排出される作動油の流量を調節し、入力側可
変プーリ18の有効径の変化速度を制御することにより
シフト速度(変速比変化速度)を変更するシフト速度制
御弁42等とから成っている。
ライン油圧制御弁38は、たとえばドレイン管路44へ
の戻り油量を連続的に変化させるリニアソレノイドを備
えており、このリニアソレノイドが後述の駆動回路11
6から供給されるライン油圧指令信号SPに基づいて作
動されることによって、ライン油路36のライン油圧が
エンジン10の回転速度,スロットル開度等の車両の運
転状態に応じて調圧されるようになっている。
前記シフト方向切換弁40およびシフト速度制御弁42
は、各々単一ソレノイド式二位置形の電磁弁装置であっ
て、例えば第2図に示されているように、パイロット弁
としての電磁弁46および48とこの電磁弁46および
48の作動に応答するスプール弁50および52とをそ
れぞれ備えた構成とされている。しかし、ソレノイドが
直接スプール弁50および52を駆動する直動形の電磁
弁装置であっても良い。
電磁弁46には前記ライン油圧がライン油路36を介し
て供給されるようになっており、その電磁弁46と油路
36とを連通する通路上にオリフィス54が設けられて
いる。そして、電磁弁46の閉成作動(非励磁時)によ
ってオリフィス54を経たライン油圧がスプール弁50
のスプール弁子56の端面58に作用させられると、そ
のスプール弁子56がスプリング60に抗して移動させ
られるようになっている。また、電磁弁46の開放作動
(励磁時)によってオリフィス54から下流側が排圧さ
れ、スプール弁子56がスプリング60の付勢力に従っ
て移動させられるようになっている。つまり、スプール
弁子56は電磁弁46の作動に応答して2位置に位置さ
せられるのである。そして、スプリング60に抗して移
動させられた位置においては、ライン油路36と供給管
路62とが接続される一方で排出管路64と前記ドレイ
ン管路44とが遮断され、前記入力側油圧シリンダ26
に対するライン油圧の供給が許容されるようになってい
る。第2図はこの状態を示す。また、他方の位置におい
ては、ライン油路36と供給管路62との連通が遮断さ
れる一方で排出管路64がドレイン管路44へ開放され
て、入力側の油圧シリンダ26からの作動油の排出が許
容されるようになっている。すなわち、このシフト方向
切換弁40では、電磁弁46の励磁状態を制御すること
によって、入力側の油圧シリンダ26に対する作動油の
給排を制御し、もって入力側可変プーリ18の有効径の
増減方向、つまり変速比の変化方向(シフト方向)を制
御し得るようになっているのである。
一方、電磁弁48にもライン油路36を介してライン油
圧が供給されるようになっており、電磁弁48とライン
油路36を連通する通路上にオリフィス66が設けられ
ている。この電磁弁48の場合も前記電磁弁46の場合
と同様に、閉成時には、スプール弁52のスプール弁子
68の端面70にオリフィス66を経たライン油圧が作
用させられて、スプール弁子68がスプリング72の付
勢力に抗して移動させられ、開放時には、スプール弁子
68に対するライン油圧の作用が解除されてスプール弁
子68がスプリング72の付勢力に従って移動させられ
るようになっている。スプール弁52には、入力側の油
圧シリンダ26に連通する第1ポート74および第2ポ
ート76が備えられているとともに、前記供給管路62
および排出管路64にそれぞれ接続された供給ポート7
8および排出ポート80と、オリフィス82を介して排
出管路64に接続された減速ポート84とが備えられて
おり、上述のように電磁弁48の閉成作動(非励磁時)
によってスプール弁子68がスプリング72側に位置さ
せられたとき、第2ポート76と減速ポート84との間
が遮断される一方で、第2ポート76と排出ポート80
との間が連通させられるとともに、第1ポート74と供
給ポート78との間がスプール弁子68に形成されたオ
リフィス86を経て連通させられるようになっている。
また、電磁弁48の開放作動(励磁時)に伴ってスプー
ル弁子68がスプリング72の付勢力に従って移動させ
られたとき、第1ポート74と供給ポート78との間、
および第2ポート76と減速ポート84との間が連通さ
せられるとともに、第2ポート76と排出ポート80と
の間が遮断されるようになっている。
すなわち、スプール弁52のスプール弁子68は、供給
管路62から第1ポート74に向かう作動油の流通を抑
制するアップシフト速度抑制側位置と抑制しないアップ
シフト速度非抑制側位置との2位置のいずれかに位置さ
せられると同時に、それら2位置に対応して、第2ポー
ト76から排出管路64に向かう作動油の流通を抑制し
ないダウンシフト速度非抑制側位置と抑制するダウンシ
フト速度抑制側位置との2位置にそれぞれ位置させられ
るようになっているのである。このシフト速度制御弁4
2では、電磁弁48の励磁状態を制御してスプール弁子
68の移動位置を上記2位置間で選択制御することによ
って、前記シフト方向切換弁40の給排状態にかかわら
ず、つまり変速比の両変化方向において、入力側油圧シ
リンダ26に対する作動油の流量を変化させ、もって変
速比の変化速度(シフト速度)を急変速状態と緩変速状
態の二状態に変更し得るようになっているのである。つ
まり、変速比のシフト方向およびシフト速度の制御は電
磁弁46および48の励磁状態(開閉作動)を選択する
ことによって行うことができるのであり、それらの制御
が後述のシフト方向指令信号SDおよびシフト速度指令
信号SVに基づいて行われることにより、変速比が運転
状態に応じた最適値に設定されるようになっているので
ある。なお、アップシフト速度を抑制するために設けら
れたオリフィス86およびダウンシフト速度を抑制する
ために設けられたオリフィス82は、各々の流通径が必
要に応じて零を含む範囲内にて選択される。流通径が零
である場合にはオリフィス86または82が除去され得
る。
一方、第1図に示されているように、エンジン10の吸
気配管にはアクセルペダル88によって操作されるスロ
ットル弁90が取り付けられており、またそのスロット
ル弁90にはスロットル開度θを検出するスロットルセ
ンサ92が取り付けられている。このスロットルセンサ
92によって検出されたスロットル開度θに対応した電
圧はスロットル信号THとしてA/Dコンバータ94に
供給され、そこでコード信号に変換されてI/Oポート
96に供給される。
また、前記ベルト式無段変速機14には、入力側回転軸
16および出力側回転軸20の回転速度を検出する回転
センサ98および100がそれぞれ取り付けられてお
り、回転センサ98からは入力側回転軸16の回転速
度、換言すればエンジン10のクランク軸の回転速度に
対応したパルス状の回転信号SEが、また回転センサ1
00からは出力側回転軸20の回転速度に、換言すれば
車速に対応したパルス状の回転信号SCがそれぞれI/
F回路102に供給されるようになっている。そして、
I/F回路102は、それら回転信号SEおよびSCの
単位時間当たりのパルス数に対応したコード信号をI/
Oポート96に供給するようになっている。
I/Oポート96には、マイクロコンピュータ(EC
U)を構成するCPU104,RAM106,ROM1
08がデータバスラインを介して接続されている。CP
U104は、ROM108に予め記憶されたプログラム
に従って、RAM106の記憶機能を利用しつつ、前記
I/Oポート96を介して供給される信号を処理し、変
速比の変化方向(シフト方向)および変化速度(シフト
速度)に対応したシフト方向指令信号SDおよびシフト
速度指令信号SVをソレノイド異常検出・駆動回路11
0および112に供給するとともに、ライン油路36の
ライン油圧を指令するライン油圧指令信号SP(電圧信
号)をD/Aコンバータ114を介して駆動回路116
に供給する。そして、それら駆動回路によって増幅され
た信号が、前述のように、ライン油圧制御弁38のリニ
アシフトソレノイド,シフト方向切換弁40の電磁弁4
6およびシフト速度制御弁42の電磁弁48にそれぞれ
供給され、これによって、ライン油圧が伝動ベルト24
の滑りが生じない範囲で可及的に小さくされて動力損失
が軽減されるとともに、ベルト式無段変速機14の変速
比が最適値に設定されて燃費が好適に維持されるように
なっている。つまり、本実施例では、CPU104,R
AM106,記憶手段としてのROM108等によって
制御装置が構成されているのである。
上記シフト方向切換弁40の第1のソレノイド120お
よびシフト速度制御弁42の第2のソレノイド122の
断線および短絡の検出は前記電磁弁46および電磁弁4
8を駆動するためのソレノイド異常検出・駆動回路11
0および112にそれぞれ供給されるシフト方向指令信
号SDおよびシフト速度指令信号SVと、それ等ソレノ
イド異常検出・駆動回路110および112からI/O
ポート96へ出力される判定信号SJとに基づいて行わ
れる。なお、ソレノイド異常検出・駆動回路110およ
び112は全く同様に構成されているので、以下、シフ
ト速度制御弁42の電磁弁48の第2のソレノイド12
2を駆動しかつその第2のソレノイド122の断線およ
び短絡を検出するソレノイド異常検出・駆動回路(ソレ
ノイド異常検出装置)112について説明する。
第3図において、第2のソレノイド122が断線も短絡
もしていない場合には、ソレノイド異常検出・駆動回路
112にHレベルのシフト速度指令信号SVが供給され
ると、ソレノイド異常検出・駆動回路112が作動して
電磁弁48に励磁電流が供給される。すなわち、まず第
一トランジスタ124がONとなり、次いで第二トラン
ジスタ126がOFFとなって第三トランジスタ128
がONとされ、増幅されたシフト速度指令信号SVが第
2のソレノイド122に供給される。また、シフト速度
指令信号SVが供給されないLレベルの状態では、上述
の場合とは逆に第三トランジスタ128がOFFとさ
れ、第2のソレノイド122への駆動電流の供給が停止
される。I/Oポート96を介してソレノイド異常検出
・駆動回路112にシフト速度指令信号SVが出力され
ると、そのシフト速度指令信号SVに応じて第2のソレ
ノイド122が励磁される。すなわち電磁弁48がON
(作動)状態になるのである。なお、第四トランジスタ
130は、駆動電流検出用のきわめて抵抗値の低い抵抗
器132の両端電圧の増加に伴って作動して第三トラン
ジスタ128におけるコレクタ電流を制限するものであ
り、第2のソレノイド122の短絡時において回路を保
護するために設けられている。
一方、駆動電流はB電源から抵抗器132を経、さらに
第三トランジスタ128を経て第2のソレノイド122
に供給されるようになっており、第2のソレノイド12
2のB電源側の端部の電圧(第3図のJ点の電圧)に基
づいてソレノイド断線・短絡検出回路が作動することに
より第2のソレノイド122の断線または短絡が検出さ
れるようになっている。すなわち、第2のソレノイド1
22に駆動電流が供給されている状態においては、J点
の電圧が第2のソレノイド122の電圧降下によってB
電源電圧に近い所定の高電圧レベル(Hレベル)に維持
され、駆動電流の非供給時においては、B電源との間に
高い抵抗値の抵抗器134が接続されていることによ
り、接地電位に近い所定の低電圧レベル(Lレベル)に
変化させられる。そして、第五トランジスタ136が斯
るJ点のレベルによってON・OFF制御されることに
より、J点のレベルが反転された内容の判定信号SJが
I/Oポート96に供給されるようになっている。つま
り、第2のソレノイド122が正常に駆動されている場
合には、シフト速度指令信号SVとレベルの反転関係に
ある判定信号SJが駆動回路112からI/Oポート9
6に供給されるのである。
したがって、第4図に示すように、第2のソレノイド1
22が断線したとすると、J点における電圧は第2のソ
レノイド122への駆動電流の供給の有無にかかわら
ず、すなわちシフト速度指令信号SVの供給の有無にか
かわらず、Hレベルとなり、したがって判定信号SJは
第2のソレノイド122への駆動電流非供給時にもLレ
ベルに維持されることとなる。これに対し、第2のソレ
ノイド122が短絡した場合には、第2のソレノイド1
22への駆動電流供給時にもJ点はLレベルに維持さ
れ、判定信号SJはHレベルに設定されることとなる。
つまり、シフト速度指令信号SVと判定信号SJとの内
容が比較されることによって、第2のソレノイド122
が正常に駆動されているか、あるいは断線もしくは短絡
しているかが判断されるのである。ここで、ソレノイド
の短絡とは、第三トランジスタ128のコレクタから第
2のソレノイド122の接地側端子に至るいずれかの部
分が相互に接触或いは接地されて、その部分において電
流がバイパスされることにより抵抗器132に定格値よ
りも過大な電流が流れる反面、第2のソレノイド122
全体に充分な駆動電流が流されなくなった状態をいう。
また、ソレノイドの断線とは前記J点から第2のソレノ
イド122の接地側リード線に至るいずれかの部分が断
線等により抵抗値が過大となることをいう。
第5図は前記マイクロコンピュータによって実行される
制御を示すフローチャートであり、初期化ルーチン、お
よびセンサからの入力信号等の読込みルーチン等が実行
された後、読み込まれた信号等に基づいて以後に実行す
べき制御態様が選択される。その制御態様はフェイルセ
ーフ制御、クランキング制御、目標機関回転速度制御、
オーバーラン制御、ニュートラル制御の5種類であっ
て、車両が停止しており且つエンジン10を始動させる
ためのスタータが操作されていると判断された場合に
は、クランキング制御が実行され、たとえばエンジン1
0の作動中においてクラッチ12が切り離されるような
ニュートラル状態と判断された場合に、ニュートラル制
御が実行され、車両が走行中であってアクセルペダルが
操作されていると判断された場合には目標機関回転速度
制御が実行され、また、エンジン10が許容回転速度を
超えたと判断された場合には、ベルト式無段変速機14
の出力側の回転軸20が増速側にシフトするように変速
比を変更してエンジン10の回転速度を下げるオーバー
ラン制御が実行される。そして、目標機関回転速度制御
およびオーバーラン制御が実行された後にはライン圧制
御が実行される。また、前記シフト方向切換弁40およ
びシフト速度制御弁42における第1のソレノイド12
0または第2のソレノイド122のいずれかが断線また
は短絡と判断された場合には、フェイルセーフ制御が実
行される。そして、以上の制御が実行された後、制御値
出力制御が実行され、無段変速機14の変速比を所望の
値に変更するためのシフト速度指令信号SVおよびシフ
ト方向指令信号SDがそれぞれ出力される。上記目標機
関回転速度制御は車両の運転パラメータに基づいて、予
め求められた関係から決定される目標エンジン回転速度
に実際のエンジン回転速度を一致させるための制御であ
って、これにより一定の運転性が確保されつつ車両の燃
費が改善されるようになっている。この目標機関回転速
度制御および前記ライン圧制御の主要部は、たとえば本
出願人が先に出願した特願昭58−203130号や特
願昭59−14010号の明細書およびフローチャート
に開示されている。
上記フェイルセーフ制御には第6図のフローチャートに
示すようなフェイルセーフ制御手段を成すステップSS
1乃至SS4が含まれている。それ等ステップSS1乃
至SS4は、第1のソレノイド120または第2のソレ
ノイド122のうちの一方の断線または短絡が検出され
た場合に、ベルト式無段変速機14が緩変速状態となる
ように第1のソレノイド120または第2のソレノイド
122へ供給する信号SV、SDを制御するフェイルセ
ーフ制御手段を構成するものである。
すなわち、シフト方向指令信号SDに拘らず、判定信号
SJがHレベルまたはLレベルであると、ステップSS
1において第1のソレノイド120の断線または短絡と
判断されステップSS2が実行される。ステップSS2
においては、第2のソレノイド122へ供給される駆動
信号すなわちシフト速度指令信号SVが第2のソレノイ
ド122へ供給されることが阻止され、第2のソレノイ
ド122が非励磁とされて電磁弁46および48が共に
非作動状態とされる。また、ステップSS1において第
1のソレノイド120が断線または短絡と判断されない
場合には、ステップSS3が実行されて第2のソレノイ
ド122が断線または短絡であるか否かが判断される。
すなわち、シフト速度指令信号SVに拘らず判定信号S
JがHレベルまたはLレベルである場合には、第2のソ
レノイド122の断線または短絡と判断されてステップ
SS4が実行される。ステップSS4においては、第1
のソレノイド120に供給される駆動信号すなわちシフ
ト方向指令信号SDが阻止され、電磁弁46および48
が共に非作動状態とされる。
この結果、第1のソレノイド120または第2のソレノ
イド122のいずれか一方が断線または短絡と判断され
た場合には、他方の第2のソレノイド122または第1
のソレノイド120が非励磁状態となるように、すなわ
ちベルト式無段変速機14が緩やかな変速状態となるよ
うに駆動信号SDまたはSVが阻止されることにより、
電磁弁46および48が共に非作動状態とされる。この
ため、スプール弁50および52は第2図に示すよう
に、シフトアップ側位置およびシフトアップ速度抑制側
位置に位置させられ、無段変速機14の変速比はシフト
アップ方向に徐々に変化させられるか、或いはオリフィ
ス86が設けられない場合にはシフトアップ速度が略零
に維持される。それ故、第1のソレノイド120および
第2のソレノイド122のいずれか一方が断線または短
絡となった場合でも、無段変速機14の変速比が急激に
変化することが、回避され得るのである。
前記目標機関回転速度制御において、第1のソレノイド
120または第2のソレノイド122の一方が断線また
は短絡の異常となった場合には、第1表および第2表の
故障の結果に示すように種々の不都合が発生し、その中
には無段変速機14の変速比が急速に変化して無段変速
機14の制御が不能となる場合がある。
しかしながら、本実施例によれば、第1のソレノイド1
20または第2のソレノイド122の一方が断線または
短絡となった場合は、上述のステップSS1乃至SS4
により、他方のソレノイドが非通電状態になるように、
すなわちベルト式無段変速機14が緩変速状態となるよ
うに上記第2のソレノイド122または第1のソレノイ
ド120へ供給される信号SDまたはSVが制御される
ため、ベルト式無段変速機14の急変速が回避されてよ
り安全な走行の継続が期待できるのである。なお、第1
のソレノイド120および第2のソレノイド122が共
に断線または短絡した場合、および、ソレノイド異常検
出・駆動回路110,112やマイクロコンピュータの
電源の故障により出力が停止した場合には、第1のソレ
ノイド120および第2のソレノイド122が共に非通
電状態に、すなわち電磁弁46および48が共に非作動
状態となるので、前記ステップSS1乃至SS4を実行
した場合と同じ結果となる。
なお、前述の実施例においてスプール弁50および52
は電磁弁46および48の非作動状態においてシフトア
ップ側位置およびシフトアップ速度抑制側位置に位置さ
せられるように構成されているが、逆にシフトダウン側
位置およびシフトダウン速度抑制側位置に位置するよう
に構成されていても差支えないのである。
また、前述の実施例において、ソレノイド駆動回路とソ
レノイド異常検出回路とがソレノイド異常検出・駆動回
路110,112内に一体に組込まれているが、別々に
構成されていても良い。
以上、本発明の一実施例を示す図面に基づいて説明した
が、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変
更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例をベルト式無段変速機ととも
に示す説明図である。第2図は第1図の油圧制御装置の
要部を示す説明図である。第3図は第1図に示したソレ
ノイド異常検出・駆動回路の一例を示す回路図である。
第4図は第3図の回路の作動を説明するタイムチャート
である。第5図は第1図の実施例の作動を説明するフロ
ーチャートであり、第6図は第5図中のフェイルセーフ
制御の作動を説明するフローチャートである。 10:エンジン、14:ベルト式無段変速機、40:シ
フト方向切換弁、42:シフト速度制御弁、110,1
12:ソレノイド異常検出・駆動回路(ソレノイド異常
検出装置)、120:第1のソレノイド、122:第2
のソレノイド、ステップSS1乃至SS4:フェイルセ
ーフ制御手段
フロントページの続き (72)発明者 高田 充 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−81258(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの回転を無段階に変速して駆動輪
    に伝達する無段変速機と、第1のソレノイドを有し、該
    第1のソレノイドの作動に応答して該無段変速機の変速
    比変化方向を切り換えるシフト方向切換弁と、第2のソ
    レノイドを有し、該第2のソレノイドの作動に応答して
    前記無段変速機の変速比変化速度を少なくとも急変速状
    態と緩変速状態との二状態に調節するシフト速度制御弁
    とを備え、該シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁
    の作動の組合せにより前記無段変速機の変速比を調節す
    る形式の車両用無段変速機の制御装置において、 前記シフト方向切換弁およびシフト速度制御弁を、前記
    第1のソレノイドおよび第2のソレノイドが共に非通電
    状態の時には前記無段変速機が緩変速状態となるように
    構成し、且つ、 前記第1のソレノイドおよび第2のソレノイドの断線ま
    たは短絡を検出するソレノイド異常検出装置と、 該ソレノイド異常検出装置により前記第1のソレノイド
    および第2のソレノイドのうち少なくとも一方の断線ま
    たは短絡が検出された場合には、他方のソレノイドを非
    通電状態にして前記無段変速機が緩変速状態となるよう
    に制御するフェイルセーフ制御手段と を設けたことを特徴とする車両用無段変速機の制御装
    置。
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