JPH0670257U - 圧電素子の運動変換装置 - Google Patents
圧電素子の運動変換装置Info
- Publication number
- JPH0670257U JPH0670257U JP008571U JP857193U JPH0670257U JP H0670257 U JPH0670257 U JP H0670257U JP 008571 U JP008571 U JP 008571U JP 857193 U JP857193 U JP 857193U JP H0670257 U JPH0670257 U JP H0670257U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric element
- tilting arm
- frame
- stopper
- tilting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Impact Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印字ユニットとして利用される運動変換装置
においてストッパ隙間を適正に調整することにより、動
作のばらつきを少なくしかつ高速動作を達成する。 【構成】 圧電素子1の伸縮に基づいて傾動アーム10
を傾動運動させる。傾動アーム10の後退運動はストッ
パ部31によって制限される。塑性変形部31bの側面
を押しつぶすことにより、ストッパ部31と傾動アーム
10との隙間tを調節することができる。
においてストッパ隙間を適正に調整することにより、動
作のばらつきを少なくしかつ高速動作を達成する。 【構成】 圧電素子1の伸縮に基づいて傾動アーム10
を傾動運動させる。傾動アーム10の後退運動はストッ
パ部31によって制限される。塑性変形部31bの側面
を押しつぶすことにより、ストッパ部31と傾動アーム
10との隙間tを調節することができる。
Description
【0001】
本考案は主としてドットインパクト型の印字ヘッドに利用される圧電素子の運 動変換装置に関する。
【0002】
従来、圧電素子で駆動する方式のドットインパクト型の印字ヘッドは、例えば 特開平2−137937号公報に記載されているように、圧電素子の伸縮方向他 端との間に結合された傾動アームを、前記圧電素子の伸縮に基づいて傾動させる 。傾動アームの先端に設けた印字ワイヤを印字媒体に向けて前進させ、ドットを 印字する。圧電素子への電圧の印加を断つことにより圧電素子を収縮させ、傾動 アームを復帰させる。その復帰に際しての傾動アームの後退運動を制限するため に、ストッパを傾動アームとフレームとに設けている。
【0003】
上記両ストッパの相対位置は、運動変換装置の運動性能すなわち印字ヘッドに おける印字性能にとって非常に重要である。すなわち両ストッパ間の隙間が大き 過ぎる場合、印字ワイヤが初期位置よりフレーム側へ余分に戻り過ぎるので、再 び初期位置に復帰するのに時間がかかる。また、タイミングが遅くなった分、次 の駆動の際にアームのバウンドに乗りすぎてインパクト力が大きくなり過ぎ、印 字用紙破れが発生する。
【0004】 さらに多数の運動変換装置が組み合わされた印字ヘッドにおいて、上記隙間に ばらつきがあると、復帰時間の遅いものに全体の運動性能を合わせなければなら ないから、印字速度を低下させることになる。また印字濃度に濃淡が発生し、印 字品質を悪くする。
【0005】 本考案は、上記課題を解決して、高速動作を可能にすると共に動作のばらつき を少なくするものである。
【0006】
本考案の運動変換装置は、電圧の印加により伸縮する圧電素子と、圧電素子の 伸縮方向一端を支持する基部を有するフレームと、前記フレームと圧電素子の他 端との間に結合され、前記圧電素子の伸縮に基づいて傾動運動を行う傾動アーム と、前記傾動アームと対向する前記フレーム側の所定位置に形成され、前記傾動 アームの後退運動を制限するためのストッパ部と、前記傾動アームに対するスト ッパ部の位置を調整するため、そのストッパ部と隣接する前記フレーム部分に設 けられた塑性変形部とから構成される。
【0007】
上記構成の圧電素子の運動変換装置では、圧電素子の伸縮によって傾動アーム を傾動運動させる。その傾動アームが後退方向へ所定ストローク傾動されると、 フレームのストッパ部と当接し、これ以上の後退が止められる。
【0008】 ストッパ部の位置は塑性変形部により調整されるため、傾動アームの後退スト ロークが適正に規定される。この結果、印字ヘッドのように多数の運動変換装置 が組み合わされるものでは、各装置の運動性能をほぼ均一にできる。
【0009】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【0010】 電圧の印加によって伸縮する圧電素子1は、積層状をなす圧電セラミックより 構成されている。
【0011】 前記圧電素子1を支持するためのメインフレーム2は、その圧電素子1の伸縮 方向とほぼ平行して延在する縦長四角形で所定板厚の金属板より構成されている 。このメインフレーム2の一端部には圧電素子1の伸縮方向一端(下端)を温度 補償材12を介して支持するための基部3が横方向に突設されている。
【0012】 前記圧電素子1の伸縮方向他端(上端)には可動子5が配置されている。その 可動子5とメインフレーム2との対向面には、一対の板ばね6,7がその一端部 においてろう付けによって固着されている。両板ばね6,7の他端の結合部8に は、アーム取付溝8aが凹設されており、このアーム取付溝8aには、平板材よ り形成される傾動アーム10が挿入されかつろう付けによって固着されている。 前記傾動アーム10は前記圧電素子1の伸縮方向とほぼ直交する方向に延出され ており、その先端部には切り欠き状のワイヤ取付溝10bが形成され、このワイ ヤ取付溝10bには、印字ワイヤ11が挿入されかつろう付けによって固着され ている。
【0013】 前記基部3にはサブフレーム4が圧電素子1の他端(メインフレーム2と反対 側)に沿ってかつ前記可動子5に対向する位置まで延出されている。基部3、メ インフレーム2およびサブフレーム4は全体としてコ字形に形成されている。
【0014】 前記サブフレーム4と可動子5との間には可動子5を圧電素子の伸縮方向と平 行に案内するための四節の平行リンク機構16が配設されている。この平行リン ク機構16は、図2と図5に示すように、一枚の弾性変形可能な板ばね材で形成 された一対のリンクプレート17と、これら両リンクプレート17を一体に結合 している結合部26を主体として構成されている。
【0015】 一対のリンクプレート17は、サブフレーム4及び可動子5の側面に固着され た縦リンク部18,19と、これら両縦リンク18,19の間に弾性変形可能な ヒンジ部22,23,24,25をもって架設された横リンク部20,21とを それぞれ備えて四節の平行リンクをなしている。前記各一方の縦リンク部18の 下部には、連結プレート30が一体に形成されている。各連結プレート30の両 端部はメインフレーム2とサブフレーム4との側面にそれぞれスポット溶接等に よって固着されている。これによってメインフレーム2に対しサブフレーム4が 平行に保たれるててもに、各フレーム2,4の剛性が高められている。
【0016】 前記圧電素子1は、板ばね6,7及びリンクプレート17の弾性によって、電 圧が印加されない状態でも、常時圧縮荷重を受けている。
【0017】 前記サブフレーム4の延出端面には、前記傾動アーム10の背面ほぼ中央部と 対向する位置において、ストッパ部31が形成されている。そのストッパ部31 の端面のストッパ面32は、傾動アーム10の背面と略平行しかつ傾動アーム1 0の板厚よりも数倍(3倍〜6倍)程度、幅の広い平坦面に形成されている。
【0018】 前記傾動アーム10の背面には、前記ストッパ部31のストッパ面32と接離 可能に対向する位置において、傾動アーム10の板厚よりも数倍(3倍〜6倍) 程度、幅の広い当接部材33が固着されている。前記当接部材33は耐摩耗性に 優れる部材より形成されており、その下面にはストッパ部31のストッパ面32 と面当接する平坦な当接面34が形成されている。当接部材33は傾動アーム1 0の背面を包むようにモールド形成され、傾動アーム10の小判形の貫通孔10 aを充填して固着されている。小判形の貫通孔10aは当接面34と平行な方向 に長く形成され、当接部材33がストッパ面32に当たったときの衝撃を、貫通 孔10aに充填された樹脂の長い辺で受け、衝撃による当接部材33の破壊を阻 止している。
【0019】 また、前記圧電素子1に電圧が印加されない状態で傾動アーム10が所定の位 置に静止している状態において、前記ストッパ部31のストッパ面32と当接部 材33の当接面34との間には僅かな(例えば10μ程度)隙間tが設定されて いる。この隙間を設けることによって、圧電素子1に前述のように圧縮荷重が負 荷されることを保証している。
【0020】 上述したように構成されるこの実施例において、圧電素子1の両電極間に電圧 が印加されると、圧電素子1は、その積層方向、すなわち、図2において矢印X 方向に所定長さだけ伸び、これに基づいて可動子5が変位される。すると、可動 子5の変位力を受けて可動子5側の板ばね7がメインフレーム2側の板ばね6に 沿って押し上げられ、両板ばね6,7が湾曲状に撓むことで、前記傾動アーム1 0の基端部には矢印P方向に回転モーメントが生じ、これによって、傾動アーム 10が前進傾動される。そして、傾動アーム10先端の印字ワイヤ11が所定数 の案内部材15に案内されながら印字位置まで前進される。
【0021】 圧電素子1に対する電圧の印加が断たれると、圧電素子1は元の状態に収縮し 、可動子5は両板ばね6,7の前記撓みに基づく弾発力によって前記とは逆方向 に変位される。これによって、傾動アーム10の基端部には前記とは逆方向の回 転モーメントが生じ、傾動アーム10が元の位置に向けて後退傾動される。
【0022】 前記傾動アーム10が後退傾動する際、動傾動アーム10は、その慣性や両板 ばね6,7の弾発力によって元の位置よりもさらに後方へ後退傾動しようとする 。すると、ストッパ部材31のストッパ面32に前記傾動アーム10の当接部材 33の当接面34が面当接し、これ以上の傾動アーム10の後退傾動が止められ る。このようにして、傾動アーム10の後退傾動を制限することで、傾動アーム 10が元の位置に静止するまでに要する時間を短縮化することができ、印字の高 速化を図ることができる。
【0023】 上記構成の運動変換装置を1つのユニットとして、多数のユニットを配列する ことにより、ドットインパクト型の印字ヘッドが構成される。
【0024】 前記ストッパ部31のストッパ面32と当接部材33の当接面34との間の隙 間tは、運動変換装置の運動性能すなわち印字性能にとって非常に重要である。 隙間tは、前述のとおり圧電素子1に圧縮力を付与するために必要であるから、 0にはできない。また大きすぎると従来例で説明したとおり問題がある。
【0025】 この隙間tを適正にするために、サブフレーム4においてストッパ部31とリ ンクプレート17との間の部分に、塑性変形部31bが設けられる。塑性変形部 31bは、ストッパ面32と直交する側面を治具で押しつぶして形成された凹部 31a,31を有する。この凹部31a,31aの大きさすなわち治具で押しつ ぶす量を加減することにより、ストッパ面32を塑性変形で膨出させ、隙間tを 調整することができる。
【0026】 フレーム、傾動アーム10、板ばね6,7などの部品の製作誤差及び組立誤差 は避けられないが、上記のように隙間tを所期の設計値に近づけることができる 。
【0027】 上記隙間tを適正に調整することにより、印字ワイヤの戻りストロークが長く なりすぎることがなく、初期位置へ短時間に復帰する。また傾動アームが次の駆 動の際に前回のバウンドに乗りすぎることなもなく、適正なインパクト力が得ら れる。従って多数の運動変換装置を組み合わせた印字ヘッドにおいて、各装置の 運動性能にばらつきがなくなり、短時間の復帰にそろえられるので、高速印字を 達成することができる。さらに印字ワイヤのインパクト力がほぼ均一になるので 、印字の濃淡が少なくなり、印字品質が向上する。
【0028】 尚、塑性変形部31bには凹部31a,31aを形成するのに代えて、予め凸 部を形成しておき、この凸部を押しつぶすようにしても差し支えない。
【0029】
以上のように本考案は、部品の製作誤差及び組立誤差に基づく傾動アームの戻 りストロークのばらつきを少なくすることができ、その結果所期の動作のばらつ きを少なくし高速動作を達成することができる。
【図1】本考案を印字ユニットに具体化した斜視図であ
る。
る。
【図2】側面図である。
【図3】平行リンク機構の斜視図である。
【図4】要部拡大側面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
1 圧電素子 2 メインフレーム 3 基部 4 サブフレーム 10 傾動アーム 31 ストッパ部 31b 塑性変形部
Claims (5)
- 【請求項1】 電圧の印加により伸縮する圧電素子と、 圧電素子の伸縮方向一端を支持する基部を有するフレー
ムと、 前記フレームと圧電素子の他端との間に結合され、前記
圧電素子の伸縮に基づいて傾動運動を行う傾動アーム
と、 前記傾動アームと対向する前記フレーム側の所定位置に
形成され、前記傾動アームの後退運動を制限するための
ストッパ部と、 前記傾動アームに対するストッパ部の位置を調整するた
め、そのストッパ部と隣接する前記フレーム部分に設け
られた塑性変形部とから構成される圧電素子の運動変換
装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記フレームは前記
基部と、その基部から圧電素子の両側に沿ってのびるメ
インフレームおよびサブフレームとを有するほぼコ字形
に形成され、 前記傾動アームはメインフレームに傾動可能に結合さ
れ、 前記ストッパ部はサブフレームに形成されている圧電素
子の運動変換装置。 - 【請求項3】 請求項1において、前記ストッパ部は、
前記傾動アームに対してその静止時に微少隙間を有する
圧電素子の運動変換装置。 - 【請求項4】 請求項1において、前記塑性変形部は、
前記傾動アームと対向する面と直交する面において押し
つぶされた部分である圧電素子の運動変換装置。 - 【請求項5】 請求項1の圧電素子の運動変換装置を多
数備え、かつ前記傾動アームの先端にドットを印字する
ための印字ワイヤを有する印字ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP008571U JPH0670257U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 圧電素子の運動変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP008571U JPH0670257U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 圧電素子の運動変換装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670257U true JPH0670257U (ja) | 1994-09-30 |
Family
ID=18528630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP008571U Pending JPH0670257U (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 圧電素子の運動変換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670257U (ja) |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP008571U patent/JPH0670257U/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4570095A (en) | Mechanical amplification mechanism combined with piezoelectric elements | |
| US4547086A (en) | Piezoelectrically driven printing mechanism for dot matrix printers | |
| JPH0670257U (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| US5111101A (en) | Device for magnifying displacement of piezoelectric element and method of producing the same | |
| JPH03129112A (ja) | 四節平行リンク機構 | |
| JP2682086B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JP2556111B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JP2589117Y2 (ja) | ドットインパクト型の印字ヘッド | |
| JPH0681718B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JP2550542B2 (ja) | 印字装置 | |
| JP2979750B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JP2556081B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JP2691558B2 (ja) | 印字ヘッド | |
| JPH01114457A (ja) | 圧電素子の運動変換機構 | |
| JPH0947049A (ja) | グリップ型リニアアクチュエータ | |
| JP2585750Y2 (ja) | 圧電素子の変位拡大機構 | |
| JPH0692158B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JPH0239948A (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JPH0677999B2 (ja) | 微小変位拡大機構及び該機構を用いた印字ヘッド | |
| JP2555667B2 (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JPH0392361A (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JPH02107454A (ja) | 圧電素子の運動変換装置 | |
| JPH0413174Y2 (ja) | ||
| JP2850446B2 (ja) | 印字ヘッド用アクチュエータのフレーム | |
| JP2629369B2 (ja) | 印字ヘッド |