JPH0670403A - 集電装置 - Google Patents
集電装置Info
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- JPH0670403A JPH0670403A JP23525792A JP23525792A JPH0670403A JP H0670403 A JPH0670403 A JP H0670403A JP 23525792 A JP23525792 A JP 23525792A JP 23525792 A JP23525792 A JP 23525792A JP H0670403 A JPH0670403 A JP H0670403A
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- cylinder
- insulator
- insulation
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 集電装置において絶縁離間距離がデッドスペ
ースとなっていて全く利用されていなかった点を改善
し、このデッドスペースを有効に利用し、集電装置の構
成をより容易にすることにある。 【構成】 直立したシリンダとピストン棒及び該ピスト
ン棒上部に取付けられた集電舟を主要部材とする集電装
置と、該集電装置を車体から絶縁支持する支持碍子とよ
り構成される集電装置において、前記支持碍子は中心軸
部に碍子上面から非貫通の穴を有するもので、前記シリ
ンダの筒体部分が非貫通穴に収納されて構成されたもの
である。
ースとなっていて全く利用されていなかった点を改善
し、このデッドスペースを有効に利用し、集電装置の構
成をより容易にすることにある。 【構成】 直立したシリンダとピストン棒及び該ピスト
ン棒上部に取付けられた集電舟を主要部材とする集電装
置と、該集電装置を車体から絶縁支持する支持碍子とよ
り構成される集電装置において、前記支持碍子は中心軸
部に碍子上面から非貫通の穴を有するもので、前記シリ
ンダの筒体部分が非貫通穴に収納されて構成されたもの
である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車用の集電装置に
関するものである。
関するものである。
【従来の技術】従来のものは、図2に示され、これはT
字形集電装置の構成図であり、1は車体の屋根面、2は
車体から集電装置を絶縁支持している支持碍子、3は集
電装置の台枠、4は台枠に取着されたシリンダ、5はピ
ストン棒、6はピストン棒上端に取着された集電舟、
7,8は空気管であり、支持碍子2は中央に貫通穴を有
していて空気回路の一部を形成している。また9は架線
を示す。次に、従来のT字形集電装置の作用を説明す
る。集電装置を折りたたんだ状態から給気管7より圧縮
空気がシリンダ筒4に供給されると、ピストン棒が上昇
し、集電舟上面が架線に所定の押上力で接触し、車両は
集電して走行する。架線は通常高電圧に加圧されている
ので、集電舟が架線に接触すると集電装置全体は架線電
圧に加圧される。高電圧に加圧された集電装置の台枠3
は、車体の屋根面1との間を支持碍子2により絶縁され
ており、シリンダ4の下端は車体屋根面と所定の絶縁離
隔距離Lをとって空間で絶縁されている。絶縁離隔距離
Lは、例えば、架線電圧が25kVなら 300mmとされてい
る。また支持碍子の高さも、表面を伝わる沿線絶縁距離
を確保して高さが決定されている。例えば、架線電圧25
kVの場合、支持碍子高さは約 600mmである。
字形集電装置の構成図であり、1は車体の屋根面、2は
車体から集電装置を絶縁支持している支持碍子、3は集
電装置の台枠、4は台枠に取着されたシリンダ、5はピ
ストン棒、6はピストン棒上端に取着された集電舟、
7,8は空気管であり、支持碍子2は中央に貫通穴を有
していて空気回路の一部を形成している。また9は架線
を示す。次に、従来のT字形集電装置の作用を説明す
る。集電装置を折りたたんだ状態から給気管7より圧縮
空気がシリンダ筒4に供給されると、ピストン棒が上昇
し、集電舟上面が架線に所定の押上力で接触し、車両は
集電して走行する。架線は通常高電圧に加圧されている
ので、集電舟が架線に接触すると集電装置全体は架線電
圧に加圧される。高電圧に加圧された集電装置の台枠3
は、車体の屋根面1との間を支持碍子2により絶縁され
ており、シリンダ4の下端は車体屋根面と所定の絶縁離
隔距離Lをとって空間で絶縁されている。絶縁離隔距離
Lは、例えば、架線電圧が25kVなら 300mmとされてい
る。また支持碍子の高さも、表面を伝わる沿線絶縁距離
を確保して高さが決定されている。例えば、架線電圧25
kVの場合、支持碍子高さは約 600mmである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両に
搭載する集電装置は折りたゝみ時の上限高さは車両限界
以下に抑えられているので、集電装置の配置できる空間
の高さ方向寸法は車両限界高さから車体屋根面高さまで
の間であり、従来の集電装置にあっては前記の空間絶縁
離隔距離Lを確保するため上記集電装置配置可能空間の
うちL寸法が全くのデッドスペースとなる欠点があっ
た。また、L寸法の値は架線電圧が25kVの場合 300mmも
あり、これは集電装置の構造設計を行う上で大きな制約
となっていた。
搭載する集電装置は折りたゝみ時の上限高さは車両限界
以下に抑えられているので、集電装置の配置できる空間
の高さ方向寸法は車両限界高さから車体屋根面高さまで
の間であり、従来の集電装置にあっては前記の空間絶縁
離隔距離Lを確保するため上記集電装置配置可能空間の
うちL寸法が全くのデッドスペースとなる欠点があっ
た。また、L寸法の値は架線電圧が25kVの場合 300mmも
あり、これは集電装置の構造設計を行う上で大きな制約
となっていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の集電装
置において絶縁離隔距離がデッドスペースとなっていて
全く利用されていなかった点を改善し、このデッドスペ
ースを有効に利用し、集電装置の構成をより容易とする
T字形集電装置を提供するものである。その手段として
は、支持碍子の中心軸部に碍子の上面から非貫通の穴を
形成し、この非貫通穴にT字形集電装置のシリンダの筒
体部分を嵌入埋め込みし、シリンダ筒フランジ部を碍子
上面に締着支持してT字形集電装置を構成するものであ
る。
置において絶縁離隔距離がデッドスペースとなっていて
全く利用されていなかった点を改善し、このデッドスペ
ースを有効に利用し、集電装置の構成をより容易とする
T字形集電装置を提供するものである。その手段として
は、支持碍子の中心軸部に碍子の上面から非貫通の穴を
形成し、この非貫通穴にT字形集電装置のシリンダの筒
体部分を嵌入埋め込みし、シリンダ筒フランジ部を碍子
上面に締着支持してT字形集電装置を構成するものであ
る。
【0007】
【作用】かようなごとく構成されたT字形集電装置にお
いて、中心部に非貫通穴を有する支持碍子の該穴部にT
字形集電装置のシリンダの筒体部に嵌入して集電装置を
形成した場合、支持碍子材質の貫通絶縁強度は非常に大
きいので、1例として架線電圧25kVに対しても該穴底部
の肉厚は10mm以下程度で充分絶縁可能である。従って、
従来 300mmを必要とした空間絶縁寸法を、上記非貫通穴
底部肉厚10mm程度に小さくすることができる。この場
合、沿面絶縁距離は従来通り必要なので、支持碍子の高
さは25kVの場合で従来通り 600mmとなるが、支持碍子の
非貫通穴の深さを 580mmとしてそこにT字形集電装置の
シリンダを嵌入することによりシリンダ下面の車体屋根
面からの距離は支持碍子の底部肉厚を隔てて僅か20mm程
度となり、従来の空間絶縁寸法300mmを要した場合に対
して大巾にシリンダに対するスペースを増加することが
でき、T字形集電装置の高さ方向寸法の構成に対して大
きな利点がある。以下、本発明の一実施例を、図面に基
づいて詳述する。
いて、中心部に非貫通穴を有する支持碍子の該穴部にT
字形集電装置のシリンダの筒体部に嵌入して集電装置を
形成した場合、支持碍子材質の貫通絶縁強度は非常に大
きいので、1例として架線電圧25kVに対しても該穴底部
の肉厚は10mm以下程度で充分絶縁可能である。従って、
従来 300mmを必要とした空間絶縁寸法を、上記非貫通穴
底部肉厚10mm程度に小さくすることができる。この場
合、沿面絶縁距離は従来通り必要なので、支持碍子の高
さは25kVの場合で従来通り 600mmとなるが、支持碍子の
非貫通穴の深さを 580mmとしてそこにT字形集電装置の
シリンダを嵌入することによりシリンダ下面の車体屋根
面からの距離は支持碍子の底部肉厚を隔てて僅か20mm程
度となり、従来の空間絶縁寸法300mmを要した場合に対
して大巾にシリンダに対するスペースを増加することが
でき、T字形集電装置の高さ方向寸法の構成に対して大
きな利点がある。以下、本発明の一実施例を、図面に基
づいて詳述する。
【0005】
【実施例】図1は本発明のT字形集電装置の一実施例を
示す構成図で、図中、図2と同一符号は同一部品または
同一機能を有する部分を示す。図1においてはね11はT
字形集電装置の支持碍子で中心軸部に非貫通穴11a を有
している。12はT字形集電装置のシリンダで、筒体部12
a は支持碍子の非貫通穴11a に嵌入され、フランジ部12
b は支持碍子11の上部金具11b に締着されている。13は
ピストン棒、14は車体屋根面に設置された空気碍管、1
5,16は給気管である。次に、本装置の作用を説明す
る。折りたたみ状態において給気管15より圧縮空気を供
給すると、空気碍管14,給気管16を経てシリンダ12に圧
縮空気が供給され、ピストン棒13が上昇して従来のT字
形パンタグラフと同様に車両は集電走行する。
示す構成図で、図中、図2と同一符号は同一部品または
同一機能を有する部分を示す。図1においてはね11はT
字形集電装置の支持碍子で中心軸部に非貫通穴11a を有
している。12はT字形集電装置のシリンダで、筒体部12
a は支持碍子の非貫通穴11a に嵌入され、フランジ部12
b は支持碍子11の上部金具11b に締着されている。13は
ピストン棒、14は車体屋根面に設置された空気碍管、1
5,16は給気管である。次に、本装置の作用を説明す
る。折りたたみ状態において給気管15より圧縮空気を供
給すると、空気碍管14,給気管16を経てシリンダ12に圧
縮空気が供給され、ピストン棒13が上昇して従来のT字
形パンタグラフと同様に車両は集電走行する。
【0006】本発明のT字形集電装置の機能を説明する
と下記のとおりである。従来のT字形集電装置の台枠
は、支持碍子により支持されており、碍子の高さがかな
り高くなっている。これは碍子の表面長さによる沿面絶
縁距離を確保するためである。しかし、碍子材質の貫通
絶縁強度は非常に大きいので、本発明のように支持碍子
に非貫通穴を形成してシリンダを収容した場合、非貫通
穴の底部肉厚は非常に薄い肉厚でも高電圧対して充分安
全な絶縁を確保することができる。従って、シリンダ下
面と車体屋根面との間は支持碍子の底部肉厚を隔てて充
分な絶縁強度を保ちつつ、非常に小さな距離として集電
装置を構成することが可能となる。すなわち、従来のT
字形集電装置においてデッドスペースとなっていたシリ
ンダ下面と車体屋根面間の距離(L寸法)の大部分をシ
リンダのスペースとして使用することができ、T字形集
電装置を構成するために使用可能の高さ方向スペースが
大巾に増大するので、集電装置の設計製作上に大きな利
点がある。
と下記のとおりである。従来のT字形集電装置の台枠
は、支持碍子により支持されており、碍子の高さがかな
り高くなっている。これは碍子の表面長さによる沿面絶
縁距離を確保するためである。しかし、碍子材質の貫通
絶縁強度は非常に大きいので、本発明のように支持碍子
に非貫通穴を形成してシリンダを収容した場合、非貫通
穴の底部肉厚は非常に薄い肉厚でも高電圧対して充分安
全な絶縁を確保することができる。従って、シリンダ下
面と車体屋根面との間は支持碍子の底部肉厚を隔てて充
分な絶縁強度を保ちつつ、非常に小さな距離として集電
装置を構成することが可能となる。すなわち、従来のT
字形集電装置においてデッドスペースとなっていたシリ
ンダ下面と車体屋根面間の距離(L寸法)の大部分をシ
リンダのスペースとして使用することができ、T字形集
電装置を構成するために使用可能の高さ方向スペースが
大巾に増大するので、集電装置の設計製作上に大きな利
点がある。
【0007】架線圧が25kVの場合を例にとって説明する
と、この場合支持碍子の高さは沿面絶縁距離により高さ
約 600mmである。支持碍子材質の貫通絶縁厚さは数mmで
足りるので、10mmあれば充分である。従って、高さ約 6
00mmの支持碍子に余裕を見て580mm深さの非貫通穴を形
成し、こゝにシリンダ12を嵌入支持した場合、シリンダ
下面と車体屋根面との距離は支持碍子の非貫通穴の底面
肉厚を隔てて20mmとなる。従来のT字形集電装置の場
合、図2におけるシリンダ4の下面と車体屋根面間の距
離は架線電圧25kVの場合、空間絶縁離隔距離として 300
mmをとっている。従って、従来デッドスペースとなって
いた空間絶縁距離 300mmと上記20mmの差である 280mmが
シリンダを配置するための有効スペースとなる。集電装
置の折たたみ時の上限高さは、車両限界を越えないよう
に制限されている。また下面は車体屋根面からの絶縁離
隔距離で押さえられているので、高さ方向寸法でデッド
スペース 300mmの大部分が有効スペースとして活用でき
る。これは、T字形集電装置においてシリンダの長さ、
すなわちピストン棒のストロークを大きくして、集電装
置の高さ方向動作範囲を拡大することができ、実用的な
T字形集電装置を構成する上で非常に大きなメリットを
生じるのである。
と、この場合支持碍子の高さは沿面絶縁距離により高さ
約 600mmである。支持碍子材質の貫通絶縁厚さは数mmで
足りるので、10mmあれば充分である。従って、高さ約 6
00mmの支持碍子に余裕を見て580mm深さの非貫通穴を形
成し、こゝにシリンダ12を嵌入支持した場合、シリンダ
下面と車体屋根面との距離は支持碍子の非貫通穴の底面
肉厚を隔てて20mmとなる。従来のT字形集電装置の場
合、図2におけるシリンダ4の下面と車体屋根面間の距
離は架線電圧25kVの場合、空間絶縁離隔距離として 300
mmをとっている。従って、従来デッドスペースとなって
いた空間絶縁距離 300mmと上記20mmの差である 280mmが
シリンダを配置するための有効スペースとなる。集電装
置の折たたみ時の上限高さは、車両限界を越えないよう
に制限されている。また下面は車体屋根面からの絶縁離
隔距離で押さえられているので、高さ方向寸法でデッド
スペース 300mmの大部分が有効スペースとして活用でき
る。これは、T字形集電装置においてシリンダの長さ、
すなわちピストン棒のストロークを大きくして、集電装
置の高さ方向動作範囲を拡大することができ、実用的な
T字形集電装置を構成する上で非常に大きなメリットを
生じるのである。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、T
字形集電装置は前記のような構成機能をもっており下記
の効果を有する。 (1)従来のT字形集電装置においてデッドスペースと
なっていたシリンダ下面と車体屋根面間の空間絶縁距離
の大部分を集電装置の構成スペースとして活用すること
が可能となる。 (2)上記効果により、T字形集電装置いおいてはシリ
ンダの長さ、すなわちピストン棒のストロークを大きく
することができ、集電装置の高さ方向動作範囲を大きく
することができる。
字形集電装置は前記のような構成機能をもっており下記
の効果を有する。 (1)従来のT字形集電装置においてデッドスペースと
なっていたシリンダ下面と車体屋根面間の空間絶縁距離
の大部分を集電装置の構成スペースとして活用すること
が可能となる。 (2)上記効果により、T字形集電装置いおいてはシリ
ンダの長さ、すなわちピストン棒のストロークを大きく
することができ、集電装置の高さ方向動作範囲を大きく
することができる。
【0009】
【図1】図1は本発明T字形集電装置の一実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】図2は従来のT字形集電装置の一例を示す構成
図である。
図である。
【0010】
1 車体屋根面 2 支持碍子 3 台枠 4 シリンダ 5 ピストン棒 7 給気管 8 給気管 11 支持碍子 12 シリンタ 13 ピストン棒 14 空気碍管 15 給気管 16 給気管
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 集電装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車用の集電装置に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のものは、図2に示され、1は車体
の屋根面、2は車体から集電装置を絶縁支持している支
持碍子、3は集電装置の台枠、4は台枠に取着されたシ
リンダ、5はピストン棒、6はピストン棒上端に取着さ
れた集電舟、7,8は空気管であり、支持碍子2は中央
に貫通穴を有していて空気回路の一部を形成している。
また9は架線を示す。次に、従来の集電装置の作用を説
明する。集電装置を折りたたんだ状態から給気管7より
圧縮空気がシリンダ筒4に供給されると、ピストン棒が
上昇し、集電舟上面が架線に所定の押上力で接触し、車
両は集電して走行する。架線は通常高電圧に加圧されて
いるので、集電舟が架線に接触すると集電装置全体は架
線電圧に加圧される。高電圧に加圧された集電装置の台
枠3は、車体の屋根面1との間を支持碍子2により絶縁
されており、シリンダ4の下端は車体屋根面と所定の絶
縁離隔距離Lをとって空間で絶縁されている。絶縁離隔
距離Lは、例えば、架線電圧が25kVなら 300mmとされて
いる。また支持碍子の高さも、表面を伝わる沿線絶縁距
離を確保して高さが決定されている。例えば、架線電圧
25kVの場合、支持碍子高さは約 600mmである。
の屋根面、2は車体から集電装置を絶縁支持している支
持碍子、3は集電装置の台枠、4は台枠に取着されたシ
リンダ、5はピストン棒、6はピストン棒上端に取着さ
れた集電舟、7,8は空気管であり、支持碍子2は中央
に貫通穴を有していて空気回路の一部を形成している。
また9は架線を示す。次に、従来の集電装置の作用を説
明する。集電装置を折りたたんだ状態から給気管7より
圧縮空気がシリンダ筒4に供給されると、ピストン棒が
上昇し、集電舟上面が架線に所定の押上力で接触し、車
両は集電して走行する。架線は通常高電圧に加圧されて
いるので、集電舟が架線に接触すると集電装置全体は架
線電圧に加圧される。高電圧に加圧された集電装置の台
枠3は、車体の屋根面1との間を支持碍子2により絶縁
されており、シリンダ4の下端は車体屋根面と所定の絶
縁離隔距離Lをとって空間で絶縁されている。絶縁離隔
距離Lは、例えば、架線電圧が25kVなら 300mmとされて
いる。また支持碍子の高さも、表面を伝わる沿線絶縁距
離を確保して高さが決定されている。例えば、架線電圧
25kVの場合、支持碍子高さは約 600mmである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両に
搭載する集電装置は折りたゝみ時の上限高さは車両限界
以下に抑えられているので、集電装置の配置できる空間
の高さ方向寸法は車両限界高さから車体屋根面高さまで
の間であり、従来の集電装置にあっては前記の空間絶縁
離隔距離lを確保するため上記集電装置配置可能空間の
うちl寸法が全くのデッドスペースとなる欠点があっ
た。また、l寸法の値は架線電圧が25kVの場合 300mmも
あり、これは集電装置の構造設計を行う上で大きな制約
となっていた。
搭載する集電装置は折りたゝみ時の上限高さは車両限界
以下に抑えられているので、集電装置の配置できる空間
の高さ方向寸法は車両限界高さから車体屋根面高さまで
の間であり、従来の集電装置にあっては前記の空間絶縁
離隔距離lを確保するため上記集電装置配置可能空間の
うちl寸法が全くのデッドスペースとなる欠点があっ
た。また、l寸法の値は架線電圧が25kVの場合 300mmも
あり、これは集電装置の構造設計を行う上で大きな制約
となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来の集電装
置において絶縁離隔距離がデッドスペースとなっていて
全く利用されていなかった点を改善し、このデッドスペ
ースを有効に利用し、集電装置の構成をより容易とする
集電装置を提供するものである。その手段としては、支
持碍子の中心軸部に碍子の上面から非貫通の穴を形成
し、この非貫通穴に集電装置のシリンダの筒体部分を嵌
入埋め込みし、シリンダ筒フランジ部を碍子上面に締着
支持して集電装置を構成するものである。
置において絶縁離隔距離がデッドスペースとなっていて
全く利用されていなかった点を改善し、このデッドスペ
ースを有効に利用し、集電装置の構成をより容易とする
集電装置を提供するものである。その手段としては、支
持碍子の中心軸部に碍子の上面から非貫通の穴を形成
し、この非貫通穴に集電装置のシリンダの筒体部分を嵌
入埋め込みし、シリンダ筒フランジ部を碍子上面に締着
支持して集電装置を構成するものである。
【0005】
【作用】かようなごとく構成された集電装置において、
中心部に非貫通穴を有する支持碍子の該穴部に集電装置
のシリンダの筒体部に嵌入して集電装置を形成した場
合、支持碍子材質の貫通絶縁強度は非常に大きいので、
1例として架線電圧25kVに対しても該穴底部の肉厚は10
mm以下程度で充分絶縁可能である。従って、従来 300mm
を必要とした空間絶縁寸法を、上記非貫通穴底部肉厚10
mm程度に小さくすることができる。この場合、沿面絶縁
距離は従来通り必要なので、支持碍子の高さは25kVの場
合で従来通り 600mmとなるが、支持碍子の非貫通穴の深
さを 580mmとしてそこに集電装置のシリンダを嵌入する
ことによりシリンダ下面の車体屋根面からの距離は支持
碍子の底部肉厚を隔てて僅か20mm程度となり、従来の空
間絶縁寸法 300mmを要した場合に対して大巾にシリンダ
に対するスペースを増加することができ、集電装置の高
さ方向寸法の構成に対して大きな利点がある。以下本発
明の一実施例を、図面に基づいて詳述する。
中心部に非貫通穴を有する支持碍子の該穴部に集電装置
のシリンダの筒体部に嵌入して集電装置を形成した場
合、支持碍子材質の貫通絶縁強度は非常に大きいので、
1例として架線電圧25kVに対しても該穴底部の肉厚は10
mm以下程度で充分絶縁可能である。従って、従来 300mm
を必要とした空間絶縁寸法を、上記非貫通穴底部肉厚10
mm程度に小さくすることができる。この場合、沿面絶縁
距離は従来通り必要なので、支持碍子の高さは25kVの場
合で従来通り 600mmとなるが、支持碍子の非貫通穴の深
さを 580mmとしてそこに集電装置のシリンダを嵌入する
ことによりシリンダ下面の車体屋根面からの距離は支持
碍子の底部肉厚を隔てて僅か20mm程度となり、従来の空
間絶縁寸法 300mmを要した場合に対して大巾にシリンダ
に対するスペースを増加することができ、集電装置の高
さ方向寸法の構成に対して大きな利点がある。以下本発
明の一実施例を、図面に基づいて詳述する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の集電装置の一実施例を示す構
成図で、図中、図2と同一符号は同一部品または同一機
能を有する部分を示す。図1において、11は集電装置の
支持碍子で中心軸部に非貫通穴11a を有している。12は
集電装置のシリンダで、筒体部12a は支持碍子の非貫通
穴11a に嵌入され、フランジ部12b は支持碍子11の上部
金具11b に締着されている。13はピストン棒、13a は通
気穴、14は車体屋根面に設置された空気碍管、15,16は
給気管である。次に、本装置の作用を説明する。折りた
たみ状態において給気管15より圧縮空気を供給すると、
空気碍管14,給気管16を経てシリンダ12に圧縮空気が供
給され、ピストン棒13が上昇して従来の集電装置と同様
に車両は集電走行する。
成図で、図中、図2と同一符号は同一部品または同一機
能を有する部分を示す。図1において、11は集電装置の
支持碍子で中心軸部に非貫通穴11a を有している。12は
集電装置のシリンダで、筒体部12a は支持碍子の非貫通
穴11a に嵌入され、フランジ部12b は支持碍子11の上部
金具11b に締着されている。13はピストン棒、13a は通
気穴、14は車体屋根面に設置された空気碍管、15,16は
給気管である。次に、本装置の作用を説明する。折りた
たみ状態において給気管15より圧縮空気を供給すると、
空気碍管14,給気管16を経てシリンダ12に圧縮空気が供
給され、ピストン棒13が上昇して従来の集電装置と同様
に車両は集電走行する。
【0007】本発明の集電装置の機能を説明すると下記
のとおりである。従来の集電装置の台枠は、支持碍子に
より支持されており、碍子の高さがかなり高くなってい
る。これは碍子の表面長さによる沿面絶縁距離を確保す
るためである。しかし、碍子材質の貫通絶縁強度は非常
に大きいので、本発明のように支持碍子に非貫通穴を形
成してシリンダを収容した場合、非貫通穴の底部肉厚は
非常に薄い肉厚でも高電圧対して充分安全な絶縁を確保
することができる。従って、シリンダ下面と車体屋根面
との間は支持碍子の底部肉厚を隔てて充分な絶縁強度を
保ちつつ、非常に小さな距離として集電装置を構成する
ことが可能となる。すなわち、従来の集電装置において
デッドスペースとなっていたシリンダ下面と車体屋根面
間の距離(L寸法)の大部分をシリンダのスペースとし
て使用することができ、集電装置を構成するために使用
可能の高さ方向スペースが大巾に増大するので、集電装
置の設計製作上に大きな利点がある。
のとおりである。従来の集電装置の台枠は、支持碍子に
より支持されており、碍子の高さがかなり高くなってい
る。これは碍子の表面長さによる沿面絶縁距離を確保す
るためである。しかし、碍子材質の貫通絶縁強度は非常
に大きいので、本発明のように支持碍子に非貫通穴を形
成してシリンダを収容した場合、非貫通穴の底部肉厚は
非常に薄い肉厚でも高電圧対して充分安全な絶縁を確保
することができる。従って、シリンダ下面と車体屋根面
との間は支持碍子の底部肉厚を隔てて充分な絶縁強度を
保ちつつ、非常に小さな距離として集電装置を構成する
ことが可能となる。すなわち、従来の集電装置において
デッドスペースとなっていたシリンダ下面と車体屋根面
間の距離(L寸法)の大部分をシリンダのスペースとし
て使用することができ、集電装置を構成するために使用
可能の高さ方向スペースが大巾に増大するので、集電装
置の設計製作上に大きな利点がある。
【0008】架線圧が25kVの場合を例にとって説明する
と、この場合支持碍子の高さは沿面絶縁距離により高さ
約 600mmである。支持碍子材質の貫通絶縁厚さは数mmで
足りるので、10mmあれば充分である。従って、高さ約 6
00mmの支持碍子に余裕を見て 580mm深さの非貫通穴を形
成し、こゝにシリンダ12を嵌入支持した場合、シリンダ
下面と車体屋根面との距離は支持碍子の非貫通穴の底面
肉厚を隔てて20mmとなる。従来の集電装置の場合、図2
におけるシリンダ4の下面と車体屋根面間の距離は架線
電圧25kVの場合、空間絶縁離隔距離として 300mmをとっ
ている。従って、従来デッドスペースとなっていた空間
絶縁距離 300mmと上記20mmの差である 280mmがシリンダ
を配置するための有効スペースとなる。集電装置の折た
たみ時の上限高さは、車両限界を越えないように制限さ
れている。また下面は車体屋根面からの絶縁離隔距離で
押さえられているので、高さ方向寸法でデッドスペース
300mmの大部分が有効スペースとして活用できる。これ
は、集電装置においてシリンダの長さ、すなわちピスト
ン棒のストロークを大きくして、集電装置の高さ方向動
作範囲を拡大することができ、実用的な集電装置を構成
する上で非常に大きなメリットを生じるのである。
と、この場合支持碍子の高さは沿面絶縁距離により高さ
約 600mmである。支持碍子材質の貫通絶縁厚さは数mmで
足りるので、10mmあれば充分である。従って、高さ約 6
00mmの支持碍子に余裕を見て 580mm深さの非貫通穴を形
成し、こゝにシリンダ12を嵌入支持した場合、シリンダ
下面と車体屋根面との距離は支持碍子の非貫通穴の底面
肉厚を隔てて20mmとなる。従来の集電装置の場合、図2
におけるシリンダ4の下面と車体屋根面間の距離は架線
電圧25kVの場合、空間絶縁離隔距離として 300mmをとっ
ている。従って、従来デッドスペースとなっていた空間
絶縁距離 300mmと上記20mmの差である 280mmがシリンダ
を配置するための有効スペースとなる。集電装置の折た
たみ時の上限高さは、車両限界を越えないように制限さ
れている。また下面は車体屋根面からの絶縁離隔距離で
押さえられているので、高さ方向寸法でデッドスペース
300mmの大部分が有効スペースとして活用できる。これ
は、集電装置においてシリンダの長さ、すなわちピスト
ン棒のストロークを大きくして、集電装置の高さ方向動
作範囲を拡大することができ、実用的な集電装置を構成
する上で非常に大きなメリットを生じるのである。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように本発明の集電装置は
前記のような構成機能をもっており下記の効果を有す
る。(1)従来の集電装置においてデッドスペースとな
っていたシリンダ下面と車体屋根面間の空間絶縁距離の
大部分を集電装置の構成スペースとして活用することが
可能となる。(2)上記効果により、集電装置において
はシリンダの長さ、すなわちピストン棒のストロークを
大きくすることができ、集電装置の高さ方向動作範囲を
大きくすることができる。
前記のような構成機能をもっており下記の効果を有す
る。(1)従来の集電装置においてデッドスペースとな
っていたシリンダ下面と車体屋根面間の空間絶縁距離の
大部分を集電装置の構成スペースとして活用することが
可能となる。(2)上記効果により、集電装置において
はシリンダの長さ、すなわちピストン棒のストロークを
大きくすることができ、集電装置の高さ方向動作範囲を
大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の集電装置の一実施例を示す構成
図である。
図である。
【図2】図2は従来の集電装置の一例を示す構成図であ
る。
る。
【符号の説明】 1 車体屋根面 2 支持碍子 3 台枠 4 シリンダ 5 ピストン棒 7 給気菅 8 給気菅 11 支持碍子 12 シリンダ 13 ピストン棒 14 空気碍管 15 給気菅 16 給気菅
Claims (1)
- 【請求項1】 直立したシリンダとピストン棒及び該ピ
ストン棒上部に取付けられた集電舟を主要部材とする集
電装置と、該集電装置を車体から絶縁支持する支持碍子
とより構成されるT字形集電装置において、前記支持碍
子は中心軸部に碍子上面から非貫通の穴を有するもので
あり、前記シリンダの筒体部分が非貫通穴に収納されて
構成されたことを特徴とするT字形集電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23525792A JPH0670403A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 集電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23525792A JPH0670403A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 集電装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670403A true JPH0670403A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16983407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23525792A Pending JPH0670403A (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 集電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670403A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111688494A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-09-22 | 青岛润威交通设备有限公司 | 一种车载受电系统 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP23525792A patent/JPH0670403A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111688494A (zh) * | 2020-07-01 | 2020-09-22 | 青岛润威交通设备有限公司 | 一种车载受电系统 |
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