JPH06704B2 - ヘルペスウイルスによる病気の治療 - Google Patents

ヘルペスウイルスによる病気の治療

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JPH06704B2
JPH06704B2 JP5913483A JP5913483A JPH06704B2 JP H06704 B2 JPH06704 B2 JP H06704B2 JP 5913483 A JP5913483 A JP 5913483A JP 5913483 A JP5913483 A JP 5913483A JP H06704 B2 JPH06704 B2 JP H06704B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヘルペスウイルスによる疾病、白斑病、にき
び、接触皮膚炎の治療に関する。
ヘルペスウイルス特に単純疱疹ウイルス(herpes simpl
ex virus)は愁訴に直面する最も普通の危介な問題のひ
とつである。人口の75%は単純疱疹ウイルスに冒され
ていると推定されている。
大部分の場合に無症候性であるけれども極めて普通に口
辺、顔面及び性器の部位に慢性的に発症する。陰部疱疹
は第二番目の最も普通の病気であって性交によって起り
アメリカ合衆国で毎年100000の発病をみる。口辺
顔面部の症候は屡々“疱疹熱(fever blisters)”又は
“かぜただれ(cold sores)”と言われるが極めて普通
に起る。最初は刺激個所として起るが数時間以内に小疱
となる。これらの小疱群は一般に破裂して二次感染を起
し皮膚周辺部は粘膜にまで拡がって潰瘍部を残しこれは
約10〜14日間のうちに正常な免疫反応によりかさぶ
たとなって治る。
最初の感染の後に患者は抗体群を産生しこの抗体群はヘ
ルペスウイルスを結局は潜伏状態に追いやる。ウイルス
は各種の要因例えば紫外線、発熱、ストレス、疲労及び
外傷により再活性化される。抗体群の存在にもかかわら
ず局所的に無差別に発疹し一般に予言的には10〜10
日間の治癒経過をたどることとなる。
この病気の一般的性格をもとづく豊富な“民間療法剤”
に加えてヘルペスウイルスの病因学、分析及び治療に関
する情報と共に医学諸文献が充満している。ヘルペスウ
イルスについての解説と治療との良いまとめはリテル博
士の著述〔“Drug Therapy,”p.27,by Mlchael W.
Rytel,M.D.,entitled"Herpes Slmplex lnfections"Sept
ember,1976〕に見出される。
単純疱疹治療に有効とみとめられた唯一の薬物は疱疹性
角膜炎(herpes keratitis)に対するイドクスウリジン
点眼剤である。けれどもこの薬物は顔面及び口唇の疱疹
に対すつ局所的治療に成功したためしがない。サイタラ
ビン(cytarbine:cytarbine)〔抗腫瘍剤〕及び複素環
式染料/白熱光による治療法による初期の成功は錯覚に
もとづくものであったことが証明された。
ヘルペスウイルスの影響を救済する最多方法には各種薬
物の局所適用が含まれる。有効な局所治療法は患部での
ウイルス複製の阻止と治癒促進とに期待されたけれども
潜伏ウイルスに対し無効であった。かようなわけで全身
的な治療法は未知である。
特許文献において各種化学剤が皮膚発疹に関して記載さ
れており、該文献には本発明の治療用組成物の或種の組
成分も包含されている。早くも1872年にベルゲング
レン(Bergengren,U.S.124460)はホウ酸、塩化
カリウム及びクエン酸を或種の花及び香辛料に添加して
構成させた皮膚用水剤(skin potion)を記載してい
る。
植物寄生体(例えばタムシ、“ミズムシ”)による局所
的皮膚病の治療にサリチル酸及びホウ酸のアルコール−
グリセリン溶液を使用することをニコラス(Nicholas,
U.S.2095571,October12,1937)が記載
している。サリチル酸は真菌阻止剤として3〜10重量
%の濃度で使用され、ホウ酸はかゆみをしづめ防腐性を
与えるために添加される。プレン(Prenn,U.S.2175
780,October10,1939)は真菌及び皮膚炎に
対する局所的処置のためにホウ酸及びデンプンから成る
粉末担体中のサリチル酸、メタノール及びショウノウを
含む粉末剤を記載している。
皮膚処理用組成物中のホウ酸とタンニン酸との組合せも
又文献に開示されている。ジエケル(Jekel,U.S.397
0032,January31,1961)は糸状菌治療に使
用されるための或種のタンニン/ホウ酸反応生成物の特
殊溶剤中での組合せを開示している。シエルトン(Shel
ton,U.S.2276241,MarcH10,1942)は鎮
静効果のためのカテコールタンニン抽出物、フエノール
性防腐性化合物及びpH調節用のホウ酸から成る皮膚感染
症治療用の水性薬剤組成物を記載している。
今や本発明により組成分(複数)の著しく特殊な組合せ
がヘルペスウイルス疾患の局所的治療に高度に有効であ
ることが発見された。
本発明に従い約2〜12重量%のタンニン酸、約2〜1
2重量%のホウ酸及び約1〜6重量%のサリチル酸、並
びに残部として適宜の液状担体例えばエタノールを含有
するヘルペスウイルス病患部の局所的治療のための組成
物及び該組成物の使用方法が提供される。上記の組成範
囲において約2〜7重量%のタンニン酸、約2〜7重量
%のホウ酸及び約1〜5重量%のサリチル酸の使用が好
ましい。より高濃度の使用は更に有効であるけれども敏
感な粘膜に対し炎症又はかゆみを起すかも知れない;就
中8重量%以上のサリチル酸は炎症と不快感とを起させ
る。従って舌、頬又は生殖器粘膜の感染に対しては好適
範囲の最低濃度を使用する。
本発明の組成物は透明溶液中に約7〜14容量%(規定
値)の固体粒子群を含んでおり、該粒子群は適用前に振
盪されてスラリ状にされる。
少量の上記のサスペンションを綿棒、軟かいブラシ又は
スポンジを用いて患部へ直接適用することにより治療を
行う。患部を蔽うのに充分な量のサスペンションの使用
が有効である。約3日間毎日2回の適用が療法である。
更に濃厚な溶液を使用すれば最初の適用後の4〜12時
間以内の紅斑、痛み及びかゆみがとまり、48〜72時
間以内に治る。殆どすべての症例において最初の処置か
ら1時間未満のうちに痛みから実質上救済される。はん
こんを殆ど又は全く残さずに4〜5日以内に患部がきれ
いになる。患者が発疹に気付いた最初の日に治療を開始
すれば感染は一般に小疱期に達せず二次感染も周辺部へ
の拡大も起らない。
皮膚外表面、舌、頬の粘膜及び性器上のヘルペスウイル
ス疾患の成功裡の軽快は本発明による治療処置で著しく
早まるけれどもこれは眼に対するヘルペス感染に対して
は推奨され難い;というわけはこのサスペンションの酸
度が眼の組織の炎症を起すからである。
理由はよくわからないけれども本発明による治療処置は
ウイルスに対し鈍化効果を有するようにみえるのであっ
て再発と再発との間の時間を実質上長びかせて或る場合
にはウイルスを明らかに全部除去してしまう。本発明者
は又上記の組成物が口腔及び外陰部の白斑病(leukopla
kia)、にきび及び接触皮膚炎の治療に有効であること
を見出した。
本発明による諸成分の特別な組合せは各成分単独の溶液
(複数)のみ又は他の組合せに比較するとヘルペスウイ
ルス疾患、白斑病、にきび及び接触皮膚炎の患部の治療
に相乗効果を奏するようにみえる。相対的効果を第1表
に示すがこれは各組成物のエタノール溶液を用いてヘル
ペスウイルスによる発疹の諸型に対する被処理患者の治
癒効果を例示するものである。
上記(第1表)の実験に使用された本発明によるサスペ
ンションの中の諸成分濃度をおよそ倍増して有する溶液
(複数)は非粘膜上の患部に対し治癒を実質的に促進し
て最も有効であることが見出された。既述の諸成分濃度
は推奨値として推奨されているのであるがこれらに配合
禁忌は全くない。
溶媒/担体は薬剤成分と認むべき反応を起して効力を減
ずることがなく、皮膚を刺激しないものであればいかな
る溶媒/担体であってもよい。アルコール、水又はそれ
らの混合物はすべて適切な担体である。アルコールはエ
タノール、イソプロピルアルコール又はメタノールであ
ることが好ましい;アルコールが好適である理由はそれ
らが急速に蒸発して皮膚に悪影響を与えない点にある。
代表的な溶媒/担体は70%IPA(水溶液)、95%
エタノール及び50%メタノールである。
本発明による混合物は諸成分の正規量を秤取し、夫々単
独に又は一緒にして液相へ添加し、得られた混合物を振
盪して諸成分の溶解を早めることにより容易に製造され
る。追加の諸成分(例えば皮膚柔軟剤)は本発明の溶液
の有効性を損わない限り使用され得る。
下記の諸例は本発明を例証する: 身体の各部位での単純疱疹による感染の多数の症例を観
察した結果本発明に従う治療処置は12時間未満(通常
は1時間以下)で予言的に痛みを抑え、続いて普通は2
〜3週間かかることに比し4〜5日以内に患部をきれい
にしてしまう。更に口唇又は性的な接触による他者への
ウイルス伝播が約24〜48時間以内の患部治療の後に
は止ることが観察されている。本発明による治療を欠如
すると性器疱疹をもつ患者は性交を三週間つつしむ必要
がある。更に単純疱疹ウイルスの連続的再発を起す患者
は本発明による数回の治療によりその後の再発において
免疫性を獲得するようにみえることが観察されている。
周辺部の接種ウイルスの絶滅は複数回の局所治療の後に
中心的潜伏ウイルスを絶滅させることが理論的に可能で
ある。
小疱の破裂前に患部を治療すれば破裂後に屡々起る二次
感染を一般に回避することが見出されている。二次感染
は5〜7日間も痛みの期間を長びかせるし、感染を消散
させるまでに普通は抗生物質による治療を要する。
本発明は特別な治療用溶液に関して詳述されたけれども
本発明の技術思想及び範囲内で、即ち治療用溶液中の三
種の酸成分に関連して、或種の変改を施し得ることは当
業技術者に理解されるべきである。その他の抗ウイルス
剤、皮膚柔軟剤及び類似物の添加を企図し得る。更に溶
媒/担体の変更も又企図し得る。従って本発明は特許請
求の範囲によってのみ限定されるべきである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホウ酸、タンニン酸及びサリチル酸を2〜
    12:2〜12:1〜6の重量比で含有する、ヘルペス
    ウイルスによる疾病の治療用組成物。
JP5913483A 1983-04-04 1983-04-04 ヘルペスウイルスによる病気の治療 Expired - Lifetime JPH06704B2 (ja)

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