JPH067052B2 - 2分割形半導体位置検出器 - Google Patents

2分割形半導体位置検出器

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JPH067052B2
JPH067052B2 JP17065586A JP17065586A JPH067052B2 JP H067052 B2 JPH067052 B2 JP H067052B2 JP 17065586 A JP17065586 A JP 17065586A JP 17065586 A JP17065586 A JP 17065586A JP H067052 B2 JPH067052 B2 JP H067052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光源から被測定物体方向に、光を投射した光
源から一定距離離れた位置に配置された半導体位置検出
器で反射光の入射位置を検出することにより、被測定物
体までの距離を測定する能動方式の距離検出装置等に用
いられる改良された2分割形半導体位置検出器に関す
る。
(従来の技術) 第6図は、前記能動方式の一般的な距離検出装置の光学
系を示す略図である。
光源1で発光した光束は投光レンズ2で被測定物の表面
5に集光される。
表面5からの反射光は、一定基線長離れて配置された受
光レンズ3により半導体位置検出器4に集光される。
基線長をB,被測定物までの距離をL,受光レンズ3と
光検出素子4の間隔(結像距離)をf,受光レンズ3の
光軸から光検出素子4上の集光位置までの距離(スポッ
ト光の移動量)をxとすると、(1)式に示す関係が成り
成つ。
x=(f・B)/L ……(1) 前記(1)式の両辺を距離Lで微分すると次の(2)式が得ら
れる。
dx/dL=−f・B/L …(2) (2)式より、半導体位置検出器4上でのスポット光の移
動変化量(dx/dL)は被測定物までの距離の逆数の
2乗に比例する。
第6図に示されている従来の一般的な距離検出装置で
は、半導体位置検出器4として1次元の半導体位置検出
器(例えば浜松ホトニクス(株)のS2153−02)
が用いられている。
第7図は、このような半導体位置検出器を示す断面構造
である。
高抵抗半導体(シリコン基板)の表面が均一な抵抗層に
より形成されており、この層の両端に信号取り出し用の
1対の電極が設けられている。
表面層はPN接合を形成しており、光電効果を呈する。
同図において、電極6(A)および電極7(B)間の距
離をC、その間の抵抗をRcとし、電極6(A)より光
入射位置までの距離をx、その点までの抵抗をRxとす
る。
光入射位置で発生した光生成電荷は、光の入射エネルギ
ーに比例する光電流としてP形抵抗層8に到達し、それ
ぞれの電極までの抵抗値に逆比例するように分割され、
電距6(A)および7(B)より取り出される。
入射光により生成された光電流をIとし、電極6
(A)および7(B)に取り出される電流をIA,IB
とすると(3)式が得られる。
IA=I・〔(Rc−Rx)/Rc〕, IB=I・(Rx/Rc) …(3) P形抵抗層は均一であり、長さと抵抗値が比例するか
ら、(3)式は(4)式に書き変えられる。
IA=I〔(C−x)/C〕, IB=I・x/C …(4) (4)式の電流値の演算を行うと、次の(5)式が得られる。
(IA−IB)/(IA+IB)=1−2x/C…(5) (5)式より、IA,IBの値から入射光の強度に無関係
に光の入射位置を知ることができることが理解できる。
また、これをグラフ化すると第8図のグラフが得られ
る。
スポット光の移動量xに対して 電流演算値(IA−IB)/(IA+IB)は座標値
(0,+1),(C/2,0),(C,−1)を結ぶ直
線上を変化する。
(1)式を(5)式に代入すると(6)式が得られる。
(IA−IB)/(IA+IB) =1−(2f・B)/(C・L)…(6) また(6)式の両辺を距離Lで微分すると(7)式が得られ
る。
d〔(IA−IB)/(IA+IB)〕/dL =2f・B/(C・L)…(7) (7)式より、 電流演算値(IA−IB)/(IA+IB)の変化量は
(2)式の時と同様に距離Lの逆数の2乗に比例している
ことがわかる。
(発明が解決しようとする問題点) 前述したように、従来の半導体位置検出器の電流演算値
の変化量は距離の逆数の2乗に比例している。
そのためこの半導体位置検出器を距離検出装置に利用し
て、距離に比例した出力値を得るためにはコンピュータ
等を用いてリニア補正テーブルを作成し、出力値の変換
をする必要がある。
産業用ロボットの視覚センサとして距離検出装置を用い
る場合、その出力値が距離に比例した形にしておくこと
は必要不可欠な条件である。
距離検出装置の構成が複雑で高価になってしまい、ソフ
トウェアーを介すことから高速応答の距離検出装置は実
現不可能となる。
本発明の目的は、半導体位置検出器の表面の抵抗層を分
割することにより、被測定物体距離の変化量に比例した
距離情報をもつ信号電流を取り出すことができるように
した2分割形半導体位置検出器を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために本発明による2分割形半導体
位置検出器は、投射光の被測定物体からの反射光の入射
位置を検出する3角測量法の距離検出装置に使用される
1次元半導体位置検出器において、前記半導体位置検出
器の受光面を曲線に沿って絶縁分離して、各受光面に電
極を設け、反射光を前記分離された各受光面に入射し、
入射面積に対応する生成電流が両電極から取り出される
ことにより、被測定物体距離に比例した距離情報をもつ
信号電流を取り出すように構成されている。
前記2分割形半導体位置検出器はシリコン基板の裏側に
共通端子を形成するN層を設け、表側に受光面となる
矩形のP層を分離層によって絶縁分離し、各P層に信号
電流取り出し用電極を配置した構成において、前記受光
面の光源側の辺からxの位置において、 H(x)+W(x)+I=W W(x)=ax/(x+b) の関係を成立させることができる。
ただし、Wは半導体位置検出器の幅、Iは幅方向の分離
層の長さ、H(x)は光源側の受光面の幅方向の長さ、
W(x)は他側の受光面の幅方向の長さ、a,bは定数
である。
なお前記定数aおよびbを次の式で定義できる。
a=Lf(W−I)/(Lf−Ln) b=(f・B)/Lf ただし、Lnは近距離側測距限界,Lfは遠距離側測距
限界,Bは基線長,fは受光レンズと検出器の間隔(結
像距離)である。
(実施例) 以下図面等を参照して本発明をさらに詳しく説明する。
第1図は、本発明による2分割形半導体位置検出器の第
1の実施例を示す平面図である。
第2図は、前記2分割形半導体位置検出器の断面構造図
である。
シリコン基板22に形成された分離層14によって分割
されたP層15および16は受光面であって、それぞれ
電流取り出し電極12(A)および13(B)に接続さ
れている。
また、裏側にN層23を形成し、これに共通電極24
が接続されている。
距離検出装置の測距範囲をLn(近距離側)からLf
(遠距離側)までとする。
この半導体位置検出器を先に説明した第6図に示すよう
な光学系と組み合わせる。
2分割形半導体位置検出器の左側の電極12(A)を第
6図の光源1側にする。
距離Lfにある被測定物からの反射光束が受光レンズに
より集光されるスポット光位置を第1図に示す2分割形
半導体位置検出器の左側の電極12(A),Lnのスポ
ット光位置を右側の電極13(B)近くに設定する。
光学系の基線長をB,受光レンズから測距用2分割形半
導体位置検出器の受光面までの距離をfとする時、距離
Lxにおける線状のスポット光位置xは次の(8)式で表
される。
x=f・B・〔(1/Lx)−(1/Lf)〕…(8) また、有効な受光面の長さCは(9)式になる。
C=f・B・〔(1/Ln)−(1/Lf)〕…(9) 第1図において、分離層14によって分割されたP層の
内、入射光によってP層15の部分で生成された光電流
は電極12(A)、またP層16からの光電流は電極B
(13)より取り出される。
同図の斜線で示される部分に、距離Lxからの反射光束
が幅の狭いスリット光の形で照射されていると仮定す
る。
この時生成される全光電流をI電極12(A)および
電極13(B)から取り出される光電流をそれぞれIA
およびIB,電極12(A)に接しているP層15の幅
をH(x),電極13(B)に接しているP層16の幅
をW(x)とする。
ここでスリット光の幅が充分小さいとき、取り出される
光電流IAおよびIBは次の(10)式および(11)式により
近似できる。
IA=H(x)・I/〔H(x)+W(x)〕……(1
0) IB=W(x)・I/〔H(x)+W(x)〕……(1
1) なおH(x)とW(x)の間には次の関係が成立する。
H(x)+I+W(x)=W ただし:Wは半導体位置検出器の全幅 :Iは分離層14の幅方向の幅 そして電流演算値は(12)式になり、入射光強度には無関
係に照射位置が求まる。
(IA−IB)/(IA+IB) =〔H(x)−W(x)〕 /〔H(x)+W(x)〕…(12) 同図で距離Lfの照射位置から距離Lxの照射位置まで
の距離をxとすると、P層の幅W(x)およびH(x)
が次の(13)式および(14)式を満足しているとき、電流演
算値は被測定物距離に対してリニアな関係になる。
W(x) =〔Lf/(Lf−Ln)〕 ・〔x/(Lf・x+f・B)〕・(W−I)……(13) (13)をさらに一般的に表現するW(x)はW(x)=a
/(x+b)となる。
ただしa,b :定数 H(x)=W−I−W(x) ……(14) 一般式で与えられた(13)式に対して、光学系の設定条件
をf・B=Lfに設定すると(13)式は次の(15)式に変形
される。
W(x) =〔Lf/(Lf−Ln)〕 ・〔x/(x+1)〕・(W−I)…(15) ここで(8)式および(14)式に代入すると(16)式および(1
7)式が得られる。
W(x)=(W−I)・ 〔(Lf−Lx)/(Lf−Ln)〕…(16) H(x)=(W−I)・ 〔(Lx−Ln)/(Lf−Ln)〕…(17) (16)式および(17)式を(12)式に代入すると(18)式が得ら
れる。
(IA−IB)/(IA+IB) =1−〔2・(Lf−Lx)/(Lf−Ln)〕…(18) すなわちP層の幅W(x)およびH(x)が(13)式およ
び(14)式の条件を満足している場合、(18)式より電流演
算値は測距範囲LnからLfの間で被測定距離Lxに対
して直線的に変化する。
第3図は、本発明による2分割形半導体位置検出器のさ
らに他の実施例を示す。
分離層27で分割されたP層28および29はそれぞれ
コンタクトホール30および31を介して電極25およ
び26に接続されている。
第1図の構造では受光面に照射するスリット光の長さが
幅Wより短いと(13)式および(14)式の条件で近似できな
い。
この実施例は基本構成要素の幅を狭くして、これを複数
個平列に並べて第3図のようなパターンにすることによ
り、スリット光の長さがWより短かくても使用可能にし
たものである。
第3図に示す実施例では基準の被測定距離をLrefと
し、測距範囲をLref±0.5Lrefに設定した時のパタ
ーンである。
これにより、Lf=1.5Lref,Ln=0.5Lref,
Lf−Ln=Lrefとし、光学系の設定条件をf・B=
Lf=1.5Lrefに選定すると、(13)式および(14)式
は(19)式および(20)式になる。
W(x)=(W−I)・〔1.5x/(x+1)〕…(1
9) H(x)=(W−I) ・〔(1−0.5x)/(x+1)〕…(20) (19)式および(20)式において、変数xを0から有効受光
面長Cまでについて計算し、作図すればよい。
第4図は、本発明による2分割形半導体位置検出器を用
いた距離計の演算回路の実施例を示す回路図である。
この実施例は2分割形半導体位置検出器32の出力をコ
ンデンサを介した交流結合方式により電流電圧変換した
後、2分割形半導体位置検出器の1対の出力端子(電極
AおよびB)から得られる光電流の差(IA−IB)と
和(IA+IB)に相当する演算を実行する。
信号抜取回路(下側に詳細な回路例を破線で囲んで示
す)により、第1図に示す光源1(第4図では光源3
4)が点燈している時と、していない時の状態を2つの
サンプルホールド回路でホールドし、演算増幅器によ
り、その差分が出力される。
この回路により信号成分のみを抜き取ることができる。
この信号成分はアナログ割算器33で演算され出力され
る。
この出力値と被測定距離Lxの関係を第8図に示す。
第4図の回路では、光電流値の和(IA+IB)を常に
モニタし、この値が一定になる様、光源34の発光強度
を制御することにより、同図の演算回路が安定した状態
で動作させることができる。
(発明の効果) 以上詳しく説明したように本発明による2分割形半導体
位置検出器は、投射光の被測定物体からの反射光の入射
位置を検出する3角測量法の距離検出装置に使用される
1次元半導体位置検出装置において、前記半導体位置検
出器の前記距離検出装置の光源側の電極に接続される抵
抗層、および光源と反対側の電極に接続される抵抗層を
曲線に沿って絶縁分離して、反射光を前記分離された各
抵抗層に入射し、入射面積に対応する生成電流が両電極
から取り出されることにより、被測定物体距離の変化量
に比例した距離情報をもつ信号電流を取り出すように構
成されている。
したがって、半導体位置検出器より得られる電流演算値
が被測定距離に対してリニア関係を実現できる。
そのため、従来のコンピュータを付加してリニア補正し
なければならなかった距離検出装置よりも、安価で小形
軽量な距離検出装置が実現できる。さらに、簡単なアナ
ログ演算回路だけで電流演算値が得られるため、コンピ
ュータを介しては実現不可能な高速応答の距離検出装置
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による2分割形半導体位置検出器の第
1の実施例を示す平面図である。 第2図は、前記2分割形半導体位置検出器の断面構造図
である。 第3図は、2分割形半導体位置検出器の第2の実施例を
示す平面図である。 第4図は、2分割形半導体位置検出器の出力の処理をす
るアナログ演算回路の実施例を示す回路図である。 第5図は、本発明による2分割形半導体位置検出器の被
測定距離と電流演算値の関係を示すグラフである。 第6図は、従来の3角測量法による距離検出装置の光学
系を示すグラフである。 第7図は、従来の半導体位置検出器の断面構造図であ
る。 第8図は、従来の半導体位置検出器による入射光位置と
電流演算値のグラフである。 1………光源 2………投光レンズ 3………受光レンズ 4………半導体位置検出器 5………被測定物 6………電極(A) 7………電極(B) 8………P形抵抗層 9………N層 10………共通電極 11………高抵抗層(i層) 12………電極(A) 13………電極(B) 14………分離層 15………電極(A)に接したP層 16………電極(B)に接したP層 25………電極(A) 26………電極(B) 27………分離層 28………電極(A)に接続したP層 29………電極(B)に接続したP層 30………電極(A)のコンタクトホール 31………電極(B)のコンタクトホール 32………2分割形半導体位置検出器 33………アナログ割算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投射光の被測定物体からの反射光の入射位
    置を検出する3角測量法の距離検出装置に使用される1
    次元半導体位置検出器において、前記半導体位置検出器
    の受光面を曲線に沿って絶縁分離して、各受光面に電極
    を設け、反射光を前記分離された各受光面に入射し、入
    射面積に対応する生成電流が両電極から取り出されるこ
    とにより、被測定物体距離に比例した距離情報をもつ信
    号電流を取り出すように構成したことを特徴とする2分
    割形半導体位置検出器。
  2. 【請求項2】前記2分割形半導体位置検出器はシリコン
    基板の裏側に共通端子を形成するN層を設け、表側に
    受光面となる矩形のP層を分離層によって絶縁分離し、
    各P層に信号電流取り出し用電極を配置した構成におい
    て、前記受光面の光源側の辺からxの位置において次の
    関係が成立させられている特許請求の範囲第1項記載の
    2分割形半導体位置検出器。 記 H(x)+W(x)+I=W W(x)=ax/(x+b) ただし W:半導体位置検出器の幅 I:幅方向の分離層の長さ H(x):光源側の受光面の幅方向の長さ W(x):他側の受光面の幅方向の長さ a,b:定数
  3. 【請求項3】前記定数aおよびbは次の式で与えられる
    特許請求の範囲第2項記載の2分割形半導体位置検出
    器。 記 a=Lf(W−1)/(Lf−Ln) b=(f・B)/Lf Ln:近距離側測距限界 Lf:遠距離側測距限界 B:基線長 f:受光レンズと検出器の間隔(結像距離)
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