JPH0670584A - 直流無整流子モータ - Google Patents
直流無整流子モータInfo
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- JPH0670584A JPH0670584A JP5077841A JP7784193A JPH0670584A JP H0670584 A JPH0670584 A JP H0670584A JP 5077841 A JP5077841 A JP 5077841A JP 7784193 A JP7784193 A JP 7784193A JP H0670584 A JPH0670584 A JP H0670584A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動回路の出力段の電流増幅率をトランジス
タ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受けないで任意
に設定できる直流無整流子モータを実現する。 【構成】 複数の固定子巻線1,2,3と、固定子巻線
に対向する複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子
と、前記回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数
の位置検出信号を発生するホールIC6と分配器100
と、制御信号入力端子Eを有し、ホールIC6,分配器
100からの出力信号に基づいて固定子巻線に前記制御
信号に依存した大きさの電流を供給する駆動信号発生回
路300と駆動回路700を備えている。
タ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受けないで任意
に設定できる直流無整流子モータを実現する。 【構成】 複数の固定子巻線1,2,3と、固定子巻線
に対向する複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子
と、前記回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数
の位置検出信号を発生するホールIC6と分配器100
と、制御信号入力端子Eを有し、ホールIC6,分配器
100からの出力信号に基づいて固定子巻線に前記制御
信号に依存した大きさの電流を供給する駆動信号発生回
路300と駆動回路700を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源のもとで使用
される比較的小容量の無整流子モータに関し、ビデオテ
ープレコーダを始めとする記録再生装置や空冷用ファン
モータとして使用して好適な直流無整流子モータを提供
するものである。
される比較的小容量の無整流子モータに関し、ビデオテ
ープレコーダを始めとする記録再生装置や空冷用ファン
モータとして使用して好適な直流無整流子モータを提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多くの音響機器やビデオテープレ
コーダ、さらにはフロッピーディスクのドライブ装置に
直流無整流子モータが多用されるようになってきてお
り、その手軽さから空冷用ファンモータにまで直流無整
流子モータが使用されている。
コーダ、さらにはフロッピーディスクのドライブ装置に
直流無整流子モータが多用されるようになってきてお
り、その手軽さから空冷用ファンモータにまで直流無整
流子モータが使用されている。
【0003】従来より、この種の直流無整流子モータと
しては2相あるいは3相の半波駆動方式または全波駆動
方式が主流を占めている。各駆動方式にはそれぞれ一長
一短があり、例えば3相駆動方式は2相駆動方式に比べ
て駆動用パワー素子の数が少なくてすむ反面、回転子の
回転位置を検出する位置検出素子の数が多く必要とな
る。ちなみに、単一電源のもとで動作させるものとする
と、2相全波駆動方式では8個のパワートランジスタと
2個のホール素子が必要になり、3相全波駆動方式では
6個のパワートランジスタと3個のホール素子が必要に
なる。
しては2相あるいは3相の半波駆動方式または全波駆動
方式が主流を占めている。各駆動方式にはそれぞれ一長
一短があり、例えば3相駆動方式は2相駆動方式に比べ
て駆動用パワー素子の数が少なくてすむ反面、回転子の
回転位置を検出する位置検出素子の数が多く必要とな
る。ちなみに、単一電源のもとで動作させるものとする
と、2相全波駆動方式では8個のパワートランジスタと
2個のホール素子が必要になり、3相全波駆動方式では
6個のパワートランジスタと3個のホール素子が必要に
なる。
【0004】従来から、3相駆動方式において位置検出
素子を削減しようとする試みが数多く行なわれており、
その代表的な技術が米国特許第3,577,053号明
細書(以下、文献1と称す)に開示されている。
素子を削減しようとする試みが数多く行なわれており、
その代表的な技術が米国特許第3,577,053号明
細書(以下、文献1と称す)に開示されている。
【0005】前記文献1には、3相半波駆動方式の無整
流子モータにおいて、回転子上に光反射率の異なる第
1、第2、第3の構成要素を有する識別帯を設け、前記
識別帯に光線を照射し、反射光を受光素子で検出するこ
とによって回転子の回転位置の変化を前記受光素子の出
力レベルの3段階の変化としてとらえ、そのレベルに依
存した相巻線に通電するように構成された装置が示され
ている。
流子モータにおいて、回転子上に光反射率の異なる第
1、第2、第3の構成要素を有する識別帯を設け、前記
識別帯に光線を照射し、反射光を受光素子で検出するこ
とによって回転子の回転位置の変化を前記受光素子の出
力レベルの3段階の変化としてとらえ、そのレベルに依
存した相巻線に通電するように構成された装置が示され
ている。
【0006】また、回転子の起動時に偶然に光線が第1
の構成要素と第3の構成要素の境界部に照射されている
と、受光素子の出力レベルが中間の値をとるので、あた
かも第2の構成要素の部分を検出したかのごとく検出回
路が動作し、逆トルクの発生や回転子の振動を招くが、
これを防止するには受光素子の出力レベル判別回路部を
シュミット回路が構成すれば良いことが解説されてい
る。
の構成要素と第3の構成要素の境界部に照射されている
と、受光素子の出力レベルが中間の値をとるので、あた
かも第2の構成要素の部分を検出したかのごとく検出回
路が動作し、逆トルクの発生や回転子の振動を招くが、
これを防止するには受光素子の出力レベル判別回路部を
シュミット回路が構成すれば良いことが解説されてい
る。
【0007】これと同じことが特許出願公告昭和57年
第46317号公報(以下、文献2と称す)に開示され
ており、前記文献2にはシュミット回路の代わりに、識
別帯の第3の構成要素の部分を検出したことを記憶する
記憶回路を設けた駆動回路装置が示されている。
第46317号公報(以下、文献2と称す)に開示され
ており、前記文献2にはシュミット回路の代わりに、識
別帯の第3の構成要素の部分を検出したことを記憶する
記憶回路を設けた駆動回路装置が示されている。
【0008】前記文献1、文献2のいずれにおいても唯
一の位置検出素子と位置検出のための識別帯によって3
相半波駆動を可能にしているが、特別な位置検出用の素
子をいっさい用いないで相巻線への通電状態を順次切り
換えていく方法も提案され実用化されている(例えばソ
ニー(株)製の3相無整流子モータ駆動用ICのCX2
0114)。
一の位置検出素子と位置検出のための識別帯によって3
相半波駆動を可能にしているが、特別な位置検出用の素
子をいっさい用いないで相巻線への通電状態を順次切り
換えていく方法も提案され実用化されている(例えばソ
ニー(株)製の3相無整流子モータ駆動用ICのCX2
0114)。
【0009】特許出願公告昭和56年第33953号公
報(以下、文献3と称す)には、最初は自走型の3相マ
ルチバイブレータの出力信号によって各相巻線への通電
状態を切り換え、回転子が回転を開始してからは3相の
固定子巻線のうちの遊休巻線に現われる発電波形を利用
して各相巻線への通電状態を切り換えるように構成され
た駆動回路装置が示されいる。
報(以下、文献3と称す)には、最初は自走型の3相マ
ルチバイブレータの出力信号によって各相巻線への通電
状態を切り換え、回転子が回転を開始してからは3相の
固定子巻線のうちの遊休巻線に現われる発電波形を利用
して各相巻線への通電状態を切り換えるように構成され
た駆動回路装置が示されいる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記文
献1,2,3に示された装置においては位置検出信号の
処理に論理回路を用いるために、各相巻線への電流切り
換えが急激に行なわれ、その結果、各相巻線が一種の
「ボイスコイル」となって騒音が発生したり、サージパ
ルスによる電気雑音や半導体の破裂が発生するという不
都合があった。
献1,2,3に示された装置においては位置検出信号の
処理に論理回路を用いるために、各相巻線への電流切り
換えが急激に行なわれ、その結果、各相巻線が一種の
「ボイスコイル」となって騒音が発生したり、サージパ
ルスによる電気雑音や半導体の破裂が発生するという不
都合があった。
【0011】各相巻線への電流切り換えをゆるやかに行
なうためには、駆動回路を構成する出力トランジスタの
入力電流波形を台形波状もしくは正弦波状にする必要が
あるが、出力トランジスタやその前段のトランジスタの
電流増幅率のばらつきがあると、各相巻線への通電電流
波形が同一にならないで、台形波が矩形波に近くなった
り、あるいは反対に三角波に近づくという不都合があっ
た。
なうためには、駆動回路を構成する出力トランジスタの
入力電流波形を台形波状もしくは正弦波状にする必要が
あるが、出力トランジスタやその前段のトランジスタの
電流増幅率のばらつきがあると、各相巻線への通電電流
波形が同一にならないで、台形波が矩形波に近くなった
り、あるいは反対に三角波に近づくという不都合があっ
た。
【0012】本発明は、このような課題に鑑み、駆動回
路の出力段の電流増幅率をトランジスタ自身の電流増幅
率のばらつきの影響を受けないで任意に設定できる直流
無整流子モータを実現することを目的とするものであ
る。
路の出力段の電流増幅率をトランジスタ自身の電流増幅
率のばらつきの影響を受けないで任意に設定できる直流
無整流子モータを実現することを目的とするものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の直流無整流子モ
ータは、複数の固定子巻線と、前記固定子巻線に対向す
る複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子と、前記
回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数の位置検
出信号を発生する位置検出手段と、制御信号入力端子を
有しかつ前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前
記固定子巻線に前記制御信号に依存した大きさの電流を
供給する駆動手段を備え、出力電流が前記固定子巻線に
供給される出力トランジスタと、前記出力トランジスタ
とカレントミラー回路を形成し、前記出力電流のK分の
1の(K>1)電流を第1の抵抗に供給するミラートラ
ンジスタと、前記固定子巻線への通電指令電流が供給さ
れる第2の抵抗と、前記第1の抵抗の両端の電圧と前記
第2の抵抗の両端の電圧を比較して両者が平衡するよう
に前記出力トランジスタの入力電流を制御する制御回路
によって前記駆動手段の出力部が構成されたものであ
る。
ータは、複数の固定子巻線と、前記固定子巻線に対向す
る複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子と、前記
回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数の位置検
出信号を発生する位置検出手段と、制御信号入力端子を
有しかつ前記位置検出手段からの出力信号に基づいて前
記固定子巻線に前記制御信号に依存した大きさの電流を
供給する駆動手段を備え、出力電流が前記固定子巻線に
供給される出力トランジスタと、前記出力トランジスタ
とカレントミラー回路を形成し、前記出力電流のK分の
1の(K>1)電流を第1の抵抗に供給するミラートラ
ンジスタと、前記固定子巻線への通電指令電流が供給さ
れる第2の抵抗と、前記第1の抵抗の両端の電圧と前記
第2の抵抗の両端の電圧を比較して両者が平衡するよう
に前記出力トランジスタの入力電流を制御する制御回路
によって前記駆動手段の出力部が構成されたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明は上記構成により、出力段の電流増幅率
をトランジスタ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受
けないで任意に設定することとなる。
をトランジスタ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受
けないで任意に設定することとなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0016】図1は本発明を実施するために構成された
モータの概略図を示したもので、3相の固定子巻線1,
2,3がたがいに星型結線され、前記固定子巻線1〜3
に対向して、図示されてはいない回転子に装着された永
久磁石4が配置されている。
モータの概略図を示したもので、3相の固定子巻線1,
2,3がたがいに星型結線され、前記固定子巻線1〜3
に対向して、図示されてはいない回転子に装着された永
久磁石4が配置されている。
【0017】永久磁石4の主要部は8極に着磁された主
磁極が占め、その内周部にはN極着磁された第1の構成
要素部分(図中ではN記号で示されている)と、着磁さ
れていない第2の構成要素部分(図中ではZ記号で示さ
れている)と、S極着磁された第3の構成要素部分(図
中ではS記号で示されている)が周方向に交互に配置さ
れた円環状の識別帯5を有している。また、識別帯5に
対向して回転子の回転位置検出素子として準備されたホ
ールIC(チップ上にホール発電体と他の回路を同居さ
せた集積回路で、一般にホールICとかホールスイッチ
とか呼ばれている)6が配置されている。
磁極が占め、その内周部にはN極着磁された第1の構成
要素部分(図中ではN記号で示されている)と、着磁さ
れていない第2の構成要素部分(図中ではZ記号で示さ
れている)と、S極着磁された第3の構成要素部分(図
中ではS記号で示されている)が周方向に交互に配置さ
れた円環状の識別帯5を有している。また、識別帯5に
対向して回転子の回転位置検出素子として準備されたホ
ールIC(チップ上にホール発電体と他の回路を同居さ
せた集積回路で、一般にホールICとかホールスイッチ
とか呼ばれている)6が配置されている。
【0018】一方、永久磁石4の主磁極の内周側に対向
して怪方向に回折された24ヵ所の発電要素部分を有す
るジグザグ状の発電巻線7が配置され、前記主磁極の内
周部には発電巻線7に回転子の一回転あたり12サイク
ルの交流信号を発生させるための無着磁部分(無着磁で
なくとも、磁束密度が急激に低くなるように着磁されて
いたり、あるいはくぼみが設けられていても良い)が8
ヵ所にわたって設けられている。さらに固定子巻線1、
2、3の引き出し線はそれぞれ第1の給電端子U、第2
の給電端子V、第3の給電端子Wに接続され、星型結線
された中点は端子Xに接続されている。
して怪方向に回折された24ヵ所の発電要素部分を有す
るジグザグ状の発電巻線7が配置され、前記主磁極の内
周部には発電巻線7に回転子の一回転あたり12サイク
ルの交流信号を発生させるための無着磁部分(無着磁で
なくとも、磁束密度が急激に低くなるように着磁されて
いたり、あるいはくぼみが設けられていても良い)が8
ヵ所にわたって設けられている。さらに固定子巻線1、
2、3の引き出し線はそれぞれ第1の給電端子U、第2
の給電端子V、第3の給電端子Wに接続され、星型結線
された中点は端子Xに接続されている。
【0019】なお、ホールIC6はプラス側給電端子6
a、マイナス側給電端子6b、出力端子6cを有してお
り、前記発電巻線7の引き出し線は出力端子7a、7b
に接続されている。
a、マイナス側給電端子6b、出力端子6cを有してお
り、前記発電巻線7の引き出し線は出力端子7a、7b
に接続されている。
【0020】さて、図2は本発明の一実施例における直
流無整流子モータのブロック構成図を示したものであ
り、図2においてブロック10は図1に示されたモータ
ブロックの内部結線を施したものである。すなわち、モ
ータブロック10において中点端子XとホールIC6の
プラス側給電端子6aの間には限流抵抗8が接続され、
ホールIC6のマイナス側給電端子6bと発電巻線7の
一方の出力端子7bは共通接続されて接地端子Gに接続
され、ホールIC6の出力端子6cは位置検出端子Pに
接続され、発電巻線7の地方の出力端子7aは回転検出
端子Fに接続されている。
流無整流子モータのブロック構成図を示したものであ
り、図2においてブロック10は図1に示されたモータ
ブロックの内部結線を施したものである。すなわち、モ
ータブロック10において中点端子XとホールIC6の
プラス側給電端子6aの間には限流抵抗8が接続され、
ホールIC6のマイナス側給電端子6bと発電巻線7の
一方の出力端子7bは共通接続されて接地端子Gに接続
され、ホールIC6の出力端子6cは位置検出端子Pに
接続され、発電巻線7の地方の出力端子7aは回転検出
端子Fに接続されている。
【0021】位置検出端子Pには後に説明する処理回路
によってモータの回転位置に依存して3段階にレベルの
変化する位置検出信号が出力されるが、この位置検出信
号は分配器100によって3本の信号線路100n、1
00s、100zに分配され、さらに順序回路200に
よって条件付け処理が行なわれて駆動信号発生回路30
0に送られる。
によってモータの回転位置に依存して3段階にレベルの
変化する位置検出信号が出力されるが、この位置検出信
号は分配器100によって3本の信号線路100n、1
00s、100zに分配され、さらに順序回路200に
よって条件付け処理が行なわれて駆動信号発生回路30
0に送られる。
【0022】一方、回転検出端子Fと接地端子Gに現わ
れる信号は、増幅器400によって十分な振幅に増幅さ
れた後にスロープ発生回路500に供給されるととも
に、モータの回転サーボ用の速度検出信号としてA端子
に供給され、信号線路100n、100sに現れる信号
は抽出回路600によって、モータの一回転に一回の信
号が取り出されて同じくモータの回転サーボ用の位置検
出信号としてB端子に供給されている。
れる信号は、増幅器400によって十分な振幅に増幅さ
れた後にスロープ発生回路500に供給されるととも
に、モータの回転サーボ用の速度検出信号としてA端子
に供給され、信号線路100n、100sに現れる信号
は抽出回路600によって、モータの一回転に一回の信
号が取り出されて同じくモータの回転サーボ用の位置検
出信号としてB端子に供給されている。
【0023】なお、本発明においてはモータの回転サー
ボシステムには言及しないが、ここでは前記A端子、B
端子から得られる速度情報と位置情報をもとにE端子を
介して駆動信号発生回路300に誤差電圧を帰還するも
のとする。
ボシステムには言及しないが、ここでは前記A端子、B
端子から得られる速度情報と位置情報をもとにE端子を
介して駆動信号発生回路300に誤差電圧を帰還するも
のとする。
【0024】さて、スロープ発生回路500では発電巻
線7の出力信号に同期した鋸歯状波と遅延パルスを発生
してそれぞれを駆動信号発生回路300に供給してい
る。また、前記駆動信号発生回路300においては前記
順序回路200から供給される回転位置検出信号と、前
記スロープ発生回路500から供給される鋸歯状波と遅
延パルスをもとに3相の巻線駆動信号を作り出して駆動
回路700に送出している。駆動回路700では前記巻
線駆動信号を電流増幅したうえで、U端子、V端子、W
端子を介して3相の固定子巻線1〜3への通電を行なっ
ている。
線7の出力信号に同期した鋸歯状波と遅延パルスを発生
してそれぞれを駆動信号発生回路300に供給してい
る。また、前記駆動信号発生回路300においては前記
順序回路200から供給される回転位置検出信号と、前
記スロープ発生回路500から供給される鋸歯状波と遅
延パルスをもとに3相の巻線駆動信号を作り出して駆動
回路700に送出している。駆動回路700では前記巻
線駆動信号を電流増幅したうえで、U端子、V端子、W
端子を介して3相の固定子巻線1〜3への通電を行なっ
ている。
【0025】なお、J端子はモータの停止・回転の指令
信号が供給される端子で、この指令信号は順序回路20
0と駆動回路700に供給されているが、実施例におい
てはJ端子が‘L’レベル(低電位)にあるときに固定
子巻線への通電は停止され、‘H’レベル(高電位)に
あるときには固定子巻線への通電が行なわれるように構
成されている。
信号が供給される端子で、この指令信号は順序回路20
0と駆動回路700に供給されているが、実施例におい
てはJ端子が‘L’レベル(低電位)にあるときに固定
子巻線への通電は停止され、‘H’レベル(高電位)に
あるときには固定子巻線への通電が行なわれるように構
成されている。
【0026】図2の実施例において、ホールIC6の3
値レベルの出力信号を3本の信号線路100n、100
s、100zに2値信号として分配する分配器100
は、異なるスレシホールド電圧を有する2個のコンパレ
ータによって容易に実現できるし、増幅器400につい
ても単なる交流増幅器であるので、ここでは内部構成の
説明は省略し、その他の回路ブロックについて実現の回
路構成例を示しながら簡単な動作の説明を行なう。
値レベルの出力信号を3本の信号線路100n、100
s、100zに2値信号として分配する分配器100
は、異なるスレシホールド電圧を有する2個のコンパレ
ータによって容易に実現できるし、増幅器400につい
ても単なる交流増幅器であるので、ここでは内部構成の
説明は省略し、その他の回路ブロックについて実現の回
路構成例を示しながら簡単な動作の説明を行なう。
【0027】まず、図3はホールIC6の具体的な構成
例を示した回路結線図であり、よく知られているバンド
ギャップ基準電圧源などを用いた定電圧回路部61と、
シリコン基板上に形成されたホール発電体62とその他
の信号処理回路部分から構成されている。
例を示した回路結線図であり、よく知られているバンド
ギャップ基準電圧源などを用いた定電圧回路部61と、
シリコン基板上に形成されたホール発電体62とその他
の信号処理回路部分から構成されている。
【0028】図3のホール発電体62が図1に示された
識別帯5のN極着磁された部分に対向しているときには
ホール発電体62の一方の出力端子62aの電位が上昇
し、地方の出力端子62bの電位は下降する。したがっ
てトランジスタ63のコレクタ電位が下降し、トランジ
スタ64のコレクタ電位が上昇するので、定電流トラン
ジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ66
のコレクタ電流となる。なお、図3の回路において、定
電流トランジスタ65のエミッタ側に接続された抵抗6
7と、定電流トランジスタ68のエミッタ側に接続され
た抵抗69の抵抗比率が3対4に設定されているので、
定電流トランジスタ65のコレクタ電流を4・Ioとす
ると、定電流トランジスタ68のコレクタ電流はほぼ3
・Ioとなる。
識別帯5のN極着磁された部分に対向しているときには
ホール発電体62の一方の出力端子62aの電位が上昇
し、地方の出力端子62bの電位は下降する。したがっ
てトランジスタ63のコレクタ電位が下降し、トランジ
スタ64のコレクタ電位が上昇するので、定電流トラン
ジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ66
のコレクタ電流となる。なお、図3の回路において、定
電流トランジスタ65のエミッタ側に接続された抵抗6
7と、定電流トランジスタ68のエミッタ側に接続され
た抵抗69の抵抗比率が3対4に設定されているので、
定電流トランジスタ65のコレクタ電流を4・Ioとす
ると、定電流トランジスタ68のコレクタ電流はほぼ3
・Ioとなる。
【0029】また、プラス側のカレントミラー回路を構
成する受電トランジスタ70のエミッタ側に接続された
抵抗71と、定電流トランジスタ72、73のエミッタ
側に接続された抵抗74、75の抵抗値が等しくなるよ
うに設定され、定電流トランジスタ76のエミッタ側に
接続された抵抗77の抵抗値が抵抗71の抵抗値の3倍
に設定されているので、定電流トランジスタ72、73
のコレクタ電流はいずれも最大値でほぼ3・Ioとな
り、定電流トランジスタ76のコレクタ電流はほぼIo
となる。
成する受電トランジスタ70のエミッタ側に接続された
抵抗71と、定電流トランジスタ72、73のエミッタ
側に接続された抵抗74、75の抵抗値が等しくなるよ
うに設定され、定電流トランジスタ76のエミッタ側に
接続された抵抗77の抵抗値が抵抗71の抵抗値の3倍
に設定されているので、定電流トランジスタ72、73
のコレクタ電流はいずれも最大値でほぼ3・Ioとな
り、定電流トランジスタ76のコレクタ電流はほぼIo
となる。
【0030】したがって、トランジスタ66のコレクタ
電流の4分の3は定電流トランジスタ73から供給さ
れ、残りの4分の1だけがトランジスタ78bの第1コ
レクタ78aから供給される。このとき、出力端子6c
に接続された負荷抵抗79にはトランジスタ78の第2
コレクタ78bからIoの電流が供給されるとともに、
定電流トランジスタ76からもIoの電流が供給される
ので、抵抗79の抵抗値をRoとしたとき、出力端子6
cには2・Roなる電位が現われる。
電流の4分の3は定電流トランジスタ73から供給さ
れ、残りの4分の1だけがトランジスタ78bの第1コ
レクタ78aから供給される。このとき、出力端子6c
に接続された負荷抵抗79にはトランジスタ78の第2
コレクタ78bからIoの電流が供給されるとともに、
定電流トランジスタ76からもIoの電流が供給される
ので、抵抗79の抵抗値をRoとしたとき、出力端子6
cには2・Roなる電位が現われる。
【0031】反対に、ホール発電体62が識別帯5のS
極着磁された部分に対向しているときには、定電流トラ
ンジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ8
0のコレクタ電流となり、トランジスタ81の第1コレ
クタ81aと同第2コレクタ81bにもそれぞれIoな
る電流が流れ、第2コレクタ81bの電流はトランジス
タ82とトランジスタ83によって構成されたカレント
ミラー回路に供給される。したがって、このときには定
電流トランジスタ76のコレクタ電流の殆んどあるいは
すべてがトランジスタ83のコレクタに流れ込み、出力
端子6cの電位は零となる。
極着磁された部分に対向しているときには、定電流トラ
ンジスタ65に流れ込む電流の殆んどがトランジスタ8
0のコレクタ電流となり、トランジスタ81の第1コレ
クタ81aと同第2コレクタ81bにもそれぞれIoな
る電流が流れ、第2コレクタ81bの電流はトランジス
タ82とトランジスタ83によって構成されたカレント
ミラー回路に供給される。したがって、このときには定
電流トランジスタ76のコレクタ電流の殆んどあるいは
すべてがトランジスタ83のコレクタに流れ込み、出力
端子6cの電位は零となる。
【0032】一方、ホール発電体62が識別帯5の無着
磁部分に対向しているときにはトランジスタ66、80
のコレクタ電流はほぼ平衡するので、トランジスタ6
6、80のコレクタ電流のすべてが定電流トランジスタ
72、73から供給されてトランジスタ78、81のコ
レクタ電流は零となり、負荷抵抗79には定電流トラン
ジスタ76のコレクタ電流だけが供給されて出力端子6
cの電位はIo・Roとなる。
磁部分に対向しているときにはトランジスタ66、80
のコレクタ電流はほぼ平衡するので、トランジスタ6
6、80のコレクタ電流のすべてが定電流トランジスタ
72、73から供給されてトランジスタ78、81のコ
レクタ電流は零となり、負荷抵抗79には定電流トラン
ジスタ76のコレクタ電流だけが供給されて出力端子6
cの電位はIo・Roとなる。
【0033】このようにしてホール発電体62の識別帯
5への対向位置によってホールIC6の出力電圧に3段
階に変化する。
5への対向位置によってホールIC6の出力電圧に3段
階に変化する。
【0034】図4は図1および図2のように構成された
無整流子モータの主磁極と識別帯の相対的な位置関係
と、ホールIC6から得られる位置検出信号の変化のも
ようを示したもので、回転子上に設けられた識別帯5と
固定子上に配置されたホールIC6の相対的な回転角度
が図4の機械角もしくは電気角で示される如く変化した
とき、それに対応してホールIC6の出力電圧は図4
(a)のように変化する。
無整流子モータの主磁極と識別帯の相対的な位置関係
と、ホールIC6から得られる位置検出信号の変化のも
ようを示したもので、回転子上に設けられた識別帯5と
固定子上に配置されたホールIC6の相対的な回転角度
が図4の機械角もしくは電気角で示される如く変化した
とき、それに対応してホールIC6の出力電圧は図4
(a)のように変化する。
【0035】次に、図5は図2に示された順序回路20
0をマイクロコンピュータなどのソフトウエアで実現し
た場合のフローチャート例を示したもので、まず、ブラ
ンチ201において図2の信号線路100nが活性状態
にあるか、すなわちホールIC6が識別帯5のN極着磁
された部分に対向しているか否かを判別し、是であれば
処理ブロック202に処理を移すが否であればブランチ
203においてホールIC6が識別帯5のS極着磁され
た部分に対向しているか否かを判別し、是であれば処理
ブロック204に処理を移し、否であれば処理ブロック
205に処理を移す。
0をマイクロコンピュータなどのソフトウエアで実現し
た場合のフローチャート例を示したもので、まず、ブラ
ンチ201において図2の信号線路100nが活性状態
にあるか、すなわちホールIC6が識別帯5のN極着磁
された部分に対向しているか否かを判別し、是であれば
処理ブロック202に処理を移すが否であればブランチ
203においてホールIC6が識別帯5のS極着磁され
た部分に対向しているか否かを判別し、是であれば処理
ブロック204に処理を移し、否であれば処理ブロック
205に処理を移す。
【0036】処理ブロック202においては図2の駆動
信号発生回路300に供給する3系統の信号のうち、N
極部分に対応するひとつだけを活性状態にしているが、
これはマイクロコンピュータにおいては3個の出力ポー
トのうちの1個だけを活性状態にすることに相当する。
処理ブロック202における処理が終了すると、処理は
ブランチ206に移り、ここでブランチ203と同様に
図2の信号線路100sが活性状態にあるか否かを判別
し、是であれば処理ブロック204に処理を移すが、否
であれば再びブランチ206による判別を実行する。処
理ブロック204においては駆動信号発生回路300に
供給する3系統の信号のうちS極部分に対応するひとつ
だけを活性状態にし、この処理が終了するとブランチ2
07へと処理を移す。
信号発生回路300に供給する3系統の信号のうち、N
極部分に対応するひとつだけを活性状態にしているが、
これはマイクロコンピュータにおいては3個の出力ポー
トのうちの1個だけを活性状態にすることに相当する。
処理ブロック202における処理が終了すると、処理は
ブランチ206に移り、ここでブランチ203と同様に
図2の信号線路100sが活性状態にあるか否かを判別
し、是であれば処理ブロック204に処理を移すが、否
であれば再びブランチ206による判別を実行する。処
理ブロック204においては駆動信号発生回路300に
供給する3系統の信号のうちS極部分に対応するひとつ
だけを活性状態にし、この処理が終了するとブランチ2
07へと処理を移す。
【0037】ブランチ207においては図2の信号線路
100zが活性状態にあるか否かを判別し、是であれば
処理ブロック205に処理を移すが、否であれば再びブ
ランチ207による判別を実行する。処理ブロック20
5においては駆動信号発生回路300に供給する3系統
の信号のうち、無着磁部分に対応するひとつだけを活性
状態にし、この処理が終了するとブランチ208へと処
理を移す。ブランチ208においてはブランチ201と
同様に図2の信号線路100sが活性状態にあるか否か
を判別し、是であれば処理ブロック202に処理を移す
が、否であれば再びブランチ208による判別を実行す
る。
100zが活性状態にあるか否かを判別し、是であれば
処理ブロック205に処理を移すが、否であれば再びブ
ランチ207による判別を実行する。処理ブロック20
5においては駆動信号発生回路300に供給する3系統
の信号のうち、無着磁部分に対応するひとつだけを活性
状態にし、この処理が終了するとブランチ208へと処
理を移す。ブランチ208においてはブランチ201と
同様に図2の信号線路100sが活性状態にあるか否か
を判別し、是であれば処理ブロック202に処理を移す
が、否であれば再びブランチ208による判別を実行す
る。
【0038】このようにして、スタート直後にはブラン
チ201あるいはブランチ203によって信号線路10
0n、100s、100zのうち活性状態にある信号線
路に対応した出力を駆動信号発生回路300に供給する
が、その後は処理ブロック202、ブランチ206、処
理ブロック204、ブランチ207、処理ブロック20
5、ブランチ208によって構成されたループに入り込
むので、信号線路100n、100s、100zの順で
信号線路が活性状態になったときにのみ、駆動信号発生
回路300に供給される出力の状態が変化する。
チ201あるいはブランチ203によって信号線路10
0n、100s、100zのうち活性状態にある信号線
路に対応した出力を駆動信号発生回路300に供給する
が、その後は処理ブロック202、ブランチ206、処
理ブロック204、ブランチ207、処理ブロック20
5、ブランチ208によって構成されたループに入り込
むので、信号線路100n、100s、100zの順で
信号線路が活性状態になったときにのみ、駆動信号発生
回路300に供給される出力の状態が変化する。
【0039】すなわち、図5に示された順序回路は、た
がいにリング状に接続されて駆動信号発生回路300に
駆動指令信号を送出する3個の出力部、つまり、処理ブ
ロック202、204、205を有し、信号線路100
n、100s、100zのうち、あらかじめ順序づけさ
れた信号線路が活性状態になったときにのみ前記出力部
の出力状態を変化させる順序回路であって、さらにはブ
ランチ201、203によって構成され、モータの回転
子の起動時には前記順序回路の出力状態を信号線路10
0n、100s、100zへの分配器100の出力状態
に依存させる初期化回路をも備えている。
がいにリング状に接続されて駆動信号発生回路300に
駆動指令信号を送出する3個の出力部、つまり、処理ブ
ロック202、204、205を有し、信号線路100
n、100s、100zのうち、あらかじめ順序づけさ
れた信号線路が活性状態になったときにのみ前記出力部
の出力状態を変化させる順序回路であって、さらにはブ
ランチ201、203によって構成され、モータの回転
子の起動時には前記順序回路の出力状態を信号線路10
0n、100s、100zへの分配器100の出力状態
に依存させる初期化回路をも備えている。
【0040】さて、図6は図2の順序回路200をハー
ドウェアで構成した一例を示したもので、その基本的な
動作は図5のフローチャートと同じである。
ドウェアで構成した一例を示したもので、その基本的な
動作は図5のフローチャートと同じである。
【0041】図6においては、それぞれの第1の入力端
子211a、212aと出力端子がたがいにクロスカッ
プリング(たすきがけ)接続されたNANDゲート(正
論理の否定論理積ゲート) 211、212と、出力端子
にNANDゲート211の第2の入力端子211bが接
続されたNANDゲート213によって構成された第1
の論理ブロック210と、同一構成のNANDゲート2
21、222、223による第2の論理ブロック220
と、同一構成のNANDゲート231、232、233
による第3の論理ブロック230によって単位ユニット
が構成され、NANDゲート212の第2の入力端子2
12bとNANDゲート213の第1の入力端子213
aにNANDゲート232の出力が供給され、NAND
ゲート222の第2の入力端子222bとNANDゲー
ト223の第1の入力端子223aにNANDゲート2
12の出力が供給され、NANDゲート232の第2の
入力端子232bとNANDゲート233の第1の入力
端子233aにNANDゲート222の出力が供給され
て順序回路が構成されている。
子211a、212aと出力端子がたがいにクロスカッ
プリング(たすきがけ)接続されたNANDゲート(正
論理の否定論理積ゲート) 211、212と、出力端子
にNANDゲート211の第2の入力端子211bが接
続されたNANDゲート213によって構成された第1
の論理ブロック210と、同一構成のNANDゲート2
21、222、223による第2の論理ブロック220
と、同一構成のNANDゲート231、232、233
による第3の論理ブロック230によって単位ユニット
が構成され、NANDゲート212の第2の入力端子2
12bとNANDゲート213の第1の入力端子213
aにNANDゲート232の出力が供給され、NAND
ゲート222の第2の入力端子222bとNANDゲー
ト223の第1の入力端子223aにNANDゲート2
12の出力が供給され、NANDゲート232の第2の
入力端子232bとNANDゲート233の第1の入力
端子233aにNANDゲート222の出力が供給され
て順序回路が構成されている。
【0042】また、NANDゲート213、223、2
33の第2の入力端子213b、223b、233bは
それぞれ、図2の信号線路100s、100n、100
zに接続される入力端子s1、n1、z1に接続され、
図2の駆動信号発生回路300に駆動指令信号を供給す
るための出力端子s2、n2、z2はそれぞれNAND
ゲート211、222、231の出力端子に接続されて
いる。さらに、NANDゲート212、222、232
の第3の入力端子212c、222c、232cはいず
れも図2のJ端子に接続される初期化信号入力端子j1
に接続されている。
33の第2の入力端子213b、223b、233bは
それぞれ、図2の信号線路100s、100n、100
zに接続される入力端子s1、n1、z1に接続され、
図2の駆動信号発生回路300に駆動指令信号を供給す
るための出力端子s2、n2、z2はそれぞれNAND
ゲート211、222、231の出力端子に接続されて
いる。さらに、NANDゲート212、222、232
の第3の入力端子212c、222c、232cはいず
れも図2のJ端子に接続される初期化信号入力端子j1
に接続されている。
【0043】さて、図6に示された順序回路の動作の概
要を図4に示された位置検出信号の出力波形に基づいて
説明する。
要を図4に示された位置検出信号の出力波形に基づいて
説明する。
【0044】まず、図4(a)の信号波形はすでに説明
したように図2のホールIC6の出力信号を示したもの
であり、図4(b)、(c)、(d)の信号波形は前記
ホールIC6の出力信号をもとに分配器100によって
信号線路100n、100s、100zに分配された後
の各信号線路に現われる信号波形である。なお、以後の
論理回路の動作説明においてはすべて正論理を用い、各
信号線路が高電位にあるときに活性状態にあるものとす
る。また、高電位の状態を‘H’で表現し、低電圧の状
態を‘L’で表現する。
したように図2のホールIC6の出力信号を示したもの
であり、図4(b)、(c)、(d)の信号波形は前記
ホールIC6の出力信号をもとに分配器100によって
信号線路100n、100s、100zに分配された後
の各信号線路に現われる信号波形である。なお、以後の
論理回路の動作説明においてはすべて正論理を用い、各
信号線路が高電位にあるときに活性状態にあるものとす
る。また、高電位の状態を‘H’で表現し、低電圧の状
態を‘L’で表現する。
【0045】さて、モータの回転が停止しているとき
や、電源の投入直後には図6の初期化信号入力端子j1
のレベルは‘L’になっおり、NANDゲート212、
222、232の出力レベルは強制的に‘H’に保持さ
れるので出力端子n2,s2,z2のレベルは入力端子
にn1,s1,z1のレベルと等しくなる。
や、電源の投入直後には図6の初期化信号入力端子j1
のレベルは‘L’になっおり、NANDゲート212、
222、232の出力レベルは強制的に‘H’に保持さ
れるので出力端子n2,s2,z2のレベルは入力端子
にn1,s1,z1のレベルと等しくなる。
【0046】いま仮に、図2のホールIC6が図4の電
気角が0゜の位置に対向しているものとすると、出力端
子z2のレベルが‘H’となり、出力端子n2,s2の
レベルは‘L’となるが、この状態は初期化信号入力端
子j1のレベルが‘H’に移行した後も続き、モータの
回転子が回転を開始してホールIC6が識別帯5のN極
着磁された部分に対向すると入力端子z1のレベルが
‘L’に移行し、代わって入力端子n1のレベルが
‘H’に移行する。
気角が0゜の位置に対向しているものとすると、出力端
子z2のレベルが‘H’となり、出力端子n2,s2の
レベルは‘L’となるが、この状態は初期化信号入力端
子j1のレベルが‘H’に移行した後も続き、モータの
回転子が回転を開始してホールIC6が識別帯5のN極
着磁された部分に対向すると入力端子z1のレベルが
‘L’に移行し、代わって入力端子n1のレベルが
‘H’に移行する。
【0047】入力端子n1のレベルが‘H’に移行する
と、それ以前にNANDゲート212の出力レベルが
‘H’になっているのでNANDゲート223の出力レ
ベルが‘L’に移行し、NANDゲート221とNAN
Dゲート222によるゲート対の出力状態を反転させ
て、NANDゲート221の出力レベルは‘H’とな
り、NANDゲート222の出力レベルは‘L’とな
る。NANDゲート222の出力レベルの‘L’への移
行によってNANDゲート231とNANDゲート23
2によるゲート対の出力状態が反転してその結果、出力
端子n2のレベルが‘H’に移行して活性状態となり、
出力端子z2のレベルは‘L’に移行して出力端子s2
とともに非活性状態となる。
と、それ以前にNANDゲート212の出力レベルが
‘H’になっているのでNANDゲート223の出力レ
ベルが‘L’に移行し、NANDゲート221とNAN
Dゲート222によるゲート対の出力状態を反転させ
て、NANDゲート221の出力レベルは‘H’とな
り、NANDゲート222の出力レベルは‘L’とな
る。NANDゲート222の出力レベルの‘L’への移
行によってNANDゲート231とNANDゲート23
2によるゲート対の出力状態が反転してその結果、出力
端子n2のレベルが‘H’に移行して活性状態となり、
出力端子z2のレベルは‘L’に移行して出力端子s2
とともに非活性状態となる。
【0048】さらに回転子が回転してホールIC6が図
4の電気角180゜の位置にさしかかると、図4(d)
に示すように入力端子z1のレベルが再び‘H’に移行
するが、この時点ではNANDゲート222の出力レベ
ルが‘L’に移行しているので、第3の論理ブロック2
30に変化は生じず、出力端子n2,s2,z2の出力
状態も変化しない。
4の電気角180゜の位置にさしかかると、図4(d)
に示すように入力端子z1のレベルが再び‘H’に移行
するが、この時点ではNANDゲート222の出力レベ
ルが‘L’に移行しているので、第3の論理ブロック2
30に変化は生じず、出力端子n2,s2,z2の出力
状態も変化しない。
【0049】続いて入力端子s1のレベルが‘H’に移
行すると、それ以前にNANDゲート232の出力レベ
ルが‘H’になっているのでNANDゲート213の出
力レベルが‘L’に移行し、NANDゲート211とN
ANDゲート212によるゲート対の出力状態が反転し
て前記出力端子s2のレベルが‘H’に移行し、出力端
子n2のレベルは‘L’に移行する。結局、図6に示さ
れた順序回路はあらかじめ順序づけされた通りに入力端
子が活性状態になったときにのみ入力を出力に反映させ
る機能を有している。
行すると、それ以前にNANDゲート232の出力レベ
ルが‘H’になっているのでNANDゲート213の出
力レベルが‘L’に移行し、NANDゲート211とN
ANDゲート212によるゲート対の出力状態が反転し
て前記出力端子s2のレベルが‘H’に移行し、出力端
子n2のレベルは‘L’に移行する。結局、図6に示さ
れた順序回路はあらかじめ順序づけされた通りに入力端
子が活性状態になったときにのみ入力を出力に反映させ
る機能を有している。
【0050】このようにして、図6の入力端子n1,s
1,z1に図4(b),(c),(d)に示すような位
置検出信号が供給されたとき、出力端子n2,s2,z
2には図4(e),(f),(g)に示すような駆動指
令信号が出力される。
1,z1に図4(b),(c),(d)に示すような位
置検出信号が供給されたとき、出力端子n2,s2,z
2には図4(e),(f),(g)に示すような駆動指
令信号が出力される。
【0051】図4からも明らかなように、図5あるいは
図6に示されているような順序回路を用いることによ
り、識別帯5に他の情報を入れておくことも可能とな
る。例えば図4の識別帯の電気角540゜近辺に他の部
分とは異なるパターンで着磁されているが、モータの回
転子が回転している間はこの特異パターンは順序回路の
出力状態に影響を及ぼさないため、後述するように積極
的に他の目的に利用することができる。
図6に示されているような順序回路を用いることによ
り、識別帯5に他の情報を入れておくことも可能とな
る。例えば図4の識別帯の電気角540゜近辺に他の部
分とは異なるパターンで着磁されているが、モータの回
転子が回転している間はこの特異パターンは順序回路の
出力状態に影響を及ぼさないため、後述するように積極
的に他の目的に利用することができる。
【0052】ところで、図4(c)の信号波形と図4
(f)の信号波形を比較すると、まったく同一であるこ
とがわかる。これは、順序回路の使用を図4のように着
磁された識別帯のもとに限定するならば、図6の入力端
子s1に供給される検出信号をそのまま出力信号として
出力端子s2に伝達しても問題がないことを意味してい
る。
(f)の信号波形を比較すると、まったく同一であるこ
とがわかる。これは、順序回路の使用を図4のように着
磁された識別帯のもとに限定するならば、図6の入力端
子s1に供給される検出信号をそのまま出力信号として
出力端子s2に伝達しても問題がないことを意味してい
る。
【0053】図7はこれらのことを考慮して簡略化され
た順序回路を示したものである。図7においては、図6
のNANDゲート213の代わりにインバータ214が
用いられ、NANDゲート231とNANDゲート23
2によるゲート対の代わりにインバータ234が用いら
れているが、その動作については図6の順序回路とほぼ
同じであるので説明は省略する。
た順序回路を示したものである。図7においては、図6
のNANDゲート213の代わりにインバータ214が
用いられ、NANDゲート231とNANDゲート23
2によるゲート対の代わりにインバータ234が用いら
れているが、その動作については図6の順序回路とほぼ
同じであるので説明は省略する。
【0054】次に図8は図2のスロープ発生回路500
の具体的な回路構成例を示したもので、入力端子f1に
は図2の増幅器400の出力信号が供給され、増幅器5
01によってその出力が矩形波になるまで増幅される。
増幅器501の出力信号のリーディングエッジにおいて
はNANDゲート502,503,504によって構成
された第1のトリガパルス発生回路がトリガパルスを発
生し、トレイリングエッジにおいてはインバータ50
5,NANDゲート506,507,508によって構
成された第2のトリガパルス発生回路がトリガパルスを
発生する。
の具体的な回路構成例を示したもので、入力端子f1に
は図2の増幅器400の出力信号が供給され、増幅器5
01によってその出力が矩形波になるまで増幅される。
増幅器501の出力信号のリーディングエッジにおいて
はNANDゲート502,503,504によって構成
された第1のトリガパルス発生回路がトリガパルスを発
生し、トレイリングエッジにおいてはインバータ50
5,NANDゲート506,507,508によって構
成された第2のトリガパルス発生回路がトリガパルスを
発生する。
【0055】一方、NANDゲート509,510,イ
ンバータ511,トランジスタ512,513,51
4,515,516,517,ダイオード518,抵抗
519,520,521,522,523,524,コ
ンデンサ525は単安定マルチバイブレータを構成して
おり、第1および第2のトリガパルス発生回路の出力信
号がこの単安定マルチバイブレータのトリガ信号とな
る。また、第1の出力端子g1にはコンデンサ525の
充放電信号波形が供給され、第2の出力端子h1にはイ
ンバータ526を介して単安定マルチバイブレータの出
力信号が供給される。
ンバータ511,トランジスタ512,513,51
4,515,516,517,ダイオード518,抵抗
519,520,521,522,523,524,コ
ンデンサ525は単安定マルチバイブレータを構成して
おり、第1および第2のトリガパルス発生回路の出力信
号がこの単安定マルチバイブレータのトリガ信号とな
る。また、第1の出力端子g1にはコンデンサ525の
充放電信号波形が供給され、第2の出力端子h1にはイ
ンバータ526を介して単安定マルチバイブレータの出
力信号が供給される。
【0056】したがって、入力端子f1に図9(d)に
示される信号波形が供給されたとき、出力端子g1,h
1に現われる信号波形はそれぞれ図9(e),(f)に
示す如くなる。
示される信号波形が供給されたとき、出力端子g1,h
1に現われる信号波形はそれぞれ図9(e),(f)に
示す如くなる。
【0057】なお、図9(a),(b),(c)の信号
波形は次に説明する駆動信号発生回路300の入力端子
n3,s3,z3に供給される駆動指令信号を示したも
のである。
波形は次に説明する駆動信号発生回路300の入力端子
n3,s3,z3に供給される駆動指令信号を示したも
のである。
【0058】さて、図2の駆動信号発生回路300の具
体的な説明に入る前に図1および図2に示された直流無
整流子モータの固定子巻線への通電状態の切り換え動作
について説明する。
体的な説明に入る前に図1および図2に示された直流無
整流子モータの固定子巻線への通電状態の切り換え動作
について説明する。
【0059】図1と図2からも明らかなように、本発明
の実施例として説明している直流無整流子モータでは回
転子の静止位置の検出手段としては3種類の構成要素を
有する円環状の識別帯5と唯一のホールIC6を備えて
いるだけであるから、回転子の静止位置に応じて3通り
の識別しかできない。ところが、よく知られているよう
に3相全波駆動の形態をとろうとすれば、回転子の静止
位置に応じて6通りの位置検出情報が必要になる。
の実施例として説明している直流無整流子モータでは回
転子の静止位置の検出手段としては3種類の構成要素を
有する円環状の識別帯5と唯一のホールIC6を備えて
いるだけであるから、回転子の静止位置に応じて3通り
の識別しかできない。ところが、よく知られているよう
に3相全波駆動の形態をとろうとすれば、回転子の静止
位置に応じて6通りの位置検出情報が必要になる。
【0060】図2に示された直流無整流子モータでは、
モータの回転速度がある程度上昇するまではホールIC
6の出力信号をもとに3相の固定子巻線1,2,3のす
べてに電流を供給することによって余分に電流を流して
起動トルクの低下を防ぎ、モータの回転速度が上昇して
発電巻線7から十分な信号が得られた後は、発電巻線7
の出力信号とホールIC6の出力信号をもとに3相全波
駆動のための通電切り換え信号を駆動信号発生回路30
0の内部で作り出すように構成されている。
モータの回転速度がある程度上昇するまではホールIC
6の出力信号をもとに3相の固定子巻線1,2,3のす
べてに電流を供給することによって余分に電流を流して
起動トルクの低下を防ぎ、モータの回転速度が上昇して
発電巻線7から十分な信号が得られた後は、発電巻線7
の出力信号とホールIC6の出力信号をもとに3相全波
駆動のための通電切り換え信号を駆動信号発生回路30
0の内部で作り出すように構成されている。
【0061】この駆動形態の切り換えの原理を図10を
用いて説明する。図10(a)は図1のモータ構造にお
いて永久磁石4の主磁極が正弦波着磁されている場合の
各固定子巻線1,2,3に電流を流したときに発生され
るトルク特性を示したもので、反時計方向の回転トルク
を正方向としている。
用いて説明する。図10(a)は図1のモータ構造にお
いて永久磁石4の主磁極が正弦波着磁されている場合の
各固定子巻線1,2,3に電流を流したときに発生され
るトルク特性を示したもので、反時計方向の回転トルク
を正方向としている。
【0062】図10(a)において、特性曲線uaは図
1の固定子巻線1にU端子からX端子方向に電流を流し
たときに発生するトルクを表わしており、特性曲線ub
は固定子巻線1にX端子からU端子方向に電流を流した
ときに発生するトルクを表わしている。また、特性曲線
vaは図1の固定子巻線2にV端子からX端子方向に通
電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲線
vbは固定子巻線2にX端子からv端子方向に通電した
ときに発生するトルクを表わしている。さらに、特性曲
線waは図1の固定子巻線3にW端子からX端子方向に
通電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲
線wbは固定子巻線3にX端子からW端子方向に通電し
たときに発生するトルクを表わしている。
1の固定子巻線1にU端子からX端子方向に電流を流し
たときに発生するトルクを表わしており、特性曲線ub
は固定子巻線1にX端子からU端子方向に電流を流した
ときに発生するトルクを表わしている。また、特性曲線
vaは図1の固定子巻線2にV端子からX端子方向に通
電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲線
vbは固定子巻線2にX端子からv端子方向に通電した
ときに発生するトルクを表わしている。さらに、特性曲
線waは図1の固定子巻線3にW端子からX端子方向に
通電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲
線wbは固定子巻線3にX端子からW端子方向に通電し
たときに発生するトルクを表わしている。
【0063】一方、図10(c)は星形結線された3相
の固定子巻線の任意の2相に通電したときの正方向の発
生トルクを図10(a)に示した個々の固定子巻線にお
ける発生トルク比で示したもので、よく知られているよ
うに、3相全波駆動のモータではこれらの曲線の包絡線
が実際の出力トルク波形となる。
の固定子巻線の任意の2相に通電したときの正方向の発
生トルクを図10(a)に示した個々の固定子巻線にお
ける発生トルク比で示したもので、よく知られているよ
うに、3相全波駆動のモータではこれらの曲線の包絡線
が実際の出力トルク波形となる。
【0064】すなわち、図10(c)において、特性曲
線wvは図1のW端子からV端子方向に電流を流したと
きに発生するトルクを表わしており、特性曲線uvはU
端子からV端子方向に通電したときに発生するトルクを
表わしており、特性曲線uwはU端子からW端子方向に
通電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲
線vwはV端子からW端子方向に通電したときに発生す
るトルクを表わしており、特性曲線vuはV端子からU
端子方向に通電したときに発生するトルクを表わしてお
り、特性曲線wuはW端子からU端子方向に通電したと
きに発生するトルクを表わしている。
線wvは図1のW端子からV端子方向に電流を流したと
きに発生するトルクを表わしており、特性曲線uvはU
端子からV端子方向に通電したときに発生するトルクを
表わしており、特性曲線uwはU端子からW端子方向に
通電したときに発生するトルクを表わしており、特性曲
線vwはV端子からW端子方向に通電したときに発生す
るトルクを表わしており、特性曲線vuはV端子からU
端子方向に通電したときに発生するトルクを表わしてお
り、特性曲線wuはW端子からU端子方向に通電したと
きに発生するトルクを表わしている。
【0065】各固定子巻線が発生する最大トルクを1と
すれば、3相全波駆動においては60゜の電気角ごとに
各固定子巻線への通電切り換えが行なわれるので、合成
した後の最大トルクTma1,最小トルクTmi1,平均トル
クTav1は(数1)によって与えられる(なお、ここで
は各トルクはすべて無単位化して単なる指数で表わして
いる)。
すれば、3相全波駆動においては60゜の電気角ごとに
各固定子巻線への通電切り換えが行なわれるので、合成
した後の最大トルクTma1,最小トルクTmi1,平均トル
クTav1は(数1)によって与えられる(なお、ここで
は各トルクはすべて無単位化して単なる指数で表わして
いる)。
【0066】
【数1】
【0067】
【数2】
【0068】
【数3】
【0069】図10(d)はすでに説明したホールIC
6の出力信号波形を示したものであり、図10(e)は
スロープ発生回路500の内部で用いられている増幅回
路501の出力信号波形を示したものであるが、モータ
の回転子が停止している状態においては、位置検出情報
としては前記ホールIC6の出力信号しか用いることが
できない。3種類の位置検出情報だけを用いてモータを
起動させるには3相半波駆動の形態をとることが考えら
れるが、その場合には図2の星形結線された固定子巻線
の中点であるX端子をプラスあるいはマイナス側の給電
線路に直接接続するためのパワースイッチング素子が必
要となる。
6の出力信号波形を示したものであり、図10(e)は
スロープ発生回路500の内部で用いられている増幅回
路501の出力信号波形を示したものであるが、モータ
の回転子が停止している状態においては、位置検出情報
としては前記ホールIC6の出力信号しか用いることが
できない。3種類の位置検出情報だけを用いてモータを
起動させるには3相半波駆動の形態をとることが考えら
れるが、その場合には図2の星形結線された固定子巻線
の中点であるX端子をプラスあるいはマイナス側の給電
線路に直接接続するためのパワースイッチング素子が必
要となる。
【0070】本発明の実施例では以下に述べる方法によ
ってこのような不都合を解消している。すなわち、ホー
ルIC6の出力信号の3段階のレベル変化に対応させ
て、前記出力信号が高電位にある区間を第1の通電区
間、低電位にある区間を第2の通電区間、中間電位にあ
る区間を第3の通電区間とし、前記第1の通電区間にお
いては図2のU端子からV端子およびW端子への通電を
行ない、前記第2の通電区間においてはV端子からW端
子およびU端子への通電を行ない、前記第3の通電区間
においてはW端子からU端子およびV端子への通電を行
なう。
ってこのような不都合を解消している。すなわち、ホー
ルIC6の出力信号の3段階のレベル変化に対応させ
て、前記出力信号が高電位にある区間を第1の通電区
間、低電位にある区間を第2の通電区間、中間電位にあ
る区間を第3の通電区間とし、前記第1の通電区間にお
いては図2のU端子からV端子およびW端子への通電を
行ない、前記第2の通電区間においてはV端子からW端
子およびU端子への通電を行ない、前記第3の通電区間
においてはW端子からU端子およびV端子への通電を行
なう。
【0071】このとき、3相の固定子巻線1,2,3に
よる合成トルク特性は図10(b)のようになり、特性
曲線ucが前記第1の区間における通電による発生トル
クを表わしており、特性曲線vcが前記第2の区間にお
ける通電による発生トルクを表わしており、特性曲線w
cが前記第3の区間における通電による発生トルクを表
わしている。
よる合成トルク特性は図10(b)のようになり、特性
曲線ucが前記第1の区間における通電による発生トル
クを表わしており、特性曲線vcが前記第2の区間にお
ける通電による発生トルクを表わしており、特性曲線w
cが前記第3の区間における通電による発生トルクを表
わしている。
【0072】したがって、理想的なタイミングで通電切
り換えが行なわれたときのモータの出力トルクは図10
(b)の特性曲線の包絡線に等しくなり、3相の固定子
巻線のうち主たる巻線には他の2相の固定子巻線の電流
の和に等しい電流が流れることを考慮して最大トルクTm
a2,最小トルクTmi2,平均トルクTav2を求めると次の
ようになる。
り換えが行なわれたときのモータの出力トルクは図10
(b)の特性曲線の包絡線に等しくなり、3相の固定子
巻線のうち主たる巻線には他の2相の固定子巻線の電流
の和に等しい電流が流れることを考慮して最大トルクTm
a2,最小トルクTmi2,平均トルクTav2を求めると次の
ようになる。
【0073】
【数4】
【0074】
【数5】
【0075】
【数6】
【0076】(数3)と(数6)を比較すれば明らかな
ように、起動時においても3相全波駆動時と同じ平均ト
ルクを得ることができ、また、パワースイッチング素子
を余分に追加して3相半波駆動させた場合に比べて起動
電流を節約することもできる。ちなみに、いずれの駆動
方法においても各固定子巻線の1相あたりの抵抗値は等
しいものとすると、3相半波駆動では起動電流が3相全
波駆動の2倍になるが、ここで説明した駆動方法によれ
ば起動電流は約33パーセント増加するだけである。
ように、起動時においても3相全波駆動時と同じ平均ト
ルクを得ることができ、また、パワースイッチング素子
を余分に追加して3相半波駆動させた場合に比べて起動
電流を節約することもできる。ちなみに、いずれの駆動
方法においても各固定子巻線の1相あたりの抵抗値は等
しいものとすると、3相半波駆動では起動電流が3相全
波駆動の2倍になるが、ここで説明した駆動方法によれ
ば起動電流は約33パーセント増加するだけである。
【0077】図2に示された駆動信号発生回路300で
はE端子に供給されるサーボシステムからの誤差電圧が
モータの起動時に最大になることを利用して駆動形態の
切り換えを行なっている。
はE端子に供給されるサーボシステムからの誤差電圧が
モータの起動時に最大になることを利用して駆動形態の
切り換えを行なっている。
【0078】図11は駆動信号発生回路300の具体的
な構成例を示した回路結線図であり、入力端子Eは外部
から誤差電圧が供給される端子で、図2のE端子と同一
のものである。入力端子f3,g2,h2はそれぞれ図
8に示されたスロープ発生回路500の出力端子f2,
g1,h1に接続されて図9(d),(e),(f)に
示される信号波形が供給され、入力端子n3,s3,z
3にはそれぞれ図9(a),(b),(c)に示される
位置検出信号が供給される。
な構成例を示した回路結線図であり、入力端子Eは外部
から誤差電圧が供給される端子で、図2のE端子と同一
のものである。入力端子f3,g2,h2はそれぞれ図
8に示されたスロープ発生回路500の出力端子f2,
g1,h1に接続されて図9(d),(e),(f)に
示される信号波形が供給され、入力端子n3,s3,z
3にはそれぞれ図9(a),(b),(c)に示される
位置検出信号が供給される。
【0079】図9の信号波形図をもとに動作の概要を説
明すると、モータの起動時にはE端子には最高電圧が供
給されており、トランジスタ301,302,303,
304,定電流トランジスタ305によって構成された
コンパレータが動作して、トランジスタ306をオン状
態にせしめる。トランジスタ306がオン状態のときに
はトランジスタ307,308,309,310,31
1,312,313,314,315によって構成され
た第1のカレントミラー回路への給電は行なわれず、こ
のため、トランジスタ316,317によって構成され
た第2のカレントミラー回路も遮断状態となり、トラン
ジスタ318,319,320,321,322,32
3,324,325,326によって構成された第3の
カレントミラー回路も遮断状態になる。
明すると、モータの起動時にはE端子には最高電圧が供
給されており、トランジスタ301,302,303,
304,定電流トランジスタ305によって構成された
コンパレータが動作して、トランジスタ306をオン状
態にせしめる。トランジスタ306がオン状態のときに
はトランジスタ307,308,309,310,31
1,312,313,314,315によって構成され
た第1のカレントミラー回路への給電は行なわれず、こ
のため、トランジスタ316,317によって構成され
た第2のカレントミラー回路も遮断状態となり、トラン
ジスタ318,319,320,321,322,32
3,324,325,326によって構成された第3の
カレントミラー回路も遮断状態になる。
【0080】一方、トランジスタ306によって抵抗3
27の一端がプラス側給電線路300aに接続されてい
るので、トランジスタ328,329,330,33
1,332,333はいずれも給電待機状態にあり、ベ
ース電流が流れることによってオン状態に移行する。
27の一端がプラス側給電線路300aに接続されてい
るので、トランジスタ328,329,330,33
1,332,333はいずれも給電待機状態にあり、ベ
ース電流が流れることによってオン状態に移行する。
【0081】いま仮に入力端子n3のレベルが‘H’で
入力端子s3,z3のレベルが‘L’であるとすると、
トランジスタ334,335,336がオン状態とな
り、その結果、トランジスタ328,329,332が
オン状態となって出力端子up1,wn1,vn1から
の電流供給が可能になる。
入力端子s3,z3のレベルが‘L’であるとすると、
トランジスタ334,335,336がオン状態とな
り、その結果、トランジスタ328,329,332が
オン状態となって出力端子up1,wn1,vn1から
の電流供給が可能になる。
【0082】また、入力端子s3のレベルが‘H’で、
入力端子z3,n3のレベルが‘L’であるならば、ト
ランジスタ337,338,339がオン状態となっ
て、出力端子vp1,wn1,un1からの電流供給が
可能になり、入力端子z3のレベルが‘H’で入力端子
u3,v3のレベルが‘L’であるならば、トランジス
タ340,341,342がオン状態となって、出力端
子wp1,un1,vn1からの電流供給が可能とな
る。
入力端子z3,n3のレベルが‘L’であるならば、ト
ランジスタ337,338,339がオン状態となっ
て、出力端子vp1,wn1,un1からの電流供給が
可能になり、入力端子z3のレベルが‘H’で入力端子
u3,v3のレベルが‘L’であるならば、トランジス
タ340,341,342がオン状態となって、出力端
子wp1,un1,vn1からの電流供給が可能とな
る。
【0083】図12は図2における駆動回路700の具
体的な構成例を示す回路結線図で、入力端子un2,u
v2,wn2,up2,vp2,wp2はそれぞれ図1
1に示した駆動信号発生回路300の入力端子un1,
vn1,wn1,up1,vp1,wp1に接続され
る。したがって、図2のJ端子に接続される初期化信号
入力端子j2のレベルが‘H’になっているもとでup
2端子,vn2端子,wn2端子から電流が供給された
とき、トランジスタ701,702,703が導通状態
になり、出力端子U,V,Wに図2にように星形結線さ
れた固定子巻線1,2,3が接続されているものとする
と、U端子からV端子およびW端子の方向に通電が行な
われる。
体的な構成例を示す回路結線図で、入力端子un2,u
v2,wn2,up2,vp2,wp2はそれぞれ図1
1に示した駆動信号発生回路300の入力端子un1,
vn1,wn1,up1,vp1,wp1に接続され
る。したがって、図2のJ端子に接続される初期化信号
入力端子j2のレベルが‘H’になっているもとでup
2端子,vn2端子,wn2端子から電流が供給された
とき、トランジスタ701,702,703が導通状態
になり、出力端子U,V,Wに図2にように星形結線さ
れた固定子巻線1,2,3が接続されているものとする
と、U端子からV端子およびW端子の方向に通電が行な
われる。
【0084】同様にして、vp2端子,wn2端子,u
n2端子から電流が供給されたときにはトランジスタ7
04,705とトランジスタ703が導通状態になり、
V端子からW端子およびU端子の方向に通電が行なわ
れ、wp2端子、un2端子,vn2端子から電流が供
給されたときにはトランジスタ706とトランジスタ7
02,705が導通状態となり、W端子からU端子およ
びV端子の方向に通電が行なわれる。
n2端子から電流が供給されたときにはトランジスタ7
04,705とトランジスタ703が導通状態になり、
V端子からW端子およびU端子の方向に通電が行なわ
れ、wp2端子、un2端子,vn2端子から電流が供
給されたときにはトランジスタ706とトランジスタ7
02,705が導通状態となり、W端子からU端子およ
びV端子の方向に通電が行なわれる。
【0085】このようにして図10(b)の出力トルク
特性からも明らかなようにモータは回転を開始するが、
モータの回転速度がある程度上昇して図11のE端子の
電位が下降してくるとトランジスタ306はオフ状態に
転じ、トランジスタ343,定電流トランジスタ344
とともに差動増幅回路を構成するトランジスタ345の
コレクタ電流がトランジスタ308のコレクタ・エミッ
タ間を介して流れるようになり、トランジスタ309〜
315はいずれも活性状態となり、第2のカレントミラ
ー回路を構成するトランジスタ316にもトランジスタ
309を介して電流が供給される。なお、トランジスタ
309〜315の出力電流はE端子に供給される誤差電
圧の電位に依存して変化する。
特性からも明らかなようにモータは回転を開始するが、
モータの回転速度がある程度上昇して図11のE端子の
電位が下降してくるとトランジスタ306はオフ状態に
転じ、トランジスタ343,定電流トランジスタ344
とともに差動増幅回路を構成するトランジスタ345の
コレクタ電流がトランジスタ308のコレクタ・エミッ
タ間を介して流れるようになり、トランジスタ309〜
315はいずれも活性状態となり、第2のカレントミラ
ー回路を構成するトランジスタ316にもトランジスタ
309を介して電流が供給される。なお、トランジスタ
309〜315の出力電流はE端子に供給される誤差電
圧の電位に依存して変化する。
【0086】ところで、Dフリップフロップ(ディレィ
ドフリップフロップ)346,347,348,34
9,350,351,AND−ORゲート(ANDは正
論理の論理積を意味し、ORは正論理の論理和を意味す
る)352,353,354によって構成された波形処
理回路には図9(a),(b),(c)に示す位置検出
信号と、図9(d)に示す回転検出信号が供給され、さ
らにはインバータ355を介して図9(f)に示す信号
がDフリップフロップ346〜351のクロック信号と
して供給されている。したがってDフリップフロップ3
46,348,350の出力端子には図9(g),
(h),(i)に示す信号波形が現われ、さらに、Dフ
リップフロップ347,349,351の出力端子には
図9(j),(k),(l)に示す信号波形が現われ
る。
ドフリップフロップ)346,347,348,34
9,350,351,AND−ORゲート(ANDは正
論理の論理積を意味し、ORは正論理の論理和を意味す
る)352,353,354によって構成された波形処
理回路には図9(a),(b),(c)に示す位置検出
信号と、図9(d)に示す回転検出信号が供給され、さ
らにはインバータ355を介して図9(f)に示す信号
がDフリップフロップ346〜351のクロック信号と
して供給されている。したがってDフリップフロップ3
46,348,350の出力端子には図9(g),
(h),(i)に示す信号波形が現われ、さらに、Dフ
リップフロップ347,349,351の出力端子には
図9(j),(k),(l)に示す信号波形が現われ
る。
【0087】Dフリップフロップ346の出力が‘H’
レベルにある期間はトランジスタ356がオフ状態にな
り、Dフリップフロップ347の出力が‘H’レベルに
ある期間はトランジスタ357がオフ状態になる。同様
に、Dフリップフロップ348,349,350,35
1の出力が‘H’レベルにある期間はそれぞれ、トラン
ジスタ358,359,360,361がオフ状態にな
る。
レベルにある期間はトランジスタ356がオフ状態にな
り、Dフリップフロップ347の出力が‘H’レベルに
ある期間はトランジスタ357がオフ状態になる。同様
に、Dフリップフロップ348,349,350,35
1の出力が‘H’レベルにある期間はそれぞれ、トラン
ジスタ358,359,360,361がオフ状態にな
る。
【0088】一方、スロープ電流発生用のトランジスタ
362には入力端子g2を介して図9(e)に示す信号
波形が供給され、トランジスタ362のエミッタ側抵抗
363には定電流トランジスタ364から一定の電流が
供給され、また、トランジスタ309の出力電流に依存
した電流がトランジスタ317に流れ込むように構成さ
れているので、トランジスタ362のコレクタ電流は差
動増幅回路を構成するトランジスタ345のコレクタ電
流に依存したピーク値を有し、そのスロープは図9
(e)の信号波形のスロープに等しい鋸歯状波となる。
362には入力端子g2を介して図9(e)に示す信号
波形が供給され、トランジスタ362のエミッタ側抵抗
363には定電流トランジスタ364から一定の電流が
供給され、また、トランジスタ309の出力電流に依存
した電流がトランジスタ317に流れ込むように構成さ
れているので、トランジスタ362のコレクタ電流は差
動増幅回路を構成するトランジスタ345のコレクタ電
流に依存したピーク値を有し、そのスロープは図9
(e)の信号波形のスロープに等しい鋸歯状波となる。
【0089】トランジスタ362のコレクタ電流はトラ
ンジスタ318〜326によって構成された第3のカレ
ントミラー回路に供給され、また、トランジスタ320
を介して同じ電流がトランジスタ365,366,36
7,368,369,370,371,372によって
構成された第4のカレントミラー回路に供給される。
ンジスタ318〜326によって構成された第3のカレ
ントミラー回路に供給され、また、トランジスタ320
を介して同じ電流がトランジスタ365,366,36
7,368,369,370,371,372によって
構成された第4のカレントミラー回路に供給される。
【0090】なお、低電流トランジスタ364の出力電
流と抵抗363の抵抗値を適当な値に設定するか、各カ
レントミラー回路のエミッタ側抵抗の抵抗値を調節して
おくことによって、第1のカレントミラー回路を構成す
るトランジスタ310〜315の最大出力電流と、第3
のカレントミラー回路を構成するトランジスタ321〜
326の最大出力電流、さらには第4のカレントミラー
回路を構成するトランジスタ367〜372の最大出力
電流を等しくすることができ、これらの最大出力電流の
大きさはいずれもE端子に供給される誤差電圧に依存す
る。
流と抵抗363の抵抗値を適当な値に設定するか、各カ
レントミラー回路のエミッタ側抵抗の抵抗値を調節して
おくことによって、第1のカレントミラー回路を構成す
るトランジスタ310〜315の最大出力電流と、第3
のカレントミラー回路を構成するトランジスタ321〜
326の最大出力電流、さらには第4のカレントミラー
回路を構成するトランジスタ367〜372の最大出力
電流を等しくすることができ、これらの最大出力電流の
大きさはいずれもE端子に供給される誤差電圧に依存す
る。
【0091】さて、Dフリップフロップ350の出力と
Dフリップフロップ351の出力がいずれも‘H’レベ
ルにあるとき、すなわち図9の区間P1においてAND
ゲート373の出力が‘H’レベルになるのでトランジ
スタ374がオフ状態となり、トランジスタ322を介
して出力端子wn1に鋸歯状波電流が供給される。
Dフリップフロップ351の出力がいずれも‘H’レベ
ルにあるとき、すなわち図9の区間P1においてAND
ゲート373の出力が‘H’レベルになるのでトランジ
スタ374がオフ状態となり、トランジスタ322を介
して出力端子wn1に鋸歯状波電流が供給される。
【0092】続いてDフリップフロップ346の出力レ
ベルが‘H’になると、トランジスタ356がオフ状態
になるので、今度はトランジスタ311を介して出力端
子に電流が供給されるがDフリップフロップ346の出
力とDフリップフロップ347の出力がいずれも‘H’
レベルとなったとき、すなわち図9の区間P2において
はANDゲート375の出力が‘H’レベルになるの
で、トランジスタ376がオン状態となり、トランジス
タ368のコレクタに鋸歯状波電流が流れる。
ベルが‘H’になると、トランジスタ356がオフ状態
になるので、今度はトランジスタ311を介して出力端
子に電流が供給されるがDフリップフロップ346の出
力とDフリップフロップ347の出力がいずれも‘H’
レベルとなったとき、すなわち図9の区間P2において
はANDゲート375の出力が‘H’レベルになるの
で、トランジスタ376がオン状態となり、トランジス
タ368のコレクタに鋸歯状波電流が流れる。
【0093】したがって出力端子wn1に供給される電
流は徐々に減少していき、結局、出力端子wn1に供給
される電流波形は図9(m)に示す如くなる。
流は徐々に減少していき、結局、出力端子wn1に供給
される電流波形は図9(m)に示す如くなる。
【0094】他の出力端子に供給される電流波形につい
てもANDゲート373,375や他のANDゲート3
77,378,379,380によって同様の操作が行
なわれるので、その結果、出力端子un1,vn1,v
p1,wp1,up1に供給される電流波形は図9
(n),(o),(p),(q),(r)に示す如くな
る。
てもANDゲート373,375や他のANDゲート3
77,378,379,380によって同様の操作が行
なわれるので、その結果、出力端子un1,vn1,v
p1,wp1,up1に供給される電流波形は図9
(n),(o),(p),(q),(r)に示す如くな
る。
【0095】なお、図9(m)〜(r)において破線で
示された波形はモータの回転速度が上昇してE端子の電
位が低下したときの電流波形である。
示された波形はモータの回転速度が上昇してE端子の電
位が低下したときの電流波形である。
【0096】このようにして図11の駆動信号発生回路
において作り出された6種類の電流信号は図12の駆動
回路に供給されて電流増幅された後にトランジスタ70
1〜706を介して固定子巻線1,2,3に通電され
る。
において作り出された6種類の電流信号は図12の駆動
回路に供給されて電流増幅された後にトランジスタ70
1〜706を介して固定子巻線1,2,3に通電され
る。
【0097】ところで、図12のトランジスタ701は
IC基板上で多数の小信号トランジスタの集合体として
作られ、そのひとつにトランジスタ707が割り当てら
れているものとすると、トランジスタ701とトランジ
スタ707はカレントミラー回路を構成し、トランジス
タ701のコレクタ電流のK分の1の電流がトランジス
タ707のコレクタ電流となる。抵抗708の抵抗値が
零のことにはKの値はトランジスタ701とトランジス
タ707のエミッタ面積比が等しくなるが、抵抗708
の抵抗値を大きくするにしたがってKの値も大きくなる
反面、その値がトランジスタ707のコレクタ電流の影
響を受けるようになる。
IC基板上で多数の小信号トランジスタの集合体として
作られ、そのひとつにトランジスタ707が割り当てら
れているものとすると、トランジスタ701とトランジ
スタ707はカレントミラー回路を構成し、トランジス
タ701のコレクタ電流のK分の1の電流がトランジス
タ707のコレクタ電流となる。抵抗708の抵抗値が
零のことにはKの値はトランジスタ701とトランジス
タ707のエミッタ面積比が等しくなるが、抵抗708
の抵抗値を大きくするにしたがってKの値も大きくなる
反面、その値がトランジスタ707のコレクタ電流の影
響を受けるようになる。
【0098】すなわち、トランジスタ701のエミッタ
接合面積をSx,エミッタ接合面積Ix,トランジスタ7
07のエミッタ接合面積をSy,エミッタ電流をIyと
し、抵抗708の抵抗値をReとし、電子の電荷をq,ボ
ルツマン定数をk,接合部の絶対温度をTとしたとき、
(数7)の関係式が成立する。
接合面積をSx,エミッタ接合面積Ix,トランジスタ7
07のエミッタ接合面積をSy,エミッタ電流をIyと
し、抵抗708の抵抗値をReとし、電子の電荷をq,ボ
ルツマン定数をk,接合部の絶対温度をTとしたとき、
(数7)の関係式が成立する。
【0099】
【数7】
【0100】トランジスタ707のコレクタ電流は抵抗
709に供給され、トランジスタ722,731,73
2,733,734によって構成された制御回路によっ
て、抵抗709の両端の電圧と抵抗710の両端の電圧
が比較されて両者が平衡するようにトランジスタ701
の入力電流が制御される。
709に供給され、トランジスタ722,731,73
2,733,734によって構成された制御回路によっ
て、抵抗709の両端の電圧と抵抗710の両端の電圧
が比較されて両者が平衡するようにトランジスタ701
の入力電流が制御される。
【0101】したがって、入力電流をI1,トランジス
タ701のコレクタ電流をI2,抵抗710の抵抗値を
R1,抵抗709の抵抗値をR2としたとき、この部分で
の電流増幅率GIは(数8)によって与えられる。
タ701のコレクタ電流をI2,抵抗710の抵抗値を
R1,抵抗709の抵抗値をR2としたとき、この部分で
の電流増幅率GIは(数8)によって与えられる。
【0102】
【数8】
【0103】以上の説明ではトランジスタ701を出力
部とする給電ブロックの電流増幅率がほぼ一定になる
(言い換えれば、各トランジスタの直流電流増幅率のば
らつきの影響を受けない)ことを導いたが、他の5個の
給電ブロックも同じ動作原理に基づいて構成されるため
同様に動作する。
部とする給電ブロックの電流増幅率がほぼ一定になる
(言い換えれば、各トランジスタの直流電流増幅率のば
らつきの影響を受けない)ことを導いたが、他の5個の
給電ブロックも同じ動作原理に基づいて構成されるため
同様に動作する。
【0104】さて、図12の初期化信号入力端子j2の
レベルはモータの停止時や起動時直前には‘L’になっ
ているので、トランジスタ711はオン状態にあり、ト
ランジスタ712,713,714,715,716,
717によって構成されたカレントミラー回路と、トラ
ンジスタ718,719,720,721,722によ
って構成されたカレントミラー回路はいずれも遮断状態
にあり、トランジスタ701,702,703,70
4,705にはベース電流が供給されない。
レベルはモータの停止時や起動時直前には‘L’になっ
ているので、トランジスタ711はオン状態にあり、ト
ランジスタ712,713,714,715,716,
717によって構成されたカレントミラー回路と、トラ
ンジスタ718,719,720,721,722によ
って構成されたカレントミラー回路はいずれも遮断状態
にあり、トランジスタ701,702,703,70
4,705にはベース電流が供給されない。
【0105】ところが、トランジスタ706にだけはト
ランジスタ723を介してベース電流が供給されるた
め、トランジスタ706はオン状態となる。ただし、ト
ランジスタ702,703,705のいずれもがオフ状
態にあるために、図2の固定子巻線1,2,3には回転
力を発生するような電流は流れず、電流制限抵抗8を介
してホールIC6に回転子の静止位置を検出するために
必要な電流が供給される。
ランジスタ723を介してベース電流が供給されるた
め、トランジスタ706はオン状態となる。ただし、ト
ランジスタ702,703,705のいずれもがオフ状
態にあるために、図2の固定子巻線1,2,3には回転
力を発生するような電流は流れず、電流制限抵抗8を介
してホールIC6に回転子の静止位置を検出するために
必要な電流が供給される。
【0106】モータの起動時には初期化信号入力端子j
2のレベルが‘H’に移行するのでトランジスタ723
がオフ状態となるが、すぐさま固定子巻線1〜3には停
止時の位置検出情報に基づく通電形態で通電が行なわ
れ、ホールIC6には回転位置の検出に必要な電流が供
給され続ける。
2のレベルが‘H’に移行するのでトランジスタ723
がオフ状態となるが、すぐさま固定子巻線1〜3には停
止時の位置検出情報に基づく通電形態で通電が行なわ
れ、ホールIC6には回転位置の検出に必要な電流が供
給され続ける。
【0107】なお、固定子巻線1〜3のインダクタンス
などの影響によってモータの起動時にホールIC6への
給電が一時的に途絶えたとしても、位置検出信号はフリ
ップフロップを用いた論理回路(例えば図6に示される
回路)を経由して駆動信号発生回路に供給されるので、
それ以前の情報が保持される。
などの影響によってモータの起動時にホールIC6への
給電が一時的に途絶えたとしても、位置検出信号はフリ
ップフロップを用いた論理回路(例えば図6に示される
回路)を経由して駆動信号発生回路に供給されるので、
それ以前の情報が保持される。
【0108】次に、図13は図2の抽出回路600の具
体的な構成例を示した回路結線図であり、入力端子n
4,s4はそれぞれ図2の信号線路100n,100s
に接続されて図14(a),(b)に示す位置検出信号
が供給される。
体的な構成例を示した回路結線図であり、入力端子n
4,s4はそれぞれ図2の信号線路100n,100s
に接続されて図14(a),(b)に示す位置検出信号
が供給される。
【0109】入力端子s4に供給される信号はNAND
ゲート601とNANDゲート602による第1のフリ
ップフロップと、NANDゲート603とNANDゲー
ト604による第2のフリップフロップ、さらにはNA
NDゲート605とNANDゲート606による第3の
フリップフロップのリセット信号として用いられ、入力
端子n4に供給される信号は第1〜第3のフリップフロ
ップの出力更新信号として用いられている。したがっ
て、図13の構成では入力端子s4のレベルが‘L’に
なっている間にn4端子のレベルが3回変化したときに
出力端子Bに出力信号が現われる。
ゲート601とNANDゲート602による第1のフリ
ップフロップと、NANDゲート603とNANDゲー
ト604による第2のフリップフロップ、さらにはNA
NDゲート605とNANDゲート606による第3の
フリップフロップのリセット信号として用いられ、入力
端子n4に供給される信号は第1〜第3のフリップフロ
ップの出力更新信号として用いられている。したがっ
て、図13の構成では入力端子s4のレベルが‘L’に
なっている間にn4端子のレベルが3回変化したときに
出力端子Bに出力信号が現われる。
【0110】図14(c),(d),(e)はそれぞれ
図13のNANDゲート601,603,605の出力
信号波形を示したもので、このようにして出力端子Bか
らは回転子の一回転に一度の絶対位置の検出信号が得ら
れる。
図13のNANDゲート601,603,605の出力
信号波形を示したもので、このようにして出力端子Bか
らは回転子の一回転に一度の絶対位置の検出信号が得ら
れる。
【0111】さて、図2に戻ってこれまでに説明した動
作の概要をまとめると次のようになる。
作の概要をまとめると次のようになる。
【0112】まず、回転子が停止している状態において
は、U端子、V端子、W端子のうちW端子のみが高い電
位にあり、固定子巻線3および電流制限抵抗8を介して
ホールIC6に電流が供給されて回転子の静止位置の検
出が行なわれ、ホールIC6が前記静止位置に応じて高
電位、中間電位、低電位のいずれかの出力を発生する。
は、U端子、V端子、W端子のうちW端子のみが高い電
位にあり、固定子巻線3および電流制限抵抗8を介して
ホールIC6に電流が供給されて回転子の静止位置の検
出が行なわれ、ホールIC6が前記静止位置に応じて高
電位、中間電位、低電位のいずれかの出力を発生する。
【0113】なお、実施例においてはモータブロック1
0と他の回路ブロックとの連結線数を最小限にするため
にホールIC6には3相の固定子巻線の中点から給電
し、その出力を3値信号で送出させているが、前記ホー
ルICには別に設けた給電端子から給電し、さらにその
出力端子数を2個あるいは3個に増加させたとしても、
本発明の目的から逸脱するものではない。
0と他の回路ブロックとの連結線数を最小限にするため
にホールIC6には3相の固定子巻線の中点から給電
し、その出力を3値信号で送出させているが、前記ホー
ルICには別に設けた給電端子から給電し、さらにその
出力端子数を2個あるいは3個に増加させたとしても、
本発明の目的から逸脱するものではない。
【0114】ホールIC6の出力レベルに応じて分配器
100によって信号線路100n,100s,100z
のいずれかが活性状態にされ、この位置検出情報は順序
回路200を経由して駆動信号発生回路300に供給さ
れるが、回転子が回転を開始するまでの間は順序回路2
00は単なるバッファとして動作する。
100によって信号線路100n,100s,100z
のいずれかが活性状態にされ、この位置検出情報は順序
回路200を経由して駆動信号発生回路300に供給さ
れるが、回転子が回転を開始するまでの間は順序回路2
00は単なるバッファとして動作する。
【0115】駆動信号発生回路300に供給された位置
検出情報に基づいて駆動信号発生回路300と駆動回路
700はU端子,V端子,W端子のうちいずれかひとつ
の端子を‘H’レベルにし、残りを‘L’レベルにして
回転子に回転トルクを発生させる。
検出情報に基づいて駆動信号発生回路300と駆動回路
700はU端子,V端子,W端子のうちいずれかひとつ
の端子を‘H’レベルにし、残りを‘L’レベルにして
回転子に回転トルクを発生させる。
【0116】なお、このときホールIC6が図10の回
転電気角が60゜の位置、すなわち識別帯5のN極とS
極の境界部や、回転電気角が390゜の位置に偶然に停
止していたとすると、いずれの場合にもホールIC6は
識別帯5の無着磁部分に対向したときと同じ出力を発生
し、その情報に基づいて固定子巻線1〜3に通電される
ので、図10(b)の特性曲線からもわかるように、回
転子は逆方向の回転トルクを発生することになる。しか
し、ごくわずかだけ回転子が動くことによって正規の位
置検出情報が得られ、それ以後は順序回路200によっ
て位置検出信号の受け付け順序が規制されるため円滑な
回転を持続させることができる。
転電気角が60゜の位置、すなわち識別帯5のN極とS
極の境界部や、回転電気角が390゜の位置に偶然に停
止していたとすると、いずれの場合にもホールIC6は
識別帯5の無着磁部分に対向したときと同じ出力を発生
し、その情報に基づいて固定子巻線1〜3に通電される
ので、図10(b)の特性曲線からもわかるように、回
転子は逆方向の回転トルクを発生することになる。しか
し、ごくわずかだけ回転子が動くことによって正規の位
置検出情報が得られ、それ以後は順序回路200によっ
て位置検出信号の受け付け順序が規制されるため円滑な
回転を持続させることができる。
【0117】回転子の回転速度がある程度にまで上昇す
ると図2のE端子の電位が低下し、駆動信号発生回路3
00は固定子巻線1〜3への通電形態を3相全波駆動に
切り換えるので回転子の回転トルク特性は図10(c)
に示した特性曲線の包絡線の如くなる。
ると図2のE端子の電位が低下し、駆動信号発生回路3
00は固定子巻線1〜3への通電形態を3相全波駆動に
切り換えるので回転子の回転トルク特性は図10(c)
に示した特性曲線の包絡線の如くなる。
【0118】さて、本発明の直流無整流子モータでは、
図8に具体例を示したスロープ発生回路500が発生す
る鋸歯状波を用いて固定子巻線1〜3への通電切り換え
がゆるやかに行なわれるように構成されているため、急
激な通電切り換えによって前記各固定子巻線と固定子フ
レームがスピーカの如き挙動をなして回転中に騒音が発
生するのを防止することもできるし、前記各固定子巻線
のスパイクパルスによって電気雑音が発生したり、サー
ジ電圧によってICあるいは他の半導体が破壊するのを
防止することもできる。
図8に具体例を示したスロープ発生回路500が発生す
る鋸歯状波を用いて固定子巻線1〜3への通電切り換え
がゆるやかに行なわれるように構成されているため、急
激な通電切り換えによって前記各固定子巻線と固定子フ
レームがスピーカの如き挙動をなして回転中に騒音が発
生するのを防止することもできるし、前記各固定子巻線
のスパイクパルスによって電気雑音が発生したり、サー
ジ電圧によってICあるいは他の半導体が破壊するのを
防止することもできる。
【0119】また、ゆるやかな通電切り換えを行なわせ
るための個別部品としては唯一のコンデンサ525のみ
で良く、単安定マルチバイブレータの時定数回路には大
電流を流す必要がないので、抵抗520の抵抗値を10
kΩ以上に設定することができ、その結果、小容量のコ
ンデンサでも大きな時定数を得ることができる。
るための個別部品としては唯一のコンデンサ525のみ
で良く、単安定マルチバイブレータの時定数回路には大
電流を流す必要がないので、抵抗520の抵抗値を10
kΩ以上に設定することができ、その結果、小容量のコ
ンデンサでも大きな時定数を得ることができる。
【0120】また、このコンデンサをICチップ内に形
成したり(例えば、MOS・ICによって回路を構成す
れば入力インピーダンスが非常に大きくなるので、IC
チップ内に数PFのコンデンサを形成するだけで大きな
時定数が得られる)、スロープ発生回路500をカウン
タとディジタルーアナログ変換器の組み合わせによって
構成すれば、個別部品としてのコンデンサを皆無にする
こともできる。
成したり(例えば、MOS・ICによって回路を構成す
れば入力インピーダンスが非常に大きくなるので、IC
チップ内に数PFのコンデンサを形成するだけで大きな
時定数が得られる)、スロープ発生回路500をカウン
タとディジタルーアナログ変換器の組み合わせによって
構成すれば、個別部品としてのコンデンサを皆無にする
こともできる。
【0121】図15はスロープ発生回路500の別の構
成例を示した回路結線図であるが、図1と同一の要素は
同一図番もしくは同一記号で示される。
成例を示した回路結線図であるが、図1と同一の要素は
同一図番もしくは同一記号で示される。
【0122】図15の入力端子C1には外部からクロッ
ク信号が供給され(例えばビデオテープレコーダやフロ
ッピーディスクドライブ装置においてはシステム内でさ
まざまなクロックが用いられているので、適当なものを
選ぶことができる)、トグルフリップフロップ527,
528,529,530によって構成された4ビットア
ップカウンタがこのクロック信号をカウントする。
ク信号が供給され(例えばビデオテープレコーダやフロ
ッピーディスクドライブ装置においてはシステム内でさ
まざまなクロックが用いられているので、適当なものを
選ぶことができる)、トグルフリップフロップ527,
528,529,530によって構成された4ビットア
ップカウンタがこのクロック信号をカウントする。
【0123】一方、抵抗531,532,533,53
4,ダイオード535,536,537,538,51
8,抵抗539は簡易的なディジタルーアナログ変換器
を構成しており出力端子g1の電位はカウンタのカウン
ト値の増加に伴なって階段状に上昇する。
4,ダイオード535,536,537,538,51
8,抵抗539は簡易的なディジタルーアナログ変換器
を構成しており出力端子g1の電位はカウンタのカウン
ト値の増加に伴なって階段状に上昇する。
【0124】トグルフリップフロップ527〜530の
出力がすべて‘H’になるとNANDゲート540によ
ってNANDゲート509とNANDゲート510によ
るフリップフロップがリセットされ、その結果、インバ
ータ511を介してトグルフリップフロップ527〜5
30にリセット信号が供給されるのでカウント動作は停
止するとともにトグルフリップフロップ527〜530
の出力はすべて‘L’となる。増幅器501の出力信号
のリーディングエッジあるいはトレイリングエッジが到
来すると前記フリップフロップがセットされるのでカウ
ンタのカウント動作が再び開始される。
出力がすべて‘H’になるとNANDゲート540によ
ってNANDゲート509とNANDゲート510によ
るフリップフロップがリセットされ、その結果、インバ
ータ511を介してトグルフリップフロップ527〜5
30にリセット信号が供給されるのでカウント動作は停
止するとともにトグルフリップフロップ527〜530
の出力はすべて‘L’となる。増幅器501の出力信号
のリーディングエッジあるいはトレイリングエッジが到
来すると前記フリップフロップがセットされるのでカウ
ンタのカウント動作が再び開始される。
【0125】このようにNANDゲート540とNAN
Dゲート509,510,インバータ511,NAND
ゲート502〜504,インバータ505,NANDゲ
ート506〜508は前記カウンタのカウント動作をコ
ントロールするコントローラを構成している。なお、図
15の出力端子g1,h1には図9(e),(f)に示
す信号波形が現われることはいうまでもない。
Dゲート509,510,インバータ511,NAND
ゲート502〜504,インバータ505,NANDゲ
ート506〜508は前記カウンタのカウント動作をコ
ントロールするコントローラを構成している。なお、図
15の出力端子g1,h1には図9(e),(f)に示
す信号波形が現われることはいうまでもない。
【0126】ところで、図8ならびに図15に示したス
ロープ発生回路はいずれも発電巻線7からの出力信号に
同期した周期の鋸歯状波を発生するが、最終的にはこれ
らの鋸歯状波の傾斜部分が用いられている訳であるか
ら、図2に示されるスロープ発生回路500の出力信号
は必ずしも鋸歯状波である必要はなく、同様の傾斜部分
を有する三角波、台形波であっても良い。
ロープ発生回路はいずれも発電巻線7からの出力信号に
同期した周期の鋸歯状波を発生するが、最終的にはこれ
らの鋸歯状波の傾斜部分が用いられている訳であるか
ら、図2に示されるスロープ発生回路500の出力信号
は必ずしも鋸歯状波である必要はなく、同様の傾斜部分
を有する三角波、台形波であっても良い。
【0127】
【発明の効果】本発明の直流無整流子モータは以上の説
明からも明らかなように、複数の固定子巻線(実施例に
おいては3相の固定子巻線1〜3を有する直流無整流子
モータを示したが、その相数は限定されない)と、前記
固定子巻線に対向する複数の磁極を有する永久磁石4を
備えた回転子と、前記回転子の回転位置を検出して位相
の異なる複数の位置検出信号を発生する位置検出手段
(実施例においてはホールIC6と分配器100によっ
て位置検出手段が構成されている)と、制御信号入力端
子Eを有し、前記位置検出手段からの出力信号に基づい
て前記固定子巻線に前記制御信号に依存した大きさの電
流を供給する駆動手段(実施例においては駆動信号発生
回路300と駆動回路700によって駆動手段が構成さ
れている)を備え、出力電流が前記固定子巻線に供給さ
れる出力トランジスタ701と、前記出力トランジスタ
とカレントミラー回路を形成し、前記出力電流のK分の
1の(K>1)電流を第1の抵抗709に供給するミラ
ートランジスタ707と、前記固定子巻線への通電指令
電流が供給される第2の抵抗710と、前記第1の抵抗
の両端の電圧と前記第2の抵抗の両端の電圧を比較して
両者が平衡するように前記出力トランジスタの入力電流
を制御する制御回路(実施例においてはトランジスタ7
22,731,732,733,734によって制御回
路が構成されている)によって前記駆動手段の出力部が
構成されているので、出力段の電流増幅率をトランジス
タ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受けないで任意
に設定でき、大なる効果を奏する。
明からも明らかなように、複数の固定子巻線(実施例に
おいては3相の固定子巻線1〜3を有する直流無整流子
モータを示したが、その相数は限定されない)と、前記
固定子巻線に対向する複数の磁極を有する永久磁石4を
備えた回転子と、前記回転子の回転位置を検出して位相
の異なる複数の位置検出信号を発生する位置検出手段
(実施例においてはホールIC6と分配器100によっ
て位置検出手段が構成されている)と、制御信号入力端
子Eを有し、前記位置検出手段からの出力信号に基づい
て前記固定子巻線に前記制御信号に依存した大きさの電
流を供給する駆動手段(実施例においては駆動信号発生
回路300と駆動回路700によって駆動手段が構成さ
れている)を備え、出力電流が前記固定子巻線に供給さ
れる出力トランジスタ701と、前記出力トランジスタ
とカレントミラー回路を形成し、前記出力電流のK分の
1の(K>1)電流を第1の抵抗709に供給するミラ
ートランジスタ707と、前記固定子巻線への通電指令
電流が供給される第2の抵抗710と、前記第1の抵抗
の両端の電圧と前記第2の抵抗の両端の電圧を比較して
両者が平衡するように前記出力トランジスタの入力電流
を制御する制御回路(実施例においてはトランジスタ7
22,731,732,733,734によって制御回
路が構成されている)によって前記駆動手段の出力部が
構成されているので、出力段の電流増幅率をトランジス
タ自身の電流増幅率のばらつきの影響を受けないで任意
に設定でき、大なる効果を奏する。
【図1】本発明を実施するために構成されたモータ部分
の概略図
の概略図
【図2】本発明を実施するために構成された直流無整流
子モータのブロック構成図
子モータのブロック構成図
【図3】ホールICの内部回路結線図
【図4】位置検出信号の処理動作を説明するための識別
帯の着磁パターンに対応させた信号波形図
帯の着磁パターンに対応させた信号波形図
【図5】順序回路をソフトウエアで実現する場合のフロ
ーチャート
ーチャート
【図6】順序回路の構成例を示す回路結線図
【図7】順序回路の構成例を示す回路結線図
【図8】スロープ発生回路の構成例を示す回路結線図
【図9】位置検出信号の処理動作を説明するための信号
波形図
波形図
【図10】モータのトルク特性と通電切り換えを説明す
るためのトルク特性図
るためのトルク特性図
【図11】駆動信号発生回路の具体例を示す回路結線図
【図12】本発明の一実施例における直流無整流子モー
タの駆動回路を示す回路結線図
タの駆動回路を示す回路結線図
【図13】抽出回路の構成例を示す回路結線図
【図14】図13に示した回路の各部の信号波形図
【図15】スロープ発生回路の別の構成例を示す回路結
線図
線図
1,2,3 固定子巻線 4 永久磁石 6 ホールIC 100 分配器 300 駆動信号発生回路 500 スロープ発生回路 700 駆動回路 701,707,722,731,732,733,7
34 トランジスタ 709,710 抵抗
34 トランジスタ 709,710 抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】複数の固定子巻線と、前記固定子巻線に対
向する複数の磁極を有する永久磁石を備えた回転子と、
前記回転子の回転位置を検出して位相の異なる複数の位
置検出信号を発生する位置検出手段と、制御信号入力端
子を有しかつ前記位置検出手段からの出力信号に基づい
て前記固定子巻線に前記制御信号に依存した大きさの電
流を供給する駆動手段を備え、出力電流が前記固定子巻
線に供給される出力トランジスタと、前記出力トランジ
スタとカレントミラー回路を形成し、前記出力電流のK
分の1の(K>1)電流を第1の抵抗に供給するミラー
トランジスタと、前記固定子巻線への通電指令電流が供
給される第2の抵抗と、前記第1の抵抗の両端の電圧と
前記第2の抵抗の両端の電圧を比較して両者が平衡する
ように前記出力トランジスタの入力電流を制御する制御
回路によって前記駆動手段の出力部を構成したことを特
徴とする直流無整流子モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5077841A JPH0763230B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 直流無整流子モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5077841A JPH0763230B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 直流無整流子モータ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59081311A Division JPH0732629B2 (ja) | 1984-04-23 | 1984-04-23 | 直流無整流子モ−タ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670584A true JPH0670584A (ja) | 1994-03-11 |
| JPH0763230B2 JPH0763230B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=13645282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5077841A Expired - Lifetime JPH0763230B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 直流無整流子モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0763230B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP5077841A patent/JPH0763230B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0763230B2 (ja) | 1995-07-05 |
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