JPH0671668B2 - アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法 - Google Patents
アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法Info
- Publication number
- JPH0671668B2 JPH0671668B2 JP25068689A JP25068689A JPH0671668B2 JP H0671668 B2 JPH0671668 B2 JP H0671668B2 JP 25068689 A JP25068689 A JP 25068689A JP 25068689 A JP25068689 A JP 25068689A JP H0671668 B2 JPH0671668 B2 JP H0671668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- arc
- torch
- angle
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
- Numerical Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、開先を設けた溶接線が折れ曲ったり、ロボッ
トの教示点に対して実際の溶接線がずれているような被
溶接物に対し、高速回転アーク溶接トーチを備えた溶接
ロボットを用いて溶接する場合における開先自動倣い制
御におけるトーチ角度制御方法に関するものである。
トの教示点に対して実際の溶接線がずれているような被
溶接物に対し、高速回転アーク溶接トーチを備えた溶接
ロボットを用いて溶接する場合における開先自動倣い制
御におけるトーチ角度制御方法に関するものである。
[従来の技術] 消耗電極式アーク溶接における開先自動倣い制御とし
て、溶接アークの回転によるアークセンサ技術を利用す
ることは、例えば特開昭60-174270号や特開昭62-248571
号により知られている。
て、溶接アークの回転によるアークセンサ技術を利用す
ることは、例えば特開昭60-174270号や特開昭62-248571
号により知られている。
第7図(a),(b)は従来の回転アークセンサによる
開先倣い制御方法の説明図で、同時に制御方向の定義を
与えている。図において、1はモータ2により回転する
電極ノズルを有する溶接トーチで、図示しない溶接ロボ
ットアームの先端に取り付けられている。3はトーチ1
のノズル先端において所定量の偏心を与えられて自動送
給される溶接ワイヤ、4はアーク、5は被溶接物6に形
成された開先で、図示の場合、溶接線10は真直ぐな直線
となっている。7は溶接ビードである。また、以下にお
いて、x軸は開先5の軸方向をいい、y軸はトーチ1の
軸方向(高さ方向)をいうものとする。z軸は溶接トー
チ1の進行方向(溶接進行方向)を表している。
開先倣い制御方法の説明図で、同時に制御方向の定義を
与えている。図において、1はモータ2により回転する
電極ノズルを有する溶接トーチで、図示しない溶接ロボ
ットアームの先端に取り付けられている。3はトーチ1
のノズル先端において所定量の偏心を与えられて自動送
給される溶接ワイヤ、4はアーク、5は被溶接物6に形
成された開先で、図示の場合、溶接線10は真直ぐな直線
となっている。7は溶接ビードである。また、以下にお
いて、x軸は開先5の軸方向をいい、y軸はトーチ1の
軸方向(高さ方向)をいうものとする。z軸は溶接トー
チ1の進行方向(溶接進行方向)を表している。
このような回転アークセンサ技術を用いれば、アーク4
の1回転ごとに溶接電流Ia及びアーク電圧Eaを検出し、
この検出された溶接電流Iaと溶接電流の基準値Ioとの差
(Ia-Io)の積分値が常に零になるように制御すること
により、溶接トーチ1を溶接トーチとワークとの距離
(トーチ高さ)が一定になるようにy軸方向に修正する
ことができ(定アーク長制御)、また、検出されたアー
ク電圧Eaとアーク電圧の基準値Eoとの差(Ea-Eo)を、
z軸方向の前方点Cfを中心として左右同一の位相角φで
囲まれる領域、すなわち左側と右側で積分した値の差
(SL-SR)が常に零になるように制御することにより、
溶接トーチ1を溶接トーチの狙い位置が開先中心にくる
ようにx軸方向に修正することができる。これにより自
動的にトーチ1を開先5に追従させながら溶接を行うこ
とができる。
の1回転ごとに溶接電流Ia及びアーク電圧Eaを検出し、
この検出された溶接電流Iaと溶接電流の基準値Ioとの差
(Ia-Io)の積分値が常に零になるように制御すること
により、溶接トーチ1を溶接トーチとワークとの距離
(トーチ高さ)が一定になるようにy軸方向に修正する
ことができ(定アーク長制御)、また、検出されたアー
ク電圧Eaとアーク電圧の基準値Eoとの差(Ea-Eo)を、
z軸方向の前方点Cfを中心として左右同一の位相角φで
囲まれる領域、すなわち左側と右側で積分した値の差
(SL-SR)が常に零になるように制御することにより、
溶接トーチ1を溶接トーチの狙い位置が開先中心にくる
ようにx軸方向に修正することができる。これにより自
動的にトーチ1を開先5に追従させながら溶接を行うこ
とができる。
しかして、従来の回転アークセンサでは、トーチ1をx
軸及びy軸方向に位置修正するだけであり、z軸方向に
はトーチ1を一定の速度で動かしている。
軸及びy軸方向に位置修正するだけであり、z軸方向に
はトーチ1を一定の速度で動かしている。
[発明が解決しようとする課題] そのため、例えば第8図(a),(b)のようにz軸と
溶接線10のなす角度θx,θyが大きい場合には、 z軸方向の溶接速度は一定であるため、折れ線部10a,
10bにおける溶接速度は実質的に速くなり、このため適
正な溶接結果が得られない。
溶接線10のなす角度θx,θyが大きい場合には、 z軸方向の溶接速度は一定であるため、折れ線部10a,
10bにおける溶接速度は実質的に速くなり、このため適
正な溶接結果が得られない。
したがって、例えば多関節型の溶接ロボット等により
第8図のような被溶接物を溶接する場合には、溶接開始
点Psと終了点Pe以外に、溶接方向が変る点P1,P2,P3等を
教示したり、それらの屈曲点で溶接速度を変更する必要
があるなど、ティーチング作業に多くの時間がかかると
いう課題もあった。
第8図のような被溶接物を溶接する場合には、溶接開始
点Psと終了点Pe以外に、溶接方向が変る点P1,P2,P3等を
教示したり、それらの屈曲点で溶接速度を変更する必要
があるなど、ティーチング作業に多くの時間がかかると
いう課題もあった。
さらに、第9図(a),(b)のように折れ曲った隅
肉溶接線10を溶接する場合、溶接トーチ1の姿勢を変え
ずに運行すると、折れ線部10aの溶接時には後退角αa
が生じ、折れ線部10bの溶接時には前進角αbが生じ、
しかもこれらの後退角、前進角が変化するため、時とし
て溶接欠陥を生じる。ここで、トーチ角度αa,αbはx-
z平面あるいはy-z平面において溶接トーチ11と溶接線10
における法線12とのなす角度であり、溶接方向に対し後
傾角が生じるときを後退角といい、逆に前傾角が生じる
ときを前進角という。なお、第9図において、6aは下
板、6bは立板である。
肉溶接線10を溶接する場合、溶接トーチ1の姿勢を変え
ずに運行すると、折れ線部10aの溶接時には後退角αa
が生じ、折れ線部10bの溶接時には前進角αbが生じ、
しかもこれらの後退角、前進角が変化するため、時とし
て溶接欠陥を生じる。ここで、トーチ角度αa,αbはx-
z平面あるいはy-z平面において溶接トーチ11と溶接線10
における法線12とのなす角度であり、溶接方向に対し後
傾角が生じるときを後退角といい、逆に前傾角が生じる
ときを前進角という。なお、第9図において、6aは下
板、6bは立板である。
また、例えば第9図(c)のように、傾斜角度θが大
きい場合には溶接トーチ1と立板6bが干渉するおそれも
ある。
きい場合には溶接トーチ1と立板6bが干渉するおそれも
ある。
そこで、例えばコンテナのコルゲートパネルのような部
材を溶接する場合には、機械的にトーチ角度を変更する
か、溶接ロボットではティーチングにより対応していた
が、機械的方式では機構が複雑になり、ティーチング方
式ではティーチング作業に多大の手数、時間を要するな
どの課題があった。
材を溶接する場合には、機械的にトーチ角度を変更する
か、溶接ロボットではティーチングにより対応していた
が、機械的方式では機構が複雑になり、ティーチング方
式ではティーチング作業に多大の手数、時間を要するな
どの課題があった。
本発明は、上記のように課題を解決するためになされた
もので、溶接線がz軸方向に対し折れ曲っている場合で
あっても、高速回転アークセンサ技術を利用することに
より溶接トーチの進行方向を適正に修正しながら同一の
溶接速度で、しかもトーチ角度を基準の溶接方向に対し
て常に一定に保ちながら折れ線部を自動溶接することが
できるアークセンサによる開先自動倣い制御におけるト
ーチ角度制御方法を提供することを目的としている。
もので、溶接線がz軸方向に対し折れ曲っている場合で
あっても、高速回転アークセンサ技術を利用することに
より溶接トーチの進行方向を適正に修正しながら同一の
溶接速度で、しかもトーチ角度を基準の溶接方向に対し
て常に一定に保ちながら折れ線部を自動溶接することが
できるアークセンサによる開先自動倣い制御におけるト
ーチ角度制御方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明に係るアークセンサ
による開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法
は、高速回転アーク溶接トーチを備えた溶接ロボットを
用いて、溶接線がz軸に対し折れ曲った被溶接物を溶接
する場合において、次の手順により溶接することとした
ものである。すなわち、 (1)溶接アークを1秒間に10〜200回の高速で回転さ
せる。
による開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法
は、高速回転アーク溶接トーチを備えた溶接ロボットを
用いて、溶接線がz軸に対し折れ曲った被溶接物を溶接
する場合において、次の手順により溶接することとした
ものである。すなわち、 (1)溶接アークを1秒間に10〜200回の高速で回転さ
せる。
(2)溶接電流Ia,アーク電圧Ea及び溶接進行方向の前
方Cf点を基準位置とするアークの回転位置をそれぞれ検
出する。
方Cf点を基準位置とするアークの回転位置をそれぞれ検
出する。
(3)前記検出された溶接電流Iaと溶接電流の基準値Io
との差(Ia-Io)を、アークの1回転ごとに積分した値
をΔYとし、 (4)さらに前記検出されたアーク電圧Eaとアーク電圧
の基準値Eoとの差(Ea-Eo)を、前記Cf点を中心に左右
同一の位相角φ(ただし、5°<φ<180°,好ましく
は5°<φ<90°)で囲まれる領域、すなわちL側(左
側)及びR側(右側)で積分した値の差(SL-SR)をΔ
Xとする。
との差(Ia-Io)を、アークの1回転ごとに積分した値
をΔYとし、 (4)さらに前記検出されたアーク電圧Eaとアーク電圧
の基準値Eoとの差(Ea-Eo)を、前記Cf点を中心に左右
同一の位相角φ(ただし、5°<φ<180°,好ましく
は5°<φ<90°)で囲まれる領域、すなわちL側(左
側)及びR側(右側)で積分した値の差(SL-SR)をΔ
Xとする。
(5)そして、あらかじめ溶接ロボットに教示されてい
る溶接進行方向を、アークの1回転または溶接ロボット
の制御ピッチごとに前記ΔYの値によって決定される量
だけ溶接トーチの軸方向に修正し、同時に前記ΔXの値
によって決定される量だけ溶接進行方向及び溶接トーチ
の軸方向の両方に垂直な方向(開先幅方向)に修正する
ことによって定まる溶接方向を基準の溶接方向とし、 (6)かつ、溶接速度の大きさを常に所定値に保ち、 (7)毎回、前記ΔX及びΔYにより前記基準の溶接方
向を検出し、前記溶接トーチの角度をこの基準の溶接方
向に対して常に一定に保つように制御する。
る溶接進行方向を、アークの1回転または溶接ロボット
の制御ピッチごとに前記ΔYの値によって決定される量
だけ溶接トーチの軸方向に修正し、同時に前記ΔXの値
によって決定される量だけ溶接進行方向及び溶接トーチ
の軸方向の両方に垂直な方向(開先幅方向)に修正する
ことによって定まる溶接方向を基準の溶接方向とし、 (6)かつ、溶接速度の大きさを常に所定値に保ち、 (7)毎回、前記ΔX及びΔYにより前記基準の溶接方
向を検出し、前記溶接トーチの角度をこの基準の溶接方
向に対して常に一定に保つように制御する。
[作用] 第1図に示すように、溶接ロボットの軌道制御はPTP(P
oint To Pont)教示のCP(Continuous Pass)制御であ
り、2つの教示点PsとPe間において、あらかじめ同一ピ
ッチで制御点G1,G2,…,Gnが定められている。この制御
ピッチは通常アークの回転周期であり、溶接アークの回
転速度Nは10〜200Hzの範囲で高速に保つ。また、溶接
速度の大きさは各制御点間の距離を一定にすることによ
り、あらかじめ設定された値に保持することができる。
oint To Pont)教示のCP(Continuous Pass)制御であ
り、2つの教示点PsとPe間において、あらかじめ同一ピ
ッチで制御点G1,G2,…,Gnが定められている。この制御
ピッチは通常アークの回転周期であり、溶接アークの回
転速度Nは10〜200Hzの範囲で高速に保つ。また、溶接
速度の大きさは各制御点間の距離を一定にすることによ
り、あらかじめ設定された値に保持することができる。
いま、溶接線が2つの教示点Ps,Pe間において折れ曲っ
ている場合、アークの1回転ごとに、あるいは上記の溶
接ロボットの制御ピッチごとに、溶接速度を一定に保ち
ながら溶接進行方向のみを少しずつ変えるように溶接方
向ベクトルの修正を行うのである。この溶接方向ベクト
ルの修正を行うのに高速回転アークセンサの技術を利用
する。
ている場合、アークの1回転ごとに、あるいは上記の溶
接ロボットの制御ピッチごとに、溶接速度を一定に保ち
ながら溶接進行方向のみを少しずつ変えるように溶接方
向ベクトルの修正を行うのである。この溶接方向ベクト
ルの修正を行うのに高速回転アークセンサの技術を利用
する。
溶接方向ベクトルの修正は次のようにして行う。アーク
の1回転ごとに溶接電流Iaとアーク電圧Ea並びに前記Cf
点を基準位置とするアークの回転位置が検出されている
ので、検出値Iaと基準値Ioとの差(Ia-Io)をアークの
1回転ごとに積分した値(SI)をΔYとし、また検出値
Eaと基準値Eoとの差(Ea-Eo)をCf点を中心とする左右
の同一移送角φ(5°<φ<90°)の領域についてアー
クの1回転ごとに積分した値(SL-SR)をΔXとする
と、第3図を参照して制御点iにおけるx軸及びy軸方
向の修正量は、それぞれ x軸方向修正量=kx・ΔXi・e y軸方向修正量=ky・ΔYi・e で与えられる。ここに、kx,kyは制御定数(ゲイン)、
e,eはそれぞれx軸及びy軸方向の単位ベクトルで
ある。
の1回転ごとに溶接電流Iaとアーク電圧Ea並びに前記Cf
点を基準位置とするアークの回転位置が検出されている
ので、検出値Iaと基準値Ioとの差(Ia-Io)をアークの
1回転ごとに積分した値(SI)をΔYとし、また検出値
Eaと基準値Eoとの差(Ea-Eo)をCf点を中心とする左右
の同一移送角φ(5°<φ<90°)の領域についてアー
クの1回転ごとに積分した値(SL-SR)をΔXとする
と、第3図を参照して制御点iにおけるx軸及びy軸方
向の修正量は、それぞれ x軸方向修正量=kx・ΔXi・e y軸方向修正量=ky・ΔYi・e で与えられる。ここに、kx,kyは制御定数(ゲイン)、
e,eはそれぞれx軸及びy軸方向の単位ベクトルで
ある。
したがって、制御点iにおける修正された溶接方向ベク
トルiは、前回の制御点(i-1)で修正された溶接方
向ベクトルi-1とこれに垂直なx軸及びy軸方向の軌
道修正ベクトル、すなわち上記のkx・ΔXi・eと、ky
・ΔYi・eの3つのベクトルを合成した方向ACに向く
ことになる。そして、溶接方向ベクトルiの向きは同
じで大きさを最初に設定された溶接速度の大きさと同一
にする必要がある。したがって、溶接方向ベクトルi
は次式で表される。
トルiは、前回の制御点(i-1)で修正された溶接方
向ベクトルi-1とこれに垂直なx軸及びy軸方向の軌
道修正ベクトル、すなわち上記のkx・ΔXi・eと、ky
・ΔYi・eの3つのベクトルを合成した方向ACに向く
ことになる。そして、溶接方向ベクトルiの向きは同
じで大きさを最初に設定された溶接速度の大きさと同一
にする必要がある。したがって、溶接方向ベクトルi
は次式で表される。
ここに、|0|はあらかじめ設定されたz軸方向の溶接
速度である。
速度である。
しかし、(1)式はあくまで基本式であって、実用上
は、溶接方向ベクトルの修正は直前の数回の溶接方向ベ
クトルを加重平均などの処理をして行うこともある。こ
の場合、実用式は次のようになる。
は、溶接方向ベクトルの修正は直前の数回の溶接方向ベ
クトルを加重平均などの処理をして行うこともある。こ
の場合、実用式は次のようになる。
ただし、 (2)式に従ってアーク1回転ごとまたは制御点ごとに
溶接方向ベクトルを修正し、かつ毎回、基準の溶接方向
に対してトーチ角度を常に一定になるように制御する。
これは、溶接ロボットによる教示方向は一定であるの
で、コルゲートパネルのごとき被溶接物の種類によって
はトーチ角度を適宜変更する必要があるからである。か
くして、修正された溶接方向の溶接速度の大きさはあら
かじめ設定されたz軸方向の溶接速度の大きさに等し
く、かつ各制御点間の距離では前記アークセンサにより
x軸及びy軸方向の倣い制御を自動的に行っているの
で、溶接線が折れ曲っていても各制御点において少しず
つ溶接トーチの進行方向を変えていく。そのため、溶接
線の屈曲点の位置を改めてティーチングしなくても、z
軸方向の一定の溶接方向ベクトルと、その溶接方向ベク
トルに垂直で、かつ高速回転アークセンサにより検出さ
れたx軸及びy軸方向の各検出値から決定される軌道修
正ベクトルとから、溶接速度一定かつトーチ角度一定の
もとで溶接方向のみを修正することにより、屈曲点の位
置から自動的にトーチ進行方向を変えていく。
溶接方向ベクトルを修正し、かつ毎回、基準の溶接方向
に対してトーチ角度を常に一定になるように制御する。
これは、溶接ロボットによる教示方向は一定であるの
で、コルゲートパネルのごとき被溶接物の種類によって
はトーチ角度を適宜変更する必要があるからである。か
くして、修正された溶接方向の溶接速度の大きさはあら
かじめ設定されたz軸方向の溶接速度の大きさに等し
く、かつ各制御点間の距離では前記アークセンサにより
x軸及びy軸方向の倣い制御を自動的に行っているの
で、溶接線が折れ曲っていても各制御点において少しず
つ溶接トーチの進行方向を変えていく。そのため、溶接
線の屈曲点の位置を改めてティーチングしなくても、z
軸方向の一定の溶接方向ベクトルと、その溶接方向ベク
トルに垂直で、かつ高速回転アークセンサにより検出さ
れたx軸及びy軸方向の各検出値から決定される軌道修
正ベクトルとから、溶接速度一定かつトーチ角度一定の
もとで溶接方向のみを修正することにより、屈曲点の位
置から自動的にトーチ進行方向を変えていく。
[実施例] 以下、本発明の制御方法を図によりさらに具体的に説明
する。
する。
第1図は各制御点における溶接方向ベクトルの修正方向
とトーチ角度の制御法を示す説明図である。図におい
て、2つの教示点PsとPeはそれぞれ溶接開始点及び終了
点で、溶接ロボットによりあらかじめ教示されている。
この2つの教示点Ps,Pe間を、アーク回転速度Nを例え
ば50Hzとして溶接するものとすれば、制御ピッチが20ms
の制御点G1,G2,…,Gnが定まる。
とトーチ角度の制御法を示す説明図である。図におい
て、2つの教示点PsとPeはそれぞれ溶接開始点及び終了
点で、溶接ロボットによりあらかじめ教示されている。
この2つの教示点Ps,Pe間を、アーク回転速度Nを例え
ば50Hzとして溶接するものとすれば、制御ピッチが20ms
の制御点G1,G2,…,Gnが定まる。
第2図は溶接ロボットに取り付けられた溶接トーチの説
明図であり、ロボットアーム21の先端にy軸移動機構18
を取り付け、さらにy軸移動機構18上にx軸移動機構14
を取り付け、このx軸移動機構14のx軸スライドブロッ
ク15に溶接トーチ1を回転可能に支持させたものであ
る。トーチ1の回転はx軸スライドブロック15上に取り
付けられたモータ2により歯車機構8を介して行われ
る。アークの回転位置検出器9は、第7図(b)に示す
Cf点を基準にL,Cr,Rの4点を検出するようになってい
る。図中、16はx軸ボールネジ、17はx軸モータ、19は
y軸ボールネジ、20はy軸モータである。なお、y軸ス
ライドブロックは図示されていない。
明図であり、ロボットアーム21の先端にy軸移動機構18
を取り付け、さらにy軸移動機構18上にx軸移動機構14
を取り付け、このx軸移動機構14のx軸スライドブロッ
ク15に溶接トーチ1を回転可能に支持させたものであ
る。トーチ1の回転はx軸スライドブロック15上に取り
付けられたモータ2により歯車機構8を介して行われ
る。アークの回転位置検出器9は、第7図(b)に示す
Cf点を基準にL,Cr,Rの4点を検出するようになってい
る。図中、16はx軸ボールネジ、17はx軸モータ、19は
y軸ボールネジ、20はy軸モータである。なお、y軸ス
ライドブロックは図示されていない。
また、溶接ワイヤ3と被溶接物6の間には給電チップ
(図示せず)を介して溶接回路30が構成され、溶接電源
31,溶接電流検出器32及びアーク電圧検出器33が組み込
まれている。検出器32により溶接電流Iaを検出し、検出
器33によりアーク電圧Eaを検出する。
(図示せず)を介して溶接回路30が構成され、溶接電源
31,溶接電流検出器32及びアーク電圧検出器33が組み込
まれている。検出器32により溶接電流Iaを検出し、検出
器33によりアーク電圧Eaを検出する。
溶接方法は、上記のように構成された高速回転アーク溶
接トーチ1によるアーク溶接であり、アークの1回転ご
とに前述のように溶接電流Ia及びアーク電圧Eaを検出
し、これらの検出値からx軸及びy軸方向のトーチ位置
の修正量を演算しながら溶接を行う。なお、アーク回転
速度N=10〜200Hz,アーク回転直径D=1〜6mm,ワイヤ
径は0.8〜1.6mmが適当である。
接トーチ1によるアーク溶接であり、アークの1回転ご
とに前述のように溶接電流Ia及びアーク電圧Eaを検出
し、これらの検出値からx軸及びy軸方向のトーチ位置
の修正量を演算しながら溶接を行う。なお、アーク回転
速度N=10〜200Hz,アーク回転直径D=1〜6mm,ワイヤ
径は0.8〜1.6mmが適当である。
そこで、再び第1図に戻って説明すると、任意の制御点
iにおける溶接方向ベクトルiは、前記(2)式を変
形すると次のように表すことができる。
iにおける溶接方向ベクトルiは、前記(2)式を変
形すると次のように表すことができる。
ここに、0 :あらかじめ設定された溶接方向ベクトル0 i-1:1つ前の制御点i-1における基準の溶接方向ベク
トル i:基準溶接方向ベクトル0i-1に垂直な軌道修正ベク
トル すなわち、軌道修正ベクトルiは、アークの1回転ご
とに前記ΔX(=SL-SR),ΔY(=SI)に基づき決定
される値に、それぞれある定数kx,ky(ゲイン)を乗じ
たものであり、前回の基準溶接方向ベクトル0i-1に垂
直にx軸方向及びy軸方向に与える。かつ、溶接トーチ
1の角度を常に一定とするために、溶接方向ベクトル
iの向きを1つ前の制御点i-1における基準溶接方向ベ
クトル0i-1の方向にとり、この0i-1ベクトルに対し
て、例えば90°に一定に保つ。すなわち、制御点G1にお
いて、トーチ角度を前回の基準溶接方向ベクトル00に
対して直角に保ち、溶接方向ベクトル1の方向のみを
その基準溶接ベクトル00と軌道修正ベクトル1との
和(00+1)の方向に修正する。そして、次の制御
点G2では、トーチ角度を1ベクトルと大きさ同じで向
きも同じの01ベクトルに対して直角にとり、溶接方向
のみを(01+2)の方向に修正する。以下同様にし
て、トーチ角度を基準溶接方向ベクトル0i-1に対し常
に一定に保ち、溶接方向のみを基準溶接方向ベクトル
0i-1と軌道修正ベクトルiとの和(0i-1+i)の
方向に修正することにより、同一の溶接速度、同一のト
ーチ角度で溶接トーチ1の進行方向のみを少しずつ変え
るようにしている。このような方向でもって、実際に折
れ曲っている溶接線10の開先を正確に追従していくこと
ができる。
トル i:基準溶接方向ベクトル0i-1に垂直な軌道修正ベク
トル すなわち、軌道修正ベクトルiは、アークの1回転ご
とに前記ΔX(=SL-SR),ΔY(=SI)に基づき決定
される値に、それぞれある定数kx,ky(ゲイン)を乗じ
たものであり、前回の基準溶接方向ベクトル0i-1に垂
直にx軸方向及びy軸方向に与える。かつ、溶接トーチ
1の角度を常に一定とするために、溶接方向ベクトル
iの向きを1つ前の制御点i-1における基準溶接方向ベ
クトル0i-1の方向にとり、この0i-1ベクトルに対し
て、例えば90°に一定に保つ。すなわち、制御点G1にお
いて、トーチ角度を前回の基準溶接方向ベクトル00に
対して直角に保ち、溶接方向ベクトル1の方向のみを
その基準溶接ベクトル00と軌道修正ベクトル1との
和(00+1)の方向に修正する。そして、次の制御
点G2では、トーチ角度を1ベクトルと大きさ同じで向
きも同じの01ベクトルに対して直角にとり、溶接方向
のみを(01+2)の方向に修正する。以下同様にし
て、トーチ角度を基準溶接方向ベクトル0i-1に対し常
に一定に保ち、溶接方向のみを基準溶接方向ベクトル
0i-1と軌道修正ベクトルiとの和(0i-1+i)の
方向に修正することにより、同一の溶接速度、同一のト
ーチ角度で溶接トーチ1の進行方向のみを少しずつ変え
るようにしている。このような方向でもって、実際に折
れ曲っている溶接線10の開先を正確に追従していくこと
ができる。
また、溶接方向ベクトルiはハンチングの防止上、直
前の数回の基準溶接方向ベクトルを平均値化する。トー
チ角度はこのようにして修正された溶接方向ベクトル
iに対して一定になるように保持されるが、トーチ角度
の制御は頻繁に行う必要はなく、例えば5°ごとに行う
だけで差し支えない。
前の数回の基準溶接方向ベクトルを平均値化する。トー
チ角度はこのようにして修正された溶接方向ベクトル
iに対して一定になるように保持されるが、トーチ角度
の制御は頻繁に行う必要はなく、例えば5°ごとに行う
だけで差し支えない。
かくして、溶接トーチ1は制御点G1から各制御点ごとに
次第に折れ線部10aに沿うよう方向を変えて進行すると
ともに、第4図に示すように一定のトーチ角度βに保持
される。したがって、折れ線部10a,10bがz軸に対し3
°以上傾斜している場合であっても、該折れ線部を一定
のトーチ角度β,一定の溶接速度で正確にその開先を追
従し、良好な溶接ができるのである。
次第に折れ線部10aに沿うよう方向を変えて進行すると
ともに、第4図に示すように一定のトーチ角度βに保持
される。したがって、折れ線部10a,10bがz軸に対し3
°以上傾斜している場合であっても、該折れ線部を一定
のトーチ角度β,一定の溶接速度で正確にその開先を追
従し、良好な溶接ができるのである。
次に、第5図及び第6図はそれぞれx軸及びy軸方向の
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
第5図において、41はアークの回転位置検出器で、溶接
トーチ1の回転角度90°ごとのアーク回転位置Cf,R,Cr,
Lの4点(第7図(b)参照)を検出するようになって
いる。42はアーク電圧検出器33によりアーク1回転ごと
に検出されたアーク電圧Ea,43はあらかじめ設定された
基準電圧Eoで、それぞれ差動アンプ44に入力される。45
は回転位置検出器41及び積分領域設定回路46からの信号
の入力により積分領域を決めるためのスイッチング論理
回路、47は第7図(b)においてL領域35を積分すると
きのスイッチで、スイッチング論理回路45のL領域指令
により動作し、差動アンプ44により増幅されたアーク電
圧の差信号(Ea-Eo)をプラスとして積分器50に送る。4
8は第7図(b)においてR領域36を積分するときのス
イッチで、スイッチング論理回路45のR領域指令により
動作し、差動アンプ44により増幅されたアーク電圧の差
信号(Ea-Eo)を反転器49によりマイナスにして積分器5
0に送る。
トーチ1の回転角度90°ごとのアーク回転位置Cf,R,Cr,
Lの4点(第7図(b)参照)を検出するようになって
いる。42はアーク電圧検出器33によりアーク1回転ごと
に検出されたアーク電圧Ea,43はあらかじめ設定された
基準電圧Eoで、それぞれ差動アンプ44に入力される。45
は回転位置検出器41及び積分領域設定回路46からの信号
の入力により積分領域を決めるためのスイッチング論理
回路、47は第7図(b)においてL領域35を積分すると
きのスイッチで、スイッチング論理回路45のL領域指令
により動作し、差動アンプ44により増幅されたアーク電
圧の差信号(Ea-Eo)をプラスとして積分器50に送る。4
8は第7図(b)においてR領域36を積分するときのス
イッチで、スイッチング論理回路45のR領域指令により
動作し、差動アンプ44により増幅されたアーク電圧の差
信号(Ea-Eo)を反転器49によりマイナスにして積分器5
0に送る。
積分器50はスイッチング論理回路45の積分領域指令によ
って動作し、両スイッチ47,48を通じて入力される信号
をそれぞれ積分し、積分値差(SL-SR)としてx軸修正
演算器51に送る。52はx軸ゲイン設定器で、あらかじめ
設定されたx軸ゲインkxを演算器51に入力し、x軸方向
の修正量kx・ΔXを算出する。そして、この値が正のと
きは溶接トーチをL側へ修正し、負のときにはR側へ修
正する。53は溶接トーチ位置をx軸方向に修正するため
のx軸コントローラである。
って動作し、両スイッチ47,48を通じて入力される信号
をそれぞれ積分し、積分値差(SL-SR)としてx軸修正
演算器51に送る。52はx軸ゲイン設定器で、あらかじめ
設定されたx軸ゲインkxを演算器51に入力し、x軸方向
の修正量kx・ΔXを算出する。そして、この値が正のと
きは溶接トーチをL側へ修正し、負のときにはR側へ修
正する。53は溶接トーチ位置をx軸方向に修正するため
のx軸コントローラである。
第6図において、54は溶接電流検出器32によりアーク1
回転ごとに検出された溶接電流Ia,55はあらかじめ設定
された基準溶接電流Io,56は差動アンプ、57はアーク1
回転ごとに溶接電流の差信号(Ia-Io)を積分する積分
器、58はスイッチング論理回路で、回転位置検出器41か
らの信号を受け、その1回転信号ごとに積分器57を動作
させる。59はy軸修正演算器で、積分器57による積分値
SIとy軸ゲイン設定器60によりあらかじめ設定されたy
軸ゲインkyとを演算器59に入力し、y軸方向の修正量ky
・ΔYを算出する。61はこの修正量の正負の判定回路
で、その値が正のときは溶接トーチ位置が低いためトー
チを上昇側へ修正する。逆に負のときはトーチをトーチ
位置が高いため下降側へ修正する。62は溶接トーチ位置
をy軸方向に修正するためのy軸コントローラである。
回転ごとに検出された溶接電流Ia,55はあらかじめ設定
された基準溶接電流Io,56は差動アンプ、57はアーク1
回転ごとに溶接電流の差信号(Ia-Io)を積分する積分
器、58はスイッチング論理回路で、回転位置検出器41か
らの信号を受け、その1回転信号ごとに積分器57を動作
させる。59はy軸修正演算器で、積分器57による積分値
SIとy軸ゲイン設定器60によりあらかじめ設定されたy
軸ゲインkyとを演算器59に入力し、y軸方向の修正量ky
・ΔYを算出する。61はこの修正量の正負の判定回路
で、その値が正のときは溶接トーチ位置が低いためトー
チを上昇側へ修正する。逆に負のときはトーチをトーチ
位置が高いため下降側へ修正する。62は溶接トーチ位置
をy軸方向に修正するためのy軸コントローラである。
以上の第5図、第6図の回路によりそれぞれx軸及びy
軸方向の修正量を求め、その修正量を図示しない溶接速
度制御回路に送り、前記(3)式に従って溶接速度及び
トーチ角度が一定となるようにベクトル制御するのであ
る。
軸方向の修正量を求め、その修正量を図示しない溶接速
度制御回路に送り、前記(3)式に従って溶接速度及び
トーチ角度が一定となるようにベクトル制御するのであ
る。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、開先を有する溶接線が折
れ曲っているような被溶接物に対しても、高速回転アー
ク溶接トーチを有する溶接ロボットを用いて、溶接速度
及びトーチ角度を所定値に歩ちつつ溶接進行方向のみを
少しずつ変えながら、しかもその開先を正確に追従して
溶接していくことができるため、溶接品質やビード形状
の優れた溶接が可能になるとともに、ロボットによるテ
ィーチング作業が大いに簡素化できるいう効果がある。
れ曲っているような被溶接物に対しても、高速回転アー
ク溶接トーチを有する溶接ロボットを用いて、溶接速度
及びトーチ角度を所定値に歩ちつつ溶接進行方向のみを
少しずつ変えながら、しかもその開先を正確に追従して
溶接していくことができるため、溶接品質やビード形状
の優れた溶接が可能になるとともに、ロボットによるテ
ィーチング作業が大いに簡素化できるいう効果がある。
第1図は本発明によるトーチ角度制御方法の説明図、第
2図は溶接ロボットのアームに取り付けられた溶接トー
チの構成図、第3図は溶接方向ベクトルの修正方法を示
す原理図、第4図は本発明により折れ曲っている溶接線
に対してトーチ角度が一定に保持される状態を示す説明
図、第5図及び第6図はそれぞれ本発明の開先自動倣い
制御方法に用いるx軸倣い制御ブロック図及びy軸倣い
制御ブロック図、第7図(a),(b)は従来の回転ア
ークセンサによる開先自動倣い制御方法の説明図、第8
図(a),(b)は本発明の対象とする折れ曲った溶接
線を示す説明図、第9図(a)〜(c)はトーチ角度と
溶接線との関係を示す説明図である。 1……溶接トーチ 3……溶接ワイヤ 4……アーク 5……開先 6……被溶接物 10……溶接線 Ps……溶接開始点(教示点) Pe……溶接終了点(教示点) G1,G2,…,Gn……制御点1 ,2,…,i……溶接方向ベクトル00 ,01,…,0i-1……基準溶接方向ベクトル1 ,2,…,i……軌道修正ベクトル
2図は溶接ロボットのアームに取り付けられた溶接トー
チの構成図、第3図は溶接方向ベクトルの修正方法を示
す原理図、第4図は本発明により折れ曲っている溶接線
に対してトーチ角度が一定に保持される状態を示す説明
図、第5図及び第6図はそれぞれ本発明の開先自動倣い
制御方法に用いるx軸倣い制御ブロック図及びy軸倣い
制御ブロック図、第7図(a),(b)は従来の回転ア
ークセンサによる開先自動倣い制御方法の説明図、第8
図(a),(b)は本発明の対象とする折れ曲った溶接
線を示す説明図、第9図(a)〜(c)はトーチ角度と
溶接線との関係を示す説明図である。 1……溶接トーチ 3……溶接ワイヤ 4……アーク 5……開先 6……被溶接物 10……溶接線 Ps……溶接開始点(教示点) Pe……溶接終了点(教示点) G1,G2,…,Gn……制御点1 ,2,…,i……溶接方向ベクトル00 ,01,…,0i-1……基準溶接方向ベクトル1 ,2,…,i……軌道修正ベクトル
フロントページの続き (72)発明者 山下 健一郎 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内 (72)発明者 細井 一 富山県富山市石金20番地 株式会社不二越 内
Claims (1)
- 【請求項1】高速回転アーク溶接トーチを有する溶接ロ
ボットにより、開先を有する被溶接物を溶接する場合に
おいて, (1)溶接アークを1秒間に10〜200回の高速で回転さ
せながら溶接を行い、 (2)溶接電流Ia,アーク電圧Ea及び溶接進行方向前方C
f点を基準位置とするアークの回転位置をそれぞれ検出
し、 (3)前記検出された溶接電流Iaと溶接電流の基準値Io
との差(Ia-Io)を、アークの1回転ごとに積分した値
をΔYとし、 (4)さらに前記検出されたアーク電圧Eaとアーク電圧
の基準値Eoとの差(Ea-Eo)を、前記Cf点を中心に左右
同一の位相角φで囲まれる領域、すなわちL側(左側)
及びR側(右側)で積分した値の差(SL-SR)をΔXと
し、 (5)あらかじめ溶接ロボットに教示されている溶接進
行方向を、アークの1回転または溶接ロボットの制御ピ
ッチごとに前記ΔYの値によって決定される量だけ溶接
トーチの軸方向に修正し、同時に前記ΔXの値によって
決定される量だけ溶接進行方向及び溶接トーチの軸方向
の両方に垂直な方向(以下、開先幅方向と呼ぶ)に修正
することによって定まる溶接方向を基準の溶接方向と
し、 (6)かつ、溶接速度の大きさを常に所定値に保ち、 (7)毎回、前記ΔX及びΔYにより前記基準の溶接方
向を検出し、前記溶接トーチの角度をこの基準の溶接方
向に対して常に一定に保つように制御することにより、 前記開先を自動的に追従すると同時に常に溶接線に対し
て適正なトーチ角度を保ちながら溶接を行うことを特徴
とするアークセンサによる開先自動倣い制御におけるト
ーチ角度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25068689A JPH0671668B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25068689A JPH0671668B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03114671A JPH03114671A (ja) | 1991-05-15 |
| JPH0671668B2 true JPH0671668B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=17211540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25068689A Expired - Fee Related JPH0671668B2 (ja) | 1989-09-28 | 1989-09-28 | アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671668B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100447924B1 (ko) * | 2002-03-25 | 2004-09-13 | 사단법인 고등기술연구원 연구조합 | 용접 로봇의 용접헤드 위치 제어 장치 |
| KR100447923B1 (ko) * | 2002-03-27 | 2004-09-13 | 사단법인 고등기술연구원 연구조합 | 로봇을 이용한 레이저 용접헤드 위치제어장치 및 제어방법 |
| JP5548161B2 (ja) * | 2011-05-31 | 2014-07-16 | 本田技研工業株式会社 | センサ角度の測定方法 |
| JP7032091B2 (ja) * | 2017-09-29 | 2022-03-08 | 株式会社Ihiプラント | 溶接装置 |
-
1989
- 1989-09-28 JP JP25068689A patent/JPH0671668B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03114671A (ja) | 1991-05-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4590356A (en) | Robot navigation method for joint following | |
| CA2153334C (en) | A system and method for tracking a feature on an object using a redundant axis | |
| JP5498246B2 (ja) | タンデムアーク溶接システムを制御するロボットコントローラ、それを用いたアーク倣い制御方法およびタンデムアーク溶接システム | |
| CN101486123A (zh) | 焊接机器人 | |
| JP3267912B2 (ja) | 溶接トーチの溶接経路補正方法 | |
| JPH0671668B2 (ja) | アークセンサによる開先自動倣い制御におけるトーチ角度制御方法 | |
| EP0677353B1 (en) | Lattice welding robot and method for the lattice welding | |
| JP3237241B2 (ja) | レーザロボットのレーザヘッド補正方法 | |
| JPH074667B2 (ja) | アークセンサによる開先自動倣い制御方法 | |
| JP2895289B2 (ja) | 溶接自動倣い装置 | |
| JPS58221672A (ja) | 溶接ロボツトの倣い制御方式 | |
| JP4727106B2 (ja) | 溶接ロボットの自動運転方法 | |
| JPH0632860B2 (ja) | 溶接ロボツト装置 | |
| JP7853373B2 (ja) | 可搬型溶接ロボットの制御方法、溶接制御装置、可搬型溶接ロボット及び溶接システム | |
| JPS5839030B2 (ja) | 自動溶接装置のティ−チング装置 | |
| JP3183038B2 (ja) | 電極回転式非消耗電極アーク溶接における開先倣い方法及び開先倣い制御装置 | |
| JPH0191965A (ja) | 高速回転アーク溶接方法 | |
| JP3152063B2 (ja) | 電極回転式非消耗電極アーク溶接における開先倣い方法及び開先倣い制御装置 | |
| JP2658644B2 (ja) | 回転アーク溶接ロボットシステム | |
| JPH0112591B2 (ja) | ||
| JPS605388B2 (ja) | 自動溶接方法 | |
| JP2026044473A (ja) | 溶接ロボットの制御方法、溶接制御装置、溶接システム及び溶接ロボットの制御プログラム | |
| JPH07115186B2 (ja) | 溶接ロボットのティーチング方法 | |
| JP2502026B2 (ja) | 自動溶接装置の制御方法 | |
| JP2802301B2 (ja) | アーク溶接装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |