JPH0671923A - サーマルプリントヘッド - Google Patents
サーマルプリントヘッドInfo
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- JPH0671923A JPH0671923A JP22892792A JP22892792A JPH0671923A JP H0671923 A JPH0671923 A JP H0671923A JP 22892792 A JP22892792 A JP 22892792A JP 22892792 A JP22892792 A JP 22892792A JP H0671923 A JPH0671923 A JP H0671923A
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- Japan
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- common electrode
- gnd
- electric resistance
- heating element
- print head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感熱記録の濃度むらを解消する。
【構成】 ヒータライン15上に形成される発熱素子1
6a,16bの一端は共通電極12に共通接続される。
発熱素子16a,16bの他端は、個別電極ライン17
a,17bを介して駆動用IC18a,18bの個別電
極用端子に接続される。駆動用IC18a,18bのG
ND用端子からは20a,20bのGNDランドに接続
される。外側寄りのICのGNDランド20aの電気抵
抗値は、内側寄りのICのGNDランド20bの電気抵
抗値よりも大きくなるように、配線幅が細く形成され
る。これによって、内側寄りの発熱素子16bを駆動す
るときに、共通電極12によって生じる電圧降下をIC
のブロック毎に補償して、外側寄りの発熱素子16aも
内側寄りの発熱素子16bにほぼ等しい電流で駆動する
ことができる。
6a,16bの一端は共通電極12に共通接続される。
発熱素子16a,16bの他端は、個別電極ライン17
a,17bを介して駆動用IC18a,18bの個別電
極用端子に接続される。駆動用IC18a,18bのG
ND用端子からは20a,20bのGNDランドに接続
される。外側寄りのICのGNDランド20aの電気抵
抗値は、内側寄りのICのGNDランド20bの電気抵
抗値よりも大きくなるように、配線幅が細く形成され
る。これによって、内側寄りの発熱素子16bを駆動す
るときに、共通電極12によって生じる電圧降下をIC
のブロック毎に補償して、外側寄りの発熱素子16aも
内側寄りの発熱素子16bにほぼ等しい電流で駆動する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置など
の記録装置や、プリンタなどの印字装置に用いられる、
サーマルプリントヘッドに関する。
の記録装置や、プリンタなどの印字装置に用いられる、
サーマルプリントヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ファクシミリ装置には、図8
図示のサーマルプリントヘッド1が感熱記録用に用いら
れている。サーマルプリントヘッド1は、セラミックな
どの耐熱性を有する電気絶縁性基板上に形成される。こ
の基板の表面上には、主走査線方向に平行な1辺に沿っ
て共通電極2が形成される。共通電極2の両端には、共
通電極の長手方向と垂直な方向に延びる共通電極ライン
3,4がそれぞれ接続される。共通電極2の長手方向と
平行な仮想線であるヒータライン5上には、複数の発熱
素子6a,6bが形成される。各発熱素子6a,6b
は、一端が共通電極2に共通接続され、他端が複数の個
別電極ライン7a,7bにそれぞれ接続される。共通電
極ライン3,4は、電源の一端、たとえば正側に接続さ
れる。複数の個別電極ライン7a,7bは、複数の駆動
用の半導体集積回路(以下「IC」という)8a,8b
に接続される。各駆動用IC8a,8b内には、各発熱
素子6a,6bを駆動するための駆動回路が含まれる。
また、参照符9a,9bは、各駆動用IC8a,8bか
ら電源の他端、すなわち接地(以下「GND」という)
に至る導電路(以下「GNDライン」という)を示す。
各駆動用IC8a,8bは、GNDランド10a,10
bを介してGNDライン9a,9bに接続されており、
駆動回路が能動化されると、電源から共通電極ライン
3,4を介して発熱素子6a,6bに電流が流れるよう
に、個別電極ライン7a,7bが駆動される。駆動され
た各発熱素子6a,6bはジュール熱によって発熱し、
感熱記録紙や熱転写リボンによる感熱記録を行う。
図示のサーマルプリントヘッド1が感熱記録用に用いら
れている。サーマルプリントヘッド1は、セラミックな
どの耐熱性を有する電気絶縁性基板上に形成される。こ
の基板の表面上には、主走査線方向に平行な1辺に沿っ
て共通電極2が形成される。共通電極2の両端には、共
通電極の長手方向と垂直な方向に延びる共通電極ライン
3,4がそれぞれ接続される。共通電極2の長手方向と
平行な仮想線であるヒータライン5上には、複数の発熱
素子6a,6bが形成される。各発熱素子6a,6b
は、一端が共通電極2に共通接続され、他端が複数の個
別電極ライン7a,7bにそれぞれ接続される。共通電
極ライン3,4は、電源の一端、たとえば正側に接続さ
れる。複数の個別電極ライン7a,7bは、複数の駆動
用の半導体集積回路(以下「IC」という)8a,8b
に接続される。各駆動用IC8a,8b内には、各発熱
素子6a,6bを駆動するための駆動回路が含まれる。
また、参照符9a,9bは、各駆動用IC8a,8bか
ら電源の他端、すなわち接地(以下「GND」という)
に至る導電路(以下「GNDライン」という)を示す。
各駆動用IC8a,8bは、GNDランド10a,10
bを介してGNDライン9a,9bに接続されており、
駆動回路が能動化されると、電源から共通電極ライン
3,4を介して発熱素子6a,6bに電流が流れるよう
に、個別電極ライン7a,7bが駆動される。駆動され
た各発熱素子6a,6bはジュール熱によって発熱し、
感熱記録紙や熱転写リボンによる感熱記録を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来からの図8図示の
ようなサーマルプリントヘッド1においては、各個別電
極ライン7a,7bは、ほぼ同一の長さ、幅および厚み
で形成され、電気抵抗値がほぼ等しくなるように設計さ
れている。また、共通電極2および、各駆動用IC8
a,8bを介してGNDに至るGNDライン9a,9b
やGNDランド10a,10bの幅や厚みも一定であ
り、各発熱素子6a,6bの抵抗値も一定に設計され
る。このため、共通電極2内の電圧降下によって、共通
電極2の端から端まで一定の電力が供給されるのではな
く、中央付近の発熱素子6bへの供給電力が少なくな
る。特に、プリンタなどにおいては、ファクシミリ装置
等と異なって印字率が高く、全発熱素子6a,6bが発
熱に近い状態となることが多いので、外側寄りの発熱素
子6aと、内側寄りの発熱素子6bとの発熱量むらが記
録結果の濃度むらとして目立ち易い。
ようなサーマルプリントヘッド1においては、各個別電
極ライン7a,7bは、ほぼ同一の長さ、幅および厚み
で形成され、電気抵抗値がほぼ等しくなるように設計さ
れている。また、共通電極2および、各駆動用IC8
a,8bを介してGNDに至るGNDライン9a,9b
やGNDランド10a,10bの幅や厚みも一定であ
り、各発熱素子6a,6bの抵抗値も一定に設計され
る。このため、共通電極2内の電圧降下によって、共通
電極2の端から端まで一定の電力が供給されるのではな
く、中央付近の発熱素子6bへの供給電力が少なくな
る。特に、プリンタなどにおいては、ファクシミリ装置
等と異なって印字率が高く、全発熱素子6a,6bが発
熱に近い状態となることが多いので、外側寄りの発熱素
子6aと、内側寄りの発熱素子6bとの発熱量むらが記
録結果の濃度むらとして目立ち易い。
【0004】このような問題を解決するため、次のよう
な対策が考えられている。 共通電極2の幅を大きくして、電気抵抗を小さく
し、電圧降下の影響を小さくする。 全ての発熱素子6a,6bを同時には駆動せず、分
割駆動によって駆動電流を低減する。 分割駆動と併用して、印字エネルギーの位置による
調整を行う。
な対策が考えられている。 共通電極2の幅を大きくして、電気抵抗を小さく
し、電圧降下の影響を小さくする。 全ての発熱素子6a,6bを同時には駆動せず、分
割駆動によって駆動電流を低減する。 分割駆動と併用して、印字エネルギーの位置による
調整を行う。
【0005】上述のような対策は、次のような問題点を
生じ、有効な対策とはなり得ない。すなわち、の対策
については、共通電極2の幅の拡大はサーマルプリント
ヘッド1の大型化を招き、サーマルプリントヘッド1の
製造コストを上昇させる。の分割印字では、1ライン
の印字に要する時間が長くなり、感熱記録の高速化がで
きなくなる。の印字エネルギーの調整は、制御駆動用
ICなどのコストが高くなり、サーマルプリントヘッド
としての製造原価が上昇する。
生じ、有効な対策とはなり得ない。すなわち、の対策
については、共通電極2の幅の拡大はサーマルプリント
ヘッド1の大型化を招き、サーマルプリントヘッド1の
製造コストを上昇させる。の分割印字では、1ライン
の印字に要する時間が長くなり、感熱記録の高速化がで
きなくなる。の印字エネルギーの調整は、制御駆動用
ICなどのコストが高くなり、サーマルプリントヘッド
としての製造原価が上昇する。
【0006】本発明の目的は、製造コスト上昇および記
録速度の減少を防ぎ、かつ記録結果の濃度むらが生じな
いサーマルプリントヘッドを提供することである。
録速度の減少を防ぎ、かつ記録結果の濃度むらが生じな
いサーマルプリントヘッドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の発熱素
子が形成され、各発熱素子の一端は共通電極を介して電
源の一端に接続され、各発熱素子の他端は各発熱素子毎
に設けられる個別電極および複数の駆動用半導体集積回
路を介して電源の他端にそれぞれ接続されるサーマルプ
リントヘッドにおいて、各半導体集積回路と電源の他端
との間を接続するブロック毎の導電路は、共通電極と個
別電極と導電路との間の平均電力損失が各ブロック毎に
等しくなるように、電気抵抗値が調整されて形成される
ことを特徴とするサーマルプリントヘッドである。
子が形成され、各発熱素子の一端は共通電極を介して電
源の一端に接続され、各発熱素子の他端は各発熱素子毎
に設けられる個別電極および複数の駆動用半導体集積回
路を介して電源の他端にそれぞれ接続されるサーマルプ
リントヘッドにおいて、各半導体集積回路と電源の他端
との間を接続するブロック毎の導電路は、共通電極と個
別電極と導電路との間の平均電力損失が各ブロック毎に
等しくなるように、電気抵抗値が調整されて形成される
ことを特徴とするサーマルプリントヘッドである。
【0008】
【作用】本発明に従えば、サーマルプリントヘッドには
複数の発熱素子が設けられる。各発熱素子の一端は共通
電極に共通接続される。各発熱素子の他端は、複数の個
別電極にそれぞれ接続される。個別電極と各駆動用IC
を介してGNDに至るブロック毎の導電路は、共通電極
と個別電極と導電路との間の平均電力損失が各ICのブ
ロック毎に等しくなるように、電気抵抗値が調整されて
形成される。共通電極と個別電極と各駆動用ICを介し
てGNDに至る導電路との間の平均電力損失が各ICの
ブロック毎に等しいので各発熱素子が駆動されるとき、
個別電極と共通電極との間には各ICのブロック毎に平
均した等しい駆動電流が流れる。各発熱素子の電気抵抗
値はほぼ等しく形成されるので、発熱素子毎の発生熱量
の差は小さく、感熱記録の結果には濃度むらが少なくな
る。各ICと電源の他端であるGNDとを接続する導電
路の電気抵抗を調整するだけで濃度むらの発生を抑える
ことができるので、記録速度の減少を防ぎ、製造コスト
の上昇も抑えることができる。
複数の発熱素子が設けられる。各発熱素子の一端は共通
電極に共通接続される。各発熱素子の他端は、複数の個
別電極にそれぞれ接続される。個別電極と各駆動用IC
を介してGNDに至るブロック毎の導電路は、共通電極
と個別電極と導電路との間の平均電力損失が各ICのブ
ロック毎に等しくなるように、電気抵抗値が調整されて
形成される。共通電極と個別電極と各駆動用ICを介し
てGNDに至る導電路との間の平均電力損失が各ICの
ブロック毎に等しいので各発熱素子が駆動されるとき、
個別電極と共通電極との間には各ICのブロック毎に平
均した等しい駆動電流が流れる。各発熱素子の電気抵抗
値はほぼ等しく形成されるので、発熱素子毎の発生熱量
の差は小さく、感熱記録の結果には濃度むらが少なくな
る。各ICと電源の他端であるGNDとを接続する導電
路の電気抵抗を調整するだけで濃度むらの発生を抑える
ことができるので、記録速度の減少を防ぎ、製造コスト
の上昇も抑えることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例によるサーマルプ
リントヘッド11の電極配置を示す。セラミックなどの
耐熱性を有する電気絶縁性基板の長手方向の1辺に沿っ
て共通電極12が形成される。共通電極両端からは、長
手方向に垂直に延びるように、共通電極ライン13,1
4がそれぞれ形成される。共通電極12に平行な仮想線
で表されるヒータライン15上には、複数の発熱素子1
6a,16bが形成される。各発熱素子16a,16b
は、帯状にグレーズされたガラスなどから形成される蓄
熱層上に、窒化タンタルTa3N4などの発熱抵抗層を付
着させて形成する。このような発熱素子16a,16b
は、たとえばA4用紙用のファクシミリ装置では、21
cmの幅を1728ドットに分解が可能に形成される。
このような、1mm当り約8個の高密度で形成される発
熱素子16a,16bの一端は共通電極12に共通接続
される。各発熱素子16a,16bの他端は、個別電極
ライン17a,17bを介して複数の駆動用IC18
a,18bの個別電極用端子に接続される。また、駆動
用IC18a,18bのGND用端子からは20a,2
0bのGNDランドに接続される。GNDランド20
a,20bは、共通電極ライン13に近い外側のGND
ランド20aの方が中央寄りのGNDランド20bより
も基板幅が細くなるように形成される。各ICのGND
ランド20a,20bの材質、長さおよび厚さを同一に
形成すると、外側のGNDランド20aの電気抵抗値の
方が内側のGNDランド20bの電気抵抗値よりも大き
くなる。外側のGNDランド20aの電気抵抗値を内側
のGNDランド20bの電気抵抗値よりも大きくするの
は、共通電極12の電気抵抗が外側のICのGNDラン
ド20aよりも内側のICのGNDランド20bの方が
大きくなるのを補償するためである。このようにして、
共通電極ライン13および共通電極12を含めて、IC
のGNDランド20a,20bとともに形成する直列回
路の電力損失をICのブロック毎に等しくすることがで
きる。
リントヘッド11の電極配置を示す。セラミックなどの
耐熱性を有する電気絶縁性基板の長手方向の1辺に沿っ
て共通電極12が形成される。共通電極両端からは、長
手方向に垂直に延びるように、共通電極ライン13,1
4がそれぞれ形成される。共通電極12に平行な仮想線
で表されるヒータライン15上には、複数の発熱素子1
6a,16bが形成される。各発熱素子16a,16b
は、帯状にグレーズされたガラスなどから形成される蓄
熱層上に、窒化タンタルTa3N4などの発熱抵抗層を付
着させて形成する。このような発熱素子16a,16b
は、たとえばA4用紙用のファクシミリ装置では、21
cmの幅を1728ドットに分解が可能に形成される。
このような、1mm当り約8個の高密度で形成される発
熱素子16a,16bの一端は共通電極12に共通接続
される。各発熱素子16a,16bの他端は、個別電極
ライン17a,17bを介して複数の駆動用IC18
a,18bの個別電極用端子に接続される。また、駆動
用IC18a,18bのGND用端子からは20a,2
0bのGNDランドに接続される。GNDランド20
a,20bは、共通電極ライン13に近い外側のGND
ランド20aの方が中央寄りのGNDランド20bより
も基板幅が細くなるように形成される。各ICのGND
ランド20a,20bの材質、長さおよび厚さを同一に
形成すると、外側のGNDランド20aの電気抵抗値の
方が内側のGNDランド20bの電気抵抗値よりも大き
くなる。外側のGNDランド20aの電気抵抗値を内側
のGNDランド20bの電気抵抗値よりも大きくするの
は、共通電極12の電気抵抗が外側のICのGNDラン
ド20aよりも内側のICのGNDランド20bの方が
大きくなるのを補償するためである。このようにして、
共通電極ライン13および共通電極12を含めて、IC
のGNDランド20a,20bとともに形成する直列回
路の電力損失をICのブロック毎に等しくすることがで
きる。
【0010】図2は、図1図示のサーマルプリントヘッ
ド11の外形を示す。サーマルプリントヘッド11は、
ヒータライン15が形成されるヘッド基板部25と、記
録装置への電気的接続のためのプリント基板部21から
構成される。プリント基板部21には、取付用のねじ孔
22も設けられる。
ド11の外形を示す。サーマルプリントヘッド11は、
ヒータライン15が形成されるヘッド基板部25と、記
録装置への電気的接続のためのプリント基板部21から
構成される。プリント基板部21には、取付用のねじ孔
22も設けられる。
【0011】図4および図5は、図1図示の実施例のサ
ーマルプリントヘッド11における長手方向に対する特
性値変化を示す。図3はヘッド基板の共通電極12内の
電圧降下の変化を示し、図4はICのGNDランド20
a,20bの抵抗値の変化を示し、図5は電力損失の変
化を示す。図3において、図1図示の両側の共通電極ラ
イン13,14から電力を供給すると、共通電極12に
よる電圧降下は中央部で最大となる放物線形状を示す。
ICのGNDランド20a,20bの電気抵抗を、図3
図示の曲線と対称な図4図示のような放物線上に沿って
並ぶように変化させると、共通電極12およびICのG
NDランド20a,20bを含めた電力損失の平均は、
図5図示のように一定の値に近づけることができる。
ーマルプリントヘッド11における長手方向に対する特
性値変化を示す。図3はヘッド基板の共通電極12内の
電圧降下の変化を示し、図4はICのGNDランド20
a,20bの抵抗値の変化を示し、図5は電力損失の変
化を示す。図3において、図1図示の両側の共通電極ラ
イン13,14から電力を供給すると、共通電極12に
よる電圧降下は中央部で最大となる放物線形状を示す。
ICのGNDランド20a,20bの電気抵抗を、図3
図示の曲線と対称な図4図示のような放物線上に沿って
並ぶように変化させると、共通電極12およびICのG
NDランド20a,20bを含めた電力損失の平均は、
図5図示のように一定の値に近づけることができる。
【0012】図6は、ICのGNDランド20a,20
bの抵抗によって共通電極12の電圧降下分が補償され
る過程を示す。図6図示のように、ヒータライン15は
長さLを有し、中央の点Aを通る中心線に対し線対称で
あり、両側の共通電極ライン13,14から電流Iが供
給される場合を想定する。すなわちB点から供給される
電流Iは、共通電極ライン13,14内の抵抗値R0に
よる電圧降下を受けてヒータライン15両端の点C,C
に至る。点C間の共通電極12の電気抵抗値は、単位長
さ当りr(Ω/mm)となるように、幅および厚みが一
定に形成される。しかも、点Aに関して線対称であるの
で、図6図示の左側の長さL/2の部分についてだけ考
慮すればよい。左側の点Cからxだけ離れた位置におけ
る共通電極12の電気抵抗値は、次の数1の式によって
表される。
bの抵抗によって共通電極12の電圧降下分が補償され
る過程を示す。図6図示のように、ヒータライン15は
長さLを有し、中央の点Aを通る中心線に対し線対称で
あり、両側の共通電極ライン13,14から電流Iが供
給される場合を想定する。すなわちB点から供給される
電流Iは、共通電極ライン13,14内の抵抗値R0に
よる電圧降下を受けてヒータライン15両端の点C,C
に至る。点C間の共通電極12の電気抵抗値は、単位長
さ当りr(Ω/mm)となるように、幅および厚みが一
定に形成される。しかも、点Aに関して線対称であるの
で、図6図示の左側の長さL/2の部分についてだけ考
慮すればよい。左側の点Cからxだけ離れた位置におけ
る共通電極12の電気抵抗値は、次の数1の式によって
表される。
【0013】
【数1】
【0014】ここでR0は、共通電極ライン13,14
の電気抵抗値である。単位長さ当り、発熱素子16a,
16bに流れる電流が一定値iであるとすると、xの位
置における共通電極12中を流れる電流I(x)の値は
次の数2の式によって与えられる。
の電気抵抗値である。単位長さ当り、発熱素子16a,
16bに流れる電流が一定値iであるとすると、xの位
置における共通電極12中を流れる電流I(x)の値は
次の数2の式によって与えられる。
【0015】
【数2】
【0016】中央部のA点ではI(x)は0になるか
ら、このような境界条件下でI(x)は次の数3の式に
よって表される。
ら、このような境界条件下でI(x)は次の数3の式に
よって表される。
【0017】
【数3】
【0018】共通電極12は、単位長さ当りrの抵抗値
を有するので、その電圧降下E(x)は次の数4の式の
ように表される。
を有するので、その電圧降下E(x)は次の数4の式の
ように表される。
【0019】
【数4】
【0020】数4に示されるように電圧が変化する共通
電極12から、単位長さ当りiの電流を流すためには、
発熱素子、個別電極およびICのGNDランドの等価抵
抗W(x)は、次の数5の式によって表される必要があ
る。
電極12から、単位長さ当りiの電流を流すためには、
発熱素子、個別電極およびICのGNDランドの等価抵
抗W(x)は、次の数5の式によって表される必要があ
る。
【0021】
【数5】
【0022】ここで、a,bは定数を示す。等価抵抗W
(x)が図4の破線で示されるように2次関数として変
化すれば、単位長さ当りの電流iは一定となる。この一
定の電流iでジュール熱による発熱量を均一化するため
には、発熱素子の電気抵抗値も一定にする必要がある。
このため、W(x)として必要な電気抵抗値の変化は、
各駆動用ICのブロック毎にICのGNDランド20
a,20bの電気抵抗値の調整を行うことによって達成
させる必要がある。
(x)が図4の破線で示されるように2次関数として変
化すれば、単位長さ当りの電流iは一定となる。この一
定の電流iでジュール熱による発熱量を均一化するため
には、発熱素子の電気抵抗値も一定にする必要がある。
このため、W(x)として必要な電気抵抗値の変化は、
各駆動用ICのブロック毎にICのGNDランド20
a,20bの電気抵抗値の調整を行うことによって達成
させる必要がある。
【0023】このように本実施例に従えば、各ICとG
NDとを接続する導電路は、発熱素子の配列方向に沿っ
て電気抵抗値が2次関数上に並ぶように形成される。こ
れによって共通電極の断面積が一定で、単位長さ当りの
電気抵抗値が一定であり、発熱素子の電気抵抗値が一定
で個別電極と発熱素子とを接続する導電路の電気抵抗も
一定であるとき、一定間隔に配列される発熱素子に対し
て、各ICのブロック毎に等しい駆動電流を供給するこ
とができる。
NDとを接続する導電路は、発熱素子の配列方向に沿っ
て電気抵抗値が2次関数上に並ぶように形成される。こ
れによって共通電極の断面積が一定で、単位長さ当りの
電気抵抗値が一定であり、発熱素子の電気抵抗値が一定
で個別電極と発熱素子とを接続する導電路の電気抵抗も
一定であるとき、一定間隔に配列される発熱素子に対し
て、各ICのブロック毎に等しい駆動電流を供給するこ
とができる。
【0024】図7は、本発明の他の実施例によるIC1
8a,18bのGNDライン27a,27bの形状を示
す。注目すべきは、外側のIC18aのGNDライン2
7aは細く、中央寄りのIC18bのGNDライン27
bは太く形成されていることである。このようにIC1
8a,18bのGNDライン27a,27bの幅を変え
ることによって、電気抵抗値を調整することができる。
また厚みを変えたり、電極を形成する材料の導電率を変
えたりしても良いことは勿論である。
8a,18bのGNDライン27a,27bの形状を示
す。注目すべきは、外側のIC18aのGNDライン2
7aは細く、中央寄りのIC18bのGNDライン27
bは太く形成されていることである。このようにIC1
8a,18bのGNDライン27a,27bの幅を変え
ることによって、電気抵抗値を調整することができる。
また厚みを変えたり、電極を形成する材料の導電率を変
えたりしても良いことは勿論である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ICとG
NDとの間を接続する導電路の電気抵抗値をICのブロ
ック毎に変えて、共通電極と個別電極と導電路との間の
平均電力損失が等しくなるように調整して、複数の発熱
素子を同一の電源からほぼ等しい電流で駆動することが
でき、感熱記録結果の濃度むらを抑えることができる。
複数の発熱素子を同時に駆動しても濃度むらが少ないの
で、分割駆動の必要はなく、迅速に感熱記録が可能であ
る。駆動回路などの構成も単純でよく、共通電極の電気
抵抗値も特別に小さくなるようにする必要はない。これ
によってサーマルプリントヘッドの製造コストの上昇を
防ぐことができる。
NDとの間を接続する導電路の電気抵抗値をICのブロ
ック毎に変えて、共通電極と個別電極と導電路との間の
平均電力損失が等しくなるように調整して、複数の発熱
素子を同一の電源からほぼ等しい電流で駆動することが
でき、感熱記録結果の濃度むらを抑えることができる。
複数の発熱素子を同時に駆動しても濃度むらが少ないの
で、分割駆動の必要はなく、迅速に感熱記録が可能であ
る。駆動回路などの構成も単純でよく、共通電極の電気
抵抗値も特別に小さくなるようにする必要はない。これ
によってサーマルプリントヘッドの製造コストの上昇を
防ぐことができる。
【図1】本発明の一実施例の概略的な電極配置を示す平
面図である。
面図である。
【図2】図1図示の実施例によるサーマルプリントヘッ
ド11の概略的な平面図である。
ド11の概略的な平面図である。
【図3】図1図示の実施例の共通電極12における電圧
降下の変化を示すグラフである。
降下の変化を示すグラフである。
【図4】図1図示の実施例の駆動用ICのGNDランド
20a,20bの電気抵抗の変化を示すグラフである。
20a,20bの電気抵抗の変化を示すグラフである。
【図5】図1図示の実施例の共通電極12およびICの
GNDランド20a,20bによる電力損失の変化を示
すグラフである。
GNDランド20a,20bによる電力損失の変化を示
すグラフである。
【図6】図1図示の実施例の共通電極12による電圧降
下を計算するため等価抵抗を示す図である。
下を計算するため等価抵抗を示す図である。
【図7】本発明の他の実施例による概略的な電極配置を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図8】従来からのサーマルプリントヘッドの概略的な
電極配置を示す平面図である。
電極配置を示す平面図である。
10a,10b,20a,20b GNDランド 11 サーマルプリントヘッド 12 共通電極 13,14 共通電極ライン 15 ヒータライン 16a,16b 発熱素子 17a,17b 個別電極ライン 18a,18b 駆動用IC 19a,19b,27a,27b GNDライン 25 ヘッド基板部 21 プリント基板部
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の発熱素子が形成され、各発熱素子
の一端は共通電極を介して電源の一端に接続され、各発
熱素子の他端は各発熱素子毎に設けられる個別電極およ
び複数の駆動用半導体集積回路を介して電源の他端にそ
れぞれ接続されるサーマルプリントヘッドにおいて、 各半導体集積回路と電源の他端との間を接続するブロッ
ク毎の導電路は、共通電極と個別電極と導電路との間の
平均電力損失が各ブロック毎に等しくなるように、電気
抵抗値が調整されて形成されることを特徴とするサーマ
ルプリントヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22892792A JPH0671923A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | サーマルプリントヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22892792A JPH0671923A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | サーマルプリントヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671923A true JPH0671923A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16884042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22892792A Pending JPH0671923A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | サーマルプリントヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671923A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100404271C (zh) * | 2004-06-08 | 2008-07-23 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 热敏头 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP22892792A patent/JPH0671923A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100404271C (zh) * | 2004-06-08 | 2008-07-23 | 阿尔卑斯电气株式会社 | 热敏头 |
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