JPH0672509B2 - 蝶番装置 - Google Patents
蝶番装置Info
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- JPH0672509B2 JPH0672509B2 JP3167003A JP16700391A JPH0672509B2 JP H0672509 B2 JPH0672509 B2 JP H0672509B2 JP 3167003 A JP3167003 A JP 3167003A JP 16700391 A JP16700391 A JP 16700391A JP H0672509 B2 JPH0672509 B2 JP H0672509B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家具における回動式の
扉や建物における回動式の扉を、家具本体や建物等の固
定本体に対して、大きく開くことができるようにした蝶
番装置の改良に関するものである。
扉や建物における回動式の扉を、家具本体や建物等の固
定本体に対して、大きく開くことができるようにした蝶
番装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロッカーやキャビネット等の家具に、蝶
番装置を介して扉を水平回動自在に取り付けるにおい
て、開いた扉が人の歩行や家具内部への物の出し入れの
邪魔にならないように、扉を180°程度まで大きく開
くことができるようにすることが行われている。
番装置を介して扉を水平回動自在に取り付けるにおい
て、開いた扉が人の歩行や家具内部への物の出し入れの
邪魔にならないように、扉を180°程度まで大きく開
くことができるようにすることが行われている。
【0003】そして、このように家具における扉を18
0°程度まで開くことができるようにするための従来の
蝶番装置は、先行技術としての実公昭59−10301
号公報に記載されているように、3本のリンク体にて構
成されており、第1リンク体の一端を家具本体に対して
当該家具本体の奥行き方向に沿って前後移動自在で且つ
回動自在に枢着する一方、第1リンク体の他端を扉に枢
着し、また、第2第リンクの一端を家具本体に枢着する
一方、第2リンク体の一端と他端との間の中途部を前記
第1リンク体の一端と他端との間の中途部に枢着し、更
に、第3リンク体の一端を前記第2リンクの他端に枢着
する一方、第3リンク体の他端を扉に枢着するようにし
ている。
0°程度まで開くことができるようにするための従来の
蝶番装置は、先行技術としての実公昭59−10301
号公報に記載されているように、3本のリンク体にて構
成されており、第1リンク体の一端を家具本体に対して
当該家具本体の奥行き方向に沿って前後移動自在で且つ
回動自在に枢着する一方、第1リンク体の他端を扉に枢
着し、また、第2第リンクの一端を家具本体に枢着する
一方、第2リンク体の一端と他端との間の中途部を前記
第1リンク体の一端と他端との間の中途部に枢着し、更
に、第3リンク体の一端を前記第2リンクの他端に枢着
する一方、第3リンク体の他端を扉に枢着するようにし
ている。
【0004】つまり、この先行技術は、扉の開閉にて、
第1リンクを家具本体に対して回動しつつ家具本体の奥
行き方向に沿って前後移動させ、これに連動して第2リ
ンク及び第3リンクを回動させることにより、扉を、開
き回動しつつ家具本体から遠ざかったり、閉じ回動しつ
つ家具本体に近づいたりするように構成して、扉を18
0°程度開くことができるようにしたものであった。
第1リンクを家具本体に対して回動しつつ家具本体の奥
行き方向に沿って前後移動させ、これに連動して第2リ
ンク及び第3リンクを回動させることにより、扉を、開
き回動しつつ家具本体から遠ざかったり、閉じ回動しつ
つ家具本体に近づいたりするように構成して、扉を18
0°程度開くことができるようにしたものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
蝶番装置にて扉を家具本体に対して回動自在に取り付け
た場合、扉の荷重は3本のリンク体のうち主として第1
リンク体にて支持されることになる。ところが、前記第
1リンク体は、その一端が家具本体に対して枢着されて
いることに加えて、第1リンク体は、扉を開いたとき家
具本体の前方に大きく突出することになり、第1リンク
体は、その一端のみを家具本体に取り付けた片持ち梁の
状態で扉の荷重を支持することになるため、扉の荷重
が、第1リンク体と家具本体との枢着箇所に大きなモー
メントとして集中的に作用することになり、このため、
第1リンク体の一端部及びこれが枢着された家具本体の
部位が変形し易くなって扉に対する支持強度が低いばか
りか、第1リンク体及びこれに連動した第2及び第3リ
ンク体にこじれが生じやすくなって、扉の開閉動が円滑
でないと言う問題があった。
蝶番装置にて扉を家具本体に対して回動自在に取り付け
た場合、扉の荷重は3本のリンク体のうち主として第1
リンク体にて支持されることになる。ところが、前記第
1リンク体は、その一端が家具本体に対して枢着されて
いることに加えて、第1リンク体は、扉を開いたとき家
具本体の前方に大きく突出することになり、第1リンク
体は、その一端のみを家具本体に取り付けた片持ち梁の
状態で扉の荷重を支持することになるため、扉の荷重
が、第1リンク体と家具本体との枢着箇所に大きなモー
メントとして集中的に作用することになり、このため、
第1リンク体の一端部及びこれが枢着された家具本体の
部位が変形し易くなって扉に対する支持強度が低いばか
りか、第1リンク体及びこれに連動した第2及び第3リ
ンク体にこじれが生じやすくなって、扉の開閉動が円滑
でないと言う問題があった。
【0006】本発明は、扉の支持強度を向上できると共
に、扉を至極円滑に大きく開閉動できるようにした蝶番
装置を提供することを目的とするものである。
に、扉を至極円滑に大きく開閉動できるようにした蝶番
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、家具本体等の固定本体における開口部に対し
て、当該固定本体の奥行き方向に沿って進退自在なスラ
イド体と、該スライド体と同じ方向に進退自在で且つ回
動自在な回動体とを備え、これらスライド体の先端と回
動体の先端とに、前記固定本体の開口部を塞ぐ回動式扉
に対する枢着部を各々形成し、且つ、前記スライド体と
回動体とを、一端を前記固定本体に対して枢着するよう
にしたリンク機構にて連動連結し、該リンク機構による
前記スライド体と回動体との連動関係を、回動体の先端
の枢着部が進退しつつスライド体における先端の枢着部
回りに回動するよう回動体をスライド体よりも大きく進
退させるように設定する構成にした。
本発明は、家具本体等の固定本体における開口部に対し
て、当該固定本体の奥行き方向に沿って進退自在なスラ
イド体と、該スライド体と同じ方向に進退自在で且つ回
動自在な回動体とを備え、これらスライド体の先端と回
動体の先端とに、前記固定本体の開口部を塞ぐ回動式扉
に対する枢着部を各々形成し、且つ、前記スライド体と
回動体とを、一端を前記固定本体に対して枢着するよう
にしたリンク機構にて連動連結し、該リンク機構による
前記スライド体と回動体との連動関係を、回動体の先端
の枢着部が進退しつつスライド体における先端の枢着部
回りに回動するよう回動体をスライド体よりも大きく進
退させるように設定する構成にした。
【0008】
【発明の作用・効果】このように構成すると、扉の開閉
動にてスライド体が固定本体の外側に向けて突出動する
と同時に、このスライド体の突出動に連動して、回動体
が固定本体よりも速い速度で固定本体の外側に向けて突
出動しつつ回動し、扉に対する回動体の枢着部が、扉に
対するスライド体の枢着部を追い越すため、扉に対する
回動体の枢着部が、扉に対するスライド体に対する枢着
部の軸心回りに大きく回動することになる。
動にてスライド体が固定本体の外側に向けて突出動する
と同時に、このスライド体の突出動に連動して、回動体
が固定本体よりも速い速度で固定本体の外側に向けて突
出動しつつ回動し、扉に対する回動体の枢着部が、扉に
対するスライド体の枢着部を追い越すため、扉に対する
回動体の枢着部が、扉に対するスライド体に対する枢着
部の軸心回りに大きく回動することになる。
【0009】つまり、扉は、全体として固定本体から離
反しつつ回動することになり、従って、扉を大きく開く
ことができる。そして、蝶番装置において扉の荷重は主
としてスライド体にて支持されるが、その場合、スライ
ド体は家具本体等の固定本体に前後移動自在に取り付け
れば足りるから、例えば、スライド体を複数箇所におい
て家具本体にて支持するとか、長い長さのガイド部材に
てスライド体を支持するとかと言うようにして、扉の荷
重を、スライド体及び固定本体の広い面積で支持できる
ことになる。
反しつつ回動することになり、従って、扉を大きく開く
ことができる。そして、蝶番装置において扉の荷重は主
としてスライド体にて支持されるが、その場合、スライ
ド体は家具本体等の固定本体に前後移動自在に取り付け
れば足りるから、例えば、スライド体を複数箇所におい
て家具本体にて支持するとか、長い長さのガイド部材に
てスライド体を支持するとかと言うようにして、扉の荷
重を、スライド体及び固定本体の広い面積で支持できる
ことになる。
【0010】従って本発明によると、扉の荷重を、スラ
イド体及び固定本体の広い面積で支持できるから、スラ
イド体やこれが取り付いた固定本体の部位の変形を防止
して、扉の支持強度を格段に向上できるのであり、しか
も、スライド体と固定本体との特定の部位に過大な荷重
が集中することを防止できることにより、スライド体の
円滑な作動を確保することができるから、スライド体や
回動体及びリンク体の作動にこじれが発生することを防
止して、扉の開閉をスムースに行うことができるのであ
る。
イド体及び固定本体の広い面積で支持できるから、スラ
イド体やこれが取り付いた固定本体の部位の変形を防止
して、扉の支持強度を格段に向上できるのであり、しか
も、スライド体と固定本体との特定の部位に過大な荷重
が集中することを防止できることにより、スライド体の
円滑な作動を確保することができるから、スライド体や
回動体及びリンク体の作動にこじれが発生することを防
止して、扉の開閉をスムースに行うことができるのであ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を説明する。図1〜図
11に示すのは、家具の一例としてのキャビネットに水
平回動式扉を取り付ける場合に適用した実施例であり、
これらの図において符号1は、固定本体の一例としての
前面開口で薄金属板製のキャビネット本体を、符号2
は、前記キャビネット本体1の開口部を塞ぐ薄金属板製
の扉を示し、この扉2は、上下一対の蝶番装置3,3に
て、キャビネット本体1に水平回動自在に取り付けられ
ている。
11に示すのは、家具の一例としてのキャビネットに水
平回動式扉を取り付ける場合に適用した実施例であり、
これらの図において符号1は、固定本体の一例としての
前面開口で薄金属板製のキャビネット本体を、符号2
は、前記キャビネット本体1の開口部を塞ぐ薄金属板製
の扉を示し、この扉2は、上下一対の蝶番装置3,3に
て、キャビネット本体1に水平回動自在に取り付けられ
ている。
【0012】前記蝶番装置3は、キャビネット本体1の
天板4又は地板5にねじ6にて取り付けるようにしたケ
ース7と、このケース7の内部から扉2の上下端面に向
けて延びる厚板状のスライド体8と薄板状の回動体9、
及び、前記スライド体8と回動体9とを連動させるリン
ク体10とで構成されている。前記ケース7は、ベース
板11と断面コ字状の蓋体12とから成る一方、前記ス
ライド体8には、キャビネット本体1の奥行き方向に沿
って延びる複数箇所の第1長孔13を穿設しており、こ
れらの第1長孔13に貫通したガイドピン14を、前記
ケース7におけるベース板11と蓋体12とにかしめ付
けることにより、ケース7におけるベース板11と蓋体
12とを固着すると共に、スライド体8がキャビネット
本体1の奥行き方向に沿って進退自在となるようにして
いる。
天板4又は地板5にねじ6にて取り付けるようにしたケ
ース7と、このケース7の内部から扉2の上下端面に向
けて延びる厚板状のスライド体8と薄板状の回動体9、
及び、前記スライド体8と回動体9とを連動させるリン
ク体10とで構成されている。前記ケース7は、ベース
板11と断面コ字状の蓋体12とから成る一方、前記ス
ライド体8には、キャビネット本体1の奥行き方向に沿
って延びる複数箇所の第1長孔13を穿設しており、こ
れらの第1長孔13に貫通したガイドピン14を、前記
ケース7におけるベース板11と蓋体12とにかしめ付
けることにより、ケース7におけるベース板11と蓋体
12とを固着すると共に、スライド体8がキャビネット
本体1の奥行き方向に沿って進退自在となるようにして
いる。
【0013】前記ガイドピン14には、図7に示すよう
に、スライダを兼用する合成樹脂製のカラー14aを被
嵌している。符号15は、前記スライド体8に対するス
ライダ兼用のスペーサである。前記回動体9はスライド
体8に重ね合わせており、前記スライド体8に、当該ス
ライド体8のスライド方向に沿って延びる1条の第2長
孔16を穿設し、この第2長孔16に、前記回動体8の
後端部に嵌着した第1ピン17を挿入することにより、
回動体9が第2長孔16に沿って進退自在で且つ、第1
ピン17を中心に回動し得るように構成する。
に、スライダを兼用する合成樹脂製のカラー14aを被
嵌している。符号15は、前記スライド体8に対するス
ライダ兼用のスペーサである。前記回動体9はスライド
体8に重ね合わせており、前記スライド体8に、当該ス
ライド体8のスライド方向に沿って延びる1条の第2長
孔16を穿設し、この第2長孔16に、前記回動体8の
後端部に嵌着した第1ピン17を挿入することにより、
回動体9が第2長孔16に沿って進退自在で且つ、第1
ピン17を中心に回動し得るように構成する。
【0014】前記回動体9は、一端部をスライド体8に
穿設の孔18a及び突起18bに係止たねじりばね18
により、キャビネット本体1の外側面方向に回動するよ
うに付勢している。前記リンク体10は、スライド体8
とベース板11との間に配設されており、当該リンク体
10の長手方向に沿った略中間部を、スライド体8に対
して枢支ピン19にて回動自在に枢着する一方、一端に
切り欠き形成した長溝孔10aを、ベース板11に固着
した第2ピン20に回動自在に係止し、他端に切り欠き
形成した長溝孔10bに、前記回動体9の基端部に設け
た第1ピン17の先端を挿入することにより、スライド
体8と回動体9とが連動して前後方向に進退動するよう
に構成する。
穿設の孔18a及び突起18bに係止たねじりばね18
により、キャビネット本体1の外側面方向に回動するよ
うに付勢している。前記リンク体10は、スライド体8
とベース板11との間に配設されており、当該リンク体
10の長手方向に沿った略中間部を、スライド体8に対
して枢支ピン19にて回動自在に枢着する一方、一端に
切り欠き形成した長溝孔10aを、ベース板11に固着
した第2ピン20に回動自在に係止し、他端に切り欠き
形成した長溝孔10bに、前記回動体9の基端部に設け
た第1ピン17の先端を挿入することにより、スライド
体8と回動体9とが連動して前後方向に進退動するよう
に構成する。
【0015】また、ベース板11に平面視扇形の抜き孔
21を穿設する一方、前記リンク体10を、その一端部
以外の部位が前記抜き孔21に嵌まるように段違い状に
折り曲げることにより、ケース7を、ベース体11の板
厚分だけ薄くできるようにしている。前記スライド体8
の先端部と回動体9の先端部とは、キャビネット本体1
の側方に向けて延びるように細幅状に形成されており、
これらスライド体8の先端と回動体9の先端とに、扉2
に対する枢着部の一例として、各々ピン孔22,23を
穿設する。
21を穿設する一方、前記リンク体10を、その一端部
以外の部位が前記抜き孔21に嵌まるように段違い状に
折り曲げることにより、ケース7を、ベース体11の板
厚分だけ薄くできるようにしている。前記スライド体8
の先端部と回動体9の先端部とは、キャビネット本体1
の側方に向けて延びるように細幅状に形成されており、
これらスライド体8の先端と回動体9の先端とに、扉2
に対する枢着部の一例として、各々ピン孔22,23を
穿設する。
【0016】そして、前記扉2における一側縁(実施例
では右側縁)の上下両端の内面に、平断面コ字状の補強
部材24を介して側面視L字状のブラケット25をねじ
26等にて固着し、該ブラケット25の水平片25a
に、大径部27aを備えた支持ピン27と係止ピン28
とを、支持ピン27が扉2の外面寄り部位に位置するよ
うにしてかしめにて固着し、支持ピン27を前記スライ
ド体8における先端のピン孔22に挿入する一方、係止
ピン28を回動体9における先端のピン孔23に挿入す
る。
では右側縁)の上下両端の内面に、平断面コ字状の補強
部材24を介して側面視L字状のブラケット25をねじ
26等にて固着し、該ブラケット25の水平片25a
に、大径部27aを備えた支持ピン27と係止ピン28
とを、支持ピン27が扉2の外面寄り部位に位置するよ
うにしてかしめにて固着し、支持ピン27を前記スライ
ド体8における先端のピン孔22に挿入する一方、係止
ピン28を回動体9における先端のピン孔23に挿入す
る。
【0017】このとき、前記支持ピン27における大径
部27aの上下高さ寸法Hを回動体9の板厚寸法tより
も大きい寸法にする一方、前記回動体9の先端部を、扉
2の上下端面に略接するように段違い状に折り曲げ形成
して、回動体9の先端部とスライド体8との間に隙間e
を形成することにより、係止ピン28とピン孔23との
係合状態が確実に保持されるように構成している。
部27aの上下高さ寸法Hを回動体9の板厚寸法tより
も大きい寸法にする一方、前記回動体9の先端部を、扉
2の上下端面に略接するように段違い状に折り曲げ形成
して、回動体9の先端部とスライド体8との間に隙間e
を形成することにより、係止ピン28とピン孔23との
係合状態が確実に保持されるように構成している。
【0018】扉2の裏面には、裏面板2aを張設してい
る。なお、前記スライド体8の最大進退距離L0は、当
該スライド体8に穿設した第1長孔13の長さ寸法S1
にて規定されるが、この第1長孔13の長さ寸法S1
を、前記スライド体8の先端における支持ピン27の軸
心と扉2の外面との間の寸法L3の2倍よりも大きい寸
法に設定している。
る。なお、前記スライド体8の最大進退距離L0は、当
該スライド体8に穿設した第1長孔13の長さ寸法S1
にて規定されるが、この第1長孔13の長さ寸法S1
を、前記スライド体8の先端における支持ピン27の軸
心と扉2の外面との間の寸法L3の2倍よりも大きい寸
法に設定している。
【0019】また、回動体9はスライド体8に対して相
対的に進退するので、この回動体9の最大進退距離L4
は、スライド体8における第1長孔13の長さ寸法S1
と第2長孔16の長さ寸法S2とを足し合わせた寸法
(S1+S2)に規定されるが、第2長孔16の長さ寸
法S2を、支持ピン27と係止ピン28との前後間隔寸
法Pの2倍程度に設定する一方、第2ピン20と枢支ピ
ン19との間隔寸法L1と、第1ピン17と第2ピン2
0との間隔寸法L2との比率を、L0対(L0+2P)
の関係に設定する。
対的に進退するので、この回動体9の最大進退距離L4
は、スライド体8における第1長孔13の長さ寸法S1
と第2長孔16の長さ寸法S2とを足し合わせた寸法
(S1+S2)に規定されるが、第2長孔16の長さ寸
法S2を、支持ピン27と係止ピン28との前後間隔寸
法Pの2倍程度に設定する一方、第2ピン20と枢支ピ
ン19との間隔寸法L1と、第1ピン17と第2ピン2
0との間隔寸法L2との比率を、L0対(L0+2P)
の関係に設定する。
【0020】以上の構成において、扉2を手前に引く
と、スライド体8が突出動すると同時に、回動体9がス
ライド体8よりも大きな速度で突出動するため、係止ピ
ン28は支持ピン27の回りを回動し、これにより、扉
2は、全体としてキャビネット本体1の前方に突出しつ
つ平面視で反時計回りに回動する。しかして、回動体9
の最大進退距離L4が、スライド体8の最大進退距離L
0に支持ピン27と係止ピン28との前後間隔寸法Pの
2倍の寸法(2P)を足した寸法であるため、回動体9
の突出動にて係止ピン28が支持ピン27を追い越して
ゆき、支持ピン27と係止ピン28との前後位置関係
を、閉扉状態での位置関係と前後反対の状態にすること
ができ、従って、扉2を180°程度まで大きく開くこ
とができる。
と、スライド体8が突出動すると同時に、回動体9がス
ライド体8よりも大きな速度で突出動するため、係止ピ
ン28は支持ピン27の回りを回動し、これにより、扉
2は、全体としてキャビネット本体1の前方に突出しつ
つ平面視で反時計回りに回動する。しかして、回動体9
の最大進退距離L4が、スライド体8の最大進退距離L
0に支持ピン27と係止ピン28との前後間隔寸法Pの
2倍の寸法(2P)を足した寸法であるため、回動体9
の突出動にて係止ピン28が支持ピン27を追い越して
ゆき、支持ピン27と係止ピン28との前後位置関係
を、閉扉状態での位置関係と前後反対の状態にすること
ができ、従って、扉2を180°程度まで大きく開くこ
とができる。
【0021】そして、扉2の荷重は、主として下方に位
置した蝶番装置3におけるスライド体8にて支持される
が、このスライド体8は前後動のみ自在となるようにす
れば足りるから、実施例のように3か所のガイドピン1
4にて支持するとか、或いは、直線状に延びるガイド部
材にて支持したりすることが可能となって、扉2の荷重
を、スライド体8及びベース体11並びにキャビネット
本体1の広い面積で支持できるから、扉2の支持強度を
格段に向上できるのであり、また、スライド体8の狭い
部位に荷重が集中することを防止できることにより、当
該スライド体8の円滑な作動を確保できるから、各部材
にこじれが生じることを防止して、扉2を円滑に開閉す
ることができるのである。
置した蝶番装置3におけるスライド体8にて支持される
が、このスライド体8は前後動のみ自在となるようにす
れば足りるから、実施例のように3か所のガイドピン1
4にて支持するとか、或いは、直線状に延びるガイド部
材にて支持したりすることが可能となって、扉2の荷重
を、スライド体8及びベース体11並びにキャビネット
本体1の広い面積で支持できるから、扉2の支持強度を
格段に向上できるのであり、また、スライド体8の狭い
部位に荷重が集中することを防止できることにより、当
該スライド体8の円滑な作動を確保できるから、各部材
にこじれが生じることを防止して、扉2を円滑に開閉す
ることができるのである。
【0022】この実施例のように、スライド体8の最大
進退距離L0を、支持ピン27の軸心と扉2の外面との
間の寸法L3の2倍よりも大きい寸法に設定すると、開
いた状態での扉2の外面が閉じた状態での扉2の外面よ
りも外側に位置するので、キャビネット1を左右に並設
した場合であっても、任意のキャビネット1における扉
2を、相隣接したキャビネット1における扉2の外面に
重なるようにして開くことができる。
進退距離L0を、支持ピン27の軸心と扉2の外面との
間の寸法L3の2倍よりも大きい寸法に設定すると、開
いた状態での扉2の外面が閉じた状態での扉2の外面よ
りも外側に位置するので、キャビネット1を左右に並設
した場合であっても、任意のキャビネット1における扉
2を、相隣接したキャビネット1における扉2の外面に
重なるようにして開くことができる。
【0023】また、上記の実施例のように、回動体9を
キャビネット本体1の側方に向けて回動するように付勢
するばね18を設けると、このばね18のばね力は、扉
2を略90°まで開く間においては扉2を閉じる方向に
付勢し、扉2を90°以上開くと扉2を開く方向に付勢
することになり、ばね18にて、扉2が閉じる方向と1
80°開く方向とに選択的に付勢されるため、扉2が半
開き状態のままになることを防止できる。
キャビネット本体1の側方に向けて回動するように付勢
するばね18を設けると、このばね18のばね力は、扉
2を略90°まで開く間においては扉2を閉じる方向に
付勢し、扉2を90°以上開くと扉2を開く方向に付勢
することになり、ばね18にて、扉2が閉じる方向と1
80°開く方向とに選択的に付勢されるため、扉2が半
開き状態のままになることを防止できる。
【0024】上記の実施例は、回動体8の係止ピン28
が支持ピン27回りに平面視で反時計回りに回動するよ
うに構成した場合であったが、スライド体8と回動体9
との上下位置を入れ換えて、上方の蝶番装置3において
は回動体9をスライド体8の上面に、下方の蝶番装置3
においては回動体9をスライド体8の下面に各々配設す
ると、回動体9がいずれの方向に回動しても回動体9の
先端と支持ピン28とが干渉することはないので、図1
1に実線及び一点鎖線で示すように、回動体9を平面視
で反時計回りと時計回りとのいずれ方向に回動させて
も、扉2を180°程度開くことができる。
が支持ピン27回りに平面視で反時計回りに回動するよ
うに構成した場合であったが、スライド体8と回動体9
との上下位置を入れ換えて、上方の蝶番装置3において
は回動体9をスライド体8の上面に、下方の蝶番装置3
においては回動体9をスライド体8の下面に各々配設す
ると、回動体9がいずれの方向に回動しても回動体9の
先端と支持ピン28とが干渉することはないので、図1
1に実線及び一点鎖線で示すように、回動体9を平面視
で反時計回りと時計回りとのいずれ方向に回動させて
も、扉2を180°程度開くことができる。
【0025】本発明に係る蝶番装置3は、水平回動式の
扉の取り付けに適用できるのみでなく、図12に示すよ
うに、キャビネット本体1の左右両側板1aに取り付け
て、扉2を上下回動自在に構成する場合にも適用できる
ことは言うまでもない。また、スライド体、回動体及び
リンク体は、ケースを介して取り付けることなく、家具
本体に対して直接に装着しても良いのであり、更に、ス
ライド体の先端と回動体の先端とに設ける枢着部として
は、ピンを突設するなど、他の形態にしても良いのであ
る。
扉の取り付けに適用できるのみでなく、図12に示すよ
うに、キャビネット本体1の左右両側板1aに取り付け
て、扉2を上下回動自在に構成する場合にも適用できる
ことは言うまでもない。また、スライド体、回動体及び
リンク体は、ケースを介して取り付けることなく、家具
本体に対して直接に装着しても良いのであり、更に、ス
ライド体の先端と回動体の先端とに設ける枢着部として
は、ピンを突設するなど、他の形態にしても良いのであ
る。
【0026】更に、リンク機構は1本のリンク体で構成
することに限らず、複数本のリンク体を枢着することに
よって構成しても良いのである。本発明は、キャビネッ
トに扉を取り付ける場合のみでなく、他の家具に回動式
扉を取り付ける場合とか、建物に扉を取り付ける場合に
も適用できることは言うまでもない。
することに限らず、複数本のリンク体を枢着することに
よって構成しても良いのである。本発明は、キャビネッ
トに扉を取り付ける場合のみでなく、他の家具に回動式
扉を取り付ける場合とか、建物に扉を取り付ける場合に
も適用できることは言うまでもない。
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】キャビネットの斜視図である。
【図3】取り付け状態での一部破断斜視図である。
【図4】取り付け状態を示す平面図である。
【図5】図4のV−V視断面図である。
【図6】図4のVI−VI視断面図である。
【図7】図4のVII−VII視断面図である。
【図8】図4のVIII−VIII視断面図である。
【図9】扉のうち蝶番装置が取り付く部位の斜視図であ
る。
る。
【図10】作動の概略を示す図である。
【図11】作動の概念図である。
【図12】上下回動式扉の取り付けに適用した場合を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1 固定本体の一例としてのキャビネット本体 2 扉 3 蝶番装置 7 ケース 8 スライド体 9 回動体 10 リンク体 13 第1長孔 14 ガイドピン 16 第2長孔 17,19,20 ピン 18 ばね 22,23 枢着部の一例としてのピン孔
Claims (1)
- 【請求項1】家具本体等の固定本体における開口部に対
して、当該固定本体の奥行き方向に沿って進退自在なス
ライド体と、該スライド体と同じ方向に進退自在で且つ
回動自在な回動体とを備え、これらスライド体の先端と
回動体の先端とに、前記固定本体の開口部を塞ぐ回動式
扉に対する枢着部を各々形成し、且つ、前記スライド体
と回動体とを、一端を前記固定本体に対して枢着するよ
うにしたリンク機構にて連動連結し、該リンク機構によ
る前記スライド体と回動体との連動関係を、回動体の先
端の枢着部が進退しつつスライド体における先端の枢着
部回りに回動するよう回動体をスライド体よりも大きく
進退させるように設定したことを特徴とする蝶番装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167003A JPH0672509B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 蝶番装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3167003A JPH0672509B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 蝶番装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0518155A JPH0518155A (ja) | 1993-01-26 |
| JPH0672509B2 true JPH0672509B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=15841580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3167003A Expired - Fee Related JPH0672509B2 (ja) | 1991-07-08 | 1991-07-08 | 蝶番装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672509B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011019972A (ja) * | 2010-10-29 | 2011-02-03 | Nohmi Bosai Ltd | 消火栓装置 |
-
1991
- 1991-07-08 JP JP3167003A patent/JPH0672509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0518155A (ja) | 1993-01-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950228 |
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