JPH0672527B2 - シリンダブロックの潤滑油通路構造 - Google Patents
シリンダブロックの潤滑油通路構造Info
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- JPH0672527B2 JPH0672527B2 JP1033343A JP3334389A JPH0672527B2 JP H0672527 B2 JPH0672527 B2 JP H0672527B2 JP 1033343 A JP1033343 A JP 1033343A JP 3334389 A JP3334389 A JP 3334389A JP H0672527 B2 JPH0672527 B2 JP H0672527B2
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- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
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- F16F15/265—Arrangement of two or more balancer shafts
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カウンタバランサシャフトなど、クランクシ
ャフトと同期回転するシャフト体をシリンダ列の側方に
備えるようにされたシリンダブロックの潤滑油通路構造
に関する。
ャフトと同期回転するシャフト体をシリンダ列の側方に
備えるようにされたシリンダブロックの潤滑油通路構造
に関する。
〈従来の技術〉 車輌用往復ピストンエンジンとしては最も普及している
と言える4サイクル直列4気筒エンジンに於いて発生す
る2次起振力を打消すために、ジャーナル壁に於けるシ
リンダの側方に設けられた軸受孔にてバランサシャフト
を支持し、かつクランクシャフトと共に回転させるよう
にした構造が知られている。
と言える4サイクル直列4気筒エンジンに於いて発生す
る2次起振力を打消すために、ジャーナル壁に於けるシ
リンダの側方に設けられた軸受孔にてバランサシャフト
を支持し、かつクランクシャフトと共に回転させるよう
にした構造が知られている。
一方、バランサシャフト及びクランクシャフトの軸受部
への潤滑油の供給は、例えば実開昭62-156622号公報、
あるいは実開昭63-4318号公報に開示されているよう
に、シリンダブロック側壁にシリンダ列方向に沿って内
設されたメインギャラリから分岐して各ジャーナル壁内
に設けられた潤滑油供給路を介して行われることが一般
的である。
への潤滑油の供給は、例えば実開昭62-156622号公報、
あるいは実開昭63-4318号公報に開示されているよう
に、シリンダブロック側壁にシリンダ列方向に沿って内
設されたメインギャラリから分岐して各ジャーナル壁内
に設けられた潤滑油供給路を介して行われることが一般
的である。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに、ジャーナル壁内の潤滑油供給路は、鋳抜き及
びドリルを用いた機械加工にて形成されることが通例で
あるが、上記のように潤滑油を供給すべき部分が各ジャ
ーナル壁について複数箇所に及ぶと、ジャーナル壁の内
部を縦横に潤滑油供給路が走ることとなるため、製造行
程が繁雑化するのみならず、ジャーナル壁の剛性低下の
要因となり得る。加えて、各軸受部に対する潤滑油の分
配性が問題となり得る。
びドリルを用いた機械加工にて形成されることが通例で
あるが、上記のように潤滑油を供給すべき部分が各ジャ
ーナル壁について複数箇所に及ぶと、ジャーナル壁の内
部を縦横に潤滑油供給路が走ることとなるため、製造行
程が繁雑化するのみならず、ジャーナル壁の剛性低下の
要因となり得る。加えて、各軸受部に対する潤滑油の分
配性が問題となり得る。
本発明は、このような従来技術の難点を解消すべくなさ
れたものであり、その主な目的は、比較的容易に形成す
ることができ、むしろジャーナル壁の剛性を増大するこ
とが可能なように構成されたシリンダブロックに於ける
潤滑油通路構造を提供することにある。
れたものであり、その主な目的は、比較的容易に形成す
ることができ、むしろジャーナル壁の剛性を増大するこ
とが可能なように構成されたシリンダブロックに於ける
潤滑油通路構造を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、複数のシリンダを
直列に列設してなると共に、ジャーナル壁に於けるシリ
ンダの側方に回転シャフト体を支持するための軸受孔を
有するシリンダブロックの潤滑油通路構造であって、前
記ジャーナル壁の下端面に固着されるベアリングキャッ
プ同士を連結する中空部材がシリンダ列方向に延設され
ると共に、前記中空部材に内設されたオイルギャラリか
ら前記軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路が、前記ベアリ
ングキャップを前記ジャーナル壁に締結するためのボル
ト挿通孔と平行に形成されるものとしたことを特徴とす
るシリンダブロックの潤滑油通路構造を提供することに
より達成される。
直列に列設してなると共に、ジャーナル壁に於けるシリ
ンダの側方に回転シャフト体を支持するための軸受孔を
有するシリンダブロックの潤滑油通路構造であって、前
記ジャーナル壁の下端面に固着されるベアリングキャッ
プ同士を連結する中空部材がシリンダ列方向に延設され
ると共に、前記中空部材に内設されたオイルギャラリか
ら前記軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路が、前記ベアリ
ングキャップを前記ジャーナル壁に締結するためのボル
ト挿通孔と平行に形成されるものとしたことを特徴とす
るシリンダブロックの潤滑油通路構造を提供することに
より達成される。
特に、前記ベアリングキャップの側方へ前記中空部材を
張出したり、あるいは前記軸受孔の輪郭に接しかつシリ
ンダ軸線に平行する面と前記ボルト挿通孔の中心軸線と
の間の部分に前記潤滑油路を形成したり、またこの場合
には、前記軸受孔の中心軸線より内方にて該軸受孔の内
面に前記潤滑油路を開口させ、しかも前記潤滑油路の前
記オイルギャラリに対する接続部を、前記オイルギャラ
リの中心軸線より内方に位置させるようにすると良い。
張出したり、あるいは前記軸受孔の輪郭に接しかつシリ
ンダ軸線に平行する面と前記ボルト挿通孔の中心軸線と
の間の部分に前記潤滑油路を形成したり、またこの場合
には、前記軸受孔の中心軸線より内方にて該軸受孔の内
面に前記潤滑油路を開口させ、しかも前記潤滑油路の前
記オイルギャラリに対する接続部を、前記オイルギャラ
リの中心軸線より内方に位置させるようにすると良い。
また本発明は、前記回転シャフト体が、4サイクル往復
ピストンエンジンの起振力を打ち消すべくシリンダの両
側方に1本ずつ設けられたバランサシャフトである場合
に適している。
ピストンエンジンの起振力を打ち消すべくシリンダの両
側方に1本ずつ設けられたバランサシャフトである場合
に適している。
更に前記目的は、各クランクジャーナル部へ向けて分岐
する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリと、前記回
転シャフト体の各軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路を有
する第2のオイルギャラリとを備え、これら第1・第2
の両オイルギャラリが、前記ジャーナル壁の下端面に固
着されるベアリングキャップ同士を連結してシリンダ列
方向に延設された複数の中空部材にそれぞれ内設される
ことを特徴とするシリンダブロックの潤滑油通路構造を
提供することによっても達成される。特に前記回転シャ
フト体が前記シリンダの両側方にそれぞれ配設された一
対からなる場合には、一方の回転シャフト体の軸受孔へ
向けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリ
と、他方の回転シャフト体の各軸受孔へ向けて分岐する
潤滑油路を有する第2のオイルギャラリとを備え、これ
ら第1・第2の両オイルギャラリが、前記ジャーナル壁
の下端面に固着されるベアリングキャップ同士を連結し
てシリンダ列方向に延設された複数の中空部材にそれぞ
れ内設されることを特徴とするシリンダブロックの潤滑
油通路構造や、あるいは、各クランクジャーナル部へ向
けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリ
と、前記両側方の回転シャフト体の各軸受孔へ向けて分
岐する潤滑油路を有する第2及び第3のオイルギャラリ
とを備え、これら第1・第2・第3のオイルギャラリ
が、前記ジャーナル壁の下端面に固着されるベアリング
キャップ同士を連結してシリンダ列方向に延設された複
数の中空部材にそれぞれ内設されることを特徴とするシ
リンダブロックの潤滑油通路構造を提供することが前記
目的を達成するうえに有効であり、特に、前記回転シャ
フト体の略直下に該回転シャフト体の軸受孔に対応する
オイルギャラリを配設したり、あるいは前記各オイルギ
ャラリ同士間を連通する連結通路を、シリンダ列方向中
央に位置する前記ジャーナル壁に対応する前記ベアリン
グキャップの近傍に配設し、しかも、前記ベアリングキ
ャップと平行に前記連結通路を形成すると良い。
する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリと、前記回
転シャフト体の各軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路を有
する第2のオイルギャラリとを備え、これら第1・第2
の両オイルギャラリが、前記ジャーナル壁の下端面に固
着されるベアリングキャップ同士を連結してシリンダ列
方向に延設された複数の中空部材にそれぞれ内設される
ことを特徴とするシリンダブロックの潤滑油通路構造を
提供することによっても達成される。特に前記回転シャ
フト体が前記シリンダの両側方にそれぞれ配設された一
対からなる場合には、一方の回転シャフト体の軸受孔へ
向けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリ
と、他方の回転シャフト体の各軸受孔へ向けて分岐する
潤滑油路を有する第2のオイルギャラリとを備え、これ
ら第1・第2の両オイルギャラリが、前記ジャーナル壁
の下端面に固着されるベアリングキャップ同士を連結し
てシリンダ列方向に延設された複数の中空部材にそれぞ
れ内設されることを特徴とするシリンダブロックの潤滑
油通路構造や、あるいは、各クランクジャーナル部へ向
けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイルギャラリ
と、前記両側方の回転シャフト体の各軸受孔へ向けて分
岐する潤滑油路を有する第2及び第3のオイルギャラリ
とを備え、これら第1・第2・第3のオイルギャラリ
が、前記ジャーナル壁の下端面に固着されるベアリング
キャップ同士を連結してシリンダ列方向に延設された複
数の中空部材にそれぞれ内設されることを特徴とするシ
リンダブロックの潤滑油通路構造を提供することが前記
目的を達成するうえに有効であり、特に、前記回転シャ
フト体の略直下に該回転シャフト体の軸受孔に対応する
オイルギャラリを配設したり、あるいは前記各オイルギ
ャラリ同士間を連通する連結通路を、シリンダ列方向中
央に位置する前記ジャーナル壁に対応する前記ベアリン
グキャップの近傍に配設し、しかも、前記ベアリングキ
ャップと平行に前記連結通路を形成すると良い。
〈作用〉 このようにすれば、回転シャフト体を支持するための軸
受孔への潤滑油供給路を、クランクシャフトに対するそ
れとは別個に形成することができ、しかもメインギャラ
リの部分をシリンダブロックとは別体にしたので、ジャ
ーナル壁の剛性を低下させずにすむ。また、ベアリング
キャップ締結用ボルト孔と同一方向から各分岐油路を穿
孔し得るため、加工工程の簡略化が可能となる。
受孔への潤滑油供給路を、クランクシャフトに対するそ
れとは別個に形成することができ、しかもメインギャラ
リの部分をシリンダブロックとは別体にしたので、ジャ
ーナル壁の剛性を低下させずにすむ。また、ベアリング
キャップ締結用ボルト孔と同一方向から各分岐油路を穿
孔し得るため、加工工程の簡略化が可能となる。
特に上記構成をとることにより、ベアリングキャップ取
付けボルト孔の影響を受けずに最短距離にて潤滑油供給
路を形成することができるうえ、ベアリングキャップの
寸法増大を最小限に抑制し得る。
付けボルト孔の影響を受けずに最短距離にて潤滑油供給
路を形成することができるうえ、ベアリングキャップの
寸法増大を最小限に抑制し得る。
更に、クランクジャーナルに対するものと回転シャフト
体の軸受孔に対するものとからなる複数のオイルギャラ
リを並設することにより、各ベアリングキャップ同士が
はしご状に連結され、曲げ・捩り共にジャーナル壁の剛
性がより一層高められる。特に、両オイルギャラリ同士
間の接続部をシリンダ列方向中央部に配設すれば、4気
筒エンジンに於いては最も大きなピストン負荷が作用す
る部分のベアリングキャップを補強することが可能とな
る。
体の軸受孔に対するものとからなる複数のオイルギャラ
リを並設することにより、各ベアリングキャップ同士が
はしご状に連結され、曲げ・捩り共にジャーナル壁の剛
性がより一層高められる。特に、両オイルギャラリ同士
間の接続部をシリンダ列方向中央部に配設すれば、4気
筒エンジンに於いては最も大きなピストン負荷が作用す
る部分のベアリングキャップを補強することが可能とな
る。
〈実施例〉 以下に添附の図面を参照して本発明の好適実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第1図は、本発明に基づき構成された直列4気筒エンジ
ンに於けるシリンダブロック1の平面図を示している。
このシリンダブロック1は、例えばアルミニウム合金を
鋳造してなり、シリンダブロック外壁2とシリンダブロ
ック内壁3との間にウォータジャケット4が郭成され、
ウォータジャケット4の内側に位置するシリンダブロッ
ク内壁3内に鋳込まれたライナ5により、ピストン(図
示せず)が摺動するシリンダボア6a〜6dが形成されてい
る。
ンに於けるシリンダブロック1の平面図を示している。
このシリンダブロック1は、例えばアルミニウム合金を
鋳造してなり、シリンダブロック外壁2とシリンダブロ
ック内壁3との間にウォータジャケット4が郭成され、
ウォータジャケット4の内側に位置するシリンダブロッ
ク内壁3内に鋳込まれたライナ5により、ピストン(図
示せず)が摺動するシリンダボア6a〜6dが形成されてい
る。
シリンダブロック1の上面は、平滑に研削されてシリン
ダヘッド接合面7が形成されている。このシリンダヘッ
ド接合面7に於けるウォータジャケット4の周囲であっ
て、互いに隣接する各シリンダボア6a〜6dの中間位置、
及びシリンダ列方向両端には、略等間隔をおいて各一
対、計10本のボルト孔8がシリンダ軸線に沿って穿設さ
れている。これらのボルト孔8には、シリンダヘッド
(図示せず)を締結するためのヘッドボルトを螺着すべ
く内ねじが形成されている。
ダヘッド接合面7が形成されている。このシリンダヘッ
ド接合面7に於けるウォータジャケット4の周囲であっ
て、互いに隣接する各シリンダボア6a〜6dの中間位置、
及びシリンダ列方向両端には、略等間隔をおいて各一
対、計10本のボルト孔8がシリンダ軸線に沿って穿設さ
れている。これらのボルト孔8には、シリンダヘッド
(図示せず)を締結するためのヘッドボルトを螺着すべ
く内ねじが形成されている。
シリンダヘッド接合面7に於けるシリンダ列方向両端に
位置する第1シリンダボア6a及び第4シリンダボア6dの
側部には、クランクケース内に連通すべく開口10が形成
されている。これらの開口10は、それぞれ対応するシリ
ンダボア6a・6dを挟んで概ね対称の位置に設けられてお
り、一方の側が、動弁機構回りを潤滑した潤滑油をオイ
ルパンへ戻すための油戻し通路として機能し、他方の側
が、シリンダヘッドとクランクケース間にてブローバイ
ガスを流通させるためのクランクケース内換気通路とし
て機能する。本実施例の場合、第1図に於ける右側に位
置する通路が主に油戻し通路となるように、エンジンを
傾斜させて車輌に搭載するものとしている。(第13図参
照)。
位置する第1シリンダボア6a及び第4シリンダボア6dの
側部には、クランクケース内に連通すべく開口10が形成
されている。これらの開口10は、それぞれ対応するシリ
ンダボア6a・6dを挟んで概ね対称の位置に設けられてお
り、一方の側が、動弁機構回りを潤滑した潤滑油をオイ
ルパンへ戻すための油戻し通路として機能し、他方の側
が、シリンダヘッドとクランクケース間にてブローバイ
ガスを流通させるためのクランクケース内換気通路とし
て機能する。本実施例の場合、第1図に於ける右側に位
置する通路が主に油戻し通路となるように、エンジンを
傾斜させて車輌に搭載するものとしている。(第13図参
照)。
また、シリンダブロック外壁2の第2・第3シリンダボ
ア6b・6c間に於ける右側の部分には、シリンダヘッド内
に設けられる動弁機構(図示せず)へ向けての潤滑油が
流通する潤滑油吐出路11が、ボルト孔8と平行に穿設さ
れている。
ア6b・6c間に於ける右側の部分には、シリンダヘッド内
に設けられる動弁機構(図示せず)へ向けての潤滑油が
流通する潤滑油吐出路11が、ボルト孔8と平行に穿設さ
れている。
第2図に示すように、シリンダブロック1のシリンダ列
方向両端部及び互いに隣接する各シリンダボア6a〜6dの
中間位置には、後記するクランクシャフトのジャーナル
部を枢支すべく軸受半部12を有するジャーナル壁13a〜1
3eが形成されている。これらジャーナル壁13a〜13eは、
シリンダ軸線に平行し、かつシリンダ列方向に直交する
面に沿って形成されており、その下面には、後記するベ
アリングキャップを締結すべく各一対、計10本のボルト
孔14がシリンダ軸線に沿って穿設されている。また、オ
イルパンを接合すべく平面に研削されたシリンダブロッ
ク1の下面には、オイルパンフランジ15が外向きに形成
されると共に、複数のボルト孔16が穿設されている。
方向両端部及び互いに隣接する各シリンダボア6a〜6dの
中間位置には、後記するクランクシャフトのジャーナル
部を枢支すべく軸受半部12を有するジャーナル壁13a〜1
3eが形成されている。これらジャーナル壁13a〜13eは、
シリンダ軸線に平行し、かつシリンダ列方向に直交する
面に沿って形成されており、その下面には、後記するベ
アリングキャップを締結すべく各一対、計10本のボルト
孔14がシリンダ軸線に沿って穿設されている。また、オ
イルパンを接合すべく平面に研削されたシリンダブロッ
ク1の下面には、オイルパンフランジ15が外向きに形成
されると共に、複数のボルト孔16が穿設されている。
一方、第1〜第3シリンダボア6a〜6cの両側方には、第
3図に示すように、左右一対のバランサシャフト17が、
シリンダ列方向に延設される。これらバランサシャフト
17は、軸心に対する偏心位置に重心が設けられたカウン
タウェート部18と、カウンタウェート部18の一端側から
延出された延長軸部19とからなっており、この延長軸部
19の遊端側に第1軸受部20aが、またカウンタウェート
部18の他端部に第2軸受部20bが、そしてカウンタウェ
ート部18の中間部に第3軸受部20cが、それぞれ形成さ
れている。
3図に示すように、左右一対のバランサシャフト17が、
シリンダ列方向に延設される。これらバランサシャフト
17は、軸心に対する偏心位置に重心が設けられたカウン
タウェート部18と、カウンタウェート部18の一端側から
延出された延長軸部19とからなっており、この延長軸部
19の遊端側に第1軸受部20aが、またカウンタウェート
部18の他端部に第2軸受部20bが、そしてカウンタウェ
ート部18の中間部に第3軸受部20cが、それぞれ形成さ
れている。
カウンタウェート部18は、シリンダ列方向中央部に於け
る第2・第3シリンダボア6b・6cの側方に配設されてお
り、第1シリンダボア6a側の第1ジャーナル壁13aに設
けられた第1軸受孔21aに第1軸受部20aが、また第3・
第4シリンダボア6c・6d間の第4ジャーナル壁13dに設
けられた第2軸受孔21bに第2軸受部20bが、そして第2
・第3シリンダボア6b・6c間の第3ジャーナル壁13cに
設けられた第3軸受孔21cに第3軸受部20cが、それぞれ
回転自在に嵌合している。
る第2・第3シリンダボア6b・6cの側方に配設されてお
り、第1シリンダボア6a側の第1ジャーナル壁13aに設
けられた第1軸受孔21aに第1軸受部20aが、また第3・
第4シリンダボア6c・6d間の第4ジャーナル壁13dに設
けられた第2軸受孔21bに第2軸受部20bが、そして第2
・第3シリンダボア6b・6c間の第3ジャーナル壁13cに
設けられた第3軸受孔21cに第3軸受部20cが、それぞれ
回転自在に嵌合している。
このようにしてバランサシャフト17は、振れ回りを生ず
ることのないように十分に高い剛性をもってシリンダブ
ロック1に支持される。
ることのないように十分に高い剛性をもってシリンダブ
ロック1に支持される。
両バランサシャフト17の一方の軸端は、第1ジャーナル
壁13aから突出しているが、この軸端にはタイミングプ
ーリ22がそれぞれ固着されている(第13図参照)。この
タイミングプーリ22とクランクシャフト33に固着された
クランクプーリ25との間をタイミングベルト26を介して
連結することにより、両バランサシャフト17が、クラン
クシャフト33の2倍の回転速度で互いに逆方向に回転駆
動される。本実施例の場合、両バランサシャフト17のう
ちの第3図及び第13図に於ける左側に位置するものがタ
イミングプーリ22側から見て時計方向に、また右側に位
置するものが反時計方向にそれぞれ回転するように、シ
リンダブロック端面に設けられたテンションプーリ27に
より巻掛け角度が規定されている。
壁13aから突出しているが、この軸端にはタイミングプ
ーリ22がそれぞれ固着されている(第13図参照)。この
タイミングプーリ22とクランクシャフト33に固着された
クランクプーリ25との間をタイミングベルト26を介して
連結することにより、両バランサシャフト17が、クラン
クシャフト33の2倍の回転速度で互いに逆方向に回転駆
動される。本実施例の場合、両バランサシャフト17のう
ちの第3図及び第13図に於ける左側に位置するものがタ
イミングプーリ22側から見て時計方向に、また右側に位
置するものが反時計方向にそれぞれ回転するように、シ
リンダブロック端面に設けられたテンションプーリ27に
より巻掛け角度が規定されている。
尚、第1・第2シリンダボア6a・6b間の第2ジャーナル
壁13bには、第2・第3両軸受部20b・20cが共に通過し
得る大径の孔23が開設され、また第4シリンダボア6d側
の第5ジャーナル壁13eには、第2軸受孔21bを加工する
ための工具挿入孔24が開口している。この工具挿入孔24
は、トランスミッションケース(図示せず)を取付ける
ことにより閉塞される。
壁13bには、第2・第3両軸受部20b・20cが共に通過し
得る大径の孔23が開設され、また第4シリンダボア6d側
の第5ジャーナル壁13eには、第2軸受孔21bを加工する
ための工具挿入孔24が開口している。この工具挿入孔24
は、トランスミッションケース(図示せず)を取付ける
ことにより閉塞される。
第4図〜第8図に示すように、各ジャーナル壁13a〜13e
の平坦に研削された下面には、その中央部に前記した軸
受半部12が凹設されると共に、それぞれベアリングキャ
ップ30a〜30eが固着される。
の平坦に研削された下面には、その中央部に前記した軸
受半部12が凹設されると共に、それぞれベアリングキャ
ップ30a〜30eが固着される。
各ベアリングキャップ30a〜30eは、それぞれに対応する
各ジャーナル壁13a〜13eの下面に接合する平坦な上面を
有しており、この上面中央部に、一方の軸受半部12に対
応する他方の軸受半部31が凹設されている。そして、互
いに接合して実質的に真円輪郭をなすものとされた両軸
受半部12・31の内周に、軸受メタル32を介してクランク
シャフト33が回転自在に支持される。また、各ベアリン
グキャップ30a〜30eは、その下面を平坦に研削されてお
り、ギャラリ部材34を接合することをもって互いに一体
的に連結される。
各ジャーナル壁13a〜13eの下面に接合する平坦な上面を
有しており、この上面中央部に、一方の軸受半部12に対
応する他方の軸受半部31が凹設されている。そして、互
いに接合して実質的に真円輪郭をなすものとされた両軸
受半部12・31の内周に、軸受メタル32を介してクランク
シャフト33が回転自在に支持される。また、各ベアリン
グキャップ30a〜30eは、その下面を平坦に研削されてお
り、ギャラリ部材34を接合することをもって互いに一体
的に連結される。
ギャラリ部材34は、第9図〜第11図に併せて示すよう
に、各ベアリングキャップ30a〜30eの下面にそれぞれ接
合する脚部35a〜35eと、これら脚部35a〜35e同士をシリ
ンダ列方向に沿って互いに連結する3本の中空部36a〜3
6cとからなり、一体的に鋳造成形されている。これら中
空部36a〜36cのうちの中央部に延在する第1中空部36a
は、全ての脚部35a〜35e同士の下面を連結し、この第1
中空部36aの両側に延在する第2・第3中空部36b・36c
は、両バランサシャフト17の略直下の位置にて第1〜第
4脚部35a〜35d同士の斜め下側端を連結している。この
ように、両側の中空部36b・36cを脚部35a〜35dの斜め側
方へ張り出すことにより、ギャラリ部材34の剛性を高効
率に高めることに寄与し得る。また、第4脚部35dと第
5脚部35eとの間には、第1中空部36aを挟んで別の連結
部材37が配設されている。更に、各中空部36a〜36c同士
は、第3脚部35cの近傍に中空部と直交する向きに延設
された連結管38をもって互いに連結されており、これに
よりその内部が互いに連通している。尚、各中空部36a
〜36c及び連結管38の端末は、それぞれプラグ39にて閉
塞されている。
に、各ベアリングキャップ30a〜30eの下面にそれぞれ接
合する脚部35a〜35eと、これら脚部35a〜35e同士をシリ
ンダ列方向に沿って互いに連結する3本の中空部36a〜3
6cとからなり、一体的に鋳造成形されている。これら中
空部36a〜36cのうちの中央部に延在する第1中空部36a
は、全ての脚部35a〜35e同士の下面を連結し、この第1
中空部36aの両側に延在する第2・第3中空部36b・36c
は、両バランサシャフト17の略直下の位置にて第1〜第
4脚部35a〜35d同士の斜め下側端を連結している。この
ように、両側の中空部36b・36cを脚部35a〜35dの斜め側
方へ張り出すことにより、ギャラリ部材34の剛性を高効
率に高めることに寄与し得る。また、第4脚部35dと第
5脚部35eとの間には、第1中空部36aを挟んで別の連結
部材37が配設されている。更に、各中空部36a〜36c同士
は、第3脚部35cの近傍に中空部と直交する向きに延設
された連結管38をもって互いに連結されており、これに
よりその内部が互いに連通している。尚、各中空部36a
〜36c及び連結管38の端末は、それぞれプラグ39にて閉
塞されている。
各ベアリングキャップ30a〜30e及びギャラリ部材34の各
脚部35a〜35eには、それぞれ対応するジャーナル壁13a
〜13eの各ボルト孔14に整合する位置に同軸的にボルト
挿通孔40・41が穿設されている。これらボルト挿通孔40
・41を介して各ボルト孔14に挿通螺着された各一対のボ
ルト42をもって、それぞれ対応するジャーナル壁13a〜1
3eにベアリングキャップ30a〜30e及びギャラリ部材34の
脚部35a〜35eが一体的に固着される。
脚部35a〜35eには、それぞれ対応するジャーナル壁13a
〜13eの各ボルト孔14に整合する位置に同軸的にボルト
挿通孔40・41が穿設されている。これらボルト挿通孔40
・41を介して各ボルト孔14に挿通螺着された各一対のボ
ルト42をもって、それぞれ対応するジャーナル壁13a〜1
3eにベアリングキャップ30a〜30e及びギャラリ部材34の
脚部35a〜35eが一体的に固着される。
中央の第1中空部36aに内設された第1オイルギャラリ4
3aからは、各脚部35a〜35e及び各ベアリングキャップ30
a〜30eと、各ジャーナル壁13a〜13eとを共に貫通して各
軸受メタル32の内周部に連通する中央分岐油路44aが形
成されている。そして両脇の第2・第3中空部36b・36c
にそれぞれ内設された第2・第3オイルギャラリ43b・4
3cからは、第1・第3・第4脚部35a・35c・35dと、こ
れらに対応する各ベアリングキャップ30a・30c・30d及
び各ジャーナル壁13a・13c・13dとを貫通し、両バラン
サシャフト17を支持するための各軸受孔21a〜21cの内周
部に連通する側部分岐油路44b・44cが形成されている。
これら各分岐油路44a・44b・44cは、互いにボルト孔14
及びボルト挿通孔40・41と平行に形成されており、特に
側部分岐油路44b・44cに於けるジャーナル壁13a・13c・
13dに内設された部分は、鋳抜きにて形成されている。
このように、側部分岐油路44b・44cを鋳抜きにて形成す
ることにより、厚肉部のボリュームが削減され、鋳造品
質を高めるのに寄与し得る。
3aからは、各脚部35a〜35e及び各ベアリングキャップ30
a〜30eと、各ジャーナル壁13a〜13eとを共に貫通して各
軸受メタル32の内周部に連通する中央分岐油路44aが形
成されている。そして両脇の第2・第3中空部36b・36c
にそれぞれ内設された第2・第3オイルギャラリ43b・4
3cからは、第1・第3・第4脚部35a・35c・35dと、こ
れらに対応する各ベアリングキャップ30a・30c・30d及
び各ジャーナル壁13a・13c・13dとを貫通し、両バラン
サシャフト17を支持するための各軸受孔21a〜21cの内周
部に連通する側部分岐油路44b・44cが形成されている。
これら各分岐油路44a・44b・44cは、互いにボルト孔14
及びボルト挿通孔40・41と平行に形成されており、特に
側部分岐油路44b・44cに於けるジャーナル壁13a・13c・
13dに内設された部分は、鋳抜きにて形成されている。
このように、側部分岐油路44b・44cを鋳抜きにて形成す
ることにより、厚肉部のボリュームが削減され、鋳造品
質を高めるのに寄与し得る。
両側部分岐油路44b・44cは、ボルト孔14及びボルト挿通
孔40・41中心軸と各バランサシャフト17の軸心との中間
部に形成されている。と同時に、第2・第3オイルギャ
ラリ43b・43cの軸心より内方に接続している。これによ
り、ベアリングキャップ寸法の増大を抑制し、しかもボ
ルト挿通孔40・41の影響を受けることを回避し得る。ま
た、前記したように、第2・第3中空部36b・36cが両バ
ランサシャフト17の略直下に位置しているので、側部分
岐油路44b・44cを最短距離にて形成することができる。
孔40・41中心軸と各バランサシャフト17の軸心との中間
部に形成されている。と同時に、第2・第3オイルギャ
ラリ43b・43cの軸心より内方に接続している。これによ
り、ベアリングキャップ寸法の増大を抑制し、しかもボ
ルト挿通孔40・41の影響を受けることを回避し得る。ま
た、前記したように、第2・第3中空部36b・36cが両バ
ランサシャフト17の略直下に位置しているので、側部分
岐油路44b・44cを最短距離にて形成することができる。
尚、各ボルト挿通孔40・41及び各分岐油路44a・44b・44
cに於けるジャーナル壁・ベアリングキャップ・脚部の
各接合部には、中空の位置決めピン45が接合部に跨がっ
て適宜嵌入されている。
cに於けるジャーナル壁・ベアリングキャップ・脚部の
各接合部には、中空の位置決めピン45が接合部に跨がっ
て適宜嵌入されている。
一方、動弁機構へ向けて潤滑油を供給するための潤滑油
吐出路11は、第6図に示すように、シリンダヘッド締結
用ボルト孔8の中心と、一方のバランサシャフト17を支
持する第3軸受孔21c中心との中間部にて、シリンダヘ
ッド接合面7から第3軸受孔21cのやや上方の位置へ至
って穿設されている。そしてこの潤滑油吐出路11が穿設
された第3ジャーナル壁13cに対応するシリンダブロッ
ク壁2の側面には、オイルフィルタFを取付けるべくア
イランド部46が形成されている。
吐出路11は、第6図に示すように、シリンダヘッド締結
用ボルト孔8の中心と、一方のバランサシャフト17を支
持する第3軸受孔21c中心との中間部にて、シリンダヘ
ッド接合面7から第3軸受孔21cのやや上方の位置へ至
って穿設されている。そしてこの潤滑油吐出路11が穿設
された第3ジャーナル壁13cに対応するシリンダブロッ
ク壁2の側面には、オイルフィルタFを取付けるべくア
イランド部46が形成されている。
第3ジャーナル壁13c及びアイランド部46の内部には、
第3軸受孔21cの上方にてアイランド部46の端面側と潤
滑油吐出路11とをシリンダ軸線に直交する向きに沿って
連通する上部水平通路47と、アイランド部46の下方位置
に於けるシリンダブロック壁2の側面と一方の側部分岐
油路44bとを第3軸受孔21cの下方にてシリンダ軸線に直
交する向きに沿って連通する下部水平通路48とが形成さ
れている。これらのうちの上部水平通路47は、その開放
端にオイルフィルタFを螺着するための内ねじが形成さ
れると共に、第3軸受孔21cとの干渉を避けるように鋳
抜きにて先細りに形成され、また下部水平通路48の開放
端は、プラグ49にて閉塞される。そして、第3軸受孔21
cの外側の部分にてこれら両通路47・48同士を連通する
ように、アイランド部46の上面からシリンダ軸線に平行
に垂直通路50が穿設されている。この垂直通路50の開放
端もプラグ51にて閉塞される。
第3軸受孔21cの上方にてアイランド部46の端面側と潤
滑油吐出路11とをシリンダ軸線に直交する向きに沿って
連通する上部水平通路47と、アイランド部46の下方位置
に於けるシリンダブロック壁2の側面と一方の側部分岐
油路44bとを第3軸受孔21cの下方にてシリンダ軸線に直
交する向きに沿って連通する下部水平通路48とが形成さ
れている。これらのうちの上部水平通路47は、その開放
端にオイルフィルタFを螺着するための内ねじが形成さ
れると共に、第3軸受孔21cとの干渉を避けるように鋳
抜きにて先細りに形成され、また下部水平通路48の開放
端は、プラグ49にて閉塞される。そして、第3軸受孔21
cの外側の部分にてこれら両通路47・48同士を連通する
ように、アイランド部46の上面からシリンダ軸線に平行
に垂直通路50が穿設されている。この垂直通路50の開放
端もプラグ51にて閉塞される。
そしてオイルフィルタFへの潤滑油の供給は、第12図に
併せて示すように、バランサシャフト17の軸線に沿って
シリンダブロック壁2の側面に延設された突条52に内設
された一次供給路53を介して行われる。
併せて示すように、バランサシャフト17の軸線に沿って
シリンダブロック壁2の側面に延設された突条52に内設
された一次供給路53を介して行われる。
尚、上記した第3ジャーナル壁13cに於ける一方の側部
分岐油路44bは、第3軸受孔21cへの潤滑油供給路である
と同時に、オイルフィルタFを経た潤滑油を第2オイル
ギャラリ43bへと導くための分岐路でもある。
分岐油路44bは、第3軸受孔21cへの潤滑油供給路である
と同時に、オイルフィルタFを経た潤滑油を第2オイル
ギャラリ43bへと導くための分岐路でもある。
次に潤滑油の流れについて説明する。
オイルポンプ(図示せず)にて圧送された潤滑油は、一
次供給路53を経てオイルフィルタFに流入する。そして
オイルフィルタFにて濾過された潤滑油は、上部水平油
路47及び垂直油路50へと分流し、一方は潤滑油吐出路11
を経てシリンダヘッド内に供給され、他方は下部水平油
路48を経て第3ジャーナル壁13c内に於ける一方の側部
分岐油路44bに流入する。ここで潤滑油の一部は側部分
岐油路44bを上方へ分流し、そのまま一方の第3軸受孔2
1cから流出する。そして、側部分岐油路44bを下方へ分
流した潤滑油の一部は、第2オイルギャラリ43b及びこ
れから分岐した側部分岐油路44bを介して第1・第4ジ
ャーナル壁13a・13dに設けられた第1・第2軸受孔21a
・21bから流出する。また、連結管38に内設された連結
油路38aを介して第1オイルギャラリ43a及び第3オイル
ギャラリ43cに分配された残りの潤滑油は、中央分岐油
路44aを介して各クランクジャーナル部へ、また他方の
側部分岐油路44cを介して他方のバランサシャフト用軸
受孔21a〜21cへとそれぞれ供給される。
次供給路53を経てオイルフィルタFに流入する。そして
オイルフィルタFにて濾過された潤滑油は、上部水平油
路47及び垂直油路50へと分流し、一方は潤滑油吐出路11
を経てシリンダヘッド内に供給され、他方は下部水平油
路48を経て第3ジャーナル壁13c内に於ける一方の側部
分岐油路44bに流入する。ここで潤滑油の一部は側部分
岐油路44bを上方へ分流し、そのまま一方の第3軸受孔2
1cから流出する。そして、側部分岐油路44bを下方へ分
流した潤滑油の一部は、第2オイルギャラリ43b及びこ
れから分岐した側部分岐油路44bを介して第1・第4ジ
ャーナル壁13a・13dに設けられた第1・第2軸受孔21a
・21bから流出する。また、連結管38に内設された連結
油路38aを介して第1オイルギャラリ43a及び第3オイル
ギャラリ43cに分配された残りの潤滑油は、中央分岐油
路44aを介して各クランクジャーナル部へ、また他方の
側部分岐油路44cを介して他方のバランサシャフト用軸
受孔21a〜21cへとそれぞれ供給される。
さて、クランクシャフト及びこれの両側に配設されたバ
ランサシャフトを備えるエンジンに於いては、1つのジ
ヤーナル壁に3箇所の軸受が設けられることとなる。従
って、各軸受に対する潤滑油の供給通路が複雑化しがち
である。そこで本発明に於いては、クランクシャフトを
支持すべく各ジャーナル壁13a〜13eの下面に固着される
ベアリングキャップ30a〜30e同士を互いに連結するよう
に延設した中空部36a〜36cをもって各シャフトに対応す
るオイルギャラリを個別に形成すると共に、このオイル
ギャラリから各軸受に対する油路を分岐して設けるもの
としている。このように、シリンダブロックとは別個に
オイルギャラリを形成することにより、オイルギャラリ
をシリンダブロックに内設する構造に比してその製作性
を高めることができ、しかも強度低下の要因を排除する
ことができる。また、各軸受に対するオイルギャラリか
らの分岐油路を、ベアリングキャップの締結ボルト挿通
孔と平行に穿設し得ることから、穿孔工程の段取換えな
どが簡略化され、製造工数を削減できる。
ランサシャフトを備えるエンジンに於いては、1つのジ
ヤーナル壁に3箇所の軸受が設けられることとなる。従
って、各軸受に対する潤滑油の供給通路が複雑化しがち
である。そこで本発明に於いては、クランクシャフトを
支持すべく各ジャーナル壁13a〜13eの下面に固着される
ベアリングキャップ30a〜30e同士を互いに連結するよう
に延設した中空部36a〜36cをもって各シャフトに対応す
るオイルギャラリを個別に形成すると共に、このオイル
ギャラリから各軸受に対する油路を分岐して設けるもの
としている。このように、シリンダブロックとは別個に
オイルギャラリを形成することにより、オイルギャラリ
をシリンダブロックに内設する構造に比してその製作性
を高めることができ、しかも強度低下の要因を排除する
ことができる。また、各軸受に対するオイルギャラリか
らの分岐油路を、ベアリングキャップの締結ボルト挿通
孔と平行に穿設し得ることから、穿孔工程の段取換えな
どが簡略化され、製造工数を削減できる。
加えて、エンジン回転を円滑化するうえには、クランク
シャフトの支持剛性が可及的に高いことが好ましいが、
これは上記のように、複数の中空部36a〜36cをもってベ
アリングキャップ30a〜30e同士をはしご状に連結するこ
とにより、各ジャーナル壁13a〜13eの剛性の飛躍的な増
大を企図し得る。また、特に第2シリンダと第3シリン
ダとが同位相にて運動する4気筒エンジンに於いては、
第3ジャーナルに作用する慣性負荷が最大となるが、こ
れは第3ジャーナル壁13cの近傍にて各中空部36a〜36c
間を連結するするように連結管38を設けることにより、
同部分を好適に補強することができる。
シャフトの支持剛性が可及的に高いことが好ましいが、
これは上記のように、複数の中空部36a〜36cをもってベ
アリングキャップ30a〜30e同士をはしご状に連結するこ
とにより、各ジャーナル壁13a〜13eの剛性の飛躍的な増
大を企図し得る。また、特に第2シリンダと第3シリン
ダとが同位相にて運動する4気筒エンジンに於いては、
第3ジャーナルに作用する慣性負荷が最大となるが、こ
れは第3ジャーナル壁13cの近傍にて各中空部36a〜36c
間を連結するするように連結管38を設けることにより、
同部分を好適に補強することができる。
[発明の効果] このように本発明によれば、ジャーナル壁に設けられた
複数の軸受部に対する潤滑油の供給路を極めて整然と形
成することができ、製造工程を簡略化するうえに大きな
効果がある。しかも、ベアリングキャップ同士が複数の
中空部をもってはしご状に連結されることから、ジャー
ナル壁の剛性を曲げ・捩じり共に大幅に高めることが可
能となり、エンジンの性能を高めるうえに多大な効果を
奏することができる。
複数の軸受部に対する潤滑油の供給路を極めて整然と形
成することができ、製造工程を簡略化するうえに大きな
効果がある。しかも、ベアリングキャップ同士が複数の
中空部をもってはしご状に連結されることから、ジャー
ナル壁の剛性を曲げ・捩じり共に大幅に高めることが可
能となり、エンジンの性能を高めるうえに多大な効果を
奏することができる。
第1図は本発明に基づき構成されたエンジンのシリンダ
ブロックの平面図であり、第2図は底面図であり、第3
図は水平面にて部分的に切除して示す切断端面図であ
る。 第4図は第1図のIV−IV線に沿う切断端面図であり、第
5図は同じくV−V線に沿う切断端面図であり、第6図
は同じくVI−VI線に沿う切断端面図であり、第7図は同
じくVII−VII線に沿う切断端面図でり、第8図は同じく
VIII−VIII線に沿う切断端面図である。 第9図はギャラリ部材をシリンダブロックの底面側から
見た図であり、第10図は第9図のX−X線に沿う切断端
面図であり、第11図は同じくXI−XI線に沿う切断端面図
である。 第12図は第1図のXII方向矢視図である。 第13図はプーリの配置を示すシリンダブロックの立面図
である。 1……シリンダブロック、2……シリンダブロック外壁 3……シリンダブロック内壁 4……ウォータジャケット 5……ライナ、6a〜6d……シリンダボア 7……シリンダヘッド接合面 8……ボルト孔、9……クランクケース 10……通路、11……潤滑油吐出路 12……軸受半部 13a〜13e……ジャーナル壁 14……ボルト孔、15……オイルパンフランジ 16……ボルト孔、17……バランサシャフト 18……カウンタウェート部 19……延長軸部、20a〜20c……軸受部 21a〜21c……軸受孔 22……タイミングプーリ 23……開口、24……工具挿入孔 25……クランクプーリ、26……タイミングベルト 27……テンションプーリ 30a〜30e……ベアリングキャップ 31……軸受半部、32……軸受メタル 33……クランクシャフト 34……ギャラリ部材、35a〜35e……脚部 36a〜36c……中空部 37……連結部材、38……連結管 38a……連結油路、39……プラグ 40・41……ボルト挿通孔、42……ボルト 43a〜43c……オイルギャラリ 44a〜44c……分岐油路 45……位置決めピン、46……アイランド部 47……上部水平油路、48……下部水平油路 49……プラグ、50……垂直油路 51……プラグ、52……突条 53……一次供給路
ブロックの平面図であり、第2図は底面図であり、第3
図は水平面にて部分的に切除して示す切断端面図であ
る。 第4図は第1図のIV−IV線に沿う切断端面図であり、第
5図は同じくV−V線に沿う切断端面図であり、第6図
は同じくVI−VI線に沿う切断端面図であり、第7図は同
じくVII−VII線に沿う切断端面図でり、第8図は同じく
VIII−VIII線に沿う切断端面図である。 第9図はギャラリ部材をシリンダブロックの底面側から
見た図であり、第10図は第9図のX−X線に沿う切断端
面図であり、第11図は同じくXI−XI線に沿う切断端面図
である。 第12図は第1図のXII方向矢視図である。 第13図はプーリの配置を示すシリンダブロックの立面図
である。 1……シリンダブロック、2……シリンダブロック外壁 3……シリンダブロック内壁 4……ウォータジャケット 5……ライナ、6a〜6d……シリンダボア 7……シリンダヘッド接合面 8……ボルト孔、9……クランクケース 10……通路、11……潤滑油吐出路 12……軸受半部 13a〜13e……ジャーナル壁 14……ボルト孔、15……オイルパンフランジ 16……ボルト孔、17……バランサシャフト 18……カウンタウェート部 19……延長軸部、20a〜20c……軸受部 21a〜21c……軸受孔 22……タイミングプーリ 23……開口、24……工具挿入孔 25……クランクプーリ、26……タイミングベルト 27……テンションプーリ 30a〜30e……ベアリングキャップ 31……軸受半部、32……軸受メタル 33……クランクシャフト 34……ギャラリ部材、35a〜35e……脚部 36a〜36c……中空部 37……連結部材、38……連結管 38a……連結油路、39……プラグ 40・41……ボルト挿通孔、42……ボルト 43a〜43c……オイルギャラリ 44a〜44c……分岐油路 45……位置決めピン、46……アイランド部 47……上部水平油路、48……下部水平油路 49……プラグ、50……垂直油路 51……プラグ、52……突条 53……一次供給路
Claims (13)
- 【請求項1】複数のシリンダを直列に列設してなると共
に、ジャーナル壁に於けるシリンダの側方に回転シャフ
ト体を支持するための軸受孔を有するシリンダブロック
の潤滑油通路構造であって、 前記ジャーナル壁の下端面に固着されるベアリングキャ
ップ同士を連結する中空部材がシリンダ列方向に延設さ
れると共に、 前記中空部材に内設されたオイルギャラリから前記軸受
孔へ向けて分岐する潤滑油路が、前記ベアリングキャッ
プを前記ジャーナル壁に締結するためのボルト挿通孔と
平行に形成されることを特徴とするシリンダブロックの
潤滑油通路構造。 - 【請求項2】前記中空部材が、前記ベアリングキャップ
の側方へ張出していることを特徴とする第1請求項に記
載のシリンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項3】前記潤滑油路が、前記軸受孔の輪郭に接し
かつシリンダ軸に平行する面と前記ボルト挿通孔の中心
軸線との間の部分に形成されることを特徴とする第1若
しくは第2請求項に記載のシリンダブロックの潤滑油通
路構造。 - 【請求項4】前記潤滑油路が、前記軸受孔の中心軸線を
通る面より内方にて該軸受孔の内面に開口することを特
徴とする第3請求項に記載のシリンダブロックの潤滑油
通路構造。 - 【請求項5】前記潤滑油路の前記オイルギャラリに対す
る接続部が、前記オイルギャラリの中心軸線より内方に
位置していることを特徴とする第4請求項に記載のシリ
ンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項6】前記回転シャフト体が、4サイクル往復ピ
ストンエンジンの起振力を打ち消すべくシリンダの両側
方に1本ずつ設けられたバランサシャフトであることを
特徴とする第1乃至第5請求項のいずれかに記載のシリ
ンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項7】複数のシリンダを直列に列設してなると共
に、ジャーナル壁に於けるシリンダの側方に回転シャフ
ト体を支持するための軸受孔を有するシリンダブロック
の潤滑油通路構造であって、 各クランクジャーナル部へ向けて分岐する潤滑油路を有
する第1のオイルギャラリと、前記回転シャフト体の各
軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路を有する第2のオイル
ギャラリとを備え、 これら第1・第2の両オイルギャラリが、前記ジャーナ
ル壁の下端面に固着されるベアリングキャップ同士を連
結してシリンダ列方向に延設された複数の中空部材にそ
れぞれ内設されることを特徴とするシリンダブロックの
潤滑油通路構造。 - 【請求項8】複数のシリンダを直列に列設してなると共
に、ジャーナル壁に於けるシリンダの側方に回転シャフ
ト体を支持するための軸受孔を有するシリンダブロック
の潤滑油通路構造であって、 前記回転シャフト体が前記シリンダの両側方にそれぞれ
配設された一対からなると共に、一方の回転シャフト体
の軸受孔へ向けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイ
ルギャラリと、他方の回転シャフト体の各軸受孔へ向け
て分岐する潤滑油路を有する第2のオイルギャラリとを
備え、 これら第1・第2の両オイルギャラリが、前記ジャーナ
ル壁の下端面に固着されるベアリングキャップ同士を連
結してシリンダ列方向に延設された複数の中空部材にそ
れぞれ内設されることを特徴とするシリンダブロックの
潤滑油通路構造。 - 【請求項9】複数のシリンダを直列に列設してなると共
に、ジャーナル壁に於けるシリンダの側方に回転シャフ
ト体を支持するための軸受孔を有するシリンダブロック
の潤滑油通路構造であって、 前記回転シャフト体が前記シリンダの両側方にそれぞれ
配設された一対からなると共に、各クランクジャーナル
部へ向けて分岐する潤滑油路を有する第1のオイルギャ
ラリと、前記両側方の回転シャフト体の各軸受孔へ向け
て分岐する潤滑油路を有する第2及び第3のオイルギャ
ラリとを備え、 これら第1・第2・第3のオイルギャラリが、前記ジャ
ーナル壁の下端面に固着されるベアリングキャップ同士
を連結してシリンダ列方向に延設された複数の中空部材
にそれぞれ内設されることを特徴とするシリンダブロッ
クの潤滑油通路構造。 - 【請求項10】前記回転シャフト体の略直下に該回転シ
ャフト体の軸受孔に対応するオイルギャラリが配設され
ることを特徴とする第7乃至第9請求項のいずれかに記
載のシリンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項11】前記各オイルギャラリ同士間を連通する
連結通路が、シリンダ列方向中央に位置する前記ジャー
ナル壁に対応する前記ベアリングキャップの近傍に配設
されることを特徴とする第7乃至第10請求項のいずれか
に記載のシリンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項12】前記連結通路が、前記ベアリングキャッ
プと平行に形成されることを特徴とする第11請求項に記
載のシリンダブロックの潤滑油通路構造。 - 【請求項13】前記回転シャフト体が、4サイクル往復
ピストンエンジンの起振力を打ち消すべくシリンダの側
方に設けられたバランサシャフトであることを特徴とす
る第7乃至第12請求項のいずれかに記載のシリンダブロ
ックの潤滑油通路構造。
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