JPH0672682B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH0672682B2 JPH0672682B2 JP10521986A JP10521986A JPH0672682B2 JP H0672682 B2 JPH0672682 B2 JP H0672682B2 JP 10521986 A JP10521986 A JP 10521986A JP 10521986 A JP10521986 A JP 10521986A JP H0672682 B2 JPH0672682 B2 JP H0672682B2
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Links
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Landscapes
- Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の暖房等に用いられている燃焼装置に関
するものである。
するものである。
従来の技術 従来、この種の燃焼装置としては石油ストーブ等に用い
られている吸上げ気化方式の燃焼装置があるが、これは
第5図に示す様に、多数の空気孔11を有する内炎筒6と
外炎筒7間に形成される燃焼室8に灯芯1先端を露出さ
せて燃料を気化、燃焼させるものである。通常外炎筒7
は外筒9の絞り部15より上方では開口面積の大きな透孔
17を有した赤熱部16を形成しており、灯芯1から気化し
た燃料を燃焼室8内で燃焼させ、赤熱部16を赤熱させ輻
射熱を得ていた。
られている吸上げ気化方式の燃焼装置があるが、これは
第5図に示す様に、多数の空気孔11を有する内炎筒6と
外炎筒7間に形成される燃焼室8に灯芯1先端を露出さ
せて燃料を気化、燃焼させるものである。通常外炎筒7
は外筒9の絞り部15より上方では開口面積の大きな透孔
17を有した赤熱部16を形成しており、灯芯1から気化し
た燃料を燃焼室8内で燃焼させ、赤熱部16を赤熱させ輻
射熱を得ていた。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記の様な構成では次の様な問題を生じてい
た。
た。
通常の強燃焼では第5図に示す様に内炎筒6と外炎筒7
上方で二次炎f1を形成し、燃焼室8内を上昇してきた未
燃成分を完全に燃焼させるので良好な排ガス特性を示
す。しかし、灯芯1の露出高さを低くして燃焼量を小さ
くした場合、火炎は燃焼室8内へ下がってf2の様に形成
される。この場合、内炎筒6の空気孔11や透孔17に形成
されていた火炎f3は火炎f2の上方では形成されなくな
る。従来からこの様な状態では排ガス特性、特にCO/CO2
特性が急激に悪化していた。これは以下に示す様に燃焼
ガスおよび空気の流れに原因があることが明らかとなっ
た。
上方で二次炎f1を形成し、燃焼室8内を上昇してきた未
燃成分を完全に燃焼させるので良好な排ガス特性を示
す。しかし、灯芯1の露出高さを低くして燃焼量を小さ
くした場合、火炎は燃焼室8内へ下がってf2の様に形成
される。この場合、内炎筒6の空気孔11や透孔17に形成
されていた火炎f3は火炎f2の上方では形成されなくな
る。従来からこの様な状態では排ガス特性、特にCO/CO2
特性が急激に悪化していた。これは以下に示す様に燃焼
ガスおよび空気の流れに原因があることが明らかとなっ
た。
第6図は第5図の従来の燃焼装置のA−A′線、(すな
わち外筒9もしくは透過筒18と外炎筒7間の空気通路2
0)とB−B′線(すなわち、内炎筒6内部)の位置で
高さ方向のCOの分布を強、弱の燃焼時に測定した結果で
ある。A−A′の位置では強燃焼時外筒9の絞り部15以
上でCO濃度は急激に増加し、中上部で最大となり、上端
付近では再び減少するが、500ppm以上の高値を示す。し
かし強燃焼時は火炎f1でほぼ完全に燃焼させるので排ガ
ス特性は良好となる。弱燃焼時も同様の挙動を示し、CO
濃度としては、上端付近で250ppm程度となるが、この場
合、火炎はf2となって下方に下がっているため、COは赤
熱部16の上端付近の透孔17より直接大気中に放出され
る。B−B′線の位置では強燃焼時でも弱燃焼時でも同
様な挙動を示し、上端付近では弱燃焼時でも1000ppm以
上の非常に高い値を示し、これが直接大気中に放出され
る。
わち外筒9もしくは透過筒18と外炎筒7間の空気通路2
0)とB−B′線(すなわち、内炎筒6内部)の位置で
高さ方向のCOの分布を強、弱の燃焼時に測定した結果で
ある。A−A′の位置では強燃焼時外筒9の絞り部15以
上でCO濃度は急激に増加し、中上部で最大となり、上端
付近では再び減少するが、500ppm以上の高値を示す。し
かし強燃焼時は火炎f1でほぼ完全に燃焼させるので排ガ
ス特性は良好となる。弱燃焼時も同様の挙動を示し、CO
濃度としては、上端付近で250ppm程度となるが、この場
合、火炎はf2となって下方に下がっているため、COは赤
熱部16の上端付近の透孔17より直接大気中に放出され
る。B−B′線の位置では強燃焼時でも弱燃焼時でも同
様な挙動を示し、上端付近では弱燃焼時でも1000ppm以
上の非常に高い値を示し、これが直接大気中に放出され
る。
以上の結果から、燃焼装置内の空気および燃焼ガスの流
れは次の様になっている。すなわち、第5図に示す様に
黒矢印で示される主たる流れと破線矢印の様な流れが存
在する。つまり、不完全燃焼状態の燃焼ガスが燃焼室8
から空気路20へ漏出する流れaと、燃焼室8から内炎筒
6内部へ漏出する流れbである。したがって弱燃焼時火
炎がf2の様に燃焼室8内に落ち込んで、それより上方で
火炎が形成されないと、内炎筒6の上部の空気孔11およ
び通気孔13から、また赤熱部16の上方の透孔17から高濃
度のCOを含む燃焼ガスが直接大気中に放出されることに
なる。このように弱燃焼時におけるCO/CO2の急激な悪化
は、内炎筒6内部および空気通路20に漏出した高濃度の
COを含む燃焼ガスが直接大気中に放出されるためである
ことが明確となった。
れは次の様になっている。すなわち、第5図に示す様に
黒矢印で示される主たる流れと破線矢印の様な流れが存
在する。つまり、不完全燃焼状態の燃焼ガスが燃焼室8
から空気路20へ漏出する流れaと、燃焼室8から内炎筒
6内部へ漏出する流れbである。したがって弱燃焼時火
炎がf2の様に燃焼室8内に落ち込んで、それより上方で
火炎が形成されないと、内炎筒6の上部の空気孔11およ
び通気孔13から、また赤熱部16の上方の透孔17から高濃
度のCOを含む燃焼ガスが直接大気中に放出されることに
なる。このように弱燃焼時におけるCO/CO2の急激な悪化
は、内炎筒6内部および空気通路20に漏出した高濃度の
COを含む燃焼ガスが直接大気中に放出されるためである
ことが明確となった。
上述の様に、燃焼量を小さくした場合の排ガス特性の悪
化を防止するために、従来は外炎筒7下部から燃焼室8
内へ供給される空気量を相対的に抑制する方法等がとら
れていたが、この場合、外炎筒7下部から燃焼室8内へ
の空気量が減少するため、点火特性が悪化したり、燃焼
室8内へ黄火が発生する等の問題があった。またこの様
な方法では、究極的には火炎が燃焼室内に落ち込んでし
まうと、排ガス特性は悪化することになり、根本的な対
策とはなっていなかった。
化を防止するために、従来は外炎筒7下部から燃焼室8
内へ供給される空気量を相対的に抑制する方法等がとら
れていたが、この場合、外炎筒7下部から燃焼室8内へ
の空気量が減少するため、点火特性が悪化したり、燃焼
室8内へ黄火が発生する等の問題があった。またこの様
な方法では、究極的には火炎が燃焼室内に落ち込んでし
まうと、排ガス特性は悪化することになり、根本的な対
策とはなっていなかった。
本発明はかかる従来の問題を解消するもので、弱燃焼時
の燃焼特性の急激な悪化を抑止して、排ガス特性を改良
し燃焼量調節幅を大きくするとともに、点火特性、燃焼
状態等の良好な燃焼装置を得ることを目的とする。
の燃焼特性の急激な悪化を抑止して、排ガス特性を改良
し燃焼量調節幅を大きくするとともに、点火特性、燃焼
状態等の良好な燃焼装置を得ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の燃焼装置では、内
炎筒の内方に配設され、燃料供給部に対向する位置の上
方に位置し、内炎筒との間に制流域を形成する制流筒
と、この制流筒と内炎筒との間の制流域に横設された板
部と、外炎筒の気孔部の内方にあって、燃料供給部の上
方近傍から外炎筒の赤熱部の下方位置まで延び、外炎筒
の気孔部との間に空気室を形成する燃焼制御筒を設け、
この燃焼制御筒の壁面に空気室から燃焼室に連通する連
通孔を設けている。
炎筒の内方に配設され、燃料供給部に対向する位置の上
方に位置し、内炎筒との間に制流域を形成する制流筒
と、この制流筒と内炎筒との間の制流域に横設された板
部と、外炎筒の気孔部の内方にあって、燃料供給部の上
方近傍から外炎筒の赤熱部の下方位置まで延び、外炎筒
の気孔部との間に空気室を形成する燃焼制御筒を設け、
この燃焼制御筒の壁面に空気室から燃焼室に連通する連
通孔を設けている。
作用 本発明は上記した構成により、制流域に未燃ガスを導入
し、この未燃ガスを制流筒上方に供給される清浄な空気
と混合し、制流筒上端付近の内炎筒空気孔から集中的に
燃焼室に供給し、燃焼させるとともに、内炎筒上端内部
は未燃ガス成分の少ない清浄な状態に保つことができ
る。また燃焼制御筒壁に設けた連通孔より燃焼室内に空
気を供給するとともに、燃焼室内の流れを変え、また空
気通路内の燃焼ガス組成を改良することができる。
し、この未燃ガスを制流筒上方に供給される清浄な空気
と混合し、制流筒上端付近の内炎筒空気孔から集中的に
燃焼室に供給し、燃焼させるとともに、内炎筒上端内部
は未燃ガス成分の少ない清浄な状態に保つことができ
る。また燃焼制御筒壁に設けた連通孔より燃焼室内に空
気を供給するとともに、燃焼室内の流れを変え、また空
気通路内の燃焼ガス組成を改良することができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。
る。
第1図において、1は燃料供給部である灯芯で芯内筒2
と芯外筒3の間に上下動自在に設定されている。芯内筒
2と芯外筒3の上端部はそれぞれ内火皿4、外火皿5を
形成しており、内炎筒6、外炎筒7が載置されている。
灯芯1の先端は燃焼時には内炎筒6と外炎筒7間に形成
される燃焼室8内に露出され、ここで燃料の気化が行な
われる。9は外筒で内炎筒6、外炎筒7、外筒9は内方
より順次略同心円状に配置され、固定ピン10によって一
体化されている。11は内炎筒6および外炎筒7に多数設
けられた空気孔である。12は内炎筒6の上端開口部を閉
塞する内炎筒天板で内炎筒6内方から上方へ通じる通気
孔13を有している。14は内炎筒天板12上に載置された拡
炎板である。外筒9の絞り部15より上方の外炎筒7には
赤熱部16が形成され、開口の大きな透孔17が設けられて
いる。18はガラス等の透過性材料よりなる透過筒で外筒
9上に載置されている。19はトップフレームで赤熱部16
と透過筒18の間の空気通路20の上端を遮蔽する様に赤熱
部16の上端に載置され、透過筒18を固定している。21は
内炎筒6内方に設置された制流筒で、灯芯1に対向する
位置の上方に位置し、内炎筒6との間に制流域22を形成
している。そして、制流筒21と内炎筒6との間の制流域
22に横設された板部21aが設けられている。23は空気導
入路である。24は外炎筒7の赤熱部16より下方の外炎筒
7の気孔部25内方に設定された燃焼制御筒で、灯芯1の
上方近傍より外炎筒7の赤熱部16の下方位置まで延び、
外炎筒7の気孔部25との間に間隙を有するように空気室
26が形成されている。27は燃焼制御筒壁面に設けられた
連通孔で、空気室26と燃焼室8を連通する如く、多数均
一に設けられている。
と芯外筒3の間に上下動自在に設定されている。芯内筒
2と芯外筒3の上端部はそれぞれ内火皿4、外火皿5を
形成しており、内炎筒6、外炎筒7が載置されている。
灯芯1の先端は燃焼時には内炎筒6と外炎筒7間に形成
される燃焼室8内に露出され、ここで燃料の気化が行な
われる。9は外筒で内炎筒6、外炎筒7、外筒9は内方
より順次略同心円状に配置され、固定ピン10によって一
体化されている。11は内炎筒6および外炎筒7に多数設
けられた空気孔である。12は内炎筒6の上端開口部を閉
塞する内炎筒天板で内炎筒6内方から上方へ通じる通気
孔13を有している。14は内炎筒天板12上に載置された拡
炎板である。外筒9の絞り部15より上方の外炎筒7には
赤熱部16が形成され、開口の大きな透孔17が設けられて
いる。18はガラス等の透過性材料よりなる透過筒で外筒
9上に載置されている。19はトップフレームで赤熱部16
と透過筒18の間の空気通路20の上端を遮蔽する様に赤熱
部16の上端に載置され、透過筒18を固定している。21は
内炎筒6内方に設置された制流筒で、灯芯1に対向する
位置の上方に位置し、内炎筒6との間に制流域22を形成
している。そして、制流筒21と内炎筒6との間の制流域
22に横設された板部21aが設けられている。23は空気導
入路である。24は外炎筒7の赤熱部16より下方の外炎筒
7の気孔部25内方に設定された燃焼制御筒で、灯芯1の
上方近傍より外炎筒7の赤熱部16の下方位置まで延び、
外炎筒7の気孔部25との間に間隙を有するように空気室
26が形成されている。27は燃焼制御筒壁面に設けられた
連通孔で、空気室26と燃焼室8を連通する如く、多数均
一に設けられている。
上記構成において、灯芯1に点火すると燃焼を開始し、
燃焼による高温の燃焼ガスが燃焼室8を上昇することに
より熱ドラフトを生じ、燃焼に必要な空気が内炎筒6、
外炎筒7の空気孔11および赤熱部16の透孔17より燃焼室
8内に供給され燃焼が継続され、強燃焼時には、第2図
に示す様に火炎frが形成される。この時の燃焼排ガスや
空気の流れを第2図にて説明する。内炎筒6内方から供
給される空気は制流筒21下方から灯芯1近傍へ供給され
る白矢印aと空気導入路23を上昇する白矢印bに分けら
れる。白矢印bは内炎筒上方に達し、白矢印cの様に空
気孔11や通気孔13より燃焼室8およびその上方へ供給さ
れる。また一部は白矢印dの様に制流域22に下降し、比
較的下方の空気孔11からも燃焼室8に供給される。一
方、白矢印aによって気化された燃料は空気との混合ガ
スとなって主として黒矢印eの様に燃焼室8を上昇す
る。しかし、空気流白矢印c、dによって制流域は負圧
になるため、混合ガスの一部は黒矢印fの様に制流域22
内に流入し、上昇する。したがって制流域22には未燃ガ
スが充満する。この未燃ガスは制流域22を上昇し、制流
筒21の上端付近で黒矢印gの様に空気流白矢印c、dと
混合されて空気孔11から燃焼室8へ供給される。したが
って強燃焼時は内炎筒8上端付近に未燃ガスと空気を良
く混合した状態で燃焼室8上端付近に供給するので、領
域A付近で効率よく燃焼させ、ここで燃焼しきれなかっ
た未燃ガスは上方に形成される火炎frで燃焼される。次
に灯芯1の露出高さを低くして弱燃焼としていくと、火
炎は次第に燃焼室8内に落ち込み、火炎fsとなる。この
場合の流れも強燃焼時と同様であるが、気化ガスは大幅
に減少しているので制流域22へ流入する未燃ガスも減少
する。従がって空気流白矢印dとの混合領域は下方へ下
がり、領域B付近が良好な混合領域となり、この部分で
保炎を形成し、内炎筒6壁面を赤熱させ、燃焼を促進さ
せ、さらにその上方に形成される火炎fsで燃焼を完結さ
せる。したがって火炎fsより上方の空気孔11からは未燃
成分をほとんど含まない空気が放出される。また、板部
21aにより、未燃ガスが燃焼室8から制流筒21の下端を
経て、制流筒21で囲まれる空気導入路23を上方へ流れる
空気流と合流することも抑制できる。
燃焼による高温の燃焼ガスが燃焼室8を上昇することに
より熱ドラフトを生じ、燃焼に必要な空気が内炎筒6、
外炎筒7の空気孔11および赤熱部16の透孔17より燃焼室
8内に供給され燃焼が継続され、強燃焼時には、第2図
に示す様に火炎frが形成される。この時の燃焼排ガスや
空気の流れを第2図にて説明する。内炎筒6内方から供
給される空気は制流筒21下方から灯芯1近傍へ供給され
る白矢印aと空気導入路23を上昇する白矢印bに分けら
れる。白矢印bは内炎筒上方に達し、白矢印cの様に空
気孔11や通気孔13より燃焼室8およびその上方へ供給さ
れる。また一部は白矢印dの様に制流域22に下降し、比
較的下方の空気孔11からも燃焼室8に供給される。一
方、白矢印aによって気化された燃料は空気との混合ガ
スとなって主として黒矢印eの様に燃焼室8を上昇す
る。しかし、空気流白矢印c、dによって制流域は負圧
になるため、混合ガスの一部は黒矢印fの様に制流域22
内に流入し、上昇する。したがって制流域22には未燃ガ
スが充満する。この未燃ガスは制流域22を上昇し、制流
筒21の上端付近で黒矢印gの様に空気流白矢印c、dと
混合されて空気孔11から燃焼室8へ供給される。したが
って強燃焼時は内炎筒8上端付近に未燃ガスと空気を良
く混合した状態で燃焼室8上端付近に供給するので、領
域A付近で効率よく燃焼させ、ここで燃焼しきれなかっ
た未燃ガスは上方に形成される火炎frで燃焼される。次
に灯芯1の露出高さを低くして弱燃焼としていくと、火
炎は次第に燃焼室8内に落ち込み、火炎fsとなる。この
場合の流れも強燃焼時と同様であるが、気化ガスは大幅
に減少しているので制流域22へ流入する未燃ガスも減少
する。従がって空気流白矢印dとの混合領域は下方へ下
がり、領域B付近が良好な混合領域となり、この部分で
保炎を形成し、内炎筒6壁面を赤熱させ、燃焼を促進さ
せ、さらにその上方に形成される火炎fsで燃焼を完結さ
せる。したがって火炎fsより上方の空気孔11からは未燃
成分をほとんど含まない空気が放出される。また、板部
21aにより、未燃ガスが燃焼室8から制流筒21の下端を
経て、制流筒21で囲まれる空気導入路23を上方へ流れる
空気流と合流することも抑制できる。
また、燃焼室8のドラフト作用により制流域22の圧力が
下がるので、空気導入路23を上方へ流れる空気流が制流
筒21の上端に達すると急に制流域22の方向に向きを変
え、この制流域22を上昇してくる未燃ガスと合流し、燃
焼室8に流入するのを助長する。次に外炎筒7側の流れ
について見る。従来例の様に燃焼制御筒24がない場合は
燃焼ガスは燃焼室8の幅全体を使って上昇するので、赤
熱部16へ達するとただちに空気通路20へ漏出する。しか
し、本実施例では、燃焼制御筒24が存在するため、燃焼
ガスの流れは空気室26の幅だけ内炎筒6側へ寄せられる
ことになり、燃焼室8下方から上昇してきた燃焼排ガス
の空気通路20への漏出は抑制される。また燃焼制御筒24
に対向する外炎筒気孔部25の空気孔11から空気室26へ白
矢印hの様に供給された一定量の空気は、空気室23の出
口から燃焼室8内へ噴出され、気化ガスと混合されるの
で、ここで燃焼し、火炎ftを形成し、燃焼ガスは黒矢印
hの様に上昇する。したがって赤熱部16内壁付近ではこ
の燃焼ガスによる層が形成され、燃焼室8下方から上昇
してくる未燃ガスの空気通路20への漏出を抑制する。黒
矢印hの流れの層は赤熱部16の近傍を上昇するので黒矢
印iの様に当然空気通路20への漏出はおこるが黒矢印i
の流れは空気室23の出口に形成される火炎ftによって燃
焼がかなり進んだ状態の燃焼ガスで、CO2を多く含んで
おり、空気通路20から大気中へ放出されたとしてもCO/C
O2の急激な悪化にはつながらない。さらに燃焼制御筒24
壁面には空気室26と燃焼室8を連通する連通孔27が設け
てあるため、白矢印jの様に空気が供給されるので燃焼
制御筒24で曲げられた燃焼ガス流との混合が良くなり、
燃焼室8内への黄火の発生も少ない。また、従来例では
弱燃焼時の排ガス特性を改良するために外炎筒気孔部25
から燃焼室8内へ供給される空気量を抑制して火炎の落
ち込みを防止する方法等がとられていたが、この場合、
外炎筒気孔部25から燃焼室8内に導入される空気が抑制
されるため、点火時は空気の供給不足となり、CO、臭気
が発生する場合があった。燃焼制御筒24に連通孔27が設
けられていない場合、同様な現象を生ずることが考えら
れるが、本実施例では燃焼制御筒24壁面に連通孔27を設
けているため、空気の供給は十分になされ、点火特性も
良好となり、COの発生量としては1/2程度におさえられ
る。
下がるので、空気導入路23を上方へ流れる空気流が制流
筒21の上端に達すると急に制流域22の方向に向きを変
え、この制流域22を上昇してくる未燃ガスと合流し、燃
焼室8に流入するのを助長する。次に外炎筒7側の流れ
について見る。従来例の様に燃焼制御筒24がない場合は
燃焼ガスは燃焼室8の幅全体を使って上昇するので、赤
熱部16へ達するとただちに空気通路20へ漏出する。しか
し、本実施例では、燃焼制御筒24が存在するため、燃焼
ガスの流れは空気室26の幅だけ内炎筒6側へ寄せられる
ことになり、燃焼室8下方から上昇してきた燃焼排ガス
の空気通路20への漏出は抑制される。また燃焼制御筒24
に対向する外炎筒気孔部25の空気孔11から空気室26へ白
矢印hの様に供給された一定量の空気は、空気室23の出
口から燃焼室8内へ噴出され、気化ガスと混合されるの
で、ここで燃焼し、火炎ftを形成し、燃焼ガスは黒矢印
hの様に上昇する。したがって赤熱部16内壁付近ではこ
の燃焼ガスによる層が形成され、燃焼室8下方から上昇
してくる未燃ガスの空気通路20への漏出を抑制する。黒
矢印hの流れの層は赤熱部16の近傍を上昇するので黒矢
印iの様に当然空気通路20への漏出はおこるが黒矢印i
の流れは空気室23の出口に形成される火炎ftによって燃
焼がかなり進んだ状態の燃焼ガスで、CO2を多く含んで
おり、空気通路20から大気中へ放出されたとしてもCO/C
O2の急激な悪化にはつながらない。さらに燃焼制御筒24
壁面には空気室26と燃焼室8を連通する連通孔27が設け
てあるため、白矢印jの様に空気が供給されるので燃焼
制御筒24で曲げられた燃焼ガス流との混合が良くなり、
燃焼室8内への黄火の発生も少ない。また、従来例では
弱燃焼時の排ガス特性を改良するために外炎筒気孔部25
から燃焼室8内へ供給される空気量を抑制して火炎の落
ち込みを防止する方法等がとられていたが、この場合、
外炎筒気孔部25から燃焼室8内に導入される空気が抑制
されるため、点火時は空気の供給不足となり、CO、臭気
が発生する場合があった。燃焼制御筒24に連通孔27が設
けられていない場合、同様な現象を生ずることが考えら
れるが、本実施例では燃焼制御筒24壁面に連通孔27を設
けているため、空気の供給は十分になされ、点火特性も
良好となり、COの発生量としては1/2程度におさえられ
る。
第3図は第1図における実施例のA−A′線(空気通路
20内部)とC−C′線(制流域22内部)とD−D′線
(空気導入路23)の位置のCO、CO2の濃度分布を弱燃焼
時に測定した結果である。比較のため、従来例のA−
A′線位置の値も示した。A−A′線位置ではCOに関し
ては従来例とほぼ同等の値となったが、CO2に関しては
本発明の実施例がかなり高い値を示しており、CO/CO2特
性の悪化につながらないという上述の説明と一致してい
る。C−C′線位置では制流筒21の下端から非常に高濃
度のCOが検出されるが、制流筒21の上端付近で次第に薄
くなり、内炎筒6上端ではかなり希薄となっており、内
炎筒6上方はCO濃度の低い清浄な状態であることがわか
る。制流筒21内方のD−D′線位置では全域にわたって
CO濃度は希薄であり、清浄な空気が供給されていること
がわかる。以上の結果も、上述の説明と一致している。
20内部)とC−C′線(制流域22内部)とD−D′線
(空気導入路23)の位置のCO、CO2の濃度分布を弱燃焼
時に測定した結果である。比較のため、従来例のA−
A′線位置の値も示した。A−A′線位置ではCOに関し
ては従来例とほぼ同等の値となったが、CO2に関しては
本発明の実施例がかなり高い値を示しており、CO/CO2特
性の悪化につながらないという上述の説明と一致してい
る。C−C′線位置では制流筒21の下端から非常に高濃
度のCOが検出されるが、制流筒21の上端付近で次第に薄
くなり、内炎筒6上端ではかなり希薄となっており、内
炎筒6上方はCO濃度の低い清浄な状態であることがわか
る。制流筒21内方のD−D′線位置では全域にわたって
CO濃度は希薄であり、清浄な空気が供給されていること
がわかる。以上の結果も、上述の説明と一致している。
第4図は本実施例と従来例について燃焼量−CO/CO2特性
を測定した結果である。従来例(破線)は燃焼量を小さ
くするにしたがってCO/CO2値は急激に上昇し、排ガス特
性が悪化しているが、本実施例(実施例)では燃焼量を
小さくしてもCO/CO2は低値を示しており、特性の改良が
大幅になされ、本発明の効果が明確である。
を測定した結果である。従来例(破線)は燃焼量を小さ
くするにしたがってCO/CO2値は急激に上昇し、排ガス特
性が悪化しているが、本実施例(実施例)では燃焼量を
小さくしてもCO/CO2は低値を示しており、特性の改良が
大幅になされ、本発明の効果が明確である。
発明の効果 以上の様に本発明の燃焼装置によれば次の効果が得られ
る。
る。
(1)制流筒を設けることにより、空気導入路の清浄な
空気と制流域内に導入される燃焼ガスを分離し、内炎筒
上方へ清浄な空気の供給を可能にしているのでCO/CO2特
性が改良される。
空気と制流域内に導入される燃焼ガスを分離し、内炎筒
上方へ清浄な空気の供給を可能にしているのでCO/CO2特
性が改良される。
(2)制流筒上端付近では、燃焼量に応じて内炎筒のあ
る高さ位置で燃焼ガスと空気との良好な混合状態を形成
し、燃焼を促進させるため、高濃度のCOを含む燃焼ガス
が流出することはなく、 CO/CO2特性の低減が図れる。
る高さ位置で燃焼ガスと空気との良好な混合状態を形成
し、燃焼を促進させるため、高濃度のCOを含む燃焼ガス
が流出することはなく、 CO/CO2特性の低減が図れる。
(3)空気導入路から内炎筒上方へ供給される清浄な空
気流によって燃焼ガスの内炎筒上方への流れは遮蔽さ
れ、この遮蔽効果により、内炎筒上方内部は燃焼ガスを
ほとんど含んでおらず、弱燃焼時火炎が燃焼室内に落ち
込んでも高濃度のCOが直接大気に放出されることはな
く、CO/CO2の低減が図れる。
気流によって燃焼ガスの内炎筒上方への流れは遮蔽さ
れ、この遮蔽効果により、内炎筒上方内部は燃焼ガスを
ほとんど含んでおらず、弱燃焼時火炎が燃焼室内に落ち
込んでも高濃度のCOが直接大気に放出されることはな
く、CO/CO2の低減が図れる。
(4)燃焼制御筒により、燃焼室内の燃焼負荷が下げら
れるので、弱燃焼時の火炎の落ち込みを抑制し、空気通
路から赤熱部上方を通して大気中へ放出される燃焼ガス
を抑制するので、CO/CO2の低減が図れる。
れるので、弱燃焼時の火炎の落ち込みを抑制し、空気通
路から赤熱部上方を通して大気中へ放出される燃焼ガス
を抑制するので、CO/CO2の低減が図れる。
(5)燃焼制御筒の制流作用により、燃焼室下部から上
昇する燃焼ガスの空気通路への流出を抑制し、CO/CO2の
悪化を抑制する。
昇する燃焼ガスの空気通路への流出を抑制し、CO/CO2の
悪化を抑制する。
(6)空気室から燃焼室へ噴出される空気によって赤熱
部内壁近傍で燃焼が促進されCO2を多く含む燃焼ガス層
を形成するので燃焼室下部から上昇する未燃ガス空気通
路への流出を抑制し、CO/CO2の悪化を抑制する。
部内壁近傍で燃焼が促進されCO2を多く含む燃焼ガス層
を形成するので燃焼室下部から上昇する未燃ガス空気通
路への流出を抑制し、CO/CO2の悪化を抑制する。
(7)赤熱部内壁近傍に形成される排ガス層はCO2を多
く含んでいるため、空気通路へ流出して赤熱部上部から
大気中へ放出されてもCO/CO2特性へ急激な悪化につなが
らない。
く含んでいるため、空気通路へ流出して赤熱部上部から
大気中へ放出されてもCO/CO2特性へ急激な悪化につなが
らない。
(8)燃焼制御筒壁面に空気室と燃焼室を連通する連通
孔を有しているため、連通孔から燃焼室内へ供給される
空気によって混合が良好となり、燃焼が促進されるので
燃焼室内への黄火の発生がない。
孔を有しているため、連通孔から燃焼室内へ供給される
空気によって混合が良好となり、燃焼が促進されるので
燃焼室内への黄火の発生がない。
(9)連通孔から燃焼室内へ空気が供給されるので点火
特性も良好となる。
特性も良好となる。
以上の効果により、弱燃焼時の排ガス特性を改良し、燃
焼量調節幅を大きくするとともに、点火特性、燃焼状態
等の良好な燃焼装置を得ることができる。
焼量調節幅を大きくするとともに、点火特性、燃焼状態
等の良好な燃焼装置を得ることができる。
第1図は本発明の一実施例における燃焼装置の要部断面
図、第2図は同燃焼装置内の流れの断面図、第3図、第
4図は同燃焼装置の効果を説明するための特性図、第5
図は従来の燃焼装置の要部断面図、第6図は従来の燃焼
装置の特性図である。 1……灯芯、6……内炎筒、7……外炎筒、8……燃焼
室、9……外筒、15……外筒絞り部、21……制流筒、21
a……板部、22……制流域、24……燃焼制御筒、26……
空気室、27……連通孔。
図、第2図は同燃焼装置内の流れの断面図、第3図、第
4図は同燃焼装置の効果を説明するための特性図、第5
図は従来の燃焼装置の要部断面図、第6図は従来の燃焼
装置の特性図である。 1……灯芯、6……内炎筒、7……外炎筒、8……燃焼
室、9……外筒、15……外筒絞り部、21……制流筒、21
a……板部、22……制流域、24……燃焼制御筒、26……
空気室、27……連通孔。
Claims (1)
- 【請求項1】多数の空気孔を有する気孔部とその上方に
形成される赤熱部とからなる外炎筒と、この外炎筒の内
方に配置された多数の空気孔を有する内炎筒と、前記外
炎筒の外方に配置した外筒と、前記外炎筒と前記内炎筒
間に形成される燃焼室下端に設定された燃料供給部と、
前記内炎筒の内方に配設され、前記燃料供給部に対向す
る位置の上方に位置し、前記内炎筒との間に制流域を形
成する制流筒と、この制流筒と内炎筒との間の制流域に
横設された板部と、前記外炎筒の気孔部の内方にあっ
て、前記燃料供給部の上方近傍から前記外炎筒の赤熱部
の下方位置まで延び、前記外炎筒の気孔部との間に空気
室を形成する燃焼制御筒と、前記燃焼制御筒の壁面に前
記空気室から前記燃焼室に連通する様に設けられた連通
孔とを備えた燃焼装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10521986A JPH0672682B2 (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 燃焼装置 |
| EP87104041A EP0239008B1 (en) | 1986-03-25 | 1987-03-19 | Combustion equipment |
| US07/027,819 US4790746A (en) | 1986-03-25 | 1987-03-19 | Vaporizing fuel burner |
| AU70521/87A AU569674B2 (en) | 1986-03-25 | 1987-03-23 | A combustion unit |
| KR1019870002732A KR910001443B1 (ko) | 1986-03-25 | 1987-03-25 | 연소장치 |
| CA000532974A CA1294534C (en) | 1986-03-25 | 1987-03-25 | Combustion equipment |
| US07/251,087 US4904181A (en) | 1986-03-25 | 1988-09-28 | Combustion equipment |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10521986A JPH0672682B2 (ja) | 1986-05-08 | 1986-05-08 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62284112A JPS62284112A (ja) | 1987-12-10 |
| JPH0672682B2 true JPH0672682B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=14401555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10521986A Expired - Lifetime JPH0672682B2 (ja) | 1986-03-25 | 1986-05-08 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672682B2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-08 JP JP10521986A patent/JPH0672682B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62284112A (ja) | 1987-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |