JPH06731Y2 - 屋外用箱 - Google Patents
屋外用箱Info
- Publication number
- JPH06731Y2 JPH06731Y2 JP1987200877U JP20087787U JPH06731Y2 JP H06731 Y2 JPH06731 Y2 JP H06731Y2 JP 1987200877 U JP1987200877 U JP 1987200877U JP 20087787 U JP20087787 U JP 20087787U JP H06731 Y2 JPH06731 Y2 JP H06731Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- box body
- synthetic resin
- lid
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、屋外で太陽光や風雨にさらされた状態で使
用される蓋付きの箱、特には第1図〜第3図に例示した
ように精密機器である電力量計3などを取り付けた箱本
体1と、前記電力量計3を密閉状態に覆って保護するよ
うに箱本体1へ組付けた2重壁構造の蓋体2とより成
り、屋外へ設置して使用される。計器箱その他同様な用
途及び機能の屋外用箱に関するものである。
用される蓋付きの箱、特には第1図〜第3図に例示した
ように精密機器である電力量計3などを取り付けた箱本
体1と、前記電力量計3を密閉状態に覆って保護するよ
うに箱本体1へ組付けた2重壁構造の蓋体2とより成
り、屋外へ設置して使用される。計器箱その他同様な用
途及び機能の屋外用箱に関するものである。
従来の技術 従来の計器箱は、耐候性に優れた合成樹脂で射出成形し
たものが主流であり、金属製は希である。その理由は、
計器箱を金属で製造すると、部品点数が多くなり、加工
工数が嵩み、組立て工数も多くなって、結局、製作コス
トが高くなってしまう。この点、計器箱を合成樹脂で射
出成形すると、箱と蓋に分けて各々一体成形できるた
め、部品点数が減り、組立て工数も少なくて済み、錆止
め塗装などの処理も無用で、結局、製作コストが大幅に
安くなるからと推定される。また、金属製の箱は、真夏
の直射日光に晒されると非常に高温に熱せられ箱内部も
高温になってしまい、計器に悪影響を与えるが、合成樹
脂は本来良好な断熱性であるため、真夏の直射日光に晒
されても金属ほどには昇温せず、特に箱内部の温度上昇
の度合いが低いという利点も理由の一つである。そこ
で、従来一般の合成樹脂製の計器箱は、第4図〜第6図
に例示したように略平板状の底をもつ箱本体1、及び単
壁構造の蓋体2を共にAS樹脂又はABS樹脂などで成
形し、検針窓のガラス4には無機質のフロート板ガラス
を使用していた。箱本体1は家屋の壁8などへ木ねじ等
で固定し、この箱本体1内に電力量計3をビス等で取付
け、その前面側から蓋体2を被せて箱本体1とはねじ5
で止めると共に封印をし部外者が勝手に蓋体2を開き中
の電力量計3を操作できない構成とされている。したが
つて、精密機器である電力量計3は、この計器箱によっ
て雨水や塵埃あるいは飛来物などから保護され、沿海地
域では塩害からも保護されるのでる。
たものが主流であり、金属製は希である。その理由は、
計器箱を金属で製造すると、部品点数が多くなり、加工
工数が嵩み、組立て工数も多くなって、結局、製作コス
トが高くなってしまう。この点、計器箱を合成樹脂で射
出成形すると、箱と蓋に分けて各々一体成形できるた
め、部品点数が減り、組立て工数も少なくて済み、錆止
め塗装などの処理も無用で、結局、製作コストが大幅に
安くなるからと推定される。また、金属製の箱は、真夏
の直射日光に晒されると非常に高温に熱せられ箱内部も
高温になってしまい、計器に悪影響を与えるが、合成樹
脂は本来良好な断熱性であるため、真夏の直射日光に晒
されても金属ほどには昇温せず、特に箱内部の温度上昇
の度合いが低いという利点も理由の一つである。そこ
で、従来一般の合成樹脂製の計器箱は、第4図〜第6図
に例示したように略平板状の底をもつ箱本体1、及び単
壁構造の蓋体2を共にAS樹脂又はABS樹脂などで成
形し、検針窓のガラス4には無機質のフロート板ガラス
を使用していた。箱本体1は家屋の壁8などへ木ねじ等
で固定し、この箱本体1内に電力量計3をビス等で取付
け、その前面側から蓋体2を被せて箱本体1とはねじ5
で止めると共に封印をし部外者が勝手に蓋体2を開き中
の電力量計3を操作できない構成とされている。したが
つて、精密機器である電力量計3は、この計器箱によっ
て雨水や塵埃あるいは飛来物などから保護され、沿海地
域では塩害からも保護されるのでる。
本考案が解決しようとする問題点 電力料金は、昼間と夜間の時間帯によって異なるし、
また、平日と休日とでも異なる。よって、電力量計はマ
イクロコンピューターを組込むなどして料金体系が異な
るパターンを自動的に識別させパターン毎に区別して計
測して使用電力量をデジタル表示し、或は集中管理コン
ピューターに送信させる構造に改良が進められ、いまや
実用化の段階に入っている。
また、平日と休日とでも異なる。よって、電力量計はマ
イクロコンピューターを組込むなどして料金体系が異な
るパターンを自動的に識別させパターン毎に区別して計
測して使用電力量をデジタル表示し、或は集中管理コン
ピューターに送信させる構造に改良が進められ、いまや
実用化の段階に入っている。
ところが、上述のように高度にエレクトロニクス化され
た電力量計(特にその電子部品)は、当然のことながら
高温環境に弱く、通常の耐用温度の上限は75℃位であ
る。しかも、電力量計の耐用寿命を十分に長く保持する
ためには、前記上限温度よりも10℃〜20℃位は低い
65℃〜55℃以下の温度環境を守ることが好ましい。
何故なら、耐用上限温度が75℃の改良電力量計用の電
子部品を75℃の温度環境で使用した場合と、これより
も10℃低い65℃の温度環境で使用した場合の耐用寿
命の長さ比は、およそ1:2と予測されているからであ
る。
た電力量計(特にその電子部品)は、当然のことながら
高温環境に弱く、通常の耐用温度の上限は75℃位であ
る。しかも、電力量計の耐用寿命を十分に長く保持する
ためには、前記上限温度よりも10℃〜20℃位は低い
65℃〜55℃以下の温度環境を守ることが好ましい。
何故なら、耐用上限温度が75℃の改良電力量計用の電
子部品を75℃の温度環境で使用した場合と、これより
も10℃低い65℃の温度環境で使用した場合の耐用寿
命の長さ比は、およそ1:2と予測されているからであ
る。
しかるに、従来の第4図〜第6図に例示した材質の計器
箱では、真夏の直射日光を受けると第7図のグラフの折
線Aで示したように箱内部の温度は外気温の上昇に伴な
い65℃を超え、最高70℃を超えるまで上昇すること
も希ではないので、とうてい上述の改良電力量計の計器
箱としては使用に適さないという問題点がある。
箱では、真夏の直射日光を受けると第7図のグラフの折
線Aで示したように箱内部の温度は外気温の上昇に伴な
い65℃を超え、最高70℃を超えるまで上昇すること
も希ではないので、とうてい上述の改良電力量計の計器
箱としては使用に適さないという問題点がある。
上記の温度対策としては、例えば計器箱の適所に通
気孔を設け、自然対流を促進して箱内部の温度上昇を抑
制することも検討された。しかし、通気孔は雨水や塵埃
の侵入を許す原因となるほか、昆虫類の出入りを許し昆
虫の巣窟になり易いという問題点が指摘され、採用が避
けられた。
気孔を設け、自然対流を促進して箱内部の温度上昇を抑
制することも検討された。しかし、通気孔は雨水や塵埃
の侵入を許す原因となるほか、昆虫類の出入りを許し昆
虫の巣窟になり易いという問題点が指摘され、採用が避
けられた。
異なる温度対策として、モーターでファンを回し強制
冷却する方法、又はモーターで冷媒を循環させヒートポ
ンプ方式で強制冷却する方法、又はヒートパイプを設置
して効率的に冷却する方法も検討された。しかし、これ
らの方法はいずれもランニングコストが高くなるし、計
器及び計器箱の構造が大型化、複雑化する上にメンテナ
ンスの実行も難しいという問題点が指摘され、採用が避
けられている。
冷却する方法、又はモーターで冷媒を循環させヒートポ
ンプ方式で強制冷却する方法、又はヒートパイプを設置
して効率的に冷却する方法も検討された。しかし、これ
らの方法はいずれもランニングコストが高くなるし、計
器及び計器箱の構造が大型化、複雑化する上にメンテナ
ンスの実行も難しいという問題点が指摘され、採用が避
けられている。
問題点を解決するための手段 計器箱を合成樹脂で射出形成することの上述した利点を
維持しつつ、上記従来技術の問題点を解決するための手
段として、この考案に係る屋外用箱は、図面の第1図〜
第3図に好適な実施例を示したとおり、 箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉状態に覆う蓋
体とより成る合成樹脂製の屋外用箱において、 箱本体1は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填剤を配合
した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形され、蓋体2は合
成樹脂で中間に空気層9をもつ3重壁構造に成形されて
いると共に少なくともその外側壁2′は熱線反射性を高
める二酸化チタン、カドミウムエロー、アントラキノン
系顔料等から選択した1種又は2種以上の顔料を配合し
た熱線反射性に優れた合成樹脂で成形し、更に前記蓋体
2に、前記熱線反射性に優れた材質により前記箱本体1
の上面及び両側面を覆う熱線反射カバー7を一体的に成
形したことを特徴とする。
維持しつつ、上記従来技術の問題点を解決するための手
段として、この考案に係る屋外用箱は、図面の第1図〜
第3図に好適な実施例を示したとおり、 箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉状態に覆う蓋
体とより成る合成樹脂製の屋外用箱において、 箱本体1は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填剤を配合
した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形され、蓋体2は合
成樹脂で中間に空気層9をもつ3重壁構造に成形されて
いると共に少なくともその外側壁2′は熱線反射性を高
める二酸化チタン、カドミウムエロー、アントラキノン
系顔料等から選択した1種又は2種以上の顔料を配合し
た熱線反射性に優れた合成樹脂で成形し、更に前記蓋体
2に、前記熱線反射性に優れた材質により前記箱本体1
の上面及び両側面を覆う熱線反射カバー7を一体的に成
形したことを特徴とする。
なお、前記熱伝導性に優れた合成樹脂としては、ポリプ
ロピレン樹脂を主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素又は酸化アルミニウムの粒子を重量比
にして60〜75%配合した合成樹脂組成物を使用し箱
本体1が成形される。
ロピレン樹脂を主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素又は酸化アルミニウムの粒子を重量比
にして60〜75%配合した合成樹脂組成物を使用し箱
本体1が成形される。
また、前記熱線反射性に優れた合成樹脂としては、アク
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、A
S樹脂、ABS樹脂、ポリイミド樹脂、ぽりフェニレン
サルファイド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂等のいずれかを主材とし、これに熱線反射性を高める
顔料として例えば二酸化チタン、カドミウムエロー、銅
フタロシアンブルー、フェロブラック、酸化亜鉛、塩基
性炭酸鉛、リトポン、黄鉛、酸化クロム、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の1種又は2種以上配合したも
のが使用される。即ち、主材たる前記合成樹脂に対する
前記顔料の配合割合は、合成樹脂100重量部に対して
0.05〜8.0重量部とした合成樹脂組成物が使用され蓋体
2の特に外側壁2′が成形される。
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、A
S樹脂、ABS樹脂、ポリイミド樹脂、ぽりフェニレン
サルファイド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂等のいずれかを主材とし、これに熱線反射性を高める
顔料として例えば二酸化チタン、カドミウムエロー、銅
フタロシアンブルー、フェロブラック、酸化亜鉛、塩基
性炭酸鉛、リトポン、黄鉛、酸化クロム、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の1種又は2種以上配合したも
のが使用される。即ち、主材たる前記合成樹脂に対する
前記顔料の配合割合は、合成樹脂100重量部に対して
0.05〜8.0重量部とした合成樹脂組成物が使用され蓋体
2の特に外側壁2′が成形される。
作用 この屋外用箱を屋外の直射日光が当る場所において箱本
体1を家屋の垂直な壁8に固定して(第2図参照)、又
は地面や台の上に置いた形で使用した場合、全体が2重
壁構造の蓋体2に当る直射日光に含まれた熱線(赤外線
など)は、まず蓋体材質固有の熱線反射性により50%
ぐらいを外側壁2′で反射し、所謂ふく射伝熱を可及的
に抑制する。その上、蓋体2は外側壁2′と内側壁2″
の間に空気層9をもつ2重壁構造なので、たとえ外側壁
2′が昇温しても、空気層9を介して離隔されている内
側壁2″には元来この種の合成樹脂は本来良好な断熱性
であるとう性質も手伝って熱が伝わり難く、こうした2
種の断熱作用の相乗的効果として箱内部のむやみな温度
上昇が効果的に防止しされる。更に、前記の如く熱線反
射性に優れ、且つ断熱性が良好な材質の熱線反射カバー
7によって箱本体1の上面及び両側面が覆われ、熱伝導
性に優れた材質の箱本体1は直射日光に晒されない(直
射日光が熱線反射カバー7で遮断される)ので、箱本体
1のふく射伝熱による昇温も可及的に防止される。
体1を家屋の垂直な壁8に固定して(第2図参照)、又
は地面や台の上に置いた形で使用した場合、全体が2重
壁構造の蓋体2に当る直射日光に含まれた熱線(赤外線
など)は、まず蓋体材質固有の熱線反射性により50%
ぐらいを外側壁2′で反射し、所謂ふく射伝熱を可及的
に抑制する。その上、蓋体2は外側壁2′と内側壁2″
の間に空気層9をもつ2重壁構造なので、たとえ外側壁
2′が昇温しても、空気層9を介して離隔されている内
側壁2″には元来この種の合成樹脂は本来良好な断熱性
であるとう性質も手伝って熱が伝わり難く、こうした2
種の断熱作用の相乗的効果として箱内部のむやみな温度
上昇が効果的に防止しされる。更に、前記の如く熱線反
射性に優れ、且つ断熱性が良好な材質の熱線反射カバー
7によって箱本体1の上面及び両側面が覆われ、熱伝導
性に優れた材質の箱本体1は直射日光に晒されない(直
射日光が熱線反射カバー7で遮断される)ので、箱本体
1のふく射伝熱による昇温も可及的に防止される。
したがって、蓋体2の内側壁2″は必ずしも熱線反射性
樹脂である必要はなく、コストが安く汎用のAS樹脂で
あっても良い訳である。内側壁2″にまで熱線反射性樹
脂を使用しなくとも上記作用は得られるからである。
樹脂である必要はなく、コストが安く汎用のAS樹脂で
あっても良い訳である。内側壁2″にまで熱線反射性樹
脂を使用しなくとも上記作用は得られるからである。
とはいえ、この屋外用箱の場合でもその内部温度は第7
図のグラフに折線Bで示したように、外気温度(第7図
の折線C)よりもかなり高くなる。こうして箱の内外に
温度差が発生すると、箱本体1の材質が熱伝導性に優れ
ているが故に、外気への熱伝達又は箱本体1を取付けた
家屋の壁8又は台などへの熱伝導によって熱を効率的に
逃がす。よって、箱内部の温度上昇は第7図の折線A
(従来品)に対して折線Bのように大きく低減され、最
高で55℃を少し超える程度に抑制される。
図のグラフに折線Bで示したように、外気温度(第7図
の折線C)よりもかなり高くなる。こうして箱の内外に
温度差が発生すると、箱本体1の材質が熱伝導性に優れ
ているが故に、外気への熱伝達又は箱本体1を取付けた
家屋の壁8又は台などへの熱伝導によって熱を効率的に
逃がす。よって、箱内部の温度上昇は第7図の折線A
(従来品)に対して折線Bのように大きく低減され、最
高で55℃を少し超える程度に抑制される。
のみならず、熱伝導性に優れた材質の箱本体1は、これ
に直接取付けられた電力量計3の発熱をも熱伝導によっ
て速やかに逃がし、その過熱を防ぐ働きもする。
に直接取付けられた電力量計3の発熱をも熱伝導によっ
て速やかに逃がし、その過熱を防ぐ働きもする。
実施例 次に、図示した実施例を説明する。
第1図〜第3図に示した計器箱の形態及び構造は、蓋体
2が全体として2重壁構造とされている。点、即ち第4
図〜第6図に示した従来例の蓋体と略同形、同大に成形
された内側壁2″と、その外周に前記内側壁2″とほぼ
同形であるが少し大きい外側壁2′とを重ね合せ、内側
壁2″との間に5〜10mm程度の空気層9が全面的に形
成されている点を除き、従前の計器箱の形態及び構造と
大差がない。
2が全体として2重壁構造とされている。点、即ち第4
図〜第6図に示した従来例の蓋体と略同形、同大に成形
された内側壁2″と、その外周に前記内側壁2″とほぼ
同形であるが少し大きい外側壁2′とを重ね合せ、内側
壁2″との間に5〜10mm程度の空気層9が全面的に形
成されている点を除き、従前の計器箱の形態及び構造と
大差がない。
即ち、この計器箱は、電力量計3を取付ける箱本体1
と、箱本体1に取付けた電力量計3を密閉状態に覆って
保護するように箱本体1に組付けられた蓋体2とより成
り、蓋体1の口縁部の全周にわたり箱本体1の口縁部1
aの外側へぴったり外接する形にはまる嵌合部2aを形
成してあり、両者をはめ合せねじ5で結合することによ
り、密閉性の高い組立てが行なわれるようになってい
る。蓋体2の特に内側壁2″の検針窓枠にガラス4が水
密的に取付けられている。
と、箱本体1に取付けた電力量計3を密閉状態に覆って
保護するように箱本体1に組付けられた蓋体2とより成
り、蓋体1の口縁部の全周にわたり箱本体1の口縁部1
aの外側へぴったり外接する形にはまる嵌合部2aを形
成してあり、両者をはめ合せねじ5で結合することによ
り、密閉性の高い組立てが行なわれるようになってい
る。蓋体2の特に内側壁2″の検針窓枠にガラス4が水
密的に取付けられている。
箱本体1は、熱伝導性に優れた合成樹脂として、ポリプ
ロピレン樹脂と主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素の1〜100μm粒子を重量比にして
40〜65%配合した合成樹脂組成物を使用し、これを
射出成形機へ供給して成形されている。
ロピレン樹脂と主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素の1〜100μm粒子を重量比にして
40〜65%配合した合成樹脂組成物を使用し、これを
射出成形機へ供給して成形されている。
ちなみに、ポリプロピレン樹脂単体の成形品における熱
伝導率は0.2kcal/mh℃位であるのに対し、炭化硅素を充
填材として配合し熱伝導性を高めた合成樹脂成形品の熱
伝導率は0.6〜0.9kcal/mh℃であり、約3〜5倍の熱伝
導性を発揮することが確認されている。
伝導率は0.2kcal/mh℃位であるのに対し、炭化硅素を充
填材として配合し熱伝導性を高めた合成樹脂成形品の熱
伝導率は0.6〜0.9kcal/mh℃であり、約3〜5倍の熱伝
導性を発揮することが確認されている。
このように箱本体1の材質が熱伝導性の優れた合成樹脂
である特性を一層活用する手段として、箱本体1の外面
の上下方向に平行な配置(第3図)で厚さが2〜3m
m、,高さが10mm程度のリブ状をなす放熱フィン6…
が多数突設されている。
である特性を一層活用する手段として、箱本体1の外面
の上下方向に平行な配置(第3図)で厚さが2〜3m
m、,高さが10mm程度のリブ状をなす放熱フィン6…
が多数突設されている。
こうして熱伝導性の良い箱本体1の外面に放熱フィン6
…と突設し放熱面積が増大されているので、外気温より
も箱内部の気温が高い温度差を生じたときは、熱伝導に
より放熱フィン6を通じての放熱が効果的に行なわれ、
箱内部の温度上昇の抑制に効果を奏するのである。
…と突設し放熱面積が増大されているので、外気温より
も箱内部の気温が高い温度差を生じたときは、熱伝導に
より放熱フィン6を通じての放熱が効果的に行なわれ、
箱内部の温度上昇の抑制に効果を奏するのである。
したがって、箱本体1の内面にもリブ状の吸熱フィンを
突設して吸熱面積を増大すると、箱内部にこもった熱の
放熱作用に一層効果的であり、箱内部の温度上昇の抑制
効果に一層優れたものとなる。
突設して吸熱面積を増大すると、箱内部にこもった熱の
放熱作用に一層効果的であり、箱内部の温度上昇の抑制
効果に一層優れたものとなる。
次に、蓋体2の特に外側壁2′は、熱線(主に太陽光に
含まれた赤外線、ふく射熱線)の反射性に優れた合成樹
脂として、アクリル樹脂100重量部に二酸化チタンを
0.6重量部、銅フタロシアンブルーを0.1重量部、アント
ラキノン系黄色顔料を0.2重量部それぞれ配合した合成
樹脂組成物を使用し、これを射出成形機へ供給して蓋体
2が成形されている。
含まれた赤外線、ふく射熱線)の反射性に優れた合成樹
脂として、アクリル樹脂100重量部に二酸化チタンを
0.6重量部、銅フタロシアンブルーを0.1重量部、アント
ラキノン系黄色顔料を0.2重量部それぞれ配合した合成
樹脂組成物を使用し、これを射出成形機へ供給して蓋体
2が成形されている。
ちなみに前記アクリル樹脂に前記顔料を配合して熱線反
射性を高めた合成樹脂成形品は、太陽光の熱線(波長が
0.7μm〜1.2μm)の約50%を反射することが確認さ
れている。
射性を高めた合成樹脂成形品は、太陽光の熱線(波長が
0.7μm〜1.2μm)の約50%を反射することが確認さ
れている。
このように蓋体2の特に外側壁2′の材質が熱線反射性
に優れた合成樹脂である性質を一層活用する手段とし
て、特に外側壁2′における箱本体1との嵌合部2aの
位置からそのまま真直ぐに延びて箱本体1の上面及び両
側面の全部を若干の隙間をあけて覆い直射日光が箱本体
1に当ることを遮る熱線反射カバー7が延設されてい
る。こうして熱線反射性の良い熱線反射カバー7で箱本
体1を覆い、直射日光から遮って箱本体1へのふく射電
熱を低減する構成としたから、箱内部の温度上昇は一層
良く抑制されるのである。
に優れた合成樹脂である性質を一層活用する手段とし
て、特に外側壁2′における箱本体1との嵌合部2aの
位置からそのまま真直ぐに延びて箱本体1の上面及び両
側面の全部を若干の隙間をあけて覆い直射日光が箱本体
1に当ることを遮る熱線反射カバー7が延設されてい
る。こうして熱線反射性の良い熱線反射カバー7で箱本
体1を覆い、直射日光から遮って箱本体1へのふく射電
熱を低減する構成としたから、箱内部の温度上昇は一層
良く抑制されるのである。
他方、蓋体2の内側壁2″は、通常のコストが安く汎用
のAS樹脂で成形されている。そして、これら内側壁
2″と外側壁2′とは、外側壁2′と検針窓枠10から
内側壁2″と当接した位置で一体的に連結し、両者の間
が全面にわたり5〜10mm程度の空気層9(隙間)とし
て設けられている。
のAS樹脂で成形されている。そして、これら内側壁
2″と外側壁2′とは、外側壁2′と検針窓枠10から
内側壁2″と当接した位置で一体的に連結し、両者の間
が全面にわたり5〜10mm程度の空気層9(隙間)とし
て設けられている。
次に、検針窓のガラス4としては、熱線反射ガラス、即
ち普通の板ガラス(反射率は7〜8%)の表面に熱線反
射性に優れた例えばチタン化合物の如き金属酸化膜をコ
ーティングしたものが使用されている。金属酸化膜をコ
ーティングしたガラス4の反射率は20〜30%であ
る。なお、可視光線(波長は0.4〜0.8μm)の透過率は
70%で液晶デジタル数字の目視に支障はないことは実
証済である。
ち普通の板ガラス(反射率は7〜8%)の表面に熱線反
射性に優れた例えばチタン化合物の如き金属酸化膜をコ
ーティングしたものが使用されている。金属酸化膜をコ
ーティングしたガラス4の反射率は20〜30%であ
る。なお、可視光線(波長は0.4〜0.8μm)の透過率は
70%で液晶デジタル数字の目視に支障はないことは実
証済である。
次に、実地試験として、上記構成の計器箱を第4図〜第
6図に例示した従来の材質及び構造の計器箱と並べて真
夏の直射日光を受ける場所に使用状態に置き、かつ風の
影響を受けないように透明なビニールシートで覆った上
で、同ビニールシート内の外気温度と各計器箱の箱背部
の温度環境を測定した結果を第7図のグラフに示した。
6図に例示した従来の材質及び構造の計器箱と並べて真
夏の直射日光を受ける場所に使用状態に置き、かつ風の
影響を受けないように透明なビニールシートで覆った上
で、同ビニールシート内の外気温度と各計器箱の箱背部
の温度環境を測定した結果を第7図のグラフに示した。
これによると、従来構造及び材質の計器箱の箱内部温度
は折線Aで示したように当初から60℃近くになってい
て、外気温の変化にほぼ倣って変化し最高で70℃位ま
で昇温するが、本実施例の計器箱の箱内部温度は、折線
Bでしめすように当初は45℃程度であり、やはり外気
温の変化にほぼ倣って変化し最高で55℃を記録した程
度でしかない。したがって、本実施例の計器箱は、上述
した改良電力量計の計器箱として望ましい温度環境条件
をクリヤーすることは明らかである。
は折線Aで示したように当初から60℃近くになってい
て、外気温の変化にほぼ倣って変化し最高で70℃位ま
で昇温するが、本実施例の計器箱の箱内部温度は、折線
Bでしめすように当初は45℃程度であり、やはり外気
温の変化にほぼ倣って変化し最高で55℃を記録した程
度でしかない。したがって、本実施例の計器箱は、上述
した改良電力量計の計器箱として望ましい温度環境条件
をクリヤーすることは明らかである。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この考
案に係る屋外用箱は、箱本体1の材質が熱伝導性であ
り、蓋体2の特に外側壁2′の材質が熱線反射性である
こと、及び蓋体2が断熱性の高い2重壁構造であるこ
と、並びに箱本体1の上面及び両側面は熱線反射性に優
れた合成樹による熱線反射カバー7で覆われていること
に基いて、屋外で直射日光を受ける使用状態において箱
内部の温度上昇が効果的に抑制されるので、少なくとも
高度にエレクトロニクス化された改良電力量計3の使用
に支障ない温度環境の計器箱を提供することができる。
案に係る屋外用箱は、箱本体1の材質が熱伝導性であ
り、蓋体2の特に外側壁2′の材質が熱線反射性である
こと、及び蓋体2が断熱性の高い2重壁構造であるこ
と、並びに箱本体1の上面及び両側面は熱線反射性に優
れた合成樹による熱線反射カバー7で覆われていること
に基いて、屋外で直射日光を受ける使用状態において箱
内部の温度上昇が効果的に抑制されるので、少なくとも
高度にエレクトロニクス化された改良電力量計3の使用
に支障ない温度環境の計器箱を提供することができる。
また、この屋外用箱は、射出成形法により量産化が可能
であるため、合成樹脂製箱の利点がそっくり活かされ、
安価であるほか、電力量計の密閉度、保護状態も従来例
と同様に良く発揮するのである。
であるため、合成樹脂製箱の利点がそっくり活かされ、
安価であるほか、電力量計の密閉度、保護状態も従来例
と同様に良く発揮するのである。
第1図〜第3図は本考案に係る計器箱の異なる実施例を
示した正面図と垂直及び水平断面図、第4図〜第6図は
従来例を示した正面図と垂直及び水平断面図であり、第
7図は計器箱の箱内部温度を測定したグラフである。 1 …箱本体 2 …蓋体 2′…蓋体の外側壁 2″…蓋体の内側壁 9 …空気層 3 …電力量計 4 …検針窓ガラス 6 …放熱フィン 7 …熱線反射カバー A …従来品の箱内部温度 B …本実施例の箱内部温度 C …外気温度
示した正面図と垂直及び水平断面図、第4図〜第6図は
従来例を示した正面図と垂直及び水平断面図であり、第
7図は計器箱の箱内部温度を測定したグラフである。 1 …箱本体 2 …蓋体 2′…蓋体の外側壁 2″…蓋体の内側壁 9 …空気層 3 …電力量計 4 …検針窓ガラス 6 …放熱フィン 7 …熱線反射カバー A …従来品の箱内部温度 B …本実施例の箱内部温度 C …外気温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−43663(JP,U) 実公 昭58−24169(JP,Y2) 実公 昭57−38638(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉
状態に覆う蓋体とより成る合成樹脂製の屋外用箱におい
て、 箱本体(1)は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填材を
配合した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形され、蓋体
(2)は合成樹脂で中間に空気層(9)をもつ3重壁構
造に成形されていると共に少なくともその外側壁
(2′)は熱線反射性を高める二酸化チタン、カドミウ
ムエロー、アントラキノン系顔料等から選択した1種又
は2種以上の顔料を配合した熱線反射性に優れた合成樹
脂で成形されていること、及び前記蓋体(2)に、前記
熱線反射性に優れた合成樹脂により前記箱本体(1)の
上面及び両側面を覆う熱線反射カバー(7)が一体的に
成形されていること、をそれぞれ特徴とする屋外用箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987200877U JPH06731Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987200877U JPH06731Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01102822U JPH01102822U (ja) | 1989-07-11 |
| JPH06731Y2 true JPH06731Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31491265
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987200877U Expired - Lifetime JPH06731Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06731Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843663U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-06 | ||
| JPS6028357Y2 (ja) * | 1980-08-14 | 1985-08-28 | 象印マホービン株式会社 | まほうびん |
| JPS5824169U (ja) * | 1981-08-10 | 1983-02-15 | 木村 隼太 | 硬質のブラシと軟質のブラシとを併用した吸引式動物用ブラシ |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP1987200877U patent/JPH06731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01102822U (ja) | 1989-07-11 |
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