JPH06732Y2 - 屋外用箱 - Google Patents
屋外用箱Info
- Publication number
- JPH06732Y2 JPH06732Y2 JP1987200878U JP20087887U JPH06732Y2 JP H06732 Y2 JPH06732 Y2 JP H06732Y2 JP 1987200878 U JP1987200878 U JP 1987200878U JP 20087887 U JP20087887 U JP 20087887U JP H06732 Y2 JPH06732 Y2 JP H06732Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- box body
- lid
- synthetic resin
- heat ray
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、屋外で太陽光や風雨にさらされた状態で使
用される蓋付きの箱、特には第1図〜第3図に例示した
ように精密機器である電力量計3などを取り付けた箱本
体1と、前記電力量計3を密閉状態に覆って保護するよ
うに箱本体1へ組付けた蓋体2とより成り、屋外へ設置
して使用される、計器箱その他同様な用途及び機能の屋
外用箱に関するものである。
用される蓋付きの箱、特には第1図〜第3図に例示した
ように精密機器である電力量計3などを取り付けた箱本
体1と、前記電力量計3を密閉状態に覆って保護するよ
うに箱本体1へ組付けた蓋体2とより成り、屋外へ設置
して使用される、計器箱その他同様な用途及び機能の屋
外用箱に関するものである。
従来の技術 従来の計器箱は、耐候性に優れた合成樹脂で射出成形し
たものが主流であり、金属製は希である。その理由は、
計器箱を金属で製造すると、部品点数が多くなり、加工
工数が嵩み、組立て工数も多くなって、結局、製作コス
トが高くなってしまう。この点、計器箱を合成樹脂で射
出成形すると、箱と蓋に分けて各々一体成形できるた
め、部品点数が減り、組立て工数も少なくて済み、錆止
め塗装などの処理も無用で、結局、製作コストが大幅に
安くなるからと推定される。また、金属製の箱は、真夏
の直射日光に晒されると非常に高温に熱せられ箱内部も
高温になってしまい、計器に悪影響を与えるが、合成樹
脂は本来良好な断熱性であるため、真夏の直射日光に晒
されても金属ほどには昇温せず、特に箱内部の温度上昇
の度合いが低いという利点も理由の一つである。そこ
で、従来一般の合成樹脂製の計器箱は、第1図〜第3図
に例示したとおり、箱本体1及び蓋体2を共にAS樹脂
又はABS樹脂などで成形し、検針窓のガラス4には無
機質のフロート板ガラスを使用していた。箱本体1は家
屋の壁8などへ木ねじ等で固定し、この箱本体1内に電
力量計3をビス等で取付け、その前面側から蓋体2を被
せて箱本体1とはねじ5で止めると共に封印をして部外
者が勝手に蓋体2を開き中の電力量計3を操作できない
構成とされている。したがつて、精密機器である電力量
計3は、この計器箱によって雨水や塵埃あるいは飛来物
などからも保護され、沿海地域では塩害からも保護され
るのである。
たものが主流であり、金属製は希である。その理由は、
計器箱を金属で製造すると、部品点数が多くなり、加工
工数が嵩み、組立て工数も多くなって、結局、製作コス
トが高くなってしまう。この点、計器箱を合成樹脂で射
出成形すると、箱と蓋に分けて各々一体成形できるた
め、部品点数が減り、組立て工数も少なくて済み、錆止
め塗装などの処理も無用で、結局、製作コストが大幅に
安くなるからと推定される。また、金属製の箱は、真夏
の直射日光に晒されると非常に高温に熱せられ箱内部も
高温になってしまい、計器に悪影響を与えるが、合成樹
脂は本来良好な断熱性であるため、真夏の直射日光に晒
されても金属ほどには昇温せず、特に箱内部の温度上昇
の度合いが低いという利点も理由の一つである。そこ
で、従来一般の合成樹脂製の計器箱は、第1図〜第3図
に例示したとおり、箱本体1及び蓋体2を共にAS樹脂
又はABS樹脂などで成形し、検針窓のガラス4には無
機質のフロート板ガラスを使用していた。箱本体1は家
屋の壁8などへ木ねじ等で固定し、この箱本体1内に電
力量計3をビス等で取付け、その前面側から蓋体2を被
せて箱本体1とはねじ5で止めると共に封印をして部外
者が勝手に蓋体2を開き中の電力量計3を操作できない
構成とされている。したがつて、精密機器である電力量
計3は、この計器箱によって雨水や塵埃あるいは飛来物
などからも保護され、沿海地域では塩害からも保護され
るのである。
本考案が解決しようとする問題点 電力料金は、昼間と夜間の時間帯によって異なるし、
また、平日と休日でも異なる。よって、電力量計に関し
てはマイクロコンピューターを組込むなどして料金体系
が異なるパターンを自動的に識別させ、パターン毎に区
別して計測して使用電力量をデジタル表示し、或は集中
管理コンピューターに送信させる構造に改良が進めら
れ、いまや実用化の段階に入っている。
また、平日と休日でも異なる。よって、電力量計に関し
てはマイクロコンピューターを組込むなどして料金体系
が異なるパターンを自動的に識別させ、パターン毎に区
別して計測して使用電力量をデジタル表示し、或は集中
管理コンピューターに送信させる構造に改良が進めら
れ、いまや実用化の段階に入っている。
ところが、上述のように高度にエレクトロニクス化され
た電力量計(特にその電子部品)は、当然のことながら
高温環境に弱く、通常の耐用温度の上限は75℃位であ
る。しかも、電力量計の耐用寿命を十分に長く保持する
ためには、前記上限温度よりも10℃〜20℃位は低い
65℃〜55℃以下の温度環境を守ることが好ましい。
何故なら、耐用上限温度が75℃位の改良電力量計用の
電子部品を75℃の温度環境で使用した場合と、これよ
りも10℃低い65℃の温度環境で使用した場合の耐用
寿命の長さ比は、およそ1:2と予測されているからで
ある。
た電力量計(特にその電子部品)は、当然のことながら
高温環境に弱く、通常の耐用温度の上限は75℃位であ
る。しかも、電力量計の耐用寿命を十分に長く保持する
ためには、前記上限温度よりも10℃〜20℃位は低い
65℃〜55℃以下の温度環境を守ることが好ましい。
何故なら、耐用上限温度が75℃位の改良電力量計用の
電子部品を75℃の温度環境で使用した場合と、これよ
りも10℃低い65℃の温度環境で使用した場合の耐用
寿命の長さ比は、およそ1:2と予測されているからで
ある。
しかるに、従来の上述した構造、材質の計器箱では、真
夏の直射日光を受けると、第12図のグラフに折線Aで
示したように箱内部の温度はたちまち65℃を超え、最
高70℃を超えるまで上昇することも希ではなく、とう
てい上述の改良電力量計の計器箱としては使用に適さな
いという問題点がある。
夏の直射日光を受けると、第12図のグラフに折線Aで
示したように箱内部の温度はたちまち65℃を超え、最
高70℃を超えるまで上昇することも希ではなく、とう
てい上述の改良電力量計の計器箱としては使用に適さな
いという問題点がある。
上記の温度対策としては、例えば計器箱の適所に通
気孔を設け、自然対流を促進して箱内部の温度上昇を抑
制することも検討された。しかし、通気孔は雨水や塵埃
の侵入を許す原因となるほか、昆虫類の出入りを許し昆
虫の巣窟になり易いという問題点が指摘され、採用が避
けられた。
気孔を設け、自然対流を促進して箱内部の温度上昇を抑
制することも検討された。しかし、通気孔は雨水や塵埃
の侵入を許す原因となるほか、昆虫類の出入りを許し昆
虫の巣窟になり易いという問題点が指摘され、採用が避
けられた。
異なる温度対策として、モーターでファンを回し強制
冷却する方法、又はモーターで冷媒を循環させヒートポ
ンプ方式で強制冷却する方法、又はヒートパイプを設置
して効率的に冷却する方法も検討された。しかし、これ
らの方法は、いずれもランニングコストが高くなるし、
計器及び計器箱の構造が大型化、複雑化する上にメンテ
ナンスの実行も難しいという問題点が指摘され、採用が
避けられている。
冷却する方法、又はモーターで冷媒を循環させヒートポ
ンプ方式で強制冷却する方法、又はヒートパイプを設置
して効率的に冷却する方法も検討された。しかし、これ
らの方法は、いずれもランニングコストが高くなるし、
計器及び計器箱の構造が大型化、複雑化する上にメンテ
ナンスの実行も難しいという問題点が指摘され、採用が
避けられている。
問題点を解決するための手段 計器箱を合成樹脂で射出成形することの上述した利点を
維持しつつ、上記従来技術の問題点を解決するための手
段として、この考案に係る屋外用箱は、図面の第1図〜
第8図に好適な実施例を示したとおり、 箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉状態に覆う蓋
体とより成る合成樹脂製の屋外用箱において、 箱本体1は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填剤を配合
した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形し、蓋体2は熱線
反射性を高める二酸化チタン、カドミウムエロー、アン
トラキノン系顔料等から選択した1種又は2種以上の顔
料を配合した熱線反射性に優れた合成樹脂で成形し、そ
して、前記蓋体2及び箱本体1の上面部を覆う遮へい板
9を設け、更に前記蓋体2に、前記熱線反射性に優れた
材質により前記箱本体1の上面及び両側面を覆う熱線反
射カバー7を一体的に形成したことを特徴とする。
維持しつつ、上記従来技術の問題点を解決するための手
段として、この考案に係る屋外用箱は、図面の第1図〜
第8図に好適な実施例を示したとおり、 箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉状態に覆う蓋
体とより成る合成樹脂製の屋外用箱において、 箱本体1は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填剤を配合
した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形し、蓋体2は熱線
反射性を高める二酸化チタン、カドミウムエロー、アン
トラキノン系顔料等から選択した1種又は2種以上の顔
料を配合した熱線反射性に優れた合成樹脂で成形し、そ
して、前記蓋体2及び箱本体1の上面部を覆う遮へい板
9を設け、更に前記蓋体2に、前記熱線反射性に優れた
材質により前記箱本体1の上面及び両側面を覆う熱線反
射カバー7を一体的に形成したことを特徴とする。
なお、前記熱伝導性に優れた合成樹脂としては、ポリプ
ロピレン樹脂を主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素又は酸化アルミニウムの粒子を重量比
にして60〜75%配合した合成樹脂組成物が使用され
る。
ロピレン樹脂を主材とし、これに熱伝導性を高める充填
材として炭化硅素又は酸化アルミニウムの粒子を重量比
にして60〜75%配合した合成樹脂組成物が使用され
る。
また、前記熱線反射性に優れた合成樹脂としては、アク
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、A
S樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレン
サルファイド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂等のいずれかを主材とし、これに熱線反射性を高める
顔料として例えば二酸化チタン、カドミウムエロー、銅
フタロシアンブルー、フェロブラック、酸化亜鉛、塩基
性炭酸鉛、リトポン、黄鉛、酸化クロム、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の1種又は2種以上を配合した
ものが使用される。即ち、前記主材たる合成樹脂に対す
る前記顔料の配合割合は、合成樹脂100重量部に対し
て0.05〜8.0重量部の合成樹脂組成物を使用して蓋体2
が成形されている。
リル樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、A
S樹脂、ABS樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレン
サルファイド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂等のいずれかを主材とし、これに熱線反射性を高める
顔料として例えば二酸化チタン、カドミウムエロー、銅
フタロシアンブルー、フェロブラック、酸化亜鉛、塩基
性炭酸鉛、リトポン、黄鉛、酸化クロム、アゾ系顔料、
アントラキノン系顔料等の1種又は2種以上を配合した
ものが使用される。即ち、前記主材たる合成樹脂に対す
る前記顔料の配合割合は、合成樹脂100重量部に対し
て0.05〜8.0重量部の合成樹脂組成物を使用して蓋体2
が成形されている。
また、遮へい板9は熱線反射性に優れた合成樹脂で成形
し実施する。
し実施する。
作用 この屋外用箱を屋外の直射日光が当る場所において、箱
本体1を家屋の垂直な壁8に対して第2図のように取付
け使用した場合、蓋体2に当る直射日光及びこれに含ま
れた熱線(赤外線など)は、まず遮へい板9に当って遮
され、箱本体1及び蓋体2に当る太陽熱負荷が大きく軽
減される。箱内部の温度上昇が格別に問題となるのは夏
期であるが、この時期の太陽の緯度は高いので、遮へい
板9が太陽光を遮つてその下側に日陰をつくる効果はす
こぶる大きい。
本体1を家屋の垂直な壁8に対して第2図のように取付
け使用した場合、蓋体2に当る直射日光及びこれに含ま
れた熱線(赤外線など)は、まず遮へい板9に当って遮
され、箱本体1及び蓋体2に当る太陽熱負荷が大きく軽
減される。箱内部の温度上昇が格別に問題となるのは夏
期であるが、この時期の太陽の緯度は高いので、遮へい
板9が太陽光を遮つてその下側に日陰をつくる効果はす
こぶる大きい。
一方、遮へい板9から外れて蓋体2へ当る直射日光及び
ふく射熱線に関しては、蓋体2の材質固有の熱線反射性
により50%ぐらいを反射し、所謂ふく射伝熱を可及的
に抑制して箱内部のむやみな温度上昇が防止される。の
みならず、蓋体2は合成樹脂本来の良好な断熱性を保持
しているので、その断熱効果によって箱内部のむやみな
温度上昇を防ぐ。更に、熱線反射性に優れ、且つ断熱性
が良好な材質の熱線反射カバー7によって箱本体1の上
面及び両側面が覆われ、熱伝導性に優れた材質の箱本体
1は直射日光に晒されない(直射日光が熱線反射カバー
7で遮断される)ので、箱本体1のふく射伝熱による昇
温も可及的に防止される。
ふく射熱線に関しては、蓋体2の材質固有の熱線反射性
により50%ぐらいを反射し、所謂ふく射伝熱を可及的
に抑制して箱内部のむやみな温度上昇が防止される。の
みならず、蓋体2は合成樹脂本来の良好な断熱性を保持
しているので、その断熱効果によって箱内部のむやみな
温度上昇を防ぐ。更に、熱線反射性に優れ、且つ断熱性
が良好な材質の熱線反射カバー7によって箱本体1の上
面及び両側面が覆われ、熱伝導性に優れた材質の箱本体
1は直射日光に晒されない(直射日光が熱線反射カバー
7で遮断される)ので、箱本体1のふく射伝熱による昇
温も可及的に防止される。
とはいえ屋外用箱の内部温度は第12図のグラフに折線
Bで示したように上昇し、外気温度(第12図の折線
C)よりも高くなる。こうして箱の内外に温度差が発生
すると、箱本体1の材質が熱伝導性に優れているが故
に、外気への熱伝達、又は箱本体1を取付けた家屋の壁
8又は台などへの熱伝導によって熱を効率的に逃がし箱
内部の温度上昇が防止される。その結果、第12図の折
線AとBの対比で明らかなように、箱内部温度の上昇は
かなり抑制され、最高で55℃までも上らない。
Bで示したように上昇し、外気温度(第12図の折線
C)よりも高くなる。こうして箱の内外に温度差が発生
すると、箱本体1の材質が熱伝導性に優れているが故
に、外気への熱伝達、又は箱本体1を取付けた家屋の壁
8又は台などへの熱伝導によって熱を効率的に逃がし箱
内部の温度上昇が防止される。その結果、第12図の折
線AとBの対比で明らかなように、箱内部温度の上昇は
かなり抑制され、最高で55℃までも上らない。
その上、熱伝導性に優れた材質の箱本体1は、これに取
付けた電力量計3の発熱をも熱伝導によって速やかに逃
がし、その過熱を防ぐ働きもするのである。
付けた電力量計3の発熱をも熱伝導によって速やかに逃
がし、その過熱を防ぐ働きもするのである。
実施例 次に、図示した実施例を説明する。
まず、第1図〜第3図に示した計器箱の形態及び構造
は、蓋体2の上面に遮へい板9が設けられている点除く
と、従来の計器箱と大差がない。即ち、電力量計3を取
付ける箱本体1と、電力量計3を密閉状態に覆って保護
するように箱本体1に組付けられた蓋体2とより成り、
蓋体2の口縁部にはその全周にわたり箱本体1の口縁部
1aの外側へぴったり外接する計にはまる嵌合部2aを
形成してあり、両者をはめ合せねじ5で結合することに
より密閉性の高い組立てが行なわれるようになってい
る。蓋体2に検針窓を設け、ガラス4が水密的に取付け
られている。
は、蓋体2の上面に遮へい板9が設けられている点除く
と、従来の計器箱と大差がない。即ち、電力量計3を取
付ける箱本体1と、電力量計3を密閉状態に覆って保護
するように箱本体1に組付けられた蓋体2とより成り、
蓋体2の口縁部にはその全周にわたり箱本体1の口縁部
1aの外側へぴったり外接する計にはまる嵌合部2aを
形成してあり、両者をはめ合せねじ5で結合することに
より密閉性の高い組立てが行なわれるようになってい
る。蓋体2に検針窓を設け、ガラス4が水密的に取付け
られている。
但し、箱本体1は、熱伝導性に優れた合成樹脂としてポ
リプロピレン樹脂と主材とし、これに熱伝導性を高める
充填材として炭化硅素の1〜100μm粒子を重量比に
して40〜65%配合した合成樹脂組成物を射出成形機
へ供給して成形されている。
リプロピレン樹脂と主材とし、これに熱伝導性を高める
充填材として炭化硅素の1〜100μm粒子を重量比に
して40〜65%配合した合成樹脂組成物を射出成形機
へ供給して成形されている。
ちなにみ、ポリプロピレン樹脂単体の成形品の熱伝導率
は0.2kcal/mh℃位であるのに対し、炭化硅素を充填材と
して配合し熱伝導性を高めた合成樹脂成形品の熱伝導率
は0.6〜0.9kcal/mh℃であり、約3〜5倍の熱伝導性を
発揮することが確認されている。
は0.2kcal/mh℃位であるのに対し、炭化硅素を充填材と
して配合し熱伝導性を高めた合成樹脂成形品の熱伝導率
は0.6〜0.9kcal/mh℃であり、約3〜5倍の熱伝導性を
発揮することが確認されている。
このように箱本体材質の熱伝導性が優れている特性を積
極的に活用する手段として、箱本体1の外面の上下方向
に平行な配置(第3図)で、厚さが2〜3mm,高さが1
0mm位のリブ状をなす放熱フィン6が多数突設されてい
る。こうして放熱フィン6…により放熱面積が増大され
た結果、箱内部の気温が外気度よりも高くなると放熱フ
ィン6を通じて効率的な放熱が行なわれ、箱内部の温度
上昇が抑制される。同時に電力量計3の発熱も熱伝導性
の良い箱本体1を通じて効果的に放熱される。
極的に活用する手段として、箱本体1の外面の上下方向
に平行な配置(第3図)で、厚さが2〜3mm,高さが1
0mm位のリブ状をなす放熱フィン6が多数突設されてい
る。こうして放熱フィン6…により放熱面積が増大され
た結果、箱内部の気温が外気度よりも高くなると放熱フ
ィン6を通じて効率的な放熱が行なわれ、箱内部の温度
上昇が抑制される。同時に電力量計3の発熱も熱伝導性
の良い箱本体1を通じて効果的に放熱される。
したがって、さらに箱本体1の内面側に吸熱面積を増加
する吸熱フィンを設けると、箱内部にこもった熱の放熱
と外部への放熱が一層効果的に奏され好都合である。
する吸熱フィンを設けると、箱内部にこもった熱の放熱
と外部への放熱が一層効果的に奏され好都合である。
次に、蓋体2は、熱線(主に太陽光に含まれた赤外線、
ふく射熱線)の反射性に優れた合成樹脂として、アクリ
ル樹脂100重量部に二酸化チタンを0.6重量部、同フ
タロシアンブルーを0.1重量部、アントラキノン系黄色
顔料を0.2重量部それぞれ配合した合成樹脂組成物を使
用し、これを射出成形機へ供給して蓋体2が成形されて
いる。
ふく射熱線)の反射性に優れた合成樹脂として、アクリ
ル樹脂100重量部に二酸化チタンを0.6重量部、同フ
タロシアンブルーを0.1重量部、アントラキノン系黄色
顔料を0.2重量部それぞれ配合した合成樹脂組成物を使
用し、これを射出成形機へ供給して蓋体2が成形されて
いる。
ちなみに、前記アクリル樹脂に前記顔料を配合して熱線
反射性を高めた合成樹脂成形品は、太陽光の熱線(波長
が0.7μm〜1.2μm)の約50%を反射することが確認
されている。
反射性を高めた合成樹脂成形品は、太陽光の熱線(波長
が0.7μm〜1.2μm)の約50%を反射することが確認
されている。
遮へい板9は、蓋体2の上面部に、同蓋体2と同じ熱線
反射性の合成樹脂で一体的に形成されている。即ち、遮
へい板9は、蓋体2の上隅角部から一連に二又状に分岐
された形で、かつ蓋体2の上面全面及び箱分体1の上面
全面を覆う形に、しかも箱本体1側に向って若干の上向
き傾斜として蓋体2、箱本体1の上面壁とは若干の隙間
をもつ構造で形成されている。
反射性の合成樹脂で一体的に形成されている。即ち、遮
へい板9は、蓋体2の上隅角部から一連に二又状に分岐
された形で、かつ蓋体2の上面全面及び箱分体1の上面
全面を覆う形に、しかも箱本体1側に向って若干の上向
き傾斜として蓋体2、箱本体1の上面壁とは若干の隙間
をもつ構造で形成されている。
従って、第2図の右斜め上方からふりそそぐ直射日光
は、まず遮へい板9で遮られ、その下側(箱本体1及び
蓋体2の上面)に日陰をつくるので、箱の太陽熱負荷は
大きく軽減される。
は、まず遮へい板9で遮られ、その下側(箱本体1及び
蓋体2の上面)に日陰をつくるので、箱の太陽熱負荷は
大きく軽減される。
次に、前記のように蓋体2の材質が熱線反射性に優れて
た合成樹脂である性質を積極的に活用する手段として、
蓋体2には前記遮へい板9の位置及び箱本体1との嵌合
部2aの位置からそのままほぼ真直ぐに延びて箱本体1
の両側面の全部を若干の隙間をあけて覆い直射日光が箱
本体1に当ることを遮る熱線反射カバー7が延設されて
いる。
た合成樹脂である性質を積極的に活用する手段として、
蓋体2には前記遮へい板9の位置及び箱本体1との嵌合
部2aの位置からそのままほぼ真直ぐに延びて箱本体1
の両側面の全部を若干の隙間をあけて覆い直射日光が箱
本体1に当ることを遮る熱線反射カバー7が延設されて
いる。
こうして熱線反射性の良い熱線反射カバー7で箱本体1
を覆い直射日光が箱本体1に当ることを遮るので、箱本
体1への直射日光の熱負荷及びふく射伝熱は可及的に低
減され、箱内部の温度上昇は良好に抑制される。
を覆い直射日光が箱本体1に当ることを遮るので、箱本
体1への直射日光の熱負荷及びふく射伝熱は可及的に低
減され、箱内部の温度上昇は良好に抑制される。
検針窓のガラス4としては、熱線反射ガラス、即ち普通
の板ガラス(反射率は7〜8%)の表面に熱線反射性に
優れた例えばチタン化合物の如き金属酸化膜をコーティ
ングしたものが使用されている。金属酸化膜をコーティ
ングしたガラス4の反射率は20〜30%である。な
お、可視光線(波長は0.4〜0.8μm)の透過率は70%
で液晶デジタル数字の目視に支障がないことは実証済で
ある。
の板ガラス(反射率は7〜8%)の表面に熱線反射性に
優れた例えばチタン化合物の如き金属酸化膜をコーティ
ングしたものが使用されている。金属酸化膜をコーティ
ングしたガラス4の反射率は20〜30%である。な
お、可視光線(波長は0.4〜0.8μm)の透過率は70%
で液晶デジタル数字の目視に支障がないことは実証済で
ある。
その他の実施例 (その1)第4図と第5図に示した計器箱の構成の大部
分は、上記第1実施例のものと変りない本実施例の場合
は、蓋体2の上面部及び両側面部にその嵌合部2aから
ほぼ真直ぐに延設された熱線反射カバー7を設けると共
に、特に上面部の熱線反射カバー7の先端を上向きに略
コ字状に折り返して前記へ延ばし、箱本体1及び蓋体2
の上面を覆う形の遮へい板9として設けた構成を特徴と
するものである。
分は、上記第1実施例のものと変りない本実施例の場合
は、蓋体2の上面部及び両側面部にその嵌合部2aから
ほぼ真直ぐに延設された熱線反射カバー7を設けると共
に、特に上面部の熱線反射カバー7の先端を上向きに略
コ字状に折り返して前記へ延ばし、箱本体1及び蓋体2
の上面を覆う形の遮へい板9として設けた構成を特徴と
するものである。
(その2)第6図と第7図に示した計器箱の構成の大分
部も、上記第1、第2実施例を大差ないが、本実施例の
場合は、箱本体1の上面にリブ10を突設し、このリブ
10に片持ち支持された形の遮へい板9を箱本体1及び
蓋体2の上面全面を覆う形に設けた構成を特徴とするも
のである。
部も、上記第1、第2実施例を大差ないが、本実施例の
場合は、箱本体1の上面にリブ10を突設し、このリブ
10に片持ち支持された形の遮へい板9を箱本体1及び
蓋体2の上面全面を覆う形に設けた構成を特徴とするも
のである。
ちなみに、実地試験として、本実施例の計器箱を第9図
〜第11図に例示した従来材質及び構造の計器箱と並べ
て真直の直射日光を受ける場合に使用状態に置き、かつ
風の影響を受けないように透明なビニールシートで覆っ
た上で、同ビニールシート内の外気温度及び各計器箱の
箱内部の温度環境を測定した結果を第12図に示した。
〜第11図に例示した従来材質及び構造の計器箱と並べ
て真直の直射日光を受ける場合に使用状態に置き、かつ
風の影響を受けないように透明なビニールシートで覆っ
た上で、同ビニールシート内の外気温度及び各計器箱の
箱内部の温度環境を測定した結果を第12図に示した。
折線Cが外気温度であるが、従来材質の計器箱の箱内部
温度は折線Aで示したように当初から60℃近くになっ
ており、その後も外気温度(折線D)の変化に倣って変
化し、最高で70℃まで昇温した。
温度は折線Aで示したように当初から60℃近くになっ
ており、その後も外気温度(折線D)の変化に倣って変
化し、最高で70℃まで昇温した。
これに対し、本実施例の計器箱の箱内部温度は、折線B
で示したように当初は45℃程度であり、その後は外気
温度の変化に倣って変化するが、最高で55℃近くまで
記録した程度でしかない。したがって、遮へい板9を有
する本実施例の計器箱が上述した改良電力量計の計器箱
として望ましい温度環境条件をクリアーすることは明ら
かである。
で示したように当初は45℃程度であり、その後は外気
温度の変化に倣って変化するが、最高で55℃近くまで
記録した程度でしかない。したがって、遮へい板9を有
する本実施例の計器箱が上述した改良電力量計の計器箱
として望ましい温度環境条件をクリアーすることは明ら
かである。
(その3)第8図に示した実施例は、家屋の壁8に取付
けた計器箱の箱本体1の上面及び蓋体2の上面を覆う遮
へい板9を箱からは独立した構成のものとなし、該遮へ
い板9をビス11で壁8へ取付け固定した構成を特徴と
するものである。
けた計器箱の箱本体1の上面及び蓋体2の上面を覆う遮
へい板9を箱からは独立した構成のものとなし、該遮へ
い板9をビス11で壁8へ取付け固定した構成を特徴と
するものである。
本考案が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この考
案に係る屋外用箱は、箱本体1及び蓋体2材質的特長に
基いて箱内部の温度上昇が効果的に抑制されるほど、遮
へい板9で箱上面に当る直射日光を遮り、箱に対する直
射日光の熱負荷を軽減する構成とし、更に熱線反射カバ
ー7が箱本体1へ当る直射日光が遮断される構成とした
ので、屋外で直射日光を受ける状態で使用されても箱内
部の温度上昇は効果的に抑制され、少なくとも高度にエ
レクトロニクス化された改良電力量計3の使用に支障な
い温度環境の計器箱を提供することができる。
案に係る屋外用箱は、箱本体1及び蓋体2材質的特長に
基いて箱内部の温度上昇が効果的に抑制されるほど、遮
へい板9で箱上面に当る直射日光を遮り、箱に対する直
射日光の熱負荷を軽減する構成とし、更に熱線反射カバ
ー7が箱本体1へ当る直射日光が遮断される構成とした
ので、屋外で直射日光を受ける状態で使用されても箱内
部の温度上昇は効果的に抑制され、少なくとも高度にエ
レクトロニクス化された改良電力量計3の使用に支障な
い温度環境の計器箱を提供することができる。
また、この屋外用箱は、箱本体1及び蓋体2ともに従前
の金型をそのまま使用して、又は若干の改造をすること
により従前のものと変わらない形態、構造で安価に成形
することができ、量産化が可能であるため、合成樹脂製
箱の利点がそっくり活かされ、安価であるほか、電力量
計の密閉度、保護状態も同様に発揮するのである。
の金型をそのまま使用して、又は若干の改造をすること
により従前のものと変わらない形態、構造で安価に成形
することができ、量産化が可能であるため、合成樹脂製
箱の利点がそっくり活かされ、安価であるほか、電力量
計の密閉度、保護状態も同様に発揮するのである。
第1図〜第3図は本考案に係る計器箱の実施例を示した
正面図と垂直及び水平断面図、第4図と第5図及び第6
図と第7図並びに第8図はそれぞれ本考案の異なる実施
例を示した正面図と垂直断面図、第9図〜第11図は従
来の計器箱を示した正面図と垂直及び水平断面図、第1
2図は計器箱の箱内部温度を測定したグラフである。 1…箱本体 2…蓋体 3…電力量計 6…放熱フィン 7…熱線反射カバー 9…遮へい板 A…従来品の箱内部温度 B…本実施例の箱内部温度 C…外気温度
正面図と垂直及び水平断面図、第4図と第5図及び第6
図と第7図並びに第8図はそれぞれ本考案の異なる実施
例を示した正面図と垂直断面図、第9図〜第11図は従
来の計器箱を示した正面図と垂直及び水平断面図、第1
2図は計器箱の箱内部温度を測定したグラフである。 1…箱本体 2…蓋体 3…電力量計 6…放熱フィン 7…熱線反射カバー 9…遮へい板 A…従来品の箱内部温度 B…本実施例の箱内部温度 C…外気温度
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭48−43663(JP,U) 実公 昭58−24169(JP,Y2) 実公 昭57−38638(JP,Y2)
Claims (2)
- 【請求項1】箱本体と、前記箱本体の開口面をほぼ密閉
状態に覆う蓋体とより成る合成樹脂製の屋外用箱におい
て、 箱本体(1)は熱伝導性を高める炭化硅素等の充填材を
配合した熱伝導性に優れた合成樹脂で成形され、蓋体
(2)は熱線反射性を高める二酸化チタン、カドミウム
エロー、アントラキノン系顔料等から選択した1種又は
2種以上の顔料を配合した熱線反射性に優れた合成樹脂
で成形されていること、そして、前記蓋体(2)及び箱
本体(1)の上面部を覆う遮へい板(9)が設けられ、
前記蓋体(2)に、前記熱線反射性に優れた合成樹脂に
より前記箱本体(1)の上面及び両側面を覆う熱線反射
カバー(7)が一体的に成形されてこと、をそれぞれ特
徴とする屋外用箱。 - 【請求項2】遮へい板(9)は熱線反射性に優れた合成
樹脂で成形されていることを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項に記載した屋外用箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987200878U JPH06732Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987200878U JPH06732Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01102823U JPH01102823U (ja) | 1989-07-11 |
| JPH06732Y2 true JPH06732Y2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=31491266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987200878U Expired - Lifetime JPH06732Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | 屋外用箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06732Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6404377B2 (ja) * | 2017-02-06 | 2018-10-10 | 株式会社エネゲート | 電力量計の取り付け構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843663U (ja) * | 1971-09-23 | 1973-06-06 | ||
| JPS6028357Y2 (ja) * | 1980-08-14 | 1985-08-28 | 象印マホービン株式会社 | まほうびん |
| JPS5824169U (ja) * | 1981-08-10 | 1983-02-15 | 木村 隼太 | 硬質のブラシと軟質のブラシとを併用した吸引式動物用ブラシ |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP1987200878U patent/JPH06732Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01102823U (ja) | 1989-07-11 |
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