JPH0673383A - 線状オレフィンからなる供給原料の変換方法 - Google Patents
線状オレフィンからなる供給原料の変換方法Info
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- JPH0673383A JPH0673383A JP5167404A JP16740493A JPH0673383A JP H0673383 A JPH0673383 A JP H0673383A JP 5167404 A JP5167404 A JP 5167404A JP 16740493 A JP16740493 A JP 16740493A JP H0673383 A JPH0673383 A JP H0673383A
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C5/22—Preparation of hydrocarbons from hydrocarbons containing the same number of carbon atoms by isomerisation
- C07C5/27—Rearrangement of carbon atoms in the hydrocarbon skeleton
- C07C5/2767—Changing the number of side-chains
- C07C5/277—Catalytic processes
- C07C5/2775—Catalytic processes with crystalline alumino-silicates, e.g. molecular sieves
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Abstract
(57)【要約】
【目的】線状オレフィンからなる供給原料を分枝鎖オレ
フィンに富んだ生成物まで変換する方法。 【構成】この方法は供給原料を0.5バール未満もしく
はそれに等しいオレフィン分圧にてフェリエライト結晶
構造を有するテクト金属珪酸塩と接触させることからな
っている。
フィンに富んだ生成物まで変換する方法。 【構成】この方法は供給原料を0.5バール未満もしく
はそれに等しいオレフィン分圧にてフェリエライト結晶
構造を有するテクト金属珪酸塩と接触させることからな
っている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線状オレフィンからな
る供給原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成物まで変換
する方法に関するものである。
る供給原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成物まで変換
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】環境規制はガソリン製造に変化をもたら
すことが予想される。鉛アンチノック添加剤の濃度を減
少させることが期待され、これは所要のオクタン品質を
得ることを一層困難にする。ガソリンのオクタン品質を
向上させるのに適する成分は或る種の分枝鎖エーテル、
たとえばメチルt−ブチルエーテル(MTBE)であ
る。この種のエーテルは、分枝鎖オレフィンをたとえば
スルホン樹脂、燐酸改質珪藻土、シリカ/アルミナおよ
び酸性ゼオライトのような適する酸性触媒の存在下にメ
タノールと接触させて生成させうることが知られてい
る。本発明の目的は、分枝鎖エーテルの製造に有用な分
枝鎖オレフィンからなる生成物を、線状オレフィンから
なる供給原料より得ることにある。一般に線状オレフィ
ンの変換は重合、二量化反応およびクラッキングを含む
操作の組合せを含む。これは、一般に所望の分枝鎖オレ
フィンが生成するだけでなく、大して望ましくない重質
炭化水素も或る程度生成することを意味する。
すことが予想される。鉛アンチノック添加剤の濃度を減
少させることが期待され、これは所要のオクタン品質を
得ることを一層困難にする。ガソリンのオクタン品質を
向上させるのに適する成分は或る種の分枝鎖エーテル、
たとえばメチルt−ブチルエーテル(MTBE)であ
る。この種のエーテルは、分枝鎖オレフィンをたとえば
スルホン樹脂、燐酸改質珪藻土、シリカ/アルミナおよ
び酸性ゼオライトのような適する酸性触媒の存在下にメ
タノールと接触させて生成させうることが知られてい
る。本発明の目的は、分枝鎖エーテルの製造に有用な分
枝鎖オレフィンからなる生成物を、線状オレフィンから
なる供給原料より得ることにある。一般に線状オレフィ
ンの変換は重合、二量化反応およびクラッキングを含む
操作の組合せを含む。これは、一般に所望の分枝鎖オレ
フィンが生成するだけでなく、大して望ましくない重質
炭化水素も或る程度生成することを意味する。
【0003】ヨーロッパ特許第026041号公報には
混合オレフィン供給物をオレフィン異性体からなるC4
およびC5 オレフィンに富んだオレフィン生成物まで変
換させる方法が記載されており、この方法は供給物を酸
性結晶質ゼオライト触媒と接触させ、この触媒は少なく
とも5×10-10 mの気孔寸法と少なくとも12のシリ
カ対アルミナの比と1〜12の範囲の拘束指数(con
straint index)とを特徴とし、前記接触
を0.5バール未満のオレフィン圧力および204〜3
16℃の温度にて行う。工程温度が臨界的であると思わ
れ、実際にこの温度範囲を越えると開示された方法の好
適触媒であるZSM−5を用いてもオレフィン異性体に
関する選択性が低下する。さらに、350℃の温度では
比較的重質の炭化水素が多量に生成する。
混合オレフィン供給物をオレフィン異性体からなるC4
およびC5 オレフィンに富んだオレフィン生成物まで変
換させる方法が記載されており、この方法は供給物を酸
性結晶質ゼオライト触媒と接触させ、この触媒は少なく
とも5×10-10 mの気孔寸法と少なくとも12のシリ
カ対アルミナの比と1〜12の範囲の拘束指数(con
straint index)とを特徴とし、前記接触
を0.5バール未満のオレフィン圧力および204〜3
16℃の温度にて行う。工程温度が臨界的であると思わ
れ、実際にこの温度範囲を越えると開示された方法の好
適触媒であるZSM−5を用いてもオレフィン異性体に
関する選択性が低下する。さらに、350℃の温度では
比較的重質の炭化水素が多量に生成する。
【0004】驚くことに今回、供給原料を或る種の特定
結晶構造(すなわちフェリエライト結晶構造)を有する
テクト金属珪酸塩と接触させることにより、望ましくな
い副生成物を多量に生成することなく0.5バール未満
もしくはそれに等しいオレフィン分圧にて、線状オレフ
ィンからなる供給原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成
物まで変換させうることが突き止められた。この方法
は、公知方法の場合よりも分枝鎖オレフィンの生成に対
し大きい選択性にて操作しうるため特に有利である。さ
らに、本発明によるテクト金属珪酸塩は本発明の方法に
て比較的安定であり、すなわちその触媒活性は比較的長
時間にわたり実質的に変化しないことも判明した。同時
出願のヨーロッパ特許出願第0501577号には、線
状オレフィンからなる供給原料を分枝鎖オレフィンに富
んだ生成物まで0.5バールより高いオレフィン分圧に
て変換させる方法が開示されている。
結晶構造(すなわちフェリエライト結晶構造)を有する
テクト金属珪酸塩と接触させることにより、望ましくな
い副生成物を多量に生成することなく0.5バール未満
もしくはそれに等しいオレフィン分圧にて、線状オレフ
ィンからなる供給原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成
物まで変換させうることが突き止められた。この方法
は、公知方法の場合よりも分枝鎖オレフィンの生成に対
し大きい選択性にて操作しうるため特に有利である。さ
らに、本発明によるテクト金属珪酸塩は本発明の方法に
て比較的安定であり、すなわちその触媒活性は比較的長
時間にわたり実質的に変化しないことも判明した。同時
出願のヨーロッパ特許出願第0501577号には、線
状オレフィンからなる供給原料を分枝鎖オレフィンに富
んだ生成物まで0.5バールより高いオレフィン分圧に
て変換させる方法が開示されている。
【0005】
【発明の要点】本発明は、線状オレフィンからなる供給
原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成物まで変換するに
際し、供給原料を150〜450℃の温度、0.5バー
ル未満もしくはそれに等しいオレフィン分圧および25
バールの最大全圧力にてフェリエライト結晶構造を有す
るテクト金属珪酸塩と接触させることを特徴とする変換
方法に関するものである。本発明の方法で用いるべきフ
ェリエライト構造を有するテクト金属珪酸塩は、その実
質的にテンプレートフリーの水素型において、少なくと
も下表1に示したd−間隔(オングストローム)を含む
X線回折パターンを有する。d−間隔(オングストロー
ム)は結晶の格子面間隔の数値であり、ブラッグ方程式
を用いて測定θ値(ブラッグ角度)から計算される。各
d−間隔に対応する回折ピークの相対強度は記号;w
(弱)、m(中庸)、s(強)もしくはvs(極めて
強)として示され、主回折ピークの強度に対比して決定
される。
原料を分枝鎖オレフィンに富んだ生成物まで変換するに
際し、供給原料を150〜450℃の温度、0.5バー
ル未満もしくはそれに等しいオレフィン分圧および25
バールの最大全圧力にてフェリエライト結晶構造を有す
るテクト金属珪酸塩と接触させることを特徴とする変換
方法に関するものである。本発明の方法で用いるべきフ
ェリエライト構造を有するテクト金属珪酸塩は、その実
質的にテンプレートフリーの水素型において、少なくと
も下表1に示したd−間隔(オングストローム)を含む
X線回折パターンを有する。d−間隔(オングストロー
ム)は結晶の格子面間隔の数値であり、ブラッグ方程式
を用いて測定θ値(ブラッグ角度)から計算される。各
d−間隔に対応する回折ピークの相対強度は記号;w
(弱)、m(中庸)、s(強)もしくはvs(極めて
強)として示され、主回折ピークの強度に対比して決定
される。
【0006】
【表1】 表1:フェリエライトのX線回折パターン ──────────────────── d 相対強度 ──────────────────── 11.3±0.3 w−m 9.5 ±0.1 s−vs 7.08±0.04 m 6.96±0.04 m 3.98±0.02 m−s 3.76±0.02 m 3.54±0.02 m−s 3.47±0.02 m−s 3.13±0.02 w−m 3.05±0.02 w−m ────────────────────
【0007】フェリエライト構造を有するテクト金属珪
酸塩(tectometallo−silicate)
の例はフェリエライト、FU−9、ISI−6,Nu−
23、ZSM−21、ZSM−35およびZSM−38
である。用いうるテクト金属珪酸塩は珪素と鉄、ガリウ
ムおよびアルミニウムよりなる群からの1種もしくはそ
れ以上の金属とを含有する。一般に、テクト金属珪酸塩
は主として珪素とアルミニウムとを含有する。好ましく
はテクト金属珪酸塩は水素型である。特に高い安定性を
示したテクト金属珪酸塩は比較的高い珪素とアルミニウ
ムとのモル比、たとえば10より大、好ましくは15よ
り大の珪素とアルミニウムとの原子比を有するテクト金
属珪酸塩である。本発明の方法に好適に使用しうるテク
ト金属珪酸塩の製造方法はヨーロッパ特許第01247
3号公報に記載されている。テクト金属珪酸塩はそのま
まで使用することができる。しかしながら、しばしば経
済的にはこれを結合剤と組合わせて使用するのが一層魅
力的である。好適に用いうる結合剤は非晶質の耐火性酸
化物、たとえばアルミナ、シリカもしくはシリカ/アル
ミナである。
酸塩(tectometallo−silicate)
の例はフェリエライト、FU−9、ISI−6,Nu−
23、ZSM−21、ZSM−35およびZSM−38
である。用いうるテクト金属珪酸塩は珪素と鉄、ガリウ
ムおよびアルミニウムよりなる群からの1種もしくはそ
れ以上の金属とを含有する。一般に、テクト金属珪酸塩
は主として珪素とアルミニウムとを含有する。好ましく
はテクト金属珪酸塩は水素型である。特に高い安定性を
示したテクト金属珪酸塩は比較的高い珪素とアルミニウ
ムとのモル比、たとえば10より大、好ましくは15よ
り大の珪素とアルミニウムとの原子比を有するテクト金
属珪酸塩である。本発明の方法に好適に使用しうるテク
ト金属珪酸塩の製造方法はヨーロッパ特許第01247
3号公報に記載されている。テクト金属珪酸塩はそのま
まで使用することができる。しかしながら、しばしば経
済的にはこれを結合剤と組合わせて使用するのが一層魅
力的である。好適に用いうる結合剤は非晶質の耐火性酸
化物、たとえばアルミナ、シリカもしくはシリカ/アル
ミナである。
【0008】テクト金属珪酸塩は、外部表面における或
る程度または全部の表面酸性部位を当業界で知られた技
術により失活させ或いは除去して表面調節することがで
きる。適する技術はS.バーチア、「ゼオライト接触反
応:原理と応用」、CRCプレス社、ボカ・レートン
(フロリダ州)、1990に開示された技術を包含す
る。たとえば触媒をD.W.ブレック、「ゼオライト分
子篩:構造、化学および使用」、ジョーン・ウィリー・
アンド・サンズ社、ニューヨーク、1974に開示され
たようにエチレンジアミン四酢酸(EDTA)で処理す
ることができる。必要に応じ、この触媒は低い結晶表面
積と気孔表面積との比を有する結晶として使用すること
ができる。
る程度または全部の表面酸性部位を当業界で知られた技
術により失活させ或いは除去して表面調節することがで
きる。適する技術はS.バーチア、「ゼオライト接触反
応:原理と応用」、CRCプレス社、ボカ・レートン
(フロリダ州)、1990に開示された技術を包含す
る。たとえば触媒をD.W.ブレック、「ゼオライト分
子篩:構造、化学および使用」、ジョーン・ウィリー・
アンド・サンズ社、ニューヨーク、1974に開示され
たようにエチレンジアミン四酢酸(EDTA)で処理す
ることができる。必要に応じ、この触媒は低い結晶表面
積と気孔表面積との比を有する結晶として使用すること
ができる。
【0009】本発明に使用すべき供給原料は線状オレフ
ィン、好適には4〜10個の炭素原子を有する線状オレ
フィンからなっている。それより高級のオレフィン(た
とえば20個までの炭素原子を有するオレフィン)およ
び/またはそれより低級のオレフィン(たとえばエテン
および/またはプロペン)も供給原料中に存在すること
ができる。得られる生成物の1部を変換工程に循環させ
る場合は、たとえば高級オレフィンを存在させることが
できる。本発明の方法に適する供給原料は、接触クラッ
キングまたは水蒸気クラッキングで得られるような炭化
水素流である。好適には、供給原料は4〜8個の炭素原
子を有する線状オレフィンで構成することができる。好
適供給原料は4個もしくは5個の炭素原子を有する線状
オレフィンからなっている。供給原料はさらに或る量の
パラフィンを含有することもでき、一般に存在するパラ
フィンはブタンおよびペンタンを包含する。過剰のパラ
フィンを含有する供給原料は、便利には変換の前にオレ
フィン/パラフィン分離装置に移すことができる。
ィン、好適には4〜10個の炭素原子を有する線状オレ
フィンからなっている。それより高級のオレフィン(た
とえば20個までの炭素原子を有するオレフィン)およ
び/またはそれより低級のオレフィン(たとえばエテン
および/またはプロペン)も供給原料中に存在すること
ができる。得られる生成物の1部を変換工程に循環させ
る場合は、たとえば高級オレフィンを存在させることが
できる。本発明の方法に適する供給原料は、接触クラッ
キングまたは水蒸気クラッキングで得られるような炭化
水素流である。好適には、供給原料は4〜8個の炭素原
子を有する線状オレフィンで構成することができる。好
適供給原料は4個もしくは5個の炭素原子を有する線状
オレフィンからなっている。供給原料はさらに或る量の
パラフィンを含有することもでき、一般に存在するパラ
フィンはブタンおよびペンタンを包含する。過剰のパラ
フィンを含有する供給原料は、便利には変換の前にオレ
フィン/パラフィン分離装置に移すことができる。
【0010】驚くことに、本発明のテクト金属珪酸塩を
用いる変換法においては、変換工程における低レベルの
ブタン副生物に基づく生成物の未変換線状オレフィンフ
ラクションを変換工程へほぼ全部循環させうることも判
明した。たとえばZSM−5を触媒として使用する方法
は、変換工程へ循環してブタンレベルを調節する放出流
を含むべきである。この種の方法において、放出される
循環フラクションは、放出流中の未変換オレフィンが経
済的に分離されずに変換装置へ戻されるよう充分多量で
ある。本発明のテクト金属珪酸塩を用いる変換法におい
ては、たとえば変換工程へ循環する放出流をブタン/ブ
テン抽出蒸留装置へ移送すると共にオレフィンフラクシ
ョンを変換装置に戻すことができる。代案として、蒸留
装置を省略することもでき、この場合も僅かの線状オレ
フィンの損失しか生じない。何故なら、放出循環フラク
ションはZSM−5を用いる方法の場合よりも顕著に少
ないからである。
用いる変換法においては、変換工程における低レベルの
ブタン副生物に基づく生成物の未変換線状オレフィンフ
ラクションを変換工程へほぼ全部循環させうることも判
明した。たとえばZSM−5を触媒として使用する方法
は、変換工程へ循環してブタンレベルを調節する放出流
を含むべきである。この種の方法において、放出される
循環フラクションは、放出流中の未変換オレフィンが経
済的に分離されずに変換装置へ戻されるよう充分多量で
ある。本発明のテクト金属珪酸塩を用いる変換法におい
ては、たとえば変換工程へ循環する放出流をブタン/ブ
テン抽出蒸留装置へ移送すると共にオレフィンフラクシ
ョンを変換装置に戻すことができる。代案として、蒸留
装置を省略することもでき、この場合も僅かの線状オレ
フィンの損失しか生じない。何故なら、放出循環フラク
ションはZSM−5を用いる方法の場合よりも顕著に少
ないからである。
【0011】さらに、本発明の条件下でテクト金属珪酸
塩を使用する変換法は、同時出願のヨーロッパ特許出願
第0501577号の条件を用いて従来観察されていた
よりもずっと少量のブタン副生物しか生成しないことも
判明した。本発明の方法で得られる生成物は分枝鎖オレ
フィンに富んでいる。産業上の観点から、できるだけ多
量の分枝鎖オレフィンを生成させるのが有利である。好
適には得られる生成物は供給原料中に存在するオレフィ
ンの量に対し少なくとも20重量%の分枝鎖オレフィン
を含み、好ましくは得られる生成物は少なくとも30重
量%の分枝鎖オレフィンを含む。さらに本発明の方法に
おいては、たとえば芳香族物質のような重質炭化水素を
極く少量しか生成しないことが好適である。好ましく
は、液体生成物(すなわち標準条件下で液体状態である
生成物)の全量に対し10重量%未満の芳香族物質を含
む生成物が得られる。特に好ましくは、生成物は5重量
%未満の芳香族物質を含む。
塩を使用する変換法は、同時出願のヨーロッパ特許出願
第0501577号の条件を用いて従来観察されていた
よりもずっと少量のブタン副生物しか生成しないことも
判明した。本発明の方法で得られる生成物は分枝鎖オレ
フィンに富んでいる。産業上の観点から、できるだけ多
量の分枝鎖オレフィンを生成させるのが有利である。好
適には得られる生成物は供給原料中に存在するオレフィ
ンの量に対し少なくとも20重量%の分枝鎖オレフィン
を含み、好ましくは得られる生成物は少なくとも30重
量%の分枝鎖オレフィンを含む。さらに本発明の方法に
おいては、たとえば芳香族物質のような重質炭化水素を
極く少量しか生成しないことが好適である。好ましく
は、液体生成物(すなわち標準条件下で液体状態である
生成物)の全量に対し10重量%未満の芳香族物質を含
む生成物が得られる。特に好ましくは、生成物は5重量
%未満の芳香族物質を含む。
【0012】得られた生成物は好適には高分枝鎖のオレ
フィンを製造するのに使用することができる。この種の
エーテル製造工程に生成物を使用する前に、得られた生
成物から重質フラクションを分離すると共に、この重質
フラクションの少なくとも1部を変換工程に循環させる
のが好適である。この重質フラクションは好適には少な
くとも5個の炭素原子を有する炭化水素からなってい
る。重質フラクションを分離した後に残留する生成物
を、適する酸性触媒の存在下に低級アルコールと接触さ
せる。この工程では、主として分枝鎖オレフィンが反応
する。生成した分枝鎖エーテルを除去し、線状オレフィ
ンに富んだ残留炭化水素混合物を変換工程へ循環するこ
とができる。好適に用いうる工程条件は150〜450
℃の温度、0.5バール未満もしくはそれに等しいオレ
フィン分圧および25バールの最大全圧力を含む。好適
な工程条件は290〜450℃、より好ましくは300
〜450℃、たとえば320〜430℃の温度および
0.01〜0.50バール、特に好ましくは0.1〜
0.5バールのオレフィン分圧を含む。
フィンを製造するのに使用することができる。この種の
エーテル製造工程に生成物を使用する前に、得られた生
成物から重質フラクションを分離すると共に、この重質
フラクションの少なくとも1部を変換工程に循環させる
のが好適である。この重質フラクションは好適には少な
くとも5個の炭素原子を有する炭化水素からなってい
る。重質フラクションを分離した後に残留する生成物
を、適する酸性触媒の存在下に低級アルコールと接触さ
せる。この工程では、主として分枝鎖オレフィンが反応
する。生成した分枝鎖エーテルを除去し、線状オレフィ
ンに富んだ残留炭化水素混合物を変換工程へ循環するこ
とができる。好適に用いうる工程条件は150〜450
℃の温度、0.5バール未満もしくはそれに等しいオレ
フィン分圧および25バールの最大全圧力を含む。好適
な工程条件は290〜450℃、より好ましくは300
〜450℃、たとえば320〜430℃の温度および
0.01〜0.50バール、特に好ましくは0.1〜
0.5バールのオレフィン分圧を含む。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明す
る。実施例1 トーヨーソーダ社製の市販のフェリエライト(このフェ
リエライトはアンモニウム型であって、9の珪素とアル
ミニウムとの原子比を有する)をプレスし、破砕し、次
いで篩分けして30〜80メッシュ寸法のフラクション
を得た。このようにして得られた粒子を540℃にて2
時間焼成した。
る。実施例1 トーヨーソーダ社製の市販のフェリエライト(このフェ
リエライトはアンモニウム型であって、9の珪素とアル
ミニウムとの原子比を有する)をプレスし、破砕し、次
いで篩分けして30〜80メッシュ寸法のフラクション
を得た。このようにして得られた粒子を540℃にて2
時間焼成した。
【0014】実施例2 544gのシリカゲルを1000gの水における54g
の水酸化ナトリウムの溶液と合し、得られた混合物をホ
モゲナイズした。61.4gの硫酸アルミニウム〔Al
2 (SO4)3 ・18H2 O〕と256gの硫酸ナトリウ
ムと1000gの水とからなる第2の溶液を攪拌下に添
加した。最後に、1152gの水に溶解した218gの
ピリジンを混合して、組成(モル基準)93.5SiO
2 ・1Al2 O3 ・7.4Na2 O・19.6Na2 S
O4 ・30ピリジン・1938H2 Oを有する反応ゲル
を得た。この反応ゲルを、結晶化合物が得られるまで1
50℃にて75時間保った。合成の後、生成した結晶化
合物を濾過により反応混合物から分離し、水洗し、次い
で120℃で乾燥させた。乾燥した化合物を500℃で
焼成し、冷却し、次いで化合物をアンモニウム型にする
ようイオン交換した。固体生成物を液体から濾過によっ
て分離し、水洗し、120℃にて乾燥させ、次いで50
0℃で焼成した。合成の生成物をX線回折により測定
し、実質的にフェリエライトであった。珪素とアルミニ
ウムとの原子比は36であると判明した。本発明の方法
に用いる前に、このフェリエライト粉末をプレスし、破
砕し、次いで篩分けして30〜80メッシュ寸法のフラ
クションを得た。
の水酸化ナトリウムの溶液と合し、得られた混合物をホ
モゲナイズした。61.4gの硫酸アルミニウム〔Al
2 (SO4)3 ・18H2 O〕と256gの硫酸ナトリウ
ムと1000gの水とからなる第2の溶液を攪拌下に添
加した。最後に、1152gの水に溶解した218gの
ピリジンを混合して、組成(モル基準)93.5SiO
2 ・1Al2 O3 ・7.4Na2 O・19.6Na2 S
O4 ・30ピリジン・1938H2 Oを有する反応ゲル
を得た。この反応ゲルを、結晶化合物が得られるまで1
50℃にて75時間保った。合成の後、生成した結晶化
合物を濾過により反応混合物から分離し、水洗し、次い
で120℃で乾燥させた。乾燥した化合物を500℃で
焼成し、冷却し、次いで化合物をアンモニウム型にする
ようイオン交換した。固体生成物を液体から濾過によっ
て分離し、水洗し、120℃にて乾燥させ、次いで50
0℃で焼成した。合成の生成物をX線回折により測定
し、実質的にフェリエライトであった。珪素とアルミニ
ウムとの原子比は36であると判明した。本発明の方法
に用いる前に、このフェリエライト粉末をプレスし、破
砕し、次いで篩分けして30〜80メッシュ寸法のフラ
クションを得た。
【0015】実施例3 市販のZSM−5、すなわちコンテカ社製CBV302
0をプレスし、破砕し、次いで篩分けして30〜80メ
ッシュ寸法のフラクションを有する粒子を得た。このよ
うにして得られた粒子を540℃にて2時間焼成した。
0をプレスし、破砕し、次いで篩分けして30〜80メ
ッシュ寸法のフラクションを有する粒子を得た。このよ
うにして得られた粒子を540℃にて2時間焼成した。
【0016】実施例4 表2に記載した供給原料を、それぞれ実施例1および3
に記載したように作成したフェリエライトおよびZSM
−5と接触させた。この工程を350℃の温度、それぞ
れ0.3および0.4バールのオレフィン分圧、2Kg
/Kg/hr.の重量空時速度および1.1〜1.4バ
ールの全圧力にて行った。50時間のオンストリームで
得られた生成物を表3に示し、得られた生成物の重量%
として示す。
に記載したように作成したフェリエライトおよびZSM
−5と接触させた。この工程を350℃の温度、それぞ
れ0.3および0.4バールのオレフィン分圧、2Kg
/Kg/hr.の重量空時速度および1.1〜1.4バ
ールの全圧力にて行った。50時間のオンストリームで
得られた生成物を表3に示し、得られた生成物の重量%
として示す。
【0017】
【表2】表2:供給原料の性質 ─────────────────── n−ブテン(重量%) 99.42 イソブテン(重量%) 0.44 ブタン (重量%) 0.14 ───────────────────
【0018】
【表3】 表3:得られた生成物 ─────────────────────────────── 触媒 ─────────────────────────────── フェリエライト ZSM−5 (オレフィン (オレフィン 分圧0.3バール) 分圧0.4バール) ─────────────────────────────── 水素 − 0.06 C1-C2 パラフィン 0.00 0.11 エテン 0.00 0.58 プロパン 0.00 9.58 プロペン 0.61 1.38 ブタン 0.82 26.31 n-ブテン 56.32 0.85 イソブテン 40.85 0.85 C5 + 1.4 60.28 ───────────────────────────────
【0019】実施例5 実施例2に記載したように作成したフェリエライト試料
を350℃の温度、それぞれ0.3バールおよび1.1
バールのオレフィン分圧、2Kg/Kg/hr.の重量
空時速度および1.1〜1.4バールの全圧力にて、表
2に記載した供給原料と接触させた。480時間のオン
ストリームの後に得られた生成物を表4に示す。
を350℃の温度、それぞれ0.3バールおよび1.1
バールのオレフィン分圧、2Kg/Kg/hr.の重量
空時速度および1.1〜1.4バールの全圧力にて、表
2に記載した供給原料と接触させた。480時間のオン
ストリームの後に得られた生成物を表4に示す。
【0020】
【表4】 表4:得られた生成物 ─────────────────────────────── オレフィン分圧 0.3バール 1.1バール ─────────────────────────────── C1-C2 パラフィン 0.00 0.00 エテン 0.00 0.02 プロパン 0.00 0.03 プロペン 0.48 0.94 ブタン 0.47 1.31 n-ブテン 50.30 41.37 イソブテン 47.95 40.43 C5 + 0.8 15.9 ───────────────────────────────
【0021】実施例6 実施例1に記載したように作成したフェリエライトを3
50℃および300℃の温度、0.3バールのオレフィ
ン分圧、2Kg/Kg/hr.の重量空時速度および
1.1〜1.4バールの全圧力にて、表2に記載した供
給原料と接触させた。50時間のオンストリームの後に
得られた生成物を表5に示す。
50℃および300℃の温度、0.3バールのオレフィ
ン分圧、2Kg/Kg/hr.の重量空時速度および
1.1〜1.4バールの全圧力にて、表2に記載した供
給原料と接触させた。50時間のオンストリームの後に
得られた生成物を表5に示す。
【0022】
【表5】 表5:得られた生成物 ─────────────────────────────── 温度 350℃ 300℃ ─────────────────────────────── C1-C2 パラフィン 0.00 0.00 エテン 0.00 0.00 プロパン 0.00 0.00 プロペン 0.61 0.98 ブタン 0.82 1.40 n-ブテン 56.32 64.63 イソブテン 40.85 30.89 C5 + 1.4 2.1 ───────────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン・シユールト オランダ国 1031 シー・エム アムステ ルダム、バトホイスウエヒ 3 (72)発明者 カリヤン・ピーテル・デ・ヨング オランダ国 1031 シー・エム アムステ ルダム、バトホイスウエヒ 3
Claims (12)
- 【請求項1】線状オレフィンからなる供給原料を分枝鎖
オレフィンに富んだ生成物まで変換するに際し、供給原
料を150〜450℃の温度、0.5バール未満もしく
はそれに等しいオレフィン分圧および25バールの最大
全圧力にてフェリエライト結晶構造を有するテクト金属
珪酸塩と接触させることを特徴とする変換方法。 - 【請求項2】供給原料が4〜10個の炭素原子を有する
線状オレフィンからなる請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】290〜450℃の温度および0.01〜
0.5バールのオレフィン分圧にて行う請求項1または
2に記載の方法。 - 【請求項4】生成物が、供給原料中に存在するオレフィ
ンの量に対し少なくとも30重量%の分枝鎖オレフィン
を含む請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】生成物が、液体生成物の全量に対し10重
量%未満の芳香族物質を含む請求項1〜4のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項6】テクト金属珪酸塩が15より大の珪素に対
するアルミニウム原子比を有する請求項1〜5のいずれ
か一項に記載の方法。 - 【請求項7】テクト金属珪酸塩が30より大の珪素対ア
ルミニウムの原子比を有する請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】テクト金属珪酸塩が水素型である請求項1
〜7のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項9】テクト金属珪酸塩を表面調節する請求項1
〜8のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項10】重質フラクションを得られた生成物から
分離し、この重質フラクションの少なくとも1部を必要
に応じ変換工程に循環させる請求項1〜9のいずれか一
項に記載の方法。 - 【請求項11】重質フラクションが、少なくとも5個の
炭素原子を有する炭化水素からなる請求項10に記載の
方法。 - 【請求項12】生成物における実質的に全部の未変換線
状オレフィンフラクションを分離して、変換工程に循環
させる請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
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| EP92201754 | 1992-06-15 |
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Family Applications (1)
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| CA (1) | CA2097387A1 (ja) |
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