JPH0673396U - 冷却水用ポンプの蒸気抜き構造 - Google Patents

冷却水用ポンプの蒸気抜き構造

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JPH0673396U
JPH0673396U JP2010593U JP2010593U JPH0673396U JP H0673396 U JPH0673396 U JP H0673396U JP 2010593 U JP2010593 U JP 2010593U JP 2010593 U JP2010593 U JP 2010593U JP H0673396 U JPH0673396 U JP H0673396U
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JP2010593U
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English (en)
Inventor
昭一 工藤
力也 安田
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東京部品工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却水用ポンプにおいて、蒸気抜き路内への
外部からの水の侵入を防止する。 【構成】 本蒸気抜き構造では、蒸気抜き路30の出口
をハウジング2の上部外面よりも上方に位置させてい
る。このため、少なくともハウジング2の外面を流れる
水が蒸気抜き路30内に侵入するのを防止できる。さら
に、蒸気抜き路30の出口の上方周囲を覆うカバー35
を取り付けているので、ハウジング2の外面で跳ね返っ
た水滴の侵入も防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用エンジン等に取り付けられる冷却水用ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような冷却水用ポンプ、例えば、遠心ポンプのハウジング内には羽根車が 収容されており、この羽根車に隣接して渦形室が形成されている。そして、羽根 車に取り付けられたポンプシャフトをエンジン出力にを利用して駆動することに より渦形室から冷却水の吐出を行う。このようなポンプでは、ハウジング内にお けるポンプシャフト回りにシール部が設けられており、渦形室内から駆動側の冷 却水の洩れを防止している。ここで、このシール部には、ハウジングに取り付け られた固定シール部材と、ポンプシャフトに取り付けられた回転シール部材との 端面接触によりシールを行う、いわゆるメカニカルシールが用いられることが多 い。なお、このようなメカニカルシールでは、固定シール部材と回転シール部材 における接触端面間に微量の冷却水を侵入させ薄い水膜を形成させることにより 、両シール部材の端面の摩耗を防止している。
【0003】 また、このようなメカニカルシールが不良となって冷却水の洩れが生じた場合 にこれをいち早く発見できるように、ハウジングには、洩れた冷却水をハウジン グの外部下方に排出するための洩れ水排出路が形成されていることが多い。ただ し、メカニカルシール周辺には冷却水から生じた蒸気が存在しており、この蒸気 が冷えて水滴となり洩れ水排出路から排出されると、メカニカルシールが不良に なったと勘違いするおそれがある。このため、蒸気を蒸気のままハウジング外部 に放出させることかできるように、ハウジングには蒸気抜き路が形成される。こ の蒸気抜き路は、ハウジングの外側上面において開口する出口を有しており、蒸 気はこの蒸気抜き路内を上昇して出口から外部上方に放出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、雨天時や洗車時に、ハウジングの外面を流れる雨水や洗車水が 出口から蒸気抜き路内に侵入してハウジング内に溜り、後にこれが洩れ水排出路 から排出されると、上記と同様にメカニカルシールが不良になったと勘違いする おそれがあるという問題がある。また、ハウジングやエンジンルーム内にぶつか って跳ね返った水滴が直接出口から蒸気抜き路内に侵入する場合もある。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、蒸気抜き路内への外 部からの水の侵入を防止することができるようにした冷却水用ポンプの蒸気抜き 構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案の蒸気抜き構造では、蒸気抜き路の出口 をハウジングの外側上面よりも上方に位置させている。 なお、蒸気抜き路の出口の上方周囲を覆うカバーを取り付けても良い。
【0007】 また、蒸気抜き路を、ハウジング内に形成され、洩れ水排出路から上方に延び てハウジングの外側上面にて開口するハウジング孔と、このハウジング孔の上端 開口部に上下に延びる状態で取り付けられるパイプ部材とから形成し、このパイ プ部材の上端開口部を閉塞するとともに、このパイプ部材の上部側面に、出口と して、蒸気の抜けは許容するが外部からの水滴の侵入は阻止する小孔を形成して も良い。
【0008】 また、蒸気抜き路を、ハウジングに形成されたハウジング孔と、上下に延びる 内部空間を有し、下端部がハウジング孔の上端開口部に取り付けられる弾性部材 とから形成し、出口となる上記内部空間の上端を、蒸気の抜けは許容するが外部 からの水滴の侵入は阻止する小孔としても良い。
【0009】 さらに、蒸気抜き路を、ハウジングに形成されたハウジング孔と、上下に延び る内部空間を有し、下端部がハウジング孔の上端開口部に取り付けられる弾性部 材とから形成し、この弾性部材の上部を、通常は立っているが外力を受けたとき に倒れる可倒部分とし、この可倒部分の上端に、出口となる開口を形成しても良 い。
【0010】
【作用】
このような蒸気抜き構造では、蒸気抜き路の出口をハウジングの外側上面より も上方に位置させているため、少なくともハウジングの外面を流れる水の蒸気抜 き路への侵入は防止される。そして、出口周辺を覆うカバーを取り付けたり、パ イプ部材の上部側面に小孔を形成したり、上端に小孔を形成した弾性部材を用い たりすることにより、外部からの水滴の侵入も確実に防止される。なお、弾性部 材に設けられた可倒部分は、ここに水滴が当たることにより倒れるので、この上 端に設けられた出口からの水滴の侵入が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。図1に は、本考案に係る蒸気抜き構造を備えている冷却水用ポンプ1を示している。こ の冷却水用ポンプ1のハウジング2には、渦形室3が形成されている。また、ハ ウジング2の上下方向中央には、ポンプシャフト5がベアリング6により回転自 在に支持されており、このポンプシャフト5の右端には羽根車8が一体的に取り 付けられている。なお、図示はしていないが、ポンプシャフト5の左端はハウジ ング2の外部に突出しており、ここにエンジン出力から取り出された回転力が加 えられる。こうして羽根車8が回転されると、エンジンの冷却水は遠心力による 圧力エネルギーを与えられながら渦形室3の出口から吐出される。
【0012】 ハウジング2における渦形室3の左側壁部分2aとポンプシャフト5および羽 根車8の左端部とに囲まれた部分には、メカニカルシール10が設けられている 。このメカニカルシール10は、羽根車8の左端部におけるポンプシャフト5回 りに形成された溝8a内に圧入されているリング状の回転シール部材11と、匚 の字形断面を有してリング状に形成され、ハウジング2に取り付けられた固定部 材12と、この固定部材12の内側右方にポンプシャフト5の軸方向にスライド 移動自在に保持されたリング状の固定シール部材13と、固定部材12の内側に おける左端面から内周面の面シールを行う面シール部材14と、この面シール部 材14と固定シール部材13との間に配設され、固定シール部材13を右方に付 勢するバネ15とから構成されている。固定シール部材13の右端面は、バネ1 5の付勢力により回転シール部材11の左端面に押し付けられる。これにより、 ポンプシャフト5および羽根車8が回転しても、渦形室3のシールが確実に行わ れ、渦形室3から駆動側(エンジン側)への冷却水の洩れが防止される。ただし 、バネ15の付勢力は、渦形室3内の微量の冷却水を両シール部材11,13の 接触面間に入り込ませて薄い水膜を形成させる程度に調整されている。この水膜 により両シール部材11,13の摩耗が防止される。
【0013】 また、ハウジング2における上記メカニカルシール10の左側には水溜め室2 1が形成されており、この水溜め室21の底部には、ハウジング2の下部外面に て開口するよう斜めに延びる斜め孔22が形成されている。斜め孔22の下端開 口部には、パイプ部材23が圧入されており、このパイプ部材23の下端開口部 は、ハウジング2の下部外面よりも下方に突出している。こうして、水溜め室2 1,斜め孔22およびパイプ部材23により洩れ水排出路20が形成され、メカ ニカルシール10が不良となって渦形室3から駆動側に洩れ出た冷却水は、この 洩れ水排出路20を通ってハウジング2の外部に排出される。そして、この冷却 水の排出を観察することにより、メカニカルシール10の交換時期を容易に知る ことができる。
【0014】 なお、ハウジング2の下部外面には、パイプ部材23の下端開口部、即ち、洩 れ水排出路20の出口の下方周囲を覆う下部カバー25がボルト付けされている 。この下部カバー25があることにより、例えば、雨天時や洗車時に地面等で跳 ね返った水が洩れ水排出路20内に侵入するのを防止することができる。
【0015】 さらに、ハウジング2における水溜め室21の上部には、水溜め室21(洩れ 水排出路20)の上部からまっすぐ上方に延び、ハウジング2の外側上面にて開 口するハウジング孔32が形成されている。このハウジング孔32の上端開口部 には、パイプ部材33が圧入されており、このパイプ部材33の上端開口部は、 ハウジング2の外側上面よりも上方に突出している。こうして、ハウジング孔3 2およびパイプ部材33により蒸気抜き路30が形成され、メカニカルシール1 0の周囲に存在する蒸気が、この蒸気抜き路30内を上昇してパイプ部材33の 上端開口部、即ち、出口からハウジング2の外部に放出される。これにより、蒸 気が水溜め室21内にて冷えて水滴となり、洩れ水排出路20から排出され、メ カニカルシール10からの冷却水の洩れと誤解させるような事態を防止すること ができる。なお、蒸気抜き路30の出口がハウジング2の外側上面よりも上方に 突出していることにより、例えば、雨天時や洗車時においてハウジング2の上面 に沿って流れる水が蒸気抜き路30内に侵入するのが防止される。
【0016】 また、ハウジング2の外側上面には、パイプ部材33の上端開口部(出口)の 上方周囲を覆う上部カバー35がボルト付けされている。この上部カバー35が あることにより、雨天時や洗車時にハウジング2やエンジンルーム内で跳ね返っ た水滴が蒸気抜き路30内に侵入するのを防止することができる。
【0017】 このように外部からの蒸気抜き路30内への水の侵入が防止されているので、 洩れ水排出路20の出口から排出される水は、メカニカルシール10から洩れた 冷却水に限られる。したがって、メカニカルシール10の不良を確実に知ること ができる。
【0018】 ところで、蒸気抜き路を図2に示すように構成しても良い。この蒸気抜き路1 30は、ハウジング2′に形成されたハウジング孔32′と、パイプ部材の上端 部をかしめて閉塞し、下端部がハウジング孔32′の上端開口部に圧入されるか しめパイプ133とから形成されている。かしめパイプ133の上部側面には、 この蒸気抜き路130の出口として小孔134が形成されている。この小孔13 4は、蒸気の放出は許容するが、外部から侵入しようとする水滴の表面張力によ ってこれを阻止できる程度の径を有する。
【0019】 また、蒸気抜き路を図3に示すように構成しても良い。この蒸気抜き路230 は、ハウジング2′に形成されたハウジング孔32′と、上端が先細り形状に形 成され、下端部がハウジング孔32′の上端開口部に圧入される弾性部材233 とから形成されている。弾性部材233の内部には上方に延びる空間が形成され ており、この内部空間の上部は、上方に向かうほど小径となるテーパ孔234と して形成されている。このテーパ孔234の上端開口部が蒸気抜き路230の出 口となるのであるが、上端開口部の径は、蒸気の放出は許容するが外部からの水 滴の侵入は阻止する程度のものである。
【0020】 さらに、蒸気抜き路を図4に示すように構成しても良い。この蒸気抜き路33 0は、ハウジング2′に形成されたハウジング孔32′と、上端部が細い円筒( 335)となったアンプル状に形成され、下端部をハウジング孔32の上端開口 部に圧入させた弾性部材333とから形成されている。弾性部材333(上端円 筒部335を含む)の内部には、上下に延びる空間が形成されている。上端円筒 部335の上端端開口部が蒸気抜き路330の出口となって蒸気を放出するので あるが、この上端円筒部(可倒部分)335は、外側に水滴が当たるとその力に よって左右に倒れる。このため、水滴の侵入が阻止される。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の蒸気抜き構造を用いれば、冷却水用ポンプのメカ ニカルシール周辺で生じた蒸気を蒸気抜き路を通してスムーズにハウジングの外 部に放出させることができる一方、外部からの蒸気抜き路内への水滴等の侵入を 確実に防止することができる。したがって、ハウジングの外部下方に排出される 水をメカニカルシールから洩れた冷却水に限ることができ、蒸気が凝集して生じ た水滴が排出されることによって、シール不良が生じたとの誤解が生じるような 事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蒸気抜き構造を備えた冷却水用ポンプ
の部分断面図である。
【図2】上記蒸気抜き構造の第2実施例を示した断面図
である。
【図3】上記蒸気抜き構造の第3実施例を示した断面図
である。
【図4】上記蒸気抜き構造の第4実施例を示した断面図
である。
【符号の説明】
1 冷却水用ポンプ 2 ハウジング 10 メカニカルシール 20 洩れ水排出路 30,130,230,330 蒸気抜き路 35 上部カバー 133 かしめパイプ 233,333 弾性部材

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水の吸い込み・吐出を行うポンプで
    あって、エンジン等により回転駆動されるポンプシャフ
    ト回りに取り付けられ、ハウジング内における駆動側部
    分への冷却水洩れを防止するシール部と、前記ハウジン
    グ内に前記シール部に隣接して形成され、前記シール部
    を通って前記駆動側部分に洩れ出た冷却水を外部に排出
    させるための洩れ水排出路と、前記ハウジング内を通っ
    て前記洩れ水排出路から上方に延びるように形成され、
    前記冷却水から生じて前記洩れ水排出路に入った蒸気を
    前記ハウジングの上方外部に逃がすための蒸気抜き路が
    形成されている冷却水用ポンプにおいて、 前記蒸気抜き路の出口を前記ハウジングの上部外面より
    も上方に位置させたことを特徴とする冷却水用ポンプの
    蒸気抜き構造。
  2. 【請求項2】 前記蒸気抜き路の出口の上方周囲を覆う
    カバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷却
    水用ポンプの蒸気抜き構造。
  3. 【請求項3】 前記蒸気抜き路を、前記ハウジング内に
    形成され、前記洩れ水排出路から上方に延びて前記ハウ
    ジングの外側上面にて開口するハウジング孔と、このハ
    ウジング孔の上端開口部に上下に延びる状態で取り付け
    られるパイプ部材とから形成し、 前記パイプ部材の上端開口部を閉塞するとともに、この
    パイプ部材の上部側面に、前記出口として、蒸気の抜け
    は許容するが外部からの水滴の侵入は阻止する小孔を形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の冷却水用ポン
    プの蒸気抜き構造。
  4. 【請求項4】 前記蒸気抜き路を、前記ハウジング孔
    と、上下に延びる内部空間を有し、下端部が前記ハウジ
    ング孔の上端開口部に取り付けられる弾性部材とから形
    成し、 前記出口となる前記内部空間の上端を、蒸気の抜けは許
    容するが外部からの水滴の侵入は阻止する小孔としたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の冷却水用ポンプの蒸気
    抜き構造。
  5. 【請求項5】 前記蒸気抜き路を、前記ハウジング孔
    と、上下に延びる内部空間を有し、下端部が前記ハウジ
    ング孔の上端開口部に取り付けられる弾性部材とから形
    成し、 この弾性部材の上部を、通常は立っているが外力を受け
    たときに倒れる可倒部分とし、この可倒部分の上端に、
    前記出口となる開口を形成したことを特徴とする請求項
    1に記載の冷却水用ポンプの蒸気抜き構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5639652B2 (ja) * 1973-12-21 1981-09-14
JP4105937B2 (ja) * 2002-11-27 2008-06-25 安藤建設株式会社 煙突内筒解体装置

Patent Citations (2)

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JPS5639652B2 (ja) * 1973-12-21 1981-09-14
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