JPH0674834A - 温度検出用水晶振動子 - Google Patents

温度検出用水晶振動子

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JPH0674834A
JPH0674834A JP23020392A JP23020392A JPH0674834A JP H0674834 A JPH0674834 A JP H0674834A JP 23020392 A JP23020392 A JP 23020392A JP 23020392 A JP23020392 A JP 23020392A JP H0674834 A JPH0674834 A JP H0674834A
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道明 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 等価直列共振抵抗値が小さくかつ、その温度
変化が小さな他に、変動が少なく安価でさらには使用温
度範囲が広い高精度な温度検出用水晶振動子を提供す
る。 【構成】 α水晶単結晶より特定の切断方位で水晶ウェ
ハを加工した上でフォトエッチング加工で音叉型形状を
有する水晶片を加工する場合に、前記水晶片の腕部、長
さ、板厚を適正に設定する他に、いわゆるヒレの残量を
減少させるか又は腕幅の一方を増減させて前記水晶片の
基部変位を低減させた基本波屈曲振動モードをもつ水晶
片を耐熱半田で支持固着させて、圧入により気密封止し
た耐熱容器に収納したことを特徴とする温度検出用水晶
振動子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共振又は発振周波数の
変化で温度の検出を行う温度検出用水晶振動子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の温度検出用水晶振動子としては、
例えば特公昭61−29652号公報とか特公平1−2
9089号公報をあげることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術ではいずれも水晶ウェハ方位の指定範囲が広く水晶振
動子の周波数温度特性の一次係数が大きいと言うだけ
で、実際に実用化するに際して考慮すべき諸特性が適切
であるかどうかについて述べられていない。前記の考慮
すべき諸特性としては、振動子の等価直列共振抵抗の値
(CI値)とその温度に対する変化特性、音叉形形状の
水晶片をフォトエッチングで外形加工する際に生ずるい
わゆるヒレと言われている残部による振動子の振動不安
定性の発生、さらに使用温度範囲内のある温度於て不要
振動モードと周波数が一致して特性異状をきたすスプリ
アス現象等があげられる。まず最初に前記CI値とCI
値の温度特性に関しては、特定の角度方位にあっては、
CI値が大きく又、CI値の温度変化が大きく存在し発
振回路を構成した際に例えば高温度での発振停止が発生
した。又前記ヒレについても大きく残存し、振動の安定
性を大きく損なう等の問題が生じた。さらには同じ屈曲
振動モードであっても高次振動モードを用いると前記ス
プリアス現象をもつものが時々発生し使用温度範囲にわ
たって厳密な周波数温度特性の検査を要する等の問題が
発生した。
【0004】そこで本発明は、前述の諸問題を解決する
もので、その目的とするところは、等価直列共振抵抗が
小さくかつ、その温度特性が平坦で変化が小さく、又振
動の安定性に優れ、スプリアス現象が発生しない優れた
温度検出用水晶振動子を安価に市場に提供して、高精度
で小型な温度計測システム装置の実現に役立てることに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の温度検出用水晶
振動子は、(1)α水晶単結晶の電気軸+Xと機械軸+
Yの作る平面を主平面とするZカットウェハを、前記電
気軸+Xの回りに時計方向に電気機械結合係数がほぼ最
大となる範囲の角度である15から25度の範囲で回転
してできる板厚80から150μmの水晶ウェハから、
前記水晶ウェハの回転後の+Y軸であるY’軸に平行に
腕の長手方向を有する音叉型形状であって、かつ腕形状
の寸法の有する辺比が(腕幅/腕長)比が0.1から
0.2の水晶片をフォトエッチングによりヒレを減じて
外形加工した後、基本波振動モードにて振動可能なよう
に励振電極を形成して振動子の等価直列共振抵抗値の温
度特性の頂差温度がほぼ常温(25±15℃)として、
耐熱容器に支持し収納したこと、(2)(1)項記載の
音叉型形状を有する水晶片をフォトエッチングして外形
加工する際に発生するヒレの断面積を、水晶ウェハの板
厚を一辺として等価な腕幅の増分に換算した場合に、腕
幅に対する前記等価な腕幅の比率が5%以下であるこ
と、(3)(1)項記載の音叉型形状を有する水晶片の
一方の腕幅を他方より増減させて振動の安定性を向上さ
せたこと、(4)(1)項記載の耐熱容器を構成するケ
ースとステムの少なくとも1部に、pbsn半田であっ
てpbの成分が90wt%以上の耐熱性半田メッキ処理
をほどこすとともに、前記ステムを貫通するインナリー
ドの少なくとも1部にも同様な耐熱性半田メッキをほど
こして、音叉型形状を有する水晶片と前記インナリード
が前記半田メッキを介して固着され、かつ前記ケースと
前記ステムが前記半田を介して圧入結合されたことを特
徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の温度検出用水晶振動子の一実
施例が示す断面図である。まず最初に図1中の各部位の
名称を列記すると、100はケース、101は音叉型形
状を有する水晶片の腕部102は音叉型形状を有する水
晶片の基部、103はステム、104は前記ステムのイ
ンナリード、105は前記ステムのアウタリード、10
6は前記ステムの耐熱半田メッキ、107は前記水晶片
と前記インナリードを固着する半田、108と109は
前記ケースの表面にある耐熱半田メッキである。次に各
部位の各々につき詳細な説明を順に行う。
【0007】まず最初、前記101と102で示した音
叉型形状を有する水晶片につき説明する。前記水晶片
は、α水晶単結晶より特定の方位をとって加工されるも
のである。図2にはその方位図を示す。図中200が前
記α水晶単結晶より作られる水晶ウェハであって、水晶
ウェハの作る平面は、前記α水晶単結晶の基本的結晶軸
の1つである電気軸+X(201)と機械軸+Y(20
2)が形成するZカット板ウェハを前記電気軸+X回り
にθ度時計方向に回転して得られる板面に一致する。2
04のY’軸は前記202のY軸を回転した後のもので
あって、回転後の水晶ウェハの一辺を形成している。又
203の+Z軸は前記α水晶単結晶の基本的結晶軸の一
つである光軸を示す。さらに205は水晶片であって、
それがもつ音叉型形状を形作る主平面は、前記200の
水晶ウェハの平面内にあって、かつ前記図1中の101
で示した水晶片の腕部の長手方向が前記Y’軸にほぼ平
行である、ほぼ平行の意味するところはY’軸とのなす
角度が数度以内にあれば良いことである。前記200の
水晶ウェハの板厚は80から150μmである。又前記
角度θは後述する理由から15度から25度の範囲をと
る。前記200の水晶ウェハは前述の方位と板厚をもっ
てα水晶単結晶より切り出された後、充分な表面研磨仕
上げがほどこされる。205の水晶片は、水晶ウェハ2
00の平面の表裏にCr下地としてAuの薄膜を蒸着又
はスパッタ等の手段で形成した後、レジストの塗布と露
光等の一連のフォトプロセスを経て、Cr+Au薄膜か
らなる音叉型形状の外形パターンを水晶ウェハ平面上に
形成する。しかる後に、フッ酸(AF)あるいはフッ酸
とフッ化アンモニウム(NH4 F)の混合液によって前
記Cr+Auの金属膜を外形マスクとして外形エッチン
グが行なわれ音叉型形状の水晶片が完成する。
【0008】次に前述の水晶ウェハの回転角θの設定理
由につき図3を用いて説明する。図中の横軸は、前記回
転角θであり、縦軸は左側のK2 は電気機械結合係数、
又右側のa(ppm/℃)は本発明の温度検出用水晶振
動子が有する周波数温度特性の一次温度係数の値を示
す。又図中の曲線300が前記K2 の変化を、301の
aが前記一次温度係数の変化を示す。温度検出用水晶振
動子に於いては、前記一次温度係数αの絶対値は大きい
程温度の分解精度が高くなるため好ましい。従って図3
よりθはプラスに大きい程良いことになる。一方、温度
検出用水晶振動子として重要な特性である等価直列共振
抵抗CIを考えると、前記CIは可能なかぎり小さく又
温度により変化せず安定な程好ましい。又前記CI値は
前述の電気機械結合係数K2 と関係しておりK2 が大き
い程CI値は小さくなる。
【0009】図3中の300K2 の曲線はθ=−90か
ら+90゜の範囲に於てθ=15゜付近に於て唯一最大
となっている。従ってθとしては15゜の近く具体的数
値ではθ=15±10゜範囲であれば最小に近い良好な
CI値を得ることができる。温度検出用水晶振動子とし
ては、CI値と前記aの値を考慮して前記θを15から
25゜の範囲に一応設定することができる。このときa
は約−15から−33ppm/℃の値となった。ところ
で前述のK2 は次式に従うものであって、音叉型形状を
有する屈曲振動モードのCI値を決める要因となるもの
である。
【0010】
【数1】
【0011】但しここで、d12、S22 E 、ε11 T 等は各
々α水晶単結晶の物質定数であって、d12は圧電律テン
ソルの成分、S22 E は弾性係数テンソルの成分、さらに
ε11 T は誘電率テンソルの成分である。θ=0゜に於け
るこれらの値はd12=6.88×10-8esu、S22 E
=12.7759×10-13 cm2 /dyne、ε11 T
=4.5の値をとる。
【0012】次に前述のフォトプロセスを用いた水晶の
外形エッチング、即ちフォトエッチングに関して図4か
ら図6を用いて説明する。まず最初に図4を説明する。
図4は、前述の図1中の音叉型形状を有する水晶片の腕
部101の左右1対の断面を示す図であって、図中各部
位の名称は、400と401は前記音叉型形状を有する
水晶片の直角四辺形断面を持つ腕部、402と403は
前述のフォトエッチングの際に生じた断面三角形状のヒ
レ部である。さらに、406、407、408、409
等は前記水晶片腕部周囲に形成されたCr下地Auの金
属膜からなる励振電極であって、前記腕部長手方向にそ
って同一配置で形成されている。又各電極は図4の様に
前記水晶片上に形成されたCr+Auの金属膜により接
続されて404の信号源により励振することができる。
【0013】図4の電極配置によって前記水晶片は、基
本波屈曲振動モード(図10参照)で共振する。このよ
うにして得られた前記水晶片を前述の図1の完成体の温
度検出用水晶振動子とした上で、前述の等価直列共振抵
抗CI値を測定してみると前記温度検出用水晶振動子を
回路基板に固定する方法によってCI値に変動が生じ
た。このCI値の変動は、いわゆる振動漏れと言われる
現象と考えられ、これは、前述図1の音叉型形状を有す
る水晶片の基部に生じている振動時の変位が、ステムの
インナリード(図1の104)を介してステム及びケー
ス(図1の100)を漏れ来てゆり動かすために、前記
ケースの回路基板への固定の仕方によって温度検出用水
晶振動子のエネルギー損失の程度が変化して生じてい
る。
【0014】この現象について種々のフォトエッチング
に於ける前記水晶片のエッチング加工時間とCI値の変
動特性の関係を実験的に検討した結果、図5に見られる
ような結果を得た。同図中の横軸は前記ヒレを腕幅に等
価換算した量ΔWμmに大して本来あるべき腕幅寸法W
の比率を%で表わしたものであり、又縦軸は前述のCI
値の変動量を%で表示したものである。前記ΔWは次の
様に計算する。図4のヒレ部402と403はほぼ同一
の断面積Sを有しているので、このSを水晶ウェハの板
厚tとして、ΔW≒2S/tより求める。
【0015】図5の特性500をみる限りに於て、ΔW
/Wは5%以内、さらには好ましくは4%以内にヒレの
残量を減じることが必要であることがわかる。さらに実
験と有限要素法との計算で解析を行って次の事実をみい
出すことができた。図6にその結果を示す。図6中の横
軸は、図4中のεで示す量で、水晶片の1対の腕幅の寸
法差を示す。又図6中の縦軸は前記音叉型形状を有する
基部(図1の102)の幅方向(図4の+X軸方向)度
位Ux を示した特性図である。直線600は前述のヒレ
の等価換算幅ΔW/Wが4.3%の場合について計算し
たもので、ε=+2μmに於てUx =0となっており論
理上振動漏れによるCI値の変動は無くなることにな
る。そこで、このような寸法をとって水晶片を試作して
みたところ良い結果が得られた。
【0016】以上今までに述べた水晶ウェハ切断方位、
水晶片のフォトエッチング加工条件のもとに、前記水晶
片の音叉形状寸法を次に設定した。この際に注目した特
性図を図7と図8に示した。まず最初に図7は、いわゆ
るモードチャートと言われるものの1部であって、特定
の寸法条件に於て、音叉型形状の水晶片が有する基本波
屈曲振動モードの固有共振周波数f0 を基準にして他の
振動モードの周波数比f/f0 を縦軸にして示したもの
である。図中の丸印は、種々の振動モードが示す相対周
波数位置を示しており、上から700が水晶片の主平面
に垂直な変位Uz を有する2次の同相の屈曲振動、70
1は前記設計の目標である基本波屈曲振動(変位Ux を
もつ図10のような振動)、又702は左右一対の腕が
同一方向に同期して振動する振動モード、703は70
0のようにZ方向に左右の腕部が逆向きに変位する振動
モード、又704は703とは逆に左右の腕が同一のZ
方向へ同期して振動する振動モードである。図中のZ−
FS−1からZ−FS−2の記号は右に対応して図示し
た以上の振動モードを識別するために記入した。
【0017】図7で大切な点は、温度検出用水晶振動子
が通常使われる温度範囲−50から100℃に於て、最
大の一次温度係数a=−33ppm/℃をとっていても
決して他の振動モードと周波数が一致しないことであ
る。これは高次モードでなく基本波屈曲振動モードを選
択したことに起因する。図7の701と702の周波数
差は10%も離れており前述の周波数の温度変化を計算
しても充分離れている。図7のモードチャートは音叉型
状を有する水晶片の板厚が80から150μm、又1対
の腕部の板厚t対wの比t/wが0.24から0.6の
間さらに腕間距離c対wの比c/wが0.3から0.6
の間であれば充分成立関係である。この関係にあれば、
最近接の振動モードも8%以上周波数が離れていること
を確かめることができる。従って、温度計測中にいわゆ
るスプリアスモードとぶつかって異状現象を呈すること
は生じない。次に以上の寸法条件のもとに、前記CI値
の温度特性につき検討した。
【0018】図8には具体的に製作した温度検出用水晶
振動子のIC値の温度特性及び共振周波数の温度特性に
つき図示した。図中、横軸は周囲温度T(℃)であり縦
軸の左側は周波数温度特性を周波数変化率Δf/fO で
表示したもの、また右側はCI値(KΩ)である。図中
の800の曲線が周波数温度特性を又801がCI値の
温度特性を示している。さらに曲線801は上に凸の放
物線を描きその最小値を示す頂点温度802に於てほぼ
左右対称となっている。この頂点温度を種々の水晶ウェ
ハ方位及び前記水晶片の腕部形状特に幅寸法Wと腕長さ
L(図1のL)の比率W/Lに対して検討したところ、
前記頂点温度が25±15℃となる条件範囲として、前
述の水晶ウェハの切断方位θ=15から25゜の範囲
で、W/L=0.1から0.2の範囲であればほぼ達成
できることがわかった。ちなみにCI地のもつ2次温度
係数を求めたところ40.8ppm/℃2 であった(2
5℃と95℃間のCI値の増加が20%と少ない)。さ
らに図1に用いた前記水晶片のサイズは、前記L=25
20μm、W=324μm、t=130μm、c=17
6μmであることを付け加える。
【0019】以上で図1の水晶片の詳細な説明は全て終
わったので、次に本発明の温度検出用水晶振動子の残り
の構成部位の説明を以下に行う。
【0020】前記水晶片の収納容器はケース100とス
テム103からなる。まず最初ステムは、ほぼ円筒形の
側面をコバール等の金属で構成し円筒の内部は2本の同
じくコバール材からなるリード線部材を平行に配置し
て、さらにその内部を気密性のあるガラス部材で溶融固
着して気密性をもたせていったん構成される。又ケース
100は、CuとNi合金からなる洋白平板をプレスに
て深しぼり成形して作られる。この上でさらに本発明に
あっては、前記ケースにはNiメッキかさらにその上に
耐熱性半田メッキ処理をほどこし、前記ステムには、イ
ンナリード及びアウタリードを含めて、CuまたはNi
の下地メッキをほどこした上に前記耐熱半田メッキ処理
をほどこす。
【0021】前記耐熱半田メッキの特性を図9で説明す
る。図9は横軸に半田の組成であるpbsnの成分比率
(重量%)をとり、縦軸には温度(℃)をとって表わし
た合金の状態図である。本発明の温度検出用水晶振動子
に使用している耐熱半田はpb成分が90wt%以上、
従ってSnは10wt%以下の領域を使うものである。
従ってその溶融温度は260℃と高く充分に温度検出用
水晶振動子の使用温度範囲をカバーできる性能を有す
る。さらに前記温度検出用水晶振動子の組立手順を示す
と、まず前記水晶片のCr+Auの電極膜と前記ステム
のインナリード(図1の104)を接触させた状態で約
327℃以上に加熱して固着させる。
【0022】次に前記水晶片を固着したステムと前記ケ
ースを10-5から10-6Torvの高真空兼高温度状態
(図9の900で示す斜線部温度)に放置して前記耐熱
半田メッキを半溶融状態として、半田メッキ内部に存在
するガスを放出せしめた後、温度を降下てケースとステ
ムを圧力をかけて圧入して気密容器内に水晶片を収納す
る。このようにして完成した温度検出用水晶振動子は、
容器内部の残留ガスが少なく極めて安定性の高い周波数
精度が維持できる。最後に前記ケースとステムからなる
耐熱容器のサイズについてふれると、そのサイズは、直
径2mm×長さ6mmとか、さらには直径1.5mm×
長さ4mm程度の小型サイズが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、水晶
ウェハの切断方位と音叉型形状を有する水晶片の形状寸
法を適切に設定した上で、基本波屈曲振動モードで励振
する電極を形成したこにより、温度検出用水晶振動子の
等価直列共振抵抗値CIが小さくかつその温度に対する
変化が小さく押えられる他スプリアスによる周波数及び
前記CIのデップ現象が発生しない。さらに又、音叉型
形状を有する水晶片をフォトエッチングにより外形加工
した際に発生するヒレの程度を充分に減少させるか又は
一方の腕幅を増減させて前記水晶片基部の振動変位を低
減させることにより、前記CI値の実装状態による変動
を小さく押えて安定度の高い温度検出用水晶振動子を提
供できる。
【0024】又さらには、耐熱性半田メッキを用いて高
温処理中で高真空封止することにより、使用温度範囲が
広く、周波数精度の高い、高精度な温度検出用水晶振動
子が市場に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の温度検出用水晶振動子の一実施例の
断面的構造を示す断面図。
【図2】 本発明の温度検出用水晶振動子の水晶片を形
成する水晶ウェハの切断方位を示す図。
【図3】 本発明の温度検出用水晶振動子が示すK2 と
aの特性図。
【図4】 本発明の構成部材である水晶片の腕部断面の
構造を示す断面図。
【図5】 ヒレが示す特性図。
【図6】 ヒレが示す他の特性図。
【図7】 本発明の温度検出用水晶振動子が示すモード
チャート。
【図8】 本発明の温度検出用水晶振動子が示す等価直
列共振抵抗と周波数の温度特性を示す特性図。
【図9】 本発明の構成部材である耐熱性半田メッキの
有する合金の状態図。
【図10】 本発明の構成部材である水晶片が示す振動
モードを示す図。
【符号の説明】
100・・・ケース 101・・・音叉型形状を有する水晶片の腕部 103・・・ステム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 α水晶単結晶の電気軸+Xと機械軸+Y
    の作る平面を主平面とするZカットウェハを、前記電気
    軸+Xの回りに時計方向に電気機械結合係数がほぼ最大
    となる範囲の角度である15から25゜の範囲で回転し
    てできる板厚80から150μmの水晶ウェハから、前
    記水晶ウェハの回転後の+Y軸であるY’軸に平行に腕
    の長手方向を有する音叉型形状であって、かつ腕形状の
    寸法の有する辺比が(腕幅/腕長)比が0.1から0.
    2の水晶片をフォトエッチングによりヒレを減じて外形
    加工した後、基本波振動モードにて振動可能なように励
    振電極を形成して振動子の等価直列共振抵抗値の温度特
    性の頂点温度がほぼ常温(25±15℃)として、耐熱
    容器に支持し収納したことを特徴とする温度検出用水晶
    振動子。
  2. 【請求項2】 音叉型形状を有する水晶片をフォトエッ
    チングして外形加工する際に発生するヒレの断面積を、
    水晶ウェハの板厚を一辺として等価な腕幅の増分に換算
    した場合に、腕幅に対する前記等価な腕幅の比率が5%
    以下であることを特徴とする請求項1記載の温度検出用
    水晶振動子。
  3. 【請求項3】 音叉型形状を有する水晶片の一方の腕幅
    を他方より増減させて振動の安定性を向上させたことを
    特徴とする請求項1記載の温度検出用水晶振動子。
  4. 【請求項4】 耐熱容器を構成するケースとステムの少
    なくとも1部に、pbsn半田であってpbの成分が9
    0wt%以上の耐熱性半田メッキ処理をほどこすととも
    に、前記ステムを貫通するインナリードの少なくとも1
    部にも同様な耐熱性半田メッキをほどこして、音叉型形
    状を有する水晶片と前記インナリードが前記半田を介し
    て固着され、かつ前記ケースと前記ステムが前記半田を
    介して圧入結合されたことを特徴とする請求項1記載の
    温度検出用水晶振動子。
JP4230203A 1987-02-27 1992-08-28 温度検出用水晶振動子及びその製造方法 Expired - Lifetime JP3010922B2 (ja)

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