JPH067560A - 電気カミソリ - Google Patents

電気カミソリ

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JPH067560A
JPH067560A JP4168022A JP16802292A JPH067560A JP H067560 A JPH067560 A JP H067560A JP 4168022 A JP4168022 A JP 4168022A JP 16802292 A JP16802292 A JP 16802292A JP H067560 A JPH067560 A JP H067560A
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electric razor
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razor
antibacterial
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Akiko Yamane
明子 山根
Koji Osada
光司 長田
Yoshihiko Ujiie
良彦 氏家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 香料が持つような欠点がなく、安定に長期に
わたって、電気カミソリの髭屑中での微生物の成育を抑
制し、カミソリの使用時の不快臭の発生を抑えることが
できるとともに、使用方法が煩わしくなく、携帯の便を
欠くことのない抗菌剤を収納した電気カミソリを提供す
る。 【構成】 刃部Aの保護カバー内に、少なくとも2種の
昇華性固体物質からなる抗菌剤の収納室2が設けられて
おり、この収納室2内が刃部Aの周辺空間に連通してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気カミソリ内に溜
まった髭屑等における微生物の成育を抑制し、不快臭の
発生を抑えることができるとともに、その効果を安定に
長期間にわたって持続することができ、使用方法が煩わ
しくなく、携帯の便を欠くことのない昇華性抗菌剤を収
納した刃部保護カバーを備えた電気カミソリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気カミソリは、その多くが、髭
屑を内部に貯留する構造となっている。髭屑には、髭の
他に皮膚の一部、脂肪等、いわゆる垢の成分が混入して
おり、数日ないし数週間もたまってくると、不快臭を伴
うのが常であり、特に夏季、梅雨期のように、高温多湿
になると、使用開始時に鼻をつく異臭を経験することが
多い。これは、単に不快感というだけでなく、細菌、か
び等の増殖する恰好な場所ともなり、衛生的見地からも
問題である。
【0003】髭屑には、風力学的に搬送可能なものと、
垢状になって刃の裏側に固着しているものとがあり、こ
の双方を取り除く機構および不快臭をもたらさない貯留
箇所を別途に設けること、またはその箇所まで髭屑を搬
送することは、現在のカミソリの構造、価格水準等から
みて、現実的でない。このような髭屑からの不快臭の発
生を防ぐための方法としては、たとえば、電気カミソリ
を解体して、「ハケ」等で清掃する方法があるが、一回
一回清掃することは面倒であるため、例外を除いて多く
の人々が上述の不快感を経験している。
【0004】また、別の方法として、電気カミソリに防
水性を持たせ、髭屑を水洗いする方法があるが、この方
法では、垢状になって刃の裏側に固着しているものは完
全には除去できず、逆に水分が付くことにより不快臭が
強くなる傾向があるという欠点があった。また、この種
の不快臭に対して、香料(芳香剤)等を用いて、香料の
発する香りにより不快臭をマスキングする方法が知られ
ている。この具体的方法としては、香料をスプレー等で
吹きつける方法、香料を本体内部に貯蔵し、内刃に連動
して噴射する方法(特開昭50−155347号、特開
昭50−155352号の各公報参照)、香料を本体や
外刃保護カバー等の一部に収納する方法(特開昭55−
29369号、特開昭63−203181号の各公報参
照)等がある。
【0005】しかし、これら香料等でマスキングする方
法には、下記(1)〜(3)等の問題があった。 (1)人により香りの好みに差がある。 (2)不快臭が強い場合、不快臭と香料の香りとが混ざ
ることにより、より不快になる。また、不快臭を抑えら
れる程の強い香りの香料を使用すると、その香り自身が
強すぎて不快に感じる。
【0006】(3)香料が、電気カミソリの合成樹脂部
分に対して溶解、変形等の悪影響を及ぼす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】電気カミソリの不快臭
が、夏季、梅雨期のような高温多湿時において強くなる
ことから、この不快臭は、細菌やかび等の微生物の繁殖
に伴い発生するものと容易に推測できる。そこで、香料
の代わりに殺菌剤や抗菌剤を用いて、細菌やかびの繁殖
を抑え、不快臭の発生を抑える方法が知られている。そ
の具体的な方法としては、殺菌剤や抗菌剤をスプレー等
で吹きつける方法がある。しかし、この方法にも、下記
(a)、(b)等の問題があった。
【0008】(a)効果が一時的であり、使用後、その
都度スプレーする必要があり、煩わしい。 (b)スプレー容器をカミソリ本体とは別個に購入し、
常備しなければならないため、防臭操作が煩わしく、ま
た、携帯の便を欠く。このような事情に鑑み、この発明
の課題は、前述した香料が持つような欠点がなく、電気
カミソリ内に溜まった髭屑等における微生物の成育を抑
制し、不快臭の発生を抑えることができるとともに、そ
の効果を安定に長期間にわたって持続することができ、
使用方法が煩わしくなく、携帯の便を欠くことのない抗
菌剤を収納した電気カミソリを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、発明者らは、種々検討を重ねた。その結果、以下の
ことを実験により確認した。すなわち、抗菌剤として、
昇華性固体物質を用いるようにすれば、この抗菌剤は、
固体であるため、電気カミソリの本体や、刃部の保護カ
バー等の任意の箇所に設けられた収納室に収納すること
ができる。そして、このものは、昇華性(徐放性)で、
徐々に気化するため、前記の収納室に、髭屑の溜まる箇
所に通じる穴を設ける等することにより、カミソリの内
部程度の空間において、たとえ少量でも、抗菌剤蒸気が
この穴を通り拡散(移動)して、髭屑に付着し、安定に
長期間にわたり、電気カミソリ内部での微生物の繁殖を
抑え、不快臭の発生を抑えることができる。また、この
抗菌剤は、無臭または微臭であるため、カミソリ自体
は、無臭または微臭の状態を保つことができるので、前
述の香料が持つような欠点がない。さらに、前記のよう
に電気カミソリに収納して使用することができ、スプレ
ーで吹きつける必要がないので、使用方法が煩わしくな
く、携帯の便を欠くことがない。
【0010】しかし、抗菌剤として昇華性固体物質を1
種のみ用いただけでは、微生物の繁殖を抑え不快臭の発
生を抑える効果(防菌・防臭効果)が不充分である場合
があるという問題が新たに生じた。そこで、この問題を
解消するために、さらに検討を重ねた。その結果、抗菌
剤として2種以上の昇華性固体物質を併用するようにす
れば、1種のみを使用した場合に比べて、抗菌剤の昇華
量が増え、しかも抗菌剤の作用が相乗されるため、防菌
・防臭効果が向上することを実験で確認して、この発明
を完成した。
【0011】したがって、この発明にかかる電気カミソ
リは、刃部の保護カバーを備えた電気カミソリであっ
て、前記保護カバー内に、少なくとも2種の昇華性固体
物質からなる抗菌剤の収納室を有し、この収納室内が刃
部の周辺空間に連通していることを特徴とする。刃部の
保護カバー以外の構造については、何ら限定されず、従
来品と同様でよい。
【0012】この発明で用いられる昇華性固体物質から
なる抗菌剤(以下、これを単に「抗菌剤」と称すること
がある)としては、2種以上の昇華性固体物質を併用す
る限り、特に限定はされないが、たとえば、安息香酸、
サリチル酸、3−メチル−4−イソプロピルフェノー
ル、パラオキシ安息香酸エチル等のベンゼン環を有する
化合物、デヒドロ酢酸およびソルビン酸等が好ましい。
これらの抗菌剤は、昇華することによって髭屑等に付着
するばかりでなく、電気カミソリを水洗いする際、微量
に溶けだすことによっても髭屑等に付着して、微生物の
繁殖を抑えることができるからである。
【0013】刃部の保護カバーに設けられる抗菌剤の収
納室の形状、大きさ(容積)、数、位置等は、特に限定
されない。抗菌剤の収納室内を刃部の周辺空間内に連通
させる手法としては、特に限定はされないが、たとえ
ば、抗菌剤収納室が設けられた保護カバーの壁に、抗菌
剤収納室内から刃部の周辺空間内へ貫通する穴(貫通
口)を形成しておく方法等が挙げられる。この穴の位
置、大きさ、形状、個数、開口率等は、特に限定はされ
ない。
【0014】抗菌剤の収納方法としては、特に限定され
ないが、たとえば、高温で溶融させた後、凝固させた
り、あるいは、プレスにより固めたりして自由に成型し
た抗菌剤を収納室内に充填する方法が挙げられる。しか
し、これに限定されず、有機溶媒等に抗菌剤を溶解さ
せ、その溶液を布や多孔質体等に含浸させた後、乾燥器
等で溶媒を除去することにより作製した含浸体の形で収
納してもよい。特に、粉体状の抗菌剤を使用する場合
は、収納室の壁に形成された穴(前記貫通口)を、昇華
分子のみが通過可能な材料(和紙、疎水性メッシュ等の
通気性材料)で塞いでおいたり、この材料で作られた袋
の中に抗菌剤を入れたりすることによって、抗菌剤粉体
が脱落しないような方法で収納してもよい。
【0015】抗菌剤の収納量については、カミソリ本体
や刃部保護カバー等の構造と抗菌剤の昇華量(放出量)
等に起因する寿命から自由に決定すればよく、特に限定
されない。
【0016】また、抗菌剤の使用によりカミソリが無臭
あるいは微臭となるため、香料等により香りを付けても
香りの変質が起こらないので、必要に応じて、抗菌剤と
香料とを併用してもよい。そして、抗菌剤と香料を一緒
に成型すれば、香料に徐放性(徐々に揮発する性質)を
持たせることもできる。
【0017】
【作用】電気カミソリの刃部の保護カバー内に収納室を
設け、この収納室に昇華性固体物質からなる抗菌剤を収
納するとともに、この収納室内を刃部の周辺空間に連通
させるようにすると、前記の抗菌剤は、昇華性(徐放
性)で、徐々に気化するため、カミソリの刃部の周辺程
度の空間において、たとえ少量でも、抗菌剤蒸気が拡散
(移動)し、髭屑に付着して、髭屑を抗菌状態にするこ
とによって、安定に長期間にわたり、電気カミソリ内部
での微生物の繁殖を抑え、不快臭の発生を抑えることが
可能になる。
【0018】この発明では、抗菌剤としては、2種以上
の昇華性固体物質を併用するようにしている。すると、
昇華性抗菌剤をただ1種のみ使用した場合に比べて、抗
菌剤全体の昇華性が向上し、しかも抗菌作用が相乗され
る効果が得られるため、単独種の昇華性抗菌剤の使用で
は防菌・防臭効果が不充分である条件下であっても、充
分な防菌・防臭効果を発揮することが可能になる。
【0019】また、前記抗菌剤は、無臭または微臭であ
るため、カミソリ自体は、無臭または微臭の状態を保つ
ことができるので、前述の香料が持つような欠点がなく
なる。さらに、抗菌剤は、電気カミソリの刃部保護カバ
ーに収納して使用されるため、携帯の便を欠くことがな
くなるとともに、抗菌剤が自然に昇華して髭屑に付着す
るため、スプレーで吹きつけたりする必要がないので、
使用方法が煩わしくなくなる。
【0020】
【実施例】以下に、この発明の具体的な実施例を、図面
を用いて詳しく説明する。図1および2は、この発明の
一実施例である電気カミソリの刃部保護カバーを表す。
これらの図にみるように、この刃部保護カバーは、カミ
ソリの刃部Aを収納するための刃部収納部1の外壁面
に、2種以上の昇華性固体物質からなる抗菌剤の収納室
2を有する。この収納室2が設けられた壁3には、刃部
収納部1内に貫通する穴が形成されている。この穴は、
図中、点で表すようにして収納された粉体状の抗菌剤が
脱落しないように通気性材料4で塞がれているととも
に、抗菌剤の昇華蒸気が通気性材料4を通って刃部収納
部1内へ移動(拡散)して、髭屑等に付着し、微生物の
繁殖を抑え、不快臭の発生を抑えることができるように
なっている。また、この収納室2の天井材5は、収納室
2の蓋になっていて、これを外して、抗菌剤を補充でき
るようになっている。抗菌剤の収納室は、図では、刃部
収納部の外壁面に設けられているが、抗菌剤の収納室の
設置位置は、これに限定されない。たとえば、刃部収納
部側に設けられていてもよいのである。
【0021】以下に、この発明のより具体的な実施例と
比較例を示すが、この発明は、下記実施例およびすでに
述べた実施例に限定されない。 −実施例1− 前述した図1および2にみるような刃部保護カバーの収
納室に、抗菌剤として安息香酸および3−メチル−4−
イソプロピルフェノールの2種類の粉末を0.15gず
つ充填し、蓋をした。ただし、この刃部保護カバーの収
納室の壁に開けた穴を塞ぐ通気性材料としては、ポリエ
ステル製のメッシュ(面積2.5cm2 、開口率34%、
目開き48μm)を用いた。
【0022】−実施例2− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの各粉末0.1g
に加えて、サリチル酸の粉末0.1gを用いるようにし
た以外は実施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部
保護カバーを作製した。
【0023】−実施例3− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの粉末の代わり
に、安息香酸、3−メチル−4−イソプロピルフェノー
ルおよびデヒドロ酢酸を等量ずつ混合したものをプレス
成型して得られた0.1gのプレス抗菌剤を3個用いる
ようにした以外は実施例1と同様にして、抗菌剤を収納
した刃部保護カバーを作製した。
【0024】−実施例4− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの粉末の代わり
に、3−メチル−4−イソプロピルフェノールおよびデ
ヒドロ酢酸を等量ずつ混合したものをプレス成型して得
られた0.1gのプレス抗菌剤を3個用いるようにした
以外は実施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部保
護カバーを作製した。
【0025】−実施例5− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの粉末の代わり
に、デヒドロ酢酸およびソルビン酸を等量ずつ混合した
ものをプレス成型して得られた0.1gのプレス抗菌剤
を3個用いるようにした以外は実施例1と同様にして、
抗菌剤を収納した刃部保護カバーを作製した。
【0026】−比較例1− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、3−メチル−4−イソプロピルフェノールの
単独粉末0.3gを用いるようにした以外は実施例1と
同様にして、抗菌剤を収納した刃部保護カバーを作製し
た。
【0027】−比較例2− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、安息香酸の単独粉末0.3gを用いるように
した以外は実施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃
部保護カバーを作製した。
【0028】−比較例3− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、サリチル酸の単独粉末0.3gを用いるよう
にした以外は実施例1と同様にして、抗菌剤を収納した
刃部保護カバーを作製した。
【0029】−比較例4− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、3−メチル−4−イソプロピルフェノール
0.1gを単独でプレス成型して得られたプレス抗菌剤
を3個用いるようにした以外は実施例1と同様にして、
抗菌剤を収納した刃部保護カバーを作製した。
【0030】−比較例5− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、安息香酸0.1gを単独でプレス成型して得
られたプレス抗菌剤を3個用いるようにした以外は実施
例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部保護カバーを
作製した。
【0031】−比較例6− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、サリチル酸0.1gを単独でプレス成型して
得られたプレス抗菌剤を3個用いるようにした以外は実
施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部保護カバー
を作製した。
【0032】−比較例7− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、デヒドロ酢酸0.1gを単独でプレス成型し
て得られたプレス抗菌剤を3個用いるようにした以外は
実施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部保護カバ
ーを作製した。
【0033】−比較例8− 実施例1において、抗菌剤として、安息香酸および3−
メチル−4−イソプロピルフェノールの2種類の粉末の
代わりに、ソルビン酸0.1gを単独でプレス成型して
得られたプレス抗菌剤を3個用いるようにした以外は実
施例1と同様にして、抗菌剤を収納した刃部保護カバー
を作製した。
【0034】以上の実施例1〜5および比較例1〜8で
得られた刃部保護カバーを装着した電気カミソリについ
て、以下の試験を行った。3名の男性(パネラーA、
B、CまたはパネラーD、E、F)に毎朝、それぞれの
電気カミソリで髭を剃ってもらった。髭剃りをしないと
きは、各例で得られた、抗菌剤を収納した刃部保護カバ
ーを装着して、温度25℃、相対湿度70%の条件下で
保存した。髭剃りは、6日間続け、6日目の髭剃り終了
後、カミソリを水洗いした。
【0035】このような髭剃り試験中、毎日、髭剃り前
に、同程度の嗅覚を有する10名のパネラーに電気カミ
ソリの臭いを嗅いでもらい、臭気強度官能試験をして、
臭気強度の平均値を求めた。臭気強度は、0、1、2、
3、4、5の6段階の数値で評価し、臭気強度0は「無
臭」、1は「わずかににおう」、2は「弱くにおう」、
3は「楽にわかる」、4は「強くにおう」、5は「強烈
ににおう」をそれぞれ意味する。
【0036】このようにして得られた、3名の男性が使
用した電気カミソリの毎日の臭気強度平均値を図3〜1
5のグラフにプロットして示した。なお、これらのグラ
フにおいて、「●」は、2種以上の抗菌剤を収納した刃
部保護カバーを装着した実施例の電気カミソリに関する
臭気強度を示し、「○」は、単独種の抗菌剤を収納した
刃部保護カバーを装着した比較例の電気カミソリに関す
る臭気強度を示す。
【0037】7日後、各男性が使用したカミソリに付着
した生菌数をコロニーカウント法で測定した。各例の抗
菌剤を収納した刃部保護カバーを温度25℃、相対湿度
70%の恒温槽内に60日間放置した場合の抗菌剤の昇
華量を測定した。それらの結果を表1および2に示し
た。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】表1〜2および図3〜15にみるように、
2種類以上の抗菌剤を収納した実施例の刃部保護カバー
を装着した電気カミソリは、単独種の抗菌剤を収納した
刃部保護カバーを装着した比較例の電気カミソリに比べ
て、髭屑中における微生物の繁殖を抑えるとともに、不
快臭の発生を抑えることができることが確認された。
【0041】
【発明の効果】この発明にかかる、抗菌剤を収納した刃
部保護カバーを備えた電気カミソリによれば、安定に長
期間にわたり、電気カミソリ内部での微生物の繁殖を抑
え、不快臭の発生を容易に抑えることができる。抗菌剤
としては、2種以上の昇華性固体物質が併用されるた
め。単独種の昇華性抗菌剤の使用では防菌・防臭効果が
不充分である条件下であっても、充分な防菌・防臭効果
を発揮することができる。また、カミソリ自体を、無臭
または微臭の状態に保つことができるので、香料が持つ
ような欠点がない。さらに、前記のように、抗菌剤が刃
部保護カバーに収納して使用されるため、携帯の便を欠
くことがないとともに、抗菌剤をスプレーで吹きつけた
りする必要がなく、自然に前記の効果を発揮することが
できるので、使用方法が煩わしくない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である電気カミソリの刃部
保護カバーを表す側断面図である。
【図2】上記刃部保護カバーを表す一部切り欠き正面断
面図である。
【図3】実施例1の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図4】実施例2の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図5】実施例3の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図6】実施例4の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図7】実施例5の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図8】比較例1の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図9】比較例2の電気カミソリに関する毎日の臭気強
度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミソ
リ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図10】比較例3の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図11】比較例4の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図12】比較例5の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図13】比較例6の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図14】比較例7の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【図15】比較例8の電気カミソリに関する毎日の臭気
強度官能試験の結果を、3名の男性が使用した電気カミ
ソリ1台当たりの平均値としてプロットしたグラフであ
る。
【符号の説明】
2 収納室 A 刃部
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】この発明で用いられる昇華性固体物質から
なる抗菌剤(以下、これを単に「抗菌剤」と称すること
がある)としては、2種以上の昇華性固体物質を併用す
る限り、特に限定はされないが、たとえば、安息香酸、
サリチル酸、3−メチル−4−イソプロピルフェノー
ル、パラオキシ安息香酸エチル等のベンゼン環を有する
化合物、デヒドロ酢酸およびソルビン酸等が好ましい。
これらの抗菌剤は、昇華することによって髭屑等に付
て、微生物の繁殖を抑えることができるからである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】
【発明の効果】この発明にかかる、抗菌剤を収納した刃
部保護カバーを備えた電気カミソリによれば、安定に長
期間にわたり、電気カミソリ内部での微生物の繁殖を抑
え、不快臭の発生を容易に抑えることができる。抗菌剤
としては、2種以上の昇華性固体物質が併用されるた
単独種の昇華性抗菌剤の使用では防菌・防臭効果が
不充分である条件下であっても、充分な防菌・防臭効果
を発揮することができる。また、カミソリ自体を、無臭
または微臭の状態に保つことができるので、香料が持つ
ような欠点がない。さらに、前記のように、抗菌剤が刃
部保護カバーに収納して使用されるため、携帯の便を欠
くことがないとともに、抗菌剤をスプレーで吹きつけた
りする必要がなく、自然に前記の効果を発揮することが
できるので、使用方法が煩わしくない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B26B 19/38 D 7041−3C // A01N 25/00 102 7457−4H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃部の保護カバーを備えた電気カミソリ
    であって、前記保護カバー内に、少なくとも2種の昇華
    性固体物質からなる抗菌剤の収納室を有し、この収納室
    内が刃部の周辺空間に連通していることを特徴とする電
    気カミソリ。
  2. 【請求項2】 昇華性固体物質が、安息香酸、サリチル
    酸、3−メチル−4−イソプロピルフェノール、パラオ
    キシ安息香酸エチル、デヒドロ酢酸およびソルビン酸か
    らなる群の中から選ばれたものである請求項1記載の電
    気カミソリ。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6372603A (ja) * 1986-09-16 1988-04-02 Agency Of Ind Science & Technol 蒸散性防虫剤組成物
JPH0229667U (ja) * 1988-08-12 1990-02-26
JPH02142705A (ja) * 1988-11-25 1990-05-31 Daiwa Kagaku Kogyo Kk 屋内塵性ダニ類の殺ダニ剤
JP3030971U (ja) * 1996-04-26 1996-11-12 衛 江口 折たたみ式、釣竿かけ具

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